JPH10312540A - 光ディスクの製造方法、光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクの製造方法、光ディスク及び光ディスク装置

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JPH10312540A
JPH10312540A JP9119187A JP11918797A JPH10312540A JP H10312540 A JPH10312540 A JP H10312540A JP 9119187 A JP9119187 A JP 9119187A JP 11918797 A JP11918797 A JP 11918797A JP H10312540 A JPH10312540 A JP H10312540A
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JP
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signal
optical disk
modulated signal
frequency
serial data
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JP9119187A
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Susumu Chiaki
進 千秋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク、光ディスク装置及び光ディスクの
製造方法に関し、IDデータ等を記録したグルーブより
精度の高いクロックを生成できるようにする。 【解決手段】IDデータ等のシリアルデータをバイフェ
ーズマーク変調等によりチャンネルコーディングした
後、周波数変調してグルーブの蛇行を形成するにつき、
シリアルデータのビット中心に対応するタイミングで、
周波数変調した被変調信号が所定の信号レベルを横切る
ように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの製造
方法、光ディスク及び光ディスク装置に関し、特にレー
ザービームのガイド溝でなるグルーブの蛇行により、位
置情報等のシリアルデータが記録された光ディスクと、
この光ディスクを再生する光ディスク装置等に適用する
ことができる。本発明は、このシリアルデータをバイフ
ェーズマーク変調等によりチャンネルコーディングした
後、周波数変調してグルーブの蛇行を形成するにつき、
シリアルデータのビット中心に対応するタイミングで、
周波数変調した被変調信号が所定の信号レベルを横切る
ように設定することにより、精度の高いクロックを生成
できるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクにおいては、レーザー
ビームのガイド溝を担うグルーブの蛇行により、レーザ
ービーム照射位置の位置情報、時間情報等(以下IDデ
ータと呼ぶ)を検出できるようになされている。
【0003】すなわちこの種の光ディスクの製造工程で
は、ディスク原盤を所定の回転速度により回転しなが
ら、このディスク原盤にレーザービームを照射し、この
レーザービームの照射位置を順次ディスク原盤の外周側
に変位させる。これによりこの製造工程では、順次ディ
スク原盤をレーザービームにより露光し、ディスク原盤
の内周側より外周側に向かってらせん状にトラックを形
成する。
【0004】光ディスクの製造工程では、現像、電鋳処
理等の工程を経て、このディスク原盤よりスタンパーを
作成し、このスタンパーより光ディスクを作成する。こ
れにより光ディスクは、ディスク原盤におけるレーザー
ビームの照射に対応して、内周側より外周側に向かっ
て、らせん状にグルーブが形成される。
【0005】このようにしてディスク原盤を露光する際
に、光ディスクの製造工程では、図9に示すように、所
定のキャリア信号に同期した基準信号を分周してクロッ
クCK(図9(B))を生成する。さらにこのクロック
CKに同期した第1の基準信号と、クロックCKの1/
2分周信号でなる第2の基準信号とを、それぞれIDデ
ータD1(図9(A))の論理レベルに応じて配列し、
これによりIDデータD1をバイフェーズマーク変調す
る(図9(A)、(B)及び(C))。さらにこのよう
にしてバイフェーズマーク変調して生成されるシリアル
データ列に同期パターンを介挿してチャンネル信号ch
を生成した後、クロックCKの生成に使用したキャリア
信号をこのチャンネル信号chにより周波数変調して被
変調信号(以下ウォウブル信号と呼ぶ)WBを生成す
る。光ディスクの製造工程は、このウォウブル信号WB
の信号レベルに追従するように、レーザービームの照射
位置をディスク原盤の半径方向に変位させる。
【0006】これにより図10に示すように、この種の
光ディスクは、同期パターン、IDデータに応じてグル
ーブが蛇行するように形成され、この蛇行の中心周波数
が所定周波数になるようにスピンドルモータが制御され
て所定の回転速度により回転駆動されるようになされて
いる。またこの蛇行を基準にしてIDデータを検出して
記録再生位置を確認できるようになされ、またこの蛇行
を基準にして各種処理基準のクロックを生成できるよう
になされている(図10(A)〜(C))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の光ディ
スクにおいては、IDデータを記録した領域からは精度
の高いクロックを生成することが困難な問題があった。
【0008】すなわちクロックCKの1/2周期をch
とおき、キャリア信号の周波数をn〔Hz/ch〕とす
ると、チャンネル信号chの論理1に対してはn+d
〔Hz/ch〕が、チャンネル信号chの論理0に対し
てはn−d〔Hz/ch〕が割り当てられてウォウブル
信号WBが生成されることになる。
【0009】ここで説明を簡略化するために、n=4、
d=1/16とすると、同期パターンの開始の時点t0
においてウォウブル信号WBが0クロスすると(図
9)、同期パターンにおいてはDSV(Digital Sum Va
lue )が値0に設定されることにより、同期パターンの
終了時点t1においても、ウォウブル信号WBを0クロ
スさせることができる。
【0010】ところが続くクロックCKの立ち下がりの
時点t2においては、クロックCKの1周期分だけ、周
波数n+d〔Hz/ch〕に保持されることにより、ウ
ォウブル信号WBの0クロスのタイミングが2π/16
周期分だけ変化することになる。
【0011】また続くクロックCKの立ち下がりの時点
t3と、さらに続く時点t4及びt5においては、それ
ぞれクロックCKの1/2周期だけ周波数n+d〔Hz
/ch〕に保持された後、続く1/2周期の間、周波数
n−d〔Hz/ch〕に保持されることにより、それぞ
れウォウブル信号WBの0クロスのタイミングが2π/
16周期分だけ変化したままに保持される。
【0012】これに対して続くクロックCKの立ち下が
りの時点t6においては、クロックCKの1周期分だ
け、周波数n−d〔Hz/ch〕に保持されることによ
り、時点t1〜t2間の位相変化分がキャンセルされ
て、ウォウブル信号WBが0クロスすることになる。
【0013】これらのことからグルーブを蛇行させるウ
ォウブル信号WBにおいては、クロックCKに対して0
クロスのタイミングが変化し、グルーブの蛇行を検出し
てウォウブル信号WBを再生しても、この再生したウォ
ウブル信号WBより精度の高いクロックを生成困難な問
題があった。
【0014】因みに、ウォウブル信号WBが正しく0ク
ロスするタイミングを検出し、このタイミングによりP
LL回路をロックさせて精度の高いクロックを生成する
方法も考えられるが、ウォウブル信号WBが正しく0ク
ロスするタイミングにおいては、IDデータの内容に応
じて変化することにより、実際上、実現困難である。
【0015】このようなグルーブの蛇行より精度の高い
クロックを生成することができれば、その分この精度の
高いクロックを基準にして所望のデータを記録して、記
録密度を向上することができると考えられる。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、グルーブの蛇行より精度の高いクロックを生成する
ことができる光ディスクの製造方法、光ディスク及び光
ディスク装置を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスクの製造方法に適用し
て、第1の周波数による第1の基準クロックと、第2の
周波数による第2の基準クロックとを切り換えて第1の
被変調信号を生成し、この第1の被変調信号により周波
数変調して第2の被変調信号を生成する際に、シリアル
データの各ビットの中心に対応するタイミングで、第2
の被変調信号の信号レベルが所定の基準レベルを横切る
ように、第2の被変調信号を生成する。
【0018】また光ディスクにおいては、シリアルデー
タの各ビットの中心に対応するタイミングで、グルーブ
の中心が、トラックセンタを基準にした基準位置を横切
るように、グルーブを形成する。
【0019】また光ディスク装置においては、シリアル
データの各ビットの中心に対応するタイミングにおける
グルーブの蛇行を基準にしてクロックを生成する。
【0020】第1の周波数による第1の基準クロック
と、第2の周波数による第2の基準クロックとを切り換
えて第1の被変調信号を生成し、この第1の被変調信号
により周波数変調して第2の被変調信号を生成する場
合、シリアルデータの各ビットの中心に対応するタイミ
ングを、グル─ブの蛇行より検出することができる。従
ってこのシリアルデータの各ビットの中心に対応するタ
イミングで、第2の被変調信号の信号レベルが所定の基
準レベルを横切るように、第2の被変調信号を生成すれ
ば、この基準レベルを横切るタイミングを基準にして精
度の高いクロックを生成することができる。
【0021】また光ディスクにおいては、シリアルデー
タの各ビットの中心に対応するタイミングで、グルーブ
の中心が、トラックセンタを基準にした基準位置を横切
るようにグルーブを形成すれば、この基準位置を横切る
タイミングを基準にして精度の高いクロックを生成する
ことができる。
【0022】さらに光ディスク装置においては、シリア
ルデータの各ビットの中心に対応するタイミングにおけ
るグルーブの蛇行を基準にしてクロックを生成すれば、
精度の高いクロックにより光ディスクをアクセスするこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0024】図2は、本発明の実施の形態に係るマスタ
リング装置を示すブロック図である。この実施の形態に
係る光ディスクの製造工程では、このマスタリング装置
1によりディスク原盤2を露光し、このディスク原盤2
より光ディスクを製造する。
【0025】ここでマスタリング装置1において、ディ
スク原盤2は、例えばガラス基板の表面にレジストを塗
布して形成され、スピンドルモータ3により所定の回転
速度で回転駆動される。
【0026】光ヘッド4は、所定のスレッド機構によ
り、このディスク原盤2の回転に同期して、ディスク原
盤2の内周側より順次外周側に変位しながら、ディスク
原盤2にレーザービームLを照射する。これにより光ヘ
ッド4は、ディスク原盤2の内周側より外周側に、ラセ
ン状にトラックを生成する。さらに光ヘッド4は、光学
系がディスク原盤2の半径方向に可動するように構成さ
れ、駆動回路5は、ウォウブル信号WBに応じて光ヘッ
ド4の光学系を駆動する。これによりマスタリング装置
1では、レーザービームLの照射位置をウォウブル信号
WBに応じて蛇行させるようになされている。
【0027】IDデータ生成回路6は、光ヘッド4の変
位に応じて順次値の変化するIDデータD1を生成し、
これによりレーザービーム照射位置の位置情報をウォウ
ブル信号発生回路7に通知する。
【0028】ウォウブル信号発生回路7は、このIDデ
ータD1よりウォウブル信号WBを生成する。ここでウ
ォウブル信号発生回路7は、IDデータD1を図9につ
いて説明したと同一の処理によりバイフェーズマーク変
調し、チャンネルコーディングしてなるシリアルデータ
列を生成する。さらにこのチャンネル信号の信号レベル
に応じて複数の基準信号より所定の基準信号を順次選択
して出力することによりウォウブル信号WBを生成す
る。
【0029】すなわちウォウブル信号発生回路7は、複
数の基準信号生成回路を有し、クロックCKの生成基準
でなるキャリアクロックCKSCを基準にして、これら
複数の基準信号生成回路を駆動することにより、この実
施の形態ではクロックCKの4倍の周波数n〔Hz/c
h〕に対して周波数n−d〔Hz/ch〕に保持され、
かつ順次位相が2πd(=2π/16)だけ変位してな
る複数の基準信号を生成する。このときウォウブル信号
発生回路7は、クロックCKのエッジの各タイミングに
おいて、これら複数の基準信号の何れかが0クロスし、
この0クロスの基準信号に対して、各基準信号が順次位
相2πdだけ変位するようにこれら複数の基準信号生成
回路を制御する。
【0030】また同様にして、ウォウブル信号発生回路
7は、周波数n+d〔Hz/ch〕に保持され、かつ順
次位相が2πd(=2π/16)だけ変位してなる複数
の基準信号を生成する。このときウォウブル信号発生回
路7は、クロックCKのエッジの各タイミングにおい
て、これら複数の基準信号の何れかが0クロスし、この
0クロスの基準信号に対して、各基準信号が順次位相2
πdだけ変位するようにこれら複数の基準信号生成回路
を制御する。
【0031】ウォウブル信号発生回路7は、図1(A)
及び図3(C)に示すように、クロックCKが立ち上が
っている期間T1の間で(すなわちIDデータD1の各
ビットの立ち上がり側、前半の期間でなる)、チャンネ
ル信号chが論理1に保持されている場合、このチャン
ネル開始の時点t0において、ゼロクロスのタイミング
が位相−2πd(−2π/16)だけオフセットしてな
る周波数n+d〔Hz/ch〕の基準信号を選択してウ
ォウブル信号WBを生成する(図1(B)及び図3
(D))。
【0032】かくするにつき、この基準信号において
は、周波数n+d〔Hz/ch〕に保持されていること
により、このチャンネルchの続く境界の時点t1にお
いて(すなわちIDデータD1のビット中心に対応する
タイミングでなる)、0クロスすることになる。これに
よりウォウブル信号発生回路7は、この場合、IDデー
タのビット中心に対応するタイミングでウォウブル信号
WBが0クロスするように基準信号を選択する。
【0033】図1(C)及び図3(A)に示すように、
これとは逆にクロックCKが立ち上がっている期間T1
の間、チャンネル信号chが論理0に保持されている場
合、ウォウブル信号発生回路7は、このチャンネル開始
の時点t0において、ゼロクロスのタイミングが位相2
πd(2π/16)だけオフセットしてなる周波数n−
d〔Hz/ch〕の基準信号を選択してウォウブル信号
WBを生成する(図1(D)及び図3(B))。
【0034】かくするにつき、この基準信号において
は、周波数n−d〔Hz/ch〕に保持されていること
により、このチャンネルchの続く境界の時点t1にお
いて、0クロスすることになる。これによりウォウブル
信号発生回路7は、この場合も、IDデータD1のビッ
ト中心に対応するタイミングでウォウブル信号WBが0
クロスするように基準信号を選択する。
【0035】これに対して続くクロックCKが立ち下が
っている期間T2の間(すなわちIDデータの各ビット
の後半側の期間でなる)、ウォウブル信号発生回路7
は、チャンネル信号chが論理1に設定されている場合
(図1(A)及び(C))、周波数n+d〔Hz/c
h〕で、このチャンネル開始の時点t1において、ゼロ
クロスしてなる基準信号を選択してウォウブル信号WB
を生成する(図1(B)及び(D))。これによりウォ
ウブル信号発生回路7は、IDデータD1のビット中心
より前半のウォウブル信号WBに対して、スムーズに信
号レベルが変化するように、続く後半部分の基準信号を
選択してウォウブル信号WBを生成する。
【0036】また同様にしてこの期間T2の間、ウォウ
ブル信号発生回路7は、チャンネル信号chが論理0に
設定されている場合(図3(A)及び(C))、周波数
n−d〔Hz/ch〕で、このチャンネル開始の時点t
1において、ゼロクロスしてなる基準信号を選択してウ
ォウブル信号WBを生成する(図3(B)及び
(D))。これによりウォウブル信号発生回路7は、こ
の場合もIDデータD1のビット中心より前半のウォウ
ブル信号WBに対して、スムーズに信号レベルが変化す
るように、続く後半部分の基準信号を選択してウォウブ
ル信号WBを生成する。
【0037】これらの処理によりウォウブル信号発生回
路7は、図9との対比により図4に示すように、IDデ
ータのビット中心に対応する各タイミングt11、t1
2、t13、……で信号レベルが0クロスするように、
複数の基準信号を順次選択してウォウブル信号WBを生
成する。なおウォウブル信号発生回路7は、同期パター
ンについても、同様にして、IDデータのビット中心に
対応するタイミングで信号レベルが0クロスするように
ウォウブル信号WBを生成する。
【0038】この実施の形態では、このディスク原盤2
を現像することにより、レーザービーム照射位置に対応
するグルーブの形状をディスク原盤2の表面に作成した
後、このディスク原盤2を電鋳処理してスタンパを作成
する。さらにこのスタンパによりディスク基板を作成
し、このディスク基板に垂直磁化膜、保護膜等を順次形
成して光ディスクを製造する。これにより光ディスク
は、熱磁気記録の手法を適用して所望のデータを記録で
きるように形成され、また磁気カー効果を利用して記録
したデータを再生できるように形成される。
【0039】かくするにつきこの光ディスクにおいて
は、IDデータのビット中心に対応するタイミングで信
号レベルが0クロスするようにウォウブル信号WBを生
成し、このウォウブル信号WBによりグルーブが蛇行す
るように形成されていることにより、IDデータのビッ
ト中心に対応するタイミングで、グルーブの中心がトラ
ックセンタを横切るように形成される。
【0040】図5は、このようにして製造された光ディ
スクをアクセスする光ディスク装置のクロック生成回路
を示すブロック図である。この実施の形態に係る光ディ
スク装置は、このクロック生成回路10によりクロック
CKを生成し、このクロックCKを基準にしてディスク
原盤2より製造された光ディスクをアクセスする。
【0041】すなわちこの光ディスク装置は、この光デ
ィスクを回転駆動した状態で、光ピックアップよりレー
ザービームを照射し、レーザービームの戻り光より、レ
ーザービーム照射位置に対するグルーブの変位に応じて
信号レベルが変化するプッシュプル信号PP、フォーカ
スエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエ
ラー信号を生成する。また再生時、戻り光の偏光面に応
じて信号レベルが変化する再生信号を生成し、この再生
信号を処理することにより、光ディスクに記録されたデ
ータを再生する。これに対して、記録時、クロックCK
を基準にしたタイミングによりレーザービームの光量を
間欠的に立ち上げると共に、このレーザービームの照射
位置に所定の磁界を印加し、これにより所望のデータを
熱磁気記録する。
【0042】このとき光ディスク装置は、プッシュプル
信号PPよりトラッキングエラー信号を生成して光ピッ
クアップをトラッキング制御する。またスピンドルモー
タをCLV制御する場合は、クロック生成回路10によ
り生成されるクロックCKに基づいて、このクロックC
Kが所定周波数になるように、光ディスクをスピンドル
制御する。さらにクロックCKを基準にしてウォウブル
信号を処理することによりIDデータを復調する。さら
にこのクロックCKを基準にして再生信号を処理して、
光ディスクに記録されたデータを再生し、さらにクロッ
クCKを基準にしてレーザービームの光量を立ち上げて
所望のデータを記録する。
【0043】このような各種処理基準でなるクロックC
Kを生成するにつき、クロック生成回路10は、所定利
得の増幅回路12を介してバンドパスフィルタ(BP
F)13にプッシュプル信号PPを入力する。ここでバ
ンドパスフィルタ13は、このプッシュプル信号PPを
周波数n+d〔Hz/ch〕〜n−d〔Hz/ch〕の
帯域により制限し、これにより図6に示すようにウォウ
ブル信号WB(図6(C))を抽出する。かくするにつ
きこのウォウブル信号WBは、バンドパスフィルタ13
により帯域制限されることにより、ディスク原盤の作成
時に生成したウォウブル信号WBに比して、ジッタが緩
和されることになる。
【0044】位相比較回路(PC)14は、イクスクル
ーシブオア回路により構成され、電圧制御型発振回路
(VCO)15より出力される基準信号SWBと、ウォ
ウブル信号WBとを位相比較し、位相比較結果を出力す
る。ローパスフィルタ(LPF)16は、この位相比較
結果を帯域制限して、その低周波成分を電圧制御型発振
回路15に出力する。電圧制御型発振回路15は、この
ローパスフィルタ16の出力信号により基準信号SWB
の周波数を可変する。これにより位相比較回路14、電
圧制御型発振回路15、ローパスフィルタ16は、PL
L回路を構成し、ウォウブル信号WBに位相同期してな
る基準信号SWB(図6(D))を生成する。
【0045】ローパスフィルタ(LPF)17は、位相
比較回路14より出力される位相比較結果を帯域制限し
て、その低周波成分を出力する。比較回路(COM)1
8は、ローパスフィルタ17の出力信号を所定の基準レ
ベルと比較することにより、ウォウブル信号WBにおけ
る位相の増減に応じて信号レベルの変化するチャンネル
信号Schを生成する(図6(E))。
【0046】ここでこのチャンネル信号Schは、ウォ
ウブル信号WBにおける位相の増減に応じて信号レベル
が変化することにより、ディスク原盤2の露光の際に生
成したチャンネル信号chに対応して信号レベルが変化
することになる。ところがこのチャンネル信号Sch
は、バンドパスフィルタ13によりウォウブル信号WB
の帯域が制限され、また位相比較回路14等によるPL
L回路を介して得られ、さらにこのPLL回路の位相比
較結果をローパスフィルタ17により帯域制限して得ら
れることにより、チャンネル信号chのエッジのタイミ
ングを正しく再生することが困難で、これにより所定の
エッジがチャンネル信号chのタイミングより変化して
再生される。しかしながらIDデータのビット中心に対
応するタイミングにおいては、正しい位相情報が検出さ
れることになる。
【0047】イクスクルーシブオア回路20は、このチ
ャンネル信号Schを1の入力端に直接入力すると共
に、遅延回路19を介して他の入力端にチャンネル信号
Schを入力し、これら2入力の排他的論理和信号を得
ることにより、チャンネル信号Schの各エッジのタイ
ミングで信号レベルが立ち上がるエッジ検出信号SE
(図6(F))を出力する。これによりイクスクルーシ
ブオア回路20は、チャンネル信号Schのエッジ情報
を検出する。ここで検出したエッジ情報のうち、IDデ
ータのビット中心に対応するエッジ情報は、正しい位相
情報を保持していることになる。
【0048】モノマルチバイブレータ(MM)21は、
このエッジ検出信号SEをトリガにして所定期間だけ信
号レベルが立ち上がるエッジ検出信号SE1(図6
(G))を出力する。
【0049】位相比較回路(PC)22は、このモノマ
ルチバイブレータ21のエッジ検出信号SE1と、電圧
制御型発振回路(VCO)23の発振出力とを位相比較
し、その位相比較結果を出力する。ローパスフィルタ
(LPF)24は、この位相比較結果を帯域制限して出
力し、電圧制御型発振回路23は、ローパスフィルタ2
4の出力信号を基準にしてエッジ検出信号SE1に位相
同期するように発振出力CKE(図6(H))を出力す
る。これにより位相比較回路22、電圧制御型発振回路
23、ローパスフィルタ24は、PLL回路を構成し、
エッジ検出信号SE1を基準にして多くのジッタが含ま
れてなるチャンネル信号SchのクロックCKEを生成
する。
【0050】図7に示すように、フリップフロップ(F
F)26は、クロックCKEの立ち上がりのタイミング
を基準にして比較回路18より出力されるチャンネル信
号Schを順次取り込むことにより、グルーブ形成時に
バイフェーズマーク変調して生成したチャンネル信号S
chの論理レベルを再生する(図7(A)、(B)及び
(C))。
【0051】続くフリップフロップ(FF)27は、ク
ロックCKEの立ち上がりのタイミングを基準にしてフ
リップフロップ26の出力データD3を順次取り込むこ
とにより、フリップフロップ26の出力データD3に対
して、クロックCKEの1周期だけ遅延してなる出力デ
ータD4を生成する(図7(D))。
【0052】ゲート回路(G)28は、この2つのフリ
ップフロップ26及び27の出力データD3及びD4を
比較することにより、チャンネル信号Schにおいて同
一の論理レベルが連続している場合を検出する。すなわ
ちグルーブを作成する際に、IDデータをバイフェーズ
マーク変調したことにより、チャンネル信号Schにお
いて、同一の論理レベルが連続した場合、連続する2番
目の論理レベルが開始するタイミングは、元のIDデー
タのビット中心に対応するタイミングと判定することが
できる。これによりゲート回路28は、IDデータの論
理0のビットを基準にして、IDデータのビット中心に
対応するタイミングを検出する。
【0053】これによりゲート回路28は、チャンネル
信号Schにおいて同一の論理レベルが連続している場
合、クロックCKEの立ち下がりのタイミングでカウン
タ29をリセットする(図7(E))。
【0054】ここでカウンタ29は、クロックCKEの
立ち下がりをカウントする2進のカウンタにより構成さ
れ、ゲート回路28において検出されたIDデータのビ
ット中心に対応するタイミングの前後、各クロックCK
Eの1/2周期だけ信号レベルの立ち上がるウインドウ
信号CNT2を生成する。
【0055】アンド回路30は、このウインドウ信号C
NT2を基準にして、イクスクルーシブオア回路20よ
り出力されるエッジ検出信号SEを選択的に出力し(図
7(G))、これによりエッジ検出信号SEにおけるエ
ッジ情報よりIDデータのビット中心に対応するエッジ
情報を抽出する。
【0056】位相比較回路31は、このアンド回路30
の出力信号SETと分周回路34の出力信号とを位相比
較し、位相比較結果を出力する。ローパスフィルタ32
は、この位相比較結果を帯域制限して出力し、電圧制御
型発振回路33は、このローパスフィルタ32の出力信
号に応じてクロックCKを生成する(図7(H))。分
周回路34は、このクロックCKを所定分周して出力
し、この実施の形態ではこの分周比が1/4に設定され
る。これにより位相比較回路31、ローパスフィルタ3
2、電圧制御型発振回路33、分周回路34は、PLL
回路を構成し、アンド回路30より出力されるIDデー
タのビット中心に対応するエッジ情報に従ってクロック
CKを生成する。
【0057】以上の構成において、マスタリング装置1
では(図2)、ディスク原盤2の内周側より外周側に向
かってらせん状にレーザービームLを照射してトラック
を形成する際に、ウォウブル信号発生回路7で生成され
るウォウブル信号WBによりレーザービーム照射位置が
ディスク原盤2の半径方向に変位され、これによりID
データに応じてグルーブが蛇行するように形成される。
【0058】このウォウブル信号WBは、このIDデー
タのクロックCKに同期した第1の基準信号と、このク
ロックCKの1/2分周信号でなる第2の基準信号と
が、IDデータD1の論理レベルに応じて配列されるこ
とにより(図9(A))、このIDデータD1のバイフ
ェーズマーク変調によるチャンネル信号chが生成され
た後、このチャンネル信号chを周波数変調して生成さ
れる。
【0059】この周波数変調の際に、ウォウブル信号W
Bは、チャンネル信号chの信号レベルに応じて周波数
n+d〔Hz/ch〕又はn−d〔Hz/ch〕に設定
され、さらに各チャンネル開始の時点において、ゼロク
ロスのタイミングが位相2π/16又は−2π/16だ
けオフセットするように設定され、これによりIDデー
タのビット中心に対応するタイミングで0クロスするよ
うに生成される(図1、図3及び図4)。
【0060】これによりこの実施の形態に係る光ディス
クの製造工程では、このマスタリング装置1によるディ
スク原盤2より、所定の工程を経て、光ディスクが作成
され、この光ディスクにおいては、IDデータのビット
中心に対応するタイミングで、グルーブの中心がトラッ
クセンタを横切るように形成される。
【0061】この光ディスクは、光ディスク装置におい
て、このようにして生成されたグルーブの蛇行を基準に
してCLV制御する場合にはスピンドル制御等の処理が
実行され、このときクロック生成回路10においてグル
ーブの蛇行を基準にした精度の高いクロックCKが生成
される(図5)。
【0062】すなわちこのクロック生成回路10におい
ては(図6)、グルーブに対するレーザービーム照射位
置に応じて信号レベルが変化するプッシュプル信号PP
より、バンドパスフィルタ13を介してウォウブル信号
WBが抽出される。また続く位相比較回路14、電圧制
御型発振回路15、ローパスフィルタ16によるPLL
回路により、このウォウブル信号WBに位相同期した基
準信号SWBが得られ、比較回路18において、このP
LL回路の位相比較結果より、IDデータのビット中心
に対応するタイミングについては正しい位相情報を保持
してなるチャンネル信号Schが復調される。
【0063】クロック生成回路10においては、遅延回
路19及びイクスクルーシブオア回路20により、この
チャンネル信号Schのエッジ情報が検出され、続く位
相比較回路22、電圧制御型発振回路23、ローパスフ
ィルタ24によるPLL回路において、このエッジ情報
を基準にして多くのジッタが含まれてなるチャンネル信
号SchのクロックCKEが生成される。
【0064】クロック生成回路10においては(図
7)、このクロックCKEを基準にしてフリップフロッ
プ26において、比較回路18より出力されるチャンネ
ル信号Schを順次ラッチすることにより、チャンネル
信号Schの各チャンネルが再生される。また再生した
データを続くフリップフロップ27に転送して、フリッ
プフロップ26及び27の出力データをゲート回路28
で比較することにより、同一の論理レベルが連続する場
合、すなわちIDデータにおいて論理0の場合が検出さ
れ、この検出結果よりIDデータにおけるビット中心が
検出される。
【0065】この論理0のIDデータで検出されたビッ
ト中心を基準にして、カウンタ29によりチャンネル信
号SchのクロックCKEをカウントすることにより、
順次IDデータにおけるビット中心が検出される。また
このときフリップフロップ26及び27におけるラッチ
のタイミングに対して、1/2クロック周期だけ遅延し
たタイミングでチャンネル信号SchのクロックCKE
をカウントすることにより、カウンタ29において、I
Dデータのビット中心を切り出すウインドウ信号CNT
2が生成される。
【0066】これによりクロック生成回路10では、こ
のウインドウ信号CNT2に従って、アンド回路30に
おいて、エッジ検出信号SEより正しい位相情報を保持
してなるIDデータのビット中心に対応するエッジ情報
を選択し、続く位相比較回路31、ローパスフィルタ3
2、電圧制御型発振回路33、分周回路34により構成
されるPLL回路において、このエッジ情報を基準にし
たクロックCKが生成される。
【0067】これによりクロック生成回路10では、常
にウォウブル信号WBが0クロスする正しいエッジ情報
に従ってクロックCKを生成することになり、従来に比
してジッタを格段的に低減したクロックCKを生成する
ことができる。
【0068】以上の構成によれば、IDデータのビット
中心に対応するタイミングで0クロスするように、位相
をオフセットさせてウォウブル信号を生成することによ
り、このIDデータのビット中心に対応するタイミング
を基準にしてクロックを生成して、精度の高いクロック
を生成することができる。従って光ディスク装置におい
ては、この精度の高いクロックに基づいて、従来に比し
て高い精度により記録再生位置を特定することができ、
その分従来に比して高密度かつ確実に所望のデータを記
録再生することができる。
【0069】なお上述の実施の形態においては、ウイン
ドウ信号CNT2を基準にしてエッジ検出信号SEより
正しいエッジ情報を抽出してクロックCKを生成する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、エッジ検
出信号SEに代えてウォウブル信号より正しいエッジ情
報を抽出してクロックCKを生成してもよい。なおこの
ようにウォウブル信号より正しいエッジ情報を抽出して
クロックCKを生成すれば、PLL回路のフィルタ等の
よる遅延の影響を有効に回避してクロックを生成するこ
とができ、また上述の実施の形態に比してクロック生成
のエッジ情報も多く得ることができることにより、さら
に一段と精度の高いクロックを生成することができる。
【0070】また上述の実施の形態においては、チャン
ネル信号において同一の論理レベルが連続する場合を検
出して、IDデータのビット中心に対応するタイミング
を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、要は論理0に保持されたIDデータのビットを検出
し、この検出したビット中心を基準にして各ビットの中
心を検出すれば良く、種々の検出手法を広く適用するこ
とができる。
【0071】また上述の実施の形態においては、IDデ
ータのビット中心に対応するタイミングで、ウォウブル
信号の信号レベルが0レベルを横切るように設定する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、このビッ
ト中心に対応するタイミングで、0レベルに代えて、一
定の基準レベルを横切るように設定してもよい。すなわ
ちIDデータのビット中心に対応するタイミングで、必
ず一定の基準レベルを横切るようにウォウブル信号を生
成する場合、このビット中心に対応するタイミングでウ
ォウブル信号の位相を一定位相に保持することになる。
従ってウォウブル信号の再生側にてこの一定位相を考慮
して処理して、正しい位相情報により精度の高いクロッ
クを生成することができ、上述の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0072】さらに上述の実施の形態においては、それ
ぞれn及びdを値4及び1/16に設定し、周波数n+
d〔Hz/ch〕及びn−d〔Hz/ch〕によりウォ
ウブル信号を生成する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、ウォウブル信号の周波数は必要に応じて
適宜選定することができ、本発明はこれらの場合に広く
適用することができる。
【0073】また上述の実施の形態においては、論理0
のIDデータにおいて、ビット中心でチャンネル信号c
hの信号レベルが反転するように、IDデータを変調す
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これ
とは逆に、論理1のIDデータにおいて、ビット中心で
チャンネル信号chの信号レベルが反転するように、I
Dデータを変調してもよい。
【0074】さらに上述の実施の形態においては、クロ
ック生成回路10において、ディスク原盤露光時の4倍
の周波数によるクロックCKを生成する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、ディスク原盤露光時に
対して、種々の逓倍数によるクロックCKを生成する場
合に広く適用することができる。
【0075】また上述の実施の形態においては、IDデ
ータをバイフェーズマーク変調した後、周波数変調して
ウォウブル信号を生成する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、IDデータを位相変調した後、周波
数変調してウォウブル信号を生成する場合にも広く適用
することができる。
【0076】さらに上述の実施の形態においては、周波
数n+d〔Hz/ch〕及びn−d〔Hz/ch〕によ
りウォウブル信号を生成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば図8に示すように、別途、
タイミング検出用等の基準信号を介挿する場合にも広く
適用することができる。なおこの図8に示す実施の実施
の形態では、被変調信号でなるチャンネル信号chの周
期に比して、格段的に短い周期により信号レベルが正弦
波状に変化する基準信号を、IDデータの各ビットの中
心に対応する位置に介挿した場合である。
【0077】さらに上述の実施の形態においては、ウォ
ウブル信号によりグルーブ全体を蛇行させる場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、グルーブの片側エ
ッジだけ蛇行させる場合、さらには両エッジを異なるウ
ォウブル信号により蛇行させる場合にも広く適用するこ
とができる。
【0078】また上述の実施の形態においては、光磁気
ディスクでなる光ディスクに本発明を適用するについて
述べたが、本発明はこれに限らず、相変化型の光ディス
ク、ライトワンス型の光ディスク等にも広く適用するこ
とができる。
【0079】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、位置情報
等のシリアルデータをバイフェーズマーク変調等により
チャンネルコーディングした後、周波数変調してグルー
ブの蛇行を形成するにつき、シリアルデータのビット中
心に対応するタイミングで、周波数変調した被変調信号
が所定の信号レベルを横切るように設定することによ
り、このビット中心に対応するエッジ情報を基準にして
クロックを生成して、精度の高いクロックを生成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウォウブル信号生成
の説明に供する信号波形図である。
【図2】図1のウォウブル信号の生成に供するマスタリ
ング装置を示すブロック図である。
【図3】図1の場合とは異なるチャンネル信号につい
て、ウォウブル信号生成の説明に供する信号波形図であ
る。
【図4】IDデータとウォウブル信号との関係を示す信
号波形図である。
【図5】光ディスク装置のクロック生成回路を示すブロ
ック図である。
【図6】図5のクロック生成回路の動作の説明に供する
信号波形図である。
【図7】図6の続きを示す信号波形図である。
【図8】他の実施の形態に係るウォウブル信号生成の説
明に供する信号波形図である。
【図9】バイフェーズマーク変調の説明に供する信号波
形図である。
【図10】グルーブ生成の説明に供する特性曲線図であ
る。
【符号の説明】
1……マスタリング装置、2……ディスク原盤、6……
IDデータ生成回路、7……ウォウブル信号生成回路、
10……クロック生成回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置情報又は時間情報でなるシリアルデー
    タに応じてグルーブが蛇行してなる光ディスクを製造す
    る光ディスクの製造方法において、 前記シリアルデータの論理レベルに応じて、第1の周波
    数による第1の基準クロックと、第2の周波数による第
    2の基準クロックとを切り換えて第1の被変調信号を生
    成し、 前記第1の被変調信号により周波数変調して第2の被変
    調信号を生成し、 前記第2の被変調信号の信号レベルに応じて前記グルー
    ブを蛇行させ、 前記シリアルデータの各ビットの中心に対応するタイミ
    ングで、前記第2の被変調信号の信号レベルが所定の基
    準レベルを横切るように、前記第2の被変調信号を生成
    することを特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1の被変調信号の論理レベルに応じ
    て、所定のオフセット位相を与えて、前記第2の被変調
    信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスクの製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1の基準クロックは、 前記第2の基準クロックに対して周波数が2倍に設定さ
    れ、 前記シリアルデータの各ビットの中心と、前記シリアル
    データの各ビット間とに対応するタイミングで、論理レ
    ベルが反転することを特徴とする請求項1に記載の光デ
    ィスクの製造方法。
  4. 【請求項4】前記シリアルデータの各ビットの中心に対
    応するタイミングの前後で、他の部分の周期に比して短
    い周期により前記第2の被変調信号の信号レベルを正弦
    波状に変位させることを特徴とする請求項1に記載の光
    ディスクの製造方法。
  5. 【請求項5】位置情報又は時間情報でなるシリアルデー
    タに応じてグルーブが蛇行してなる光ディスクにおい
    て、 前記シリアルデータの各ビットの中心に対応するタイミ
    ングで、前記グルーブの蛇行の中心が、トラックセンタ
    を基準にした基準位置を横切るように、前記グルーブが
    形成されたことを特徴とする光ディスク。
  6. 【請求項6】前記グルーブは、 前記シリアルデータの論理レベルに応じて、第1の周波
    数による第1の基準クロックと、第2の周波数による第
    2の基準クロックとが切り換えられて第1の被変調信号
    が生成され、 前記第1の被変調信号により周波数変調して第2の被変
    調信号が生成され、 前記第2の被変調信号の信号レベルに応じて蛇行するよ
    うに形成されたことを特徴とする請求項5に記載の光デ
    ィスク。
  7. 【請求項7】前記シリアルデータの各ビットの中心に対
    応するタイミングの前後で、他の部分における蛇行の周
    期に比して短い周期によりグルーブが蛇行するように形
    成されたことを特徴とする請求項6に記載の光ディス
    ク。
  8. 【請求項8】シリアルデータに応じてグルーブが蛇行し
    てなる光ディスクをアクセスする光ディスク装置におい
    て、 前記シリアルデータの各ビットの中心に対応するタイミ
    ングにおける前記グルーブの蛇行を基準にしてクロック
    を生成し、 前記クロックを基準にして前記光ディスクをアクセスす
    ることを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記グルーブは、 前記シリアルデータの論理レベルに応じて、第1の周波
    数による第1の基準クロックと、第2の周波数による第
    2の基準クロックとが切り換えられて第1の被変調信号
    が生成され、 前記第1の被変調信号により周波数変調して第2の被変
    調信号が生成され、 前記第2の被変調信号の信号レベルに応じて蛇行するよ
    うに形成され、 前記光ディスク装置は、 前記第1の被変調号信号を復調し、前記第1の被変調信
    号の変化を検出して、前記シリアルデータの各ビットの
    中心に対応するタイミングを検出することを特徴とする
    請求項8に記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002093574A1 (fr) * 2001-05-11 2002-11-21 Sony Corporation Appareil d'enregistrement et de reproduction d'informations

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