JPH11238297A - 光記録媒体判別方法及び光記録媒体判別装置 - Google Patents

光記録媒体判別方法及び光記録媒体判別装置

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JPH11238297A
JPH11238297A JP4045598A JP4045598A JPH11238297A JP H11238297 A JPH11238297 A JP H11238297A JP 4045598 A JP4045598 A JP 4045598A JP 4045598 A JP4045598 A JP 4045598A JP H11238297 A JPH11238297 A JP H11238297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速且つ確実に光ディスクの判別を行うこと
ができる光記録媒体判別装置及び光記録媒体判別方法を
提案しようとするものである。 【解決手段】 光記録媒体判別装置は、光ディスク1に
対して光学ピックアップ3から情報信号を再生する際
の、同期信号のフォーマットの異なる光ディスク1の相
違を判別するもので、スピンドルモータ2と、光ディス
ク1上の所定位置で光学ピックアップ3により再生され
た情報信号の位相をロックさせるためのクロック信号を
検出する周波数測定器6とを備え、再生された情報信号
の2値化信号の最長パターンの相違から同期信号のフォ
ーマットの異なる光ディスク1(CD/DVD)の相違
を判別するので、クロック再生成用PLLの周波数引き
込み動作中にディスク判別の動作を行うことができ、高
速判別を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体判別装
置及び光記録媒体判別方法に関し、例えばコンパクトデ
ィスク(CD)やディジタルビデオディスク(DV
D)、及びこれらのディスクの再生装置に適用すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばこの種の光情報記録媒体で
なるディジタルビデオディスク(DVD)の再生装置に
おいては、コンパクトディスク(CD)との互換性を持
たせてコンパクトディスク(CD)も再生できることが
必須の条件となっている。
【0003】このような従来の光ディスク判別に関し
て、特開平1−175409号公報には、入力信号の最
長パルス幅を検出する最長パルス幅検出器と、入力信号
の最短パルス幅を検出する最短パルス幅検出器と、検出
された最長パルス幅および最短パルス幅の値を入力し両
者の大小関係を比較して判別出力信号を出力する判別器
とを設け、コンパクトディスク(CD)とビデオディス
ク(VD)の両方を1枚のディスクに記録したCVDデ
ィスクのCD領域とVD領域とを判別する信号判別装置
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の光ディスク判別方式では、判別処理を光ディスクの再
生動作とは別に設けることになるため、判別処理のため
に時間がかかり、また1枚のディスクに記録したCVD
ディスクのCD領域とVD領域とを判別するものである
ため異なるディスクの判別に用いた場合には誤判別が発
生する恐れがあるという不都合があり、さらに高速で確
実な判別方式が要求されている。
【0005】また、最近、基盤厚の違いによる収差を補
正するレンズが開発されたので、DVD/CDの基盤厚
の違いによる収差を補正する対物レンズを用いた場合に
は、特に、予め上述したDVD/CD判別動作を行わな
くても、光ディスク(CD−ROMを除く)に対してト
ラッキングサーボおよびフォーカスサーボまではかかる
ように構成されるようになってきている。しかし、クロ
ック再生成PLL(フェイズロックドループ)は判別を
行わないと位相をロックすることができないので、やは
り判別が必要になってしまい、収差補正レンズを用いて
もDVD/CD判別動作を行わなくてはならないという
不都合があった。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、高速且つ確実に光ディスクの判別を行うことができ
る光記録媒体判別装置及び光記録媒体判別方法を提案し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の光記録媒体判別装置は、光記録媒体に形成さ
れたピットに光学ピックアップからレーザー光を照射し
て反射光を検出することにより情報信号を再生する光情
報再生装置における、同期信号のフォーマットの異なる
複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別する光記録媒
体判別装置であって、上記光記録媒体を回転させる駆動
手段と、上記光記録媒体上の所定位置で光学ピックアッ
プにより上記情報信号を再生する再生手段と、上記再生
手段により再生された情報信号の位相をロックさせるた
めのクロック信号を検出する位相ロック手段とを備え、
上記位相ロック手段における再生された上記情報信号の
2値化信号の最長パターンの相違から同期信号のフォー
マットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判
別するようにしたものである。
【0008】また、本発明の光記録媒体判別方法は、光
記録媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレ
ーザー光を照射して反射光を検出することにより情報信
号を再生する光情報再生方法における、同期信号のフォ
ーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を
判別する光記録媒体判別方法であって、上記光記録媒体
を回転させ、上記光記録媒体上の所定位置で光学ピック
アップにより上記情報信号を再生し、再生された上記情
報信号の位相をロックさせるためのクロック信号を検出
する際に、再生された上記情報信号の2値化信号の最長
パターンの相違から同期信号のフォーマットの異なる複
数の種類の上記光記録媒体の相違を判別するようにした
ものである。
【0009】本発明の光記録媒体判別装置によれば、以
下の作用をする。駆動手段は、光記録媒体を回転駆動さ
せる。再生手段は、光記録媒体上の所定位置で光学ピッ
クアップにより情報信号を再生する。このようにして、
光情報再生装置は光記録媒体に形成されたピットに光学
ピックアップからレーザー光を照射して反射光を検出す
ることにより情報信号を再生する。
【0010】位相ロック手段は再生手段により再生され
た情報信号の位相をロックさせるためのクロック信号を
検出する。位相ロック手段における再生された情報信号
の2値化信号の最長パターンの相違から同期信号のフォ
ーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を
判別する。このように、位相ロック手段による位相ロッ
ク時に、同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の
光記録媒体の相違を判別する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態の光記録媒体判別装置及び光記録媒体
判別方法を詳述する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態に係る光記録
媒体判別録装置が適用される光ディスクドライブのクロ
ック再生成PLLの構成を示すブロック図である。本発
明の実施の形態の光ディスクドライブのクロック再生成
PLLは、コンパクトディスク(CD)やディジタルビ
デオディスク(DVD)などのように、同期信号のフォ
ーマットが異なる光ディスクの判別を行うものであり、
クロック再生成PLLの周波数引き込み過程で、光ディ
スクを判別するものである。具体的には、DVD再生装
置においてDVDとCDとの2値化信号の最長パターン
と最短パターンの比率の相違、2値化信号の最長パター
ンの出現間隔の相違、2値化信号の最長パターンに続く
パターンと最長パターンの比率、または差の相違に着目
して光ディスクを判別するものである。
【0013】すなわちこの光ディスクドライブ装置にお
いて、スピンドルモータ2は、図示しないスピンドルド
ライバーからの駆動パルスに基づいて、光ディスク1を
回転駆動する。
【0014】スピンドルドライバーは、後述するクロッ
ク再生成PLL4から供給されるクロックPLCKによ
り駆動パルスを生成する。図1に示す光ディスクドライ
ブのクロック再生成PLLはいわゆる可変速再生に対応
していて、スピンドルモータ2による光ディスク1の回
転が規定の回転数に達していなくても、RF2値化信号
からチャンネルクロック(PLCK)を再生成できるよ
うに構成されている。
【0015】光学ピックアップ3は、ディスク再生用の
レーザービームを射出し、図示しない対物レンズは、こ
のミラーの反射光を光ディスク1に集光する。対物レン
ズは、電磁力を用いた2軸アクチュエータによりフォー
カス方向(上下方向)およびトラッキング方向(左右方
向)に独立に移動される。
【0016】この光学ピックアップ3は、スレッドモー
タにより、光ディスク1の回転に同期して光ディスク1
の外周方向に順次移動し、これによりレーザービームに
よる照射位置を順次光ディスク1の外周方向に変位させ
る。
【0017】これによりこの光ディスクドライブ装置で
は、光ディスク1を回転駆動した状態で、ミラー及び対
物レンズの移動によりらせん状に形成されたトラックに
レーザービームを照射して、この戻り光をフォトダイオ
ードで検出して検出信号をRFアンプに供給する。RF
アンプは検出信号から再生RF信号を生成して再生RF
信号処理回路に供給する。
【0018】再生RF信号はクロック再生成PLL4の
位相比較器5および周波数計測器6に供給される。位相
比較器5は、RF信号とPLCKの位相を比較して位相
差を出力する。位相比較器5から出力される位相差出力
は加算器7の一方の入力端子に供給される。周波数計測
器6はRF信号に含まれる最長パターンからVCOの出
力周波数に対する周波数誤差信号を出力する。周波数計
測器6から出力される周波数誤差出力は加算器7の他方
の入力端子に供給される。加算器7は位相差出力および
周波数誤差出力とを加算して加算出力をLPF(低域通
過フィルター)8に供給する。
【0019】LPF8は加算出力の低域を通過させて雑
音や高周波成分を取り除いて低域利得を得るようにす
る。LPF9の出力はVCO(電圧制御発振器)9に供
給される。VCO9はLPF9の出力を制御電圧として
発振周波数を出力する。VCO9の発振周波数は周波数
計測器6にフィードバックされる。VCO9の発振周波
数は分周器10によりN分周されて、PLCKとして出
力される。分周器10によりN(整数)分周されたPL
CKは位相比較器5にフィードバックされる。
【0020】すなわち、周波数計測器6は、VCO9の
出力であるPLCKでRF信号のエッジ間隔を計測し
て、その一定区間の最大値が基準値より大きければPL
CKの周波数がRF信号の周波数より高いのでローレベ
ルLを出力し、逆に、最大値が基準値より小さければP
LCKの周波数がRF信号の周波数より低いのでハイレ
ベルHを出力する。これを繰り返すことにより、PLC
Kの周波数はRF信号の周波数に近づいていく。計測し
た最大値と基準値が一致すれば、周波数計測器6は出力
しないので、位相比較器5の動作により最終的にはRF
信号とPLCKの周波数と位相とが一致する。
【0021】ここで、周波数計測器6における周波数比
較の基準値はディスクがCDであれば基準クロック(チ
ャンネルクロック)の周期Tに対して、11T(×N)
であり、DVDであれば14T(×N)である。図1に
おいては周波数計測の精度を上げるためにPLCKの整
数(N)倍の周波数を用いている。また、RF信号のエ
ッジ間隔を計測する単位としては、少なくとも1つの最
長パターンが含まれる長さ(エッジ数)を単位とする。
【0022】例えば、ディスクがCDの場合、同期用の
最長パターンの間隔は588T(ビット)であり、平均
のパターン長は約4.5Tなので、150(>588/
4.5)のエッジが到来すれば、必ず最長パターンが含
まれる。DVDでは同様に400(>1488/4.
5)のエッジが到来すれば、必ず最長パターンが含まれ
る。
【0023】また、この他にシステム上、最もRF信号
の周波数が低くなったときの同期信号間隔を外部クロッ
クで計算して測定間隔としたり、ディフェクトの影響を
避けるために複数の連続した測定区間の最長パターンの
エッジ間隔のうち、最小値を計測値として基準値と比較
するようにしてもよい。
【0024】本実施の形態の光ディスクドライブのクロ
ック再生成PLLでは、特に、クロック再生PLL4の
周波数計測器6を用いて、クロック再生成PLL4の周
波数引き込み過程で、上述したような構成及び動作によ
り、ディスクの種類の判別を行うようにしている。
【0025】なお、信号処理回路は、オーディオデータ
及びサブコードデータをCDまたはDVDのフォーマッ
トに従って復調処理し、ホストコンピュータに出力す
る。すなわち信号処理回路は、オーディオデータ及びサ
ブコードデータから誤り訂正符号を検出して誤り訂正処
理を施した後、デインターリーブ処理、CDの場合はE
FM復調処理またはDVDの場合はEFM−plus
(8/16)復調処理する。なお、誤り訂正処理は、上
述したクロック再生成PLL4から供給されるクロック
PLCKにより実行される。これにより信号処理回路
は、DRAMに再生されたデータをバッファリングしな
がらホストコンピュータとのインターフェースを行って
ホストコンピュータに再生データを送出する。
【0026】以下、光ディスクドライブのクロック再生
成PLLの周波数計測器の構成及び動作を詳細に説明す
る。
【0027】図2は、本実施の形態の周波数計測器の構
成を示すブロック図である。図2において、周波数計測
器は、PLCK(PLL CLOCK)に基づいてRF
2値化信号のエッジ(ローレベルLからハイレベルHま
たはハイレベルHからローレベルL)を検出してエッジ
検出パルスを出力するエッジ検出回路20と、PLCK
に基づいてエッジ検出パルスからエッジ間隔を測定して
エッジ間隔測定値を出力するエッジ間隔測定回路21
と、エッジ間隔測定値のうち最大値を記憶して、測定毎
に測定値と記憶している値とを比較して測定値が大きけ
ればその測定値を記憶してエッジ最大値を出力するが、
1フレーム以上の区間を示すパルスが入力されたとき記
憶した値をリセットするエッジ最大値記憶回路22とを
有して構成される。
【0028】また、周波数計測器は、エッジ検出パルス
からエッジの個数をカウントして予め定めた1フレーム
以上の区間となる個数であるプリセット値(CD/DV
Dにより異なる値)をカウントする毎に最低1フレーム
の区間毎のパルスを出力するエッジ個数カウント回路2
3と、1フレーム以上の区間毎にエッジ最大値と基準値
(CD/DVDにより異なる値)とを比較して、最大値
>基準値のときローレベルLを出力し最大値<基準値の
ときハイレベルHを出力し、最大値=基準値のときハイ
インピーダンスを出力する基準値−エッジ最大値比較回
路24とを有して構成される。
【0029】このように構成された本実施の形態の周波
数計測器の動作を図3に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0030】図3において、光ディスクの再生RF信号
の周波数計測動作をスタートして、ステップS1でエッ
ジ個数=0にする。具体的には、エッジ個数カウント回
路23のカウント数をリセットする。
【0031】ステップS2でエッジ検出をする。具体的
には、エッジ検出回路20がRF2値化信号のエッジ
(ローレベルLからハイレベルHまたはハイレベルHか
らローレベルL)を検出してエッジ検出パルスをエッジ
間隔測定回路21およびエッジ個数カウント回路23に
供給する。
【0032】ステップS3でエッジ間隔を測定する。具
体的には、エッジ間隔測定回路21がエッジ検出パルス
からエッジ間隔を測定してエッジ間隔測定値をエッジ最
大値記憶回路22に供給する。
【0033】ステップS4でエッジ間隔の最大値を記憶
する。具体的には、エッジ最大値記憶回路22がエッジ
間隔測定値のうち最大値を記憶して、測定毎に測定値と
記憶している値とを比較して測定値が大きければその測
定値を記憶する。
【0034】ステップS5でエッジ個数をインクリメン
トする。具体的には、エッジ検出パルスによりエッジ個
数カウント回路23のカウント数をインクリメントす
る。
【0035】ステップS6でエッジ個数が基準値(C
1)と同じか否かを判断して、同じであればステップS
7へ移行し同じでなければステップS2へ戻る。具体的
には、エッジ個数カウント回路23がエッジ検出パルス
からエッジの個数をカウントして予め定めた1フレーム
以上の区間となる個数であるプリセット値(CD/DV
Dにより異なる値)をカウントする毎に最低1フレーム
の区間毎のパルスをエッジ最大値記憶回路22に供給す
る。エッジ最大値記憶回路22が1フレーム以上の区間
を示すパルスが入力されたとき記憶した値をリセットす
る。
【0036】ステップS7でエッジ間隔最大値が基準値
(C2)よりも大きいか、小さいか、または等しいかを
判断する。エッジ間隔最大値が基準値(C2)よりも大
きいときはステップS8へ移行し、エッジ間隔最大値が
基準値(C2)と等しいときはステップS9へ移行し、
エッジ間隔最大値が基準値(C2)よりも小さいときは
ステップS10へ移行して各処理後それぞれステップS
1に戻る。具体的には、基準値−エッジ最大値比較回路
24が1フレーム以上の区間毎にエッジ最大値と基準値
(CD/DVDにより異なる値)とを比較して、最大値
>基準値のときローレベルLを出力し最大値<基準値の
ときハイレベルHを出力し、最大値=基準値のときハイ
インピーダンスを出力する。
【0037】このようにして、同期信号のフォーマット
が異なる複数の光ディスクの再生に対応した光ディスク
ドライブにおいて、同期信号である最長パターンの特徴
の違いからディスクの種類を判別することができる。こ
こで、特に、CD/DVDの両方に対応して2種類のデ
ィスクの判別を最長パターンの特徴の違いから判別する
ようにしている。PLLがかかっていない状態でも判別
が可能であることを前提として、クロック再生成PLL
のVCOの出力でRF2値化信号をサンプリングして、
最長パターンが最低1つは含まれるエッジ数の区間のエ
ッジ間隔の最長のものを最長パターンとする。
【0038】なお、具体的な判別方法としては、上述に
おいて、エッジ最大値記憶回路22において、最大値の
みではなくて、最長パターンと最短パターンをそれぞれ
検出して、基準値−エッジ最大値比較回路24におい
て、その比率によりディスク判別を行うようにすると一
層判別を確実に行うことができる。例えば、CDとDV
Dでそれぞれ比率が11/3,14/3となる。この場
合、最短パターンは、符号間干渉により間違えやすいの
で、複数の一定区間の最小値の最大値を最短パターンと
するように処理する。
【0039】この場合、まず、最長パターンの計測時に
同時に最短パターンを計測する。最長パターンと最短パ
ターンの比率はCDでは11/3であり、DVDでは1
4/3なので、実際の計測結果をこれらの値と比較し
て、近い方が、現在、PLLをかけようとしているディ
スクであると判別することができる。
【0040】この方法の場合、最短パターンは符号間干
渉により計測誤差が生じやすいので、複数の連続した測
定区間の最短パターンのエッジ間隔のうち、最大のもの
を真の最短パターンのエッジ間隔であると見なして誤差
の影響を軽減することができる。最短パターンは最長パ
ターンに比べると、頻繁にRF2値化信号に現れるの
で、例えば、1回最長パターンを測定する間に4回最短
パターンを測定して、その最大値を真の最短パターンで
あると見なしてディスク判別に用いることができる。
【0041】図4は、第2の実施の形態の周波数計測器
の構成を示すブロック図である。図4において、図2に
示したものに対応するものには同一の符号をしてその説
明を省略する。図4において、図2と異なる点は、最低
1フレーム区間で、エッジ間隔の最大値が更新される毎
に最大エッジ間隔−最大エッジ間隔の値を更新していく
一方のエッジ間隔最大値−最大値カウント回路(1)4
0と、カウンタをリセットスタートする他方のエッジ間
隔最大値−最大値カウント回路(2)41と、ディスク
種類判別回路42とを有する点である。
【0042】なお、エッジ間隔最大値−最大値カウント
回路(1)40とエッジ間隔最大値−最大値カウント回
路(2)41とは、次の最低1フレームの区間になると
2つのカウンタの動作を互いに交代して、以下順次交代
する。また、ディスク種類判別回路42は、検出したエ
ッジ間隔最大値と最大値と最大値の間隔の比(DVD:
1488/14,CD:588/11)で判別するか、
もしくはDVDでは14Tが同期信号にしか現れないの
で、最大値−最大値の間隔が一定であり、CDでは11
Tが信号中に現れるので、最大値−最大値が不定である
ことで両者の相違を判別する。
【0043】図5は、第2の実施の形態の周波数計測器
の動作を示すフローチャートである。図5において、ス
テップS11〜S14は図3におけるステップS1〜S
4に対応し、ステップS18〜S19はステップS5〜
S6に対応するので、その説明を省略する。図5におい
て、図3と異なる点は、ステップS15〜S17、S2
0を新たに設けた点である。
【0044】図5において、ステップS14でエッジ間
隔の最大値を記憶したら、ステップS15で最大値が更
新されたか否かを判断する。具体的には、図4に示すエ
ッジ間隔最大値記憶回路22で最大値が更新されて最大
値アップデート信号が出力されたか否かを判断する。ス
テップS15で最大値が更新されないならステップS1
8へ進み、最大値が更新されたらステップS16へ進
む。ステップS16で最大値の間隔の更新をする。具体
的には、最大値アップデート信号に基づいてエッジ間隔
最大値−最大値カウント回路(1)40がエッジ間隔の
最大値が更新される毎に最大エッジ間隔−最大エッジ間
隔の値を更新する。
【0045】ステップS17で他方の最大値間隔カウン
タのリセットスタートする。具体的には、最大値アップ
デート信号に基づいてエッジ間隔最大値−最大値カウン
ト回路(2)41がカウンタをリセットスタートする。
そしてステップS18へ進んでエッジ個数をインクリメ
ントする。ステップS19でエッジ個数が基準値C1と
同じであるか否かを判断して、同じであれば、ステップ
S20でディスクの種類を判別してステップS11へ戻
る。ステップS19でエッジ個数が基準値C1と同じで
なければ、ステップS12へ戻る。
【0046】このように、最長パターンの出現間隔の違
いによりCDとDVDの別を判別することができる。こ
れは、例えば、CDとDVDとでそれぞれ最長パターン
の間隔がチャンネルビットの周期Tの単位で588T、
1488Tであることを根拠とするものである。
【0047】この場合、最長パターンの測定と同時にそ
の間隔の測定を行う。上述したように、同期用の最長パ
ターンの間隔はCDでは588T(ビット)、DVDで
は1488T(ビット)なので、これらをそれぞれ平均
のパターン長である4.5Tで割った値と最長パターン
の間のエッジ数とを比較して、近い方が現在PLLをか
けようとしているディスクであると判別することができ
る。
【0048】この方法の場合、最長パターンの測定区間
を長くとって測定区間中に複数の最長パターンが現れる
ことが見込まれる場合は、測定区間中の長い方から2つ
のパターンの間のエッジ数を測定し、測定区間を短くと
った場合はある測定区間で検出した最長パターンから測
定区間終了までのエッジ数と次の測定区間の先頭からそ
こでの最長パターンまでのエッジ数の和を用いてディス
クの判別を行う。また、CDの場合は同期信号以外にも
信号中に最長パターンが現れるので、DVDとCDの判
別に限れば、CDでの最長パターン間のエッジ数は最大
でもDVDの1/3となって判別はより容易となる。
【0049】図6は、第3の実施の形態の周波数計測器
の構成を示すブロック図である。図6において、図2に
示したものに対応するものには同一の符号をしてその説
明を省略する。図6において、図2と異なる点は、エッ
ジ最大値記憶回路22から最大値アップデート信号が出
力されたとき最大値の次のエッジの間隔を記憶する最大
値の次のエッジ間隔記憶回路60と、ディスク種類判別
回路61とを設けた点である。
【0050】図7は、第3の実施の形態の周波数計測器
の動作を示すフローチャートである。図7において、ス
テップS21〜S23、S26は図3におけるステップ
S1〜S3、S4に対応し、ステップS27〜S28は
ステップS5〜S6に対応するので、その説明を省略す
る。図7において、図3と異なる点は、ステップS24
〜S25,S29を新たに設けた点である。
【0051】図7において、ステップS23でエッジ間
隔を測定したら、ステップS24で1つ前のループで最
大値が更新されたか否かを判断する。具体的には、図6
に示すエッジ間隔最大値記憶回路22で最大値が更新さ
れて最大値アップデート信号が出力されたか否かを判断
する。ステップS24で最大値が更新されないならステ
ップS26へ進み、最大値が更新されたらステップS2
5へ進む。ステップS25で最大エッジの間隔の次のエ
ッジ間隔を更新する。具体的には、最大値アップデート
信号に基づいて最大値の次のエッジ間隔記憶回路60が
最大値の次のエッジの間隔を記憶する。
【0052】そして、ステップS26でエッジ間隔の最
大値を記憶する。そしてステップS27へ進んでエッジ
個数をインクリメントする。ステップS28でエッジ個
数が基準値C1と同じであるか否かを判断して、同じで
あれば、ステップS29でディスクの種類を判別してス
テップS21へ戻る。ステップS28でエッジ個数が基
準値C1と同じでなければ、ステップS22へ戻る。
【0053】このようにして、最長パターンに続くパタ
ーンと最長パターンの比率、または差によりCDとDV
Dとを判別することができる。これは、例えば、CDで
は、最長パターンの11Tが連続するのに対して、DV
Dでは最長パターンの14Tに続くのは必ず4Tである
ことを根拠とするものである。
【0054】この場合、最長パターンだけではなく、そ
れに続くパターンのエッジ間隔を同時に測定する。上述
したように、同期用の最長パターンとしては、CDは1
1Tの連続であり、DVDは14Tと4Tの組み合わせ
になっている。従って、ほぼ最長パターンが連続してい
ればCDであり、また、最長パターンとその14/4の
長さのパターンが連続していいればDVDであると判別
することができる。
【0055】なお、このディスク種類判別は、クロック
再生成PLLの周波数引き込み過程で行うことができ
る。この場合、ディスク判別が終了するまでは、どちら
かのディスクであると仮定して、最長パターンがそのデ
ィスクに対応する値になるように周波数を引き込めばよ
いが、中間的な値となるように周波数を引き込んでもよ
い。
【0056】また、このディスク判別の動作の確実性を
向上させるために、周波数引き込みが終了しているにも
関わらず、位相がロックしない場合は、ディスク判別に
誤認識がある可能性があるとして、周波数引き込みの基
準値を切り換えて、再度、周波数引き込みから動作をや
り直すことにより、ディスク判別の確度を向上させるこ
とができる。
【0057】なお、上述した周波数引き込みが終了した
ことは、周波数測定器6の出力がハイインピーダンスH
i−Zと、ローレベルLまたはハイレベルHの間を繰り
返す状態になったことで検出できる。この場合、一定区
間の平均値が0に近くて予め定めた敷居値以下である。
【0058】上述したディスク判別の方法は、いずれも
PLLの周波数引き込み過程で行うことができ、ディス
ク判別のための特別な時間を必要としない。従って、特
別にディスク判別の回路を設けるのではなく、PLL回
路と一体化してディスクを自動的に判別して、ロックす
ることにより実現することができる。その場合、ディス
ク判別を行うのは最初のPLLの引き込み時だけでよ
く、その後はリセットするまでは判別されたディスクだ
けを想定して周波数を引き込めばよい。従って、CDと
DVDだけの判別を仮定すると、判別付きモード、
記憶した判別結果でPLLの位相を引き込むモード、
CDモード、DVDモード、の4つのモードを有す
る。
【0059】また、周波数引き込みはディスク判別が終
了するまで開始を待つ必要はなく、どちらか一方のディ
スクの種類を仮定して開始してもかまわない。ただし、
ディスク判別完了までは最長パターンの測定区間の長さ
は、最長となるディスクの種類に合わせることになる。
また、周波数引き込みを開始した時点で既にロックする
周波数が再生信号の周波数にかなり近い場合は、仮定し
ているディスクの種類と異なっている場合は基準値と実
際の誤差により、周波数の引き込みが遅れることも考え
られるので、その場合は2つの基準値の中間の値を基準
値とすればよい。CDとDVDの判別を行う場合は12
Tまたは13Tに設定すれば良い。
【0060】また、以上のディスク判別方法も間違える
可能性があるので、周波数引き込みが完了して、周波数
比較器が誤差信号を出力しない状態になっているにも関
わらず、PLLがロックしない場合はディスク判別を間
違えたと仮定して、周波数測定器が想定しているディス
クを切り換えて、再度、周波数引き込みからやり直す手
段を設ければ、ディスク判別の確度を向上させることが
できる。周波数引き込みの終了の判断は単に実験的に求
めた一定期間をPLLの起動から待つだけでもよく、P
LLのロックの判定は、例えば、よく知られたGFS
(Good Frame Sync)信号(内挿と実際
の同期信号が一致すればハイレベルとなる)を用いて行
えばよい。GFS信号は、フレーム同期信号を検出した
後、その検出したフレーム同期信号からフォーマット上
の規定クロック数(CDでは588、DVDでは148
8)をPLLの出力のクロックでカウントして、そこで
再びフレーム同期信号が検出された場合にハイレベルと
なる。従ってフレーム単位でハイレベルまたはローレベ
ルになる。CDやDVDでは、PLLが位相ロックして
いることを示す信号として用いられる。
【0061】従って、簡易的には、一方のディスクを仮
定してPLLがロックしなければ、もう一方のディスク
を仮定してPLLがロックするか否かでディスク判別を
行うこともできる。
【0062】また、以上のディスク判別では、光ディス
ク1の反射率などサーボ系の条件が同程度の光ディスク
1しか判別することができないので、実際のDVDドラ
イブにおいては、例えば、まず、650nmのレーザー
ダイオードLDで通常の反射率を仮定して、この方式に
よりディスク判別を行い、PLLがかからなければ、R
F再生系およびサーボ系のゲインを上げて、再びこの方
式でディスク判別を行い、それでもPLLがかからない
場合にはCD−Rであると判断して780nmのレーザ
ーダイオードLDに切り換える、という方法ですべての
ディスクに対応することができる。
【0063】ただし、本実施の形態の光記録媒体判別装
置を搭載した光ディスクドライブが、RF再生信号系お
よびサーボ系のオートゲインコントロール回路AGCを
設けていて、この制御に対応していれば、CD−Rだけ
を特別扱いすればよく、その他のディスクに関しては、
すべてPLLの動作まではディスク判別を行わずに同一
のシーケンスに従って動作させることができる。
【0064】上述した本実施の形態の光記録媒体判別装
置は、光記録媒体としての光ディスク1に形成されたピ
ットに光学ピックアップ3からレーザー光を照射して反
射光を検出することにより情報信号を再生する光情報再
生装置における、同期信号のフォーマットの異なる複数
の種類の光記録媒体としての光ディスク1の相違を判別
する光記録媒体判別装置であって、光記録媒体としての
光ディスク1を回転させる駆動手段としてのスピンドル
モータ2と、光記録媒体としての光ディスク1上の所定
位置で光学ピックアップ3により情報信号を再生する再
生手段と、再生手段により再生された情報信号の位相を
ロックさせるためのクロック信号を検出する位相ロック
手段としてのクロック再生成PLL4とを備え、位相ロ
ック手段としてのクロック再生成PLL4における再生
された情報信号の2値化信号の最長パターンの相違から
同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の光記録媒
体としての光ディスク1(CD/DVD)の相違を判別
するようにしたので、判別のための特別の回路を付加す
ることなく、クロック再生成用PLLの周波数引き込み
動作中にディスク判別の動作を行うことができ、高速判
別を行うことができる。
【0065】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別装置は、上述において、位相ロック手段としてのク
ロック再生成PLL4における再生された情報信号の2
値化信号の最長パターンと最短パターンの比率の相違か
ら同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の光記録
媒体の相違を判別するようにしたので、最長パターンの
計測時に同時に最短パターンを計測して、実際の計測結
果と予め定められた基準値の比率、例えば、最長パター
ンと最短パターンの比率はCDは11/3であり、DV
Dでは14/3なので、この比率とを比較することによ
り基準値に近いほうに対応するディスクであると判別す
ることができる。
【0066】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別装置は、上述において、位相ロック手段としてのク
ロック再生成PLL4における再生された情報信号の2
値化信号の最長パターンの出現間隔の相違から同期信号
のフォーマットの異なる複数の種類の光記録媒体の相違
を判別するようにしたので、最長パターンの測定と同時
にその間隔を測定して、同期用の最長パターンの間隔
は、例えば、CDでは588ビットであり、DVDでは
1488ビットであるので、これらを平均のパターン長
である4.5で割った基準値と最長パターンの間のエッ
ジ数を比較して、基準値に近いほうに対応するディスク
であると判別することができる。
【0067】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別装置は、上述において、位相ロック手段としてのク
ロック再生成PLL4における再生された情報信号の2
値化信号の最長パターンに続くパターンと最長パターン
の比率、または差の相違から同期信号のフォーマットの
異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別するよ
うにしたので、最長パターンだけではなくそれに続くパ
ターンのエッジ間隔を同時に測定し、CDのように同期
用のパターンとしてほぼ同じ11Tのパターンが連続し
ているか、またはDVDのように14Tの最長パターン
と4Tの長さのパターンの組み合わせが連続しているか
で、対応するディスクであると判別することができる。
【0068】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別方法は、光記録媒体としての光ディスク1に形成さ
れたピットに光学ピックアップ3からレーザー光を照射
して反射光を検出することにより情報信号を再生する光
情報再生方法における、同期信号のフォーマットの異な
る複数の種類の光記録媒体としての光ディスク1の相違
を判別する光記録媒体判別方法であって、光記録媒体と
しての光ディスク1を回転させ、光記録媒体としての光
ディスク1上の所定位置で光学ピックアップ3により情
報信号を再生し、再生された情報信号の位相をロックさ
せるためのクロック信号を検出する際に、再生された情
報信号の2値化信号の最長パターンの相違から同期信号
のフォーマットの異なる複数の種類の光記録媒体の相違
を判別するようにしたので、判別のための特別の処理を
付加することなく、クロック再生成用PLLの周波数引
き込み動作中にディスク判別の動作を行うことができ、
このために特別の時間を要しないので、高速判別を行う
ことができる。
【0069】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別方法は、上述において、再生された情報信号の2値
化信号の最長パターンと最短パターンの比率の相違から
同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の光記録媒
体の相違を判別するようにしたので、最長パターンの計
測時に同時に最短パターンを計測して、実際の計測結果
と予め定められた基準値の比率とを比較することにより
基準値に近いほうに対応するディスクであると判別する
ことができる。
【0070】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別方法は、上述において、再生された情報信号の2値
化信号の最長パターンの出現間隔の相違から同期信号の
フォーマットの異なる複数の種類の光記録媒体の相違を
判別するようにしたので、最長パターンの測定と同時に
その間隔を測定して、最長パターンの間隔を平均のパタ
ーン長で割った基準値と最長パターンの間のエッジ数を
比較して、基準値に近いほうに対応するディスクである
と判別することができる。
【0071】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別方法は、上述において、再生された情報信号の2値
化信号の最長パターンに続くパターンと最長パターンの
比率、または差の相違から同期信号のフォーマットの異
なる複数の種類の光記録媒体の相違を判別するようにし
たので、最長パターンだけではなくそれに続くパターン
のエッジ間隔を同時に測定し、ほぼ同じパターンが連続
しているか、または最長パターンと別の長さのパターン
が連続しているかで、対応するディスクであると判別す
ることができる。
【0072】また、上述した本実施の形態の光記録媒体
判別方法は、上述において、最初の判別を行った後、リ
セットされるまでは、上記判別結果を記憶しておいて、
次回からは、その判別結果を用いて、上記クロック信号
を検出するようにしたので、高速なPLLの位相の引き
込みが要求されるシーク時などにオーバーヘッドを防止
することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の光記録媒体判別装置は、光記録
媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレーザ
ー光を照射して反射光を検出することにより情報信号を
再生する光情報再生装置における、同期信号のフォーマ
ットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別
する光記録媒体判別装置であって、上記光記録媒体を回
転させる駆動手段と、上記光記録媒体上の所定位置で光
学ピックアップにより上記情報信号を再生する再生手段
と、上記再生手段により再生された情報信号の位相をロ
ックさせるためのクロック信号を検出する位相ロック手
段とを備え、上記位相ロック手段における再生された上
記情報信号の2値化信号の最長パターンの相違から同期
信号のフォーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒
体の相違を判別するようにしたので、判別のための特別
の回路を付加することなく、クロック再生成用PLLの
周波数引き込み動作中にディスク判別の動作を行うこと
ができ、高速判別を行うことができるという効果を奏す
る。
【0074】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記位相ロック手段における再生された上
記情報信号の2値化信号の最長パターンと最短パターン
の比率の相違から同期信号のフォーマットの異なる複数
の種類の上記光記録媒体の相違を判別するようにしたの
で、最長パターンの計測時に同時に最短パターンを計測
して、実際の計測結果と予め定められた基準値の比率と
を比較することにより基準値に近いほうに対応するディ
スクであると判別することができるという効果を奏す
る。
【0075】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記位相ロック手段における再生された上
記情報信号の2値化信号の最長パターンの出現間隔の相
違から同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の上
記光記録媒体の相違を判別するようにしたので、最長パ
ターンの測定と同時にその間隔を測定して、最長パター
ンの間隔を平均のパターン長で割った基準値と最長パタ
ーンの間のエッジ数を比較して、基準値に近いほうに対
応するディスクであると判別することができるという効
果を奏する。
【0076】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記位相ロック手段における再生された上
記情報信号の2値化信号の最長パターンに続くパターン
と最長パターンの比率、または差の相違から同期信号の
フォーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相
違を判別するようにしたので、最長パターンだけではな
くそれに続くパターンのエッジ間隔を同時に測定し、ほ
ぼ同じパターンが連続しているか、または最長パターン
と別の長さのパターンが連続しているかで、対応するデ
ィスクであると判別することができるという効果を奏す
る。
【0077】また、本発明の光記録媒体判別方法は、光
記録媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレ
ーザー光を照射して反射光を検出することにより情報信
号を再生する光情報再生方法における、同期信号のフォ
ーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を
判別する光記録媒体判別方法であって、上記光記録媒体
を回転させ、上記光記録媒体上の所定位置で光学ピック
アップにより上記情報信号を再生し、再生された上記情
報信号の位相をロックさせるためのクロック信号を検出
する際に、再生された上記情報信号の2値化信号の最長
パターンの相違から同期信号のフォーマットの異なる複
数の種類の上記光記録媒体の相違を判別するようにした
ので、判別のための特別の処理を付加することなく、ク
ロック再生成用PLLの周波数引き込み動作中にディス
ク判別の動作を行うことができ、このために特別の時間
を要しないので、高速判別を行うことができるという効
果を奏する。
【0078】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、再生された上記情報信号の2値化信号の最
長パターンと最短パターンの比率の相違から同期信号の
フォーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相
違を判別するようにしたので、最長パターンの計測時に
同時に最短パターンを計測して、実際の計測結果と予め
定められた基準値の比率とを比較することにより基準値
に近いほうに対応するディスクであると判別することが
できるという効果を奏する。
【0079】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、再生された上記情報信号の2値化信号の最
長パターンの出現間隔の相違から同期信号のフォーマッ
トの異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別す
るようにしたので、最長パターンの測定と同時にその間
隔を測定して、最長パターンの間隔を平均のパターン長
で割った基準値と最長パターンの間のエッジ数を比較し
て、基準値に近いほうに対応するディスクであると判別
することができるという効果を奏する。
【0080】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、再生された上記情報信号の2値化信号の最
長パターンに続くパターンと最長パターンの比率、また
は差の相違から同期信号のフォーマットの異なる複数の
種類の上記光記録媒体の相違を判別するようにしたの
で、最長パターンだけではなくそれに続くパターンのエ
ッジ間隔を同時に測定し、ほぼ同じパターンが連続して
いるか、または最長パターンと別の長さのパターンが連
続しているかで、対応するディスクであると判別するこ
とができるという効果を奏する。
【0081】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、最初の判別を行った後、リセットされるま
では、上記判別結果を記憶しておいて、次回からは、そ
の判別結果を用いて、上記クロック信号を検出するよう
にしたので、高速なPLLの位相の引き込みが要求され
るシーク時などにオーバーヘッドを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光ディスクドライブのク
ロック再生成PLLの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態の周波数計測器の構成を示
すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の周波数計測器の動作を示
すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の周波数計測器の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の周波数計測器の動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態の周波数計測器の構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の周波数計測器の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク、2……スピンドルモータ、3……光
学ピックアップ、4……クロック再生成PLL、5……
位相比較器、6……周波数計測器、7……加算器、8…
…LPF、9……VCO、10……分周器、20……エ
ッジ検出回路、21……エッジ間隔測定回路、22……
エッジ最大値記憶回路、23……エッジ個数カウント回
路、24……基準値とエッジ最大値比較回路、40……
エッジ間隔最大値−最大値カウント回路(1)、41…
…エッジ間隔最大値−最大値カウント回路(2)、42
……ディスク種類判別回路、60……最大値の次のエッ
ジ間隔記憶回路、60……ディスク種類判別回路、

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に形成されたピットに光学ピ
    ックアップからレーザー光を照射して反射光を検出する
    ことにより情報信号を再生する光情報再生装置におけ
    る、同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の上記
    光記録媒体の相違を判別する光記録媒体判別装置であっ
    て、 上記光記録媒体を回転させる駆動手段と、 上記光記録媒体上の所定位置で光学ピックアップにより
    上記情報信号を再生する再生手段と、 上記再生手段により再生された情報信号の位相をロック
    させるためのクロック信号を検出する位相ロック手段
    と、 を備え、上記位相ロック手段における再生された上記情
    報信号の2値化信号の最長パターンの相違から同期信号
    のフォーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体の
    相違を判別するようにしたことを特徴とする光記録媒体
    判別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記位相ロック手段における再生された上記情報信号の
    2値化信号の最長パターンと最短パターンの比率の相違
    から同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の上記
    光記録媒体の相違を判別するようにしたことを特徴とす
    る光記録媒体判別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記位相ロック手段における再生された上記情報信号の
    2値化信号の最長パターンの出現間隔の相違から同期信
    号のフォーマットの異なる複数の種類の上記光記録媒体
    の相違を判別するようにしたことを特徴とする光記録媒
    体判別装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記位相ロック手段における再生された上記情報信号の
    2値化信号の最長パターンに続くパターンと最長パター
    ンの比率、または差の相違から同期信号のフォーマット
    の異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別する
    ようにしたことを特徴とする光記録媒体判別装置。
  5. 【請求項5】 光記録媒体に形成されたピットに光学ピ
    ックアップからレーザー光を照射して反射光を検出する
    ことにより情報信号を再生する光情報再生方法におけ
    る、同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の上記
    光記録媒体の相違を判別する光記録媒体判別方法であっ
    て、 上記光記録媒体を回転させ、 上記光記録媒体上の所定位置で光学ピックアップにより
    上記情報信号を再生し、 再生された上記情報信号の位相をロックさせるためのク
    ロック信号を検出する際に、 再生された上記情報信号の2値化信号の最長パターンの
    相違から同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の
    上記光記録媒体の相違を判別するようにしたことを特徴
    とする光記録媒体判別方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 再生された上記情報信号の2値化信号の最長パターンと
    最短パターンの比率の相違から同期信号のフォーマット
    の異なる複数の種類の上記光記録媒体の相違を判別する
    ようにしたことを特徴とする光記録媒体判別方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 再生された上記情報信号の2値化信号の最長パターンの
    出現間隔の相違から同期信号のフォーマットの異なる複
    数の種類の上記光記録媒体の相違を判別するようにした
    ことを特徴とする光記録媒体判別方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 再生された上記情報信号の2値化信号の最長パターンに
    続くパターンと最長パターンの比率、または差の相違か
    ら同期信号のフォーマットの異なる複数の種類の上記光
    記録媒体の相違を判別するようにしたことを特徴とする
    光記録媒体判別方法。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 最初の判別を行った後、リセットされるまでは、上記判
    別結果を記憶しておいて、次回からは、その判別結果を
    用いて上記クロック信号を検出するようにしたことを特
    徴とする光記録媒体判別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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