JP3605023B2 - クロック生成回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クロック生成回路に関し、より詳細には、光ディスクにデータを追記して記録する光ディスク記録装置に搭載するクロック生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクは、他の記録媒体に比して記憶容量が大きいことから、広範囲に利用されるようになって来た。特に、現行の再生専用ディスクとの互換性が得られるCD−R(Compact Disk Recordable)は、音楽用やデータ保存用に広く用いられている。光ディスク記録装置では、データを光ディスク(CD−R)に記録する際に、データの書込み速度に比してデータ転送速度が遅くなるバッファアンダーランが発生することが知られている。光ディスク記録装置は、バッファアンダーランが発生すると、バッファアンダーラン状態が解除するまで、記録動作を中断して待機する。
【0003】
光ディスク記録装置は、バッファアンダーラン状態が解除すると、既に記録されたデータを再生することで得られるリードクロックに同期した読出しクロックに基づいて、既に記録済みのデータを再生し、その終端を追記を行う記録開始位置として検出する。記録開始位置を検出すると、水晶発振器等からの基準クロックに同期した記録クロックに基づいて、記録開始位置から記録動作を開始する。
【0004】
既に記録されたデータのチャネルクロック精度で、記録開始位置の検出が実行されるので、前回の記録動作が中断した記録開始位置の前後でデータの継ぎ目が所定の誤差範囲内に維持される。
【0005】
光ディスク記録装置の誤り訂正処理は、記録したデータを再生する際に使用され、追記動作等によりデータの継ぎ目が存在しても、前記所定の誤差範囲内であれば、これを訂正することでデータを再生する。
【0006】
クロック生成回路は、リードクロックに基づいて読出しクロックを発生し、基準クロックに基づいて記録クロックを発生する。光ディスク記録装置には、読出しクロックと記録クロックとの切替え時に、所定の誤差範囲内に維持できるクロック生成回路が必要になる。
【0007】
図6は、特開平11−120711に記載のクロック生成回路のブロック図である。クロック生成回路は、データを再生することにより得られるリードクロック121に基づいて、読出しクロック122を発生する。位相比較器91及び周波数比較器92は、リードクロック121と読出しクロック122との位相差信号を比較モード選択手段93に夫々入力する。位相比較器91は、EX−OR回路やRSフリップフロップ回路等から成る位相比較回路であり、周波数比較器92は、分周器及び位相比較回路を有する。
【0008】
比較モード選択手段93は、所定の条件で選択期間設定手段96から入力される選択期間信号123に基づいて、何れかの位相差信号を選択しループフィルタ94に入力する。ループフィルタ94は、選択した位相差信号を電圧に変換し、VCO95に入力する。VCO95は、変換した電圧に基づいて読出しクロック122を発生する。
【0009】
リードクロック121と読出しクロック122との周波数が異なる場合、比較モード選択手段93は、周波数比較器92からの位相差信号を選択し、クロック生成回路は、読出しクロック122とリードクロック121との周波数差を零にするPLLの引込み動作を実行する。
【0010】
リードクロック121と読出しクロック122の周波数が等しい場合、比較モード選択手段93は、位相比較器91からの位相差信号を選択する。クロック生成回路は、読出しクロック122とリードクロック121との位相差を零にするPLLのロック動作を実行する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の光ディスク装置では、比較モード選択手段93が位相差信号を所定の条件で選択することにより、クロック生成回路がPLLの引込み動作を確実で高速にし、PLLのロック動作を安定化するものである。
【0012】
追記動作は、読出し動作から記録動作へ動作クロックの周波数を切り替えて実行する。光ディスク装置は、光ディスクに記録されたデータを読み出すことで、リードクロックが得られ、得られたリードクロックを再生処理に利用する。
【0013】
しかし、上記従来のデータ生成回路の技術を用い、追記動作が可能な光ディスク記憶装置のデータ生成回路に応用しようとすると、追記動作による切替え直後の追従性能や発生する動作クロックの周波数の安定性が充分ではないので、追記動作により記録されたデータを再生して得られるリードクロックの連続性が保たれない。
【0014】
本発明は、上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、追記動作により記録されたデータを再生して得られるリードクロックの連続性が保たれるデータ生成回路を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のクロック生成回路は、データを追記する記録開始位置を検出するための読出し動作と、前記記録開始位置からデータを追記する記録動作とを、夫々読出しクロック及び記録クロックに基づいて実行する光ディスク記録装置に搭載され、前記読出しクロック及び記録クロックを生成するクロック生成回路であって、読出しデータから再生されるリードクロックと前記クロック生成回路の出力クロックの位相差に対応する第1の位相差信号を発生する第1の位相比較器と、前記第1の位相差信号を入力する第1のチャージポンプと、書込みのための所定の基準クロックと前記クロック生成回路の出力クロックの位相差に対応する第2の位相差信号を発生する第2の位相比較器と、前記第2の位相差信号を入力する第2のチャージポンプと、前記読出し動作時に前記第1のチャージポンプの出力を選択し、前記記録動作時に前記第2のチャージポンプの出力を選択して夫々制御電圧信号として出力する切替え回路と、前記制御電圧信号に基づいて発振する電圧制御発振器とを備え、前記第1のチャージポンプの電流駆動能力が、前記第2のチャージポンプの電流駆動能力よりも大きく、前記読出しクロックから書込みクロックの切換えが所定の時定数に従って行われることを特徴とする。
【0016】
本発明のクロック生成回路は、位相差信号を制御電圧信号に変換する際に、チャージポンプ回路を経由することにより、ローパスフイルタを経由することに比して、制御電圧信号に含まれるリプル等が少ないので、出力クロックと位相比較できる入力クロックの周波数範囲が広がる。また、基準クロックからの位相差信号を入力する第2のチャージポンプに比して、リードクロックからの位相差信号を入力する第1のチャージポンプの電流駆動能力が大きいため、記録動作から読出し動作に移る時の追従速度に比して、読出し動作から記録動作に移る時の追従速度が遅くなるので、追記動作により記録されたデータの連続性が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例に基づいて、本発明のクロック生成回路について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態例のクロック生成回路を搭載する光ディスク記録装置のブロック図である。光ディスク記録装置は、スピンドルモータ1、光学ヘッド2、RFアンプ3、サーボ回路4、再生ロジック回路5、レーザ駆動回路6、記録ロジック回路7、CPUインターフェイス8、及び、記録再生制御回路10で構成される。パーソナルコンピュータ9は、光ディスク記録装置を制御して、光ディスクへのデータの記録及び再生を実行する。
【0021】
スピンドルモータ1は、サーボ回路4からの制御信号に基づいて、光ディスクの回転を制御する。光学ヘッド2は、サーボ回路4からの制御信号に基づいて、レーザ光の出射を制御し、書込みデータを光ディスクに記録し、また、光ディスクからの読出しデータをRFアンプ3に入力する。RFアンプ3は、高周波信号である読出し信号を増幅して、サーボ回路4及び再生ロジック回路5に入力する。
【0022】
サーボ回路4は、RFアンプ3からの読出し信号、及び、記録再生制御回路10からの制御信号に基づいて、スピンドルモータ1の回転制御、レーザービームを光ディスクの信号面に合焦させるフォーカシング制御、レーザービームを光ディスクの信号トラックに追従させるトラッキング制御、及び、光学ヘッド2をディスクの径方向に動かすスレッド制御を実行する。再生ロジック回路5は、RFアンプ3からの読出し信号に対して、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調、CIRC(Cross Interleaved Reed−Solomon Code)デコード処理、及び、誤り訂正を実行し、読出し情報を記録再生制御回路10に入力する。
【0023】
CPUインターフェイス8は、パーソナルコンピュータ9と伝送路で接続され、データ、要求、及び、応答から成る情報が送受信される。記録ロジック回路7は、パーソナルコンピュータ9からCPUインターフェイス8を経由して入力される書込み情報を、CIRCエンコード処理、サブコードの付加、誤り訂正符号の付加、及び、EFM変調等の処理を実行して書込みデータを生成し、レーザ駆動回路6に入力する。レーザ駆動回路6は、記録ロジック回路7からの書込みデータに基づいて、光学ヘッド2のレーザ光源の駆動制御を実行する。
【0024】
記録再生制御回路10は、本実施形態例のクロック生成回路11を有する。記録再生制御回路10は、パーソナルコンピュータ9からの命令、及び、再生ロジック回路5からの読出し情報に基づいて、記録処理及び再生処理を制御する。クロック生成回路11は、再生処理に必要な読出しクロックと記録処理に必要な記録クロックとを発生する。
【0025】
図2は、本発明の上記クロック生成回路11の構成を示す。クロック生成回路11は、位相比較器21、22、切替え回路23、ローパスフィルタ24、及び、電圧制御発振器25で構成される。位相比較器21は、リードクロック101の位相と出力クロック107の位相とを比較し、その位相差に対応する第1位相差信号103を発生して切替え回路23の第1入力端子に入力する。位相比較器22は、書込みのための基準クロック102の位相と出力クロック107の位相とを比較し、その位相差に対応する第2位相差信号104を発生して切替え回路23の第2入力端子に入力する。
【0026】
切替え回路23は、読出し動作時に第1位相差信号103を選択し、記録動作時に第2位相差信号104を選択して、出力端子から選択位相差信号105としてローパスフィルタ24に入力する。ローパスフィルタ24は、選択位相差信号105を平滑化することでこれを制御電圧信号106に変換し、電圧制御発振器25に入力する。ローパスフィルタ24を通過した制御電圧信号106は、電位が時定数Txで変化する。電圧制御発振器25は、この制御電圧信号106に基づいて、出力クロック107を発生する。
【0027】
図3は、切替え時の出力クロック107の周波数の変化を示す。リードクロック101の周波数は、f1である。基準クロック102の周波数f2は、リードクロック101の周波数f1に比して低い。
【0028】
時刻t1より以前に、切替え回路23は、第1位相差信号103を選択する状態を維持する。制御電圧信号106は、第1位相差信号103に基づいて第1電位に維持される。電圧制御発振器25は、第1電位の制御電圧信号106に基づいて、周波数f1の出力クロック107を安定に発振する。
【0029】
時刻t1に、切替え回路23は、第1位相差信号103を選択する状態から第2位相差信号104を選択する状態に変化する。選択位相差信号105は、パルス幅や周期等のパルス波形が急激に変化する。
【0030】
時刻t1から時刻t2までの間に、切替え回路23は、第2位相差信号104を選択する状態を維持する。制御電圧信号106は、第2位相差信号104に基づいて、第1電位から第2電位まで直線的に電位が下降する。電圧制御発振器25は、電位が下降する制御電圧信号106に基づいて、出力クロック107を周波数f1から周波数f2まで直線的に変化させて発振する。
【0031】
時刻t2より以後に、切替え回路23は、第2位相差信号104を選択する状態を維持する。制御電圧信号106は、第2位相差信号104に基づいて、第2電位を維持する。電圧制御発振器25は、第2電位の制御電圧信号106に基づいて、周波数f2の出力クロック107を安定に発振する。
【0032】
時刻t1から時刻t2までの時間は、ローパスフィルタ24の時定数Txである。時定数Txは、光ディスクへのデータの追記動作を実行する際、データの継ぎ目が所定の誤差範囲内に抑えられるように、所定の値に設定される。
【0033】
リードクロック101は、光ディスクに既に記録したデータを読み出すことにより、得られるクロックである。基準クロック102は、追記動作以外の記録処理時に用いる水晶発振器からの出力を逓倍したクロックである。
【0034】
また、基準クロック102は、線速度一定方式によりスピンドルモータ1を回転制御する場合、水晶発振器からの出力を逓倍したクロックを用いる。角速度一定方式によりスピンドルモータ1を回転制御する場合、RFアンプ3を経由して得られるプリグルーブ(Pre−groove)信号から、22.05KHzのウォブル成分を抽出し、そのウォブル成分に同期したクロックを用いても良い。
【0035】
クロック生成回路11は、基準クロック102の周波数f2がリードクロック101の周波数f1に比して高い場合にも対応可能であり、効果は上記と同様になる。
【0036】
ここで、図1の光ディスク記録装置が既に光ディスクに記録されたデータに連続してデータを記録する追記動作について説明する。光ディスクには、直前に実行されていた記録動作が中断した記録開始位置まで、データが既に記録されている。光ディスク記録装置は、パーソナルコンピュータ9から追記動作の要求を受信すると、記録再生制御回路10が追記動作のための処理を開始する。
【0037】
サーボ回路4は、光学ヘッド2に対するフォーカシング制御及びトラッキング制御を実行し、スピンドルモータ1に対する回転制御を実行する。記録ロジック回路7は、パーソナルコンピュータ9からの書込み情報を受信し、書き込みデータを生成する。
【0038】
光ディスク記録装置は、フォーカシング制御、トラッキング制御、及び、回転制御の状態が良好と判断され、且つ、記録ロジック回路7の準備動作が終了すると、記録開始位置の読出し動作を開始する。切替え回路23は、第1位相差信号103を選択し、電圧制御発振器25は、リードクロック101に同期した出力クロック107である読出しクロックを発生する。光ディスク記録装置は、読出しクロックに基づいて、読出し動作を実行し、既に記録済のデータの終端を記録開始位置として検出する。
【0039】
記録開始位置を検出すると、切替え回路23は、第2位相差信号104を選択する。電圧制御発振器25は、基準クロック102に同期した出力クロック107である書込みクロックを発生する。記録ロジック回路7は、書込みクロックに基づいて、記録動作を実行する。光ディスク記録装置は、レーザ駆動回路6及び記録ロジック回路7を経由して、光ディスクにデータを記録する。
【0040】
記録動作終了後、光ディスク記録装置は、パーソナルコンピュータ9から追記動作の要求を受信すると、上記と同様にして、光ディスクへのデータの記録を再開する。
【0041】
読出し動作から記録動作に切り替わる時、選択位相差信号105のパルス波形は、急激に変化する。制御電圧信号106の電位は、時定数Txの効果により、急激な変化は抑えられ、徐々に変化する。電圧制御発振器25からの出力クロック107の周波数は、緩やかに変化し、リードクロック101又は基準クロック102に確実に同期する。
【0042】
上記実施形態例によれば、読出し動作又は記録動作の切替え後に、読出しクロックから書込みクロックに所定の時定数で切り換わるので、追記動作により記録されたデータを再生して得られるリードクロックの連続性が保たれる。
【0043】
図5は、本発明の第2実施形態例のクロック生成回路の構成を示す。本実施形態例は、位相差信号を制御電圧信号に変換する際に、ローパスフィルタに代えてチャージポンプを用いる点が異なる。クロック生成回路11Aは、チャージポンプ31、32、及び、キャパシタC2を有する。
【0044】
図4を参照し、図5のクロック生成回路に利用されるチャージポンプについて説明する。チャージポンプは、PチャネルMOSトランジスタQ1、NチャネルMOSトランジスタQ2、及び、キャパシタC1で構成される。トランジスタQ1のソースは、電源電圧Vccに接続される。トランジスタQ1のゲートは、入力端子aに接続される。トランジスタQ1及びQ2のドレインは、キャパシタC1の一端に接続される。トランジスタQ2のゲートは、入力端子bに接続される。トランジスタQ2のソース、及び、キャパシタC1の他端は、グランドに接続される。
【0045】
入力端子aがLレベル、且つ、入力端子bがLレベルの場合、チャージポンプは、トランジスタQ1がオンし、トランジスタQ2がオフする。キャパシタC1は、電流が電源電圧Vccから流入し充電するので、電位が上昇する。
【0046】
入力端子aがHレベル、且つ、入力端子bがHレベルの場合、チャージポンプは、トランジスタQ1がオフし、トランジスタQ2がオンする。キャパシタC1は、電流がグランドに流出し放電するので、電位が下降する。
【0047】
入力端子aがHレベル、且つ、入力端子bがLレベルの場合、チャージポンプは、トランジスタQ1がオフし、トランジスタQ2がオフする。キャパシタC1は、電流が流れないので、電位が変化しない。
【0048】
入力端子aがLレベル、且つ、入力端子bがHレベルの場合、チャージポンプは、トランジスタQ1がオンし、トランジスタQ2がオンする。過大な電流が電源電圧Vccとグランド間に流れるので、入力端子a及びbに対してこの条件は禁止される。
【0049】
図5のクロック生成回路は、図4に示したチャージポンプ31及び32を有する。チャージポンプ31は、図4のトランジスタQ1に相当するトランジスタQ3、及び、図4のトランジスタQ2に相当するトランジスタQ4を有する。チャージポンプ32は、図4のトランジスタQ1に相当するトランジスタQ5、及び、図4のトランジスタQ2に相当するトランジスタQ6を有する。キャパシタC2は、図4のキャパシタC1に相当する。
【0050】
位相比較器21は、第1位相差信号103をチャージポンプ31に入力する。チャージポンプ31は、第1位相差信号103に基づいて、出力クロック107の位相がリードクロック101の位相に比して、進み又は遅れの何れであるのか判定する。チャージポンプ31は、この判定結果に基づいて、入力端子a及びbのレベルを設定する。
【0051】
判定結果が進みの場合、入力端子aをHレベルに設定し、入力端子bをHレベルに設定する。判定結果が遅れの場合、入力端子aをLレベルに設定し、入力端子bをLレベルに設定する。判定結果が等しい場合、入力端子aをHレベルに設定し、入力端子bをLレベルに設定する。
【0052】
位相比較器22は、第2位相差信号104をチャージポンプ32に入力する。チャージポンプ32は、第2位相差信号104に基づいて、出力クロック107の位相が基準クロック102の位相に比して、進み又は遅れの何れであるのか判定する。チャージポンプ32は、この判定結果に基づいて、チャージポンプ31と同様に入力端子a及びbのレベルを設定する。
【0053】
クロック生成回路11Aは、切替え回路23がチャージポンプ31又は32からの流入又は流出する電流を選択し、キャパシタC2を充電又は放電することで、制御電圧信号106を発生する。
【0054】
チャージポンプ31及びチャージポンプ32は、キャパシタC2を充電又は放電する電流駆動能力が相互に異なるように設計され、チャージポンプ32に比して、チャージポンプ31の電流駆動能力が大きい。読出しクロックの追従速度は、書込みクロックの追従速度に比して、速くなる。この場合、記録動作から読出し動作に移る時の追従速度に比して、読出し動作から記録動作に移る時の追従速度が遅くなるので、追記動作により記録されたデータの連続性が向上する。
【0055】
上記実施形態例によれば、位相差信号を制御電圧信号に変換する際に、チャージポンプ回路を経由することにより、ローパスフイルタを経由することに比して、制御電圧信号に含まれるリプル等が少ないので、出力クロックと位相比較できる入力クロックの周波数範囲が広がる。
【0056】
以上、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明のクロック生成回路は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるものでなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変更を施したクロック生成回路も、本発明の範囲に含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のクロック生成回路では、読出し動作又は記録動作の切替え後に、読出しクロックから書込みクロックに所定の時定数で切り換わるので、追記動作により記録されたデータを再生して得られるリードクロックの連続性が保たれる。この場合、追記動作により記録されたデータを再生して得られるリードクロックの連続性が保たれるので、リードクロックに基づく再生処理が安定して実行される。
【0058】
また、位相差信号を制御電圧信号に変換する際に、チャージポンプ回路を経由することにより、ローパスフイルタを経由することに比して、制御電圧信号に含まれるリプル等が少ないので、出力クロックと位相比較できる入力クロックの周波数範囲が広がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例のクロック生成回路を搭載する光ディスク記録装置のブロック図である。
【図2】本発明の上記クロック生成回路11の構成を示す。
【図3】切替え時の出力クロック107の周波数の変化を示す。
【図4】チャージポンプの回路図である。
【図5】本発明の第2実施形態例のクロック生成回路の構成を示す。
【図6】特開平11−120711に記載のクロック生成回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ
2 光学ヘッド
3 RFアンプ
4 サーボ回路
5 再生ロジック回路
6 レーザ駆動回路
7 記録ロジック回路
8 CPUインターフェイス
9 パーソナルコンピュータ
10 記録再生制御回路
11 クロック生成回路
21、22 位相比較器
23 切替え回路
24 ローパスフィルタ
25 電圧制御発振器
31、32 チャージポンプ
91 位相比較器
92 周波数比較器
93 比較モード選択手段
94 ループフィルタ
95 VCO
96 選択期間設定手段
Q1、Q3、Q5 PチャネルMOSトランジスタ
Q2、Q4、Q6 NチャネルMOSトランジスタ
C1、C2 キャパシタ
101 リードクロック
102 基準クロック
103 第1位相差信号
104 第2位相差信号
105 選択位相差信号
106 制御電圧信号
107 出力クロック
121 リードクロック
122 出力クロック
123 選択期間信号
Claims (1)
- データを追記する記録開始位置を検出するための読出し動作と、前記記録開始位置からデータを追記する記録動作とを、夫々読出しクロック及び記録クロックに基づいて実行する光ディスク記録装置に搭載され、前記読出しクロック及び記録クロックを生成するクロック生成回路であって、
読出しデータから再生されるリードクロックと前記クロック生成回路の出力クロックの位相差に対応する第1の位相差信号を発生する第1の位相比較器と、前記第1の位相差信号を入力する第1のチャージポンプと、書込みのための所定の基準クロックと前記クロック生成回路の出力クロックの位相差に対応する第2の位相差信号を発生する第2の位相比較器と、前記第2の位相差信号を入力する第2のチャージポンプと、前記読出し動作時に前記第1のチャージポンプの出力を選択し、前記記録動作時に前記第2のチャージポンプの出力を選択して夫々制御電圧信号として出力する切替え回路と、前記制御電圧信号に基づいて発振する電圧制御発振器とを備え、前記第1のチャージポンプの電流駆動能力が、前記第2のチャージポンプの電流駆動能力よりも大きく、前記読出しクロックから書込みクロックの切換えが所定の時定数に従って行われることを特徴とするクロック生成回路。
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