JPH10214458A - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JPH10214458A JPH10214458A JP1611997A JP1611997A JPH10214458A JP H10214458 A JPH10214458 A JP H10214458A JP 1611997 A JP1611997 A JP 1611997A JP 1611997 A JP1611997 A JP 1611997A JP H10214458 A JPH10214458 A JP H10214458A
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- Japan
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- signal
- equalizer
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 DVDにおいてCAVや可変速再生など、長
比低消費電力、高速アクセスを実現するための変速再生
時に、安定したデータ再生を行うことを目的とする。 【解決手段】 RF信号イコライザー定数をフレームシ
ンクパルスに追従させて可変とすることで、変速再生時
も常に安定したデータ再生を可能とした。また、再生中
にPLLクロックとEFM信号との位相ずれを検出する
ことでウインドウジッターレベルやエラー訂正頻度を簡
易的に検出し、学習によりイコライザー定数を最適化す
ることで、光ピックやディスクの光学的特性のばらつき
によるイコライザー最適定数のずれを相殺できる。
比低消費電力、高速アクセスを実現するための変速再生
時に、安定したデータ再生を行うことを目的とする。 【解決手段】 RF信号イコライザー定数をフレームシ
ンクパルスに追従させて可変とすることで、変速再生時
も常に安定したデータ再生を可能とした。また、再生中
にPLLクロックとEFM信号との位相ずれを検出する
ことでウインドウジッターレベルやエラー訂正頻度を簡
易的に検出し、学習によりイコライザー定数を最適化す
ることで、光ピックやディスクの光学的特性のばらつき
によるイコライザー最適定数のずれを相殺できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digital
Versatile Disk)等のように再生信号のイコライザーを
具備する光ディスク装置に関し、特に再生時にディスク
のフレームシンク周波数が可変である光ディスク装置に
関するものである。
Versatile Disk)等のように再生信号のイコライザーを
具備する光ディスク装置に関し、特に再生時にディスク
のフレームシンク周波数が可変である光ディスク装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、近年マルチメディア
の記録媒体として重要な役割を果たしている。特に、C
D−ROMドライブ装置は、データを記録するためのパ
ソコン周辺機器として不可欠なものとなっている。
の記録媒体として重要な役割を果たしている。特に、C
D−ROMドライブ装置は、データを記録するためのパ
ソコン周辺機器として不可欠なものとなっている。
【0003】さらに、次世代の光ディスク装置として、
記録容量がCD−ROMに比べて大幅に増大したDVD
装置が開発がされている。DVDは、CD−ROMに比
較して、マーク長、トラックピッチがそれぞれ約1/2
に小型化されており(面積比1/4)、それに伴いデー
タを読み出すレーザービームスポットも、レーザー光の
短波長化により面積比で約60%までの小型化が実現さ
れている。
記録容量がCD−ROMに比べて大幅に増大したDVD
装置が開発がされている。DVDは、CD−ROMに比
較して、マーク長、トラックピッチがそれぞれ約1/2
に小型化されており(面積比1/4)、それに伴いデー
タを読み出すレーザービームスポットも、レーザー光の
短波長化により面積比で約60%までの小型化が実現さ
れている。
【0004】レーザー光のスポットサイズw(スポット
半径)は、下式 w=Kλ/NA (K:係数) の関係にある。ここに、λはレーザー光の波長を表わ
し、NAは対物レンズの開口数を表わしている。上式よ
り、レーザー光スポットサイズwは、レーザー波長が短
波長ほど小さくなることがわかる。
半径)は、下式 w=Kλ/NA (K:係数) の関係にある。ここに、λはレーザー光の波長を表わ
し、NAは対物レンズの開口数を表わしている。上式よ
り、レーザー光スポットサイズwは、レーザー波長が短
波長ほど小さくなることがわかる。
【0005】スポット半径は、ピットサイズと同比率で
小型化されれば再生上理想的ではあるが、現時点では、
レーザーダイオードの波長は実用レベルにあるのは最も
短波長のものでも635nmであり(CDの場合は78
0nm)、NAを大きくしたとしてもピットサイズと同
程度の比率では小型化されてはいない。
小型化されれば再生上理想的ではあるが、現時点では、
レーザーダイオードの波長は実用レベルにあるのは最も
短波長のものでも635nmであり(CDの場合は78
0nm)、NAを大きくしたとしてもピットサイズと同
程度の比率では小型化されてはいない。
【0006】ピットサイズに対してレーザー光スポット
サイズが大きいと、特に高周波信号の波形に振幅の低
下、周期の伸長といった歪みが顕著になり、再生ジッタ
ーの劣化につながる。再生ジッターが劣化すれば、デー
タの読取りエラーが生じる頻度が増し、安定した再生が
行えなくなる。
サイズが大きいと、特に高周波信号の波形に振幅の低
下、周期の伸長といった歪みが顕著になり、再生ジッタ
ーの劣化につながる。再生ジッターが劣化すれば、デー
タの読取りエラーが生じる頻度が増し、安定した再生が
行えなくなる。
【0007】このような弊害を改善する技術が波形等化
技術である。波形等化器(以下、「イコライザー」とい
う。)は、再生する信号の帯域をブーストすることによ
り波形の歪みを補正し、再生ジッターを改善する効果を
もたせる。イコライザーでは、ブースト量、ブースト周
波数、ローパス周波数等が、波形のもつ周波数成分に対
応して定数として設定されている。
技術である。波形等化器(以下、「イコライザー」とい
う。)は、再生する信号の帯域をブーストすることによ
り波形の歪みを補正し、再生ジッターを改善する効果を
もたせる。イコライザーでは、ブースト量、ブースト周
波数、ローパス周波数等が、波形のもつ周波数成分に対
応して定数として設定されている。
【0008】DVDについていえば、RF(Radio Freq
uency:高周波)信号波形には3T〜11T、及び14
Tの10種類の周波数成分をもつ波形が含まれており、
イコライザー定数は、これら全ての波形のジッター成分
が平均的に最も小さくなるように最適化されて設定され
る。
uency:高周波)信号波形には3T〜11T、及び14
Tの10種類の周波数成分をもつ波形が含まれており、
イコライザー定数は、これら全ての波形のジッター成分
が平均的に最も小さくなるように最適化されて設定され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イコラ
イザーは決まった周波数成分に対して最適化されるの
で、信号の周波数成分が変化した場合には、イコライザ
ーとしての波形歪み補正機能が十分に得られず、再生ジ
ッターが劣化してしまう。一方、光ディスク装置では、
省電力のためにCLV(Constant Linear Velocity:一
定線速度)制御で記録されたディスクをCAV(Consta
nt Angular Velocity:一定角速度)制御で再生した
り、アクセス中にアクセスタイムを短縮化する目的でデ
ィスクの回転数が規定回転数に達していない状態でもデ
ータを読み取る可変速再生を行ったりする場合がある。
これらの場合には、RF信号再生波形の周波数成分は規
格値よりも高い成分又は低い成分で構成される状態が存
在することになる。
イザーは決まった周波数成分に対して最適化されるの
で、信号の周波数成分が変化した場合には、イコライザ
ーとしての波形歪み補正機能が十分に得られず、再生ジ
ッターが劣化してしまう。一方、光ディスク装置では、
省電力のためにCLV(Constant Linear Velocity:一
定線速度)制御で記録されたディスクをCAV(Consta
nt Angular Velocity:一定角速度)制御で再生した
り、アクセス中にアクセスタイムを短縮化する目的でデ
ィスクの回転数が規定回転数に達していない状態でもデ
ータを読み取る可変速再生を行ったりする場合がある。
これらの場合には、RF信号再生波形の周波数成分は規
格値よりも高い成分又は低い成分で構成される状態が存
在することになる。
【0010】しかし、従来のイコライザーはある決まっ
た周波数成分(通常の標準速CLV再生で得られる周波
数成分)に対応して定数設定されているため、CAV再
生や可変速再生時にはイコライザーの設定定数が最適値
からずれる状態になる。CD−ROMではジッターマー
ジンが大きいため、イコライザーは使用されないか、又
は使用されてもイコライザー定数はラフな設定でも実用
上は問題がなかったが、DVDにおいてはジッターマー
ジンが小さく、イコライザーの定数設定も最適値からず
れてしまうとジッター劣化も大きく、リードエラーを起
こす頻度が増し、安定した再生ができなくなる、という
問題があった。
た周波数成分(通常の標準速CLV再生で得られる周波
数成分)に対応して定数設定されているため、CAV再
生や可変速再生時にはイコライザーの設定定数が最適値
からずれる状態になる。CD−ROMではジッターマー
ジンが大きいため、イコライザーは使用されないか、又
は使用されてもイコライザー定数はラフな設定でも実用
上は問題がなかったが、DVDにおいてはジッターマー
ジンが小さく、イコライザーの定数設定も最適値からず
れてしまうとジッター劣化も大きく、リードエラーを起
こす頻度が増し、安定した再生ができなくなる、という
問題があった。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、変速再生を行っても低ジッターの安定した再
生を行うことができる光ディスク装置を提供することを
目的とする。
たもので、変速再生を行っても低ジッターの安定した再
生を行うことができる光ディスク装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、一定線速度制御で記録された光ディスクを
再生する光ディスク装置であって、RF信号のイコライ
ザーを備え、再生信号の周波数成分が規格値に対して変
化する一定角速度制御再生及び可変速再生を含む再生を
行う光ディスク装置において、前記光ディスクの再生に
より得られたRF信号中から検出されたフレームシンク
パルスの周波数に応じて、ブースト量、ブースト周波
数、及びローパスフィルター周波数を含む前記イコライ
ザーの定数を可変設定することを特徴とする光ディスク
装置としたものである。この本発明によれば、CLVフ
ォーマットディスクのCAV再生や可変速再生等の変速
再生時にも、イコライザー定数を再生速度に追従させる
ことで常に最適定数に保たれ、低ジッターの安定した再
生を行うことができるものである。
に本発明は、一定線速度制御で記録された光ディスクを
再生する光ディスク装置であって、RF信号のイコライ
ザーを備え、再生信号の周波数成分が規格値に対して変
化する一定角速度制御再生及び可変速再生を含む再生を
行う光ディスク装置において、前記光ディスクの再生に
より得られたRF信号中から検出されたフレームシンク
パルスの周波数に応じて、ブースト量、ブースト周波
数、及びローパスフィルター周波数を含む前記イコライ
ザーの定数を可変設定することを特徴とする光ディスク
装置としたものである。この本発明によれば、CLVフ
ォーマットディスクのCAV再生や可変速再生等の変速
再生時にも、イコライザー定数を再生速度に追従させる
ことで常に最適定数に保たれ、低ジッターの安定した再
生を行うことができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一定線速度制御で記録された光ディスクを再生する
光ディスク装置であって、RF信号のイコライザーを備
え、再生信号の周波数成分が規格値に対して変化する一
定角速度制御再生及び可変速再生を含む再生を行う光デ
ィスク装置において、前記光ディスクの再生により得ら
れたRF信号中から検出されたフレームシンクパルスの
周波数に応じて、ブースト量、ブースト周波数、及びロ
ーパスフィルター周波数を含む前記イコライザーの定数
を可変設定することを特徴とする光ディスク装置とした
ものであり、CLVフォーマットディスクのCAV再生
や可変速再生等の変速再生時にも、イコライザー定数を
再生速度に追従させることで常に最適定数に保たれ、低
ジッターの安定した再生を行うことができるものであ
る。
は、一定線速度制御で記録された光ディスクを再生する
光ディスク装置であって、RF信号のイコライザーを備
え、再生信号の周波数成分が規格値に対して変化する一
定角速度制御再生及び可変速再生を含む再生を行う光デ
ィスク装置において、前記光ディスクの再生により得ら
れたRF信号中から検出されたフレームシンクパルスの
周波数に応じて、ブースト量、ブースト周波数、及びロ
ーパスフィルター周波数を含む前記イコライザーの定数
を可変設定することを特徴とする光ディスク装置とした
ものであり、CLVフォーマットディスクのCAV再生
や可変速再生等の変速再生時にも、イコライザー定数を
再生速度に追従させることで常に最適定数に保たれ、低
ジッターの安定した再生を行うことができるものであ
る。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク装置において、前記フレームシンク
パルスを検出するフレームシンクパルス検出手段と、前
記フレームシンクパルスから電圧信号を出力する周波数
−電圧変換手段と、前記電圧信号に応じて前記ブースト
周波数を設定するブースト周波数設定手段を備えたこと
を特徴とする光ディスク装置としたものであり、CLV
フォーマットディスクのCAV再生や可変速再生等の変
速再生時にも、イコライザー定数を再生速度に追従させ
ることで常に最適定数に保たれ、低ジッターの安定した
再生を行うことができるものである。
1記載の光ディスク装置において、前記フレームシンク
パルスを検出するフレームシンクパルス検出手段と、前
記フレームシンクパルスから電圧信号を出力する周波数
−電圧変換手段と、前記電圧信号に応じて前記ブースト
周波数を設定するブースト周波数設定手段を備えたこと
を特徴とする光ディスク装置としたものであり、CLV
フォーマットディスクのCAV再生や可変速再生等の変
速再生時にも、イコライザー定数を再生速度に追従させ
ることで常に最適定数に保たれ、低ジッターの安定した
再生を行うことができるものである。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の光ディスク装置において、前記フレームシンク
パルス検出手段は前記RF信号を2値化したEFM信号
のPLLクロックに対する位相差を検出するPLL回路
であり、かつ、前記定数を記憶する定数記憶手段を有
し、前記定数を前記定数記憶手段に予めマトリックス状
に記憶させ、再生時には前記定数記憶手段より前記定数
の組み合わせを順次出力させ、各定数の組み合わせ時に
おける前記EFM信号のクロックとの位相差を検出し
て、前記EFM信号のクロックとの位相差が最小となる
前記定数の組み合わせを最適イコライザー定数として自
動設定する制御手段を備えたことを特徴とする光ディス
ク装置としたものであり、光ピックアップやディスクの
光学的特性ばらつきや、温度変化に対応し安定した再生
が可能となるものである。
2記載の光ディスク装置において、前記フレームシンク
パルス検出手段は前記RF信号を2値化したEFM信号
のPLLクロックに対する位相差を検出するPLL回路
であり、かつ、前記定数を記憶する定数記憶手段を有
し、前記定数を前記定数記憶手段に予めマトリックス状
に記憶させ、再生時には前記定数記憶手段より前記定数
の組み合わせを順次出力させ、各定数の組み合わせ時に
おける前記EFM信号のクロックとの位相差を検出し
て、前記EFM信号のクロックとの位相差が最小となる
前記定数の組み合わせを最適イコライザー定数として自
動設定する制御手段を備えたことを特徴とする光ディス
ク装置としたものであり、光ピックアップやディスクの
光学的特性ばらつきや、温度変化に対応し安定した再生
が可能となるものである。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2記載の光ディスク装置において、前記定数を記憶する
定数記憶手段と、エラー訂正の行われた頻度を検出する
手段を備え、前記定数を前記定数記憶手段に予めマトリ
ックス状に記憶させ、再生時には前記定数記憶手段より
前記定数の組み合せを順次出力させ、各定数の組み合せ
時におけるエラー訂正の行われた頻度を検出して、エラ
ー訂正の行われた頻度が最も少なくなるイコライザー定
数の組み合せを最適定数として設定することを特徴とす
る光ディスク装置としたもので、光ピックアップやディ
スクの光学特性のばらつきや、温度変化に対応した安定
した再生が可能となるものである。
2記載の光ディスク装置において、前記定数を記憶する
定数記憶手段と、エラー訂正の行われた頻度を検出する
手段を備え、前記定数を前記定数記憶手段に予めマトリ
ックス状に記憶させ、再生時には前記定数記憶手段より
前記定数の組み合せを順次出力させ、各定数の組み合せ
時におけるエラー訂正の行われた頻度を検出して、エラ
ー訂正の行われた頻度が最も少なくなるイコライザー定
数の組み合せを最適定数として設定することを特徴とす
る光ディスク装置としたもので、光ピックアップやディ
スクの光学特性のばらつきや、温度変化に対応した安定
した再生が可能となるものである。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3記載の光ディスク装置において、前記制御手段は、前
記最適イコライザー定数の自動設定を、再生開始時、又
はジッター値が所定値を超えた場合に行うことを特徴と
する光ディスク装置としたものであり、光ピックアップ
やディスクの光学的特性ばらつきや、温度変化に対応し
た安定した再生が可能となるものである。
3記載の光ディスク装置において、前記制御手段は、前
記最適イコライザー定数の自動設定を、再生開始時、又
はジッター値が所定値を超えた場合に行うことを特徴と
する光ディスク装置としたものであり、光ピックアップ
やディスクの光学的特性ばらつきや、温度変化に対応し
た安定した再生が可能となるものである。
【0018】以下、図を参照しつつ、本発明の実施の形
態を説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1である
再生速度追従型イコライザーの構成を示すブロック図で
ある。
態を説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1である
再生速度追従型イコライザーの構成を示すブロック図で
ある。
【0019】図に示すように、この再生速度追従型イコ
ライザーは、イコライザー回路1と、EFM検出回路2
と、EFMデコーダー3と、エラー訂正回路4と、フレ
ームシンクパルス検出手段であるPLL回路5と、周波
数−電圧変換手段であるF/V変換回路6と、ブースト
周波数設定手段である定数設定回路7を備えて構成され
ている。
ライザーは、イコライザー回路1と、EFM検出回路2
と、EFMデコーダー3と、エラー訂正回路4と、フレ
ームシンクパルス検出手段であるPLL回路5と、周波
数−電圧変換手段であるF/V変換回路6と、ブースト
周波数設定手段である定数設定回路7を備えて構成され
ている。
【0020】上記のイコライザー回路1には、RF信号
が入力される。RF信号とは、光ディスクに記録された
2値信号が光ディスク装置の光ピックアップによって読
み取られて得られた再生信号である。RF信号は、ある
比率で決定される複数の周期の波形の連続信号で、例え
ばDVDでは3T,4T,……,11T,14Tの計1
0種類の周期の波形が含まれる。
が入力される。RF信号とは、光ディスクに記録された
2値信号が光ディスク装置の光ピックアップによって読
み取られて得られた再生信号である。RF信号は、ある
比率で決定される複数の周期の波形の連続信号で、例え
ばDVDでは3T,4T,……,11T,14Tの計1
0種類の周期の波形が含まれる。
【0021】RF信号は、イコライザー回路1に入力さ
れ、歪んだ波形の補正が行われる。通常再生時のイコラ
イザー定数は、予め設定された値か、又は再生中に最適
化され自動設定された値が採用される。
れ、歪んだ波形の補正が行われる。通常再生時のイコラ
イザー定数は、予め設定された値か、又は再生中に最適
化され自動設定された値が採用される。
【0022】イコライザー回路1によって補正されたR
F信号(以下、「RF´信号」という。)はEFM検出
回路2に入力されて2値化され、EFM信号として出力
される。EFM信号は、EFMデコーダー3に入力され
て数値化された後、エラー訂正回路4に入力されてエラ
ー訂正を受けた後、データ信号として出力される。ま
た、エラー訂正回路4からは再生エラー信号も出力さ
れ、再生時にエラーが訂正された頻度を確認することが
できる。
F信号(以下、「RF´信号」という。)はEFM検出
回路2に入力されて2値化され、EFM信号として出力
される。EFM信号は、EFMデコーダー3に入力され
て数値化された後、エラー訂正回路4に入力されてエラ
ー訂正を受けた後、データ信号として出力される。ま
た、エラー訂正回路4からは再生エラー信号も出力さ
れ、再生時にエラーが訂正された頻度を確認することが
できる。
【0023】一方、上記のEFM信号は、PLL回路5
にも入力される。このEFM信号には、14T信号(ク
レームシンクパルス)が等間隔に含まれている。これ
は、光ディスクのCLV制御を行うためには、光ディス
クの速度を検出しうる速度検出信号が必要であるため、
CLV引込時の大まかな制御として光ディスク再生信号
であるEFM信号中から14T信号を同期信号として抽
出し、これを速度検出信号とし、水晶発振器の基準クロ
ック(PLLクロック)と位相比較することにより、ス
ピンドルモータをPLL(Phase Locked-Loop)制御し
ているのである。CLV引込後は、EFMの各信号とP
LLクロックとが位相比較され、より精度の高いCLV
制御がなされる。
にも入力される。このEFM信号には、14T信号(ク
レームシンクパルス)が等間隔に含まれている。これ
は、光ディスクのCLV制御を行うためには、光ディス
クの速度を検出しうる速度検出信号が必要であるため、
CLV引込時の大まかな制御として光ディスク再生信号
であるEFM信号中から14T信号を同期信号として抽
出し、これを速度検出信号とし、水晶発振器の基準クロ
ック(PLLクロック)と位相比較することにより、ス
ピンドルモータをPLL(Phase Locked-Loop)制御し
ているのである。CLV引込後は、EFMの各信号とP
LLクロックとが位相比較され、より精度の高いCLV
制御がなされる。
【0024】PLL回路5では、14T信号が検出さ
れ、フレームシンクパルスTMAXが出力される。フレー
ムシンクパルスTMAXの周期は、再生中のRF信号の周
波数成分(再生倍速数)と1:1の比例関係にあり、ス
ピンドルモータ加減速時などPLL引き込み時の周波数
制御に用いられる。
れ、フレームシンクパルスTMAXが出力される。フレー
ムシンクパルスTMAXの周期は、再生中のRF信号の周
波数成分(再生倍速数)と1:1の比例関係にあり、ス
ピンドルモータ加減速時などPLL引き込み時の周波数
制御に用いられる。
【0025】上記したように、フレームシンクパルスT
MAXの周波数は再生信号の周波数成分を表わしている。
このフレームシンクパルスTMAXは、F/V変換回路6
に入力される。F/V変換回路6は、周波数−電圧変換
回路であり、入力されたフレームシンクパルスTMAXか
らDC電圧信号が得られる。このDC信号は、定数設定
回路7に入力される。上記のDC信号のDCレベルは、
再生波形の周波数成分と1:1に対応しており、定数設
定回路7では、そのDCレベルに応じて、ブースト周波
数fBSTと、ローパスフィルターのカットオフ周波数fc
が設定される。
MAXの周波数は再生信号の周波数成分を表わしている。
このフレームシンクパルスTMAXは、F/V変換回路6
に入力される。F/V変換回路6は、周波数−電圧変換
回路であり、入力されたフレームシンクパルスTMAXか
らDC電圧信号が得られる。このDC信号は、定数設定
回路7に入力される。上記のDC信号のDCレベルは、
再生波形の周波数成分と1:1に対応しており、定数設
定回路7では、そのDCレベルに応じて、ブースト周波
数fBSTと、ローパスフィルターのカットオフ周波数fc
が設定される。
【0026】上記のような構成により、常に再生速度に
応じたイコライザー定数を設定することができ、CAV
再生や、可変速再生等の変速再生時において、再生速度
変化によるジッター劣化を減少させ、安定した再生を行
うことが可能となる。
応じたイコライザー定数を設定することができ、CAV
再生や、可変速再生等の変速再生時において、再生速度
変化によるジッター劣化を減少させ、安定した再生を行
うことが可能となる。
【0027】(実施の形態2)上記のイコライザー定数
は、光ピックアップや光ディスクの光学的特性や基板の
電気的特性のばらつき、及び使用環境温度の変化等によ
って最適値が異なってくる。そのため、従来のように予
め設定した一定のイコライザー定数のみで対応しようと
すると、ジッター劣化が無視できないものになり、エラ
ーレートが増加し安定した再生ができなくなるおそれが
ある。そこで、電源投入時やディスク交換時など再生を
始めるときに最適なイコライザー定数を学習させ、上記
のようなイコライザーの最適値のずれを減少させるよう
にしたものが、後述する実施の形態2である。
は、光ピックアップや光ディスクの光学的特性や基板の
電気的特性のばらつき、及び使用環境温度の変化等によ
って最適値が異なってくる。そのため、従来のように予
め設定した一定のイコライザー定数のみで対応しようと
すると、ジッター劣化が無視できないものになり、エラ
ーレートが増加し安定した再生ができなくなるおそれが
ある。そこで、電源投入時やディスク交換時など再生を
始めるときに最適なイコライザー定数を学習させ、上記
のようなイコライザーの最適値のずれを減少させるよう
にしたものが、後述する実施の形態2である。
【0028】図2は、本発明の実施の形態2である学習
型自動定数設定イコライザーの構成を示すブロック図で
ある。
型自動定数設定イコライザーの構成を示すブロック図で
ある。
【0029】図に示すように、この学習型自動定数設定
イコライザーは、イコライザー回路1と、EFM検出回
路2と、フレームシンクパルス検出手段であるPLL回
路5と、周波数−電圧変換手段であるF/V変換回路6
と、ブースト周波数設定手段である定数設定回路7と、
ウインドウジッター検出回路8と、A/Dコンバーター
9と、制御手段であるCPU10と、D/Aコンバータ
ー11と、定数記憶手段である定数記憶器12を備えて
構成されている。また、図示はしないが、EFM検出回
路2の出力側には、実施の形態1の場合と同様なEFM
デコーダーとエラー訂正回路が接続されている。
イコライザーは、イコライザー回路1と、EFM検出回
路2と、フレームシンクパルス検出手段であるPLL回
路5と、周波数−電圧変換手段であるF/V変換回路6
と、ブースト周波数設定手段である定数設定回路7と、
ウインドウジッター検出回路8と、A/Dコンバーター
9と、制御手段であるCPU10と、D/Aコンバータ
ー11と、定数記憶手段である定数記憶器12を備えて
構成されている。また、図示はしないが、EFM検出回
路2の出力側には、実施の形態1の場合と同様なEFM
デコーダーとエラー訂正回路が接続されている。
【0030】実施の形態2の学習型自動定数設定イコラ
イザーが、実施の形態1の再生速度追従型イコライザー
と異なる点は、図1の構成に加えてウインドウジッター
検出回路8と、A/Dコンバーター9と、CPU10
と、D/Aコンバーター11と、定数記憶器12を備え
た点である。
イザーが、実施の形態1の再生速度追従型イコライザー
と異なる点は、図1の構成に加えてウインドウジッター
検出回路8と、A/Dコンバーター9と、CPU10
と、D/Aコンバーター11と、定数記憶器12を備え
た点である。
【0031】まず、再生時にはRF信号がイコライザー
回路1に入力され、波形歪みが補正されてRF´信号と
なる。RF´信号は、EFM検出回路2に入力されて2
値化されEFM信号が出力される。このEFM信号は、
実施の形態1の場合と同様に、EFMデコーダー(図示
せず)からエラー訂正回路(図示せず)に出力され、デ
ータ信号として処理される。一方、EFM信号は、PL
L回路5に入力され、スピンドルモータの周波数制御、
位相制御の誤差信号としても用いられる。
回路1に入力され、波形歪みが補正されてRF´信号と
なる。RF´信号は、EFM検出回路2に入力されて2
値化されEFM信号が出力される。このEFM信号は、
実施の形態1の場合と同様に、EFMデコーダー(図示
せず)からエラー訂正回路(図示せず)に出力され、デ
ータ信号として処理される。一方、EFM信号は、PL
L回路5に入力され、スピンドルモータの周波数制御、
位相制御の誤差信号としても用いられる。
【0032】PLL回路5は、EFM信号に含まれるフ
レームシンクパルスTMAX(DVDでは14T信号)
と、EFM信号の位相差情報を表わすPDO信号が出力
される。PDO信号は、PLLクロックとEFM信号と
の位相差を表わす情報を含んでいる。このうち、TMAX
はF/V変換回路6に入力されてDC信号となり、この
DC信号は定数設定回路7に入力され、そのDCレベル
から、イコライザーのブースト周波数fBST及びローパ
ス周波数fcが初期設定される。
レームシンクパルスTMAX(DVDでは14T信号)
と、EFM信号の位相差情報を表わすPDO信号が出力
される。PDO信号は、PLLクロックとEFM信号と
の位相差を表わす情報を含んでいる。このうち、TMAX
はF/V変換回路6に入力されてDC信号となり、この
DC信号は定数設定回路7に入力され、そのDCレベル
から、イコライザーのブースト周波数fBST及びローパ
ス周波数fcが初期設定される。
【0033】一方、上記したPDO信号は、ウインドウ
ジッター検出回路8に入力され、PLLクロックとEF
M信号との位相差の大小によりウインドウジッターレベ
ルを表わすDC信号Vwjが出力される。このウインドウ
ジッターレベルDC信号Vwjは、A/Dコンバーター9
に入力されて数値化された後に、CPU10に入力さ
れ、イコライザー定数の組み合わせ(fBSTi,BST
i)のときのウインドウジッターレベルDC信号Vwjiが
測定される。ここに、iは、0,1,……,nである整
数である。
ジッター検出回路8に入力され、PLLクロックとEF
M信号との位相差の大小によりウインドウジッターレベ
ルを表わすDC信号Vwjが出力される。このウインドウ
ジッターレベルDC信号Vwjは、A/Dコンバーター9
に入力されて数値化された後に、CPU10に入力さ
れ、イコライザー定数の組み合わせ(fBSTi,BST
i)のときのウインドウジッターレベルDC信号Vwjiが
測定される。ここに、iは、0,1,……,nである整
数である。
【0034】イコライザー定数fBSTi、BSTiは、予
め定数記憶器12にマトリックス状に記憶されている。
再生が開始されると、イコライザー定数の各組み合わせ
が順次CPU10に出力される。各定数は、D/Aコン
バーター11によってDC信号に変換され、それに応じ
て定数設定回路によりイコライザー定数が設定される。
め定数記憶器12にマトリックス状に記憶されている。
再生が開始されると、イコライザー定数の各組み合わせ
が順次CPU10に出力される。各定数は、D/Aコン
バーター11によってDC信号に変換され、それに応じ
て定数設定回路によりイコライザー定数が設定される。
【0035】CPU10では、各イコライザー定数の組
み合わせ(fBSTi,BSTi)に対するウインドウジッ
ターレベルDC信号Vwjiを、全てのイコライザー定数
組み合わせに対して測定するとともに比較を行い、マト
リックスの中で最良ジッターとなるイコライザー定数の
組み合わせを最適定数とみなして、最終設定する。
み合わせ(fBSTi,BSTi)に対するウインドウジッ
ターレベルDC信号Vwjiを、全てのイコライザー定数
組み合わせに対して測定するとともに比較を行い、マト
リックスの中で最良ジッターとなるイコライザー定数の
組み合わせを最適定数とみなして、最終設定する。
【0036】上記のようにしてイコライザー定数を調整
することにより、光ピックアップや光ディスクの光学的
特性のばらつきや、温度変化によるイコライザー定数の
最適値のずれに対するジッター劣化を防止でき、安定し
た再生を行うことが可能となる。
することにより、光ピックアップや光ディスクの光学的
特性のばらつきや、温度変化によるイコライザー定数の
最適値のずれに対するジッター劣化を防止でき、安定し
た再生を行うことが可能となる。
【0037】また、イコライザー定数の調整を再生開始
時のみではなく、温度変化等で再生途中でジッターが劣
化した場合にも、ジッター値があるレベルを超えたとき
にイコライザーの再調整を行うようにすれば、さらに安
定した再生が可能となる。
時のみではなく、温度変化等で再生途中でジッターが劣
化した場合にも、ジッター値があるレベルを超えたとき
にイコライザーの再調整を行うようにすれば、さらに安
定した再生が可能となる。
【0038】(実施の形態3)実施の形態2に対して、
イコライザー定数の最適値を判断するのにウインドウジ
ッターではなく、エラー訂正頻度を検出する方法も用い
ることが可能である。
イコライザー定数の最適値を判断するのにウインドウジ
ッターではなく、エラー訂正頻度を検出する方法も用い
ることが可能である。
【0039】本方式を実現する回路を図3に示す。図3
は実施の形態2を実現する回路である図2に対して、ウ
インドウジッター検出回路8の部分が、エラー訂正回路
13、エラー訂正頻度検出回路14に置き換わった形に
なっている。実施の形態2ではウインドウジッターが最
小となったイコライザー定数の組み合わせを最適値と設
定するのに対して、本形態ではエラー訂正頻度が最も少
なくなったイコライザー定数の組み合わせを最適値と設
定する。ウインドウジッターが少なければエラー訂正の
頻度も少なくなるため、本実施の形態3は実施の形態2
の方式と同様の動作を得ることができる。
は実施の形態2を実現する回路である図2に対して、ウ
インドウジッター検出回路8の部分が、エラー訂正回路
13、エラー訂正頻度検出回路14に置き換わった形に
なっている。実施の形態2ではウインドウジッターが最
小となったイコライザー定数の組み合わせを最適値と設
定するのに対して、本形態ではエラー訂正頻度が最も少
なくなったイコライザー定数の組み合わせを最適値と設
定する。ウインドウジッターが少なければエラー訂正の
頻度も少なくなるため、本実施の形態3は実施の形態2
の方式と同様の動作を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光ディス
クの再生により得られたRF信号中から検出されたフレ
ームシンクパルスの周波数に応じて、ブースト量、ブー
スト周波数、及びローパスフィルター周波数を含むイコ
ライザーの定数を可変設定するようにし、例えば、フレ
ームシンクパルスを検出するフレームシンクパルス検出
手段と、フレームシンクパルスから電圧信号を出力する
周波数−電圧変換手段と、電圧信号に応じて前記ブース
ト周波数を設定するブースト周波数設定手段を備えたた
め、CLVフォーマットディスクのCAV再生や可変速
再生等の変速再生時にも、イコライザー定数を再生速度
に追従させることで、常に最適定数に保たれて、低ジッ
ターの安定した再生が可能となる。
クの再生により得られたRF信号中から検出されたフレ
ームシンクパルスの周波数に応じて、ブースト量、ブー
スト周波数、及びローパスフィルター周波数を含むイコ
ライザーの定数を可変設定するようにし、例えば、フレ
ームシンクパルスを検出するフレームシンクパルス検出
手段と、フレームシンクパルスから電圧信号を出力する
周波数−電圧変換手段と、電圧信号に応じて前記ブース
ト周波数を設定するブースト周波数設定手段を備えたた
め、CLVフォーマットディスクのCAV再生や可変速
再生等の変速再生時にも、イコライザー定数を再生速度
に追従させることで、常に最適定数に保たれて、低ジッ
ターの安定した再生が可能となる。
【0041】また、上記のフレームシンクパルス検出手
段をRF信号を2値化したEFM信号の位相差を検出す
るPLL回路とし、かつ、定数を記憶する定数記憶手段
を有し、定数を定数記憶手段に予めマトリックス状に記
憶させ、再生時には定数記憶手段より定数の組み合わせ
を順次出力させ、各定数の組み合わせ時におけるEFM
信号の位相差を検出して、EFM信号のPLLクロック
に対する位相差が最小となる定数の組み合わせを最適イ
コライザー定数として自動設定する制御手段を備えるこ
とにより、光ピックアップやディスクの光学的特性ばら
つきや、温度変化に対応した安定した再生が可能とな
る。
段をRF信号を2値化したEFM信号の位相差を検出す
るPLL回路とし、かつ、定数を記憶する定数記憶手段
を有し、定数を定数記憶手段に予めマトリックス状に記
憶させ、再生時には定数記憶手段より定数の組み合わせ
を順次出力させ、各定数の組み合わせ時におけるEFM
信号の位相差を検出して、EFM信号のPLLクロック
に対する位相差が最小となる定数の組み合わせを最適イ
コライザー定数として自動設定する制御手段を備えるこ
とにより、光ピックアップやディスクの光学的特性ばら
つきや、温度変化に対応した安定した再生が可能とな
る。
【0042】また、上記EFM信号のPLLクロックに
対する位相差の検出の代わりに、エラー訂正頻度を検出
し、エラー訂正頻度が最小となる定数の組み合わせを最
適イコライザー定数として自動設定する制御手段を備え
ることにより、光ピックアップやディスクの光学特性ば
らつきや、温度変化に対応した安定した再生が可能とな
る。
対する位相差の検出の代わりに、エラー訂正頻度を検出
し、エラー訂正頻度が最小となる定数の組み合わせを最
適イコライザー定数として自動設定する制御手段を備え
ることにより、光ピックアップやディスクの光学特性ば
らつきや、温度変化に対応した安定した再生が可能とな
る。
【0043】また、制御手段が、最適イコライザー定数
の自動設定を、再生開始時、又はジッター値が所定値を
超えた場合に行うようにすれば、さらに安定した再生を
行うことができる。
の自動設定を、再生開始時、又はジッター値が所定値を
超えた場合に行うようにすれば、さらに安定した再生を
行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態1である再生速度追従型イ
コライザーの構成を示すブロック図
コライザーの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2である学習型定数自動設
定イコライザーの構成を示すブロック図
定イコライザーの構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3である学習型定数自動設
定イコライザーの構成を示すブロック図
定イコライザーの構成を示すブロック図
1 イコライザー回路 2 EFM検出回路 3 EFMデコーダー 4 エラー訂正回路 5 PLL回路 6 F/V変換回路 7 定数設定回路 8 ウインドウジッター検出回路 9 A/Dコンバーター 10 CPU 11 D/Aコンバーター 12 定数記憶器 13 エラー訂正回路 14 エラー訂正頻度検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】一定線速度制御で記録された光ディスクを
再生する光ディスク装置であって、RF信号のイコライ
ザーを備え、再生信号の周波数成分が規格値に対して変
化する一定角速度制御再生及び可変速再生を含む再生を
行う光ディスク装置において、前記光ディスクの再生に
より得られたRF信号中から検出されたフレームシンク
パルスの周波数に応じて、ブースト量、ブースト周波
数、及びローパスフィルター周波数を含む前記イコライ
ザーの定数を可変設定することを特徴とする光ディスク
装置。 - 【請求項2】前記フレームシンクパルスを検出するフレ
ームシンクパルス検出手段と、前記フレームシンクパル
スから電圧信号を出力する周波数−電圧変換手段と、前
記電圧信号に応じて前記ブースト周波数を設定するブー
スト周波数設定手段を備えたことを特徴とする請求項1
記載の光ディスク装置。 - 【請求項3】前記フレームシンクパルス検出手段は前記
RF信号を2値化したEFM信号の位相差を検出するP
LL回路であり、かつ、前記定数を記憶する定数記憶手
段を有し、前記定数を前記定数記憶手段に予めマトリッ
クス状に記憶させ、再生時には前記定数記憶手段より前
記定数の組み合わせを順次出力させ、各定数の組み合わ
せ時における前記EFM信号のPLLクロックに対する
位相差を検出して、前記EFM信号の位相差が最小とな
る前記定数の組み合わせを最適イコライザー定数として
自動設定する制御手段を備えたことを特徴とする請求項
2記載の光ディスク装置。 - 【請求項4】前記定数を記憶する定数記憶手段と、エラ
ー訂正の行われた頻度を検出する手段を備え、前記定数
を前記定数記憶手段に予めマトリックス状に記憶させ、
再生時には前記定数記憶手段より前記定数の組み合せを
順次出力させ、各定数の組み合せ時におけるエラー訂正
の行われた頻度を検出して、エラー訂正の行われた頻度
が最も少なくなるイコライザー定数の組み合せを最適定
数として設定することを特徴とする請求項2記載の光デ
ィスク装置。 - 【請求項5】前記制御手段は、前記最適イコライザー定
数の自動設定を、再生開始時、又はジッター値が所定値
を超えた場合に行うことを特徴とする請求項3又は請求
項4記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1611997A JPH10214458A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1611997A JPH10214458A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10214458A true JPH10214458A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11907640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1611997A Pending JPH10214458A (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10214458A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005045829A1 (ja) * | 2003-11-11 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | フィルタ係数調整回路 |
US6999388B2 (en) | 2001-04-26 | 2006-02-14 | Teac Corporation | Optical disk apparatus |
-
1997
- 1997-01-30 JP JP1611997A patent/JPH10214458A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6999388B2 (en) | 2001-04-26 | 2006-02-14 | Teac Corporation | Optical disk apparatus |
WO2005045829A1 (ja) * | 2003-11-11 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | フィルタ係数調整回路 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060606 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |