JPH0666107B2 - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH0666107B2
JPH0666107B2 JP57030977A JP3097782A JPH0666107B2 JP H0666107 B2 JPH0666107 B2 JP H0666107B2 JP 57030977 A JP57030977 A JP 57030977A JP 3097782 A JP3097782 A JP 3097782A JP H0666107 B2 JPH0666107 B2 JP H0666107B2
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circuit
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充郎 守屋
亮 一之瀬
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、記録された信号のトラックあるいは信号を記
録するためのトラックを有する記録担体を、そのトラッ
クに沿って変換手段を走査せしめて信号の再生を行う再
生装置に関するものである。
このような再生装置において、変換手段の走査位置を隣
りのトラックまたは他のトラック上に移動させるトラッ
ク飛び越し走査が極めて重要な役割を果している。
例えば、映像信号が記録されている記録担体より信号を
再生する光学式ビデオディスク装置において、スローモ
ーション再生,クイックモーション再生等の特殊再生は
上記トラック飛び越し走査を行なわせている。
また、記録担体上の各トラックに番地信号を記録してお
き、この番地信号を基にして所望するトラックを検索す
る検索装置においても、トラック飛び越し走査を行なわ
せて所望するトラックの検索を行なっている。また多数
の曲が記録されている記録担体より音声信号を再生すデ
ィジタル・オーディオ・ディスク装置において、曲の頭
出しはトラック飛び越し走査によって行なっている。
上述した光学式ビデオディスク装置における特殊再生,
検索装置における所望するトラックの検索あるいはディ
ジタル・オーディオ・ディスク装置における曲の頭出し
等は、高速かつ高信頼性を要求されており、これらの要
求を満す為には、トラック飛び越し走査を高速かつ安定
に行なわせることが極めて重要である。
本発明の目的は、安価かつ簡単な構成で高速かつ安定な
トラック飛び越し走査を行なわせる再生装置を提供せん
とすることである。
従来のトラック飛び越し走査について、光学式記録再生
装置を例にとって説明する。
光学式記録再生装置は、半導体レーザ等の光源から発生
する光ビームを強弱に変調して記録担体に信号を記録
し、光源から発生する光ビームを一定にして記録担体に
記録されている信号を再生する装置であり、以下この装
置の構成を簡単に説明する。
装置に使用する円盤状の記録担体(以下記録円盤と呼
ぶ。)は、第1の移動手段例えばモータの回転軸に取り
付けられて所定の回転数で回転している。記録円盤は基
材、同心円状あるいは渦巻状の凹凸の溝(以下トラック
と呼ぶ。)を有する層、記録材料層及び保護層より構成
されており、各トラックには内周から外周に向って順次
番地信号が設けてある。変換手段は光源、光源より発生
した光ビームを記録円盤の基材側より照射し記録材料層
上に収束させる為の光学系及び記録円盤からの反射光を
検出する為の光検出器より構成されている。光学系の一
部分は第2の移動手段に取り付けてあり、第2の移動手
段によって記録円盤上に照射している光ビームがトラッ
ク方向と略々垂直な方向に移動するように構成されてい
る。この第2の移動手段及び変換手段全体は移送台に取
り付けてあり、第3の移動手段例えばリニアモータによ
って移送台と一体となって記録円盤の半径方向に移動
し、この時の移送台の移動量は外部スケール例えばリニ
アエンコーダによって計測出来るように構成されてい
る。また第3の移動手段はトラッキング制御が動作して
いる場合、第2の移動手段が自然の状態を中心に移動す
るように制御(以下この制御を移送制御と呼ぶ。)され
ている。
以上光学式記録再生装置の構成について説明したが、こ
の装置における所望するトラックの検索について以下説
明する。
検索のシステムは、マイクロコンピュータ(以下マイコ
ンと呼ぶ。)を使って構成されている。装置に所望する
トラックの番地A0を入力すると、マイコンは現在光ビー
ムが位置しているトラックの番地A1を読み取り、(A1
A0)を計算し、|A1−A0|≧N(Nは正の整数)ならば、
トラッキング制御及び移送制御を不動作にし、第3の移
動手段を駆動して記録円盤上の光ビームを移動させる。
マイコンは移送台の移動量を外部にスケールより計測
し、所望するトラック付近に光ビームが来たことを検出
して第3の移動手段を停止させ、その後にトラッキング
制御及び移送制御を動作させて光ビームが位置している
トラックの番地A2を読み取る。A0=A2であれば検索は終
了するが、|A2−A0|≧Nであれば再度上述したように第
3の移動手段を不動作にして第2の移動手段を駆動し、
記録円盤上の光ビームが横切ったトラックを計数して所
望するトラック上に光ビームが来たことを検出し、第2
の移動手段を停止させた後に再びトラッキング制御及び
移送制御を動作させ(以下このことをジャンピング走査
と呼ぶ。)、光ビームが位置しているトラックの番地A3
を読み取る。A0=A3であれば検索は終了であるが、A0
A3でれば上述したことを繰り返して行ない、所望するト
ラックを検索する。
上述した従来の装置における欠点は、外部スケールを使
用している為に装置が複雑かつ高価となり、また移送台
の質量が大きくなり移送台を高速に移送する為に第3の
移動手段は高出力のものを使用せねばならなかった。
また記録円盤を第1の移動手段で回転させると記録円盤
上のトラックは偏心を生じる。トラッキング制御を動作
させた時に光ビームが位置しているトラックを必ず追跡
するには、光ビームとトラックの最大相対速度に対して
トラッキング制御系が引き込む応答性を有する必要があ
り、この為にはトラッキング制御系のループゲインを極
めて大きくしなければならない。トラッキング制御系の
ループゲインを大きくとる為には、トラッキング制御信
号のS/N(信号対雑音比)及び第2の移動素子の特性
を良好にすることは言うまでもないが、記録円盤の反射
率変化、塵埃等による光量減少、光源から発生する光ビ
ームの光量変化等種々のトラッキング制御系のゲイン変
化に対する余裕を考える必要があり、上述したようなト
ラッキング制御系のループゲインを得るように制御系を
設計することは極めて困難である。従来の装置において
は、トラッキング制御系のループゲインが低く、トラッ
キング制御を動作させた時に光ビームが位置しているト
ラックに引き込まれず、光ビームとトラックの相対速度
が遅くなった時初めて光ビームがトラックを追跡するよ
うにトラッキング制御がかかることがあり、従ってトラ
ッキング制御を動作させた時から実際にトラッキング制
御がかかるまでの時間(以下これをトラッキング制御系
の引き込み時間と呼ぶ。)が長くなることがしばしばあ
った。またトラッキング制御系のループゲインが低い為
にジャンピング走査も安定せず、所望するトラックを検
索する時間(以下これを検索時間と呼ぶ。)が長くなっ
ていた。
本発明は上記従来の欠点を除去する為に、トラッキング
制御がかかっている状態の制御系の信号を記憶する為の
記憶手段と、記憶手段の信号をトラッキング制御系の信
号に重畳して加える為の合成手段とを設け、トラッキン
グ制御を不動作にした時、第2の移動手段が記憶手段の
信号に応じて移動するように構成し、トラッキング制御
が不動作の時、記録担体上のトラックと変換手段の走査
位置の相対速度を減少させようとするものである。
装置の電源をONにした場合、あるいは記録担体を装填し
た場合に、第1の移動手段によって記録担体と変換手段
が所定の移動状態になった後にトラッキング制御が動作
している状態のトラッキング制御系の信号を第1の移動
手段の移動に同期して記憶手段に記憶させ、その後に記
憶手段に記憶させた信号を第1の移動手段の移動に同期
して読み出し、この信号を合成手段に入力する。記憶手
段がトラッキング制御系の信号の記憶を完了するまで装
置は準備状態を表わす表示をすると共に、如何なる命令
(例えば所望するトラックの検索等)も受け付けないよ
うにする。第1の移動手段は一定の周期を有しており、
従って記憶手段の記憶及び読み出しを容易にする為に、
記憶手段は第1の移動手段のM周期(ただしMは正の整
数)に相当するトラッキング制御系の信号を記憶するよ
うに構成することが望ましい。
第1の移動手段が基準の信号と第1の移動手段の移動に
より得られる信号との比較によって制御されて移動して
いる場合に、この基準の信号または基準の信号に同期し
た信号によって記憶手段の記憶及び読み出しを行なわせ
てもよい。
長時間に渡って第1の移動手段が駆動され続けると、温
度あるいは湿度変化等によって記録担体が変形してトラ
ッキング制御系の信号が変化することがある。また記録
担体の場所によってトラックの形状が多少変化している
ことがあり、この為に、記録担体の場所によってトラッ
キング制御系の信号が変化する。記憶手段が記憶した時
のトラックの形状と異なった形状のトラック上にトラッ
キング制御がかかっている状態でトラッキング制御を不
動作にした時、変換手段の走査位置とトラックの相対速
度が大きくなり、前述したようにトラック飛び越し走査
が安定に行なわれなくなる。
上述したような状態が生じた場合、本発明は再度記憶手
段にトラッキング制御系の信号を記憶させ、トラッキン
グ制御を不動作にした時変換手段の走査位置とトラック
の相対速度が常にある範囲内になるように構成する。例
えば、記憶手段の読み出し信号と合成手段の出力信号を
比較する比較手段を設け、トラッキング制御がかかって
いる状態における比較手段の信号がある一定の値より大
きくなった場合に、記憶手段の読み出しを停止し再度ト
ラッキング制御系の信号を記憶手段に記憶させるように
構成してもよいし、また合成手段に入力されているトラ
ッキング制御系の信号がある一定の値より大きくなった
場合に再度トラッキング制御系の信号を記憶手段に記憶
させるように構成してもよい。
記憶手段は第1の移動手段の周期のある一定の所から記
憶及び読み出しを開始し、第1の移動手段を所定の速度
で移動させる為の基準信号または基準信号に同期した信
号に同期して記憶及び読み出しを行なわせることが出来
るし、また第1の移動手段の周期に対応した基準信号に
同期して記憶及び読み出しを開始し、第1の移動手段の
移動に同期して記憶及び読み出しを行なわせることが出
来る。
本発明は従来例で説明した第2の移動手段及び第3の移
動手段を有し所望するトラックを検索する装置に適応出
来ることは言うまでもないが、第3の移動手段を設け
ず、第2の移動手段のみで所望するトラックを検索する
装置にも適応することが出来る。
第2の移動手段のみで所望するトラックを検索する装置
においては、記憶手段の信号と第2の移動手段を記録担
体の半径方向に移動させる信号を合成した信号を第2の
移動手段に加え、記憶手段の信号に応じた第2の移動手
段を移動させながら第2の移動手段を記録担体の半径方
向に移動させるようにすればよい。
また本発明の適応出来る装置は極めて広く、磁気式記録
再生装置,光磁気式記録再生装置,容量式再生装置等に
も適応することが出来る。
以下図面を参照して本発明を実施例をあげ詳細に説明す
る。尚、図面の説明に用いる番号において同じものにつ
いては同一番号を用いる。
第1図は光学式記録再生装置に本発明を適応した一実施
例であり、この装置の構成について説明する。
記録円盤1はアクリル等の基材、同心円状の凹凸の溝を
有するUV層(ウルトラバイオレット層),記録材料層及
び保護層より構成されており、溝には予め内周から外周
方向に向って順次の番地信号が記録されている。この記
録円盤1はモータ2の回転軸3に取り付けられており、
装置を動作させている通常の状態においては、所定の回
転数で回転されている。半導体レーザ4より発生した光
ビーム5は、カップリングレンズ6及びビームスプリッ
ター7を通過して反射鏡8によって反射され、収束レン
ズ9によって記録円盤1の基材側から記録材料層上に照
射され、この反射光10は再び収束レンズ9を通過し、反
射鏡8及びビームスプリッター7によって反射されて光
検出器11上に照射されるように構成されている。装置が
動作している通常の状態においては、記録円盤1上に照
射されている光ビーム5は記録材料層上に収束するよう
に焦点制御されているが、本発明と直接関係しないので
詳述な構成説明は省略する。また記録再生時において、
記録円盤1の記録材料層上に収束されている光ビーム5
は、凹凸の溝(トラック)上に位置するようにトラッキ
ング制御されているが、このトラッキング制御について
は後に詳述する。光源4,カップリングレンズ6,ビームス
プリッター7,反射鏡8,トラッキング素子12,光検出器11
及び速度検出器の可動部13は移送台14に取り付けられて
おり、一体となって記録円盤1の半径方向に移動出来る
ように構成されている。トラッキング素子12はトラッキ
ング制御する為の素子であり、収束レンズ9を記録円盤
1の半径方向に移動出来るように構成されている。また
速度検出器は移送台14の移動速度を検出する為のもので
あり、可動部13と固定部15により構成されている。ま
ず、モータ2の回転制御について簡単に説明する。周波
数発生器16はモータ2の回転速度に応じた周波数の信号
を発生するものであり、回転部と固定部とに分かれてお
り、回転部は回転軸3と共に回転するように構成されて
いる。一回転検出器19は固定部17と回転軸3と共に回転
する回転部18とより構成されており、モータ2が1回転
するたびに信号を発生する。回転速度検出回路20には周
波数発生器16の信号が入力されており、モータ2の回転
速度を検出出来るように構成されている。波形整形回路
21には1回転送出器19の信号が入力されており、波形整
形回路21は1回転検出器19の信号を波形整形する。基準
信号発生回路22はモータ2を回転させる為の基準信号を
発生するものである。位相比較器23には、波形整形回路
21及び基準信号発生回路22の信号が入力されており、位
相比較器23はこの2つの信号の位相差に応じた信号を出
力する。合成回路24には位相比較器23及び回転速度検出
回路20の信号が入力されており、合成回路24はこの2つ
の信号を合成した信号を出力し、合成回路24の出力はス
イッチ25を介してモータ2に入力されている。スイッチ
25は記録円盤1を交換する場合等においてモータ2の回
転を停止させる為のものであり、スイッチ25の開閉はA
端に入力される信号によって行なわれる。スイッチ25が
開放にされていて、モータ2が停止している状態でA端
にモータ2を回転させる為の信号が入力されると、スイ
ッチ25は短絡し、合成回路24の信号がモータ2に伝達さ
れてモータ2は回転を始める。モータ2は所定の回転速
度になるように速度制御されると共に、基準信号発生回
路22の信号と1回転検出器19の信号が所定の位相関係に
なるように位相制御される。
次にトラッキング制御について説明する。光検出器11は
2分割構造になっており、その分割線の方向は反射光10
に含まれるトラックパターンのトラック方向である。光
検出器11のそれぞれの出力は差動増幅器26に入力されて
おり、差動増幅器26は光検出器11のそれぞれの出力の差
信号を出力する。差動増幅器26の出力が記録円盤1上の
光ビーム5とトラックの位置関係を表わす信号となるこ
とは周知である。差動増幅器26の出力は、トラッキング
制御系の位相を補償する為の位相補償回路27、トラッキ
ング制御及び後に詳述するも移送制御を共に不動作にす
る為のスイッチ28、合成回路29、トラッキング素子12を
駆動する為の駆動回路30を介してトラッキング素子12に
加えられトラッキング素子12は収束レンズ9を記録円盤
1の半径方向に移動させることによって記録円盤1に照
射している光ビーム5をトラックと略々垂直な方向に移
動出来るように構成されている。スイッチ28が短絡され
ている場合には、記録円盤1上に収束された光ビームが
トラック上に位置するようにトラッキング制御されると
共に、差動増幅器26の信号は位相補償回路27,スイッチ2
8,リニアモータ31を駆動する為の駆動制御回路32を介し
てリニアモータ31に加えられ、リニアモータ31は移送台
14を記録円盤1の半径方向に移送し、差動増幅器26の出
力が平均的に零になるように、すなわちトラッキング素
子12が自然の状態を中心に移動するように移送制御され
る。速度検出器の固定部15の信号、すなわち、移送台14
の移動速度信号は駆動制御回路32に入力されており、速
度制御をかけることによってリニアモータ31の駆動制御
をより安定にしている。スイッチ28が開放にされている
場合には、トラッキング制御及び移送制御は共に不動作
となる。
信号の記録及び再生について簡単に説明する。記盤円盤
1が所定の回転状態にあり、かつ焦点制御,トラッキン
グ制御及び移送制御が動作している状態で、記録信号に
応じて光源4から発生する光ビーム5を強弱に変調する
と、強い光ビーム5が照射された所の記録材料が変化し
て信号が記録される。記録材料としてはTe系の酸化物等
種々のものが知られているが、本発明と直接関係しない
ので詳述するのを避ける。記録されている信号を再生す
る場合には、光ビーム5を弱い一定の光量にし、反射光
10を光検出器11で受光し、光検出器11のそれぞれの合成
信号を得て行なっている。
トラッキング制御系の信号を記憶させ、その後に記憶さ
せたトラッキング制御系の信号をトラッキング制御系に
加える構成について説明する。装置の電源がONされモー
タ2が回転を始めた場合、あるいはA端にモータ2を回
転させる信号が発生した場合、モータ2は前述したよう
に所定の回転速度になるように速度制御されると共に、
基準信号発生回路22の信号と1回転検出器19の信号が所
定の位相関係になるように位相制御される。回転速度検
出回路20及び位相比較器23の信号は同期検出回路33に入
力されており、同期検出回路33はモータ2が所定の回転
状態に制御されたことを検出し、HIGH信号を記憶指令回
路34に伝達する。同期検出回路33の出力がHIGH状態とな
ると、記憶指令回路34はHIGH信号をOR回路35に伝達し、
OR回路35の出力はHIGH状態となる。OR回路35の出力はス
イッチ28の開閉を動作させる為の入力端に入力されてお
り、OR回路35の出力がHIGH状態となるとスイッチ28は短
絡し、トラッキング制御及び移送制御が動作する。トラ
ッキング制御及び移送制御が共に動作した後に、記憶指
令回路34はモータ2の1回転期間HIGH状態となる記憶指
令信号をAND回路36,37及び38に伝達する。周波数発生器
16の信号はAND回路40に、AND回路40の出力はモノステー
ブルマルチバイブレータ41(以下モノマルチ41と呼
ぶ。)に、モノマルチ41の出力はAND回路38及び計数器4
2のCK入力端に、波形整形回路21の出力は計数回路42のC
LR入力端に、計数回路42の計数出力は比較回路43及び記
憶回路44のアドレス入力端にそれぞれ入力されている。
モノマルチ41はAND回路40の信号の立上りにより動作し
所定の幅のパルス信号を発生し、計数回路42はモノマル
チ41の信号を計数し、かつ波形整形回路21の信号により
零にクリヤーされ、比較回路43は計数回路42の計数出力
が所定の値に達するとLOW信号を出力する。モータ2が
1回転する期間で発生する周波数発生器16のパルス数を
N0(N0は正の整数)とすると、比較回路43の比較数値N1
はN0以下の正の整数に設定する。比較回路43の出力は、
計数回路42が波形整形回路21の信号により零にクリヤー
されたのと同時にHIGH状態となり、計数回路42の計数出
力がN1になったのと同時にLOWとなる。従って計数回路4
2の計数出力はN1より大きい値となることはない。AND回
路38の信号はフリップフロップ回路45(以下F−F回路
45と呼ぶ。)のS入力端に、位相補償回路27の出力はサ
ンプルホールド回路46(以下S&H回路46と呼ぶ)に、
S&H回路46の出力はアナログ信号をディジタル信号に
変換するA−D変換器47に、F−F回路45の出力は、S
&H回路46のサンプルホールド動作をさせる為の入力端
及びモノマルチ48に、モノマルチ48の出力はA−D変換
器47の変換動作を開始させる為の入力端に、A−D変換
器47の変換終了信号はモノマルチ49及び50に、モノマル
チ49の出力はF−F回路45のR入力端及びAND回路36
に、モノマルチ50の出力はAND回路37に、AND回路36の出
力はA−D変換器47の変換した値を出力させる為の入力
端に、AND回路37の出力は記憶回路44の記憶動作をさせ
る為の入力端に、A−D変換器47の変換出力は記憶回路
44にそれぞれ入力されている。前述したように記憶指令
回路34が記憶指令信号を出力すると、AND回路38はモノ
マルチ41のパルス信号をF−F回路45に伝達し、F−F
回路45はモノマルチ41のパルス信号の立上りと同時にHI
GH状態となる。S&H回路46はF−F回路45の出力がHI
GH状態となる直前の値をホールドし、この値をA−D変
換器47に伝達する。またモノマルチ48はF−F回路45の
出力の立上りに同期して所定の幅のパルス信号を出力
し、この信号をA−D変換器47に伝達する。A−D変換
器47はモノマルチ48の信号により変換を開始しS&H回
路46のアナログ出力をディジタル信号に変換する。A−
D変換器47は変換が終了するとHIGH信号をモノマルチ49
及び50に伝達し、モノマルチ49及び50はA−D変換器47
の変換終了信号の立上りに同期して所定の幅のパルス信
号をそれぞれ出力する。モノマルチ49の出力のパルス幅
はモノマルチ50の出力のパルス幅よりも広く設定されて
いる。モノマルチ49にパルス信号が出力されると、F−
F回路45はLOW状態となり、S&H回路46はホールド動
作を停止する。またモノマルチ49のパルス信号はAND回
路36を介してA−D変換器47に伝達され、A−D変換器
47はモノマルチ49の出力がHIGH状態の期間だけ変換した
値を記憶回路44に伝達し、モノマルチ50のパルス信号は
AND回路37を介して記憶回路44に伝達される。記憶回路4
4はAND回路37の出力がHIGH状態の期間のみ記憶モードと
なり、計数回路42の計数出力の番地にA−D変換器47の
変換出力を記憶する。以上の動作を繰り返して行ない、
記憶回路44は1番地からN1番地までトラッキング制御系
の信号、つまり実施例においては位相補償回路27の信号
をモータ2の回転に同期してディジタル的に記憶する。
トラッキング制御系の信号を記憶回路44に記憶させる動
作のタイミングチャートを第2図に示す。第2図のタイ
ミングチャートは、比較回路43の比較数値N1をモータ2
が1回転する期間で発生する周波数発生器16のパルス数
N0とした場合のものであり、波形(2−a)は波形整形
回路21の信号波形、波形(2−b)は記憶指令回路34か
らAND回路36,37及び38に入力される記憶指令信号波形、
波形(2−c)は周波数発生器16の信号波形、波形(2
−d)はF−F回路45の信号波形、波形(2−e)はモ
ノマルチ48の信号波形、波形(2−f)は比較回路43の
信号波形、波形(2−g)はA−D変換器47からモノマ
ルチ49及び50に入力される変換終了信号波形、波形(2
−h)はモノマルチ49の信号波形、波形(2−i)はモ
ノマルチ50の信号波形をそれぞれ表わしている。波形
(2−c)に記入してある数字は波形(2−b)の信号
がHIGH状態になった時からの立上りエッジに順次の番号
をつけたものである。t0は波形(2−c)のN0番目の立
上りエッジから波形(2−a)の立上りエッジまでの期
間を表わしており、t1は波形(2−c)のN0番目の立上
りエッジから波形(2−i)の立上りエッジまでの期間
を表わしている。t0≧t1になるように1回転検出器19と
周波数発生器16の位置関係を調整しておく。t0<t1のよ
うになっている場合、波形(2−c)に示したN0番目の
立上りエッジから変換を開始したA−D変換器47の変換
信号が記憶回路44のN0番地に記憶されたり記憶されなか
ったりすることがある。記憶回路44のN0番地にトラッキ
ング制御系の信号が記憶されていないのにN0番地の信号
を読み出すと、トラッキング制御系に悪い影響を与え、
場合によっては他のトラックに飛んでしまうことがあ
る。モータ2が1回転する期間で発生する周波数発生器
16のパルス数N0が多く、1回転検出器19と周波数発生器
16の位置関係をt0<t1になるように調整するのが困難の
場合には、比較回路43の比較数値N1を(N0−1)にすれ
ば、1回転検出器19と周波数発生器16の位置関係を調整
する必要がない。比較回路43の比較数値N1を(N0−1)
にしても、モータ2が1回転する期間で発生する周波数
発生器16のパルス数N0が多い場合にはほとんど問題がな
い。
記憶回路44に記憶したトラッキング制御系の信号を読み
出すことについて説明する。記憶指令回路34より出力さ
れる記憶指令信号がLOW状態となると、AND回路37の出力
がLOW状態となり、記憶回路44は読み出しモードとな
る。同時に記憶指令回路34はLOW信号をOR回路35に伝達
し、HIGH信号を情報処理制御装置51及びスイッチ52の開
閉動作を行なわせる為の入力端に伝達する。スイッチ52
は短絡され、記憶回路44は計数回路42の計数出力に応じ
て1番地からN1番地まで記憶した信号をモータ2の回転
に同期して出力する。記憶回路44の出力はディジタル信
号をアナログ信号に変換する為のD−A変換器53に入力
されており、D−A変換器53は変換したアナログ信号を
スイッチ52を介して合成回路29に伝達し、合成回路29は
スイッチ28の信号とスイッチ52の信号を合成した信号を
駆動回路30に伝達する。
トラッキング制御系の信号はモータ2の回転に同期した
成分、時にモータ2の回転周波数成分がほとんどであ
り、スイッチ28が短絡、スイッチ52が開放でトラッキン
グ制御及び移送制御がかかっている状態の位相補償回路
27の出力とD−A変換器53の出力がほぼ等しくなるよう
に調整されている。従ってスイッチ28及び52が短絡され
てトラッキング制御及び移送制御がかかっている状態に
おいては、位相補償回路27の出力信号のうち回転に同期
した成分は極めて小さくなる。また、スイッチ28及び52
が開放の状態で、記録円盤1上に収束されている光ビー
ム5が横切るトラックの本数が極めて多い場合、すなわ
ち記録円盤1の偏心が大きい場合にも、スイッチ28が開
放、スイッチ52が短絡されていれば、トラッキング素子
12がD−A変換器53の信号に応じて移動する為に光ビー
ム5が横切るトラックの本数は極めて減少し、記録円盤
1の偏心が減少したのと等価となる。
記憶指令回路34がHIGH信号を情報処理制御装置51に送る
と、情報処理制御装置51は準備状態から動作可能状態と
なり、記録再生及び検索が出来る状態となる。準備状態
の時、情報処理制御装置51はLOW信号をOR回路35に伝達
し、動作可能状態になると、HIGH信号をOR回路35に伝達
し、トラッキング制御及び移送制御を動作させる。
所望するトラックの検索について簡単に説明する。駆動
制御回路32には計数回路が含まれており、情報処理制御
装置51はこの計数回路に数値をプリセット出来るように
構成されている。差動増幅器26の信号は波形整形回路54
に入力されており、波形整形回路54は差動増幅器の信号
を波形整形し、この信号は駆動制御回路32に含まれてい
る計数回路のクロック入力端に入力されている。所望す
るトラックを検索する為に番地入力装置55に所望するト
ラックの番地B0が入力されると、情報処理制御装置51は
光ビーム5が位置しているトラックの番地B1を読み取
り、(B0−B1)を計算し、(B0−B1)の絶対値が|B0−B
1|≧Nであれば、駆動制御回路32に含まれる計数回路に
(B0−B1)の値をプリセットし、同時にトラッキング制
御及び移送制御を不動作にする為のLOW信号をOR回路35
に伝達する。駆動制御回路32はリニアモータ31を駆動し
て移送台14を記録円盤1の半径方向に移送する。移送台
14が移送されると、波形整形回路54の出力には光ビーム
5がトラックを横切った信号が出力される。駆動制御回
路32に含まれる計数回路はこの光ビームが横切ったトラ
ック数を計数し、|B0−B1|本目のトラック上に光ビーム
が来た時にリニアモータ31の移送を停止させ、同時に一
致信号を情報処理制御装置51に伝達する。情報処理制御
装置51はトラッキング制御及び移動制御を動作させる為
のHIGH信号をOR回路35に伝達し再び光ビーム5が位置し
ているトラックの番地B2を読み取る。B0=B2であれば検
索を終了するが、|B0−B2|≧Nであれば再度上述したよ
うにリニアモータ31を駆動する。|B0−B2|<Nであれば
情報処理制御装置51はジャンピング走査(省略)を行な
わせるジャンピング走査はトラッキング制御及び移送制
御を不動作にしてトラッキング素子12を駆動し光ビーム
5がトラックを横切ったのを検出することによって|B0
−B2|本目のトラック上に光ビーム5が来たことを検出
し、再びトラッキング制御及び移動制御を動作させて行
なわれる。ジャンピング走査が終了すると情報処理制御
装置51は光ビーム5が位置しているトラックの番地B3
読み取り、B0≠B3の場合は上述したことを繰り返し所望
するトラックを検索する。
長時間装置を動作させ続けると、記録円盤1の熱的変形
等により、偏心状態が変化することがあり、本発明は記
憶回路44に記憶した偏心の状態と記録円盤1のトラック
の実際の偏心の状態がある範囲内で合っているかどうか
のチェックをもしている。これについて説明すると、チ
ェック回路56には位相補償回路27の信号と情報処理制御
装置51のトラッキング制御及び移送制御を動作させる信
号が入力されている。チェック回路56は情報処理制御装
置51がトラッキング制御及び位相制御を動作させている
状態のときの位相補償回路27の信号の大きさを判定し、
ある一定の大きさより大きい場合にはLOW信号を記憶指
令回路34に伝達する。記憶指令回路34はトラッキング制
御及び移送制御を動作させる為のHIGH信号をOR回路35に
伝達し、同時に情報処理制御装置51及びスイッチ52にLO
W信号を伝達し、情報処理制御装置51を準備状態にさせ
るのと共に、スイッチ52を開放にさせる。また情報処理
制御装置51はLOW信号をOR回路35及びチェック回路56に
伝達する。記憶指令回路34は前述した記憶指令信号をAN
D回路36.37及び38に伝達し、記憶回路44に新たにトラッ
キング制御系の信号を記憶させる。記憶回路44が記憶を
終了すると、記憶指令回路34はLOW信号をOR回路35に伝
達し、同時にHIGH信号を情報処理制御装置51及びスイッ
チ52に伝達する。スイッチ52は短絡し、情報処理制御装
置51は準備状態から動作可能状態となる。
回転速度検出回路20について第3図と共に説明する。第
1図と第3図の関係を説明すると、入力端Cには周波数
発生器16の信号が入力され、出力端Dの信号は合成回路
24及び同期検出回路33に入力されている。入力端Cの信
号は1/2に分周する為の分周回路62に入力されてい
る。分周回路62の信号はモノマルチ63及び台形波発生回
路64に入力されており、モノマルチ63は分周回路62の信
号の立上りに同期し所定の幅のパルス信号を出力し、台
形波発生回路64は分周回路62の信号の立下りに同期して
所定の傾きで立下り、立上りでHIGH状態となる台形波信
号を発生する。モノマルチ63の信号はモノマルチ65に入
力されており、モノマルチ65はモノマルチ63の信号の立
下りに同期して所定の幅のパルス信号を発生する。台形
波発生回路64の信号及びモノマルチ65の信号はS&H回
路66に入力されており、S&H回路66はモノマルチ65の
信号がLOW状態となる直前の台形波発生回路64の信号を
ホールドし、この信号を出力端Dに伝達する。
第4図はモータ2が所定の回転速度で回転している時の
タイミングチャートを表わしたものであり、波形(4−
a)は入力端Cの信号、波形(4−b)は分周回路62の
信号、波形(4−c)は台形波発生回路64の信号、波形
(4−d)はモノマルチ63の信号、波形(4−e)はモ
ノマルチ65の信号、波形(4−f)はS&H回路66のサ
ンプルホールド信号のそれぞれの波形を表わしている。
モータ2が所定の速度より速く回転すると、モノマルチ
63のパルス幅は変化しないが、分周回路62の周期が短か
くなる為にS&H回路66の出力は小さくなる。またモー
タ2が所定の速度より遅く回転すると、分周回路62の周
期が長くなり、S&H回路66の出力は大きくなる。
第5図と共に位相比較器23を説明する。第1図と第5図
の関係を説明すると、入力端Eには基準信号発生回路22
の信号が入力され、入力端Fには波形整形回路21の信号
が入力されている。また出力端Gの信号は合成回路24及
び同期検出回路33に入力されている。入力端Eの信号は
台形波発生回路71に入力されており、台形波発生回路71
は基準信号発生回路22の信号の立上りに同期して所定の
傾きで立上り、立下りでLOW状態となる台形波信号を出
力する。S&H回路72には台形波発生回路71及び入力端
Fの信号がそれぞれ入力されており、S&H回路72は入
力端Fの信号がLOW状態となる直前の台形波発生回路71
の信号をホールドし、この信号を出力端Gに伝達する。
第6図はモータ2が所定の回転状態で回転している場合
のタイミングチャートを表わしたものであり、波形(6
−a)は入力端Eの信号、波形(6−b)は台形波発生
回路71の信号、波形(6−c)は入力端Fの信号、波形
(6−d)はS&H回路72の信号のそれぞれ波形を表わ
している。
入力端Fの信号の位相が進むとS&H回路72の出力は小
さくなり、位相が遅れると大きくなる。
同期検出回路33について第7図と共に説明する。第1図
と第7図の関係を説明すると、入力端Hには回転速度検
出回路20の信号が入力され、入力端Iには位相比較器23
の信号が入力され、出力端Jの信号は記憶指令回路34に
入力されている。入力端Hの信号は比較回路81及び82に
入力され、入力端Iの信号は比較回路83及び84に入力さ
れている。比較回路81,82,83,84は入力信号が所定の値
(スレッショウルドレベル)よりも大きい時にHIGH信号
を出力し、入力信号が所定の値よりも小さい時にLOW信
号を出力する。比較回路82の信号は信号の極性を反転す
る為の反転回路85に、比較回路81及び反転回路85の信号
はAND回路86に、比較回路84の信号は反転回路87に、比
較回路83及び反転回路87の信号はAND回路88にそれぞれ
入力されている。入力端Hの信号レベルをVH、入力端I
の信号レベルをVI、比較回路81のスレッショウルドレベ
ルをV1、比較回路82のスレッショウルドレベルをV2、比
較回路83のスレッショウルドレベルをV3、比較回路84の
スレッショウルドレベルをV4とすると、AND回路86の出
力は入力端Hの信号レベルVHがV1〈VH〈V2の時HIGH状態
となり、AND回路88の出力は入力端Iの信号レベルVIがV
3〈VI〈V4の時HIGH状態となる。AND回路86及び88の出力
が共にHIGH状態の時、モータ2が所定の回転状態で回転
しているように比較回路81,82,83,84のスレッショウル
ドレベルを調整する。AND回路88の信号は遅延回路89
に、遅延回路89の信号はAND回路90にそれぞれ入力され
ている。遅延回路89はAND回路88の信号がHIGH状態にな
ってから所定の時間後にHIGH信号を出力し、AND回路88
の信号がLOW状態になると瞬時にLOW信号を出力するよう
に構成されている。モータ2が回転を開始し所定の回転
状態になる時位相制御がハンチングすることがあり、遅
延回路89はこのハンチングが終了した後に出力がHIGH状
態となるように動作する。遅延回路89及びAND回路86の
信号はAND回路90に入力され、AND回路90の出力端は出力
端Jに接続されている。AND回路90はAND回路86及び遅延
回路89の出力が共にHIGH状態の時HIGH状態となり、AND
回路90の出力がHIGH状態の時モータ2は所定の回転状態
で回転している。
記憶指令回路34について第8図と共に説明する。第1図
と第8図の関係を説明すると、同期検出回路33及びチェ
ック回路56の信号は入力端K及びLに、波形整形回路21
の信号は入力端Mにそれぞれ入力されている。出力端P
の信号はAND回路36,37及び38に、出力端Qの信号は情報
処理制御装置51及びスイッチ52に、出力端Rの信号はOR
回路35にそれぞれ入力されている。入力端K及びLの信
号はAND回路101に、入力端Mの信号はAND回路102に、AN
D回路101の信号はAND回路103及び反転回路104に、反転
回路104の信号は計数回路105のCLR入力端に、AND回路10
2の信号は計数回路105のCK入力端にそれぞれ入力されて
いる。計数回路105の出力端Q1の信号は反転回路106及び
3入力のAND回路107に、出力端Q2の信号は反転回路108
に、出力端Q3の信号はAND回路107及び3入力のAND回路1
09にそれぞれ入力されている。反転回路108の信号はAND
回路107及び109に、反転回路106の信号はAND回路109
に、AND回路107の信号は反転回路110及び出力端Qに、
反転回路110の信号はAND回路102及び103に、AND回路103
の信号は出力端Rに、AND回路109の信号は出力端Pにそ
れぞれ入力されている。計数回路105はCLR入力端がHIGH
状態のとき計数動作を停止すると共に出力端Q1,Q2及びQ
3はLOW状態となり、CLR入力端がLOW状態のとき、CK入力
端のクロック信号を計数する。計数回路105は3桁の2
進カウンターであり、出力端Q1は1桁、出力端Q2は2
桁、出力端Q3は3桁の信号を出力する。入力端Kあるい
はLの少なくとも一方の信号がLOW状態になると、AND回
路101の出力はLOW状態、反転回路104の出力はHIGH状
態、出力端P,Q及びRはLOW状態となる。入力端K及びL
がHIGH状態でAND回路101の出力がHIGHとなると、出力端
RはHIGH状態となると共に、計数回路105は入力端Mの
信号を計数する。AND回路101の出力がHIGH状態になった
後に、計数回路105のCK入力端に4コ目のパルス信号が
入力されたのと同時に出力端PはHIGH状態となり、5コ
目のパルスが入力されたのと同時に出力端P及びRはLO
W状態、出力端QはHIGH状態となる。
モータ2が停止している状態から回転を開始した時の第
8図のタイミングチャートを第9図に示す。尚この時後
に詳述するもチェック回路56の出力はHIGH状態となって
いる。波形(9−a)は入力端Kの信号、波形(9−
b)は入力端Mの信号、波形(9−c)は計数回路105
の出力端Q1の信号、波形(9−d)は計数回路105の出
力端Q2の信号、波形(9−e)計数回路105の出力端Q3
の信号、波形(9−f)は出力端Pの信号、波形(9−
g)は出力端Qの信号、波形(9−h)は出力端Rの信
号のそれぞれ波形である。前述したように、波形(9−
a)は同期検出回路33の出力波形であり、LOW状態からH
IGH状態になったのはモータ2が所定の回転状態になっ
たことを表わしている。波形(9−f)は記憶指令信号
であり、モータ2の1回転規間HIGH状態となる。波形
(9−g)がLOW状態からHIGH状態になったのは記憶回
路44がトラッキング制御系の信号の記憶を完了したこと
を表わしている。波形(9−h)はHIGH状態の期間トラ
ッキング制御及び移送制御を動作させていることを表わ
している。波形(9−h)がHIGH状態になった時から波
形(9−f)がHIGH状態になるまでの期間はトラッキン
グ制御及び移送制御が確実にかかった後にトラッキング
制御系の信号を記憶させる為に設定したものであり、任
意に設定することが出来る。
チェック回路56について第10図と共に説明する。第1図
と第10図の関係を説明すると、位相補償回路27の信号は
入力端Sに入力され、情報処理制御装置51のトラッキン
グ制御及び移送制御を動作させる為の信号は入力端Tに
入力され、出力端Uの信号は記憶指令回路34に入力され
ている。入力端Sの信号はスイッチ111を介して低域通
過フィルター回路112に伝達されるように構成されてい
る。低域通過フィルター回路112の信号は比較回路113及
び114に入力されている。比較回路113及び114は入力信
号が所定のスレッショウルドレベルよりも大きい時にHI
GH信号を出力し、入力信号が所定のスレッショウルドレ
ベルよりも小さい時にLOW信号を出力する。比較回路114
の信号は反転回路115に、反転回路115及び比較回路113
の信号はAND回路116にそれぞれ入力されている。低域通
過フィルター回路112の信号レベルをVs、比較回路113の
スレッショウルドレベルをV5、比較回路114のスルッシ
ョウルドレベルをV6とすると、V5〈V6に設定されてお
り、AND回路116の出力はV5〈Vs〈V6の時HIGH状態とな
り、Vs〈V5あるいはVs〈V6のときLOW状態となるように
構成されている。入力端Tの信号は遅延回路117に、遅
延回路117の信号はスイッチ111の開閉を動作させる為の
入力端に、AND回路116の信号は出力端Uにそれぞれ入力
されている。遅延回路117は入力信号がLOW状態からHIGH
状態になった時、所定の時間後にHIGH信号を出力し、入
力信号がHIGH状態からLOW状態になった時は瞬時にLOW信
号を出力するように構成されている。トラッキング制御
及び移送制御を動作させた時、両制御系が安定するまで
に時間がかかることがあり、遅延回路117は両制御系が
安定した後にスイッチ111を短絡させて入力端Sの信号
を低域通過フィルター回路112に伝達する為に設けられ
ている。スイッチ111が開放状態の時AND回路116はHIGH
状態になるように調整されており、従ってAND回路116の
信号はトラッキング制御及び移送制御が安定している状
態で入力端Sの信号が所定のレベルよりも大きい場合に
のみLOW信号を出力する。
以上第1図の一実施例を中心にして本発明を詳述した
が、本発明は実施例に何ら制限されることはない。
例えば周波数発生器16の信号に同期してトラッキング制
御系の信号を記憶回路44に記憶させるように構成してい
るが周波数発生器16の信号に同期させたさらに高い周波
数の信号をPLL回路(Phose Locked Loop回路)等で得
て、この信号に同期してトラッキング制御系の信号を記
憶回路44に記憶させるように構成してもよいし、基準信
号発生回路22の信号に同期した信号に同期してトラッキ
ング制御系の信号を記憶回路44に記憶させるように構成
してもよい。このように構成した場合、記憶回路44に記
憶させた信号を確実に読み出すように、比較回路43の比
較数値N1はモータ2の回転変動あるいはPLL回路等の信
号の変動を考慮し、トラッキング制御系の信号を記憶回
路44に記憶させる為の信号がモータ2の1回転期間に発
生するパルス数よりも少なくとも小さい値に設定する。
また実施例において、記憶指令回路34よりAND回路36,37
及び38に入力されている記憶指令信号は1回転検出器19
より得ているが、基準信号発生回路22の信号より得ても
よい。
また記憶回路44に記憶させた信号を確実に読み出すよう
にする為に比較回路42の比較数値N1を記憶回路44の記憶
モード時と読み出しモード時で数値をかえ、記憶モード
時の数値の方が読み出しモード時の数値よりも大きくな
るように構成し、トラッキング制御系の信号を記憶回路
44に記憶させた期間よりも短かい期間読み出すようにし
てもよい。
同期検出回路33において、基準信号発生回路22の信号と
波形整形回路21の信号が所定の位相関係になったかを位
相比較器23の出力より検出しているが、波形整形回路21
及び基準信号発生回路22の信号をディジタル的に処理し
検出してもよい。
またモータ2が所定の回転状態になった場合、あるいは
以前記憶したトラッキング制御系の信号が実際の偏心状
態と合致しなくなった場合、トラッキング制御及び移送
制御を動作させた後に、新たに記憶回路44にトラッキン
グ制御系の信号を記憶させるように構成しているが、ト
ラッキング制御及び移送制御がかかったのを検出し、そ
の後に新たに記憶回路44にトラッキング制御系の信号を
記憶させるよう構成してもよい。
以上本発明を詳細に説明したが、本発明を適応すれば、
トラッキング制御系の信号を記憶させ、この信号でトラ
ッキング素子を駆動している為に偏心がほとんど無い状
態と等価になり、トラッキング制御を動作させた場合に
瞬時にして極めて安定にトラッキング制御がかかり、ま
たジャンピング走査も極めて安定する。また移送台14を
移動させた時の移動量をトラッキング制御信号すなわち
差動増幅器26の信号を常に波形整形するのみで検出する
ことが出来、簡単かつ安価な構成で安定した高速な検索
を行なわせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は光学式記録再生焼置に本発明を適応した1実施
例のブロック図、第2図は第1図の記憶回路44の記憶モ
ード時の動作を説明する為のタイミングチャート、第3
図は第1図における回転速度検出回路20の構成例を示す
ブロック図、第4図は第3図の回転速度検出回路20の動
作を説明する為のタイミングチャート、第5図は第1図
における位相比較器23の構成例を示すブロック図、第6
図は第5図の位相比較器23の動作を説明する為のタイミ
ングチャート、第7図は第1図における同期検出回路33
の構成例を示すブロック図、第8図は第1図における記
憶指令回路34の構成例を示すブロック図、第9図は第8
図の記憶指令回路34の動作を説明する為のタイミングチ
ャート、第10図は第1図におけるチェック回路56の構成
例を示すブロック図である。 1……記録円盤、3……モータ、4……光源、9……収
束レンズ、12……トラッキング素子、14……移送台、1
3,15……速度検出器、26……差動増幅器、28……スイッ
チ、29……合成回路、30……駆動回路、44……記録回
路、53……D−A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−7247(JP,A) 特開 昭57−164475(JP,A) 特開 昭56−65211(JP,A) 特開 昭56−47932(JP,A) 特開 昭56−16946(JP,A) 特開 昭57−53830(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録された信号トラックを有する記録担体
    上より信号を再生するための再生手段と、前記再生手段
    の再生位置と記録担体をトラック方向に所定の速度で相
    対的に移動する回転手段と、前記再生位置と記録担体を
    トラック方向と略垂直な方向に相対的に移動する移動手
    段と、前記再生位置とトラックとの位置ずれ信号に基づ
    いて前記移動手段を駆動して前記再生位置がトラック上
    に位置するように制御する制御手段と、前記制御手段の
    制御ループを開閉する開閉手段と、前記回転手段の回転
    に同期した信号を発生する同期信号発生手段と、前記同
    期信号発生手段の信号に同期して前記制御手段の制御信
    号を記憶し、記憶した信号を前記同期信号発生手段の信
    号に同期して出力する記憶手段と、前記制御手段の制御
    信号に前記記憶手段の信号を重畳して前記移動手段に加
    える合成手段と、前記開閉手段により前記制御手段を動
    作させた状態で前記合成手段の重畳動作を不動作にして
    前記記憶手段に信号を記憶させ、その後に前記制御手段
    の制御信号に前記記憶手段の信号を重畳するように前記
    合成手段をコントロールするコントロール手段とを備え
    たことを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】記録された信号トラックを有する円盤状の
    記録担体を回転させる回転手段と、記録担体上に記録さ
    れている信号を再生するための再生手段と、前記再生位
    置がトラックを横切るように移動する移動手段と、前記
    再生位置とトラックとの位置ずれ信号に基づいて前記移
    動手段を駆動して前記再生位置がトラック上に位置する
    ように制御する制御手段と、前記制御手段の制御ループ
    を開閉する開閉手段と、前記回転手段の回転に同期した
    信号を発生する同期信号発生手段と、前記同期信号発生
    手段の信号に同期して前記制御手段の制御信号を記憶
    し、記憶した信号を前記同期信号発生手段の信号に同期
    して出力する記憶手段と、前記制御手段の制御信号に前
    記記憶手段の信号を重畳して前記移動手段に加える合成
    手段と、前記開閉手段により前記制御手段を動作させた
    状態で前記合成手段の重畳動作を不動作にして前記記憶
    手段に信号を記憶させ、その後に前記制御手段の制御信
    号に前記記憶手段の信号を重畳するように前記合成手段
    をコントロールするコントロール手段と、前記記憶手段
    の記憶している信号がトラックの偏心状態と合致してい
    るか否かをチェックするチェック手段とを備え、前記チ
    ェック手段が合致していないと判定した場合に前記コン
    トロール手段は前記記憶手段に再度信号の記憶を行わせ
    るように構成したことを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】再生位置がトラックを横切るように移動す
    る第1の移動手段と前記第1の移動手段がトラックを横
    切るように移送する第2の移動手段とで移動手段を構成
    し、制御手段の制御信号に記憶手段の信号を重畳して前
    記第1の移動手段に加えるように合成手段を構成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の再生装置。
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