JP2002163827A - 光ディスク媒体 - Google Patents

光ディスク媒体

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JP2002163827A
JP2002163827A JP2001296867A JP2001296867A JP2002163827A JP 2002163827 A JP2002163827 A JP 2002163827A JP 2001296867 A JP2001296867 A JP 2001296867A JP 2001296867 A JP2001296867 A JP 2001296867A JP 2002163827 A JP2002163827 A JP 2002163827A
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track
learning
radial tilt
optical disk
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JP2001296867A
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English (en)
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Mamoru Shoji
衛 東海林
Takashi Ishida
隆 石田
Toshiyuki Shimada
敏幸 島田
Shunji Ohara
俊次 大原
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ヘッドのラジアルチルト位置の最適化学
習により高信頼なデータの再生を行う。 【解決手段】 再生信号からジッター量を検出するジッ
ター量測定手段41と、光学ヘッドのラジアルチルト位
置を変更するラジアルチルト位置可変手段43と、異な
るラジアルチルト位置における前記ジッター量測定手段
41の出力信号からジッター量が最小となるラジアルチ
ルト位置を判定するラジアルチルト位置学習手段42を
有し、ラジアルチルトを最適な位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号を記
録再生する情報再生装置に関するものであり、このうち
特に光学的に記録再生を行う光ディスク装置ならびに光
ディスク媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置は大容量のデータ
を記録再生する手段として盛んに開発が行われ、より高
い記録密度を達成するためのアプローチがなされてい
る。このような高記録密度を達成する際の課題はS/N
や記録ピット間干渉の改善と同時に、光ディスク媒体や
光ディスク装置のばらつきに対して信号品質を補償する
ことである。このことは特に、光学ヘッドと光ディスク
媒体との位置関係のばらつきとして代表されるデフォー
カス、オフトラック(光スポットのトラック中心からの
ずれ)、タンジェンシャルチルト(記録トラック接線方
向の傾き)、ラジアルチルト(ディスク半径方向の傾
き)等による再生チャンネルの特性変化として指摘され
ており、これらに起因するエラーレートの増加の小さい
装置が要求されている。
【0003】以下図面を参照しながら、上記した従来の
光ディスク装置の再生方法の一例について説明する。
【0004】図11は従来の光ディスク媒体の記録領域
を示した図であり、図12は従来の光ディスク装置の構
成図である。図13は図12におけるPLLの構成図で
ある。
【0005】図11において111は光ディスク媒体、
112はトラック、113はディジタルデータが記録さ
れたデータ領域、114はピットである。
【0006】図12において122は光学系、123は
半導体レーザLD、124はピンフォトダイオードP
D、125はプリアンプ、126は波形等化器、127
は整形器、129はPLL、1211は復調・誤り訂正
手段である。
【0007】図13において131は位相比較器、13
2はローパスフィルター、133はVCO、134は分
周回路、135はゲート回路、138はD型フリップフ
ロップである。
【0008】図11において光ディスク媒体111では
圧縮された音声や画像情報等のプログラムがディジタル
データとしてディジタル変調されて、長さが所定の規則
で変化するように凹凸で形成されたピット114の列が
トラック112を構成するように、内周部から外周部に
向かって螺旋状に配置され、この配列によって光スポッ
トのトラッキングが行えるようにデータ領域全域に記録
されている。
【0009】図12において半導体レーザ123の出力
光は光学系122で処理されて光ディスク媒体111上
に光スポットとして集光され、その反射光がピンフォト
ダイオード124に入射される。プリアンプ125はピ
ンフォトダイオード124により検出された反射光変化
を増幅し、結果として光ディスク媒体上のピット長さ変
化により変化する再生信号を出力する。再生信号は波形
等化器126で波形干渉の小さい信号に変えられ、整形
器127で信号の有無を表すパルス信号128に変換さ
れる。信号128はPLL129に入力され、光ディス
ク媒体111に記録されたリードデータである2値化信
号1210を出力し、復調・誤り訂正手段1211で復
調・誤り訂正処理を行ってエラーのないディジタルデー
タ信号1212を出力する。
【0010】図13においてパルス信号128が位相比
較器131に入力されると、位相比較器131は入力信
号128とゲート回路135の出力信号との位相差を検
出し、2つの入力信号の位相差と周波数差に関係する誤
差電圧139を発生する。誤差電圧139はローパスフ
ィルター132で低周波成分だけが取り出され、VCO
133の制御電圧となる。VCO133は制御電圧によ
って決まる周波数でクロック信号137を発生する。ク
ロック信号137は分周回路134で分周され、ゲート
回路135でパルス信号128に対応した信号のみが出
力される。このときVCOは2つの入力信号の位相が等
しくなるように制御され、結果的にパルス信号128を
その基本周期に同期させた同期信号136が得られる。
信号136はD型フリップフロップ138に入力され、
2値化信号1210を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクの特長とし
て媒体交換可能であることが注目されており、高密度化
の進展に伴って前述のようなばらつきに対する補償性能
が問題となってきた。例えばディスク内周部と外周部と
ではディスクの成型と反射膜の状態のばらつきに加え
て、ディスクの反り等によって光学ヘッドとディスクと
の平行度がずれてディスク半径方向および接線方向のチ
ルトが発生し、このチルトによって再生信号品質が劣化
する。加えてディスク装着はそのセンターホールを用い
て行われる中心支持のため、装着によってもチルト変化
が生じる。
【0012】しかしながら上記のような構成では、より
高密度化をはかった場合に光ディスク媒体間あるいは装
置間のばらつきが大きくなって信頼性が低下するという
課題を有していた。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、情報を記録する
データ領域とは異なる領域に、光学ヘッドの自動調整用
の領域を有した光ディスク媒体を提供するものである。
【0014】また本発明は上記課題に鑑み、前記自動調
整用の領域を再生して光学ヘッドの自動調整を可能とす
る光ディスク装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の光ディスク媒体は、第1領域と第2領域を
備えた光ディスク媒体であって、前記第1領域は情報を
記録するデータ領域であり、前記第2領域は前記第1領
域とは異なる領域であって、孤立した最短ピットと、孤
立した最短ピット間隔を含む信号とアドレス情報とを含
むトラックを備えた領域であることを特徴とする。
【0016】また本発明の光ディスク媒体は、隣接する
3本のトラックの両端のトラックにランダム信号が記録
され、中央のトラックにはデータ領域における変調方式
の最小反転間隔と最大反転間隔の信号から構成された信
号が記録されている。
【0017】また本発明の光ディスク媒体は、隣接する
3本のトラックの両端のトラックにデータ領域における
変調方式の最大反転間隔の信号が記録され、中央のトラ
ックにはランダム信号が記録されている。
【0018】また本発明の光ディスク媒体は、隣接する
3本のトラックの両端のトラックにデータ領域における
変調方式の最大反転間隔の信号が記録され、中央のトラ
ックにはデータ領域における変調方式の、最小反転間隔
と最大反転間隔の信号から構成された信号が記録されて
いる。
【0019】また本発明の光ディスク媒体は、隣接する
3本のトラックの一部または全部のトラック幅と、デー
タ領域のトラック幅が異なる。
【0020】また本発明の光ディスク装置は、再生信号
からジッター量を検出するジッター量測定手段と、光学
ヘッドのラジアルチルト位置を変更するラジアルチルト
位置可変手段と、異なるラジアルチルト位置における前
記ジッター量測定手段の出力信号からジッター量が最小
となるラジアルチルト位置を判定するラジアルチルト位
置学習手段を有する。
【0021】また本発明の光ディスク装置は、再生信号
からジッター量を検出するジッター量測定手段と、光学
ヘッドのタンジェンシャルチルト位置を変更するタンジ
ェンシャルチルト位置可変手段と、異なるタンジェンシ
ャルチルト位置における前記ジッター量測定手段の出力
信号からジッター量が最小となるタンジェンシャルチル
ト位置を判定するタンジェンシャルチルト位置学習手段
を有する。
【0022】また本発明の光ディスク装置は、再生信号
からジッター量を検出するジッター量測定手段と、光学
ヘッドのフォーカス位置を変更するフォーカス位置可変
手段と、異なるフォーカス位置における前記ジッター量
測定手段の出力信号からジッター量が最小となるフォー
カス位置を判定するフォーカス位置学習手段を有する。
【0023】また本発明の光ディスク装置は、再生信号
からジッター量を検出するジッター量測定手段と、光学
ヘッドのオフトラック位置を変更するオフトラック位置
可変手段と、異なるオフトラック位置における前記ジッ
ター量測定手段の出力信号からジッター量が最小となる
オフトラック位置を判定するオフトラック位置学習手段
を有する。
【0024】本発明の光ディスク媒体ならびに光ディス
ク装置は上記した構成によってディスク装着後のプログ
ラム再生の前に所定の領域を再生することにより、光学
ヘッドのラジアルチルト位置を最適にする学習を行うも
のであり、これによりプログラム再生時のエラーレート
改善を実現する。
【0025】また、本発明の光ディスク媒体ならびに光
ディスク装置は上記した構成によってディスク装着後の
プログラム再生の前に所定の領域を再生することによ
り、光学ヘッドのタンジェンシャルチルト位置を最適に
する学習を行うものであり、これによりプログラム再生
時のエラーレート改善を実現する。
【0026】また、本発明の光ディスク媒体ならびに光
ディスク装置は上記した構成によってディスク装着後の
プログラム再生の前に所定の領域を再生することによ
り、光学ヘッドのフォーカス位置を最適にする学習を行
うものであり、これによりプログラム再生時のエラーレ
ート改善を実現する。
【0027】また、本発明の光ディスク媒体ならびに光
ディスク装置は上記した構成によってディスク装着後の
プログラム再生の前に所定の領域を再生することによ
り、光学ヘッドのオフトラック位置を最適にする学習を
行うものであり、これによりプログラム再生時のエラー
レート改善を実現する。
【0028】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施例にお
ける光ディスク媒体の構成を示す。図1において、1は
光ディスク媒体、2はデータ領域、3は内周部の学習領
域、4は外周部の学習領域である。
【0029】光ディスク媒体1の学習領域3、4には既
定のデータが記録されており、光ディスク媒体1が光デ
ィスク装置に装着されると光ディスク装置は内周部の学
習領域をアクセスし、学習領域3の再生を開始する。
【0030】ここで光ディスク媒体1の成型と反射膜の
状態のばらつきや反り等によっては内周部と外周部とで
主としてチルト量が変わる可能性がある。
【0031】この場合には、チルト量の変化に伴ってデ
ィスク全周にわたって補償量を変えることが望ましい。
前述の動作において、内周部の学習領域3での学習結果
を学習手段に保持しておき、続いて外周部の学習領域4
において学習を行うことにより外周部での学習結果を得
て、内外周での結果から全ての領域における補償量を設
定することが可能となる。
【0032】図2に学習領域の構成を示す。図2におい
て21はトラック、22はピット、23は学習トラック
である。本実施例では学習領域は3本のトラックから構
成される。
【0033】なお、再生専用ディスク等でピットが並ん
でいるのみでディスク半径方向の隣合うピットとの間を
分ける溝等が存在しないときでも説明の便宜上、連続し
て再生する1周のピット列をトラックと呼び、仮想の境
界24を設ける。さらに隣合う2本の仮想の境界の距離
をトラック幅と呼ぶことにする。なお、本実施例では図
1における全ての領域のトラック幅は等しい。
【0034】なお、書換え型のRAMディスク等のラン
ド部とグルーブ部が存在するディスクでは図33に一例
を示すように例えばグルーブ部のみに記録する場合には
境界24はランド部として考え、ランド部のみに記録す
る場合には境界24はグルーブ部として考える。またラ
ンド部・グルーブ部の両方に記録する場合には隣合う2
本の境界24にはさまれた領域がランド部ないしはグル
ーブ部に対応する。
【0035】図3に学習トラック23に記録されている
信号を示す。図3において第1トラック32にはランダ
ム信号35が記録されている。第2トラック33にはラ
ンダム信号36が記録されている。第3トラック34に
はランダム信号37が記録されている。
【0036】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。また本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0037】図3におけるランダム信号はEFM変調の
3T信号から11T信号までが分配されている信号であ
る。なお、Tは基本周波数の逆数であり、ウィンドウ幅
である。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3
T信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する
長さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さ
の凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)
が組合わさった状態である。
【0038】図4に本実施例の光ディスク装置の構成を
示す。図4において41はジッター量測定手段、42は
ラジアルチルト位置学習手段、43はラジアルチルト位
置可変手段である。
【0039】図5にジッター量測定手段41とPLL1
29の構成を示す。図5において51はハイパスフィル
ター、52はA/D変換器、54は検波器である。
【0040】図6にラジアルチルト位置可変手段43の
構成を示す。図6において61は光学系122を支える
台座、62は台座61を傾けるスクリュー、65は台座
が傾くときの支点、67はラジアルチルト位置可変回路
である。スクリュー62はラジアルチルト位置可変回路
67によって上下に移動する。また、64は光学系12
2、ラジアルチルト位置可変回路67等を備えた光学ヘ
ッドであり、紙面上で左右に移動する。
【0041】以下で学習時の動作について説明する。光
ディスク媒体1が光ディスク装置に装着されると光ディ
スク装置は学習トラック23の第2トラック33を再生
する。
【0042】図4において半導体レーザ123の出力光
は光学系122で処理されて光ディスク媒体1上に光ス
ポットとして集光され、その反射光がピンフォトダイオ
ード124に入射される。プリアンプ125はピンフォ
トダイオード124により検出された反射光変化を増幅
し、結果として光ディスク媒体上のピット長さ変化によ
り変化する再生信号を出力する。再生信号は波形等化器
126で波形干渉の小さい信号に変えられ、整形器12
7で信号の有無を表すパルス信号128に変換され、P
LL129に入力される。
【0043】このとき信号128には、ラジアルチルト
(ディスク半径方向の傾き)、オフトラック(スポット
のトラック中心からのずれ)等による隣接トラックから
の反射回折光によるクロストークや、タンジェンシャル
チルト(記録トラック接線方向の傾き)、オフトラッ
ク、デフォーカス(焦点ずれ)、ディスクの経時変化、
回路雑音等による再生信号振幅の低下や、波形干渉(マ
ーク間隔が狭いときに前後のマークから受ける影響)等
により、ジッターと呼ばれる原信号との時間的なずれが
発生している。ジッター量が大きくなると再生系におけ
る読み出し誤りが増大する。
【0044】図5においてパルス信号128が位相比較
器131に入力されると、位相比較器131は入力信号
128とゲート回路135の出力信号との位相差を検出
し、2つの入力信号の位相差と周波数差に関係する誤差
電圧139を発生する。誤差電圧139はローパスフィ
ルター132で低周波成分だけが取り出され、VCO1
33の制御電圧となる。VCO133は制御電圧によっ
て決まる周波数でクロック信号137を発生する。クロ
ック信号137は分周回路134で分周され、ゲート回
路135でパルス信号128に対応した信号のみが出力
される。このときVCOは2つの入力信号の位相が等し
くなるように制御され、結果的にパルス信号128をそ
の基本周期に同期させた同期信号136が得られる。
【0045】誤差電圧139は一方でジッター量測定手
段41に入力される。図5において誤差電圧139はハ
イパスフィルター51によってその高周波成分だけが取
り出され、検波器54で検波されて信号53となる。信
号128のジッター量が大きいほど信号53も大きい。
信号53はA/D変換器52でディジタル化された後、
ラジアルチルト位置学習手段42に入力され、現ラジア
ルチルト位置でのジッター量として保持される。
【0046】以下ラジアルチルト位置可変手段43によ
り一定量づつラジアルチルト位置を変化させながらジッ
ター量を測定し、ラジアルチルト位置学習手段42にそ
の値を保持していく。
【0047】ラジアルチルト位置を変化させることによ
って光学ヘッド64と光ディスク媒体1とのディスク半
径方向の相対角度が変化し、学習トラック23の第1ト
ラック32もしくは第3トラック34からの信号が第2
トラック33へ漏れ込むクロストーク量が変化し、これ
により再生信号波形が変化してジッター量が変わる。
【0048】従ってジッター量の最も小さい位置もしく
はジッター量極小となる位置が2箇所存在する場合はそ
の中央位置が両隣のトラックからの影響の最も小さい位
置である。
【0049】このサイクルはラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定するまで続けられ、全測定が
終了すると各領域における最適ラジアルチルト位置を決
定する。図34に学習のフローチャートの一例を示す。
【0050】以上のように本実施例の光ディスク媒体を
用いてラジアルチルト位置の学習を行うことにより、領
域ごとに、両隣のトラックからのクロストーク量の小さ
い最適ラジアルチルト位置での再生が可能になり、より
高い信頼性で再生を行えることになる。
【0051】また、本実施例のように学習トラック23
を設けて常に同一のトラックを再生することにより、ラ
ジアルチルト位置学習手段42に記憶手段を備えていれ
ば出荷時や過去の学習時のデータとの比較が可能になる
ので、動作状態のチェック手段として使用できる。
【0052】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0053】なお、本実施例では波形等化器126を用
いているが、波形等化を行うことで各ラジアルチルト位
置におけるジッター量の差が出にくくなる場合は、学習
時にはプリアンプ125の出力を整形器127に入力
し、波形等化を行わなくても良い。
【0054】なお、本実施例ではラジアルチルト位置可
変手段43の構成として、台座61をスクリュー62で
傾ける方式を用いているが、光学ヘッド64と光ディス
ク媒体1とのディスク半径方向の相対角度を変化させる
ことが可能な構成であればどのような構成でも良い。
【0055】なお、本実施例ではジッター量測定手段4
1の構成例として、PLL129の位相比較器131の
出力をハイパスフィルター51に入力し、検波器54を
通してA/D変換する方式を用いているが、ジッター量
もしくはジッター量に関係する量を検出する構成であれ
ばどのような構成でも良い。
【0056】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図7は本発明の第2の実施例の
光ディスク装置の構成図である。
【0057】図7において、41はジッター量測定手
段、71はタンジェンシャルチルト位置学習手段、72
はタンジェンシャルチルト位置可変手段である。
【0058】図8にタンジェンシャルチルト位置可変手
段72の構成を示す。図8において61は光学系122
を支える台座、62は台座61を傾けるスクリュー、6
5は台座が傾くときの支点、82はタンジェンシャルチ
ルト位置可変回路である。スクリュー62はタンジェン
シャルチルト位置可変回路82によって上下に移動す
る。また、81は光学系122、タンジェンシャルチル
ト位置可変回路82等を備えた光学ヘッドであり、紙面
に向かって垂直方向に移動する。
【0059】本実施例の光ディスク装置は第1の実施例
の光ディスク装置におけるラジアルチルト位置学習手段
42、ラジアルチルト位置可変手段43の代わりに、タ
ンジェンシャルチルト位置学習手段71、タンジェンシ
ャルチルト位置可変手段72を備えたものであり、それ
以外の構成および使用する光ディスク媒体については同
様である。
【0060】本実施例ではタンジェンシャルチルト位置
可変手段72により一定量づつタンジェンシャルチルト
位置を変化させながらジッター量を測定し、タンジェン
シャルチルト位置学習手段71にその値を保持してい
く。
【0061】タンジェンシャルチルト位置を変化させる
ことによって光学ヘッド64と光ディスク媒体1との記
録トラック接線方向の相対角度が変化し、学習トラック
23の第2トラック33の再生信号振幅が変化し、これ
によりジッター量が変化する。
【0062】このサイクルはタンジェンシャルチルト位
置学習手段71が内外周の学習トラックにおけるそれぞ
れの最適タンジェンシャルチルト位置を判定するまで続
けられ、全測定が終了すると各領域における最適タンジ
ェンシャルチルト位置を決定する。
【0063】以上のように本実施例の光ディスク媒体を
用いてタンジェンシャルチルト位置の学習を行うことに
より、領域ごとに、再生信号振幅の大きい最適タンジェ
ンシャルチルト位置での再生が可能になり、より高い信
頼性で再生を行えることになる。
【0064】また、本実施例のように学習トラック23
を設けて常に同一のトラックを再生することにより、タ
ンジェンシャルチルト位置学習手段71に記憶手段を備
えていれば出荷時や過去の学習時のデータとの比較が可
能になるので、動作状態のチェック手段として使用でき
る。
【0065】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
きはもちろん、振動の多い場所での使用時には使用中に
何度でも学習を行って良い。
【0066】なお、本実施例ではタンジェンシャルチル
ト位置可変手段72の構成として、台座61をスクリュ
ー62で傾ける方式を用いているが、光学ヘッド81と
光ディスク媒体1との記録トラック接線方向の相対角度
を変化させることが可能な構成であればどのような構成
でも良い。
【0067】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図9は本発明の第3の実施例の
光ディスク装置の構成図である。
【0068】図9において、41はジッター量測定手
段、91はフォーカス位置学習手段、92はフォーカス
位置可変手段、93はフォーカスサーボ回路である。
【0069】本実施例の光ディスク装置は第1の実施例
の光ディスク装置におけるラジアルチルト位置学習手段
42、ラジアルチルト位置可変手段43の代わりに、フ
ォーカス位置学習手段91、フォーカス位置可変手段9
2を備えたものであり、それ以外の構成および使用する
光ディスク媒体については同様である。
【0070】フォーカス位置可変手段92は例えばD/
A変換器を備えており、フォーカス位置学習手段91の
信号に応じた電圧をフォーカスサーボ回路93のフォー
カスエラー信号にオフセット電圧として加えることによ
り焦点位置をずらす。
【0071】本実施例ではフォーカス位置可変手段92
により一定量づつフォーカス位置を変化させながらジッ
ター量を測定し、フォーカス位置学習手段91にその値
を保持していく。フォーカス位置を変化させることによ
って学習トラック23の第2トラック33の再生信号振
幅が変化し、これによりジッター量が変化する。
【0072】このサイクルはフォーカス位置学習手段9
1が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適フォ
ーカス位置を判定するまで続けられ、全測定が終了する
と各領域における最適フォーカス位置を決定する。
【0073】以上のように本実施例の光ディスク媒体を
用いてフォーカス位置の学習を行うことにより、領域ご
とに、再生信号振幅の大きい最適フォーカス位置での再
生が可能になり、より高い信頼性で再生を行えることに
なる。
【0074】また、本実施例のように学習トラック23
を設けて常に同一のトラックを再生することにより、フ
ォーカス位置学習手段91に記憶手段を備えていれば出
荷時や過去の学習時のデータとの比較が可能になるの
で、動作状態のチェック手段として使用できる。
【0075】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
き等、使用中に何度でも学習を行って良い。
【0076】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図10は本発明の第4の実施例
の光ディスク装置の構成図である。
【0077】図10において、41はジッター量測定手
段、101はオフトラック位置学習手段、102はオフ
トラック位置可変手段、103はトラッキングサーボ回
路である。
【0078】本実施例の光ディスク装置は第1の実施例
の光ディスク装置におけるラジアルチルト位置学習手段
42、ラジアルチルト位置可変手段43の代わりに、オ
フトラック位置学習手段101、オフトラック位置可変
手段102を備えたものであり、それ以外の構成および
使用する光ディスク媒体については同様である。
【0079】オフトラック位置可変手段102は例えば
D/A変換器を備えており、オフトラック位置学習手段
101の信号に応じた電圧をトラッキングサーボ回路1
03のトラッキングエラー信号にオフセット電圧として
加えることによりオフトラック位置をずらす。
【0080】本実施例ではオフトラック位置可変手段1
02により一定量づつオフトラック位置を変化させなが
らジッター量を測定し、オフトラック位置学習手段10
1にその値を保持していく。
【0081】オフトラック位置を変化させることによっ
て学習トラック23の第2トラック33の再生信号振幅
が変化し、更に第1トラック32もしくは第3トラック
34に近づくことによりクロストーク量が変化し、これ
によりジッター量が変化する。
【0082】このサイクルはオフトラック位置学習手段
101が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
オフトラック位置を判定するまで続けられ、全測定が終
了すると各領域における最適オフトラック位置を決定す
る。
【0083】以上のように本実施例の光ディスク媒体を
用いてオフトラック位置の学習を行うことにより、領域
ごとに、再生信号振幅が大きくクロストーク量の小さい
最適オフトラック位置での再生が可能になり、より高い
信頼性で再生を行えることになる。
【0084】また、本実施例のように学習トラック23
を設けて常に同一のトラックを再生することにより、オ
フトラック位置学習手段101に記憶手段を備えていれ
ば出荷時や過去の学習時のデータとの比較が可能になる
ので、動作状態のチェック手段として使用できる。
【0085】なお、本実施例の学習はディスク装着時に
行うが、使用中に何らかの異常があって再起動を行うと
き等、何度でも学習を行って良い。
【0086】以下本発明の第5の実施例について図面を
参照しながら説明する。図14は本発明の第5の実施例
の光ディスク媒体の学習トラック23に記録されている
信号の説明図である。
【0087】図14において第1トラック32にはラン
ダム信号145が記録されている。第2トラック33に
はワーストパターン信号146が記録されている。第3
トラック34にはランダム信号147が記録されてい
る。
【0088】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0089】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0090】図14におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0091】またワーストパターン信号146は例え
ば、図32に示すような3T信号と11T信号のみ存在
する信号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さ
の凹部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に
対応する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸
部、3T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応
する長さの凸部の連続パターンである。
【0092】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0093】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク23に記録されている信号の違い以外は第1の実施例
の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1の実
施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有し
た光ディスク装置に装着すれば、学習トラック23の第
2トラック33を再生しながら、ラジアルチルト位置可
変手段43により一定量づつラジアルチルト位置を変化
させ、ジッター量測定手段41によりその位置でのジッ
ター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段
42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内
外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチ
ルト位置を判定すると、測定を終了して各領域における
最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0094】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
23の第2トラック33のワーストパターン信号146
は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピット間
隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間干渉
がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例えばジ
ッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラジア
ルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより精度
よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能とな
る。
【0095】以下本発明の第6の実施例について図面を
参照しながら説明する。図15は本発明の第6の実施例
の光ディスク媒体の学習トラック23に記録されている
信号の説明図である。
【0096】図15において第1トラック32には11
T信号155が記録されている。第2トラック33には
ランダム信号156が記録されている。第3トラック3
4には11T信号157が記録されている。
【0097】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0098】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0099】図15におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0100】また11T信号155、157は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0101】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0102】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク23に記録されている信号の違い以外は第1の実施例
の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1の実
施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有し
た光ディスク装置に装着すれば、学習トラック23の第
2トラック33を再生しながら、ラジアルチルト位置可
変手段43により一定量づつラジアルチルト位置を変化
させ、ジッター量測定手段41によりその位置でのジッ
ター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段
42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内
外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチ
ルト位置を判定すると、測定を終了して各領域における
最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0103】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
23の第1トラック32の11T信号155、第3トラ
ック34の11T信号157は、最長ピットならびに最
長ピット間隔を多く有しているので、ランダム信号より
も再生信号振幅が大きくなり、第2トラック33を再生
するときの第1トラック32、第3トラック34からの
信号の漏れ込みであるクロストーク量が大きくなる。そ
れに従ってジッター量も大きくなるので、より精度よく
最適ラジアルチルト位置を求めることが可能となる。
【0104】以下本発明の第7の実施例について図面を
参照しながら説明する。図16は本発明の第7の実施例
の光ディスク媒体の学習トラック23に記録されている
信号の説明図である。
【0105】図16において第1トラック32には11
T信号165が記録されている。第2トラック33には
ワーストパターン信号166が記録されている。第3ト
ラック34には11T信号167が記録されている。
【0106】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0107】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0108】ワーストパターン信号166は例えば、図
32に示すような3T信号と11T信号のみ存在する信
号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さの凹
部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に対応
する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸部、3
T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応する長
さの凸部の連続パターンである。
【0109】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0110】また11T信号165、167は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0111】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0112】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク23に記録されている信号の違い以外は第1の実施例
の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1の実
施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有し
た光ディスク装置に装着すれば、学習トラック23の第
2トラック33を再生しながら、ラジアルチルト位置可
変手段43により一定量づつラジアルチルト位置を変化
させ、ジッター量測定手段41によりその位置でのジッ
ター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段
42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内
外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチ
ルト位置を判定すると、測定を終了して各領域における
最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0113】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
23の第2トラック33のワーストパターン信号166
は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピット間
隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間干渉
がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例えばジ
ッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラジア
ルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより精度
よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能とな
る。
【0114】加えて、本実施例の光ディスク媒体の学習
トラック23の第1トラック32の11T信号165、
第3トラック34の11T信号167は、最長ピットな
らびに最長ピット間隔を多く有しているので、ランダム
信号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラック3
3を再生するときの第1トラック32、第3トラック3
4からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大きく
なる。それに従ってジッター量も大きくなるので、更に
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0115】以下本発明の第8の実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明の第8の実施例に
おける光ディスク媒体の構成を示すものであり、1は光
ディスク媒体、2はデータ領域、3は内周部の学習領
域、4は外周部の学習領域である。
【0116】図17に本実施例における光ディスク媒体
の学習領域の構成を示す。図17において171はトラ
ック、172はピット、173は学習トラックである。
本実施例では学習領域は3本のトラックから構成され
る。
【0117】なお、再生専用ディスク等でピットが並ん
でいるのみでディスク半径方向の隣合うピットとの間を
分ける溝等が存在しないときでも説明の便宜上、連続し
て再生する1周のピット列をトラックと呼び、仮想の境
界174を設ける。さらに隣合う2本の仮想の境界の距
離をトラック幅と呼ぶことにする。
【0118】なお、書換え型のRAMディスク等のラン
ド部とグルーブ部が存在するディスクでは図33に一例
を示すように例えばグルーブ部のみに記録する場合には
境界174はランド部として考え、ランド部のみに記録
する場合には境界174はグルーブ部として考える。ま
たランド部・グルーブ部の両方に記録する場合には隣合
う2本の境界174にはさまれた領域がランド部ないし
はグルーブ部に対応する。
【0119】図17において第1トラック175と第3
トラック177のトラック幅はデータ領域2のトラック
幅に等しく、第2トラック176のトラック幅は第1ト
ラック175のトラック幅よりも狭い。
【0120】図18に学習トラック173に記録されて
いる信号を示す。図18において第1トラック175に
はランダム信号181が記録されている。第2トラック
176にはランダム信号182が記録されている。第3
トラック177にはランダム信号183が記録されてい
る。
【0121】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0122】図18におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0123】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク173の構成の違い以外は第1の実施例の光ディスク
媒体と同様の構成であり、例えば第1の実施例で説明し
たラジアルチルト位置学習手段42を有した光ディスク
装置に装着すれば、学習トラック173の第2トラック
176を再生しながら、ラジアルチルト位置可変手段4
3により一定量づつラジアルチルト位置を変化させ、ジ
ッター量測定手段41によりその位置でのジッター量を
測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段42に保
持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内外周の学
習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチルト位置
を判定すると、測定を終了して各領域における最適ラジ
アルチルト位置を決定する。
【0124】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
173のように、第2トラック176のトラック幅を狭
くすると、第2トラック176を再生するときの第1ト
ラック175、第3トラック177からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0125】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0126】以下本発明の第9の実施例について図面を
参照しながら説明する。図19は本発明の第9の実施例
の光ディスク媒体の学習トラック173に記録されてい
る信号の説明図である。
【0127】図19において第1トラック175にはラ
ンダム信号191が記録されている。第2トラック17
6にはワーストパターン信号192が記録されている。
第3トラック177にはランダム信号193が記録され
ている。
【0128】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0129】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0130】図19におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0131】またワーストパターン信号192は例え
ば、図32に示すような3T信号と11T信号のみ存在
する信号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さ
の凹部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に
対応する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸
部、3T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応
する長さの凸部の連続パターンである。
【0132】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0133】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク173に記録されている信号の違い以外は第8の実施
例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第8の
実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有
した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック173
の第2トラック176を再生しながら、ラジアルチルト
位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト位置
を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位置で
のジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学
習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段4
2が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジ
アルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領域に
おける最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0134】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
173の第2トラック176のワーストパターン信号1
92は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0135】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラック173のように、第2トラック176のトラック
幅を狭くすると、第2トラック176を再生するときの
第1トラック175、第3トラック177からの信号の
漏れ込みであるクロストーク量が大きくなる。それに従
ってジッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラ
ジアルチルト位置を求めることが可能となる。
【0136】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0137】以下本発明の第10の実施例について図面
を参照しながら説明する。図20は本発明の第10の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック173に記録され
ている信号の説明図である。
【0138】図20において第1トラック175には1
1T信号201が記録されている。第2トラック176
にはランダム信号202が記録されている。第3トラッ
ク177には11T信号203が記録されている。
【0139】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0140】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0141】図20におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0142】また11T信号201、203は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0143】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0144】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク173に記録されている信号の違い以外は第8の実施
例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第8の
実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有
した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック173
の第2トラック176を再生しながら、ラジアルチルト
位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト位置
を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位置で
のジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学
習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段4
2が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジ
アルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領域に
おける最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0145】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
173の第1トラック175の11T信号201、第3
トラック177の11T信号203は、最長ピットなら
びに最長ピット間隔を多く有しているので、ランダム信
号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラック17
6を再生するときの第1トラック175、第3トラック
177からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大
きくなる。それに従ってジッター量も大きくなるので、
より精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可
能となる。
【0146】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラックのように、第2トラック176のトラック幅を狭
くすると、第2トラック176を再生するときの第1ト
ラック175、第3トラック177からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0147】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0148】以下本発明の第11の実施例について図面
を参照しながら説明する。図21は本発明の第11の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック173に記録され
ている信号の説明図である。
【0149】図21において第1トラック175には1
1T信号211が記録されている。第2トラック176
にはワーストパターン信号212が記録されている。第
3トラック177には11T信号213が記録されてい
る。
【0150】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0151】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0152】ワーストパターン信号212は例えば、図
32に示すような3T信号と11T信号のみ存在する信
号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さの凹
部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に対応
する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸部、3
T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応する長
さの凸部の連続パターンである。
【0153】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0154】また11T信号211、213は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0155】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0156】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク173に記録されている信号の違い以外は第8の実施
例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第8の
実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42を有
した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック173
の第2トラック176を再生しながら、ラジアルチルト
位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト位置
を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位置で
のジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位置学
習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手段4
2が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適ラジ
アルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領域に
おける最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0157】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
173の第2トラック176のワーストパターン信号2
12は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0158】加えて、本実施例の光ディスク媒体の学習
トラック173の第1トラック175の11T信号21
1、第3トラック177の11T信号213は、最長ピ
ットならびに最長ピット間隔を多く有しているので、ラ
ンダム信号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラ
ック176を再生するときの第1トラック175、第3
トラック177からの信号の漏れ込みであるクロストー
ク量が大きくなる。それに従ってジッター量も大きくな
るので、更に精度よく最適ラジアルチルト位置を求める
ことが可能となる。
【0159】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラックのように、第2トラック176のトラック幅を狭
くすると、第2トラック176を再生するときの第1ト
ラック175、第3トラック177からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0160】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0161】以下本発明の第12の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第12の実施
例における光ディスク媒体の構成を示すものであり、1
は光ディスク媒体、2はデータ領域、3は内周部の学習
領域、4は外周部の学習領域である。
【0162】図22に本実施例における光ディスク媒体
の学習領域の構成を示す。図22において221はトラ
ック、222はピット、223は学習トラックである。
本実施例では学習領域は3本のトラックから構成され
る。
【0163】なお、再生専用ディスク等でピットが並ん
でいるのみでディスク半径方向の隣合うピットとの間を
分ける溝等が存在しないときでも説明の便宜上、連続し
て再生する1周のピット列をトラックと呼び、仮想の境
界224を設ける。さらに隣合う2本の仮想の境界の距
離をトラック幅と呼ぶことにする。
【0164】なお、書換え型のRAMディスク等のラン
ド部とグルーブ部が存在するディスクでは図33に一例
を示すように例えばグルーブ部のみに記録する場合には
境界224はランド部として考え、ランド部のみに記録
する場合には境界224はグルーブ部として考える。ま
たランド部・グルーブ部の両方に記録する場合には隣合
う2本の境界224にはさまれた領域がランド部ないし
はグルーブ部に対応する。
【0165】図22において第2トラック226のトラ
ック幅はデータ領域2のトラック幅に等しく、第1トラ
ック225と第3トラック227のトラック幅は第2ト
ラック226のトラック幅よりも狭い。
【0166】図23に学習トラック223に記録されて
いる信号を示す。図23において第1トラック225に
はランダム信号231が記録されている。第2トラック
226にはランダム信号232が記録されている。第3
トラック227にはランダム信号233が記録されてい
る。
【0167】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0168】図23におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0169】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク223の構成の違い以外は第1の実施例の光ディスク
媒体と同様の構成であり、例えば第1の実施例で説明し
たラジアルチルト位置学習手段42を有した光ディスク
装置に装着すれば、学習トラック223の第2トラック
226を再生しながら、ラジアルチルト位置可変手段4
3により一定量づつラジアルチルト位置を変化させ、ジ
ッター量測定手段41によりその位置でのジッター量を
測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段42に保
持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内外周の学
習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチルト位置
を判定すると、測定を終了して各領域における最適ラジ
アルチルト位置を決定する。
【0170】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
のように、第1トラック225、第3トラック227の
トラック幅を狭くすると、第2トラック226を再生す
るときの第1トラック225、第3トラック227から
の信号の漏れ込みであるクロストーク量が大きくなる。
それに従ってジッター量も大きくなるので、更に精度よ
く最適ラジアルチルト位置を求めることが可能となる。
【0171】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0172】以下本発明の第13の実施例について図面
を参照しながら説明する。図24は本発明の第13の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック223に記録され
ている信号の説明図である。
【0173】図24において第1トラック225にはラ
ンダム信号241が記録されている。第2トラック22
6にはワーストパターン信号242が記録されている。
第3トラック227にはランダム信号243が記録され
ている。
【0174】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0175】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0176】図24におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0177】またワーストパターン信号242は例え
ば、図32に示すような3T信号と11T信号のみ存在
する信号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さ
の凹部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に
対応する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸
部、3T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応
する長さの凸部の連続パターンである。
【0178】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0179】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク223に記録されている信号の違い以外は第12の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
2の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
23の第2トラック226を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0180】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
223の第2トラック226のワーストパターン信号2
42は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0181】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラック223のように、第1トラック225、第3トラ
ック227のトラック幅を狭くすると、第2トラック2
26を再生するときの第1トラック225、第3トラッ
ク227からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が
大きくなる。それに従ってジッター量も大きくなるの
で、更に精度よく最適ラジアルチルト位置を求めること
が可能となる。
【0182】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0183】以下本発明の第14の実施例について図面
を参照しながら説明する。図25は本発明の第14の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック223に記録され
ている信号の説明図である。
【0184】図25において第1トラック225には1
1T信号251が記録されている。第2トラック226
にはランダム信号252が記録されている。第3トラッ
ク227には11T信号253が記録されている。
【0185】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0186】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0187】図25におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0188】また11T信号251、253は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0189】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0190】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク223に記録されている信号の違い以外は第12の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
2の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
23の第2トラック226を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0191】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
223の第1トラック225の11T信号251、第3
トラック227の11T信号253は、最長ピットなら
びに最長ピット間隔を多く有しているので、ランダム信
号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラック22
6を再生するときの第1トラック225、第3トラック
227からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大
きくなる。それに従ってジッター量も大きくなるので、
より精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可
能となる。
【0192】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラックのように、第1トラック225、第3トラック2
27のトラック幅を狭くすると、第2トラック226を
再生するときの第1トラック225、第3トラック22
7からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大きく
なる。それに従ってジッター量も大きくなるので、更に
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0193】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0194】以下本発明の第15の実施例について図面
を参照しながら説明する。図26は本発明の第15の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック223に記録され
ている信号の説明図である。
【0195】図26において第1トラック225には1
1T信号261が記録されている。第2トラック226
にはワーストパターン信号262が記録されている。第
3トラック227には11T信号263が記録されてい
る。
【0196】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0197】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0198】ワーストパターン信号262は例えば、図
32に示すような3T信号と11T信号のみ存在する信
号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さの凹
部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に対応
する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸部、3
T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応する長
さの凸部の連続パターンである。
【0199】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0200】また11T信号261、263は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0201】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0202】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク223に記録されている信号の違い以外は第12の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
2の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
23の第2トラック226を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0203】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
223の第2トラック226のワーストパターン信号2
62は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0204】加えて、本実施例の光ディスク媒体の学習
トラック223の第1トラック225の11T信号26
1、第3トラック227の11T信号263は、最長ピ
ットならびに最長ピット間隔を多く有しているので、ラ
ンダム信号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラ
ック226を再生するときの第1トラック225、第3
トラック227からの信号の漏れ込みであるクロストー
ク量が大きくなる。それに従ってジッター量も大きくな
るので、更に精度よく最適ラジアルチルト位置を求める
ことが可能となる。
【0205】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラックのように、第1トラック225、第3トラック2
27のトラック幅を狭くすると、第2トラック226を
再生するときの第1トラック225、第3トラック22
7からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大きく
なる。それに従ってジッター量も大きくなるので、更に
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0206】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0207】以下本発明の第16の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第16の実施
例における光ディスク媒体の構成を示すものであり、1
は光ディスク媒体、2はデータ領域、3は内周部の学習
領域、4は外周部の学習領域である。
【0208】図27に本実施例における光ディスク媒体
の学習領域の構成を示す。図27において271はトラ
ック、272はピット、273は学習トラックである。
本実施例では学習領域は3本のトラックから構成され
る。
【0209】なお、再生専用ディスク等でピットが並ん
でいるのみでディスク半径方向の隣合うピットとの間を
分ける溝等が存在しないときでも説明の便宜上、連続し
て再生する1周のピット列をトラックと呼び、仮想の境
界274を設ける。さらに隣合う2本の仮想の境界の距
離をトラック幅と呼ぶことにする。
【0210】なお、書換え型のRAMディスク等のラン
ド部とグルーブ部が存在するディスクでは図33に一例
を示すように例えばグルーブ部のみに記録する場合には
境界274はランド部として考え、ランド部のみに記録
する場合には境界274はグルーブ部として考える。ま
たランド部・グルーブ部の両方に記録する場合には隣合
う2本の境界274にはさまれた領域がランド部ないし
はグルーブ部に対応する。
【0211】図27において学習トラック273の3本
のトラックのトラック幅は全てデータ領域2のトラック
幅よりも狭い。
【0212】図28に学習トラック273に記録されて
いる信号を示す。図28において第1トラック275に
はランダム信号281が記録されている。第2トラック
276にはランダム信号282が記録されている。第3
トラック277にはランダム信号283が記録されてい
る。
【0213】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0214】図28におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0215】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク273の構成の違い以外は第1の実施例の光ディスク
媒体と同様の構成であり、例えば第1の実施例で説明し
たラジアルチルト位置学習手段42を有した光ディスク
装置に装着すれば、学習トラック273の第2トラック
276を再生しながら、ラジアルチルト位置可変手段4
3により一定量づつラジアルチルト位置を変化させ、ジ
ッター量測定手段41によりその位置でのジッター量を
測定し、その値をラジアルチルト位置学習手段42に保
持する。ラジアルチルト位置学習手段42が内外周の学
習トラックにおけるそれぞれの最適ラジアルチルト位置
を判定すると、測定を終了して各領域における最適ラジ
アルチルト位置を決定する。
【0216】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
273のように、学習トラックのトラック幅を狭くする
と、第2トラック276を再生するときの第1トラック
275、第3トラック277からの信号の漏れ込みであ
るクロストーク量が大きくなる。それに従ってジッター
量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアルチルト
位置を求めることが可能となる。
【0217】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0218】以下本発明の第17の実施例について図面
を参照しながら説明する。図29は本発明の第17の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック273に記録され
ている信号の説明図である。
【0219】図29において第1トラック275にはラ
ンダム信号291が記録されている。第2トラック27
6にはワーストパターン信号292が記録されている。
第3トラック277にはランダム信号293が記録され
ている。
【0220】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0221】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0222】図29におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0223】またワーストパターン信号292は例え
ば、図32に示すような3T信号と11T信号のみ存在
する信号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さ
の凹部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に
対応する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸
部、3T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応
する長さの凸部の連続パターンである。
【0224】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0225】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク273に記録されている信号の違い以外は第16の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
6の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
73の第2トラック276を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0226】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
273の第2トラック276のワーストパターン信号2
92は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0227】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラック273のように、学習トラックのトラック幅を狭
くすると、第2トラック276を再生するときの第1ト
ラック275、第3トラック277からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0228】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0229】以下本発明の第18の実施例について図面
を参照しながら説明する。図30は本発明の第18の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック273に記録され
ている信号の説明図である。
【0230】図30において第1トラック275には1
1T信号301が記録されている。第2トラック276
にはランダム信号302が記録されている。第3トラッ
ク277には11T信号303が記録されている。
【0231】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0232】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0233】図30におけるランダム信号はEFM変調
の3T信号から11T信号までが分配されている信号で
ある。これを光ディスク媒体上のピットで言えば、3T
信号に対応する長さの凹部から11T信号に対応する長
さの凹部(9種類)、および3T信号に対応する長さの
凸部から11T信号に対応する長さの凸部(9種類)が
組合わさった状態である。
【0234】また11T信号301、303は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0235】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0236】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク273に記録されている信号の違い以外は第16の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
6の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
73の第2トラック276を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0237】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
273の第1トラック275の11T信号301、第3
トラック277の11T信号303は、最長ピットなら
びに最長ピット間隔を多く有しているので、ランダム信
号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラック27
6を再生するときの第1トラック275、第3トラック
277からの信号の漏れ込みであるクロストーク量が大
きくなる。それに従ってジッター量も大きくなるので、
より精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可
能となる。
【0238】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラック273のように、学習トラックのトラック幅を狭
くすると、第2トラック276を再生するときの第1ト
ラック275、第3トラック277からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0239】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0240】以下本発明の第19の実施例について図面
を参照しながら説明する。図31は本発明の第19の実
施例の光ディスク媒体の学習トラック273に記録され
ている信号の説明図である。
【0241】図31において第1トラック275には1
1T信号311が記録されている。第2トラック276
にはワーストパターン信号312が記録されている。第
3トラック277には11T信号313が記録されてい
る。
【0242】なお、書換え型のRAMディスクでは出荷
時等に記録しておくものとする。なお本実施例ではデー
タ領域に記録されている信号はディジタルデータをEF
M変調した信号とするが、本発明の効果は他の変調方式
を用いた場合にも同様である。
【0243】その際、EFM変調における3T信号は、
例えば1ー7変調では2T信号に対応させ、EFM変調
における11T信号は1ー7変調では8T信号に対応さ
せる。即ち本実施例における3T信号を、他の変調方式
における最小反転間隔に対応させ、11T信号を他の変
調方式における最大反転間隔に対応させれば良い。
【0244】ワーストパターン信号312は例えば、図
32に示すような3T信号と11T信号のみ存在する信
号、ピットで言えば、11T信号に対応する長さの凹
部、3T信号に対応する長さの凸部、11T信号に対応
する長さの凹部、11T信号に対応する長さの凸部、3
T信号に対応する長さの凹部、11T信号に対応する長
さの凸部の連続パターンである。
【0245】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図35のようにセクター内でワーストパターン信号
にアドレスやECC等が付加されている場合でも、ワー
ストパターン信号成分が多く含まれていれば良い。
【0246】また11T信号311、313は11T信
号のみ存在する信号、ピットで言えば、11T信号に対
応する長さの凹部と11T信号に対応する長さの凸部の
連続パターンである。
【0247】なお、アドレスを有したディスク媒体等
で、図36のようにセクター内で11T信号にアドレス
やECC等が付加されている場合でも、11T信号成分
が多く含まれていれば良い。
【0248】本実施例の光ディスク媒体は、学習トラッ
ク273に記録されている信号の違い以外は第16の実
施例の光ディスク媒体と同様の構成であり、例えば第1
6の実施例で説明したラジアルチルト位置学習手段42
を有した光ディスク装置に装着すれば、学習トラック2
73の第2トラック276を再生しながら、ラジアルチ
ルト位置可変手段43により一定量づつラジアルチルト
位置を変化させ、ジッター量測定手段41によりその位
置でのジッター量を測定し、その値をラジアルチルト位
置学習手段42に保持する。ラジアルチルト位置学習手
段42が内外周の学習トラックにおけるそれぞれの最適
ラジアルチルト位置を判定すると、測定を終了して各領
域における最適ラジアルチルト位置を決定する。
【0249】本実施例の光ディスク媒体の学習トラック
273の第2トラック276のワーストパターン信号3
12は、孤立した最短ピットならびに孤立した最短ピッ
ト間隔を多く有しているのでランダム信号よりも符号間
干渉がおこり易く、ジッター量が大きくなるので、例え
ばジッター量測定手段41の回路ノイズが大きくてもラ
ジアルチルトによるジッターが埋もれにくいことでより
精度よく最適ラジアルチルト位置を求めることが可能と
なる。
【0250】加えて、本実施例の光ディスク媒体の学習
トラック273の第1トラック275の11T信号31
1、第3トラック277の11T信号313は、最長ピ
ットならびに最長ピット間隔を多く有しているので、ラ
ンダム信号よりも再生信号振幅が大きくなり、第2トラ
ック276を再生するときの第1トラック275、第3
トラック277からの信号の漏れ込みであるクロストー
ク量が大きくなる。それに従ってジッター量も大きくな
るので、更に精度よく最適ラジアルチルト位置を求める
ことが可能となる。
【0251】また、本実施例の光ディスク媒体の学習ト
ラック273のように、学習トラックのトラック幅を狭
くすると、第2トラック276を再生するときの第1ト
ラック275、第3トラック277からの信号の漏れ込
みであるクロストーク量が大きくなる。それに従ってジ
ッター量も大きくなるので、更に精度よく最適ラジアル
チルト位置を求めることが可能となる。
【0252】また、本実施例のようにトラック幅を狭く
すると学習トラックが節約できてデータ領域を増やすこ
とが可能となる。
【0253】
【発明の効果】以上のように本発明は既定のデータが記
録された学習領域を設け、これを再生して光学ヘッドの
ラジアルチルト位置、タンジェンシャルチルト位置、フ
ォーカス位置、オフトラック位置を最適化することによ
り高信頼にデータの再生を行うものであり、光ディスク
媒体、光ディスク装置および両者の組み合わせによって
生じるディスクの再生特性の変化を補償する自動調整機
能を実現する優れた光ディスク媒体ならびに光ディスク
装置を提供するものである。
【0254】また、学習領域を内周部と外周部の各々に
設定することにより、全周に渡った補償が可能になる。
【0255】さらに、学習領域の一部または全部のトラ
ック幅をデータ領域のトラック幅より狭くすることによ
り、再生トラックの両隣のトラックからの信号の漏れ込
みであるクロストーク量を大きくすることで調整の精度
を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光ディスク媒体
の構成図
【図2】同実施例における光ディスク媒体の学習トラッ
クの構成図
【図3】同実施例における学習トラックに記録されてい
る信号の説明図
【図4】同実施例における光ディスク装置のブロック図
【図5】同実施例におけるジッター量測定手段ならびに
PLLのブロック図
【図6】同実施例におけるラジアルチルト位置可変手段
の構成図
【図7】本発明の第2の実施例における光ディスク装置
のブロック図
【図8】同実施例におけるタンジェンシャルチルト位置
可変手段の構成図
【図9】本発明の第3の実施例における光ディスク装置
のブロック図
【図10】本発明の第4の実施例における光ディスク装
置のブロック図
【図11】従来の光ディスク媒体の構成図
【図12】従来の光ディスク装置のブロック図
【図13】従来のPLLのブロック図
【図14】本発明の第5の実施例における学習トラック
に記録されている信号の説明図
【図15】本発明の第6の実施例における学習トラック
に記録されている信号の説明図
【図16】本発明の第7の実施例における学習トラック
に記録されている信号の説明図
【図17】本発明の第8の実施例における光ディスク媒
体の学習トラックの構成図
【図18】同実施例における学習トラックに記録されて
いる信号の説明図
【図19】本発明の第9の実施例における学習トラック
に記録されている信号の説明図
【図20】本発明の第10の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図21】本発明の第11の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図22】本発明の第12の実施例における光ディスク
媒体の学習トラックの構成図
【図23】同実施例における学習トラックに記録されて
いる信号の説明図
【図24】本発明の第13の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図25】本発明の第14の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図26】本発明の第15の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図27】本発明の第16の実施例における光ディスク
媒体の学習トラックの構成図
【図28】同実施例における学習トラックに記録されて
いる信号の説明図
【図29】本発明の第17の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図30】本発明の第18の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図31】本発明の第19の実施例における学習トラッ
クに記録されている信号の説明図
【図32】本発明の第5の実施例におけるワーストパタ
ーン信号の説明図
【図33】書換え型の光ディスク媒体断面の模式図
【図34】本発明の第1の実施例における学習のフロー
チャート
【図35】セクタの構成図
【図36】セクタの構成図
【符号の説明】 1 光ディスク媒体 2 データ領域 3 学習領域 4 学習領域 23 学習トラック 32 第1トラック 33 第2トラック 34 第3トラック 41 ジッター量測定手段 42 ラジアルチルト位置学習手段 43 ラジアルチルト位置可変手段 51 ハイパスフィルター 52 A/D変換器 71 タンジェンシャルチルト位置学習手段 72 タンジェンシャルチルト位置可変手段 91 フォーカス位置学習手段 92 フォーカス位置可変手段 93 フォーカスサーボ回路 101 オフトラック位置学習手段 102 オフトラック位置可変手段 103 トラッキングサーボ回路 123 半導体レーザLD 124 ピンフォトダイオードPD 129 PLL 131 位相比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 敏幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大原 俊次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D029 PA08 5D090 AA01 BB04 CC14 CC18 DD03 EE01 EE11 GG38 HH01 JJ01 5D118 AA14 AA16 BA01 BB05 BC01 CD04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1領域と第2領域を備えた光ディスク媒
    体であって、 前記第1領域は情報を記録するデータ領域であり、 前記第2領域は前記第1領域とは異なる領域であって、 孤立した最短ピットと、孤立した最短ピット間隔を含む
    信号とアドレス情報とを含むトラックを備えた領域であ
    る光ディスク媒体。
JP2001296867A 2001-09-27 2001-09-27 光ディスク媒体 Pending JP2002163827A (ja)

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