JPH08315367A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH08315367A
JPH08315367A JP11747095A JP11747095A JPH08315367A JP H08315367 A JPH08315367 A JP H08315367A JP 11747095 A JP11747095 A JP 11747095A JP 11747095 A JP11747095 A JP 11747095A JP H08315367 A JPH08315367 A JP H08315367A
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JP
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signal
pattern
recording
data
address
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JP11747095A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Suzuki
晴之 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生専用ディスクとの互換性がとれ、かつ、
ランダムな記録を行うことが可能な情報記録再生装置を
提供すること。 【構成】 連続溝と断続ピット列が周期的に交互に形成
された情報記録媒体12の連続溝からトラックエラー信
号TEを得てトラック追跡を行うと共に、断続ピット列
の同期パターンに位相同期したビット単位の基準クロッ
クPCKを生成し、この基準クロックPCKに基づいて
アドレスの検出を行うと同時に記録データの書込みをラ
ンダムに行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDや、書込み可能な
光ディスクに対して、情報の記録再生を行うことが可能
な情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体としては、コンパク
トディスク(CD)のような再生専用ディスクや、書込
みが可能な光ディスクがある。この場合、再生専用ディ
スクには、同期パターンや、サブコードと呼ばれるアド
レス情報、記録データ(音楽情報等のプログラム)がデ
ィスク面上に形成されている。これに対して、書込みが
可能な光ディスクには、通常トラック追跡用の案内溝が
形成されており、この案内溝上の記録膜に光ビームを高
パワーで変調することによって反射率変化をもたらせて
記録データを追記できるようになっている。
【0003】このような書込みが可能な光ディスクに対
して、記録データ等の書込みを行う記録装置としては、
以下、列挙するようなものが一般的に知られている。ま
ず、特開平2−216673号公報に開示されている記
録装置では、予め案内溝のみが形成された書込みが可能
な光ディスクに対して、プログラム等の記録データや、
同期パターン、時間情報等の書込みができるようになっ
ている。
【0004】また、特開昭63−298835号公報に
開示されているような案内溝と同期パターンが予め形成
された書込みが可能な光ディスクに対して、確実な同期
をとりながら記録データ等の書込み行えるような記録装
置がある。
【0005】また、「光ディスク技術」、ラジオ技術
社,p.227〜230に開示されているような案内溝と同期パ
ターンの他にアドレス情報が予め形成された書込みが可
能な光ディスクに対して、ランダムな位置に追記可能な
記録装置がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平2−21667
3号公報の記録装置においては、予め案内溝だけが形成
された書込みが可能な光ディスクを対象としているた
め、追記時等の回転同期をとるための高精度な回転制御
機構(リニアセンサ等)が必要となり、装置自体がコス
ト高となってしまう。
【0007】特開昭63−298835号公報の書込み
が可能な光ディスクに対する記録装置においては、同期
パターンが予め形成された光ディスクを対象としている
ため、高精度な回転制御機構を必要とせずコスト面で有
利であるが、ディスク面にアドレス情報が記録されてい
ないため、ランダムな位置に記録データを追記すること
ができない。
【0008】「光ディスク技術」に開示された書込みが
可能な光ディスクに対する記録装置においては、ランダ
ムな位置に記録データを追記することは可能であるが、
アドレス情報を読むためにかなり長い同期パータンをも
一緒に形成されているため、このようなフォーマットを
もつ光ディスクに対して書込みは行えても、CDなどの
再生専用ディスクに対しては互換性がなく汎用性に欠け
る。
【0009】また、案内溝が蛇行して形成され、その蛇
行周波数を変調させてアドレス情報が形成された書込み
が可能な光ディスクに対する記録装置もある。しかし、
このような記録装置は、トラックピッチが狭く、蛇行量
も小さな高密度な光ディスクに対しては、一般にアドレ
ス情報の読取りが困難である。
【0010】また、案内溝が形成されておらず、一定周
期のクロックサンプル用ピットと、トラック上からわず
かに離間させたトラッキングサンプル用の1対のピット
と、アドレス情報用のピットとが形成された書込みが可
能な光ディスクに対する記録装置がある。しかし、この
ような記録装置は、案内溝が形成されていない光ディス
クに対するものであり、装置自体にトラック追跡手段を
備えていないため、CDに対してトラック追跡を行うこ
とができず、再生専用ディスクに対して互換性がない。
【0011】このように書込みが可能な光ディスクは種
々の異なるフォーマットに形成されているため、従来の
記録装置もそれら各フォーマットに対応して各々異なっ
た機能をもって構成されている。しかも、書込みが可能
な光ディスクのフォーマットは、再生専用ディスクのフ
ォーマットと必ずしも一致したものではない。このよう
なことから、従来の記録装置をそのまま用いたのでは、
再生専用ディスクから情報を再生することが困難となる
場合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、記録データが記録される連続溝と、一定の同期パタ
ーン及びこのパターンに続くアドレスパターンを有する
断続ピット列とが周期的に交互に形成された情報記録媒
体に対して、トラック上に形成された連続溝からの反射
光を検出することによりそのトラックに照射される光ビ
ームのトラック位置ずれを示すトラックエラー信号を検
出するトラックエラー信号検出手段と、その検出された
トラックエラー信号に基づいて光ビームがトラック上を
追跡するように制御するトラック追跡手段と、同期パタ
ーンに位相同期する同期信号を生成する同期信号生成手
段と、同期信号に位相同期したビット単位の基準クロッ
クを生成するPLL手段と、基準クロックに基づいてア
ドレスパターンから得られるアドレスを読取りそのアド
レスと基準クロックとに基づいて光ビームを変調して連
続溝に情報を記録する記録制御手段とを備えた情報記録
再生装置を設けた。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、同期信号に基づいて情報記録媒体を所定
の回転数で回転制御する回転制御手段を設けた。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、情報記録媒体の連続溝上の記録膜
を光ビームの変調に応じて少なくとも高反射率状態と低
反射率状態とに変化させ、かつ、断続ピット列上の同期
パターン及びアドレスパターンの領域を光ビームの変調
に応じて低反射率状態に変化させる反射率制御手段を設
けた。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項1,2又
は3記載の発明において、情報記録媒体の連続溝の記録
膜上に記録された第一の系列の記録データをデジタル信
号に変調して記録用の第二の系列の記録データを生成す
るコード変換手段を備え、このコード変換手段に、同期
パターンとアドレスパターンと第二の系列の記録データ
とが連結されたときの最小反転間隔と最大反転間隔が各
々所定値となるようにデータの系列間隔を微調整するデ
ータ系列間隔微調整手段を設けた。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明においては、連続溝と断続
ピットが周期的に交互に形成された情報記録媒体の連続
溝からトラックエラー信号を得ることによって、従来の
書込み可能な情報記録媒体に特別なトラック追跡用のピ
ットを付加させることなく、トラック追跡を簡単に行う
ことができる。また、本装置によって書込まれた情報記
録媒体のフォーマットを再生専用ディスクのフォーマッ
トと共通化させることができ、本装置を用いて再生専用
ディスクから情報を再生することが可能となる。また、
断続ピット列の同期パターンに位相同期した同期信号を
生成しさらにその同期信号に位相同期したビット単位の
基準クロックを生成し、この基準クロックに基づいてア
ドレスの検出及び記録データの書込みを行うことによっ
て、記録動作を任意のアドレス(ランダムな位置)に対
して行うことができる。
【0017】請求項2記載の発明においては、同期信号
に基づいて情報記録媒体を所定の回転数で回転制御する
ことによって、従来の光学式回転エンコーダのような精
密で高価な回転制御機構が不要となり、装置の簡素化を
図ることができる。
【0018】請求項3記載の発明においては、光ビーム
の変調に応じて、断続ピット列の同期パターン及びアド
レスパターンの領域では低反射率状態とし、連続溝の記
録膜の領域では高反射率状態と低反射率状態との2状態
をとることによって、記録膜面上の反射レベルを、同期
パターン及びアドレスパターンの反射レベルに合わせる
ことが可能となる。
【0019】請求項4記載の発明においては、コード変
換処理の際、記録データ用の第二の系列の記録データ
を、同期パターンとアドレスパターンとに連結させたと
きに、最小反転間隔と最大反転間隔が所定の範囲内にな
るように系列間隔を微調整することによって、同期パタ
ーンと、アドレスパターンと、データパターンとの連結
を正常化させ、情報記録媒体の所定の記録方式に対応さ
せることができる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1〜図9に基づい
て説明する(請求項1,2記載の発明に対応する)。ま
ず、本装置の全体構成を図1に基づいて説明する。本装
置は、トラックエラー信号検出手段1及びトラック追跡
手段2を備えた信号記録再生回路3と、同期信号生成手
段4と、PLL手段5と、記録制御手段6と、回転制御
手段7と、コード変換手段8とに分けられる。
【0021】トラックエラー信号検出手段1は、レーザ
光源9と、ビームスプリッタ10と、情報記録媒体とし
ての光ディスク12に光ビームAを集光する対物レンズ
11と、2分割された光電変換器13と、差動アンプ1
4とを備えている。この場合、レーザ光源9としては、
例えば、半導体レーザ、光量制御手段、光量変調手段、
照明光学系(図示せず)などからなり、平行光の光ビー
ムAを出力し、入力される信号(WDATA信号)によ
って出力パワーが変調される。また、トラック追跡手段
2は、差動アンプ14に接続されたサーボ回路15と、
対物レンズ11の位置制御を行うレンズ変位手段16と
を備えている。また、光電変換器13は、加算アンプ1
7を介して、比較器18に接続されている。この比較器
18には所定の電圧Voが印加され、2値化された再生
信号(DRF信号)を出力する。このようにして信号記
録再生回路3は構成されている。
【0022】同期信号生成手段4は、光ディスク12の
同期パターンに位相同期した同期信号を生成するもので
あり、ここでは、位相比較器(Phase Detector)によ
って構成される(以下同一符号4を用いる)。また、P
LL手段5は、その同期信号に位相同期したビット単位
の基準クロック(PCK)を生成するいわゆる位相同期
ループである。この場合、位相同期ループは、位相比較
器4と、低域フィルタ19(Low Pass Filter)と、
電圧制御発振器20(Voltage ControlledOscilato
r)と、分周器21(1/Mの分周比)とによって構成
される。
【0023】記録制御手段6は、読取られたアドレスと
基準クロックPCKとに基づいて光ビームAを変調して
光ディスク12の連続溝に情報を記録するものである。
ここでは、再生信号が送られるアドレス検出手段22
と、目標アドレス発生手段23と、一致回路24と、デ
ータ送出手段25とによって構成される。
【0024】回転制御手段7は、同期信号に基づいて光
ディスク12を所定の回転数で回転制御するものであ
る。ここでは、周波数比較器26と、基準周波数の信号
を発生する発振器27(OSC)と、回転サーボ回路2
8とによって構成される。回転サーボ回路28は、増幅
器、モータ駆動回路等からなっている。
【0025】コード変換手段8には、記録データと、目
標アドレスデータと、同期パターン発生手段29で発生
した同期パターン用データとが入力され、これらデータ
はコード変換される。コード変換手段8は、バッファメ
モリ30に接続されている。
【0026】次に、位相比較器4の基本的な回路構成を
図2〜図4に基づいて説明する。図2に示すように、位
相比較器4は、2個のDフリップフロップ回路31,3
2と、ゲート回路33と、2個の3ステートバッファ3
4,35との論理回路により構成される。この場合、入
力信号としては、比較器18からのDRF信号と、1/
M分周を行う分周器21からのWINDOW信号とが用
いられる。また、出力信号としては、3ステートバッフ
ァ34,35からの位相比較して得られたOUT信号が
用いられる。なお、同期をとるために、電圧制御発振器
20からのPCK信号が用いられる。
【0027】図3(a)〜(c)は、位相比較器4の入
出力波形のタイミングを示す。PCK信号は、TPCK
期間を1周期とする。WINDOW信号は、そのTPCK
のM倍の周期(=M・TPCK )でTPCK の間だけHレベ
ルとなる。OUT信号は、WINDOW信号がHレベル
で、かつ、DRF信号の立上りでトリガされ、Hレベル
となる。そして、HレベルになったOUT信号は、次の
PCK信号の立上りでZ(ハイインピーダンス)とな
る。さらに、ZとなったOUT信号は、次のPCK信号
がLレベルの期間にLレベルになる。それ以外の期間で
のOUT信号は、Zの状態である。
【0028】図3(a)は、WINDOW信号の中心位
置でDRF信号の立上りがあった場合の例である。OU
T信号は、(1/2)TPCK の期間で、Hレベル及びL
レベルとなり、平均電圧はHレベルとLレベルの中間レ
ベルとなる。このとき、WINDOW信号とDRF信号
の位相が一致しているとする。図3(b)は、DRF信
号の方がWINDOW信号の中心位置よりも位相が進ん
でいる状態を示す。OUT信号のHレベル期間はLレベ
ルの期間よりも長くなる。これにより、平均出力電圧
は、Hレベル側に近くなる。図3(c)は、DRF信号
の方がWINDOW信号の中心位置よりも位相が遅れて
いる状態を示す。OUT信号のHレベル期間はLレベル
の期間よりも短くなる。これにより、平均出力電圧はL
レベル側に近くなる。
【0029】このようなに平均出力がHレベル側になる
ほど電圧制御発振器20の出力周波数が高くなるように
位相比較器4を設計しておくことによって、WINDO
W信号の中心位置とDRF信号の立上りの位相が一致す
るように位相同期ループを動作させることができる。こ
の場合、WINDOW信号の周期は、光ディスク12上
の同期パターンの信号の周期と同一であり、これにより
WINDOW信号と同期パターンの信号の位相を一致さ
せることができる。また、WINDOW信号=Hレベル
の間にDRF信号の立上りのエッジがないと、OUT信
号はハイインピーダンスのままでいるため、平均出力電
圧はほとんど変化せず、光ディスク12を回転させる回
転モータ36の回転制御を安定して行うこともできる。
【0030】図4は、図2の回路の基本的な動作原理を
示す。今、例として、WINDOW信号の中心位置より
も少し遅れてDRF信号の立上りがあったとき、まず、
UP信号がトリガされ、Dフリップフロップ回路32の
出力のQ2信号がLレベルになると共に、Dフリップフ
ロップ回路31がリセットされてUP信号がLレベルと
なる。Q2信号とPCK信号がLレベルのとき、ゲート
回路33の出力のDN信号が発生し、このDN信号が3
ステートバッファ35に入力されることにより、OUT
信号のLレベルがイネーブルされる。また、UP信号が
3ステートバッファ34に入力されることにより、OU
T信号のHレベルがイネーブルされる。従って、このよ
うな位相比較器4を用いることによって、光ディスク1
2上の同期パターンを示すDRF信号とWINDOW信
号との間での位相の一致、進み、遅れの状態が判別さ
れ、その結果、同期パターンに位相同期したWINDO
W信号(同期信号)が作成される。なお、位相比較器4
としては、図2の構成に限定されるものではなく、例え
ば、PCK信号よりも十分高速なクロックを用いて、位
相比較部、フィルタリング部、デジタル制御発振器等か
らなるデジタルPLL回路により構成してもよい。
【0031】次に、本装置で用いられる光ディスク12
の構成を図5〜図7に基づいて説明する。ここでは、C
D規格のフォーマットを例に挙げる。図5は、光ディス
ク12(スパイラル状又は同心円状のディスク)のN番
目、N+1番目のトラック36の一部を示す。トラック
36上には、記録データが記録される連続溝37(以
下、グルーブという)と、断続ピット列38とが周期的
に交互に形成されている。断続ピット列38は、同期パ
ターン39の領域と、この同期パターン39に続くアド
レスパターン40の領域とから構成されている。
【0032】図6は、グルーブ37の位置でトラック方
向Tに直交する方向に切断したディスク断面の形状を示
す。光ディスク12の基板12aのグルーブ37上に
は、記録膜12bが形成されている。このグルーブ37
上の記録膜12bに本装置の対物レンズ11により光ビ
ームAを集光して照射することによって、記録データの
記録が行われる。この場合、同期パターン39、アドレ
スパターン40は、グルーブ37の途切れとして形成さ
れており、通常ピットと呼ばれ凹部からなっている。こ
のようなピット位置に光ビームAが照射され、その反射
光の反射率の変化を検出することによって、各パターン
状態を知ることができる。また、グルーブ37の位置に
光ビームAが集光しているときは、回折光によるトラッ
クエラー信号を検出することによって、トラック中心位
置からの半径方向への位置ずれを求めることができる。
【0033】図7は、光ディスク12のトラック方向T
に切断したディスク断面の形状を示す。グルーブ37、
同期パターン39、アドレスパターン40の順に形成さ
れ、これを1単位として周期的に繰り返して配置されて
いる。この場合、同期パターン39は、常に一定した固
定パターンであるため、後に続くアドレスパターン40
や記録データ用のデータパターンには現われないパター
ン形状が好ましい。このような同期パターン39は、デ
ータ記録時のビット単位の基準クロックの抽出等に用い
られる。また、アドレスパターン40は、記録データが
記録されるべき光ディスク12上の番地を示す。アドレ
スパターン40は前記1単位毎に異なる固有の値として
もよいし、複数単位で完結する値としてもよい。例え
ば、全アドレスが24ビットで表現されるとき、1単位
で4ビットを表わすようにし、8単位で24ビットを表
わすようにして完結させるようにしてもよい。このとき
の記録データの最小単位(通常、セクタ又はブロックと
呼ばれている)は8単位となる。
【0034】なお、CD規格のフォーマットでは、前記
1単位は「フレーム」と呼ばれ、同期パターン39は
「フレーム同期」と呼ばれ、アドレスパターン40は
「サブコード」と呼ばれる。アドレスは「サブコード
Q」と呼ばれ、1フレーム中に1ビット入る。そして、
98フレームでアドレス表現が完結するようになってい
る。従って、このようなことから、本装置においては9
8フレームが1回の最小記録単位として表わされること
になる。
【0035】このような構成において、光ディスク12
を用いて記録再生を行う本装置の動作について説明す
る。図1に示すように、レーザ光源9から出射された光
ビームAは、ビームスプリッタ10で反射され、対物レ
ンズ11により集光され光スポットの状態で光ディスク
12のトラック36上に照射される。このトラック36
のグルーブ37の領域からの反射光は、ビームスプリッ
タ10を透過して光電変換器13に導かれる。この光電
変換器13の2分割された受光面からの出力を差動アン
プ14に送り、差信号を求めることによってトラックエ
ラー信号TEが求められる。このトラックエラー信号T
Eはサーボ回路15に送られ、レンズ変位手段16にフ
ィードバックされる。このレンズ変位手段16は、サー
ボ回路15からの出力信号に応じて対物レンズ11をデ
ィスク半径方向に変位させる。このように光ディスク1
2のグルーブ37からの反射光を用いてトラックずれ量
をトラックエラー信号TEとして検出することによっ
て、光ビームAがトラック36上を追跡制御することが
できる。従って、このようにトラック追跡することがで
きることから、CD(再生専用ディスク)との互換性を
確保することができる。
【0036】また、光電変換器13の受光出力は、加算
アンプ17に送られ和信号すなわちRF信号が求められ
る。このRF信号は、比較器18において所定の電圧V
oと比較されて、2値化されたDRF信号を得る。この
DRF信号は位相比較器4に送られる。位相比較器4
は、前述した図2の回路により実現でき、DRF信号と
分周器21のWINDOW信号との位相差をOUT信号
として出力する。このような位相差はLPF19で平滑
されてVCO20の出力値となるPCK信号を制御す
る。このPCK信号は、分周器21に出力されると共
に、アドレス検出手段22やデータ送出手段25の基準
クロックとして用いられる。分周器21は、PCK信号
の周波数を1/Mに分周、すなわち、PCK信号のMサ
イクル毎にWINDOW信号が1発出力される。このW
INDOW信号は、光ディスク12の同期パターンを示
すDRF信号と位相比較されることによって、同期パタ
ーンに位相同期した同期信号として作成される。さら
に、位相同期ループによって、その同期信号から次の同
期信号までの間に、M個のPCK信号が作成される。こ
のようにして作成されたPCK信号は、同期信号に位相
同期したビット単位の基準クロックとして用いられる。
なお、分周比のMの値は、再生専用ディスクのフォーマ
ットに定められている値に等しくしておくによって、記
録データと再生専用ディスクとの互換性を確保できる。
例えば、CDでは「1フレーム」は588ビットである
ため、M=588に設定すればよい。
【0037】また、再生信号DRFはアドレス検出手段
22に送られる。このアドレス検出手段22は、PCK
信号を基準クロックとした論理回路からなっており、こ
れにより、光ディスク12のアドレスパターンに相当す
るDRF信号を解読して、そのアドレス値を出力する。
また、目標アドレス発生手段23により、記録データを
記録すべき目標アドレスが発生される。この目標アドレ
スと、前記アドレス検出手段22により検出されたアド
レス値とは、一致回路24で比較され、両者の値が一致
した場合にはOK信号がデータ送出手段25に出力され
る。一方、コード変換手段8には、記録データと、目標
アドレスデータと、同期パターン発生手段29で発生し
た同期パターン用データとが入力される。これによりコ
ード変換手段8は、目標アドレスに記録すべき記録デー
タをアドレスをも含めてコード変換し、同期パターンを
加えてバッファメモリ30に送出する。このバッファメ
モリ30に記憶されたデータはデータ送出手段25に出
力される。そして、データ送出手段25では、OK信号
をトリガとして、WDATA信号(変調データ)をレー
ザ光源9に出力する。レーザ光源9は記録パワーにて変
調され、光ディスク12に記録データの記録を行う。図
8は、記録データを光ディスク12のアドレスN、アド
レスN+1に記録する場合におけるDRF信号、WIN
DOW信号、OK信号、WDATA信号の各信号の動作
タイミングを示す。この場合、レーザ光源9は、OK信
号のパルスから次の同期信号の直前までの間でWDAT
A信号により記録パワーの出力で変調され、それ以外の
部分は再生パワーの出力で変調される。このようにして
記録を完了した後は、光ディスク12上の同期パター
ン、アドレスパターン、記録データは、全て統一された
クロックで再生可能となり、これにより再生専用ディス
クとの互換性を確保することができる。
【0038】また、周波数比較器26には、分周器21
からのWINDOW信号と、発振器27からの出力信号
とが入力される。WINDOW信号の周波数は同期信号
の繰返し周波数と同一となっている。そして、周波数比
較器26は、入力された2つの信号の周波数を比較して
その差に応じた値を回転サーボ回路28に出力する。回
転サーボ回路28は、周波数比較器26の出力を増幅し
て回転モータ36を駆動する。これにより、光ディスク
12は、発振器27の周波数と、同期信号の繰返し周波
数が等しくなるように回転制御される。図9は、回転制
御用信号として用いられるWINDOW信号(同期信
号)と、光ディスク12からのDRF信号とのタイミン
グを示す。この場合、検出されるDRF信号に同期パタ
ーンが欠陥41(ゴミ等)により欠落しても、WIND
OW信号はほぼ正確なタイミングで出力される。同期パ
ターンが欠落しても、WINDOW信号が正しいタイミ
ングで出力されるのは、位相比較器4から出力されるO
UT信号がハイインピーダンスとなり、LPF19の出
力がほとんど変化しないため、VCO20の出力周波数
もほとんど変化しないからである。なお、このような動
作特性は、位相同期ループが、入力信号がなくなっても
しばらくは出力周波数があまり変化しない穏やかな特性
をもつことを利用したものである。このように同期パタ
ーンが欠落しても、WINDOW信号が正しいタイミン
グで出力されることから、回転制御が乱されることがな
く、信頼性の高い回転制御を行うことが可能となる。従
って、このような回転制御機構とすることによって、従
来の光学式回転エンコーダ等の精密な回転数検出機構が
不要となり、ディスク自体のもつ信号で回転制御を容易
に行うことができ、安価な構成で正確な回転制御を行う
ことができる。
【0039】次に、本発明の第二の実施例を図10及び
図11に基づいて説明する(請求項3記載の発明に対応
する)。なお、前記第一の実施例と同一部分については
同一符号を用いる。
【0040】本装置(図1参照)は、光ディスク12の
異なる領域からの反射率を変えるようにレーザ出力調整
を行う反射率制御手段を備えている。すなわち、反射率
制御手段は、グルーブ37の記録膜12bを光ビームA
の変調に応じて少なくとも高反射率状態と低反射率状態
とに変化させると共に、同期パターン及びアドレスパタ
ーンが形成される領域を光ビームAの変調に応じて低反
射率状態に変化させるように、レーザ光源9のレーザ出
力を制御するというものである。
【0041】レーザ光源9としてLD(レーザダイオー
ド)を用い、光ディスク12として相変化型ディスクを
用いた例について述べる。図10に示すように、LDの
出力パワーは、同期パターン39やアドレスパターン4
0が形成された断続ピット列38の領域では低出力(再
生用)のパワーPrに設定され、また、グルーブ37の
記録膜12b上でかつNRZI(Non Return to Zero I
nverted )信号がHレベルの期間では高出力(記録用)
のパワーP1 (>Pr)に設定され、グルーブ37の記
録膜12b上でかつNRZI信号がLレベルの期間では
さらに高出力(記録用)のパワーP2 (>P1 )に設定
される。この場合、光ディスク12としては相変化材料
が用いられ、初期状態を非結晶状態としておくことによ
って、パワーPrではその初期状態の性質を変えず低反
射率の状態となり、パワーP1 では結晶化状態で高反射
率の状態となり、パワーP2 では非結晶状態で低反射率
の状態となるように設計することができる。なお、図1
0中、NRZ(Return toZero)信号は、バッファメモ
リ30に格納されていた記録データがPCK信号に同期
してデータ送出手段25で処理されるときの波形であ
り、ここでは、データ「1」に対して1つのHレベルの
パルスが割り当てられる。データ送出手段25は記録周
波数を下げて高密度化を図るために、データ「1」のと
ころで反転させたNRZIと呼ばれる波形に変形され、
この波形を実際の記録波形とする。
【0042】このような構成において、図11は、光デ
ィスク12のトラック36から得られる反射光の強度変
化の一例を示す。今、グルーブ37及びピット(同期パ
ターン39、アドレスパターン40)からの反射率をR
G 、それ以外の領域(グルーブ37又はピットの途切れ
部分)からの反射率をRM とする。また、記録膜12b
の性質により、グルーブ37のデータ領域に記録データ
を記録した後の反射光の状態は異なるものとする。例え
ば、A膜42の場合は2値データに応じた反射率はR0
とR1 のレベルをとり、これによりグルーブ37のデー
タ領域ではR0=RG 、R1 =RM となる。これに対し
て、B膜43の場合はR0 とR2 をとり、R0 =RG
2 <RG となる。ただし、R2 はグルーブ37からの
反射率よりも低くなる。
【0043】この場合、光ディスク12のデータ領域に
データを記録した後の反射光の状態は、A膜42ではデ
ータ領域からの反射レベルと、同期パターン39、アド
レスパターン40からの反射レベルとはほぼ同一レベル
になる。これに対して、B膜43ではデータ領域からの
反射レベルは同期パターン39、アドレスパターン40
からの反射レベルよりも下がってしまう。これにより、
A膜42の記録後はあるスライスレベルにより再生可能
であるが、B膜43の記録後は再生不可能となる。
【0044】本実施例では、光ディスク12を、グルー
ブ37のデータ領域ではA膜42のような反射レベルの
特性に設定し、かつ、同期パターン39とアドレスパタ
ーン40の領域ではR0 側の低反射率の状態に設定す
る。このような条件設定は反射率制御手段によりレーザ
パワーを制御することによって達成される。このような
領域により反射レベルの特性が異なる光ディスク12を
作成することによって、同期パターン39とアドレスパ
ターン40の領域では略RG とRM の間で2値データが
表現され、データ領域ではR0 とR1 すなわち略RG
M の間で2値データが表現されるようになる。これに
より、再生専用ディスクを再生する場合と同じ2値化回
路を使用することが可能となり、再生専用ディスクとの
互換性を確保することができる。
【0045】次に、本発明の第三の実施例を図12及び
図13に基づいて説明する(請求項4記載の発明に対応
する)。なお、前記各実施例と同一部分については同一
符号を用いる。
【0046】本装置(図1参照)は、X系列(第一の系
列)の記録データを、記録用のY系列(第二の系列)の
記録データに変換するコード変換手段8を備えている。
このコード変換手段8は、図12(a)に示すように、
マルチプレクサ44(MUX)と、コード変換テーブル
45と、メモリ46とを備えている。また、コード変換
手段8は、図12(b)に示すようなデータ系列間隔微
調整手段を備えている。このデータ系列間隔微調整手段
は、同期パターン39とアドレスパターン40とY系列
の記録データとが連結されたときの最小反転間隔と最大
反転間隔が各々所定値となるように系列間隔を微調整す
る。なお、このデータ系列間隔微調整手段は、マイクロ
コンピュータを用いてプログラムにより作成することが
でき、また、適当なデジタル回路を用いて作成するよう
にしてもよい。
【0047】このような構成において、コード変換手段
8には、X系列の記録データと、目標アドレス発生手段
23で発生した目標アドレスデータと、同期パターン発
生手段29で発生した同期パターン用データとが入力さ
れる。ただし、コード変換前のデータはNRZ形式とす
る。そして、コード変換手段8において、目標アドレス
に記録すべき記録データがアドレスも含めてY系列のデ
ータにコード変換され、さらに同期パターンを加え、デ
ータ「1」の数が偶数になるように接続ビット47を微
調整して、バッファメモリ30に送出する。
【0048】ここで、コード変換処理を図12(a)
(b)に基づいて詳細に説明する。図12(a)に示す
ように、x系列の記録データと、アドレスデータとは、
MUX44で切り替えられて、コード変換テーブル45
でY系列のデータに変換される。この変換処理は、例え
ば、CD等で知られている8ビットを14ビットに変換
するEFM(Eight to Fourteen Modulation)により行
われる。このようにして変換された14ビットシンボル
は、1データ記録単位(ある同期パターンから次の同期
パターンまでの単位)にL個あり、これらが順番に並べ
られる。さらに、同期パターン(ここでは24ビットと
する)を並べて全て連結したときに、「1」の値と、
「1」の値の間隔がTmin (最小反転間隔)のビット以
上で、Tmax(最大反転間隔)のビット以下になるよう
に、2ビットの接続ビット47がシンボル毎に付加され
る。なお、Tmin とTmax とはコード変換規則に固有な
定数であり、例えば、EFMの場合にはTmin =3、T
max =11となる。そして、このような変換処理後、Y
系列のデータや接続ビット47等は、メモリ46に格納
される。
【0049】図12(b)は、データ系列間隔微調整手
段により、連結されたデータのY系列間隔を微調整する
方法を示す。メモリ46に格納されたデータを参照し
て、まず、データ「1」の数が偶数であるか否かを調べ
る(S1)。データ「1」の数が偶数でないならば、微
調整前の接続ビット47のうち、「00」の位置を探
し、この値を「10」又は「01」に変えてもTmin
max の条件を満たす接続ビット47の場所を一つ選択
する(S2)。その選択された場所の接続ビット47を
変更する(S3)。ここで、データ「1」の数が偶数に
なっていれば、このY系列に変換されたデータをデータ
送出手段25でNRZI変換(すなわち、「1」で反
転)したとき、Lレベルで始まりLレベルで終わる。こ
のような接続ビット47を用いた微調整が必要な理由と
しては、同期パターン39と、アドレスパターン40と
が光ディスク12上に予めNRZI形式でフォーマット
されているような場合、同期パターン39がL−to−H
エッジで始まるならば、データ記録後においても次の同
期パターンがL−to−Hエッジで始まるように、最初の
同期パターン39のL−to−Hエッジから数えて、記録
データパターンの最後のエッジまでの反転回数が偶数で
なければならないからである。
【0050】図13は、コード変換処理とアドレス検出
のタイミングを示す。DRF信号からアドレスNが検出
されたとき、バッファメモリ30にはアドレスNに記録
すべきコード変換処理後の微調整されたY系列のデータ
が記憶されている。これにより、データ送出手段25
は、そのバッファメモリ30中のデータを取出してNR
ZIに変換し、レーザ光源9の出力パワーを変調して光
ディスク12のトラック36上にデータを記録してい
く。このアドレスNでの記録が開始されると、目標アド
レスはN+1になり、これにより、コード変換手段8は
アドレスN+1に記録すべきデータのコード変換処理及
びY系列間隔の微調整処理を行う。そして、DRF信号
からアドレスN+1が検出されるまでの間にコード変換
手段8は処理を終了し、そのデータ結果をバッファメモ
リ30に送出する。このようにして一連の処理が行われ
ることになる。
【0051】上述したようなコード変換手段8を用いて
データの記録を行うことによって、光ディスク12のフ
ォーマットがNRZI形式の場合に特に有効となり、再
生専用ディスクとの互換性が一層完全となり、高密度な
データ記録を行うことができる。なお、本実施例では、
データ「1」の数が奇数のときに「1」をもう1個加え
て偶数個にする処理としたが、これとは逆に、「1」を
一つ減らして偶数個にするようにしてもよい。また、こ
のようなコード変換手段8による変換処理は、データパ
ターンがNRZ形式のまま光ディスク12上に記録され
るシステムにおいては必ずしも必要なものではない。N
RZ形式の場合には、データ「1」の数に関係なく、X
系列からY系列への変換だけで、データ領域の最後の部
分の論理状態(L又はHレベル)が確定するからであ
る。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、連続溝と断続ピ
ット列が周期的に交互に形成された情報記録媒体の連続
溝からトラックエラー信号を得てトラック追跡を行うよ
うにしたので、特別なトラック追跡手段を必要とせず、
従来と略同一の簡単な構成のトラック追跡手段を用いる
ことができ、これにより、生産コストを抑えた安価な装
置を提供することができる。また、このようにして作成
された書込み可能な情報記録媒体のフォーマットを再生
専用ディスクのフォーマットと共通化させることができ
るので、再生専用ディスクに対して互換性をもつ装置を
提供することができる。また、断続ピット列の同期パタ
ーンに位相同期した同期信号を作成し、その同期信号に
位相同期したビット単位の基準クロックを生成し、この
基準クロックに基づいてアドレスの検出及び記録データ
の書込みを行うようにしたので、ランダムな位置に記録
が可能となり、これにより記録データのタイミング管理
を容易にかつ正確に行うことができる。
【0053】請求項2記載の発明は、同期信号に基づい
て情報記録媒体を所定の回転数で回転制御する回転制御
手段を設けたので、従来の光学式回転エンコーダの回転
制御機構を用いることなく正確な回転制御を行うことが
でき、これにより、安価で、小型な装置を提供すること
ができる。
【0054】請求項3記載の発明は、断続ピット列の同
期パターン及びアドレスパターンの領域では低反射率状
態となり、連続溝の記録膜上では高反射率状態と低反射
率状態との2状態となるように光ビームの変調制御を行
う反射率制御手段を設けたので、記録膜の反射レベル
と、同期パターン及びアドレスパターンの反射レベルと
を略等しくする設定することができ、これにより、再生
専用ディスクとの互換性をさらに高めることができる。
【0055】請求項4記載の発明は、コード変換処理の
際、記録データ用の第二の系列の記録データを、同期パ
ターンとアドレスパターンとに連結させたときに、最小
反転間隔と最大反転間隔が所定の範囲内になるように系
列間隔の微調整を行うようにしたので、同期パターンと
アドレスパターンとデータパターンとの連結を正常化さ
せ、再生専用ディスクとの互換性をさらに高めることが
でき、また、特にNRZI変換の記録方式において有効
となり高密度化を図ることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例である情報記録再生装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】位相比較器の基本的な回路構成を示すブロック
図である。
【図3】位相比較器の入出力波形を示すものであり、
(a)はDRF信号とWINDOW信号の中心との位相
が一致しているときのタイミングチャート、(b)はD
RF信号がWINDOW信号の中心よりも位相が進んで
いるときのタイミングチャート、(c)はDRF信号が
WINDOW信号の中心よりも位相が遅れているときの
タイミングチャートである。
【図4】図2の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図5】CDフォーマットに対応した光ディスク面の状
態を示す平面図である。
【図6】図5の光ディスクのa−a断面図である。
【図7】図5の光ディスクのトラック方向に対する断面
図である。
【図8】データを記録している最中の各種信号波形を示
すタイミングチャートである。
【図9】欠落したDRF信号に対してWINDOW信号
を正確に検出できる例を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】本発明の第二の実施例を示すものであり、記
録動作時の各種信号波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図11】ディスク面での場所によって反射光の反射率
が異なる様子を示す波形図である。
【図12】本発明の第三の実施例を示すものであり、
(a)はコード変換手段の内部構成を示すブロック図、
(b)はデータ系列間隔微調整手段を示すフローチャー
トである。
【図13】コード変換処理とアドレス検出の動作を示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 トラックエラー信号検出手段 2 トラック追跡手段 4 同期信号生成手段 5 PLL手段 6 記録制御手段 7 回転制御手段 8 コード変換手段 12 情報記録媒体 12b 記録膜 36 トラック 37 連続溝 38 断続ピット列 39 同期パターン 40 アドレスパターン A 光ビーム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、情報記録媒体の連続溝上の記録膜
を光ビームの変調に応じて少なくとも高反射率状態と低
反射率状態とに変化させる反射率制御手段を設け、
つ、断続ピット列上の同期パターン及びアドレスパター
ンの領域を低反射率状態にた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】本実施例では、光ディスク12を、グルー
ブ37のデータ領域ではA膜42のような反射レベルの
特性に設定し、かつ、同期パターン39とアドレスパタ
ーン40の領域ではR0 側の低反射率の状態に設定す
る。このような光ディスク12を作成することによっ
て、同期パターン39とアドレスパターン40の領域で
は略RG とRM の間で2値データが表現され、データ領
域ではR0 とR1 すなわち略RG とRM の間で2値デー
タが表現されるようになる。これにより、再生専用ディ
スクを再生する場合と同じ2値化回路を使用することが
可能となり、再生専用ディスクとの互換性を確保するこ
とができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】請求項3記載の発明は、断続ピット列の同
期パターン及びアドレスパターンの領域では低反射率状
態とし、連続溝の記録膜上では高反射率状態と低反射率
状態との2状態となるように光ビームの変調制御を行う
反射率制御手段を設けたので、記録膜の反射レベルと、
同期パターン及びアドレスパターンの反射レベルとを略
等しくする設定することができ、これにより、再生専用
ディスクとの互換性をさらに高めることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に形成されたスパイラル状
    又は同心円状のトラックに光ビームを照射して情報を記
    録再生する情報記録再生装置において、記録データが記
    録される連続溝と、一定の同期パターン及びこのパター
    ンに続くアドレスパターンを有する断続ピット列とが周
    期的に交互に形成された前記情報記録媒体に対し、前記
    連続溝からの反射光により前記トラック上に照射される
    光ビームのトラック位置ずれを示すトラックエラー信号
    を検出するトラックエラー信号検出手段と、そのトラッ
    クエラー信号に基づいて前記光ビームが前記トラック上
    を追跡するように制御するトラック追跡手段と、前記同
    期パターンに位相同期する同期信号を生成する同期信号
    生成手段と、前記同期信号に位相同期したビット単位の
    基準クロックを生成するPLL手段と、前記基準クロッ
    クに基づいて前記アドレスパターンから得られるアドレ
    スを読取りそのアドレスと前記基準クロックとに基づい
    て前記光ビームを変調して前記連続溝に情報を記録する
    記録制御手段とを備えたことを特徴とする情報記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 同期信号に基づいて情報記録媒体を所定
    の回転数で回転制御する回転制御手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 情報記録媒体の連続溝上の記録膜を光ビ
    ームの変調に応じて少なくとも高反射率状態と低反射率
    状態とに変化させ、かつ、断続ピット列上の同期パター
    ン及びアドレスパターンの領域を光ビームの変調に応じ
    て低反射率状態に変化させる反射率制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体の連続溝の記録膜上に記録
    された第一の系列の記録データをデジタル信号に変調し
    て記録用の第二の系列の記録データを生成するコード変
    換手段を備え、このコード変換手段に、同期パターンと
    アドレスパターンと前記第二の系列の記録データとが連
    結されたときの最小反転間隔と最大反転間隔が各々所定
    値となるように系列間隔を微調整するデータ系列間隔微
    調整手段を設けたことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の情報記録再生装置。
JP11747095A 1995-05-16 1995-05-16 情報記録再生装置 Pending JPH08315367A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG97996A1 (en) * 1999-12-10 2003-08-20 Sony Corp Optical disc and optical disc apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG97996A1 (en) * 1999-12-10 2003-08-20 Sony Corp Optical disc and optical disc apparatus

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