JPH0845174A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JPH0845174A
JPH0845174A JP6177269A JP17726994A JPH0845174A JP H0845174 A JPH0845174 A JP H0845174A JP 6177269 A JP6177269 A JP 6177269A JP 17726994 A JP17726994 A JP 17726994A JP H0845174 A JPH0845174 A JP H0845174A
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徹 三浦
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充正 久保
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    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0037Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は光ディスク再生装置に関し、高トル
クのスピンドルモータを必要とせず、エラーレートの低
下を生じないことを目的とする。 【構成】 スピンドルモータ23は、スイッチ回路29
の切換えで、ピックアップ26の移動時にCAV制御回
路28からのCAV制御信号で定速回転し、再生動作時
にCLV制御回路40からのCLV制御信号によりゾー
ン毎の基準線速度に制御される。半径位置判定部38は
再生ディジタル信号から、ピックアップ26の位置する
ゾーンを判定する。ゾーンクロック生成回路39はゾー
ンの基準線速度を決めるゾーンクロックを生成する。再
生PLL回路36は半径位置判定部38からの自走周波
数制御データで自走周波数を設定され、再生データと同
期クロックを生成する。CLV制御回路40はゾーンク
ロックと再生データを周波数比較し、ゾーンの基準線速
度を維持させるCLV制御信号を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置に係り、
特に、CD−ROM等のCLV記録方式の光ディスクを
再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CD−ROMと呼ばれる光ディ
スク(以下、単にディスクと記す)は、オーディオ用の
CD(コンパクトディスク)と同様に、ディジタル信号
(データ)がEFM(Eight to Fourteen Modulation)
と呼ばれる変調方式で記録されている。
【0003】CD−ROMでは、単位ビット及び単位フ
レームの時間とディスク上の記録長が、ディスク内周と
外周で同一である。従って、従来のCD−ROM再生装
置では、光ピックアップによりディスクが線速度一定
(CLV)に走査されるように、光ピックアップのディ
スク半径方向の位置に応じてディスクの回転速度を変え
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
CD−ROM再生装置では、ディスクの回転速度を光ピ
ックアップのディスク半径方向の位置に対応した速度に
制御する。このため、目標アドレスにシークを行う場合
は、スピンドルモータの回転数を、現在アドレスにおけ
る回転数から目標アドレスにおける回転数まで制御する
必要がある。
【0005】従って、高速シークを行うためには、回転
数の制御時間の短い高トルクのスピンドルモータが必要
であり、スピンドルモータのコストが高くなるという問
題がある。また、シークの際に、スピンドルモータを大
きく回転変動させるため、消費電力が大きいという問題
がある。
【0006】そこで、CLV方式で記録されているディ
スクをCAV(角速度一定)で再生する方法が提案され
ている。しかし、この方法では、再生PLL回路にて再
生信号から抽出された同期クロックを、データ復調後の
エラー訂正処理等に必要な読み出し基準クロックとして
そのまま用いる。このため、ディスクのドロップアウト
等により再生PLL回路の同期が乱れた場合、データ復
調後のエラー訂正等の処理が不能となり、再生されたデ
ータのエラーレートが低下する問題がある。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、高トルクのスピンドルモータを必要とせず、コスト
の低減と消費電力の低減ができ、かつ、エラーレートの
低下を生じない光ディスク装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、クロ
ック情報を含むディジタル信号が記録密度一定に記録さ
れた光ディスクから前記ディジタル信号を光ピックアッ
プで読み取り、再生データを生成する光ディスク装置に
おいて、前記光ディスクを回転制御信号に基づいて回転
駆動するスピンドルモータと、前記光ディスクを一定回
転速度に制御するための定速回転制御信号を生成する定
速回転制御手段と、シーク動作時における光ピックアッ
プの移動時には、前記定速制御信号を選択して前記回転
制御信号として出力し、再生データを生成する再生動作
時には、前記光ディスクを一定線速度に制御するための
線速度一定制御信号を選択して前記回転制御信号として
出力する切換手段と、前記光ピックアップから供給され
る再生信号から再生ディジタル信号を生成するディジタ
ル信号再生手段と、前記定速回転制御手段により前記光
ディスクが定速回転された状態での再生ディジタル信号
を用いて、前記光ピックアップが走査する前記光ディス
クの半径方向位置に対応した半径位置情報を生成する半
径位置情報生成手段と、再生動作時における前記光ピッ
クアップに対する前記光ディスクの基準線速度を決める
基準クロックとして、前記半径位置情報が示す前記光デ
ィスクの半径方向位置が外周側になる程周波数が高くな
る読み出し基準クロックを生成する読み出し基準クロッ
ク生成手段と、前記半径位置情報が示す前記光ディスク
の半径方向位置が外周側になる程周波数が高くなる自走
周波数を内蔵の可変周波数発振器に設定されて、前記デ
ィジタル信号再生手段から供給される再生ディジタル信
号に位相同期した再生データと同期クロックを生成する
再生PLL回路と、前記読み出し基準クロックと前記再
生データとを周波数比較して得られた周波数誤差信号
を、前記読み出し基準クロックにより決まる基準線速度
を維持するように前記スピンドルモータを制御する前記
線速度一定制御信号として、前記切換手段に供給する線
速度一定制御手段とを有する構成とする。
【0009】請求項2の発明では、前記半径位置情報生
成手段は、前記光ディスクの半径方向に対して複数の領
域を設定しており、シーク動作時における光ピックアッ
プの移動終了時に、前記光ピックアップが走査している
領域を示す領域判定データを半径位置情報として生成
し、前記読み出し基準クロック生成手段は、外周側の領
域程読み出し基準クロックの周波数が高くなるように、
各領域毎に読み出し基準クロックの周波数を設定してお
り、前記半径位置情報生成手段から供給される前記領域
判定データが示す領域に設定してある周波数の読み出し
基準クロックを生成し、前記再生PLL回路は、前記領
域判定データが示す領域における読み出し基準クロック
の周波数で決まるビット周波数に等しい自走周波数を設
定される構成とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2記載の光ディ
スク再生装置において、前記読み出し基準クロック生成
手段は、シーク動作時における前記光ピックアップの移
動終了時に、前記半径位置情報生成手段から供給された
領域判定データに応じた周波数の読み出し基準クロック
を生成し、前記光ディスク上で連続したデータの再生動
作が終了するまで、前記読み出し基準クロックの周波数
を保持する構成とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項2記載の光ディ
スク再生装置において、前記各領域での前記光ディスク
の最大回転速度と最小回転速度とが夫々略同一となるよ
うに、前記各領域の設定と、前記各領域の読み出し基準
クロックの周波数の設定を行っている構成とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項4記載の光ディ
スク再生装置において、前記光ディスクの最外周領域に
おける前記基準線速度が許容できる最大値となるよう
に、前記各領域での読み出し基準クロックの周波数を設
定した構成とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
記載の光ディスク再生装置において、前記定速回転制御
手段による一定回転速度を、前記最大回転速度に一致さ
せた構成とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項4記載の光ディ
スク再生装置において、前記光ディスクの最外周の半径
をrout とし、最内周の半径をrinとし、前記最小回転
速度に対応する最小角速度をωL とし、前記最大回転速
度に対応する最大角速度をω H とし、最外周から第k番
目(1≦k≦n)の領域の最内周の半径をrk としたと
き、前記光ディスクの最外周での線速度を考慮して、最
小角速度ωL 又は最大角速度ωH を決め、ωH =〔(r
out /rin1/n 〕ωL なる式を用いて、最大角速度ω
H と最小角速度ωL の差が所望の値となるように、分割
数nと、最大角速度ωH 又は最小角速度ωL を決め、r
k =rout (ωL /ωH k なる式を用いて、各領域の
範囲を設定し、ω H ,ωL ,rk により定まる各領域で
の基準線速度に対応して、各領域での読み出し基準クロ
ックの周波数を設定した構成とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項1記載の光ディ
スク再生装置において、前記読み出し基準クロック生成
手段は、前記光ディスクが定速回転されたシーク動作時
の光ピックアップの移動終了時点で、前記半径位置情報
が示す半径方向位置での線速度を基準線速度とするよう
な読み出し基準クロックを生成し、前記再生PLL回路
は、前記読み出し基準クロックの周波数で決まるビット
周波数に等しい自走周波数を設定される構成とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項8記載の光ディ
スク再生装置において、前記光ディスクの最外周におけ
る前記光ピックアップに対する前記光ディスクの線速度
が許容できる最大値となる前記光ディスクの回転速度
を、前記定速回転制御手段による定速回転時の回転速度
に設定した構成とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明では、半径位置情報に対応し
て、光ピックアップが走査する光ディスクの半径方向位
置が外周側になる程高速となる基準線速度を設定し、こ
の基準線速度でデータの再生動作を行う。このため、シ
ーク動作時における、スピンドルモータの回転数の変化
を小さくできる。
【0018】従って、所望のシーク時間を実現する場
合、従来のCLV方式の装置に比べて、スピンドルモー
タのトルクを小さくでき、スピンドルモータのコストを
低減し、かつ、シーク動作時の消費電力を低減すること
を可能とする。また、適切なトルクを有するスピンドル
モータを用いることで、従来のCLV方式の装置に比べ
て、シーク時間を短縮することを可能とする。かつ、再
生PLL回路により生成される同期クロックと独立した
読み出し基準クロックを用いて、エラー訂正処理等の処
理を行えるため、エラーレートを低下させることがな
い。
【0019】請求項2の発明では、シーク動作時におけ
る、光ディスクの回転速度の変化幅が充分小さくなるよ
うに、各領域と各領域の基準線速度を決める読み出し基
準クロックの周波数とを設定することにより、シーク動
作時における、スピンドルモータの回転数の変化を大幅
に小さくできる。
【0020】このため、所望のシーク時間を実現する場
合、従来のCLV方式の装置に比べて、スピンドルモー
タのトルクを小さくでき、スピンドルモータのコストを
低減し、かつ、シーク動作時の消費電力を低減すること
を可能とする。また、適切なトルクを有するスピンドル
モータを用いることで、従来のCLV方式の装置に比べ
て、シーク時間を短縮することを可能とする。かつ、再
生PLL回路により生成される同期クロックと独立した
読み出し基準クロックを用いて、エラー訂正処理等の処
理を行えるため、エラーレートを低下させることがな
い。
【0021】請求項3の発明では、領域の境界にまたが
ったデータを再生する場合でも、領域の境界で読み出し
基準クロックの周波数を変更することなく、一定の基準
線速度で連続したデータの再生を可能とする。
【0022】請求項4の発明では、各領域での光ディス
クの最大回転速度と最小回転速度とが夫々略同一である
ため、シーク動作時のスピンドルモータの回転数変化
を、最大でも、各領域で略同一である最大回転数と各領
域で略同一である最小回転数との回転数差以下に抑える
ことを可能とする。
【0023】請求項5の発明では、光ディスクの最外周
領域でのデータの転送速度を許容できる最大値にするた
め、光ディスクの全領域での平均のデータ転送速度を大
きくすることを可能とする。
【0024】請求項6の発明では、シーク動作時には、
ピックアップの移動終了後、スピンドルモータを、最大
でも、各領域で略同一である最大回転数から各領域で略
同一である最小回転数まで減速すればよく、スピンドル
モータの回転数の制御を容易にすることを可能とする。
【0025】請求項7の発明では、各領域の最大回転速
度と最小回転速度を同一とする領域の設定と読み出し基
準クロックの周波数の設定を、容易に行うことを可能と
する。
【0026】請求項8の発明では、シーク動作時の、光
ピックアップの移動終了時点での光ディスクの定速回転
状態における線速度を基準線速度として、光ピックアッ
プの移動終了時点から、直ちに、前記基準線速度での再
生データの生成ができる。このため、シーク動作時のス
ピンドルモータの回転数の変化をほとんど無くすことが
でき、一層、スピンドルモータが必要とするトルクを低
減し、シーク時間を短縮することを可能とする。
【0027】請求項9の発明では、光ディスクの最外周
位置でのデータの転送速度を許容できる最大値にするた
め、光ディスクの全領域での平均のデータ転送速度を大
きくすることを可能とする。
【0028】
【実施例】図1は本発明の一実施例のCD−ROM再生
装置の構成図を示す。CD−ROMディスク(以下、単
にディスクと記す)21は、ディジタル信号がEFM方
式で、全領域でビット密度一定で記録されており、CL
Vで再生すれば一定のビットレートで再生される。
【0029】スピンドルモータ駆動制御部25は、CA
V制御回路28、ドライバ24及びスイッチ回路29か
ら構成される。
【0030】光ディスク21は、スピンドルモータ23
により直接回転駆動される。スピンドルモータ23は、
FGパルスジェネレータを備えており、FGパルスは、
CAV制御回路28に供給される。
【0031】CAV制御回路28(定速回転制御手段)
は、システムクロックを分周して得られる基準信号とF
Gパルスとを、周波数比較及び位相比較して、スピンド
ルモータ23を予め設定された一定回転数に制御するた
めのCAV制御信号(定速回転数制御信号)を生成す
る。
【0032】切換手段は、スイッチ回路29とスイッチ
回路29の切り換えを制御するコントローラ43から構
成される。コントローラ43に制御されるスイッチ回路
29の接点がCAV制御回路28側に接続されている場
合、CAV制御信号がスイッチ回路29を介してドライ
バ24に供給されて、スピンドルモータ23の回転数
(従って、ディスク21の回転速度)は一定回転数に制
御される。
【0033】スイッチ回路29の接点が後述するCLV
制御回路40(線速度一定制御手段)側に接続されてい
る場合は、CLV制御回路40からCLV制御信号(線
速度一定制御信号)がスイッチ回路29を介してドライ
バ24に供給されて、スピンドルモータ23の回転数
は、ディスク21の半径方向に設けた複数の領域夫々に
設定された線速度でピックアップ26がディスク21を
走査するように制御される。
【0034】ピックアップ制御部27は、コントローラ
43の指令に従って、ピックアップ26(光ピックアッ
プ)のフォーカス制御、トラッキング制御,及びピック
アップ26をディスク21の半径方向に移動させるシー
ク制御を行う。また、ピックアップ制御部27は、ピッ
クアップ26のディスク21の半径方向の移動距離に対
応するタコパルスを生成する。
【0035】ピックアップ制御部27は、通常の再生動
作時には、ピックアップ26がディスク21のトラック
に追従するように制御し、シーク動作時には、ピックア
ップ26を目標トラック方向に移動させるように制御す
る。
【0036】コントローラ43は、ピックアップ制御部
27から供給されるタコパルスにより、ピックアップ2
6の移動量を把握することができる。コントローラ43
は、シーク動作時には、タコパルスを用いてピックアッ
プ26の移動量を把握し、現在トラックから目標トラッ
クまでの距離だけピックアップ26が移動するまで、ピ
ックアップ26の移動動作を行わせる。
【0037】なお、トラッキング誤差信号を利用して、
ピックアップ26の移動量を把握する方式としてもよ
い。
【0038】ピックアップ26は、レーザビームをディ
スク21のトラックに照射して、その反射光を検出する
ことにより、ディスク21に記録されている信号を読み
取り、再生信号を出力する。
【0039】波形整形回路34(ディジタル信号再生手
段)は、ピックアップ26から供給される再生信号を増
幅及び波形整形して、再生ディジタル信号としての生E
FM信号を生成する。なお、コントローラ43から供給
されるコントロール信号により、動作のオン・オフが制
御され、トラッキング及びフォーカシングがオンとな
り、ピックアップ26が信号を再生可能となった時点で
動作がオンとされる。また、ディスク21の内外周によ
って異なる信号レベルやビット周波数に適応させるた
め、このコントロール信号により、増幅ゲインや、微分
定数の切り換えを行う。
【0040】再生PLL回路36は、波形整形回路34
から供給される生EFM信号に対して位相同期し、生E
FM信号に同期した同期EFMデータ(再生データ)と
同期クロックを生成する。同期クロックは、同期EFM
データのビットクロックである。
【0041】同期検出回路37は、同期クロックと同期
EFMデータを供給されて、再生PLL回路36が、生
EFM信号に同期した正しい同期EFMデータと同期ク
ロックを生成しているかどうかを判定し、同期/非同期
判定信号を出力する。より具体的には、ディスク21に
記録されているフレーム同期パターンである,“11T
/11T/2T”(ここで、Tは、1ビットの周期とす
る)のパルスからなるパターンを検出し、同期クロック
と同期パターンとが同期しているかを判定し、同期/非
同期判定信号を出力する。
【0042】第1実施例では、ディスク21を半径方向
に複数のゾーン(領域)に分割し、夫々のゾーンでは、
再生動作時に、ゾーンごとに設定した一定の基準線速度
でピックアップ26が走査するように、ディスク21を
回転制御する。実際には、後述する半径位置判定部38
でゾーンの判定を行い、ゾーンクロック生成回路39に
て基準線速度に制御するためのゾーンクロックを生成す
る。このゾーンクロックを基準として、CLV制御回路
40により、ゾーン内でのCLV制御が行われる。
【0043】図2は、ゾーンの分割と基準線速度の設定
の例を示す図である。この例では、10分割した各ゾー
ンのスピンドルモータ23の最大回転数と最小回転数が
夫々一致するように(従って、ディスク21の最大回転
速度と最小回転速度が夫々一致するように)、ゾーンの
分割と基準線速度の設定がなされている。
【0044】CAV制御回路28により、ディスク21
が一定回転数に制御されている場合は、生EFM信号の
ビット周波数は、ピックアップ26のディスク21の半
径方向位置に比例して変化し、11Tの長さは、ディス
ク21の半径方向位置に反比例して変化する。
【0045】半径位置情報生成手段としての半径位置判
定部38は、波形形成回路34から生EFM信号を供給
され、また、システムクロックを供給される。半径位置
判定部38は、CAV制御回路28により、ディスク2
1が一定回転速度に制御されている場合に、生EFM信
号中の11Tを検出して、11Tの長さを高速のシステ
ムクロックでカウントしたカウント値から、ピックアッ
プ26が、設定してあるどのゾーンに位置するかを判定
する。
【0046】半径位置判定部38は、この判定結果を示
すゾーン判定データ(半径位置情報)を生成してゾーン
クロック生成回路39に供給する。また、自走周波数制
御データを生成して再生PLL回路36に供給する。こ
の自走周波数制御データは、判定したゾーンのビット周
波数を自走周波数として指定するデータである。
【0047】ゾーンクロック生成回路39(読み出し基
準クロック生成手段)は、半径位置判定部38からゾー
ン判定データを供給され、また、システムクロックを供
給される。ゾーンクロック生成回路39は、ゾーン判定
データが示すゾーンに設定してある周波数のゾーンクロ
ック(ZCLK)を生成して、CLV制御回路40と信
号処理回路42に供給する。このゾーンクロックの周波
数が、ゾーンでの基準線速度及びビット周波数に比例し
ている。
【0048】CLV制御回路40は、同期/非同期判定
信号,生EFM信号,同期EFMデータ、及び同期クロ
ックが供給される。CLV制御回路40は、再生PLL
回路36が生EFM信号に位相同期していない場合は、
生EFM信号とゾーンクロックを周波数比較して、周波
数誤差信号をCLV制御信号として生成し、スピンドル
モータ駆動制御部25のスイッチ回路29に供給する。
【0049】また、CLV制御回路40は、再生PLL
回路36が生EFM信号に位相同期している場合は、同
期EFMデータから検出される同期パターンとゾーンク
ロックを位相比較して、位相誤差信号をCLV制御信号
として生成し、スピンドルモータ駆動制御部25のスイ
ッチ回路29に供給する。
【0050】信号処理回路42は、再生PLL回路36
から、同期EFMデータ及び同期クロックが供給され、
同期検出回路37から同期/非同期判定信号が供給さ
れ、ゾーンクロック生成回路39から、ゾーンクロック
を供給される。
【0051】信号処理回路42は、再生PLL回路36
が生EFM信号に同期しているときに、EFMデータの
復調処理を行い、ゾーンクロックを用いて、誤り訂正等
の処理を行い、復調データを上位装置に供給する。
【0052】コントローラ43は、各ゾーンにおける再
生動作時には、スピンドルモータ駆動制御部25のスイ
ッチ回路29を切り換えて、CLV制御信号を選択さ
せ、スピンドルモータ23のCLV制御を行わせる。
【0053】また、待機時、シーク動作時には、コント
ローラ43は、スイッチ回路29を切り換えて、CAV
制御信号を選択させ、スピンドルモータ23のCAV制
御を行わせる。
【0054】また、シーク動作時には、ピックアップ制
御部27に指令を与えて、ピックアップ26の目標トラ
ックへの移動を行わせる。
【0055】なお、コントローラ43は、再生動作時に
信号処理回路42から供給されるアドレスデータを、ト
ラック位置の判定等に用いる。
【0056】次に、再生PLL回路36、半径位置判定
部38、CLV制御回路40について詳しく説明する。
【0057】図3は、再生PLL回路36の構成図を示
す。EFMエッジ検出回路51は、波形整形回路34か
ら供給される生EFM信号のエッジ(立ち上がり及び立
ち下がりエッジ)を検出して、エッジパルスを生成す
る。1/2チャネルビットディレイ回路52は、EFM
エッジ検出回路から供給されるエッジパルスを、EFM
信号の1/2チャネルビットだけ遅延させたエッジパル
スを生成する。1/2チャネルビットディレイ回路52
は、後述するエッジクロック抽出回路53での遅延時間
に合わせるための回路である。
【0058】VCO(電圧制御発振器)57は、演算増
幅器A1 と抵抗R1 ,R2 からなる増幅器56から供給
される制御電圧に応じた周波数のVCOクロックを出力
する。
【0059】エッジクロック抽出回路53は、VCOク
ロックとEFMエッジ検出回路51からのエッジパルス
を供給されて、エッジパルスが供給された後に到来す
る、最初のVCOクロックパルスを、抽出クロックパル
スとして出力する。
【0060】位相比較器54は、1/2チャネルビット
ディレイ回路52から供給されるエッジパルスと、エッ
ジクロック抽出回路53から供給される抽出クロックパ
ルスを位相比較して、両者の位相差に対応した電圧を出
力する。位相比較器54の出力電圧は、抵抗R3
4 ,R5 ,コンデンサC4 ,C5 ,スイッチS4 から
なるローパスフィルタ55を介して、位相誤差電圧とし
て、増幅器56の非反転入力端子に供給される。この位
相誤差電圧は、生EFM信号とVCOクロックとの位相
誤差に対応した電圧である。
【0061】データ変換D/A58には、自走周波数を
指定する自走周波数制御データが、前記半径位置判定部
38から供給される。データ変換D/A58は、この自
走周波数制御データをD/A変換して、VCO57の自
走周波数を設定するための自走周波数設定電圧を生成す
る。増幅器56の反転入力端子(抵抗R1 のデータ変換
D/A58側端子)に、この自走周波数設定電圧が、デ
ータ変換D/A58から供給される。
【0062】増幅器56からVCO57に供給される制
御電圧は、自走周波数設定電圧と前記位相誤差電圧に対
応した電圧となる。従って、VCO57は、自走周波数
設定電圧により自走周波数を設定され、かつ、位相誤差
電圧に応じて周波数を制御されたVCOクロックを生成
する。
【0063】再生PLL回路36は、VCOクロックを
そのまま同期クロックとして出力する。また、VCOク
ロックは、ラッチ回路61のトリガ端子に供給される。
ラッチ回路61は、1/2チャネルビットディレイ回路
52から出力されるEFMエッジパルスを、VCOクロ
ックの立ち下がりでラッチして、同期EFMデータとし
て出力する。
【0064】自走周波数が、生EFM信号のビット周波
数に対して、周波数引込み可能な範囲内に設定される
と、VCOクロックが、1/2チャネルビットディレイ
回路52から出力されるEFMエッジパルスに位相同期
する。このとき、生EFM信号に正しく同期した、同期
EFMデータと同期クロックが生成される。
【0065】なお、1/2チャネルビットディレイ回路
52は、自走周波数制御データに応じて、遅延時間を切
り替えられ、生EFM信号のビット周波数の変動によら
ず、正確に1/2チャネルビットの遅延を生じさせる。
【0066】また、位相比較器54は、コントローラ4
3から供給されるコントロール信号により、位相比較動
作のON/OFFが切り換えられる。ローパスフィルタ
55は、フィルタ定数を変えて周波数引込み範囲を切り
換えるために、コントロール信号によりスイッチS4
ON/OFFが切り換えられる。
【0067】図4は、半径位置判定部38の構成図を示
す。マーク長ピーク検出回路71(最長パルス幅検出
部)は、EFM信号の1フレーム以上の検出周期で、生
EFM信号中の最も長いパルス、即ち、同期信号の11
Tを検出して、11Tの時間幅を一定周波数のシステム
クロックでカウントしたカウント値を、ピーク値データ
として出力する。
【0068】マーク長ピーク検出回路71で生成された
ピーク値データは、ドロップアウト等により、11Tの
時間幅を示すデータではない可能性がある。そこで、ピ
ーク値平均回路72,最小ピーク値検出回路73,誤検
出判定回路74により、正しいピーク値データ(11T
データ)のみを出力する。
【0069】ピーク値平均回路72は、マーク長ピーク
検出回路71からピーク値データを供給されて、一定サ
ンプル数のピーク値データを平均した平均値データを出
力する。最小ピーク値検出回路73は、ピーク値平均回
路72で平均した同一サンプル中の、最小データを検出
する。この平均値データと最小データは、誤検出判定回
路74に供給される。
【0070】誤検出判定回路74は、平均値データと最
小データとを比較して、両者の差が基準値以下ならば正
常と判定し、基準値より大きい場合は異常と判定する。
正常と判定した場合には、平均値データを、正しい11
Tデータとして、ゾーン判定回路75に供給する。
【0071】なお、更に、最大データを検出する最大ピ
ーク値検出回路を設け、平均値データと最小データ及び
最大データとを比較して、正常か異常かを判定する構成
としてもよい。
【0072】前記のように、CAV制御回路28によ
り、ディスク21が一定回転速度に制御されている場合
は、生EFM信号のビット周波数は、ピックアップ26
のディスク21の半径方向位置に比例して変化し、11
Tデータの値は、ディスク21の半径方向位置に反比例
して変化する。
【0073】ゾーン判定回路75では、11Tデータの
値と分割した各ゾーンを対応させるデータを保持してお
り、誤検出判定回路74から供給された11Tデータか
ら、対応するゾーンを判定する。
【0074】前記の図2の例では、11Tデータの値に
より、現在のピックアップ26の走査位置が、10個の
ゾーンのいずれかに判定される。
【0075】ゾーン判定回路75は、判定したゾーンを
示すゾーン判定データを生成して、ゾーンクロック生成
回路39に供給する。また、判定したゾーンのビット周
波数を自走周波数として指定する自走周波数制御データ
を生成して、再生PLL回路36に供給する。
【0076】前記のように、再生PLL回路36のVC
O57の自走周波数は、自走周波数制御データが指定す
る自走周波数に設定される。このようにして、判定され
たゾーンに設定されているビット周波数に等しくなるよ
うに、再生PLL回路36の自走周波数が制御される。
【0077】図5は、マーク長ピーク検出回路71の一
例の構成図を示す。カウンタ82は、高速のシステムク
ロックをカウントする。エッジパルス検出回路81は、
生EFM信号の立ち上がり及び立ち下がりエッジを検出
して、エッジパルスを生成する。カウンタ82は、この
エッジパルスを供給された時点でリセットされる。従っ
て、カウンタ82は、生EFM信号中の、各マーク長
(パルス幅)をシステムクロックでカウントして、マー
ク長データを出力する。
【0078】レジスタ86は、カウンタ82から供給さ
れるマーク長データを、書き込み指令を受けたときに書
き込む。データ比較回路84は、カウンタ82から供給
されるマーク長データと、レジスタ86に保持されてい
るマーク長データを比較して、カウンタ82から供給さ
れるマーク長データが大きい場合に、書き込み指令を、
レジスタ86に与える。
【0079】ループカウンタ83は、システムクロック
をカウントして、最内周での1EFMフレーム以上の検
出周期、即ち、最内周での588T以上の計数周期で、
リセット信号を生成する。このリセット信号は、ディレ
イ回路85を介して、レジスタ86のリセット端子に供
給され、かつ、データ出力用スイッチ87の制御信号と
してスイッチ87に供給される。
【0080】レジスタ86は、1EFMフレーム以上の
長さの計数周期の終了時点で、計数周期内での最大のマ
ーク長データを保持している。この計数周期の終了時点
で、スイッチ87を介して、最大のマーク長データが、
計数周期でのピーク値データとして出力される。ドロッ
プアウト等のエラーが無い場合、このピーク値データ
は、11Tの長さを示すデータとなる。
【0081】図6は、ピーク値平均回路72の一例の構
成図を示す。シフトレジスタ91は、ピーク値データの
4サンプルをレジスタ91a〜91dに保持するレジス
タで、新たなピーク値データが左端のレジスタ91aに
供給されるごとに、各レジスタ91a〜91dのデータ
を順次、右側のレジスタにシフトさせる。
【0082】スイッチ93は、誤検出判定回路74から
誤検出判定信号が供給されない場合は、シフトレジスタ
91のレジスタ91aのデータを平均値演算回路92に
供給し、誤検出判定信号が供給された場合は、平均値演
算回路92の出力データを、平均値演算回路92の入力
に供給する。
【0083】誤検出判定信号が供給されない場合は、シ
フトレジスタ91のレジスタ91a〜91dから供給さ
れる4サンプルのピーク値データが平均値演算回路92
に供給されて、平均値演算回路92は、4サンプルのピ
ーク値データを平均した、平均値データを出力する。
【0084】誤検出判定信号が供給された場合は、シフ
トレジスタ91のレジスタ91aに供給された不良デー
タの代わりに、前回の平均演算で生成された平均値デー
タを用いて、平均値演算回路92により、平均値データ
が生成される。
【0085】図7は、CLV制御回路40の一例の構成
図を示す。CLV制御回路40は、周波数比較器10
1、加算器102、スイッチ105、同期パターン検出
回路103、位相比較器104から構成される。
【0086】周波数比較器101は、生EFM信号のビ
ット周波数とゾーンクロックの周波数を周波数比較し
て、周波数誤差信号を生成する。再生PLL回路36が
生EFM信号に位相同期していない場合は、同期/非同
期判定信号により、スイッチ105がOFFとなる。こ
の場合、周波数誤差信号は、加算器102を介して、C
LV制御信号として出力される。このCLV制御信号
は、スピンドルモータ駆動制御部25のスイッチ回路2
9に供給される。
【0087】再生PLL回路36が生EFM信号に位相
同期している場合は、同期パターン検出回路103は、
同期EFMデータから同期パターンを検出する。位相比
較器104は、この同期パターンとゾーンクロックを位
相比較して、位相誤差信号を出力する。この位相誤差信
号は、同期/非同期判定信号によりONとなったスイッ
チ105を介して加算器102に供給される。加算器1
02は、周波数誤差信号と位相誤差信号を加算した信号
を、CLV制御信号として出力する。
【0088】次に、第1実施例のCD−ROM再生装置
の動作について説明する。CD−ROM再生装置の電源
投入時や、上位装置からの動作指令を待つ待機時には、
コントローラ43は、スイッチ回路29をCAV制御回
路28側に切り換えて、スピンドルモータ23をCAV
制御させる。このCAV制御により、スピンドルモータ
23(従って、ディスク21)は、各ゾーンにおける最
大回転数に維持される(図2参照)。
【0089】図8は、シーク動作時の動作手順を示すフ
ローチャートである。前記のように、待機時には、スピ
ンドルモータ23は、CAV制御により一定回転数を維
持している。コントローラ43が、上位装置から目標ア
ドレスへのシーク及び再生の命令を受信すると、シーク
動作が開始される。
【0090】コントローラ43は、ステップ101に
て、目標アドレスまでのトラック数を算出する。この
後、コントローラ43は、ステップ102,103に
て、ピックアップ制御部27に指令して、トラッキング
サーボをOFFにさせ、ピックアップ26の目標アドレ
ス方向への移動を開始させる。ピックアップ26の移動
中、スピンドルモータ23のCAV制御が維持されてい
る。
【0091】コントローラ43は、ピックアップ制御部
27から供給されるタコパルスにより、ピックアップ2
6の移動量を把握する。ステップ104にて、コントロ
ーラ43は、ピックアップ26の移動量が、ステップ1
01で算出したトラック数に達すると、ピックアップ制
御部27に指令して、ピックアップの移動を停止させた
後、トラッキングサーボをONにさせる。トラッキング
サーボがONになると、波形整形回路34により、生E
FM信号が得られる。生EFM信号は、半径位置判定部
38、再生PLL回路36、CLV制御回路40に供給
される。
【0092】ステップ105で、半径位置判定部38
は、前記のように、生EFM信号から、11Tを検出し
て、現在、ピックアップ26が位置するゾーンを判定
し、判定結果のゾーン判定データをゾーンクロック生成
回路39に供給する。また、判定したゾーンのビット周
波数を指定する自走周波数制御データを再生PLL回路
36に供給する。
【0093】再生PLL回路36は、ゾーンの判定後、
半径位置判定部38から、自走周波数制御データを供給
されると、生EFM信号のビット周波数が周波数引込み
範囲内に入り、極短時間で、再生EFM信号に位相同期
する。これにより、正しく同期した同期EFMデータと
同期クロックを生成する。
【0094】ステップ106で、ゾーン判定データを供
給されたゾーンクロック生成回路39は、シーク前のゾ
ーンクロックから、現在、ピックアップ26が位置する
ゾーンに設定された周波数のゾーンクロックに切り換え
る。ゾーンクロックは、CLV制御回路40、信号処理
回路42に供給される。
【0095】CLV制御回路40は、ゾーンにおける基
準線速度を決めるゾーンクロックを基準として、前記の
ようにして、生EFM信号,同期EFM信号,同期クロ
ックを用いて、ゾーンの基準線速度を維持するようにス
ピンドルモータ23を制御するCLV制御信号を生成す
る。
【0096】ステップ107では、コントローラ43
は、半径位置判定部38からゾーン判定データを供給さ
れると、ゾーンの判定が終了して、ゾーンクロックが切
り換えられたと判断して、スイッチ回路29をCLV制
御回路40側に切り換える。これにより、スピンドルモ
ータ23は、以後、CLV制御信号により、ピックアッ
プ26が位置するゾーンの基準線速度を維持するように
CLV制御される。
【0097】図2の例に示すように、各ゾーンの最大回
転数と最小回転数を夫々一致させ、各ゾーンでの回転数
の変化幅を数%に設定しておけば、極短時間で、かつ、
小さな消費電力で、スピンドルモータ23を、CAV制
御時の回転数から、ゾーン内の目標アドレスにおける基
準線速度に対応する回転数に制御することができる。
【0098】前記のように、再生PLL回路36は、ゾ
ーンの判定後、半径位置判定部38から、自走周波数制
御データを供給されると、極短時間で、再生EFM信号
に正しく同期した、同期EFMデータと同期クロックを
生成することができる。信号処理回路42では、同期E
FMデータと同期クロックを用いて、データの復調処理
を行い、ゾーンクロックを用いて、エラー訂正等の処理
を行い、復調データを生成する。復調データ中のアドレ
スデータは、コントローラ43に供給される。
【0099】ステップ108では、コントローラは、信
号処理回路42からのアドレスデータから、現在のピッ
クアップ26が位置するアドレスを確認する。ステップ
109で、現在のアドレスが目標アドレスに一致してい
るかを判断し、不一致の場合は、ステップ110で、目
標アドレスに一致するように、再シーク動作を行わせ
る。目標アドレスに達した時点で、シーク動作を終了す
る。以後、CLV制御の状態で、目標アドレスから、デ
ータの再生が連続して行われる。
【0100】例えば、図2で、目標アドレスと基準速度
を示す点が点Aの場合、CAV制御による最大回転数の
状態で、ピックアップ26が目標アドレス付近に移動さ
れて点Bの状態になった後、極短時間で、最大回転数か
ら基準速度まで減速制御されて点Aの状態に達して、デ
ータの連続した再生が可能となる。
【0101】データの再生が終了すると、短い一定時間
の間、次の再生命令又はシーク命令が上位装置から供給
されるまで、コントローラ43はピックアップ制御部2
7を制御して、再生終了時点の位置にピックアップ26
を維持し、再生終了時点のスピンドルモータ23の回転
数を維持して、次の再生命令又はシーク命令を待つ。こ
の一定時間内に、データ再生終了アドレスから続けて再
生する再生命令が供給されると、直ちに、再生動作を開
始できる。この一定時間内に、再生命令又はシーク命令
が供給されない場合は、コントローラ43は、CLV制
御から、CAV制御に切り換えて、スピンドルモータ2
3は、最大回転数に制御される。
【0102】なお、一旦、CLV制御による再生動作に
入ると、半径位置判定部38の誤検出判定回路74が出
力する11Tデータは一定値となり、ピックアップ26
がゾーンの境界を越えても変化しない。このため、ゾー
ン判定回路75は、ピックアップ26がゾーンの境界を
越えても、シーク動作終了時のゾーンを指定するゾーン
判定データと、このゾーンに対応した自走周波数制御デ
ータを出力し続ける。
【0103】これにより、ゾーンの境界をまたがったデ
ータを再生する場合は、再生開始位置のゾーンにおける
基準線速度のままでCLV制御されて、途切れることな
く、連続してデータを再生することができる(図2中、
一点鎖線、参照)。この場合、データの再生が終了した
時点で、コントローラ43により、CAV制御に切り換
えられ、スピンドルモータ23は、CAV制御時の最大
回転数に制御される。
【0104】次に、ゾーンの分割手法の例について説明
する。ここでは、各ゾーンの最大回転数と最小回転数を
一致させる方法とする。ディスク21の回転数を一定と
すると、データの転送速度は、ディスク21の最外周で
最も速くなる。そこで、最外周のゾーンにおいて、CD
−ROM再生装置が許容する最大データ転送速度となる
ように、基準線速度を設定するのが望ましい。この基準
線速度で最外周の位置(半径=58mm)を走査すると
きのスピンドルモータ23の回転数(即ち、ディスク2
1の回転数)を最小回転数とする。
【0105】使用するスピンドルモータ23のトルク特
性により、許容される回転数変動の範囲が決まる。この
許容される回転数変動範囲を考慮して、各ゾーン共通の
最大回転数を決める。
【0106】最小回転数を決めたとき、以下のようにし
て、ゾーンの分割数と最大回転数を決めることができ
る。ここでは、ディスク21をn分割した場合を考え
る。ディスク21の最外周の半径をrout 、最外周ゾー
ンでの基準線速度をV0 、最小回転数に対応する最小角
速度をωL とすると、下記(1) 式が成立する。
【0107】 V0 =rout ωL (1) 最外周ゾーンの最内周半径をr1 、最大回転数に対応す
る最大角速度をωH とすると、下記(2) 式が成立する。
【0108】 V0 =r1 ωH (2) 式(1) ,(2) より、下記(3) 式が成立する。
【0109】 r1 =rout (ωL /ωH ) (3) 最外周ゾーンに隣接する第2ゾーンの基準線速度をV1
とすると、V1 は、下記(4) 式で表せる。
【0110】 V1 =r1 ωL (4) 第2ゾーンの最内周半径をr2 とすると、下記(5) 式が
成立する。
【0111】 V1 =r2 ωH (5) 式(5) ,(4) ,(3) より、下記(6) 式が成立する。
【0112】 r2 =r1 (ωL /ωH )=rout (ωL /ωH 2 (6) このようにして演算を続けると、第kゾーン(1≦k≦
n)の最内周の半径をrk とすると、rk は、下記(7)
式で表せる。
【0113】 rk =rout (ωL /ωH k (7) 同様に、最内周ゾーンの最内周の半径をrinとすると、
inは、下記(8) 式で表せる。
【0114】 rin=rout (ωL /ωH n (8) (8) 式より、最大角速度ωH は、下記(9) 式で表せる。
【0115】 ωH =〔(rout /rin1/n 〕ωL (9) (9) 式を用いて、スピンドルモータ23の許容する回転
数変動範囲を考慮しながら、極めて容易に分割数nと最
大角速度ωH を設定することができる。
【0116】図2の例は、上記(9) 式に基づき、最外周
ゾーンでの基準線速度を、通常のCDの線速度(1.3
m/sec)の4倍とし、分割数を10とした場合の例
である。
【0117】なお、CAV制御時の最外周位置での線速
度が装置が許容する最大線速度となるように、CAV制
御時の最大回転数を決め、(9) 式から、回転数変動範囲
を考慮しながら、分割数nと最小角速度ωL を設定する
こともできる。この場合、最外周ゾーンでの、CAV制
御時の生EFM信号のビット周波数の最高値を、前記の
最小回転数を初めに決める場合より低くすることがで
き、11Tの検出を容易とすることができる。
【0118】上記のように、第1実施例のCD−ROM
再生装置では、最大回転数と最小回転数の回転数変動幅
が数%となるように、各ゾーンと各ゾーンのゾーンクロ
ックの周波数を設定することにより、スピンドルモータ
の回転数の変化幅を、従来のCLV方式の装置に比べ
て、大幅に小さくすることができる。このため、所望の
シーク時間を実現する場合に、従来のCLV方式の装置
に比べて、スピンドルモータに必要なトルクを大幅に、
小さくすることができ、スピンドルモータのコストを低
減することができ、また、シーク時の消費電力を低減す
ることができる。
【0119】また、スピンドルモータの回転数の変動が
小さいため、適切なトルクのスピンドルモータを用いる
ことで、従来のCLV方式の装置より、シーク時間を短
縮することができる。
【0120】また、同期クロックとは独立したゾーンク
ロックを、読み出し基準クロックとして用いて、エラー
訂正処理等の処理を行うため、従来のCLV方式の装置
と同様のエラーレートを維持することができる。
【0121】図9は、本発明の第2実施例のCD−RO
M再生装置における、11Tデータ生成部112と読み
出し基準クロック生成回路114の構成図を示す。第2
実施例のCD−ROM再生装置は、図1に示す第1実施
例のCD−ROM再生装置における、半径位置判定部3
8とゾーンクロック生成回路39を、11Tデータ生成
部112(半径位置情報生成手段)と読み出し基準クロ
ック生成回路114に置き換えた構成である。図9にお
いて、図4と同一構成部分には、同一符号を付し、適宜
説明を省略する。
【0122】シーク動作時、ピックアップ26の移動終
了後、11Tデータ生成部112の再生PLL制御部1
13は、誤検出判定回路74から、現在、ピックアップ
26が位置するトラックでの11Tデータを供給され
る。前記のように、11Tデータは、生EFM信号のビ
ット周波数に反比例している。再生PLL制御部113
は、この11Tデータに対応する生EFM信号のビット
周波数を自走周波数として指定する自走周波数制御デー
タを生成する。再生PLL制御部113は、次のシーク
動作まで、この自走周波数制御データの値をホールドす
る。
【0123】再生PLL回路36は、再生PLL制御部
113から自走周波数制御データを供給されて、11T
データに対応する生EFM信号のビット周波数が自走周
波数に設定される。自走周波数が設定されると、再生P
LL回路36は、生EFM信号に同期する。
【0124】読み出し基準クロック生成回路114は、
誤検出判定回路74から、11Tデータを供給されて、
11Tデータが示す生EFM信号のビット周波数に比例
した周波数の読み出し基準クロックを生成する。この読
み出し基準クロックの周波数が、生EFM信号のビット
周波数に対応する基準線速度を設定する。読み出し基準
クロック生成回路114は、次のシーク動作まで、この
同一読み出し基準クロックを出力し続ける。
【0125】図10は、第2実施例でのCAV制御とC
LV制御の説明図を示す。第2実施例では、待機時、シ
ーク動作時には、スピンドルモータ23をCAV制御
し、再生動作時には、ピックアップ26の移動終了時点
から、直ちに、CLV制御の状態でデータの再生を行
う。
【0126】シーク動作時に、ピックアップ26の移動
が終了すると、前記のように、ピックアップ26の移動
終了時点でのCAV制御状態での11Tに対応した自走
周波数が再生PLL回路36に設定される。また、11
Tに対応した読み出し基準クロックが生成されて、CL
V制御回路40、信号処理回路42に供給される。これ
により、信号処理回路42は、復調データの生成が可能
となる。
【0127】コントローラ43は、ピックアップ26の
移動終了時点で、CAV制御からCLV制御に切り換え
る。これにより、スピンドルモータ23の回転数がCA
V制御時の回転数である状態から、直ちにCLV制御状
態でのデータの再生が開始できる。
【0128】図10では、シーク動作により、ピックア
ップ26を目標アドレス付近まで移動後、目標アドレス
での最大回転数の状態(点D)から、一点鎖線に示すよ
うに、直ちに、基準線速度によるCLV制御状態での再
生動作を行う様子を示している。
【0129】データの再生が終了すると、コントローラ
43は、CLV制御からCAV制御に切り換えて、スピ
ンドルモータ23は、CAV制御での最大回転数に制御
される。
【0130】第2実施例では、ピックアップ26の移動
終了時点で、直ちにCLV制御でのデータの再生動作を
開始できる。このため、シーク動作時のスピンドルモー
タの回転数の変化をほとんど無くすことができ、第1実
施例より、一層、スピンドルモータが必要とするトルク
を低減し、シーク時間を短縮することができる。また、
領域の設定が不要なため、システム設計が容易である。
【0131】なお、ディスクの最外周位置でのデータの
転送速度が許容できる最大値となるように、CAV制御
時の最大回転数を設定することで、ディスク21の全領
域での平均のデータ転送速度を大きくすることができ
る。
【0132】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
シーク動作時における、スピンドルモータの回転数の変
化を小さくできるため、所望のシーク時間を実現する場
合、従来のCLV方式の装置に比べて、スピンドルモー
タのトルクを小さくでき、スピンドルモータのコストを
低減し、かつ、シーク動作時の消費電力を低減すること
ができる。また、適切なトルクを有するスピンドルモー
タを用いることで、従来のCLV方式の装置に比べて、
シーク時間を短縮することができる。かつ、再生PLL
回路により生成される同期クロックと独立した読み出し
基準クロックを用いて、エラー訂正処理等の処理を行え
るため、エラーレートを低下させることがない。
【0133】請求項2の発明によれば、シーク動作時に
おける、光ディスクの回転速度の変化幅が充分小さくな
るように、各領域と各領域の基準線速度を決める読み出
し基準クロックの周波数とを設定することにより、シー
ク動作時における、スピンドルモータの回転数の変化を
大幅に小さくできるため、所望のシーク時間を実現する
場合、従来のCLV方式の装置に比べて、スピンドルモ
ータのトルクを小さくでき、スピンドルモータのコスト
を低減し、かつ、シーク動作時の消費電力を低減するこ
とができる。また、適切なトルクを有するスピンドルモ
ータを用いることで、従来のCLV方式の装置に比べ
て、シーク時間を短縮することができる。かつ、再生P
LL回路により生成される同期クロックと独立した読み
出し基準クロックを用いて、エラー訂正処理等の処理を
行えるため、エラーレートを低下させることがない。
【0134】請求項3の発明によれば、領域の境界にま
たがったデータを再生する場合でも、領域の境界で読み
出し基準クロックの周波数を変更することなく、一定の
基準線速度で連続したデータの再生を行うことができ
る。
【0135】請求項4の発明によれば、各領域での光デ
ィスクの最大回転速度と最小回転速度とが夫々略同一で
あるため、シーク動作時のスピンドルモータの回転数変
化を、最大でも、各領域で略同一である最大回転数と各
領域で略同一である最小回転数との回転数差以下に抑え
ることができる。
【0136】請求項5の発明によれば、光ディスクの最
外周領域でのデータの転送速度を許容できる最大値にす
るため、光ディスクの全領域での平均のデータ転送速度
を大きくすることができる。
【0137】請求項6の発明によれば、シーク動作時に
は、ピックアップの移動終了後、スピンドルモータを、
最大でも、各領域で略同一である最大回転数から各領域
で略同一である最小回転数まで減速すればよく、スピン
ドルモータの回転数の制御を容易にすることができる。
【0138】請求項7の発明によれば、各領域の最大回
転速度と最小回転速度を同一とする領域の設定と読み出
し基準クロックの周波数の設定を、容易に行うことがで
きる。
【0139】請求項8の発明によれば、シーク動作時
の、光ピックアップの移動終了時点での光ディスクの定
速回転状態における線速度を基準線速度として、光ピッ
クアップの移動終了時点から、直ちに、前記基準線速度
での再生データの生成ができるため、シーク動作時のス
ピンドルモータの回転数の変化をほとんど無くすことが
でき、一層、スピンドルモータが必要とするトルクを低
減し、シーク時間を短縮することができる。
【0140】請求項9の発明によれば、光ディスクの最
外周位置でのデータの転送速度を許容できる最大値にす
るため、光ディスクの全領域での平均のデータ転送速度
を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のCD−ROM再生装置の
構成図である。
【図2】ゾーンの分割と基準線速度の設定の例を示す図
である。
【図3】再生PLL回路の構成図である。
【図4】半径位置判定部の構成図である。
【図5】マーク長ピーク検出回路の構成図である。
【図6】ピーク値平均回路の構成図である。
【図7】CLV制御回路の構成図である。
【図8】シーク動作時の動作手順を示すフローチャート
である。
【図9】本発明の第2実施例における、11Tデータ検
出回路と読み出し基準クロック生成回路の構成図であ
る。
【図10】第2実施例でのCAV制御とCLV制御の説
明図である。
【符号の説明】
21 光ディスク 23 スピンドルモータ 24 ドライバ 25 スピンドルモータ駆動制御部 26 光ピックアップ 27 ピックアップ制御部 28 CAV制御回路 29 スイッチ回路 34 波形整形回路 36 再生PLL回路 37 同期検出回路 38 半径位置判定部 39 ゾーンクロック生成回路 40 CLV制御回路 42 信号処理回路 43 コントローラ 71 マークピーク長検出回路 72 ピーク値平均回路 73 最小ピーク値検出回路 74 誤検出判定回路 75 ゾーン判定回路 112 11Tデータ生成部 113 再生PLL制御部 114 読み出し基準クロック生成回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック情報を含むディジタル信号が記
    録密度一定に記録された光ディスクから前記ディジタル
    信号を光ピックアップで読み取り、再生データを生成す
    る光ディスク装置において、 前記光ディスクを回転制御信号に基づいて回転駆動する
    スピンドルモータと、 前記光ディスクを一定回転速度に制御するための定速回
    転制御信号を生成する定速回転制御手段と、 シーク動作時における光ピックアップの移動時には、前
    記定速制御信号を選択して前記回転制御信号として出力
    し、再生データを生成する再生動作時には、前記光ディ
    スクを一定線速度に制御するための線速度一定制御信号
    を選択して前記回転制御信号として出力する切換手段
    と、 前記光ピックアップから供給される再生信号から再生デ
    ィジタル信号を生成するディジタル信号再生手段と、 前記定速回転制御手段により前記光ディスクが定速回転
    された状態での再生ディジタル信号を用いて、前記光ピ
    ックアップが走査する前記光ディスクの半径方向位置に
    対応した半径位置情報を生成する半径位置情報生成手段
    と、 再生動作時における前記光ピックアップに対する前記光
    ディスクの基準線速度を決める基準クロックとして、前
    記半径位置情報が示す前記光ディスクの半径方向位置が
    外周側になる程周波数が高くなる読み出し基準クロック
    を生成する読み出し基準クロック生成手段と、 前記半径位置情報が示す前記光ディスクの半径方向位置
    が外周側になる程周波数が高くなる自走周波数を内蔵の
    可変周波数発振器に設定されて、前記ディジタル信号再
    生手段から供給される再生ディジタル信号に位相同期し
    た再生データと同期クロックを生成する再生PLL回路
    と、 前記読み出し基準クロックと前記再生データとを周波数
    比較して得られた周波数誤差信号を、前記読み出し基準
    クロックにより決まる基準線速度を維持するように前記
    スピンドルモータを制御する前記線速度一定制御信号と
    して、前記切換手段に供給する線速度一定制御手段とを
    有することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記半径位置情報生成手段は、前記光デ
    ィスクの半径方向に対して複数の領域を設定しており、
    シーク動作時における光ピックアップの移動終了時に、
    前記光ピックアップが走査している領域を示す領域判定
    データを半径位置情報として生成し、 前記読み出し基準クロック生成手段は、外周側の領域程
    読み出し基準クロックの周波数が高くなるように、各領
    域毎に読み出し基準クロックの周波数を設定しており、
    前記半径位置情報生成手段から供給される前記領域判定
    データが示す領域に設定してある周波数の読み出し基準
    クロックを生成し、 前記再生PLL回路は、前記領域判定データが示す領域
    における読み出し基準クロックの周波数で決まるビット
    周波数に等しい自走周波数を設定されることを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記読み出し基準クロック生成手段は、
    シーク動作時における前記光ピックアップの移動終了時
    に、前記半径位置情報生成手段から供給された領域判定
    データに応じた周波数の読み出し基準クロックを生成
    し、前記光ディスク上で連続したデータの再生動作が終
    了するまで、前記読み出し基準クロックの周波数を保持
    することを特徴とする請求項2記載の光ディスク再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各領域での前記光ディスクの最大回
    転速度と最小回転速度とが夫々略同一となるように、前
    記各領域の設定と、前記各領域の読み出し基準クロック
    の周波数の設定を行っていることを特徴とする請求項2
    記載の光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記光ディスクの最外周領域における前
    記基準線速度が許容できる最大値となるように、前記各
    領域での読み出し基準クロックの周波数を設定したこと
    を特徴とする請求項4記載の光ディスク再生装置。
  6. 【請求項6】 前記定速回転制御手段による一定回転速
    度を、前記最大回転速度に一致させたことを特徴とする
    請求項4又は請求項5記載の光ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記光ディスクの最外周の半径をrout
    とし、最内周の半径をrinとし、前記最小回転速度に対
    応する最小角速度をωL とし、前記最大回転速度に対応
    する最大角速度をωH とし、最外周から第k番目(1≦
    k≦n)の領域の最内周の半径をrk としたとき、 前記光ディスクの最外周での線速度を考慮して、最小角
    速度ωL 又は最大角速度ωH を決め、 ωH =〔(rout /rin1/n 〕ωL なる式を用いて、
    最大角速度ωH と最小角速度ωL の差が所望の値となる
    ように、分割数nと、最大角速度ωH 又は最小角速度ω
    L を決め、 rk =rout (ωL /ωH k なる式を用いて、各領域
    の範囲を設定し、ω H ,ωL ,rk により定まる各領域
    での基準線速度に対応して、各領域での読み出し基準ク
    ロックの周波数を設定したことを特徴とする請求項4記
    載の光ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 前記読み出し基準クロック生成手段は、
    前記光ディスクが定速回転されたシーク動作時の光ピッ
    クアップの移動終了時点で、前記半径位置情報が示す半
    径方向位置での線速度を基準線速度とするような読み出
    し基準クロックを生成し、 前記再生PLL回路は、前記読み出し基準クロックの周
    波数で決まるビット周波数に等しい自走周波数を設定さ
    れることを特徴とする請求項1記載の光ディスク再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記光ディスクの最外周における前記光
    ピックアップに対する前記光ディスクの線速度が許容で
    きる最大値となる前記光ディスクの回転速度を、前記定
    速回転制御手段による定速回転時の回転速度に設定した
    ことを特徴とする請求項8記載の光ディスク再生装置。
  10. 【請求項10】 前記再生ディジタル信号が、所定ビッ
    ト長のフレームごとに最長パルス幅の同期信号を含む場
    合において、 前記半径位置情報生成手段は、 前記光ディスクの最内周での再生ディジタル信号のフレ
    ーム周期よりも長い検出周期毎に、前記再生ディジタル
    信号から、最長パルス幅を検出する最長パルス幅検出部
    を備え、 前記検出した最長パルス幅の値に対応した半径位置情報
    を生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    再生装置。
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