JP2000224031A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JP2000224031A
JP2000224031A JP11024916A JP2491699A JP2000224031A JP 2000224031 A JP2000224031 A JP 2000224031A JP 11024916 A JP11024916 A JP 11024916A JP 2491699 A JP2491699 A JP 2491699A JP 2000224031 A JP2000224031 A JP 2000224031A
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JP
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frequency
signal
output
control signal
clock
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JP11024916A
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English (en)
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Tetsuji Kawashima
哲司 川嶌
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相比較器と周波数比較器の出力端子を共通
化する。 【解決手段】 周波数制御信号OUT_POLによって
制御され、クロックPLCKを生成するVCO36と、
再生信号の周波数とクロックPLCKの発振周波数の比
較を行い、これらの周波数の差分を出力する周波数比較
部31と、前記再生信号の位相とクロックPLCKの位
相の比較を行い、これらの位相の差分を検出して出力す
る位相比較部30と、位相比較部30および周波数比較
31の検出出力に基づいて、周波数制御信号OUT_P
OLを生成する周波数制御信号生成部32と、位相比較
部30および周波数比較部31の検出出力に基づいて、
周波数制御信号OUT_POLの出力制御を行う出力制
御信号OUT_ENAを生成する出力制御信号生成部3
3と、出力制御信号OUT_ENAに基づいて周波数制
御信号OUT_POLをVCO36に出力するようにさ
れている出力バッファ34を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
の再生を行うことができるディスクドライブ装置に用い
られるPLL回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクとして例えばCD(Compact
Disc)などを再生することができるディスクドライブ装
置においては、再生信号に基づいてPLL回路によって
クロック(チャンネルビットクロック)を生成し、この
クロックに基づいて前記再生信号からフレームシンクを
分離し、この分離されたフレームシンクとクロックによ
って、再生信号に対する各種データ処理が行われる。
【0003】光ディスクとして例えばCD−ROM(CD
-Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versa
tile Disc-Read Only Memory)などの再生を行う場合、
アクセス時間の短縮化が望まれており、ディスクの回転
の立ち上がり時や、シーク動作直後などにおいても迅速
にデータの読みだしを開始することができるようにする
ため、PLL回路に対して位相比較器に加えて周波数比
較器を設けることが知られている。
【0004】図10はディスクドライブ装置に用いられ
る従来のPLL回路の構成例を説明するブロック図であ
る。なお、図10においては、ディスク90から読み出
されたデータがPLL回路に至るまでの信号処理などに
かかわる経路については省略している。ディスク90が
ディスクドライブ装置に装填されるとスピンドルモータ
91によって所要の速度で回転するようにされる。そし
て、図示していない光学ピックアップによってディスク
90から読み出されたデータは所要の信号処理が施さ
れ、2値化された再生信号(例えばEFM信号)として
PLL回路92に供給される。
【0005】PLL回路92は、周波数比較器93、位
相比較器94、加算器95、LPF(Low Pass Filte
r)96、電圧制御型発振回路(Voltage Control Oscil
lator・・・以下、頭文字を取ってVCOという)9
7、1/N分周器98などによって構成されている。そ
して、いわゆる「可変速再生」に対応した構成とされ、
ディスク90の回転数が規定の回転数に達していない場
合でも、再生信号に基づいてクロックPLCKを再生成
することができるようにされている。なお、この図に示
されているPLL回路92においては、周波数計測の精
度を上げるためにクロック生成手段としてのVCO97
によってクロックPLCKの整数(N)倍の周波数が得
られるようにされている。したがって、位相比較器94
には1/N分周器98を介してクロックPLCKが供給
さるようにされている。
【0006】位相比較器94はPLL回路92に対する
入力信号とされるディスク90からの再生信号と、この
再生信号に基づいて生成されるクロックPLCKが供給
され、すなわち加算器95、LPF96、VCO97、
1/N分周器98によって位相をロックするループが形
成される。つまり、位相比較器94は再生信号とクロッ
クPLCKの位相差を検出してVCO97に出力するこ
とにより、再生信号の位相に同期したクロックPLCK
を再生成することができるようにされている。
【0007】周波数比較器93は、再生信号とこの再生
信号に基づいてVCO97で生成されるクロックPLC
K×Nが供給され、すなわち加算器95、LPF96、
VCO97によって周波数をロックするループが形成さ
れる。そして、周波数比較器93ではクロックPLCK
×Nに基づいて再生信号に含まれているフレーム同期信
号に基づいて周波数の測定を行う。なお、フレーム同期
信号は、例えばCD、DVDなど各種ディスクのフォー
マットによって定められた一定の長さのデータ(フレー
ム)毎に含まれている信号とされ、通常のデータには存
在し得ないビットパターンとされている。また、フレー
ム同期信号にはフォーマット上考えられる最大の長さの
パターンが含まれている。この最長パターンはCDで例
えば588ビット、DVDで例えば1488ビットとさ
れている。
【0008】そして、周波数比較器93ではこの測定結
果に基づいてVCO97に対して所要の制御信号を出力
し、VCO97の出力周波数を再生信号のビットクロッ
クの周波数に近づけるようにしている。
【0009】このようなPLL回路は、ディスクドライ
ブ装置において、CLV(ConstantLinear Velocity)
で記録された光ディスクをCAV(Constant Angular V
elocity)で回転させてデータの読み出しを行うことが
できるように構成する場合に有用とされる。この場合、
PLL回路によって生成されるクロックの周波数が再生
信号の周波数とほぼ一致するようにまず周波数の引き込
みが行われ、引き込みが終了した後では位相比較器の比
較出力によってVCO97を制御するようにされてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従1に示した
ように構成されるPLL回路をアナログ回路として構成
する場合、位相比較器と周波数比較器の出力端子が個別
に構成されることになる。したがって、少なくとも2個
の出力端子が必要となってしまう。また、2個の出力端
子から出力された信号をアナログ的に合成するので、双
方の信号のオフセット差が生じ、安定した引き込みを行
う妨げになるという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために、周波数制御信号によって制御さ
れ、所要のクロックを生成するクロック生成手段と、前
記入力信号の周波数と前記クロック生成手段から出力さ
れるクロックの発振周波数の比較を行い、これらの周波
数の差分を検出して出力する周波数比較手段と、前記入
力信号の位相と前記クロック生成手段から出力される信
号の位相の比較を行い、これらの位相の差分を検出して
出力する位相比較手段と、前記位相比較手段および周波
数比較手段の検出出力に基づいて、前記周波数制御信号
を生成する周波数制御信号生成手段と、前記位相比較手
段および周波数比較手段の検出出力に基づいて、前記周
波数制御信号生成手段で生成される前記周波数制御信号
の出力制御を行う出力制御信号を生成する出力制御信号
生成手段と、前記出力制御信号に基づいて前記周波数制
御信号を前記クロック生成手段に出力するようにされて
いるバッファ手段を備えてPLL回路を構成する。
【0012】本発明によれば、クロック生成手段をバッ
ファ手段から出力される周波数制御信号によって制御す
ることができる。したがってクロック生成手段の制御系
を1本化することが可能になり、集積回路化を図る場合
に、従来2本必要であった端子を1本にすることができ
るようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスクドライブ
装置の実施の形態を説明する。本実施の形態のディスク
ドライブ装置に装填される光ディスクは、例えばDVD
(Digital Versatile Disc)や、或いはCD−ROMな
どのCD方式のディスクなどが考えられる。もちろん他
の種類の光ディスクに対応する再生装置でも本発明は適
用できるものである。
【0014】図1は本例のディスクドライブ装置25の
要部のブロック図である。ディスク27は例えばCLV
方式でデータ記録が行なわれており、ディスクドライブ
装置25に装填されるとターンテーブル7に積載され、
再生動作時においてスピンドルモータ6によって例えば
一定角速度(CAV)で回転駆動される。そしてピック
アップ1によってディスク27にエンボスピット形態や
相変化ピット形態などで記録されているデータの読み出
しが行なわれることになる。なお、本例ではCAV方式
として説明するが一定線速度(CLV)方式で回転駆動
することも可能である。
【0015】ピックアップ1内には、レーザ光源となる
レーザダイオード4や、反射光を検出するためのフォト
ディテクタ5、レーザ光の出力端となる対物レンズ2、
レーザ光を対物レンズ2を介してディスク記録面に照射
し、またその反射光をフォトディテクタ5に導く光学系
が形成される。対物レンズ2は二軸機構3によってトラ
ッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持され
ている。またピックアップ1全体はスレッド機構8によ
りディスク半径方向に移動可能とされている。
【0016】ディスク27からの反射光情報はフォトデ
ィテクタ5によって検出され、受光光量に応じた電気信
号とされてRFアンプ9に供給される。RFアンプ9に
は、フォトディテクタ5としての複数の受光素子からの
出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算
/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な
信号を生成する。例えば再生データであるRF信号、サ
ーボ制御のためのフォーカスエラー信号FE、トラッキ
ングエラー信号TEなどを生成する。RFアンプ9から
出力される再生RF信号は2値化回路11へ、フォーカ
スエラー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサー
ボプロセッサ14へ供給される。
【0017】RFアンプ9で得られた再生RF信号は2
値化回路11で2値化されることでいわゆるEFM信号
(8−14変調信号;CDの場合)もしくはEFM+信
号(8−16変調信号;DVDの場合)とされ、デコー
ダ12に供給される。デコーダ12ではEFM復調,エ
ラー訂正処理等を行ない、また必要に応じて、CD−R
OMデコード、またはMPEGデコードなどを行なって
ディスク27から読み取られた情報の再生を行なう。
【0018】なおデコーダ12は、EFM復調したデー
タをデータバッファとしてのキャッシュメモリ20に蓄
積していき、このキャッシュメモリ20上でエラー訂正
処理等を行う。そしてエラー訂正され適正な再生データ
とされた状態で、キャッシュメモリ20へのバファリン
グが完了される。PLL回路22は、2値化回路11で
2値化された2値化再生信号(EFM信号、またはEF
M+信号)に基づいて所要のクロックを生成してデコー
ダ12に供給する。そしてデコーダ12ではPLL回路
22からのクロックに基づいて、EFM復調、エラー訂
正処理などを行う。なおPLL回路22については後で
詳しく説明する。ディスクドライブ装置25からの再生
出力としては、キャッシュメモリ20でバファリングさ
れているデータが読み出されて転送出力されることにな
る。
【0019】インターフェース部13は、外部のホスト
コンピュータ26と接続され、ホストコンピュータ26
との間で再生データやリードコマンド等の通信を行う。
即ちキャッシュメモリ20に格納された再生データは、
インターフェース部13を介してホストコンピュータ2
6に転送出力される。またホストコンピュータ26から
のリードコマンドその他の信号はインターフェース部1
3を介してシステムコントローラ10に供給される。
【0020】サーボプロセッサ14は、RFアンプ9か
らのフォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信
号TEや、デコーダ12もしくはシステムコントローラ
10からのスピンドルエラー信号SPE等から、フォー
カス、トラッキング、スレッド、スピンドルの各種サー
ボドライブ信号を生成しサーボ動作を実行させる。即ち
フォーカスエラー信号FE、トラッキングエラー信号T
Eに応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドラ
イブ信号を生成し、二軸ドライバ16に供給する。二軸
ドライバ16はピックアップ1における二軸機構3のフ
ォーカスコイル、トラッキングコイルを駆動することに
なる。これによってピックアップ1、RFアンプ9、サ
ーボプロセッサ14、二軸ドライバ16、二軸機構3に
よるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボル
ープが形成される。
【0021】またサーボプロセッサ14はスピンドルモ
ータドライバ17に対して、スピンドルエラー信号SP
Eに応じて生成したスピンドルドライブ信号を供給す
る。スピンドルモータドライバ17はスピンドルドライ
ブ信号に応じて例えば3相駆動信号をスピンドルモータ
6に印加し、スピンドルモータ6のCAV回転を実行さ
せる。なお、CAV方式の場合、スピンドルエラー信号
SPEは後述するFGパルスと基準速度情報を比較する
ことで得ることができる。またサーボプロセッサ14は
システムコントローラ10からのスピンドルキック/ブ
レーキ制御信号に応じてスピンドルドライブ信号を発生
させ、スピンドルモータドライバ17によるスピンドル
モータ6の起動、停止などの動作も実行させる。
【0022】なお、スピンドルモータ6の回転速度は通
常速度をn倍速としたときに、n×2倍速、n×4倍
速、n×8倍速などの高速回転とすることも可能であ
る。このような速度設定はシステムコントローラ10
が、スピンドルエラー信号SPEと比較させる基準速度
情報を可変設定することで実現される。
【0023】FG21はスピンドルモータ6の回転速度
に応じた周波数パルスを発生させ、サーボプロセッサ1
4に供給する。
【0024】なお、スピンドルモータ6のCLV回転と
しての線速度については、システムコントローラ10が
各種速度に設定できる。なお、PLL回路22は、デコ
ーダ12がデコード処理に用いるためにEFM信号に同
期した再生クロックを生成するが、この再生クロックか
ら現在の回転速度情報を得ることができる。システムコ
ントローラ10もしくはデコーダ12は、このような現
在の回転速度情報と、基準速度情報を比較することで、
CLVサーボのためのスピンドルエラー信号SPEを生
成する。従って、システムコントローラ11は、基準速
度情報としての値を切り換えれば、CLV回転としての
線速度を変化させることができる。例えばある通常の線
速度を基準として4倍速、8倍速などの線速度を実現で
きる。これによりデータ転送レートの高速化が可能とな
る。
【0025】サーボプロセッサ14は、例えばトラッキ
ングエラー信号TEの低域成分として得られるスレッド
エラー信号や、システムコントローラ10からのアクセ
ス実行制御などに基づいてスレッドドライブ信号を生成
し、スレッドドライバ15に供給する。スレッドドライ
バ15はスレッドドライブ信号に応じてスレッド機構8
を駆動する。スレッド機構8には図示しないが、ピック
アップ1を保持するメインシャフト、スレッドモータ、
伝達ギア等による機構を有し、スレッドドライバ15が
スレッドドライブ信号に応じてスレッドモータ8を駆動
することで、ピックアップ1の所要のスライド移動が行
なわれる。
【0026】ピックアップ1におけるレーザダイオード
4はレーザドライバ18によってレーザ発光駆動され
る。システムコントローラ10はディスク27に対する
再生動作を実行させる際に、レーザパワーの制御値をオ
ートパワーコントロール回路19にセットし、オートパ
ワーコントロール回路19はセットされたレーザパワー
の値に応じてレーザ出力が行われるようにレーザドライ
バ18を制御する。
【0027】以上のようなサーボ及びデコード、エンコ
ードなどの各種動作はマイクロコンピュータによって形
成されたシステムコントローラ10により制御される。
そしてシステムコントローラ10は、ホストコンピュー
タ26からのコマンドに応じて各種処理を実行する。例
えばホストコンピュータ26から、ディスク27に記録
されている或るデータの転送を求めるリードコマンドが
供給された場合は、まず指示されたアドレスを目的とし
てシーク動作制御を行う。即ちサーボプロセッサ14に
指令を出し、シークコマンドにより指定されたアドレス
をターゲットとするピックアップ1のアクセス動作を実
行させる。その後、その指示されたデータ区間のデータ
をホストコンピュータ26に転送するために必要な動作
制御を行う。即ちディスク27からのデータ読出/デコ
ード/バファリング等を行って、要求されたデータを転
送する。
【0028】図2はPLL回路22の構成例を説明する
図である。なお以降、2値化回路からの2値化信号(例
えばEFM信号またはEFM+信号)は再生信号として
として説明する。このPLL回路22は位相比較器3
0、周波数比較器31、および周波数制御信号生成部3
2、出力制御信号生成部33、出力バッファ34、及び
ローパスフィルタ35、VCO36、1/N分周器37
によって構成されている。なお、この図に示されている
PLL回路22においても、周波数計測の精度を上げる
ためにVCO36によってクロックPLCKの整数
(N)倍の周波数が得られるようにされている。したが
って、位相比較器30には1/N分周器37を介してク
ロックPLCKが供給さる構成を示している。但し以降
の説明では、便宜上周波数比較器31の入力端子にはク
ロックPLCKが供給されるものとして説明する。
【0029】位相比較器30は2値化回路11からの再
生信号と1/N分周器37からのクロックPLCKが供
給され、この再生信号とクロックPLCKの位相差を検
出する。そして、位相差を示す信号としてイネーブル信
号PD_ENAと極性切換信号PD_POLを生成する
ようにされている。この位相比較器30は例えば図3に
示されているように構成され、再生信号は、EXORゲ
ート40及びフリップフロップ41のデータ端子に供給
される。またフリップフロップ41のクロック端子には
図2に示した1/N分周器37からのクロックPLCK
が供給される。すなわちフリップフロップ41ではクロ
ックPLCKによってラッチされたEFM信号が生成さ
れ、EXORゲート40に供給されることになる。した
がって、EXORゲート40では再生信号とこの再生信
号がクロックPLCKによってラッチされた信号との排
他的論理和が出力されることになる。そしてこのEXO
Rゲート40の出力が極性切換信号PD_POLとして
位相比較器30から出力される。
【0030】一方、フリップフロップ41から出力され
た信号はフリップフロップ43のデータ端子に供給され
る。このフリップフロップ43は、フリップフロップ4
1からの信号をインバータ42を介して反転したクロッ
クPLCKによってラッチしてEXORゲート44に供
給する。EXORゲート44はフリップフロップ43か
ら出力される信号と、フリップフロップ41から出力さ
れる信号の排他的論理和を出力するようにされる。OR
ゲート45はEXORゲート44から出力される信号
と、EXORゲート40から出力される信号、すなわち
極性切換信号PD_POLとの論理和をイネーブル信号
PD_ENAとして出力する。
【0031】このようにして、位相比較器30は再生信
号及びクロックPLCKを入力して、この再生信号とク
ロックPLCKの位相差を検出することができるように
されている。位相差を示す信号として極性切換信号PD
_POLとイネーブル信号PD_ENAを生成すること
ができるようにされている。
【0032】図2に示す周波数比較器31は、再生信号
とVCO36からのクロックPLCK(PLCK×N)
を入力し、クロックPLCKに基づいて再生信号のエッ
ジ間隔の計測を行い、そのエッジ間隔内の最大値が所要
の基準値よりも大きければクロックPLCKの周波数が
再生信号よりも高いとして「L」レベルを出力し、また
前記基準値よりも小さかった場合は「H」レベルを出力
するようにされている。
【0033】図4は周波数比較器31の構成例を説明す
る図である。周波数比較器31はエッジ検出部50、エ
ッジ間隔測定部51、最大値記憶部52、カウンタ5
3、比較部54、ゲイン制御部55などによって構成さ
れている。なお、これらの各部位は、例えばポジティブ
エッジトリガー型の回路として構成とされ、クロックP
LCKが立ち上がるタイミングで動作するようにされて
いる。
【0034】エッジ検出部50は再生信号の立ち上がり
エッジ(同期タイミング)を検出するようにされてお
り、立ち上がりが検出された場合にエッジ間隔測定部5
1、カウンタ52に検出出力を行う。エッジ間隔測定部
51ではクロックPLCKに基づいて再生信号のエッジ
間隔が測定される。つまり、立ち上がりエッジの間隔を
クロックPLCKに基づいてカウントすることで、立ち
上がりエッジの間隔が測定されることになる。そして、
測定されたエッジの間隔は最大値記憶部52に記憶され
る。
【0035】カウンタ53では再生信号のエッジの数が
カウントされ、このカウンタ53によるカウント値が1
フレーム以上の区間に対応した値となる毎に所要のパル
ス信号が出力される。このカウンタ53の出力が最大値
記憶部52および比較部54に対してリセット信号とし
て供給される。なお、カウンタ53には現在再生を行っ
ているディスクの種別(例えばCD、DVDなど)に応
じて1フレームに対応したエッジの数は異なるようにさ
れている。例えば図5(a)に模式的に示されているよ
うに示されているようにCDは同期パターンを先頭にし
て1フレーム588ビット、DVDは同じく図5(b)
に示されているように同期パターンを先頭にして1フレ
ーム1488ビットとされている。したがって、CDで
は588ビット毎に、またDVDでは1488ビット毎
にエッジが検出されることになる。つまり、カウンタ5
3は例えばシステムコントローラ10から供給される、
ディスク種別判別信号に基づいて、現在再生中のディス
ク種別に応じてリセット信号を出力タイミングが制御さ
れる。なお、ディスク種別情報は、ディスク27の例え
ばリードインエリアなどに格納されている情報とされ
る。
【0036】最大値記憶部52は、エッジ間隔測定部5
1からのエッジ間隔のカウント値をクロックPLCKの
タイミングで既に記憶されている値と比較する。そし
て、今回のカウント値のほうが大きい場合は、今回のカ
ウント値を記憶するようにし、今回のカウント値のほう
が小さい場合は、すでに記憶されているカウント値を保
持するようにされている。また、最大値記憶部52はカ
ウンタ53からのリセット信号によって保持している最
大値がリセットされるとともに、記憶されていた最大値
が比較部54に供給される。比較部54は最大値記憶部
52からの最大値と所要の基準値を比較するようにされ
ている。そして、例えば(最大値>基準値)の場合に
「L」レベル、(最大値<基準値)の場合に「H」レベ
ルを出力し、(最大値=基準値)の場合に出力インピー
ダンスを高インピーダンス(中点電位)とする。
【0037】比較部54におけるエッジ間隔の基準値
は、例えばCDの場合「11T(×N)」、DVDの場
合「14T(×N)」とされている。また、再生信号の
エッジ間隔を計測する単位としては、少なくとも1つの
最長パターンが含まれる長さ(エッジ数)を単位とす
る。先述したようにCDのエッジ間隔は588ビットと
され、平均のパターン長は例えば約4.5Tとされるの
で、例えば150(少なくとも588/4.5T以上)
個のエッジが到来すれば最長パターンが含まれているこ
とになる。また、DVDの場合は同様に、例えば400
(少なくとも1488/4.5T以上)個のエッジが到
来すれば最長パターンが含まれていることになる。
【0038】ゲイン制御部55は、周波数比較器31の
ゲイン制御を行う場合に、ゲイン制御用とされる所要の
クロック(以下、ゲイン制御信号という)に基づいて、
クロックPLCKの何回かに1回の比率でこのゲイン制
御部55の出力とされるイネーブル信号FD_ENAが
「H」レベルになるようにされている。つまり、ゲイン
制御を行わない場合は、イネーブル信号FD_ENAは
常に「H」レベルで出力される。なお、ゲイン制御信号
は、システムコントローラ10におけるファームウエア
に設定されている値が、ゲイン制御部55に対応したレ
ジスタに設定されることによって生成される。また、ゲ
イン制御部55を自動制御または何らかの要因に基づい
て制御を行うことができるようにされている場合は、所
要の制御手段に基づいてゲイン制御を行うようにされ
る。
【0039】このように、周波数比較器31では再生信
号とクロックPLCKの信号の周波数差分信号として、
イネーブル信号FD_ENA、極性切換信号FD_PO
Lを出力することができるようにされている。
【0040】図6は、周波数比較器31において極性切
換信号FD_POLを生成する処理遷移の一例を説明す
るフローチャートである。まずステップS001におい
て、最大値記憶部52、カウンタ53の初期化を行い、
初期値として例えば「0」を設定する。そしてエッジ検
出部50によってエッジの検出動作を開始する(S00
2)。これにより、エッジ検出部50によってエッジが
検出されると、その検出結果とされる検出パルスがエッ
ジ間隔測定部51、カウンタ53に供給されるようにな
る。検出パルスが供給されたエッジ間隔測定部51で
は、エッジの間隔がクロックPLCKの立ち上がりの数
としてカウントされる(S003)。つまり、クロック
PLCKの数によってエッジの間隔が測定されるように
なる。そして、最大値記憶部52において、エッジ間隔
測定部51で測定したエッジ間隔の最大値を記憶する
(S004)。
【0041】またこのような動作に並行して、カウンタ
53ではエッジ検出部50からの検出パルスの数がカウ
ントされているが、エッジのカウント値が1フレーム期
間以上で2フレーム期間より短い期間に対応するように
設定されている基準値C1に到達したか否かを判別する
(S005)。この基準値C1はCDの場合例えば「1
50」、DVDの場合例えば「400」とされる。した
がって、カウンタ53では現在再生されているディスク
の種別に応じてエッジのカウント値の判定を行うように
される。このようにディスクの種別毎に基準値C1を設
定するのは、データ記録時の変調方式により規定された
エッジの最大間隔を有するパターンのフレーム同期信号
が所定期間内に必ず1個含まれるようにするためであ
る。
【0042】ステップS005でカウント値が基準値C
1に達していないと判別した場合は、ステップS002
からステップS004までの処理行程を繰り返し行う。
そしてカウント値が基準値C1に達した時点で、1フレ
ーム以上の期間の測定が終了したとみなしステップS0
06の処理に移行する。
【0043】ステップS006では、比較部54におい
て、最大値記憶部33の出力、すなわちステップS00
4で記憶された1フレームの期間中の最大パターン長に
対応したカウント値(再生信号のエッジ間隔に対応した
カウント値・・・以降、最大値という)と基準値C2の
比較を行う。なお、この基準値C2は先述したように、
例えばCDの場合「11T(×N)」、DVDの場合
「14T(×N)」とされている。比較部54では最大
値と基準値C2の比較結果に基づいて、周波数比較器3
1の出力、すなわち極性切換信号FD_POLが決定さ
れる。例えば最大値が基準値C2よりも大きい場合は、
図2に示したVCO36で生成されるクロックPLCK
の周波数が再生信号の周波数に対して高いと判断し、
「L」レベルを出力する(S007)。また、例えば最
大値が基準値C2よりも小さい場合は、クロックPLC
Kが再生信号に対して低いと判断し、「H」レベルを出
力する(S009)。さらに、例えば最大値と基準値C
2が一致していた場合は、クロックPLCKの周波数が
再生信号の周波数と等しいとして、高インピーダンスを
出力する状態とされ(S008)、「H」レベルと
「L」レベルの中点電位とされる電圧レベルを出力する
ようにする。
【0044】このようにして、位相比較器30からは極
性切換信号PD_POL、イネーブル信号PD_EN
A、また周波数比較器31からは極性切換信号FD_P
OL、イネーブル信号FD_ENAが生成される。そし
て、これら4系統の信号はそれぞれ出力制御信号生成部
32、周波数制御信号生成部33に供給される。
【0045】周波数制御信号生成部32は例えば図7に
示されているように構成される。ANDゲート60には
イネーブル信号PD_ENA、極性切換信号PD_PO
L、及びインバータ61を介した極性切換信号FD_P
OLが供給され、これら3個の信号の論理積が出力さ
れ、ORゲート62に供給される。また、ANDゲート
63にはイネーブル信号FD_ENA、極性切換信号F
D_POL、及びインバータ64を介した極性切換信号
PD_POLが供給され、これら3個の信号の論理積が
出力され、ORゲート62に供給される。さらに、AN
Dゲート65には極性切換信号PD_POL、FD_P
OLが供給され、これら2個の信号の論理積が、ORゲ
ート62に供給される。
【0046】ORゲート62は各ANDゲート(60、
63、65)から出力される信号の論理和を出力するよ
うにされ、このORゲート62からの出力信号が周波数
制御信号生成部32の出力信号、すなわち出力バッファ
34を介してVCO36に供給される周波数制御信号O
UT_POLとされる。
【0047】出力制御信号生成部33は例えば図8に示
されているように構成される。イネーブル信号PD_E
NA、FD_ENAはEXORゲート71及びORゲー
ト72に供給される。したがって、EXORゲート71
からはこれらの2個の信号の排他的論理和が出力され、
ORゲート73に供給される。またORゲート72から
はイネーブル信号PD_ENA、FD_ENAの論理和
が出力され、ANDゲート74に供給される。極性切換
信号PD_POL、FD_POLはANDゲート75及
びインバータ76、77を介してANDゲート78に供
給される。ANDゲート75及びANDゲート78から
出力された論理積はORゲート79に供給され、さらに
このORゲート79の論理和がANDゲート74に供給
される。ANDゲート74はORゲート72及びORゲ
ート79の出力の論理積を出力してORゲート73に供
給する。ORゲート73はANDゲート74の出力とE
XORゲート71の出力の論理和を出力する。すなわ
ち、このORゲート73の出力が周波数制御信号OUT
_POLの出力を制御する出力制御信号OUT_ENA
とされる。
【0048】このようにして、出力制御信号生成部3
2、周波数制御信号生成部33から出力される出力制御
信号OUT_ENA、周波数制御信号OUT_POL
は、図2に示されているように出力バッファ34に供給
される。出力バッファ34は、イネーブル信号生成部3
2からの出力制御信号OUT_ENAが例えば「H」レ
ベルとされている状態で動作するようにされている。し
たがって、出力制御信号OUT_ENAが「H」レベル
とされている場合に、周波数制御信号OUT_POLが
出力され、ローパスフィルタ35を介してVCO36に
供給されることになる。そして、VCO36は出力バッ
ファ34から供給される後さ信号としての周波数制御信
号OUT_POLに基づいて、クロックPLCK(PL
CK×N)を生成する。
【0049】図9は、周波数制御信号生成部32、出力
制御信号生成部33における真理値表を示している。な
お、この表の中で「X」は「don't care」として、例え
ば高インピーダンスが出力される。例えば、図中に括弧
aで示されているように、イネーブル信号PD_EN
A、FD_ENA信号がともに「0」(「L」レベル)
である場合は、出力制御信号OUT_ENAは「0」に
なる。したがって、周波数制御信号OUT_POLは
「don't care」となる。また括弧bで示されているよう
に、イネーブル信号PD_ENAが「0」、FD_EN
A信号が「1」(「H」レベル)である場合は、出力制
御信号OUT_ENAは「1」となり、周波数制御信号
OUT_POLとしては極性切換信号FD_POLが出
力されるようになる。さらに括弧cで示されているよう
に、イネーブル信号PD_ENAが「1」、FD_EN
A信号が「0」である場合は、出力制御信号OUT_E
NAは「1」となり、周波数制御信号OUT_POLと
しては極性切換信号PD_POLが出力されるようにな
る。
【0050】また、括弧dで示されているように、イネ
ーブル信号PD_ENA、FD_ENA信号がともに
「1」である場合は、極性切換信号PD_POL、FD
_POLの極性が同じである場合にのみ、出力制御信号
OUT_ENAが「1」となり、周波数制御信号OUT
_POLは極性切換信号PD_POL、FD_POLに
応じたレベルとされる。つまり括弧d1では「0」、括
弧d3では「1」とされる。そして、括弧d2に示され
ているように極性切換信号PD_POL、FD_POL
の極性が異なる場合は、出力制御信号OUT_ENAを
「1」として、極性切換信号OUT_POLは「don't
care」となるようにする。つまり、この真理値表に従え
ばイネーブル信号PD_ENA、FD_ENAのいずれ
か一方が「L」レベルである場合、及びイネーブル信号
PD_ENA、FD_ENAの双方が「H」レベル、か
つ極性切換信号PD_POL、FD_POLの極性が異
なる場合に、出力バッファ34の出力を「don't care」
とするようにしている。
【0051】このように、周波数比較器31はVCO3
6で生成されるクロックPLCKが再生信号の周波数か
ら大きく外れている状態から、再生信号の周波数に近い
周波数となるように制御し、クロックPLCKと再生信
号の周波数をほぼ等しくした状態で、位相比較器30の
みで位相をロックすることができる。この場合、位相比
較器30、周波数比較器31の出力に基づいて、出力バ
ッファ34によってVCO36の発振周波数を制御する
ことができるので、VCO36の制御信号系を1本化す
ることが可能になる。したがって、集積回路化を図る場
合に、従来2本必要であった端子を1本にすることがで
きるようになる。
【0052】ところで、従来では、VCO36の制御信
号系は、位相比較器、周波数比較器の双方とされるよう
に構成されていた。したがって、各部からの信号をアナ
ログ的に合成する場合に発生するオフセットに、位相比
較器、周波数比較器で微妙な差が生じてしまい、これが
PLLの引き込みに悪影響を与える場合がある。そこ
で、本実施の形態では、図4に示したゲイン制御部55
によって周波数比較器31のゲイン調整を行うことがで
きるようにされている。つまり、通常、位相比較器30
に対して周波数比較器31のゲインは低めに設定するよ
うにされているので、周波数比較器31の出力方式によ
ってゲインを下げることができるようになる。
【0053】図6に示したフローチャートでは、最大値
が基準値C2よりも大きい場合は、次のフレームの測定
まで「L」レベルを出力しつづける例を説明した。しか
し、例えば周波数比較器31のゲインを例えば1/2に
したい場合、ゲイン制御信号によって周波数比較器31
の出力をPWM(Pulse Width Modulation)のように間
欠的にして、次の測定までの1/2の時間のイネーブル
信号FD_ENAの出力が「L」レベルになるようにす
る。つまり、クロックPLCKの2回に1回の比率でイ
ネーブル信号FD_ENAが「H」レベルになるように
すれば良い。また、例えば次の測定までの前半の1/2
は「L」レベルが出力されるようにして、後半の1/2
は高インピーダンスを出力するようにしても良い。この
ように、クロックPLCKをカウントして、このクロッ
クPLCKの何回に1回の比率でイネーブル信号FD_
ENAを例えば「H」レベルになるようにすることで、
上記したように例えば1/2、あるいはこの他にも例え
ば1/3などといったように、必要に応じて周波数比較
器31のゲイン調整を行うことができるようになる。し
たがって、位相比較器30と周波数比較器31のゲイン
のバランスをとることができるようになる。
【0054】また、本発明は周波数の引き込みがほぼ終
了してから位相引き込みにかかる状態において有効なも
のとされるが、クロックPLCKの周波数が再生信号の
周波数から大きく外れている引き込み開始時点では、位
相比較器30を動作させても有効なものではない。そこ
で、クロックPLCKの発振周波数が再生信号の周波数
から大きく外れている場合は、位相比較器30において
イネーブル信号PD_ENAを「L」レベル(ディスエ
ーブル状態)で出力するように制御する。これにより、
不要な動作を抑制して例えば消費電力の削減を図ること
ができる。
【0055】位相比較器30のイネーブル信号PD_E
NAを「L」レベルにする条件としては、図5に示した
周波数比較器31のフローチャートのステップS006
と同様に、最大値と基準値C2の判別結果に基づいたも
のとされる。例えばCDの場合、最大値が9T、10T
の場合は良いが、例えば20Tなど比較的大きな値とさ
れている場合は、イネーブル信号PD_ENAを「L」
レベルにする。したがってこのような場合は、図8に示
した真理値表において例えば括弧bに示されている状態
で動作することになる。なお、イネーブル信号PD_E
NAを「L」レベルにするための基準値としては、必要
に応じて任意に設定すれば良い。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のPLL回
路は、位相比較手段と周波数比較手段の比較結果に基づ
いてVCOの周波数制御信号を生成する手段と、同じく
位相比較手段と周波数比較手段の比較結果に基づいて前
記周波数制御信号の出力制御信号を生成する手段と、出
力制御信号に基づいて周波数制御信号を出力するように
されている出力バッファを備えている。したがって、V
COの制御信号系を1本化することが可能になり、集積
回路化を図る場合に、従来2本必要であった端子を1本
にすることができるようになる。また、従来のように2
個の出力端子から出力された信号をアナログ的に合成す
る事がないので、双方の信号のオフセット差による影響
を抑制することができ、安定した引き込みを行うことが
できるようになる。
【0057】また、周波数比較手段にゲイン制御手段を
備え、このゲイン制御手段の出力レベルを再生クロック
に対応した所要のゲイン制御信号に基づいて制御するこ
とによって、周波数比較手段のゲイン制御を行うことが
できるようになる。これにより、位相比較手段と周波数
比較手段のゲインのバランスをとることができるように
なる。
【0058】さらに、クロック生成手段で生成したクロ
ックの発振周波数が再生信号の周波数から大きく外れて
いる場合は、位相比較手段の出力がディスエーブル状態
となるようにしている。つまり、例えばクロック生成手
段の発振周波数が再生信号の周波数から大きく外れてい
る引き込み開始時点などにおいて、位相比較手段を動作
させても有効なものではない場合などに、不要な動作を
抑制して例えば消費電力の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のディスクドライブ装置の
構成例を説明するブロック図である。
【図2】本実施の形態のPLL回路の構成例を説明する
図である。
【図3】図2に示す位相比較器の構成例を説明する図で
ある。
【図4】図2に示す周波数比較器の構成例を説明する図
である。
【図5】CDとDVDの1フレームのデータ長を模式的
に説明する図である。
【図6】周波数比較器において極性切換信号を生成する
場合のフローチャートを示す図である。
【図7】周波数制御信号生成部の構成例を説明する図で
ある。
【図8】出力制御信号生成部の構成例を説明する図であ
る。
【図9】周波数制御信号生成部と出力制御信号生成部に
おける真理値表を示す図である。
【図10】従来のPLL回路の構成例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 ピックアップ、9 RFアンプ、10 システムコ
ントローラ、11 2値化回路、12 デコーダ、14
サーボプロセッサ、22 PLL回路、25ディスク
ドライブ装置、27 ディスク、30 位相比較器、3
1周波数比較器、32 周波数制御信号生成部、33
出力制御信号生成部、34 出力バッファ、36 VC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数制御信号によって制御され、所要
    のクロックを生成するクロック生成手段と、 前記入力信号の周波数と前記クロック生成手段から出力
    されるクロックの発振周波数の比較を行い、これらの周
    波数の差分を検出して出力する周波数比較手段と、 前記入力信号の位相と前記クロック生成手段から出力さ
    れる信号の位相の比較を行い、これらの位相の差分を検
    出して出力する位相比較手段と、 前記位相比較手段および周波数比較手段の検出出力に基
    づいて、前記周波数制御信号を生成する周波数制御信号
    生成手段と、 前記位相比較手段および周波数比較手段の検出出力に基
    づいて、前記周波数制御信号生成手段で生成される前記
    周波数制御信号の出力制御を行う出力制御信号を生成す
    る出力制御信号生成手段と、 前記出力制御信号に基づいて前記周波数制御信号を前記
    クロック生成手段に出力するようにされているバッファ
    手段と、 を備えたことを特徴とするPLL回路。
  2. 【請求項2】 前記周波数比較手段は所要のクロックに
    基づいてゲイン制御を行うことができるようにその出力
    が制御されるようにされていることを特徴する請求項1
    に記載のPLL回路。
  3. 【請求項3】 前記周波数比較手段の検出結果に基づい
    て前記位相比較手段の出力を制御するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載のPLL回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100400477B1 (ko) * 2001-12-17 2003-10-01 엘지전자 주식회사 클록신호 위상제어 회로장치 및 클록신호 위상제어방법

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KR100400477B1 (ko) * 2001-12-17 2003-10-01 엘지전자 주식회사 클록신호 위상제어 회로장치 및 클록신호 위상제어방법

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