JPH09115238A - マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路 - Google Patents

マルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路

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JPH09115238A
JPH09115238A JP8114634A JP11463496A JPH09115238A JP H09115238 A JPH09115238 A JP H09115238A JP 8114634 A JP8114634 A JP 8114634A JP 11463496 A JP11463496 A JP 11463496A JP H09115238 A JPH09115238 A JP H09115238A
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    • G11B7/002Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
    • G11B7/0037Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高倍速時に安定したデータの復調を可能にす
ることにある。 【解決手段】 基準クロック信号と再生フレームクロッ
ク信号の位相を比較して位相差検出信号を出力する第1
の位相比較器34と、位相差検出信号を低域フィルタリ
ングしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生
する低域フィルタ35と、回転速度の制御信号に応答し
てスピンドルモータの回転を駆動するモータ駆動部40
と、スピンドルモータにより回転される光ディスクから
再生される高周波信号を増幅し波形整形して再生データ
信号を出力する高周波増幅器16と、再生データ信号か
ら再生ビットクロック信号を発生するものの前記回転速
度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には以
前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する位相
同期ループ回路部50と、再生ビットクロック信号を分
周して前記再生フレームクロック信号を発生する分周器
とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光ディスク再生装
置に関し、特に、高倍速時にも安定したデータ復調が可
能なマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサー
ボ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクプレーヤ(CD
P)、LDP、MODDのような光ディスクプレーヤに
おいてはディスクの回転制御は、スピンドルサーボが遂
行する。光ディスクのスピンドルサーボには、ピックア
ップの位置によりディスクの回転数が変わる一定線速度
(CLV;Constant Linear Velo
city)方式と回転数の一定した一定角速度(CA
V;Constant Angular Veloci
ty)方式とがある。ソーニ/フィリップス社が提案し
たコンパクトディスクCDPは一定線速度方式を採択し
ている。
【0003】上記コンパクトディスクプレーヤ(CD
P)では、スピンドルサーボ系がディスクの回転制御を
如何な程度に良好に遂行するかによりディスクに収録さ
れているデータをどのくらい安定にし、かつ正確に復調
するかが決定される。したがって、高速CDPシステム
に進む程スピンドルサーボ系の役割は、安定しかつ正確
なデータの復調のためには大変重要になる。
【0004】上記ディスクの回転時スピンドルサーボ系
の最も大きな影響を及ぼす要素はディスクの偏心率であ
る。正常なディスクはデータが収録されているトラック
が同心円の構造を有する螺旋形の構造となり、製造時も
しくは製造後の温度・湿度等の劣悪な環境で保管された
ディスクは楕円形の構造を有する螺旋形構造の偏心ディ
スクになる。
【0005】CDP規定にはディスクが±70μmまで
の偏心率を有していてもCDPシステムは正しいデータ
の復調が行われるようになっている。
【0006】図6は従来の光ディスク再生装置のスピン
ドルサーボ系のブロック図を示す。光ディスク再生装置
のサーボ回路は、スピンドルモータ10によって回転さ
れる光ディスク12から光ピックアップ14を通じてデ
ータを読取る。その読み取られたデータは、アイパター
ンを有する高周波信号で高周波増幅器16を経りながら
増幅され波形整形されてアイパターンの零交叉(zer
o crossing)検出によってパルス波形のEF
MIとして出力される。このEFMIはEFM復調部2
0に入力され復調されて8ビットデータに復元される。
また、EFM復調部20では第2の位相比較器22、第
2の低域フィルタ24、電圧制御発振器26および第3
の分周器28から構成されたPLL回路を含み、このP
LL回路を介して連続されたパルス列から構成された8
MHz(7.35kHz×588)の再生ビットクロッ
ク信号PLCKを発生する。該PLCKはサーボ回路部
30に伝達される。このサーボ回路部30では発振器3
1および第1の分周器32を通して7.35kHzの基
準クロック信号RFCKを発生し、印加されるPLCK
を第2の分周器33で分周して得られた7.35kHz
のフレームクロック信号WFCKを発生する。第1の位
相比較器34においてはWFCK及びRFCKの位相を
比較して位相差検出信号を出力する。検出された位相差
検出信号は第1の低域フィルタ35によって平滑化して
モータ駆動部40に印加される。このモータ駆動部40
では印加され平滑された電圧信号のレベルに応答してス
ピンドルモータ10の速度を制御する。
【0007】図7は図6のEFM復調部20のPLL回
路から構成される第2の位相比較器22の詳細な構成を
示した回路図である。
【0008】同図において、前記第2の位相比較器22
はEFMIおよびPLCKを入力して位相比較回路22
Aで位相比較して第1、第2の位相差検出信号VU、V
Dを出力する。出力駆動回路部22Bでは、第1の位相
差検出信号VUを入力して出力ノードPDOをプルアッ
プさせるPMOSトランジスタPTと、第2の位相差検
出信号VDに応答して出力ノードPDOをプルダウンさ
せるNMOSトランジスタNTとから構成されている。
【0009】上記VUとVDは次のごとく三つの出力状
態を有することができる。第一に、VD=‘H’、VU
=‘H’であるとき、PMOSトランジスタPTはオフ
され、NMOSトランジスタNTはオンされてPDOは
‘L’となる。第二に、VD=‘L’、VU=‘L’で
あるとき、PTはオンされ、NTはオフされてPDOは
‘H’となる。最後に、VD=‘L’、VU=‘H’で
あるとき、PTとNTのいずれもオフされてPDOはハ
イインピーダンス状態になる。
【0010】上述のように従来の光ディスク再生装置の
スピンドルサーボシステムは2個の制御システムに分け
られる。
【0011】まず、スピンドルサーボシステムそのもの
が一つの制御系をもってディスクの回転を制御すること
によりデータの復調を大略的に制御する。もう一つの制
御系はEFM復調用PLLをもってデータの正確な復調
のため精密な制御を行なう。既存のスピンドルサーボシ
ステムは第1の低域フィルタ35の出力SP+が如何な
電圧を出力してもEFM復調用PLLが動作するように
なっている。しかし、実験の結果、SP+出力電圧が正
常速度時の電圧の1.5倍以上に出力されるとシステム
は少し不安定になるので、ノイズが発生されてしまう。
このとき、EFM復調PLLが動作し続ける場合はサー
ボ制御システムの安定性は一層悪化してしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来技術の問題点を解決するために、高倍速時に
はEFM復調部のPLL動作を以前状態に保持するよう
にすることでスピンドルサーボ制御系を安定化させられ
るマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ
回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1記載の第1の発明のスピンドルサーボ回路は
基準クロック信号と再生フレームクロック信号の位相を
比較して位相差検出信号を出力する第1の位相比較器
と、位相差検出信号を低域フィルタリングしてスピンド
ルモータの回転速度の制御信号を発生する低域フィルタ
と、回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータの
回転を駆動するモータ駆動部と、スピンドルモータによ
って回転される光ディスクから再生される高周波信号を
増幅し波形整形して再生データ信号を出力する高周波増
幅器と、再生データ信号から再生ビットクロック信号を
発生するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定
の倍速以上である時には以前状態の再生ビットクロック
信号の発生を維持する位相同期ループ回路部と、再生ビ
ットクロック信号を分周して前記再生フレームクロック
信号を発生する分周器とを備えたことを要旨とする。こ
の発明においては光ディスク再生装置のマルチ倍速のス
ピンドルサーボ制御系で再生フレームクロック信号によ
ってスピンドルモータの回転速度の位相同期ループを形
成する大略的なサーボ制御系の回転速度の制御信号のレ
ベルが正常速度以上に増加される場合には再生ビットク
ロック信号によって設けられる精密サーボ制御系の位相
同期ループを以前状態に固定させることによりサーボ制
御系を安定した状態に維持しうる。したがって、本発明
においてはスピンドルモータの速度が正常速度より所定
速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLが
ディスエーブル状態となることによって安定したデータ
復調ができる。
【0014】請求項2記載の第2の発明は、前記位相同
期ループ回路部は、前記再生データ信号と再生ビットク
ロック信号の位相を比較して位相差信号を出力するもの
の前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上で
ある時には出力がディスエーブル状態に維持される第2
の位相比較器と、前記位相差信号を低域フィルタリング
して制御電圧信号を発生する第2の低域フィルタと、前
記制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生する
電圧制御発振器と、前記所定の周波数信号を分周して再
生ビットクロック信号を発生する第2の分周器とを具備
することを要旨とする。従って、スイッチング制御信号
がローになるまでの以前状態を維持することになってデ
ータの復調は安全に遂行される。
【0015】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
位相比較器は、前記再生データ信号と再生ビットクロッ
ク信号の位相を比較して第1、第2の位相差検出信号を
それぞれ出力する位相比較回路部と、前記回転速度の制
御信号と所定の倍速に対応する基準電圧信号とを比較し
てスイッチング制御信号を発生する電圧比較器と、前記
スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の位相
差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、前記ス
イッチング手段を通過した第1および第2の比較信号に
よって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを具備す
ることを要旨とする。従って、スイッチング制御信号が
ローになるまでの以前状態を維持することになってデー
タの復調は安全に遂行される。
【0016】請求項4記載の第4の発明は、前記所定の
倍速は正常の再生速度の1.5倍速であることを要旨と
する。従って、EFM復調用のPLLの動作をその以前
の状態に維持するとデータの復調は安定に遂行すること
ができる。
【0017】請求項5記載の第5の発明は、再生ビット
クロック信号を分周してフレームクロック信号を発生し
フレームクロック信号と基準フレームクロック信号の位
相を比較して検出された位相差信号を低域フィルタリン
グしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生す
るスピンドルサーボ制御部と、前記回転速度の制御信号
に応答してスピンドルモータを駆動するモータ駆動部
と、前記スピンドルモータによって回転されるコンパク
トディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形
しEFM信号を出力する高周波増幅器と、前記EFM信
号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回
転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時に
は以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する
EFM復調回路部とを具備したことを要旨とする。した
がって、スピンドルモータの速度が正常速度より所定速
度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用PLLがデ
ィスエーブル状態となることによって安定したデータ復
調ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて本発
明をより詳細に説明する。
【0019】図1は本発明による望ましい光ディスク再
生装置のスピンドルサーボ回路のブロック図を示す。
【0020】前記スピンドルサーボ回路は、再生ビット
クロック信号PLCKを分周してフレームクロック信号
WFCKを発生しフレームクロック信号WFCKと基準
クロック信号RFCKの位相を比較して検出された位相
差検出信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータ
10の回転速度の制御信号SP+を発生するスピンドル
サーボ回路部30と、前記回転速度の制御信号SP+に
応答してスピンドルモータ10を駆動するモータ駆動部
40と、前記スピンドルモータ10によって回転される
コンパクトディスク12から再生される高周波信号を増
幅し波形整形してEFMI信号を出力する高周波増幅器
16と、該EFMI信号から前記スピンドルサーボ回路
部30の再生ビットクロック信号PLCKを発生するも
のの前記回転速度の制御信号SP+に応答して所定の倍
速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号
の発生を維持するEFM復調回路部50とを含む。
【0021】前記スピンドルサーボ回路部30は、発振
器31および第1の分周器32を通じて得られた基準ク
ロック信号RFCKと第2の分周器33を通じて得られ
た再生フレームクロック信号WFCKとの位相を比較し
て位相差検出信号を出力する第1の位相比較器34と、
位相差検出信号を低域フィルタリングしてスピンドルモ
ータ10の回転速度の制御信号SP+を発生する第1の
低域フィルタ35とを含む。
【0022】前記EFM復調回路部50は位相同期ルー
プ(PLL;Phase Locked Loop)回
路部を具備している。この位相同期ループ回路部は再生
データ信号と再生ビットクロック信号の位相を比較して
位相差検出信号を出力するものの回転速度の制御信号に
応答して所定の倍速以上である時には出力がディスエー
ブル状態に維持される第2の位相比較器52と、位相差
検出信号を低域フィルタリングして制御電圧信号を発生
する第2の低域フィルタ54と、制御電圧信号を応答し
て所定の周波数信号を発生する電圧制御発振器56と、
所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信号P
LCKを発生する第3の分周器58とを含む。
【0023】図2に示したように前記第2の位相比較器
52はEFM信号と再生ビットクロック信号PLCKの
位相を比較して第1、第2の位相差検出信号VU、VD
をそれぞれ出力する位相比較回路部52Aと、回転速度
の制御信号SP+と所定の倍速に対応する基準電圧信号
Vrefと比較してスイッチング制御信号SCを発生す
る電圧比較器52Dと、上記スイッチング制御信号SC
に応答して前記第1、第2の位相差検出信号VU、VD
をスイッチするスイッチング手段52Cと、該スイッチ
ング手段52Cを通過した第1、第2の位相差検出信号
VU、VDにより位相差信号PDOを出力する出力駆動
回路部52Bとを含む。
【0024】前記位相比較回路部52Aは、図3に示し
たように、NANDゲートG4、G5、ANDゲートG
6、G7、NORゲートG8〜G12、インバータG1
3〜G17から構成されている。すなわち、前記位相比
較回路部52AではEFMIとPLCKを入力して二つ
の信号の位相を比較してEFMIの位相が先立つ場合に
は、位相差だけVUがロー状態を維持しPLCKの位相
が先立つ場合には位相差だけVDがハイ状態を維持す
る。
【0025】前記出力駆動回路部52Bは上述の従来の
回路と構成が同一であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0026】前記スイッチング手段52Cはスイッチン
グ制御信号によって前記第1、第2の位相差検出信号V
U、VDをスイッチングするためにオアゲートG1、イ
ンバータG2、アンドゲートG3から構成されている。
【0027】前記電圧比較器52Dは図4に示したよう
に回転速度の制御信号SP+と所定倍速に対応する基準
電圧信号Vrefと比較して図5に示したように前記基
準電圧信号Vrefより前記回転速度の制御信号SP+
の絶対値が上昇するとロー状態のスイッチング制御信号
SCを発生する。前記回転速度の制御信号SP+は図5
に示したように、(A)は正常速度(1倍速)であると
きの出力を、(B)は2倍速時の出力を、(C)は4倍
速時の出力信号を示している。スピンドルサーボ系を正
常速度時、2倍速時あるいは4倍速の際、いずれも同一
のシステムが具現できると図面から分るようにSP+信
号は速度の増加につれ増加していることが分る。この意
味は回転速度が増加することによって同一量の偏心を有
するディスクの制御のためには多くの電圧を必要とする
というのである。
【0028】このように、LPF出力信号であるSP+
が正常速度時の出力電圧に比べて1.5倍以上になると
き、EFM復調用のPLLの動作をその以前の状態に維
持するとデータの復調は安定に遂行することができる。
【0029】前記電圧比較器52Dは、正常速度時の低
域フィルタ35の出力電圧SP+の約1.5倍の電圧を
基準として実際のSP+の中間レベルをOVとするとき
SP+の絶対値と比較してSP+がVrefより大きい
場合にはスイッチング制御信号SCをロー状態で出力す
る。
【0030】このSCがハイ状態であるときは前記第1
および第2の位相差検出信号VU、VDはスイッチング
手段52Cを通して前記出力駆動回路部52Bに伝達さ
れる。
【0031】一方、前記SCがロー状態であるときは前
記VUおよびVDの状態と無関係にVUは‘H’とな
り、VDは‘L’となるし、またPDOはハイインピー
ダンス状態に保持されてPLLはSCがローになるまで
の以前状態を維持することになってデータの復調は安全
に遂行される。
【0032】以上のように本発明においてはマルチ倍速
のスピンドルサーボ制御系で大略的なサーボ制御系のマ
ルチ倍速時に精密サーボ制御系の位相同期ループを以前
状態に固定させることによってサーボ制御系を安定な状
態に維持することができて高倍速時にもデータを安定的
に復元することができる。
【0033】上述の実施形態においてはコンパクトディ
スクの場合を例として挙げて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、請求の範囲に記載されてい
る技術的な思想および範疇内で当業者が容易に実施する
ことができる程度の変形も含まれるということに留意す
る必要がある。
【0034】
【発明の効果】第1の発明のスピンドルサーボ回路は光
ディスク再生装置のマルチ倍速のスピンドルサーボ制御
系で再生フレームクロック信号によってスピンドルモー
タの回転速度の位相同期ループを形成する大略的なサー
ボ制御系の回転速度の制御信号のレベルが正常速度以上
に増加される場合には再生ビットクロック信号によって
設けられる精密サーボ制御系の位相同期ループを以前状
態に固定させることによりサーボ制御系を安定した状態
に維持しうるので、スピンドルモータの速度が正常速度
より所定速度以上に早まる高倍速の際にはEFM復調用
PLLがディスエーブル状態となることによって安定し
たデータ復調ができる。
【0035】第2の発明は、前記位相同期ループ回路部
は、前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位
相を比較して位相差信号を出力するものの前記回転速度
の制御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力
がディスエーブル状態に維持される第2の位相比較器
と、前記位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧
信号を発生する第2の低域フィルタと、前記制御電圧信
号に応答して所定の周波数信号を発生する電圧制御発振
器と、前記所定の周波数信号を分周して再生ビットクロ
ック信号を発生する第2の分周器とを具備するので、ス
イッチング制御信号がローになるまでの以前状態を維持
することになってデータの復調は安全に遂行される。
【0036】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
位相比較器は、前記再生データ信号と再生ビットクロッ
ク信号の位相を比較して第1、第2の位相差検出信号を
それぞれ出力する位相比較回路部と、前記回転速度の制
御信号と所定の倍速に対応する基準電圧信号とを比較し
てスイッチング制御信号を発生する電圧比較器と、前記
スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の位相
差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、前記ス
イッチング手段を通過した第1および第2の比較信号に
よって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを具備す
るので、スイッチング制御信号がローになるまでの以前
状態を維持することになってデータの復調は安全に遂行
される。
【0037】請求項4記載の第4の発明は、前記所定の
倍速は正常の再生速度の1.5倍速であることを要旨と
する。従って、EFM復調用のPLLの動作をその以前
の状態に維持するとデータの復調は安定に遂行すること
ができる。
【0038】請求項5記載の第5の発明は、再生ビット
クロック信号を分周してフレームクロック信号を発生し
フレームクロック信号と基準フレームクロック信号の位
相を比較して検出された位相差信号を低域フィルタリン
グしてスピンドルモータの回転速度の制御信号を発生す
るスピンドルサーボ制御部と、前記回転速度の制御信号
に応答してスピンドルモータを駆動するモータ駆動部
と、前記スピンドルモータによって回転されるコンパク
トディスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形
しEFM信号を出力する高周波増幅器と、前記EFM信
号から再生ビットクロック信号を発生するものの前記回
転速度の制御信号に応答して所定の倍速以上である時に
は以前状態の再生ビットクロック信号の発生を維持する
EFM復調回路部とを具備したので、スピンドルモータ
の速度が正常速度より所定速度以上に早まる高倍速の際
にはEFM復調用PLLがディスエーブル状態となるこ
とによって安定したデータ復調ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による望ましいマルチ倍速の光ディスク
再生装置のスピンドルサーボ回路を示したブロック図で
ある。
【図2】図1のEFM復調部のPLLの位相比較器の詳
細な構成を示した回路図である。
【図3】図2の位相比較回路の詳細回路図である。
【図4】図2の電圧比較器の構成図である。
【図5】図4の電圧比較器の動作を説明するための波形
図である。
【図6】従来の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ
系を示したブロック図である。
【図7】図6のEFM復調部のPLLの位相比較器の詳
細な構成を示した回路図である。
【符号の説明】
10 スピンドルモータ 12 コンパクトディスク 14 光ピックアップ 16 高周波増幅器 30 サーボ回路部 31 発振器 32 第1の分周器 33 第2の分周器 34 第1の位相比較器 35 第1の低域フィルタ 40 モータ駆動部 50 EFM復調回路部 52 第2の位相比較器 52A 位相比較回路部 52B 出力駆動回路部 52C スイッチング手段 52D 電圧比較器 54 第2の低域フィルタ 56 電圧制御発振器 58 第3の分周器 PDO 出力ノード VU 第1の位相差検出信号 VD 第2の位相差検出信号 SP+ 回転速度の制御信号 Vref 基準電圧信号 SC スイッチング制御信号 PLL 位相同期ループ PLCK 再生ビットクロック信号 WFCK フレームクロック信号 RFCK 基準クロック信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号と再生フレームクロッ
    ク信号の位相を比較して位相差信号を出力する第1の位
    相比較器と、 前記位相差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモ
    ータの回転速度の制御信号を発生する第1の低域フィル
    タと、 前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータの
    回転を駆動するモータ駆動部と、 前記スピンドルモータによって回転される光ディスクか
    ら再生される高周波信号を増幅し波形整形して再生デー
    タ信号を出力する高周波増幅器と、 前記再生データ信号から再生ビットクロック信号を発生
    するものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍
    速以上である時には以前状態の再生ビットクロック信号
    の発生を維持する位相同期ループ回路部と、 前記再生ビットクロック信号を分周して前記再生フレー
    ムクロック信号を発生する第1の分周器とを具備したこ
    とを特徴とするマルチ倍速の光ディスク再生装置のスピ
    ンドルサーボ回路。
  2. 【請求項2】 前記位相同期ループ回路部は、 前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を
    比較して位相差信号を出力するものの前記回転速度の制
    御信号に応答して所定の倍速以上である時には出力がデ
    ィスエーブル状態に維持される第2の位相比較器と、 前記位相差信号を低域フィルタリングして制御電圧信号
    を発生する第2の低域フィルタと、 前記制御電圧信号に応答して所定の周波数信号を発生す
    る電圧制御発振器と、 前記所定の周波数信号を分周して再生ビットクロック信
    号を発生する第2の分周器とを具備することを特徴とす
    る請求項1記載のマルチ倍速の光ディスク再生装置のス
    ピンドルサーボ回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の位相比較器は、 前記再生データ信号と再生ビットクロック信号の位相を
    比較して第1、第2の位相差検出信号をそれぞれ出力す
    る位相比較回路部と、 前記回転速度の制御信号と所定の倍速に対応する基準電
    圧信号とを比較してスイッチング制御信号を発生する電
    圧比較器と、 前記スイッチング制御信号に応答して前記第1、第2の
    位相差検出信号をスイッチするスイッチング手段と、 前記スイッチング手段を通過した第1および第2の比較
    信号によって位相差信号を出力する出力駆動回路部とを
    具備することを特徴とする請求項2記載のマルチ倍速の
    光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  4. 【請求項4】 前記所定の倍速は正常の再生速度の1.
    5倍速であることを特徴とする請求項3記載のマルチ倍
    速の光ディスク再生装置のスピンドルサーボ回路。
  5. 【請求項5】 再生ビットクロック信号を分周してフレ
    ームクロック信号を発生しフレームクロック信号と基準
    フレームクロック信号の位相を比較して検出された位相
    差信号を低域フィルタリングしてスピンドルモータの回
    転速度の制御信号を発生するスピンドルサーボ制御部
    と、 前記回転速度の制御信号に応答してスピンドルモータを
    駆動するモータ駆動部と、 前記スピンドルモータによって回転されるコンパクトデ
    ィスクから再生される高周波信号を増幅し波形整形しE
    FM信号を出力する高周波増幅器と、 前記EFM信号から再生ビットクロック信号を発生する
    ものの前記回転速度の制御信号に応答して所定の倍速以
    上である時には以前状態の再生ビットクロック信号の発
    生を維持するEFM復調回路部とを具備したことを特徴
    とするマルチ倍速のコンパクトディスク再生装置のスピ
    ンドルサーボ回路。
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