JP2001274683A - 信号発生装置及び再生装置 - Google Patents

信号発生装置及び再生装置

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JP2001274683A
JP2001274683A JP2000087125A JP2000087125A JP2001274683A JP 2001274683 A JP2001274683 A JP 2001274683A JP 2000087125 A JP2000087125 A JP 2000087125A JP 2000087125 A JP2000087125 A JP 2000087125A JP 2001274683 A JP2001274683 A JP 2001274683A
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frequency
signal
phase
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comparison result
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JP2000087125A
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English (en)
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Tetsuji Kawashima
哲司 川嶌
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き込みを高速化する。 【解決手段】 PLL回路10は、電圧に応じて信号を
発生する電圧制御発振器15と、この信号を分周する分
周器16と、分周器16からの位相ロッククロックPL
CKの位相とRF信号の位相とを比較して位相比較結果
を出力する周波数比較部11と、電圧制御発振器15か
らのN倍位相ロック信号N×PLCKの周波数とRF信
号の周波数とを比較して、周波数差に応じた長さの周波
数誤差信号を出力する周波数比較部12とを有し、電圧
制御発振器15は、位相比較結果と周波数誤差信号に基
づいてRF信号に同期したチャンネル・クロックを発生
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を発生する信
号発生装置及び光ディスクを再生する再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるCD(compact disc)や
いわゆるDVD(digital video/versatile disc)のよ
うな光ディスクを再生する光ディスクプレーヤが提供さ
れている。光ディスクプレーヤにおいては、光ディスク
から再生されたチャンネル・データを復号するために、
このデータからチャンネル・クロックを再生成するPL
L(phase-locked loop)回路が用いられる。
【0003】PLL回路は、位相比較器を基本的な要素
として有し、電圧制御発振器にて発生された信号の位相
を入力信号の位相と比較する。位相比較器の出力は、電
圧制御発振器にフィードバックされて、入力信号と発生
された信号の位相を正確に合わせるように制御される。
【0004】このPLL回路には、電圧制御発振器で発
生された信号の周波数と入力信号の周波数を比較する周
波数比較器が加えられることがある。周波数比較器は、
周波数比較器の出力を電圧制御発振器にフィードバック
することにより、電圧制御発振器で発生された信号の位
相を入力信号の位相を迅速に引き込むことを図ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の周波
数比較器は、周波数計測の結果に応じた極性の信号を次
の計測点まで出力し続けていた。周波数比較器は、周波
数が離れた状態からスタートしても最終的には位相が引
き込める機能をPLL回路に与えているが、この構成で
は位相がロックしした状態からは、ディフェクトなどに
よる外乱で周波数比較器が動作してしまうと周波数をず
らしてしまい。再引き込みに時間がかかるようになって
いた。
【0006】また、周波数比較器のゲインは上のよう
に、外乱の影響による周波数比較器の動作による影響を
少なくするために抑えてあるので、よりゲインを上げて
周波数が離れた状態からの引き込みを高速化することは
できなかった。
【0007】本発明は、上述の実情に鑑みて提案される
ものであって、入力信号の周波数に対して発生される信
号の周波数が離れた状態からの引き込みを高速化すると
共に外乱の影響を受けにくいように信号を発生するよう
な信号発生装置及びこのように信号を発生して再生を行
う再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る信号発生装置は、入力される第1の
信号に基づいて第2の信号を発生する信号発生装置にお
いて、上記第2の信号を発振する発振手段と、上記第2
の信号の位相を上記第1の信号の位相と比較し、位相差
に応じた位相比較結果を出力する位相比較手段と、第1
のカウンタを用いて計測した期間にわたって上記第2の
信号の周波数を上記第1の信号の周波数と比較し、第2
のカウンタを用いて周波数差に応じた長さにわたって周
波数比較結果を出力する周波数比較手段とを有し、上記
発振手段は上記位相比較結果及び上記周波数比較結果に
基づいて第1の信号に同期した第2の信号を発振するも
のである。
【0009】本発明に係る再生装置は、光ディスクから
情報信号を読み出す読み出し手段と、クロック信号を発
振する発振手段と、上記クロック信号の位相を上記情報
信号の位相と比較し、位相差に応じた位相比較結果を出
力する位相比較手段と、第1のカウンタを用いて計測し
た期間にわたって上記クロック信号の周波数を上記情報
信号の周波数と比較し、第2のカウンタを用いて周波数
差に応じた長さにわたって周波数比較結果を出力する周
波数比較手段とを有し、上記発振手段は上記位相比較結
果及び上記周波数比較結果に基づいて情報信号に基づい
たクロック信号を発振するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、いわゆるCD−ROMやいわゆるDVD−ROMな
どの光ディスクからデータを再生する再生装置について
説明する。
【0011】まず、再生装置において、光ディスクから
読み出されたRF(radio frequancy: 無線周波数)信
号に基づいてチャンネル・クロック信号を再生成する信
号発生装置であるPLL(phase-locked loop)回路に
ついて、図1を参照して説明する。
【0012】このPLL回路10は、光ディスク101
からの再生データ信号からチャンネル・クロックを再生
する再生のために、発生する信号の周波数と入力信号の
周波数との周波数差に対応した長さの期間にわたって、
エラー信号として周波数誤差信号を出力する周波数比較
部12を有している。
【0013】PLL回路10は、光ディスク101の回
転が規定の周波数に達していなくても信号を発生するい
わゆる「可変速再生」に対応し、2値化されたRF信号
からチャンネル クロックを再生成する。
【0014】このPLL回路10は、スピンドルモータ
によって回転駆動される光ディスク101から光学ピッ
クアップによって読み出されたRF信号を入力される。
【0015】PLL回路10は、入力されたRF信号と
このPLL回路10で発生された信号との位相とを比較
する位相比較部11と、RF信号と発生された信号の周
波数とを比較する周波数比較部12と、位相比較部11
の出力と周波数比較部12の出力とを加算する加算器1
3とを有している。
【0016】また、PLL回路10は、加算器13の出
力の低域のみを通過させる低域フィルタ(low-pass fil
ter; LPF)14と、低域フィルタ14の出力電圧に応じ
た周波数の信号を発生する電圧制御発振器(voltage-co
ntrolled oscillator; VCO)15と、電圧制御発振器1
5にて発振された信号をN分周して位相ロッククロック
PLCKとする分周器16とを有している。
【0017】このPLL回路10においては、RF信号
と位相ロッククロックPLCKの位相差を位相比較部1
1にて検出し、この位相差を電圧制御発振器15にフィ
ードバックすることによりRF信号に同期した位相ロッ
ククロックPLCKをとすることにより、チャンネル・
クロックを再生成している。
【0018】周波数比較部12は、RF信号に含まれる
最長パターンに基づいて周波数比較結果として周波数誤
差信号を発生し、この周波数誤差信号を電圧制御発振器
15にフィードバックする。
【0019】周波数比較部12における周波数計測に
は、精度を上げるために位相ロッククロックPLCKの
N倍の周波数を有するN倍位相ロッククロックN×PL
CKが用いられる。このN倍位相クロックN×PLCK
は、分周器16で分周する前の電圧制御発振器15の出
力として得られる。
【0020】また、RF信号のエッジ間隔を計測する単
位としては、少なくとも1つの最長パターンが含まれる
長さ(エッジ数)を単位とする。例えば、光ディスクが
いわゆるCDの場合、同期用の最長パターンの間隔は5
88ビットであり、平均のパターン長は約4.5Tであ
るので、150(>588/4.5)のエッジが到来す
れば、必ず最長パターンが含まれる。
【0021】いわゆるDVDの場合には、同期用の最長
パタンの間隔は1488ビットなので、400(>14
88/4.5)のエッジが到来すれば、必ず最長パター
ンが含まれる。
【0022】このようにして、周波数比較部12は、N
倍位相ロッククロックN×PLCKによってRF信号の
エッジ間隔を計測する。そして、そのエッジ間隔の最大
値がエッジ間隔の基準値より大きく位相ロッククロック
PLCKの周波数がRF信号より高い場合にはローレベ
ルLを出力し、逆に上記基準値より小さく位相ロック位
相ロッククロックPLCKの周波数がRF信号より低い
場合にはハイレベルHを出力する。
【0023】ここで、上記基準値には、いわゆるCDに
対してはN=14、いわゆるDVDに対してはN=11
が用いられる。
【0024】これを繰り返すことにより位相ロッククロ
ックPLCKの周波数はRF周波数の周波数に最終的に
近づいていく。計測した最大値と基準値が一致すれば周
波数計測部12は周波数誤差信号出力しない。したがっ
て、位相比較部11の働きにより、最終的にはRF信号
と位相ロッククロックPLCKの周波数と位相が一致す
る。これにより、位相ロッククロックPLCKによりチ
ャンネル・クロックが得られることになる。
【0025】続いて、周波数比較部12における処理に
ついて、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0026】最初のステップS1においては、周波数比
較部12は、内部のカウンタが保持するエッジ数の値を
0に設定する。また、周波数比較部12の保持する最大
エッジ間隔の値も初期化する。
【0027】ステップS2においては、周波数比較部1
2は、光ディスク101からRF信号のエッジを検出す
る。例えば、エッジ検出は、RF信号の立ち上がりが所
定レベルを超えたときにエッジを検出したものとするこ
とにより行うことができる。
【0028】ステップS3においては、周波数比較部1
2は、RF信号のステップS2で検出したエッジの間隔
を計測する。光ディスク101がN倍位相ロッククロッ
クN×PLCKによって間隔の期間を計測する。
【0029】ステップS4においては、周波数比較部1
2は、ステップS3において計測したエッジ間隔が、周
波数比較部22が保持する最大エッジ間隔の値より大き
いか否かを判断する。そして、計測したエッジ間隔が保
持する最大エッジ間隔より大きいときには、計測したエ
ッジ間隔で最大エッジ間隔の値を更新して記録する。
【0030】ステップS5においては、周波数比較部1
2は、カウンタが保持するエッジ数の値を1増加させ
る。このカウンタが保持するエッジ数の値は、ステップ
S2を通過することにより検出されたエッジの総数を意
味する。
【0031】ステップS6においては、周波数比較部1
2の有するカウンタが保持するエッジ数の値が信号長に
等しいか否かによって分岐する。信号長とは、周波数比
較部12における周波数比較結果に応じて出力される周
波数誤差信号の期間の長さである。
【0032】エッジ数の値が信号長に等しい場合には、
周波数比較部12からの出力値は、ステップS7でハイ
インピーダンスZに設定される。これによって、後段の
ステップS10における出力値の設定により出力が開始
された周波数誤差信号は、エッジ数の値が信号長に達す
る期間の長さにわたって維持される。
【0033】このように、周波数比較部12の内部のカ
ウンタは、エッジ間隔の計測と、信号長の計測とに共用
されている。周波数比較部12は、カウンタを共用する
ことによりその回路規模が縮小される。
【0034】ステップS8においては、周波数比較部1
2の内部のカウンタが保持するエッジ数の値がエッジの
出現回数の基準値と等しいか否かによって分岐する。上
述したように、エッジの出現回数の基準値は、光ディス
クがいわゆるCDの場合には150であり、光ディスク
がいわゆるDVDの場合には400である。
【0035】周波数比較部12の有するカウンタが保持
するエッジ数の値がこの基準値に達したときにはステッ
プS9に進む。エッジの値がこの基準値に達しないとき
には、ステップS2に戻り、再びエッジ間隔の計測など
の一連の手順を繰り返す。
【0036】ステップS9においては、次のステップS
10で信号長を、ステップS4において更新して記録さ
れた最大エッジ間隔の値に基づいて設定する。
【0037】図3には、光ディスク101がいわゆるD
VDの場合の最大エッジ間隔の計測結果に対して信号長
となるRF信号のエッジ数との対応関係、すなわちゲイ
ンが示されている。
【0038】ここでは、最大エッジ間隔の値がいわゆる
DVDのエッジ間隔の基準値14Tを基準として、エッ
ジ数がこの14Tからのずれに対して一定範囲で比例す
るようなゲインに定義されている。
【0039】すなわち、最大エッジ間隔14Tにはエッ
ジ数0、最大エッジ間隔12−13Tおよび15−16
Tにはエッジ数80、最大エッジ間隔10−11Tおよ
び17−18Tにはエッジ数160、最大エッジ間隔8
−9Tおよび19−20Tにはエッジ数240、最大エ
ッジ間隔6−7Tおよび21−22Tにはエッジ数32
0、最大エッジ間隔5T以下および23T以上にはエッ
ジ数400、がそれぞれ対応している。なお、Tは位相
ロッククロックPLCKの1周期を表す。
【0040】同様に、光ディスク101がいわゆるCD
の場合には、最大エッジ間隔の値がいわゆるCDのエッ
ジ間隔の基準値11Tを基準として、エッジ数がこの1
1Tからのずれに対して一定範囲で比例するように定義
することができる。
【0041】なお、信号長となるエッジ数と最大エッジ
間隔とは、例えば一定範囲で指数関数的なゲインとする
こともできる。
【0042】例えば、光ディスク101がいわゆるDV
Dの場合には、最大エッジ間隔14Tにはエッジ数0、
最大エッジ間隔12−13Tおよび15−16Tにはエ
ッジ数10、最大エッジ間隔10−11Tおよび17−
18Tにはエッジ数40、最大エッジ間隔8−9Tおよ
び19−20Tにはエッジ数40、最大エッジ間隔6−
7Tおよび21−22Tにはエッジ数160、最大エッ
ジ間隔5T以下および23T以上にはエッジ数320、
が対応するように定義することもできる。
【0043】また、指数関数的なゲインに限られず、最
大エッジ間隔の基準値から所定範囲内でのゲインを小さ
く設定し、上記範囲の外では大きく、例えば最大の長さ
となるエッジ数400とすることができる。
【0044】このように最大エッジ間隔の付近でのゲイ
ンを小さくすることにより、PLL回路10において、
位相ロッククロックPLCKがRF信号にロックした状
態において、外乱により周波数比較部12から周波数誤
差信号が出力された状態から周波数の引き込みを迅速に
行うことができる。
【0045】図2のステップS10においては、ステッ
プS9の信号長設定に対応して、周波数比較部12の出
力値が設定される。図3には光ディスクがいわゆるDV
Dの場合の最大エッジ間隔に対する出力値が示されてい
る。
【0046】すなわち、最大エッジ間隔の値が14Tを
基準として、最大エッジ間隔14Tにはハイインピーダ
ンスZが、14Tより小さい最大エッジ間隔に対しては
ハイレベルHが、14Tより大きい最大エッジ間隔に対
してはローレベルLが、それぞれ定義されている。
【0047】同様に、光ディスク101がいわゆるCD
の場合には、最大エッジ間隔の値が11Tを基準とし
て、出力値を定義することができる。
【0048】これらの出力値は、ハイレベルHまたはロ
ーレベルLの場合には、周波数比較部12から出力され
る周波数誤差信号に比例した値となる。出力値がハイイ
ンピーダンスZの場合には、周波数比較部12からは周
波数誤差信号は出力されないことになる。
【0049】周波数比較部12の出力値は、このステッ
プS10において設定され、ステップS7においてハイ
インピーダンスZに設定されるまで、ステップS9にて
信号長に設定されたエッジ数の長さにわたって維持され
る。そして、ステップS7からこのステップS10まで
は、ハイインピーダンスが維持される。
【0050】このように、周波数比較部12は、ステッ
プS3で計測した最大エッジ間隔と最大エッジ間隔の基
準値との差がそのまま位相ロッククロックPLCKとR
F信号との周波数差に対応することを利用し、周波数差
に応じた長さにわたって周波数誤差信号を出力する。
【0051】周波数比較部から出力される周波数誤差信
号が次の計測により更新されるまで維持される従来のP
LL回路と比べると、本実施の形態のPLL回路10で
は、位相ロッククロックPLCKの周波数引き込みが高
速化されている。
【0052】また、周波数比較部12は、位相ロックク
ロックPLCKの周波数がRF信号の周波数から離れた
状態ではゲインを大きくする一方で、周波数が近づいた
ところではゲインを下げて、周波数が離れたところから
の引き込み速度には影響を与えずに、ロック状態から周
波数比較器が動作したときの影響を少なくするようにし
た。
【0053】周波数比較部のゲインが一定であり、ディ
フェクトなどの外乱により周波数比較部から周波数誤差
信号が一旦出力されると周波数誤差信号が0以外ではロ
ックできないために再引き込みに時間を要した従来のP
LL回路と比べると、本実施の形態のPLL回路10で
は周波数引き込みが高速化されている。
【0054】続いて、上述のPLL回路10を備え、い
わゆるCD−ROMやいわゆるDVD−ROMのような
光ディスクからデータを再生する再生装置について、図
4を参照して説明する。
【0055】この再生装置において、PLL回路10は
例えばDVD/CD−ROM復号部24に備えられ、チ
ャンネル・クロックを再生成する。このチャンネル・ク
ロックは、再生データの基準クロックとして用いられ
る。
【0056】この再生装置は、回転駆動される光ディス
ク101に集光レンズ21aによりレーザ光を集光して
照射し、その戻り光を検出してRF信号を出力する光学
ピックアップ21と、光学ピックアップ21から出力さ
れたRF信号を所定のレベルまで増幅するRFアンプ2
2とを有している。
【0057】光学ピックアップ21から集光レンズ21
aを介して光ディスク101に照射されたレーザ光の集
光点は、光ディスク101の信号記録面に形成された記
録トラックを常に追随するように制御される。
【0058】光学ピックアップ21は、照射された光の
戻り光から、記録トラックに形成されたランドとピット
の列を検出してRF信号として出力する。同時に、光学
ピックアップ21は、レーザ光の集光点の記録トラック
の接離方向へのずれをフォーカスエラー(focus error;
FE)信号として、集光点の記録トラックを横切る方向
へのずれをトラッキングエラー(tracking error; TE)
信号として出力する。
【0059】また、再生装置は、RFアンプ22からR
F信号とフォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号を入力され、RF信号からいわゆるCD復号を行
うと共にフォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号に基づいてサーボ制御を行うCD復号部/サーボ
制御部23と、RFアンプからRF信号を入力され、い
わゆるDVDおよびいわゆるCD−ROMの復号を行う
DVD/CD−ROM復号部24と、DVD/CD−R
OM復号部24のデータを記憶するDRAM25とを有
している。
【0060】CD復号部/サーボDSP23は、RFア
ンプ22から供給されたRF信号に対して、EFM(ei
ght-to-fourteen modulation)復号やCIRC(cross
interleave Reed-Solomon code)誤り訂正を行ってCD
デジタル出力とし、さらにD/A変換を施してオーディ
オ出力とする。
【0061】CD復号部/サーボDSP23は、RFア
ンプ22から供給されたフォーカスエラー信号およびト
ラッキングエラー信号に基づいて、駆動部35を介して
スレッドモータ33や光学ピックアップ21の集光レン
ズ21aを駆動し、光ディスク101の記録トラックに
レーザ光の集光点が追随するようにサーボの制御を行
う。
【0062】DVD/CD−ROM復号部24は、RF
アンプ22やCD復号部/サーボDSPより入力される
信号に基づいて、いわゆるDVDやいわゆるCD−RO
Mのフォーマットにしたがって復号を行い、いわゆるAT
API(Advanced Technology Attachment Packet Interfa
ce)を介して外部のコンピュータに出力する。その際、
DVD/CD−ROM復号部24は、必要なデータをD
RAM25に記憶する。
【0063】DVD/CD−ROM復号部24には、上
述したPLL回路10が備えられる。このPLL回路1
0は、RFアンプ22から入力されたRF信号からチャ
ンネル・クロックを再生成する。DVD/CD−ROM
復号部24における再生データの処理は、このチャンネ
ル・クロックを基準として行われる。
【0064】さらに、再生装置は、光ディスク101を
回転駆動するスピンドルモータ31と、スピンドルモー
タ31を駆動するスピンドルドライバ32と、光学ピッ
クアップ21を光ディスク101の径方向に移動させる
スレッドモータ33と、光ディスク101をスピンドル
モータ31によって回転駆動されるターンテーブルに装
荷するローディングモータ34と、光学ピックアップ2
1、スピンドルドライバ32、スレッドモータ32およ
びローディングモータ24を駆動する駆動部35を有し
ている。
【0065】そして、再生装置は、バス41を介してC
D復号部/サーボDSP23およびDVD/CD−RO
M24に接続され、所定の手順により制御を行うCPU
42と、例えばCPU42にて実行されるプログラムが
記憶されるフラッシュROM43とを有している。
【0066】なお、上述の実施の形態においては、PL
L回路10の周波数比較部12から出力される周波数誤
差信号は、図2のステップS10において出力値が設定
されてからステップS7において出力値がハイインピー
ダンスZとされるまでの信号長の長さにわたって維持さ
れる例を示したが、本発明はこれに限定されない。
【0067】例えば、周波数比較部12から間欠的に周
波数誤差信号を出力するようにすることもできる。この
場合、図2のステップS8のエッジ数の基準値に相当す
る期間内に間欠的に出力された周波数誤差信号の長さの
和を上述した周波数比較部12の周波数誤差信号がステ
ップS10からステップS7まで維持される長さと等し
くすることにより、周波数比較部12から周波数誤差信
号が継続して出力される場合と同様の引き込みの効果が
得られる。
【0068】周波数比較部12から間欠的に周波数誤差
信号を発生するには、図5のような回路を用いることが
できる。
【0069】この回路においては、ハイレベルHでオン
となるオン/オフとゲインとが入力されるNAND回路
51から出力されたオン/オフ信号がインバータを介し
てアンプ52に入力している。アンプ52の入力は、図
3の出力値のように出力誤差信号の極性に相当するが、
NAND回路51からの入力によって間欠的にオン/オ
フを切り換えられる。これによって、間欠的な周波数誤
差信号が得られる。
【0070】例えば、図6のAに示すように、ゲイン1
/2の場合には所定の周波数のデューティ比50%の間
欠的な周波数誤差信号が得られる。図6のBに示すよう
に、ゲイン1/4の場合には、デューティ比25%の間
欠的な周波数誤差信号が得られる。
【0071】また、本実施の形態においては、周波数比
較部12における計測には電圧制御発振器15で発振し
た信号を用いたが、本発明はこれに限定されない。
【0072】例えば、RF信号の周波数が最大の同期信
号間隔を外部クロックで計算して測定間隔とする方法も
ある。外部クロックを用いている場合にも、外部クロッ
クで同様に計測結果に応じた周波数誤差信号の出力期間
を設定することができる。
【0073】
【発明の効果】上述のように、本発明によると、発生さ
れる信号がPLLにより入力信号に位相ロックした状態
において、発生される信号が外乱によりずれて周波数比
較部が動作するに至った場合でも、周波数比較部のため
に生じる周波数のずれが少なく、PLLの再ロックまで
の時間が少なくて済む。
【0074】また、本発明によると、発生される信号の
周波数と入力信号の周波数が離れた状態において周波数
比較部のゲインをより上げられるので、PLLの引き込
みをより高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】信号発生装置の概略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】信号発生装置の周波数比較部の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】最大エッジ間隔の計測結果とRF信号のエッジ
数との対応を示す図である。
【図4】信号発生装置を含む再生装置の概略的な構成を
示すブロック図である。
【図5】周波数比較部の出力を間欠的なパルスで可変に
する回路である。
【図6】図5の回路から出力されたパルスの波形を示す
図である。
【符号の説明】
10 信号発生装置、11 位相比較部、12 周波数
比較部、13 加算器、15 電圧制御発振器、16
分周器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される第1の信号に基づいて第2の
    信号を発生する信号発生装置において、 上記第2の信号を発振する発振手段と、 上記第2の信号の位相を上記第1の信号の位相と比較
    し、位相差に応じた位相比較結果を出力する位相比較手
    段と、 第1のカウンタを用いて計測した期間にわたって上記第
    2の信号の周波数を上記第1の信号の周波数と比較し、
    第2のカウンタを用いて周波数差に応じた長さにわたっ
    て周波数比較結果を出力する周波数比較手段とを有し、 上記発振手段は上記位相比較結果及び上記周波数比較結
    果に基づいて第1の信号に同期した第2の信号を発振す
    ることを特徴とする信号発生装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のカウンタ及び上記第2のカウ
    ンタは共通部分を有することを特徴とする請求項1記載
    の信号発生装置。
  3. 【請求項3】 上記周波数比較手段は、上記第2の信号
    の周波数と上記第1の信号の周波数との差に応じたゲイ
    ンを得られるように、上記周波数差に応じた長さにわた
    って周波数比較結果を間欠的に出力することを特徴とす
    る請求項1記載の信号発生装置。
  4. 【請求項4】 上記周波数比較手段は、上記周波数差に
    指数関数的に依存する長さにわたって上記周波数比較結
    果を出力することを特徴とする請求項1記載の信号発生
    装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクから情報信号を読み出す読み
    出し手段と、 クロック信号を発振する発振手段と、 上記クロック信号の位相を上記情報信号の位相と比較
    し、位相差に応じた位相比較結果を出力する位相比較手
    段と、 第1のカウンタを用いて計測した期間にわたって上記ク
    ロック信号の周波数を上記情報信号の周波数と比較し、
    第2のカウンタを用いて周波数差に応じた長さにわたっ
    て周波数比較結果を出力する周波数比較手段とを有し、 上記発振手段は上記位相比較結果及び上記周波数比較結
    果に基づいて情報信号に基づいたクロック信号を発振す
    ることを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のカウンタ及び上記第2のカウ
    ンタは共通部分を有することを特徴とする請求項5記載
    の再生装置。
  7. 【請求項7】 上記周波数比較手段は、上記発振手段が
    上記クロックの周波数と上記情報信号の周波数との差に
    応じたゲインを得られるように、上記周波数差に応じた
    期間にわたって周波数比較結果を間欠的に出力すること
    を特徴とする請求項5記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記周波数比較手段は、上記周波数差に
    指数関数的に依存する期間にわたって上記周波数比較結
    果を出力することを特徴とする請求項5記載の再生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604167B1 (ja) * 2009-06-25 2010-12-22 新明和工業株式会社 モータ用位相同期回路及びそれを用いたスピンドルモータ

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