JP3759650B2 - マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路 - Google Patents

マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路 Download PDF

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    • G11B7/0037Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は光ディスク再生装置に関し、特に、高倍速時にも安定したデータ復調が可能なマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスクプレーヤ(CDP)、LDP、MODDのような光ディスクプレーヤにおいてはディスクの回転制御は、スピンドルサーボが遂行する。光ディスクのスピンドルサーボには、ピックアップの位置によりディスクの回転数が変わる一定線速度(CLV;Constant Linear Velocity)方式と回転数の一定した一定角速度(CAV;Constant Angular Velocity)方式とがある。ソーニ/フィリップス社が提案したコンパクトディスクCDPは一定線速度方式を採択している。
【0003】
上記コンパクトディスクプレーヤ(CDP)では、スピンドルサーボ系がディスクの回転制御を如何な程度に良好に遂行するかによりディスクに収録されているデータをどのくらい安定にし、かつ正確に復調するかが決定される。したがって、高速CDPシステムに進む程スピンドルサーボ系の役割は、安定しかつ正確なデータの復調のためには大変重要になる。
【0004】
上記ディスクの回転時スピンドルサーボ系の最も大きな影響を及ぼす要素はディスクの偏心率である。正常なディスクはデータが収録されているトラックが同心円の構造を有する螺旋形の構造となり、製造時もしくは製造後の温度・湿度等の劣悪な環境で保管されたディスクは楕円形の構造を有する螺旋形構造の偏心ディスクになる。
【0005】
CDP規定にはディスクが±70μmまでの偏心率を有していてもCDPシステムは正しいデータの復調が行われるようになっている。
【0006】
図6は従来の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ系のブロック図を示す。光ディスク再生装置のサーボ回路は、スピンドルモータ10によって回転される光ディスク12から光ピックアップ14を通じてデータを読取る。その読み取られたデータは、アイパターンを有する高周波信号で高周波増幅器16を経りながら増幅され波形整形されてアイパターンの零交叉(zero crossing)検出によってパルス波形のEFMIとして出力される。このEFMIはEFM復調部20に入力され復調されて8ビットデータに復元される。また、EFM復調部20では第2の位相比較器22、第2の低域フィルタ24、電圧制御発振器26および第3の分周器28から構成されたPLL回路を含み、このPLL回路を介して連続されたパルス列から構成された8MHz(7.35kHz×588)の再生ビットクロック信号PLCKを発生する。該PLCKはサーボ回路部30に伝達される。このサーボ回路部30では発振器31および第1の分周器32を通して7.35kHzの基準クロック信号RFCKを発生し、印加されるPLCKを第2の分周器33で分周して得られた7.35kHzのフレームクロック信号WFCKを発生する。第1の位相比較器34においてはWFCK及びRFCKの位相を比較して位相差検出信号を出力する。検出された位相差検出信号は第1の低域フィルタ35によって平滑化してモータ駆動部40に印加される。このモータ駆動部40では印加され平滑された電圧信号のレベルに応答してスピンドルモータ10の速度を制御する。
【0007】
図7は図6のEFM復調部20のPLL回路から構成される第2の位相比較器22の詳細な構成を示した回路図である。
【0008】
同図において、前記第2の位相比較器22はEFMIおよびPLCKを入力して位相比較回路22Aで位相比較して第1、第2の位相差検出信号VU、VDを出力する。出力駆動回路部22Bでは、第1の位相差検出信号VUを入力して出力ノードPDOをプルアップさせるPMOSトランジスタPTと、第2の位相差検出信号VDに応答して出力ノードPDOをプルダウンさせるNMOSトランジスタNTとから構成されている。
【0009】
上記VUとVDは次のごとく三つの出力状態を有することができる。第一に、VD=‘H’、VU=‘H’であるとき、PMOSトランジスタPTはオフされ、NMOSトランジスタNTはオンされてPDOは‘L’となる。第二に、VD=‘L’、VU=‘L’であるとき、PTはオンされ、NTはオフされてPDOは‘H’となる。最後に、VD=‘L’、VU=‘H’であるとき、PTとNTのいずれもオフされてPDOはハイインピーダンス状態になる。
【0010】
上述のように従来の光ディスク再生装置のスピンドルサーボシステムは2個の制御システムに分けられる。
【0011】
まず、スピンドルサーボシステムそのものが一つの制御系をもってディスクの回転を制御することによりデータの復調を大略的に制御する。もう一つの制御系はEFM復調用PLLをもってデータの正確な復調のため精密な制御を行なう。既存のスピンドルサーボシステムは第1の低域フィルタ35の出力SP+が如何な電圧を出力してもEFM復調用PLLが動作するようになっている。しかし、実験の結果、SP+出力電圧が正常速度時の電圧の1.5倍以上に出力されるとシステムは少し不安定になるので、ノイズが発生されてしまう。このとき、EFM復調PLLが動作し続ける場合はサーボ制御システムの安定性は一層悪化してしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、このような従来技術の問題点を解決するために、高倍速時にはEFM復調部のPLL動作を以前状態に保持するようにすることでスピンドルサーボ制御系を安定化させられるマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1記載の第1の発明のスピンドルサーボ回路は基準クロック信号と再生フレームクロック信号の位相を比較して位相差検出信号を出力する第1の位相比較器と、位相差検出信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生する低域フィルタと、回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータの回転を駆動するモータ駆動部と、スピンドルモータによって回転される光ディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形して再生データ信号を出力する高周波増幅器と、再生データ信号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する位相同期ループ回路部と、再生ビットクロック信号を分周して前記再生フレームクロック信号を発生する分周器とを備えたことを要旨とする。この発明においては光ディスク再生装置のマルチ倍速のスピンドルサーボ制御系で再生フレームクロック信号によってスピンドルモータの回転速度の位相同期ループを形成する大略的なサーボ制御系の回転速度の制御信号のレベルが正常速度以上に増加される場合には再生ビットクロック信号によって設けられる精密サーボ制御系の位相同期ループを以前状態に固定させることによりサーボ制御系を安定した状態に維持しうる。したがって、本発明においてはスピンドルモータの速度が正常速度より所定速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLがディスエーブル状態となることによって安定したデータ復調ができる。
【0014】
請求項2記載の第2の発明は、前記位相同期ループ回路部は、前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエーブル状態に維持される第2の位相比較器と、前記位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生する第2の低域フィルタと、前記制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生する電圧制御発振器と、前記所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号を発生する第2の分周器とを具備することを要旨とする。従って、スイッチング制御信号がローになるまでの以前状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0015】
請求項3記載の第3の発明は、前記第2の位相比較器は、前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して第1、第2の位相差検出信号をそれぞれ出力する位相比較回路部と、前記回転速度の制御信号と所定の倍速に対応する基準電圧信号とを比較してスイッチング制御信号を発生する電圧比較器と、前記スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の位相差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、前記スイッチング手段を通過した第1および第2の比較信号によって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを具備することを要旨とする。従って、スイッチング制御信号がローになるまでの以前状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0016】
請求項4記載の第4の発明は、前記所定の倍速は正常の再生速度の1.5倍速であることを要旨とする。従って、EFM復調用のPLLの動作をその以前の状態に維持するとデータの復調は安定に遂行することができる。
【0017】
請求項5記載の第5の発明は、再生ビットクロック信号を分周してフレームクロック信号を発生しフレームクロック信号と基準フレームクロック信号の位相を比較して検出された位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生するスピンドルサーボ制御部と、前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータを駆動するモータ駆動部と、前記スピンドルモータによって回転されるコンパクトディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形しEFM信号を出力する高周波増幅器と、前記EFM信号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持するEFM復調回路部とを具備したことを要旨とする。したがって、スピンドルモータの速度が正常速度より所定速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLがディスエーブル状態となることによって安定したデータ復調ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明による望ましい光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路のブロック図を示す。
【0020】
前記スピンドルサーボ回路は、再生ビットクロック信号PLCKを分周してフレームクロック信号WFCKを発生しフレームクロック信号WFCKと基準クロック信号RFCKの位相を比較して検出された位相差検出信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータ10の回転速度の制御信号SP+を発生するスピンドルサーボ回路部30と、前記回転速度の制御信号SP+に応答してスピンドルモータ10を駆動するモータ駆動部40と、前記スピンドルモータ10によって回転されるコンパクトディスク12から再生される高周波信号を増幅し波形整形してEFMI信号を出力する高周波増幅器16と、該EFMI信号から前記スピンドルサーボ回路部30の再生ビットクロック信号PLCKを発生するものの前記回転速度の制御信号SP+に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持するEFM復調回路部50とを含む。
【0021】
前記スピンドルサーボ回路部30は、発振器31および第1の分周器32を通じて得られた基準クロック信号RFCKと第2の分周器33を通じて得られた再生フレームクロック信号WFCKとの位相を比較して位相差検出信号を出力する第1の位相比較器34と、位相差検出信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータ10の回転速度の制御信号SP+を発生する第1の低域フィルタ35とを含む。
【0022】
前記EFM復調回路部50は位相同期ループ(PLL;Phase Locked Loop)回路部を具備している。この位相同期ループ回路部は再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して位相差検出信号を出力するものの回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエーブル状態に維持される第2の位相比較器52と、位相差検出信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生する第2の低域フィルタ54と、制御電圧信号を応答して所定の周波数信号を発生する電圧制御発振器56と、所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号PLCKを発生する第3の分周器58とを含む。
【0023】
図2に示したように前記第2の位相比較器52はEFM信号と再生ビットクロック信号PLCKの位相を比較して第1、第2の位相差検出信号VU、VDをそれぞれ出力する位相比較回路部52Aと、回転速度の制御信号SP+と所定の倍速に対応する基準電圧信号Vrefと比較してスイッチング制御信号SCを発生する電圧比較器52Dと、上記スイッチング制御信号SCに応答して前記第1、第2の位相差検出信号VU、VDをスイッチするスイッチング手段52Cと、該スイッチング手段52Cを通過した第1、第2の位相差検出信号VU、VDにより位相差信号PDOを出力する出力駆動回路部52Bとを含む。
【0024】
前記位相比較回路部52Aは、図3に示したように、NANDゲートG4、G5、ANDゲートG6、G7、NORゲートG8〜G12、インバータG13〜G17から構成されている。すなわち、前記位相比較回路部52AではEFMIとPLCKを入力して二つの信号の位相を比較してEFMIの位相が先立つ場合には、位相差だけVUがロー状態を維持しPLCKの位相が先立つ場合には位相差だけVDがハイ状態を維持する。
【0025】
前記出力駆動回路部52Bは上述の従来の回路と構成が同一であるので、その詳細な説明は省略する。
【0026】
前記スイッチング手段52Cはスイッチング制御信号によって前記第1、第2の位相差検出信号VU、VDをスイッチングするためにオアゲートG1、インバータG2、アンドゲートG3から構成されている。
【0027】
前記電圧比較器52Dは図4に示したように回転速度の制御信号SP+と所定倍速に対応する基準電圧信号Vrefと比較して図5に示したように前記基準電圧信号Vrefより前記回転速度の制御信号SP+の絶対値が上昇するとロー状態のスイッチング制御信号SCを発生する。前記回転速度の制御信号SP+は図5に示したように、(A)は正常速度(1倍速)であるときの出力を、(B)は2倍速時の出力を、(C)は4倍速時の出力信号を示している。スピンドルサーボ系を正常速度時、2倍速時あるいは4倍速の際、いずれも同一のシステムが具現できると図面から分るようにSP+信号は速度の増加につれ増加していることが分る。この意味は回転速度が増加することによって同一量の偏心を有するディスクの制御のためには多くの電圧を必要とするというのである。
【0028】
このように、LPF出力信号であるSP+が正常速度時の出力電圧に比べて1.5倍以上になるとき、EFM復調用のPLLの動作をその以前の状態に維持するとデータの復調は安定に遂行することができる。
【0029】
前記電圧比較器52Dは、正常速度時の低域フィルタ35の出力電圧SP+の約1.5倍の電圧を基準として実際のSP+の中間レベルをOVとするときSP+の絶対値と比較してSP+がVrefより大きい場合にはスイッチング制御信号SCをロー状態で出力する。
【0030】
このSCがハイ状態であるときは前記第1および第2の位相差検出信号VU、VDはスイッチング手段52Cを通して前記出力駆動回路部52Bに伝達される。
【0031】
一方、前記SCがロー状態であるときは前記VUおよびVDの状態と無関係にVUは‘H’となり、VDは‘L’となるし、またPDOはハイインピーダンス状態に保持されてPLLはSCがローになるまでの以前状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0032】
以上のように本発明においてはマルチ倍速のスピンドルサーボ制御系で大略的なサーボ制御系のマルチ倍速時に精密サーボ制御系の位相同期ループを以前状態に固定させることによってサーボ制御系を安定な状態に維持することができて高倍速時にもデータを安定的に復元することができる。
【0033】
上述の実施形態においてはコンパクトディスクの場合を例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、請求の範囲に記載されている技術的な思想および範疇内で当業者が容易に実施することができる程度の変形も含まれるということに留意する必要がある。
【0034】
【発明の効果】
第1の発明のスピンドルサーボ回路は光ディスク再生装置のマルチ倍速のスピンドルサーボ制御系で再生フレームクロック信号によってスピンドルモータの回転速度の位相同期ループを形成する大略的なサーボ制御系の回転速度の制御信号のレベルが正常速度以上に増加される場合には再生ビットクロック信号によって設けられる精密サーボ制御系の位相同期ループを以前状態に固定させることによりサーボ制御系を安定した状態に維持しうるので、スピンドルモータの速度が正常速度より所定速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLがディスエーブル状態となることによって安定したデータ復調ができる。
【0035】
第2の発明は、前記位相同期ループ回路部は、前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエーブル状態に維持される第2の位相比較器と、前記位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生する第2の低域フィルタと、前記制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生する電圧制御発振器と、前記所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号を発生する第2の分周器とを具備するので、スイッチング制御信号がローになるまでの以前状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0036】
請求項3記載の第3の発明は、前記第2の位相比較器は、前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して第1、第2の位相差検出信号をそれぞれ出力する位相比較回路部と、前記回転速度の制御信号と所定の倍速に対応する基準電圧信号とを比較してスイッチング制御信号を発生する電圧比較器と、前記スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の位相差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、前記スイッチング手段を通過した第1および第2の比較信号によって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを具備するので、スイッチング制御信号がローになるまでの以前状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0037】
請求項4記載の第4の発明は、前記所定の倍速は正常の再生速度の1.5倍速であることを要旨とする。従って、EFM復調用のPLLの動作をその以前の状態に維持するとデータの復調は安定に遂行することができる。
【0038】
請求項5記載の第5の発明は、再生ビットクロック信号を分周してフレームクロック信号を発生しフレームクロック信号と基準フレームクロック信号の位相を比較して検出された位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生するスピンドルサーボ制御部と、前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータを駆動するモータ駆動部と、前記スピンドルモータによって回転されるコンパクトディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形しEFM信号を出力する高周波増幅器と、前記EFM信号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持するEFM復調回路部とを具備したので、スピンドルモータの速度が正常速度より所定速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLがディスエーブル状態となることによって安定したデータ復調ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による望ましいマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路を示したブロック図である。
【図2】図1のEFM復調部のPLLの位相比較器の詳細な構成を示した回路図である。
【図3】図2の位相比較回路の詳細回路図である。
【図4】図2の電圧比較器の構成図である。
【図5】図4の電圧比較器の動作を説明するための波形図である。
【図6】従来の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ系を示したブロック図である。
【図7】図6のEFM復調部のPLLの位相比較器の詳細な構成を示した回路図である。
【符号の説明】
10 スピンドルモータ
12 コンパクトディスク
14 光ピックアップ
16 高周波増幅器
30 サーボ回路部
31 発振器
32 第1の分周器
33 第2の分周器
34 第1の位相比較器
35 第1の低域フィルタ
40 モータ駆動部
50 EFM復調回路部
52 第2の位相比較器
52A 位相比較回路部
52B 出力駆動回路部
52C スイッチング手段
52D 電圧比較器
54 第2の低域フィルタ
56 電圧制御発振器
58 第3の分周器
PDO 出力ノード
VU 第1の位相差検出信号
VD 第2の位相差検出信号
SP+ 回転速度の制御信号
Vref 基準電圧信号
SC スイッチング制御信号
PLL 位相同期ループ
PLCK 再生ビットクロック信号
WFCK フレームクロック信号
RFCK 基準クロック信号

Claims (5)

  1. 基準クロック信号と再生フレームクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力する第1の位相比較器と、
    前記位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生する第1の低域フィルタと、
    前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータの回転を駆動するモータ駆動部と、
    前記スピンドルモータによって回転される光ディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形して再生データ信号を出力する高周波増幅器と、
    前記再生データ信号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する位相同期ループ回路部と、
    前記再生ビットクロック信号を分周して前記再生フレームクロック信号を発生する第1の分周器とを具備したことを特徴とするマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  2. 前記位相同期ループ回路部は、
    前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して位相差信号を出力するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエーブル状態に維持される第2の位相比較器と、
    前記位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生する第2の低域フィルタと、
    前記制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生する電圧制御発振器と、
    前記所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号を発生する第2の分周器とを具備することを特徴とする請求項1記載のマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  3. 前記第2の位相比較器は、
    前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して第1、第2の位相差検出信号をそれぞれ出力する位相比較回路部と、
    前記回転速度の制御信号と所定の倍速に対応する基準電圧信号とを比較してスイッチング制御信号を発生する電圧比較器と、
    前記スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の位相差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、
    前記スイッチング手段を通過した第1および第2の比較信号によって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを具備することを特徴とする請求項2記載のマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  4. 前記所定の倍速は正常の再生速度の1.5倍速であることを特徴とする請求項3記載のマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  5. 再生ビットクロック信号を分周してフレームクロック信号を発生しフレームクロック信号と基準フレームクロック信号の位相を比較して検出された位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生するスピンドルサーボ制御部と、
    前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータを駆動するモータ駆動部と、
    前記スピンドルモータによって回転されるコンパクトディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形しEFM信号を出力する高周波増幅器と、
    前記EFM信号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持するEFM復調回路部とを具備したことを特徴とするマルチ倍速のコンパクトディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
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