JPH0628441B2 - 高速再生機能を有する情報再生装置 - Google Patents

高速再生機能を有する情報再生装置

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JPH0628441B2
JPH0628441B2 JP61194449A JP19444986A JPH0628441B2 JP H0628441 B2 JPH0628441 B2 JP H0628441B2 JP 61194449 A JP61194449 A JP 61194449A JP 19444986 A JP19444986 A JP 19444986A JP H0628441 B2 JPH0628441 B2 JP H0628441B2
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徹 秋山
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、情報再生装置に関し、特にビデオディスク等
の記録ディスクに記録されている情報を高速再生する機
能を有する装置に関する。
背景技術 情報再生装置としてスキャン動作すなわち指令が発せら
れている間に亘って記録ディスクの記録情報を高速再生
する機能を有する第7図に示す如き装置が既に考案され
ている。同図において、1は光検出器である。光検出器
1は、3ビーム法によってトラッキング誤差の検出が行
なえるように形成されているピックアップ内に格納され
ている。光検出器1のエレメント1a及び1cにはトラ
ッキング誤差検出用の副ビームが記録ディスクに照射さ
れて形成された光スポットからの反射光が入射する。こ
れらエレメント1a,1cの各出力は、減算器2に供給
されてトラッキングエラー信号bが生成される。また、
光検出器1のエレメント1bには情報検出用の主ビーム
が記録ディスクに照射されて形成された光スポット(情
報検出点)からの反射光が入射する。このエレメント1
bの出力は、FM復調器3に供給されてビデオ信号eが
再生される。
減算器2の出力は、ループスイッチ4を介してイコライ
ザ5に供給されている。イコライザ5において、トラッ
キングエラー信号の位相補償がなされる。イコライザ5
の出力aは、トラッキングアクチュエータ6に駆動信号
として印加されてトラッキングサーボループが形成され
ている。また、このイコライザ5の出力aは、ウインド
コンパレータ7及びモータ駆動回路8に供給されてい
る。ウインドコンパレータ7は、イコライザ5の出力の
レベルの絶対値が所定値以上になったとき出力が高レベ
ルとなるように構成されている。このウインドコンパレ
ータ7の出力cは、単安定マルチバイブレータ(以下、
単安定マルチと略記する)9のトリガ信号となってい
る。単安定マルチ9の出力dは、ループスイッチ4の
オンオフ制御をなす制御信号となっている。ループスイ
ッチ4は、この出力dが低レベルになったときにオフ
(オープン状態)となるように構成されている。
モータ駆動回路8の出力は、スライダモータ10に供給
されている。スライダモータ10は、ピックアップを搭
載しかつディスク半径方向に移動自在なスライダ(図示
せず)を駆動するモータである。モータ駆動回路8は、
イコライザ5の出力に基いてトラッキングアクチュエー
タ6の変位量を検出し、当該変位量が零すなわちトラッ
キングアクチュエータ6の可動範囲の中間点に位置する
ようにスライダモータ10によってピックアップのディ
スク半径方向における位置制御を行なう。また、このモ
ータ駆動回路8は、スキャン指令に応答してスライダを
ディスクの外周及び内周方向のうちの一方に所定の速度
で移動させるように構成されている。
以上の構成における各部の動作を第8図を参照して説明
する。第8図(A)は、イコライザ5の出力aの波形
図、同図(B)は、トラッキングエラー信号bの波形
図、同図(C)は、ウインドコンパレータ7の出力cの
波形図、同図(D)は、単安定マルチ9の出力dの波
形図、同図(E)は、FM復調器3から出力されるビデ
オ信号eの波形図である。
スキャン指令令が発せられると、モータ駆動回路8によ
ってスライダが例えばディスクの外周方向に向って移動
する。そうすると、トラッキングアクチュエータ6に駆
動信号として供給されているイコライザ5の出力aのレ
ベルは、スライダの移動速度に応じた傾きで徐々に大と
なる。そうすると、トラッキングアクチュエータ6の変
位量が大となる。しかしながら、イコライザ5の出力a
の絶対値が所定値に達するとウインドコンパレータ7の
出力cが高レベルとなる。そうすると、単安定マルチ9
がトリガされて出力dが単安定マルチ9の時定数に応
じた時間Tに亘って低レベルとなる。この結果、ルー
プスイッチ4が時間Tに亘ってオフ状態となり、トラ
ッキングサーボループがオープン状態になる。そうする
と、トラッキングアクチュエータ6の位置が可動範囲の
中間点に復帰し、ピックアップの情報検出用光スポット
が記録トラックを飛越し移動する。
単安定マルチ9の反転動作が終了してループスイッチ4
がオンになると、トラッキングサーボループが閉成され
るので、ピックアップの情報検出用光スポットが記録ト
ラック上に位置するようになって情報の読取りが開始さ
れる。
以上の如き動作によって高速再生がなされるが、FM復
調器3から出力されるビデオ信号eにはループスイッチ
4がオフになっている間情報の読取りが正常になされ
ず、ノイズが発生する。
そこで、ノイズによる影響を少なくするためにトラッキ
ングサーボループがオープンになる周期Tが十分長く
なるように例えばウインドコンパレータ7における基準
レベルの設定がなされていた。ところが、そうするとア
クチュエータの可動範囲及びピックアップの視野を拡げ
る必要が生じた。また、トラッキングサーボループがオ
ープンになったときにピックアップの情報検出用光スポ
ットの飛越すトラック数が大となり、再生画像の連続性
が維持されず、所望の画像を探し出すことが困難であっ
た。
発明の概要 本発明の目的は、スキャン動作中にノイズのない安定し
た再生画像を得ることができる情報再生装置を提供する
ことである。
本発明による情報再生装置は、情報検出点を形成しかつ
トラッキングサーボループの閉成時においては前記情報
検出点をトラッキングエラー信号に応じて偏倚せしめ前
記トラッキングサーボループの開放時においては前記情
報検出点が可動範囲の中立点に復帰するピックアップを
有し、前記情報検出点のトラック飛越し移動を行なう飛
越し移動動作と前記情報検出点をして情報記録ディスク
の記録情報信号を読取る読取り動作とを交互に行なうこ
とにより高速再生をなす情報再生装置であって、スキャ
ン指令に応答して前記ピックアップを前記記録ディスク
の半径方向に所定の速度で移送する移送手段と、前記ピ
ックアップの移送中に前記トラッキングサーボループを
間欠的に開放及び閉成せしめるサーボ制御手段と、メモ
リと、前記ピックアップの移送中において前記トラッキ
ングサーボループの閉成時点から所定時間経過後に前記
ピックアップによって読み取られた情報信号に基づく再
生垂直同期信号に応答して前記ピックアップによって読
み取られた情報信号に基づく再生ビデオ信号を所定量だ
け前記メモリに書き込む書込制御手段と、前記メモリに
書き込まれた再生ビデオ信号を繰り返し読み出す読出制
御手段とを備えたことを特徴としている。
実施例 以下、本発明の実施例につき第1図乃至第6図を参照し
て詳細に説明する。
第1図において、光検出器1のエレメント1a,1b,
1c,減算器2,FM復調器3,ループスイッチ4,イ
コライザ5,トラッキングアクチュエータ6,モータ駆
動回路8及びスライダモータ10は第7図の装置と同様
に接続されている。しかしながら、本例においてはFM
復調器3から出力されたビデオ信号は、A/D(アナロ
グ/ディジタル)変換器11及び同期分離器12に供給
されている。A/D変換器11において、所定の周期で
ビデオ信号のサンプリングが行なわれ、得られたサンプ
ル値がディジタルデータに変換される。このA/D変換
器11の出力データは、メモリ13に供給される。メモ
リ13にはモード制御及びアドレス制御をなす書込み制
御回路14及び読出し制御回路15の出力が供給されて
いる。書込み制御回路14には同期分離器12によって
ビデオ信号から分離された垂直及び水平同期信号が供給
されている。
書込み制御回路14は、書込み指令に応答して書込み指
令の発生直後に供給された垂直同期信号の発生時から次
の垂直同期信号の発生時までの期間に亘ってライトイネ
ーブル信号iを出力すると同時に所定周期で順次変化す
るアドレスデータを出力するように構成されている。書
込み制御回路14の出力データは、例えば所定周波数の
クロックによってカウントアップしかつ水平同期信号に
よってリセットされるカウンタと、水平同期信号によっ
てカウントアップしかつ垂直同期信号によってリセット
されるカウンタとによって生成することができる。この
書込み制御回路14によってメモリ13に1フィールド
分のビデオ情報を含むデータが書込まれる。また、読出
し制御回路15には同期信号生成回路16によって生成
された垂直及び水平同期信号が供給されている。読出し
制御回路15は、供給された垂直及び水平同期信号に同
期して変化するアドレスデータを発生するように構成さ
れている。読出し制御回路15の出力データは、例えば
書込み制御回路14の出力データと同様にして生成する
ことができる。この読出し制御回路15によってメモリ
13に書込まれている1フィールド分のビデオ情報を含
むデータが所定ビットずつ順次読出されてD/A変換器
17に供給される。D/A変換器17において、メモリ
13から読出されたデータがアナログ信号に変換されて
ビデオ信号kが再生される。
また、ループスイッチ4には指令発生手段として作用す
る発振器18の出力が制御信号として供給されている。
この発振器18の発振出力fは、単安定マルチ19のト
リガ入力となっている。単安定マルチ19の出力端子
から書込み制御回路14に高レベルの書込み指令信号が
供給される。
以上の構成における各部の動作を第2図を参照して説明
する。第2図(A)は、イコライザ5の出力aの波形
図、同図(B)は、トラッキングエラー信号bの波形
図、同図(C)は、発振器18の発振出力fの波形図、
同図(D)は、単安定マルチ19の出力gの波形図、
同図(E)は、FM復調器3から出力されるビデオ信号
eの波形図、同図(F)は、同期分離器12から出力さ
れる垂直同期信号hの波形図、同図(G)は、ライトイ
ネーブル信号iの波形図、同図(H)は、同期信号生成
回路16から出力される垂直同期信号jの波形図、同図
(I)は、D/A変換器17から出力されるビデオ信号
kの波形図である。
スキャン指令が発せられると、第7図の装置と同様にし
てモータ駆動回路8によってスライダが例えばディスク
の外周方向に向って移動する。そうすると、トラッキン
グアクチュエータ6に駆動信号として供給されているイ
コライザ5の出力aのレベルは、スライダの移動速度に
応じた傾きで徐々に大となる。そうすると、トラッキン
グアクチュエータ6の変位量が大となる。また、それと
同時に発振器18の発振動作が起動され、発振出力fが
周期TをもってT時間だけ低レベルとなり、ループ
オープン指令が発せられる。このループオープン指令に
よってループスイッチ4が時間Tに亘ってオフ状態と
なり、トラッキングサーボループがオープン状態にな
る。そうすると、トラッキングアクチュエータ6の位置
が可動範囲の中間点に復帰し、ピックアップの情報検出
用光スポットが記録トラックを飛越し移動する。
発振出力fが高レベルになると、すなわちループオープ
ン指令が解除されると、ループスイッチ4がオンとな
り、トラッキングサーボループが閉成され、情報の読取
りが正常になされ始める。
また、発振出力fが低レベルになったとき単安定マルチ
19がトリガされて出力gが単安定マルチ19の時定
数に応じた時間Tに亘って低レベルとなる。この出
力gが高レベルになると、同期分離器12から出力され
る最初の垂直同期信号hに同期して書込み制御回路14
からライトイネーブル信号iが出力される。このライト
イネーブル信号iは、次の垂直同期信号hが出力される
まで出力される。このライトイネーブル信号iによって
メモリ13に1フィールド分のビデオ情報を含むデータ
が書込まれる。
従って、時間Tが時間Tより、トラッキングサーボ
ループが閉成されてからサーボロックするのに要する時
間ΔTだけ長くなるようにすれば、メモリ13にはノイ
ズのないビデオ情報が格納されることとなる。このメモ
リ13に書込まれたデータが同期信号生成回路16から
の垂直同期信号jによって生成されるアドレスデータに
よって読出されてD/A変換器17からノイズのないビ
デオ信号kが出力される。
第3図は、本発明の他の実施例を示すブロック図であ
り、光検出器1のエレメント1a,1b,1c,減算器
2,FM復調器3,ループスイッチ4,イコライザ5,
トラッキングアクチュエータ6,モータ駆動回路8,ス
ライダモータ10,A/D変換器11,同期分離器1
2,発振器18及び単安定マルチ19は第1図の装置と
同様に接続されている。しかしながら、本例においては
同期分離器12から出力された水平同期信号Hは位相比
較器22に供給されて後述する基準信号との位相差が検
出される。位相比較器22から出力される位相差信号は
時間軸サーボ回路23に供給され、例えば記録ディスク
を回転駆動するスピンドルモータの回転速度の制御、い
わゆるタンジェンシャルサーボ系におけるアクチュエー
タの駆動制御等をなす。
30はVCO(電圧制御発振器)構成の基準発振器であ
り、水平走査周波数f(f=15.734kHz)
のN倍(Nは2以上の整数で、N=m×n)の周波数の
基準クロックpを発生する。この基準クロックpは分周
カウンタ31で1/m(mは2以上の整数)に分周され
てクロックqとなる。この分周クロックqはゲート手段
としてのスイッチ32により選択的に分周カウンタ33
に供給され、当該カウンタ33で更に1/n(nは2以
上の整数)に分周されることにより、水平走査周波数f
のクロックtとなる。そして、この分周クロックtが
先述した位相比較器22の基準信号、即ち時間軸サーボ
系の時間軸基準となるのである。
上記スイッチ32は、ディスクの記録情報の通常再生時
には閉成(オン)状態となり、特殊再生によるトラック
ジャンプ動作時には少なくともそのジャンプ期間だけ開
放(オフ)状態となって分周クロックqを分周カウンタ
33に供給するように、制御回路34によって開閉制御
される。制御回路34は、発振器18の出力fの立下り
エッジにてトリガされて所定パルス幅の単発パルスを発
生する単安定マルチバイブレータ35と、この単発パル
スをデータ(D)入力としかつ同期分離器12からイン
バータ36を介して供給される水平同期信号Hをクロッ
ク(CK)入力とするD−フリップフロップ37とから
なり、このD−フリップフロップ37のQ出力をスイッ
チ32の制御信号とする。
基準発振器30から発生される基準パルスpは、上述し
た如くサーボ系の時間軸基準となると共に、FM復調器
3からのビデオ信号をA/D、D/A変換するためのク
ロックとしてA/D変換器11及びD/A変換器39に
供給される。更に、分周カウンタ31で1/m分周され
て、メモリ40の書込み及び読出し(W/R)クロック
qとしてS→Pレジスタ41及び書込み制御回路42、
更にはインバータ43を介してP→Sレジスタ44及び
読出し制御回路45に供給される。これら書込み制御回
路42及び読出し制御回路45は、第1図の装置におけ
る書込み制御回路14及び読出し制御回路15と同様に
構成されている。W/Rクロックqにより、例えば、そ
の高いレベル期間にA/D変換器11からシリアルデー
タをmサンプル分のパラレルデータに変換するレジスタ
41の出力を一気にメモリ40に転送することにより書
き込みを行ない、又逆にその低レベル期間中にmサンプ
ル分のデータをメモリ40から読み出し、レジスタ44
に転送する動作が行なわれる。
以上から明らかな如く、基準発振器30から発生される
基準パルスpを分周して得られる時間軸基準パルスtに
基づいて時間軸サーボが行なわれるから、ビデオ信号e
は分周カウンタ33の出力である時間軸基準パルスtと
所定の位相で同期化される。これは即ち、基準発振器3
0から発生される基準パルスp及び分周カウンタ31の
出力であるW/Rクロックqとも所定の位相で同期化さ
れていることを意味する。
従って、書込み制御回路42の水平及び垂直リセットパ
ルスとして、前記時間軸基準パルスt及びビデオ信号e
から同期分離器12で分離された垂直同期パルスを用
い、これらパルスによって当該カウンタ42をリセット
することにより、画像平面とメモリ平面とは、1:1か
つ所定の関係に保たれて書き込まれることになる。
なお、書込み制御回路42の水平リセットパルスとし
て、ビデオ信号eから同期分離器12で分離された水平
同期パルスを使用する方法も考えられるが、時間軸サー
ボ系の同期位相のドリフト等によって、時間軸基準パル
スtとビデオ信号eとの間に僅かな位相ずれが発生する
ことになる。W/Rクロックqと時間軸基準パルスtと
の関係は、分周カウンタ33によって定まっており、不
確定性を持たないが、ビデオ信号eとW/Rクロックq
との絶対位相関係は、時間軸サーボ系によって間接的に
定まっているので、ビデオ信号eから得た水平同期パル
スによって書込み制御回路42をリセットすると、W/
R動作サイクルの完了時点でリセットされるとは限ら
ず、不都合が生じることになる。
そこで、書込み制御回路42の水平リセットパルスとし
ては、時間軸基準パルスtを用いることにより、W/R
クロックqとの絶対位相が保たれ、しかも再生信号中に
含まれるノイズの影響も受けず、好ましいのである。
一方、読出し側においては、前述したように、W/Rク
ロックqの低レベル期間中にメモリ40から映像データ
を読み出し、D/A変換器39によって再びアナログ映
像信号に変換される。メモリ40から読み出されるデー
タのアドレスを決定する読出し制御回路45は、書込み
制御回路42と同じW/Rクロックqを使ってカウント
しているが、その水平リセットパルスとしては、W/R
クロックqを分周カウンタ46で1/nに分周して得ら
れる分周パルスrが用いられ、又その垂直リセットパル
スとしては、発振器47から出力される910fの周
波数信号に基づいて同期信号発生器48で発生された複
合同期信号sから垂直同期分離回路49で分離された垂
直同期パルスが用いられる。
複合同期信号s中に含まれる水平同期パルスは水平同期
分離回路50で分離され、位相比較器51に供給されて
分周カウンタ46からの分周パルスrと位相が比較され
る。位相比較器51は両パルスの位相差に応じて基準発
振器30の発振周波数を制御することにより、読出し制
御回路45の水平リセットパルスと複合同期信号sとの
位相を一致させる動作をなす。
従って、読出し制御回路45の水平及び垂直リセットパ
ルスは、記録ディスクから読取られたビデオ信号e中の
同期信号とは無関係で、一定かつ連続な複合同期信号s
によって決定されている。書込み時には、先述した如く
画像平面とメモリ平面とは、1:1かつ所定の関係に保
たれて書き込まれているので、読出し制御回路45によ
ってメモリ平面上のデータを順次読み出して行けば、連
続な映像が得られることになるのである。
以上は、通常の再生(いわゆるプレイ)状態についての
説明であり、このときの各部の信号波形が第4図に示さ
れている。第4図(A)は、基準クロックpの波形図、
同図(B)は、分周クロックqの波形図、同図(C)
は、分周パルスrの波形図、同図(D)は、複合同期信
号sの波形図、同図(E)は、時間軸基準パルスtの波
形図、同図(F)は、ビデオ信号eの波形図、同図
(G)は、ビデオ信号kの波形図である。また、第5図
(A)乃至同図(C)の各々には、FM復調器3から出
力されるビデオ信号による再生画像平面、メモリ平面、
メモリ出力の画像平面がそれぞれ示されている。
次に、スキャン動作時において第1図の装置と同様に第
6図(A)に示す如く発振出力fが低レベルになると、
単安定マルチ35がトリガされて所定パルス幅の負極性
のパルスがD−フリップフロップ37に供給される。そ
うすると、このD−フリップフロップ37のQ出力u
は、第6図(B)に示す如く負極性のパルスのパルス幅
に応じた時間Tだけ低レベルとなってスイッチ32が
オフとなる。そうすると、時間軸サーボの動作が同期分
離器12からの水平同期信号に同期して停止し、かつメ
モリ40への書込みが禁止される。
ここで、Q出力uの低レベルとなる時間Tが発振出力
fの低レベルとなる時間Tと第6図(C)に示す如き
単安定マルチ19の出力gの低レベルとなる時間T
の中間となるようにする。そうすると、Q出力uが高レ
ベルとなって時間軸サーボの動作が開始されるのはトラ
ッキングサーボループが閉成され若干の時間が経過した
のちとなるので時間軸サーボはほぼ瞬時に収束する。ま
た、出力gが高レベルとなって書込み制御回路42に
書込み指令が供給されるのは時間軸サーボが収束したの
ちとなる。従って、メモリ40には時間軸誤差がなくか
つ第1図の装置と同様にノイズのない1フィールド分の
ビデオ情報を含むデータが書込まれ、スキャン動作中に
おいてもノイズ及び時間軸誤差のない安定したビデオ信
号が得られることとなる。
尚、分周カウンタ31の分周値mは、量子化されたデー
タをシリアル−パラレル変換する1つのブロックのサン
プル数を表わし、通常4又は8が適当とされる。また、
この分周値mとカウンタ33の分周値nとの積は映像信
号のサンプリング周波数を決定する訳であるが、光学式
ビデオディスクにおいては、映像低域が4.2MHz程
度であるため、サンプリング定理より、2×4.2MH
z=8.4MHz以上の周波数が必要となる。その半
面、サンプリング周波数を高く選びすぎると、1フィー
ルド又は1フレームの映像を記録するのに必要なメモリ
容量が多くなるので、この観点からすると、サンプリン
グ周波数は低い方が好ましい。従って、効率の良いサン
プリング周波数としては、m=8、n=70〜74のと
きの値である8.81〜9.31MHzが適当である。
D/A変換器39の後段において、メモリ40から読み
出されたビデオ信号(G)に対して複合同期信号sを加
算器53で加算しているが、これはメモリ40の容量を
節約するために、映像信号の水平同期、垂直同期部分が
メモリ40に記録されていないことによる。メモリ40
から読み出された映像信号(G)においては、特殊再生
時にメモリ40に書き込む動作がメモリコントローラ5
2によって禁止される期間が発生し、この結果映像信号
のバースト位相の連続性が失われ、反転する場合が出て
くる。これにより、TV画面のカラー同期が乱れること
になるが、これを防止するために、バースト連続性判別
回路54でバーストの連続性を判別し、140nsecの
遅延線55の入力又はその出力を選択スイッチ56によ
って選択することにより、バースト位相の連続性を保っ
ている。
フィールド判定回路57は、メモリ容量が1フィールド
である場合、書込み側と読出し側とでフィールドの入れ
代りが発生する場合があるので、このとき読出し側のフ
ィールド間で画像の上下関係が入れ代らないように、読
出し制御回路45の垂直スタート位置を制御するために
設けられている。
尚、上記実施例においては、メモリ13,40に1フィ
ールド分のビデオ情報が書き込まれるとしたが、メモリ
13,40には、1本の水平走査像の如く画面の1部に
対応する量のビデオ情報のみが書き込まれるようにして
もよい。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による情報読再生装置は、高速
再生におけるピックアップの移送中において、トラッキ
ングサーボループを間欠的に開放及び閉成せしめるとと
もに、トラッキングサーボループの閉成時点から所定時
間経過後にピックアップによって読み取られた情報信号
に基づく再生垂直同期信号に応答してピックアップによ
って読み取られた情報信号に基づく再生ビデオ信号を所
定量だけメモリに書き込み、メモリに書き込まれた再生
ビデオ信号を繰り返し読み出すので、CAVディスク、
CLVディスクに拘らずスキャン動作中にノイズ及び同
期乱れのない安定な再生ビデオ信号が得られる。
従って、本発明によればノイズや同期乱れのためにトラ
ッキングサーボループをオープンにする周期T(第2
図)を長くする必要がなく、Tを約50msの程度ま
で短くしても1回の周期でメモリには少くとも1フィー
ルド分のビデオ信号が書込め、良好な再生画像が得られ
る。このため、トラッキングアクチュエータの可動範囲
や光学系の視野をスキャン動作のみのために拡げる必要
がなくなり、コストダウンや品質の向上が望めるのであ
る。また、トラッキングサーボループのオープン時にト
ラックの飛越し数が減少するので、スキャン中の画像の
連続性が保て、所望の画像を容易に探し出すことがで
き、操作性も向上することとなる。
本発明はまた、情報検出点を形成するピックアップにお
ける、トラッキングサーボループの閉成時においては情
報検出点をトラッキングエラー信号に応じて偏倚せしめ
トラッキングサーボループの開放時においては情報検出
点が可動範囲の中立点に復帰する、という特徴を利用
し、スキャン指令に応答して当該ピックアップを記録デ
ィスクの半径方向に所定の速度で移送しつつ、そのピッ
クアップ移送中に当該トラッキングサーボループを間欠
的に開放及び閉成せしめることによって、情報検出点の
飛び越し移動動作と読取り動作とを交互に行っている。
従って、かかる飛び越し移動動作を、ピックアップの移
送動作すなわち所定速度での移送動作と間欠的な所定の
トラッキングサーボループ開放タイミングでの当該中立
点復帰動作に基づいて、記録トラックに無関係に常に安
定にして行うことができ、もって上記所定時間経過後に
得られた安定な再生ビデオ信号と相俟って極めて良好な
高速再生動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は、第1図の装置の各部の動作を示す波形図、第3図
は、本発明の他の実施例を示すブロック図、第4図は、
第3図の装置の各部の動作を示す波形図、第5図は、画
像平面及びメモリ平面における各データの位置関係を示
す図、第6図は、第3図の装置のスキャン動作時の各部
の動作を示す波形図、第7図は、従来の情報再生装置を
示すブロック図、第8図は、第7図の装置の各部の動作
を示す波形図である。 主要部分の符号の説明 4……ループスイッチ 13,40……メモリ 14,42……書込み制御回路 15,45……読出し制御回路 18……発振器 19……単安定マルチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報検出点を形成しかつトラッキングサー
    ボループの閉成時においては前記情報検出点をトラッキ
    ングエラー信号に応じて偏倚せしめ前記トラッキングサ
    ーボループの開放時においては前記情報検出点が可動範
    囲の中立点に復帰するピックアップを有し、前記情報検
    出点のトラック飛越し移動を行なう飛越し移動動作と前
    記情報検出点をして情報記録ディスクの記録情報信号を
    読取る読取り動作とを交互に行なうことにより高速再生
    をなす情報再生装置であって、 スキャン指令に応答して前記ピックアップを前記記録デ
    ィスクの半径方向に所定の速度で移送する移送手段と、
    前記ピックアップの移送中に前記トラッキングサーボル
    ープを間欠的に開放及び閉成せしめるサーボ制御手段
    と、メモリと、前記ピックアップの移送中において前記
    トラッキングサーボループの閉成時点から所定時間経過
    後に前記ピックアップによって読み取られた情報信号に
    基づく再生垂直同期信号に応答して前記ピックアップに
    よって読み取られた情報信号に基づく再生ビデオ信号を
    所定量だけ前記メモリに書き込む書込制御手段と、前記
    メモリに書き込まれた再生ビデオ信号を繰り返し読み出
    す読出制御手段とを備えたことを特徴とする高速再生機
    能を有する情報再生装置。
JP61194449A 1986-08-19 1986-08-19 高速再生機能を有する情報再生装置 Expired - Lifetime JPH0628441B2 (ja)

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