JPH11232763A - ジッタ計測装置 - Google Patents

ジッタ計測装置

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JPH11232763A
JPH11232763A JP3324298A JP3324298A JPH11232763A JP H11232763 A JPH11232763 A JP H11232763A JP 3324298 A JP3324298 A JP 3324298A JP 3324298 A JP3324298 A JP 3324298A JP H11232763 A JPH11232763 A JP H11232763A
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JP
Japan
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circuit
jitter
signal
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recording medium
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JP3324298A
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Yutaka Osada
豊 長田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ハードウエアへの負担を軽減し、
再生信号のジッタを精度良く計測することのできるジッ
タ計測装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体を回転させ当該記録媒体に記録
されたデータを再生する再生装置から出力される再生信
号のジッタの標準偏差またはそれに対応する統計量(分
散等)を計測するジッタ計測装置において、前記記録媒
体からデータを読取る読取り手段と当該記録媒体との相
対的な再生速度を、当該記録媒体を通常に再生する際の
正規の再生速度より低速度とすることを要旨とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、磁気
ディスク等の記録媒体の再生装置のジッタ計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のジッタ計測装置の概略の構成を図
12のブロック図に示す。この図12において、ジッタ
計測装置50は、光ピックアップ2、スピンドルモータ
3、プリアンプ回路4、2値化回路5、オフセット調整
回路7、CPU (Central Processi
ng Unit)8、フォーカスサーボ回路9、ジッタ
測定回路10、スピンドル制御回路12、Bit PL
L(Phase Lock Loop)回路13および
基準クロック発生回路15を備える。尚、19は光ディ
スクである。
【0003】このジッタ計測装置50はフォーカスサー
ボ系におけるジッタ計測装置である。以下の説明におい
て、光ピックアップ2、スピンドルモータ3、スピンド
ル制御回路12をジッタ計測装置50の構成に含めてあ
るが、そのうちのいずれかは、このジッタ計測装置50
を用いてジッタ計測する再生信号を出力する、光ディス
ク19を再生する再生装置の構成であることは言うまで
もない。
【0004】光ピックアップ2は、スピンドルモータ3
によって回転する光ディスク19上に記録された情報を
光(レーザビーム)によって読み取り、電気信号に変換
して得られるピックアップ信号S2 をプリアンプ回路4
に出力する。プリアンプ回路4はピックアップ信号S2
を所定レベルに増幅し、データ信号S4aを生成して2値
化回路5に出力し、またサーボ系のエラー信号S4bをオ
フセット調整回路7に出力する。
【0005】2値化回路5は、データ信号S4aを2値化
処理して得られる2値化信号S5 をBit PLL回路
13に出力する。Bit PLL回路13は、2値化信
号S5 に基づいてクロック再生を行い、2値化信号S5
に同期したビットクロック信号S13をジッタ測定回路1
0とスピンドル制御回路12とに出力する。
【0006】ジッタ測定回路10は、2値化信号S5 と
ビットクロック信号S13とに基づいてジッタを測定して
得られるジッタ測定信号S10をCPU8に出力する。C
PU8は、ジッタ測定信号S10に基づいてジッタの標準
偏差を演算し、このジッタ標準偏差値が最小となるよう
にオフセット調整回路7のオフセット量を制御するオフ
セット制御信号S8aをオフセット調整回路7に出力す
る。
【0007】プリアンプ回路4から出力されるサーボ系
のエラー信号S4bにはフォーカスサーボ及びトラッキン
グサーボ系等のエラーが含まれるが、オフセット調整回
路7はオフセット制御信号S8aとエラー信号S4bとに基
づいてオフセット量を生成して得られるオフセット調整
信号S7 をフォーカスサーボ回路9に出力する。
【0008】フォーカスサーボ回路9はオフセット調整
信号S7 に基づいて得られるフォーカス制御信号S9 を
光ピックアップ2に出力する。
【0009】光ピックアップ2は、フォーカス制御信号
S9 によって光を光ディスク19上に絞り込んだ光スポ
ットを形成し、その反射光より光ディスクに記録された
情報を読み取る読取り手段である。
【0010】スピンドル制御回路12は、Bit PL
L回路13からのビットクロック信号S13と基準クロッ
ク発生回路15からの基準クロックS15とを比較して得
られる速度制御信号S12をスピンドルモータ3に出力
し、スピンドルモータ3の回転速度を制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】高密度記録された記録
媒体からの再生デジタル信号は高い伝送速度を持ってい
る。
【0012】しかしながら、従来のジッタ計測装置50
には、高い伝送速度を有する再生信号を2値化(デジタ
ル信号)するための閾値が2値化したデジタル信号の時
間変動に大きく影響し、かつS/Nの影響を大きく受
け、また、高い精度で高い伝送速度の再生デジタル信号
のジッタを計測するためには、非常に高いクロック周波
数が必要とされ、ハードウエアへの負担が大きくなり、
再生信号のジッタを精度良く計測することが困難になる
という課題がある。
【0013】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、記録媒体の再生速度を記録マークがトラッキングサ
ーボまたはフォーカスサーボに影響を与えない範囲で、
正規の回転速度よりも遅くして再生信号の伝送速度を下
げ、ハードウエアへの負担を軽減し、再生信号のジッタ
を精度良く計測することのできるジッタ計測装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係るジッタ計測装置は、記録媒体
を再生する再生装置から出力される再生信号のジッタの
標準偏差またはこの標準偏差の統計量を計測するジッタ
計測装置において、前記記録媒体を通常に再生する際の
正規の再生速度より低速度で再生して前記記録媒体から
データを読取る読取り手段と、前記記録媒体の再生速度
をトラッキングサーボまたはフォーカスサーボに影響を
与えない範囲で前記正規の再生速度より低速度とするよ
うに、前記読取り手段の速度制御を行なう制御手段とを
備えたことを要旨とする。
【0015】本発明に係るジッタ計測装置は、記録媒体
の正規の再生速度より低い再生速度で再生するので、ハ
ードウエアに負担をかけずに再生信号のジッタを精度良
く計測することができる。
【0016】本発明の請求項2に係るジッタ計測装置
は、前記読取り手段は、前記再生信号のデータ位置の時
間的間隔のばらつきの標準偏差値、またはこの標準偏差
値の統計量、または前記再生信号のデータ位置と該再生
信号からデータを抽出するための読取りクロックとの時
間間隔のばらつきの標準偏差値、または前記再生信号の
データ位置と該再生信号からデータを抽出するための読
取りクロックとの時間間隔のばらつきの標準偏差値の統
計量のいずれかを読取ることを要旨とする。
【0017】本発明に係るジッタ計測装置は、複数のジ
ッタに対応することができ、これによりジッタをより精
度良く計測することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態に係るジッタ
計測装置の構成を示すブロック図である。尚、図中、図
9で示したものと同一のものは同一の記号を付して詳細
な説明を省略した。
【0020】図1において、ジッタ計測装置1は、光ピ
ックアップ2、スピンドルモータ3、プリアンプ回路
4、2値化回路5、Bit PLL回路6、オフセット
調整回路7、CPU8、フォーカスサーボ回路9、ジッ
タ測定回路10、スピンドル制御回路17、基準クロッ
ク発生回路11を備える。19は光ディスク。ジッタ計
測装置1はフォーカスサーボ系におけるジッタ計測装置
である。
【0021】CPU8は、光ディスク19が通常再生回
転速度より遅い回転となるような基準クロックS11をス
ピンドル制御回路17に出力するよう基準クロック発生
回路11に制御信号S8bを出力する。
【0022】また、CPU8は、制御信号S8cをBit
PLL回路6に出力し、BitPLL回路6の動作点
が所定の位置になる様に、すなわちビットクロック信号
S6 が基準クロック発生回路11の基準クロックS11に
対応して低い点で動作する様に制御する。
【0023】Bit PLL回路6は、2値化信号S5
に基づいてクロック再生を行い、2値化信号S5 に同期
したビットクロック信号S6 をジッタ測定回路10とス
ピンドル制御回路17とに出力する。
【0024】スピンドル制御回路17は、ビットクロッ
ク信号S6 と基準クロックS11とを比較して得られる速
度制御信号S17をスピンドルモータ3に出力し、スピン
ドルモータ3の回転速度が通常再生回転速度より遅い回
転となるよう制御する。
【0025】このように、本実施形態におけるジッタ計
測装置1は、光ディスク19、光ピックアップ2、スピ
ンドルモータ3、プリアンプ回路4、2値化回路5、B
itPLL回路6、オフセット調整回路7、CPU8、
フォーカスサーボ回路9、ジッタ測定回路10、スピン
ドル制御回路17、基準クロック発生回路11を備え、
記録媒体の再生速度を記録マークがトラッキングサーボ
またはフォーカスサーボに影響を与えない範囲で、正規
の回転速度よりも遅くして再生信号の伝送速度を下げ、
ハードウエアへの負担を軽減し、再生信号のジッタを精
度良く計測することができる。
【0026】次に、図2に示すBit PLL回路6の
基本ブロック構成図および図3に示すBit PLL回
路の説明図を参照して、Bit PLL回路を詳細に説
明する。図2において、Bit PLL回路6は、位相
比較器A1、LPF(LowPass Filter)
A2、VCO(Voltage Controlled
Oscillator)A3を備える。
【0027】位相比較器A1は2値化信号S5 (再生信
号)とビットクロックS6 との位相差Δφを検出する。
すなわち、2値化された2値化信号S5 の反転位置とビ
ットクロックS6 との位相差Δφを検出する。
【0028】VCO(A3)は位相差ΔφをLPF(A
2)により平滑化して得た信号により位相差Δφを0
(零)にするようにビットクロックS6 を変化させる。
【0029】図3を参照するに、例えばコンパクトディ
スク(CD)は情報をEFM変調により記録してあり、
CDプレーヤから再生され、2値化された2値化信号S
5 は(1)に示すように、3T〜11T(T:ビットク
ロック周期)の時間間隔で反転する信号系列となってい
る。
【0030】ビットクロックS6 は、(2)に示すよう
に2値化された2値化信号S5 の反転位置(a1 〜a5
)と位相が合うように位相制御されている。
【0031】CDプレーヤから再生され、2値化された
2値化信号S5 は、時間変動を伴い、2値化信号S5 の
反転位置(a1〜a5 )とビットクロックS6 との位相
差の変動を利用してジッタ測定することができる。
【0032】次に、図4に示す要部ブロック図を参照し
て、本実施形態に係るジッタ測定回路の構成について説
明する。図4において、ジッタ測定回路10は、端数パ
ルス発生回路20、T/V(時間/電圧)変換器21、
T/V変換器22、A/D(Analog to Di
gital)変換器23、A/D変換器24、測定制御
回路25、メモリ26およびジッタ計算回路27を備え
る。
【0033】次に図5を参照してジッタ測定回路10の
動作を説明する。図5の(1)、(2)に示すように、
端数パルス発生回路20は、2値化信号S5 の被測定時
間(例えば、反転時間間隔=6T)を基準クロックS11
でその端数を除いてカウントし、その値nを信号線bを
介して測定制御回路25に出力する。
【0034】基準クロックS11は2値化信号S5 の反転
周波数に比べて充分高い周波数のクロックである。
【0035】端数パルス発生回路20の端数とは、被測
定時間6Tが反転する時点(図5の(1)に示す反転位
置a2,a3)から基準クロックS11の2クロック目
(図5の(2)に示すクロック2)の立上がりまでの端
数時間Ta,Tbである。
【0036】端数パルス発生回路20は、端数時間T
a,Tbのパルス幅を有する端数パルスp1 ,p2 (図
5の(3)に図示)を発生してT/V変換器21、T/
V変換器22に出力する。
【0037】T/V変換器21及びT/V変換器22
は、この端数パルス(p1 ,p2 )を時間−電圧変換し
て得られるT/V信号Ta1 、Tb1 (図5の(4)に
図示)をA/D変換器23,24に出力する。
【0038】図5の(4)に示すように、T/V信号T
a1 ,Tb1 の傾きは等しく、また積分開始時点(端数
パルスp1 ,p2 の立上がり時点)での電圧は等しい。
【0039】A/D変換器23,24は、T/V信号T
a1 ,Tb1 に応じた端数データTa1 ,Tb1 を測定
制御回路25へ出力する。
【0040】従って、下記の(1) 式に Tu=n×t0 +(Ta−Tb) …(1) 但し、Tu:反転時間間隔(例えば6T) t0 :基準クロックS11の周期 端数データTa1 ,Tb1 から求めた端数時間Ta,T
bを代入することによって2値化信号S5 の反転時間間
隔を測定することができる。
【0041】こうして、測定制御回路25は、反転時間
間隔を測定して得た時間データTdをメモリ26に連続
して出力する。メモリ26が、この時間データTdを記
憶すると同時に、測定制御回路25はこの時間データT
dをデータバスD上へ出力する。
【0042】また、測定制御回路25は信号線aを介し
て端数パルス発生回路20に出力する信号eのタイミン
グの制御、メモリ26への時間データTdを書き込むタ
イミングの制御の他にメモリ26に記憶してある時間デ
ータTdを読み出すタイミングの制御を行う。
【0043】時間データTdは、2値化信号S5 の反転
時間間隔の変動に応じて記憶されたデータであり、また
2値化信号S5 の反転時間間隔のバラツキ(ジッタ)
は、ジッタ計算回路27により測定されたデータの標準
偏差dkを計算して簡単で判りやすい形で出力される。
ここで、反転時間間隔のバラツキ(ジッタ)はデータの
標準偏差に対応する統計量(分散など)でもよい。
【0044】さらに、図5の(2)に示す基準クロック
S11としてビットクロックS6 を用いると、端数時間T
a、Tbはビットクロック(読みとりクロック)に対す
るデータ(2値化信号のエッジ)との間隔のばらつきを
図ることができる。
【0045】なお本実施形態に係るジッタ計測装置は、
ジッタの検出を、少なくともトラッキングサーボまたは
フォーカスサーボ、またはイコライザ回路、オートスラ
イス回路、またはBit PLL回路のいずれか1つの
周波数特性を記録媒体の回転数に応じて変化させながら
行うことが可能である。これにより記録媒体の再生装置
の構成に関わらず、精度良くジッタを計測することがで
きる。
【0046】その一例として、まずイコライザ回路につ
いて説明する。再生時の信号振幅はピットの長さが短い
ほど小さくなる。そのため、イコライザのゲインの特性
は図9に示すように再生時の最短ピット長の周波数にお
いてゲインがピークになる特性となっている。ディスク
の回転数を落とした場合、最短ピット長の周波数も低下
し、イコライザーのピーク周波数とのずれが生じ、2値
化信号のジッタが増加する。本実施形態ではこの問題を
解決するために、再生速度に応じてイコライザのピーク
周波数を最短ピット長周波数の合うように設定してい
る。
【0047】次に、オートスライス回路について説明す
る。オートスライス回路、すなわち本実施形態における
2値化回路は、プリアンプ回路からのアナログ再生信号
S4aを2値化する回路である。スライスレベルは、2値
化後の0のレベルの累積時間と1のレベルの累積時間が
等しくなるように2値化出力のフィードパック制御系に
よって得ている。図10はアナログ再生信号S4aのエン
ベロープとスライスレベルを示している。エンベロープ
はディスク上の一周当たりの反射率変動などの要因によ
り変動する。スライスレベルは、図10に示すように低
周波のエンベロープ変動には応答し、ディスク上の傷等
のディフェクトの高周波には応答しないようにオートス
ライス回路の周波数特性が設定されている。ディスクの
回転速度を下げるとディフェクトの周波数が下がり、図
11に示すように、スライスレベルがディフェクトに応
答し、ディフェクト通過後に正しいスライスレベルにな
るまでに時間がかかるという問題がある。本発明ではこ
の問題を解決するために、再生速度に応じてオートスラ
イス回路の応答帯域を変化させ、ディフェクト等の高周
波外乱に応答しないようにしている。
【0048】ところで、光ディスク19上の記録マー
ク、即ち、ピットとランドの円周方向の長さはそれぞれ
nT(n=3〜11の整数)であり、再生した2値化信
号S5はnT(n=3〜11の整数)の時間間隔で反転
する。
【0049】図6に2値化信号S5 の周波数スペクトラ
ムを示す。
【0050】トラッキングエラー信号や、フォーカスエ
ラー信号にはピット成分がクロストークとして入り込ん
でおり、このクロストークは両サーボ系にとってノイズ
となって作用する。
【0051】一方、従来の計測装置50では、各サーボ
系の応答特性(閉ループ伝達特性)は図7のようになっ
ており、応答帯域(BW)以上では殆ど応答しないよう
になっている。
【0052】従って、従来の計測装置50では、光ディ
スク19は標準速度以上で回転しており、図8に示すよ
うにサーボ系の応答帯域はサーボ系の構成要素である対
物レンズ(図示せず)を駆動するアクチュエータの共振
周波数等さまざまな制限要因によってピット成分の存在
する周波数よりの遥かに小さく設定されており、再生信
号成分はサーボ系に影響を与えない。
【0053】光ディスク19の回転速度を低下させる
と、ピット周波数成分が低下し、サーボ応答帯域に近付
き、ついには、ピット成分がサーボにノイズとして悪影
響を及ぼし始める。
【0054】そこで、本実施形態のジッタ計測装置1
は、この問題を回避するために、光ディスク19の回転
速度をピット成分の影響を受けない範囲で低下させる。
【0055】なお、上記実施の形態は本発明の一例であ
り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。たとえば、上記実施例はフォーカスサーボ系におい
て実施されているが、この他ピックアップの出射光軸を
ディスク面に垂直に当たる様に制御するチルトサーボ系
やトラッキングサーボ系においても実施でき効果を上げ
ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るジッタ計測装置
は、記録媒体からの再生信号に基づいてクロック再生を
行うBit PLL回路と、所定の範囲内で任意のクロ
ック周波数に設定できる基準クロック発生回路と、前記
Bit PLL回路からのクロック信号と前記基準クロ
ック発生回路からの基準クロック信号に基づいて前記記
録媒体の正規の再生速度より低い再生速度で再生する再
生手段とを備え、ハードウエアに負担をかけずに再生信
号のジッタを精度良く計測することができるので、経済
的で、高性能化が図れる。
【0057】本発明の請求項2に係るジッタ計測装置
は、記録媒体の再生速度を所定の範囲内で任意の再生速
度に可変し、種々の再生速度でのジッタの計測ができる
ので、利便性及び商品性の向上を図ることができる。
【0058】本発明の請求項3に係るジッタ計測装置
は、記録媒体の再生速度をトラッキングサーボ、または
フォーカスサーボに影響を与えない範囲で、正規の再生
速度より低い再生速度のジッタを計測するので、信頼性
の向上を図ることができる。
【0059】よって、本発明は、高性能で、信頼性の高
い、経済性に優れたジッタ計測装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジッタ計測装置の実施形態の全体
ブロック構成図である。
【図2】Bit PLL回路の基本ブロック構成図であ
る。
【図3】Bit PLL回路の動作を説明するための説
明図である。
【図4】図1に示した実施形態におけるジッタ測定回路
の要部の構成を示すブロック図である。
【図5】ジッタ測定回路の動作を説明するための説明図
である。
【図6】2値化信号S5 の周波数スペクトラムである。
【図7】従来の計測装置における各サーボ系の応答特性
を説明するための特性図である。
【図8】サーボ系の応答特性を説明するための特性図で
ある。
【図9】イコライザのゲイン特性を示す特性図である。
【図10】エンベロープ変動とスライスレベルとの関係
を説明するための特性図である。
【図11】エンベロープ変動とスライスレベルとの関係
を説明するための特性図である。
【図12】従来の計測装置の全体ブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1…ジッタ計測装置、19…光ディスク、2…光ピック
アップ、3…スピンドルモータ、4…プリアンプ回路、
5…2値化回路、6…Bit PLL回路、7…オフセ
ット調整回路、8…CPU、9…フォーカスサーボ回
路、10…ジッタ測定回路、17…スピンドル制御回
路、11…基準クロック発生回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を再生する再生装置から出力さ
    れる再生信号のジッタの標準偏差またはこの標準偏差の
    統計量を計測するジッタ計測装置において、 前記記録媒体を通常に再生する際の正規の再生速度より
    低速度で再生して前記記録媒体からデータを読取る読取
    り手段と、 前記記録媒体の再生速度をトラッキングサーボまたはフ
    ォーカスサーボに影響を与えない範囲で前記正規の再生
    速度より低速度とするように、前記読取り手段の速度制
    御を行なう制御手段とを備えたことを特徴とするジッタ
    計測装置。
  2. 【請求項2】 前記読取り手段は、前記再生信号のデー
    タ位置の時間的間隔のばらつきの標準偏差値、またはこ
    の標準偏差値の統計量、または前記再生信号のデータ位
    置と該再生信号からデータを抽出するための読取りクロ
    ックとの時間間隔のばらつきの標準偏差値、または前記
    再生信号のデータ位置と該再生信号からデータを抽出す
    るための読取りクロックとの時間間隔のばらつきの標準
    偏差値の統計量のいずれかを読取ることを特徴とする請
    求項1項記載のジッタ計測装置。
JP3324298A 1998-02-16 1998-02-16 ジッタ計測装置 Pending JPH11232763A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249529A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nec Electronics Corp ジッタ判定回路およびジッタ判定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249529A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nec Electronics Corp ジッタ判定回路およびジッタ判定方法

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