JP2003157537A - 光ディスク駆動装置 - Google Patents

光ディスク駆動装置

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JP2003157537A
JP2003157537A JP2001353041A JP2001353041A JP2003157537A JP 2003157537 A JP2003157537 A JP 2003157537A JP 2001353041 A JP2001353041 A JP 2001353041A JP 2001353041 A JP2001353041 A JP 2001353041A JP 2003157537 A JP2003157537 A JP 2003157537A
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signal
circuit
frequency
filter
band
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JP2001353041A
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Toshihiro Shigemori
俊宏 重森
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CLVフォーマットで記録された光ディスク
をCAVで再生することのできるウォブル信号検出回路
を内蔵した光ディスク駆動装置を提供する。 【解決手段】 信号検出回路によって検出されるウォブ
ル信号を入力とし、帯域制御信号によって通過する信号
周波数帯域を可変とするフィルタ回路11aと、フィル
タ回路11aの出力周波数に対応した前記帯域制御信号
を発生し、フィルタ回路11aに供給するフィルタ制御
回路13(F−V変換回路40含む)とを有する。ま
た、フィルタ回路11aは、フィルタ制御回路13によ
り供給される帯域制御信号の周波数によって通過する信
号周波数帯域を可変とする回路で構成しても良く、フィ
ルタ制御回路13は、そのフィルタ回路の出力信号に同
期したクロック信号を発生し帯域制御信号とする位相同
期回路13で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウォブリングした
トラックを有する光ディスクを記録媒体として用いた光
ディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定周波数のウォブル信号によってウォ
ブリングしたトラックを有する光ディスク記録媒体とし
て、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RA
Mなどが知られている。ウォブル信号にはディスク上の
アドレス情報などが重畳されているものがある。これら
のディスクを用いる光ディスク駆動装置は、データの記
録または再生をディスクから検出されるウォブル信号に
同期して行う。
【0003】ウォブル信号に同期してデータ記録を行う
装置が、特開平10−293926号公報、特開平11
−66563号公報などに開示されている。また、ウォ
ブル信号に同期して、データまたはウォブル信号に重畳
されたアドレス情報などの再生を行う装置が、特開平1
1−203681号公報、特開平2000―01153
2号公報等に開示されている。後者の2件には、更に、
線速一定(CLV:Constant Linear Velocity)フォーマ
ットの光ディスクを、角速度一定(CAV:Constant An
gular Velocity)で再生するためのウォブル信号処理回
路が開示されている。
【0004】CLVフォーマットで記録された光ディス
クをCAVで再生する場合、検出されるウォブル信号周
波数が一定とはならず、ディスク上のトラック半径に比
例して変化する。後者の2件では、いずれもウォブル信
号からウォブル信号帯域以外の帯域のノイズ成分を取り
除くバンドパスフィルタ(BPF)として、通過信号帯
域が可変なものを使用し、BPF出力によって通過信号
帯域を変化させている。この構成により、検出されるウ
ォブル信号周波数が変化すると、それに応じてBPFの
通過信号帯域がウォブル信号周波数と一致するように変
化し、CLVフォーマットディスクをCAVで動作させ
た場合も、常にウォブル信号検出が可能になる。
【0005】上記した特開平11−203681号公
報、特開平2000―011532号公報に開示されて
いるウォブル信号検出回路では、いずれもBPF出力に
よってBPFの通過信号帯域を変化させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスク上
には欠陥トラックが存在する場合があり、この欠陥トラ
ックによりウォブル信号が一部欠落する場合がある。ウ
ォブル信号に欠落が生じた場合、BPF通過後のウォブ
ル信号も欠落するが、BPF出力によってBPFの通過
信号帯域を変化させている従来のウォブル信号検出回路
では、ウォブル信号欠落中にBPF通過信号帯域がウォ
ブル信号周波数から変化してしまい、欠陥トラック通過
後、ウォブル信号が再開した後もBPFからの出力信号
振幅が不十分となり、そのままウォブル信号の検出が不
可能になってしまう場合がある。
【0007】また、再生トラックを、あるトラックから
別のトラックに変化させるシーク動作中ウォブル信号は
検出されない。この場合、上記の欠陥トラックの場合に
比べより長い期間ウォブル信号が欠落する。この結果、
BPF出力によってBPFの通過信号帯域を変化させて
いる従来のウォブル信号検出回路では、シーク中のウォ
ブル信号欠落中に、BPF通過帯域を制御する信号が不
定となり、BPF通過信号帯域が、ウォブル信号がトラ
ック半径の変化によって取り得る周波数範囲から大幅に
変化してしまい、シーク後、ウォブル信号が再開した後
もBPFからの出力信号振幅が不十分となり、そのまま
ウォブル信号の検出が不可能になってしまう場合があ
る。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、CLVフォーマットで記録された光ディスクをC
AVで再生することのできるウォブル信号検出回路を内
蔵した光ディスク駆動装置を提供することを目的とす
る。また、ディスク上に欠陥トラックが存在し、ウォブ
ル信号が欠落する場合でも安定してウォブル信号を検出
することのできるウォブル信号検出回路を内蔵した光デ
ィスク駆動装置を提供することも目的とする。更に、シ
ーク動作中にウォブル信号が欠落し、シーク後ウォブル
信号が再開した場合にも安定してウォブル信号を検出す
ることのできるウォブル信号検出回路を内蔵した光ディ
スク駆動装置を提供することも目的とする。また、シー
ク動作中にウォブル信号が欠落し、シーク後ウォブル信
号が再開した場合に安定してウォブル信号を検出すると
ともに、ウォブル信号が検出可能になるまでの時間を短
縮することのできるウォブル信号検出回路を内蔵した光
ディスク駆動装置を提供することも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の周波数を有するウォブル信号でウォブリング
したトラックを有する光ディスクを記録媒体として用い
る光ディスク駆動装置であって、前記光ディスク上のト
ラックから信号を読み出す光ピックアップと、前記光ピ
ックアップを介して読み出される信号から前記ウォブル
信号を検出する信号検出回路と、前記信号検出回路によ
って検出されるウォブル信号を入力とし、帯域制御信号
によって通過する信号周波数帯域を可変とするフィルタ
回路と、前記フィルタ回路の出力周波数に対応した前記
帯域制御信号を発生し、前記フィルタ回路に供給するフ
ィルタ制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光ディスク駆動装置において、前記フィルタ回路は、
前記フィルタ制御回路により供給される帯域制御信号の
周波数によって通過する信号周波数帯域を可変とし、前
記フィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力信号に
同期したクロック信号を発生し、前記帯域制御信号とす
る位相同期回路で構成されることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、所定の周波数を
有するウォブル信号でウォブリングしたトラックを有す
る光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク駆動装
置であって、前記光ピックアップを介して読み出される
信号から前記ウォブル信号を検出する信号検出回路と、
前記信号検出回路によって検出されるウォブル信号を入
力とし、帯域制御信号によって通過する信号周波数帯域
を可変とするフィルタ回路と、前記光ディスク上のトラ
ックから前記ウォブル信号が検出できる条件において
は、前記フィルタ回路出力信号の周波数に対応した第1
の帯域制御信号を前記フィルタ回路に供給し、前記フィ
ルタ回路に入力し、前記ウォブル信号が検出できない条
件においては、前記フィルタ回路出力信号の周波数に対
応した第2の帯域制御信号を前記フィルタ回路に供給す
る、それぞれ、第1、第2のフィルタ制御回路を備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の光ディスク駆動装置において、前記フィルタ回路は、
前記フィルタ制御回路により供給される帯域制御信号の
周波数によって通過する信号周波数帯域を可変とし、前
記第1のフィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力
信号に同期したクロック信号を発生して前記第1の帯域
制御信号とする位相同期回路で構成され、前記第2のフ
ィルタ制御回路は、出力クロックを前記第2の帯域制御
信号とする発振回路で構成されることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、所定の周波数を
有するウォブル信号でウォブリングしたトラックを有す
る光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク駆動装
置であって、前記光ディスク上のトラックから信号を読
み出す光ピックアップと、前記光ピックアップを介して
読み出される信号から前記ウォブル信号を検出する信号
検出回路と、前記信号検出回路によって検出されるウォ
ブル信号を入力とし、帯域制御信号によって通過する信
号周波数帯域を可変とするフィルタ回路と、前記光ディ
スク上のトラックから、前記ウォブル信号が検出できる
条件においては、前記フィルタ回路出力信号の周波数に
対応した第1の帯域制御信号を前記フィルタ回路に供給
し、前記ウォブル信号が検出できない条件においては、
前記光ディスク上のトラック半径に対応してレベル設定
される第2の帯域制御信号を前記フィルタ回路に供給す
る、それぞれ第1、第2のフィルタ制御回路とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の光ディスク駆動装置において、前記フィルタ回路は、
前記フィルタ制御回路により供給される帯域制御信号の
周波数によって通過する信号周波数帯域を可変とし、前
記第1のフィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力
信号に同期したクロック信号を発生して前記第1の帯域
制御信号とする位相同期回路で構成され、前記第2のフ
ィルタ制御回路は、前記光ディスク上のトラック半径に
対応して分周比が設定されることにより出力クロック周
波数を可変とし前記第2の帯域制御信号とする周波数シ
ンセサイザ回路で構成されることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、所定の周波数を
有するウォブル信号でウォブリングしたトラックを有す
る光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク駆動装
置であって、前記光ディスク上のトラックから信号を読
み出す光ピックアップと、前記光ピックアップを介して
読み出される信号から前記ウォブル信号を検出する信号
検出回路と、前記信号検出回路によって検出されるウォ
ブル信号を入力とし、帯域制御信号によって通過する信
号周波数帯域を可変とするフィルタ回路と、前記フィル
タ回路出力信号の周波数に対応した帯域制御信号を発生
し、前記フィルタ回路に供給するフィルタ制御回路と、
所定周波数信号を発生させる発振回路と、前記光ディス
ク上のトラックからウォブル信号が検出できる条件にお
いては前記フィルタ制御回路の入力を前記フィルタ回路
の出力信号とし、前記ウォブル信号が検出できない条件
においては、前記フィルタ制御回路の入力を、前記発振
回路の出力信号とする入力切替え回路とを備えたことを
特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の光ディスク駆動装置において、前記フィルタ回路は、
前記フィルタ制御回路により供給される帯域制御信号の
周波数によって通過する信号周波数帯域を可変とし、前
記フィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力信号ま
たは前記発振回路の出力信号に同期したクロック信号を
発生し、前記帯域制御信号とする位相同期回路で構成さ
れることを特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の光ディスク駆動装置において、前記位相同期回路は、
前記フィルタ回路の出力信号に同期したクロック信号を
発生する第1の同期ループと、前記発振回路の出力信号
に同期したクロック信号を発生する第2の同期ループか
ら成り、前記第2の同期ループは、前記光ディスク上の
トラック半径に対応して分周比が設定され、出力クロッ
ク周波数を可変とする周波数シンセサイザ回路で構成さ
れることを特徴とする。なお、ここで、第1の同期ルー
プとは、例えば、図9に示す位相比較器14、ローパス
フィルタ15、VCO16、分周器17で構成されるル
ープをいい、第2の同期ループとは、位相比較器29、
ローパスフィルタ15、VCO16、分周器30で構成
されるループをいう。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項6に記
載の光ディスク駆動装置において、所定の周波数信号を
発生させる発振回路と、前記フィルタ回路の出力信号に
同期したクロック信号を発生させる第1の同期ループ
と、前記光ディスク上のトラック半径に対応して分周比
が設定され、出力クロック周波数を可変とする周波数シ
ンセサイザ回路で構成されると共に、前記発振回路の出
力信号に同期したクロック信号を発生させる第2の同期
ループとから成る位相同期回路と、前記光ディスク上の
トラックから前記ウォブル信号が検出できる条件におい
ては、前記位相同期回路の入力を前記フィルタ回路の出
力信号とし、前記ウォブル信号が検出できない条件にお
いては前記位相同期回路の入力を、前記発振回路の出力
信号とする入力切替え回路とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による光ディスク
駆動装置の一実施形態を示すブロック図である。図1に
おいて、記録媒体である光ディスク(Disc)1は、所定
周波数のウォブル信号によってウォブリングされたトラ
ックを有する。ウォブル信号には、光ディスク1上のア
ドレス情報などが重畳されている。CD−Rの例では、
ウォブル信号に重畳されたアドレス情報は、ATIP(A
bsolute Time In Pre-groove)と呼ばれている。
【0020】スピンドルモータ(SPM)3は、スピンド
ルモータドライバ(SPM・DRV)10によって駆動され、
光ディスク1を回転させる。CLVで光ディスクが駆動
された場合、検出されるウォブル信号は一定周波数とな
るが、CAVで駆動された場合、検出されるウォブル信
号周波数は一定とはならず、ディスク上のトラック半径
に比例して変化する。光ピックアップ(PU)2は、光デ
ィスク1上にレーザスポットを照射し、データ記録時に
はトラック上に記録マークを形成し、データ再生時には
トラックからの反射レーザ光により信号を読み出す。読
み出した検出信号は、再生アンプ(AFE)4の演算によ
って、データ信号(Rf)、ウォブル信号(wb1)などに分離
される。
【0021】データデコーダ(Data・Dec)5は、デー
タ信号(Rf)を復調し、再生データ(Rd・Dat)を得
る。データの記録を行う場合、データエンコーダ(Data
・Enc)8が、記録データ(Wr・Dat)を所定のルールに
より変調し、変調された信号に基づいてLDドライバ
(LDDRV)9が、光ピックアップ2内のレーザダイオー
ドを駆動する。ウォブル信号処理回路(WBL・DET)6
は、ウォブル信号(wbl)を入力し、ウォブル信号中に
重畳されたアドレス信号(Adr)を検出、出力し、また
ウォブル信号に同期したクロック信号(Wbl・Clk)を出
力する。データエンコーダ8は、ウォブル信号に同期し
たクロック(Wbl Clk)を動作クロックとして、記録デー
タの変調を行う。なお、CPU7は、光ディスク1に対
する情報の記録再生のための制御中枢となる他、後述す
る、それぞれ可変電圧源の出力レベルの設定、分周器に
対する分周比の設定、周波数シンセサイザの出力クロッ
ク周波数の設定、PLL回路出力クロック周波数の設定
等、本発明における光ディスク駆動装置の各コンポーネ
ントに対し、プログラマブルに値を設定する。
【0022】図2は、図1に示す本発明の光ディスク駆
動装置におけるウォブル信号処理回路の一実施形態を示
すブロック図であり、請求項1に対応する。図2におい
て、バンドパスフィルタ(以下、BPFと称する)11
aは、帯域制御信号の電圧によって、通過する信号周波
数帯域を可変とする回路で構成される。このようなBP
F11aの一例は、特開平11−203681号公報に
開示されている。同公報では、BPFをカットオフ周波
数可変可能なアクティブフィルタ回路で構成し、ウォブ
ル信号を基準にBPFのカットオフ周波数を制御するこ
とで、光ディスクから読み出されたウォブル信号が変化
してもBPFの信号周波数帯域が追随して変化するた
め、ウォブル信号帯域とウォブル信号帯域を抽出するB
PFとの信号通過帯域がずれてしまう不具合を解消する
技術が開示されている。
【0023】BPF通過信号は2値化回路(BIN)12
で2値化される。位相同期回路(以下、PLL回路と称
する)13は、2値化されたウォブル信号を入力として
得、これに同期したクロック(Wbl Clk)を発生させる。
位相同期回路13は、位相比較器(PD)14、ローパス
フィルタ(LPF)15、電圧制御発振器(VCO:VoltageC
ontrolled Oscillator)16、および分周器(1/N1)1
7で構成される。2値化されたウォブル信号と、ウォブ
ル信号に同期したクロック(Wbl Clk)とは、ATIPデ
コーダ18に入力され、ウォブル信号に重畳されたアド
レス信号(Adr)が検出される。また、F−V変換回路4
0は、ウォブル信号に同期したクロック(Wbl Clk)を入
力として得、その周波数に対応した電圧を出力する。F
−V変換回路40の出力電圧は、BPF11aに帯域制
御信号として入力される。F−V変換回路40の変換特
性は、BPF11aの通過信号帯域が、ウォブル信号周
波数に相当するように設定する。
【0024】上記構成動作の結果、ウォブル信号周波数
が変化すると、それに応じてBPF11aの通過信号帯
域がウォブル信号周波数と一致するように変化し、トラ
ック半径にかかわらず、常に良好な状態でウォブル信号
検出が可能になる。また、PLL回路13は、入力信号
が一部欠落してもそのフライホイール効果により出力ク
ロック周波数を維持することができる。このため、ウォ
ブル信号欠落中もBPF通過信号帯域がウォブル信号周
波数に維持され、欠陥通過後、ウォブル信号が再開する
と直ちにウォブル信号の検出が可能になる。
【0025】図3は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の他の実施形態を示すブロッ
ク図であり、請求項2に対応する。ここでは、図2に示
す実施形態と異なり、BPF11bは、帯域制御信号の
周波数によって通過する信号周波数帯域を可変にできる
回路で構成される。このようなBPFとしては、SCF
(Switched Capacitor Filter)と呼ばれるものが知られ
ており、その一例が、特開平2000−011532号
公報に開示されている。電子スイッチと小容量のコンデ
ンサとを組み合わせ、このスイッチをロックパルスでオ
ン/オフ制御することにより、コンデンサを見かけ上の
抵抗に置換するのがスイッチド・キャパシタであり、こ
のスイッチドキャパシタを積分回路の積分抵抗に置換
し、それを基礎に構成したアクティブフィルタがスイッ
チド・キャパシタ・フィルタである。
【0026】2値化回路12、PLL回路13、ATI
Pデコーダ18の構成動作は図2に示す実施形態と同様
であり、PLL回路13から出力されるウォブル信号に
同期したクロック(Wbl Clk)は、BPF11に帯域制御
信号として入力される。このことにより、図2に示した
実施形態同様、ウォブル信号周波数が変化すると、それ
に応じてBPF11bの通過信号帯域がウォブル信号周
波数と一致するように変化し、トラック半径にかかわら
ず常に良好な状態でウォブル信号検出が可能になる。ま
た、PLL回路13は、入力信号が一部欠落してもその
フライホイール効果により出力クロック周波数を維持す
ることができる。このため、ウォブル信号欠落中もBP
F通過信号帯域がウォブル信号周波数に維持され、欠陥
通過後、ウォブル信号が再開すると直ちにウォブル信号
の検出が可能になる。
【0027】図4は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブ
ロック図であり、請求項3に対応する。ここでは、図2
に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、帯域
制御信号の電圧によって通過する信号周波数帯域を可変
にできるBPF11aを使用している。また、2値化回
路12、PLL回路13、ATIPデコーダ18、F−
V変換回路40も図2に示す実施形態と同様である。
【0028】特徴的には、シーク動作中は電圧源41の
出力を、記録再生動作中はF−V変換回路40の出力を
選択し、それぞれBPF11aに帯域制御信号として与
えるスイッチ回路(SW1)100が付加されている。す
なわち、F−V変換回路40とは別に、電圧源41の出
力もBPF11aの帯域制御信号となる場合がある。電
圧源41の設定電圧は、例えば、BPF通過信号帯域
が、ウォブル信号がトラック半径の変化によって取り得
る周波数範囲の平均値となるようにしておく。
【0029】このことにより、シーク動作中は、ウォブ
ル信号は検出されず、欠陥の場合に比べより長い期間、
ウォブル信号が欠落するが、シーク動作中は電圧源41
の出力によってBPF通過信号帯域が維持される。この
ため、シーク後、ウォブル信号が再開すると安定してウ
ォブル信号の検出が可能になる。また、図2に示した実
施形態同様、ウォブル信号周波数が変化すると、それに
応じてBPF11aの通過信号帯域がウォブル信号周波
数と一致するように変化し、トラック半径にかかわらず
常に良好な状態でウォブル信号検出が可能になる。ま
た、PLL回路13は、入力信号が一部欠落してもその
フライホイール効果により出力クロック周波数を維持す
ることができる。このため、ウォブル信号欠落中もBP
F通過信号帯域がウォブル信号周波数に維持され、欠陥
通過後、ウォブル信号が再開すると直ちにウォブル信号
の検出が可能になる。
【0030】図5は、本発明の光ディスク駆動装置にお
ける、ウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示す
ブロック図であり、請求項4に対応する。ここでは、図
3に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、帯
域制御信号の周波数によって通過する信号周波数帯域を
可変できるBPF11bが使用される。また、2値化回
路12、PLL回路13、ATIPデコーダ18も図3
に示す実施形態と同様である。
【0031】ここでは、PLL回路13とは別に、発振
回路20の出力クロックもBPF11bの帯域制御信号
となる場合がある。発振回路20の出力クロック周波数
は、たとえば、BPF通過信号帯域が、ウォブル信号が
トラック半径の変化によって取り得る周波数範囲の平均
値となるようにしておく。スイッチ回路100は、シー
ク動作中は発振回路20の出力クロックを、記録再生動
作中はPLL回路13の出力クロックを選択し、BPF
11bに帯域制御信号として与える。
【0032】このことにより、シーク動作中は発振回路
20の出力によってBPF通過信号帯域が維持される。
このため、シーク後、ウォブル信号が再開すると安定し
てウォブル信号の検出が可能になる。
【0033】図6は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブ
ロック図であり、請求項5に対応する。ここでは、図2
に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、帯域
制御信号の電圧によって通過する信号周波数帯域を可変
とすることが可能なBPF11aを使用している。ま
た、2値化回路12、PLL回路13、ATIPデコー
ダ18、F−V変換回路40、スイッチ回路100は、
図4に示す実施形態と同様である。
【0034】ここに示す実施形態では、図4に示す電圧
源41の代わりに、可変電圧源42が使用されている。
スイッチ回路100は、シーク動作中は可変電圧源42
の出力を、記録再生動作中はF−V変換回路40の出力
を選択し、BPF11aに帯域制御信号として与える。
シーク動作直前、またはシーク動作中に、光ディスク駆
動装置の制御中枢となるCPU7は、シーク後に記録/
再生を行うトラックのディスク上の半径位置に応じて、
BPF通過信号帯域が、当該半径におけるウォブル信号
周波数にほぼ一致するように、可変電圧源42の出力レ
ベルを設定する。このような可変電圧源42は、例え
ば、D/Aコンバータで実現できる。
【0035】このことにより、シーク動作中は可変電圧
源42の出力によってBPF通過信号帯域が維持され
る。このため、シーク後、ウォブル信号が再開すると安
定してウォブル信号の検出が可能になる。また、シーク
動作中に維持されるBPF通過信号帯域は、シーク後に
検出が再開されるウォブル信号の周波数と一致している
ため、ウォブル信号が検出可能になるまでの時間が短縮
される。更に、ウォブル信号周波数が変化すると、それ
に応じてBPF11aの通過信号帯域がウォブル信号周
波数と一致するように変化し、トラック半径にかかわら
ず、常に良好な状態でウォブル信号検出が可能になる。
また、PLL回路13は、入力信号が一部欠落してもそ
のフライホイール効果により出力クロック周波数を維持
することができる。このため、ウォブル信号欠落中もB
PF通過信号帯域がウォブル信号周波数に維持され、欠
陥通過後、ウォブル信号が再開すると直ちにウォブル信
号の検出が可能になる。
【0036】図7は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブ
ロック図であり、請求項6に対応する。ここでは、図3
に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、帯域
制御信号の周波数によって通過する信号周波数帯域を可
変可能なBPF11bを使用している。また、2値化回
路12、PLL回路13、ATIPデコーダ18、スイ
ッチ回路100は、図5に示す実施形態と同様である。
ここに示す実施形態では、図5に示す発振回路20の代
わりに、周波数シンセサイザ21が使用されている。
【0037】周波数シンセサイザ21は、固定周波数発
振回路20からのクロック信号を入力として得、分周器
22、位相比較器23、ローパスフィルタ24、VCO
25、および分周器26で構成される。分周器22、2
6の分周比はそれぞれ、M2、N2で、これら分周比
は、光ディスク駆動装置のCPU7により可変設定可能
である。このような周波数シンセサイザ21の出力クロ
ック周波数(f out)は、固定周波数発振回路20から
の入力クロック周波数を(f in)とすれば、 f out = ( N2 / M2 ) * f in で表され、M2、N2の設定値によって可変である。
【0038】スイッチ100は、シーク動作中は周波数
シンセサイザ21の出力を、記録再生動作中はPLL回
路13の出力を選択し、BPF11bに帯域制御信号と
して与える。シーク動作直前、またはシーク動作中に、
CPU7は、シーク後に記録/再生を行うトラックのデ
ィスク上の半径位置に応じて、BPF通過信号帯域が、
当該半径におけるウォブル信号周波数にほぼ一致するよ
うに、周波数シンセサイザ21の出力クロック周波数を
設定する。
【0039】このことにより、シーク動作中は周波数シ
ンセサイザ21の出力クロックによってBPF通過信号
帯域が維持される。このため、シーク後、ウォブル信号
が再開すると安定してウォブル信号の検出が可能にな
る。また、シーク動作中に維持されるBPF通過信号帯
域は、シーク後に検出が再開されるウォブル信号の周波
数と一致しているため、ウォブル信号が検出可能になる
までの時間が短縮される。更に、ウォブル信号周波数が
変化すると、それに応じてBPF11aの通過信号帯域
がウォブル信号周波数と一致するように変化し、トラッ
ク半径にかかわらず、常に良好な状態でウォブル信号検
出が可能になる。また、PLL回路13は、入力信号が
一部欠落してもそのフライホイール効果により出力クロ
ック周波数を維持することができる。このため、ウォブ
ル信号欠落中もBPF通過信号帯域がウォブル信号周波
数に維持され、欠陥通過後、ウォブル信号が再開すると
直ちにウォブル信号の検出が可能になる。
【0040】図8は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブ
ロック図であり、請求項7、8に対応する。ここでは、
図3に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、
帯域制御信号の周波数によって通過する信号周波数帯域
を可変可能なBPF11bを使用している。2値化回路
12、ATIPデコーダ18も図3に示す実施形態と同
様である。
【0041】PLL回路13bには、2値化されたウォ
ブル信号、発振回路27の出力クロックが入力され、P
LL回路13aは、どちらかの入力信号に同期したクロ
ック(Wbl Clk)を発生させる。発振回路27の出力クロ
ック周波数は、例えば、ウォブル信号がトラック半径の
変化によって取り得る周波数範囲の平均値となるように
しておく。PLL回路13aは、2値化されたウォブル
信号、または発振回路27の出力クロックのいずれかを
選択するスイッチ回路(SW2)101、位相比較器1
4、ローパスフィルタ15、VCO16、および分周器
17で構成される。スイッチ回路101は、シーク動作
中は発振回路20の出力クロックを、記録再生動作中は
2値化されたウォブル信号を選択する。
【0042】上記構成により、シーク動作中、PLL回
路13aは、発振回路20の出力クロックに同期し、P
LL回路13aの出力クロック周波数が維持される。こ
の結果、BPF通過信号帯域も維持されるため、シーク
後、ウォブル信号が再開すると安定してウォブル信号の
検出が可能になる。また、ウォブル信号周波数が変化す
ると、それに応じてBPF11bの通過信号帯域がウォ
ブル信号周波数と一致するように変化し、トラック半径
にかかわらず、常に良好な状態でウォブル信号検出が可
能になる。また、PLL回路13aは、入力信号が一部
欠落してもそのフライホイール効果により出力クロック
周波数を維持することができる。このため、ウォブル信
号欠落中もBPF通過信号帯域がウォブル信号周波数に
維持され、欠陥通過後、ウォブル信号が再開すると直ち
にウォブル信号の検出が可能になる。
【0043】図9は、本発明の光ディスク駆動装置にお
けるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブ
ロック図であり、請求項9に対応する。ここでは、図3
に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、帯域
制御信号の周波数によって通過する信号周波数帯域を可
変可能なBPF11bを使用するものとする。2値化回
路12、ATIPデコーダ18も図3に示す実施形態と
同様である。
【0044】PLL回路13bには、2値化されたウォ
ブル信号、発振回路27の出力クロックが入力され、P
LL回路13bは、どちらかの入力信号に同期したクロ
ック(Wbl Clk)を発生させる。PLL回路13bは、位
相比較器14、ローパスフィルタ15、VCO16、分
周器17、分周器28、位相比較器29、分周器30、
スイッチ回路(SW2)102で構成される。
【0045】分周器28、30の分周比はそれぞれ、M
3、N3で、これら分周比は、CPU7からの設定によ
り可変である。位相比較器14は、2値化されたウォブ
ル信号と、分周器17でVCO出力クロックを分周した
クロック信号との位相を比較する。位相比較器29は、
分周器28で発振回路27の出力クロックを分周したク
ロック信号と、分周器30でVCO出力クロックを分周
したクロック信号との位相を比較する。スイッチ102
は、シーク動作中は位相比較器29の出力を、記録再生
動作中は位相比較器14を選択してローパスフィルタ1
5に入力する。従って、記録再生動作中は、PLL回路
13bは、2値化されたウォブル信号に同期したクロッ
クを発生し、シーク動作中は、発振回路27の出力クロ
ックに同期したクロックを発生する。
【0046】シーク動作中のPLL回路13bの動作
は、周波数シンセサイザの動作であり、出力クロック周
波数(f out)は、発振回路27からの入力クロック周
波数を(f in)とすれば、 f out = ( N3 / M3 ) * f in で表され、M3、N3の設定値によって可変である。シ
ーク動作直前、またはシーク動作中に、CPU7は、シ
ーク後に記録/再生を行うトラックのディスク上の半径
位置に応じて、BPF通過信号帯域が、当該半径におけ
るウォブル信号周波数にほぼ一致するように、PLL回
路13bの出力クロック周波数を設定する。
【0047】上記構成により、シーク動作中、PLL回
路13bは、発振回路20の出力クロックに同期し、P
LL回路としての出力クロック周波数が維持される。こ
の結果、BPF通過信号帯域も維持されるため、シーク
後、ウォブル信号が再開すると安定してウォブル信号の
検出が可能になる。また、シーク動作中に維持されるB
PF通過信号帯域は、シーク後に検出が再開されるウォ
ブル信号の周波数と一致しているため、ウォブル信号が
検出可能になるまでの時間が短縮される。更に、ウォブ
ル信号周波数が変化すると、それに応じてBPF11b
の通過信号帯域がウォブル信号周波数と一致するように
変化し、トラック半径にかかわらず、常に良好な状態で
ウォブル信号検出が可能になる。また、PLL回路13
bは、入力信号が一部欠落してもそのフライホイール効
果により出力クロック周波数を維持することができる。
このため、ウォブル信号欠落中もBPF通過信号帯域が
ウォブル信号周波数に維持され、欠陥通過後、ウォブル
信号が再開すると直ちにウォブル信号の検出が可能にな
る。
【0048】図10は、本発明の光ディスク駆動装置に
おけるウォブル信号処理回路の更に他の実施形態を示す
ブロック図であり、請求項10に対応する。ここでは、
図3に示す実施形態同様、バンドパスフィルタとして、
帯域制御信号の周波数によって通過する信号周波数帯域
を可変可能なBPF11bを使用するものとする。2値
化回路12、ATIPデコーダ18、発振回路27も図
9に示す実施形態と同様である。
【0049】PLL回路13bには、2値化されたウォ
ブル信号、発振回路27の出力クロックが入力され、P
LL回路13bは、どちらかの入力信号に同期したクロ
ック(Wbl Clk)を発生させる。PLL回路13bの構成
動作は、図9に示すものと同様である。ここに示す実施
形態では、図7に示す実施形態と同様、周波数シンセサ
イザ21が使用されている。周波数シンセサイザ21の
構成動作は、図7に示すものと同様である。
【0050】スイッチ回路100は、シーク動作中は周
波数シンセサイザ21の出力を、記録再生動作中はPL
L回路13bの出力を選択し、BPF11bに帯域制御
信号として与える。シーク動作直前、またはシーク動作
中に、CPU7は、シーク後に記録/再生を行うトラッ
クのディスク上の半径位置に応じて、BPF通過信号帯
域が、当該半径におけるウォブル信号周波数にほぼ一致
するように、周波数シンセサイザ21およびPLL回路
13bの出力クロック周波数を設定する。
【0051】一般に光ディスク駆動装置のシーク動作
は、粗シーク動作一回で行われることはなく、粗シーク
のあと目標トラックに辿り着くまでに、目標トラック近
傍で、精シークが数回繰り返される。上記構成によれ
ば、精シークの繰り返し時、PLL回路13bのループ
内でスイッチ回路102も繰り返し切換えが行われるた
め、出力クロック周波数が不安定になる場合があり、周
波数整定に時間を要する場合がある。これに対し、周波
数シンセサイザ21は、精シークの繰り返し時にループ
内の切換えは特に生じないため、出力クロック周波数は
安定している。
【0052】ここに示す実施形態では、図9に示す実施
形態と異なり、精シークの繰り返しが行われた場合、精
シーク中に周波数の安定した周波数シンセサイザ21の
出力クロックによって、BPF通過信号帯域が維持され
る。このため、シーク後、ウォブル信号が再開すると安
定してウォブル信号の検出が可能になる。また、シーク
動作中に維持されるBPF通過信号帯域は、シーク後に
検出が再開されるウォブル信号の周波数と一致している
ため、ウォブル信号が検出可能になるまでの時間が一層
短縮される。更に、ウォブル信号周波数が変化すると、
それに応じてBPF11bの通過信号帯域がウォブル信
号周波数と一致するように変化し、トラック半径にかか
わらず、常に良好な状態でウォブル信号検出が可能にな
る。また、PLL回路13bは、入力信号が一部欠落し
てもそのフライホイール効果により出力クロック周波数
を維持することができる。このため、ウォブル信号欠落
中もBPF通過信号帯域がウォブル信号周波数に維持さ
れ、欠陥通過後、ウォブル信号が再開すると直ちにウォ
ブル信号の検出が可能になる。
【0053】以上説明のように本発明は、CLVフォー
マットで記録された光ディスクをCAVで再生すること
のできるウォブル信号検出回路を内蔵した光ディスク駆
動装置を提供するものであり、ディスク上に欠陥トラッ
クが存在し、ウォブル信号が欠落する場合でも安定して
ウォブル信号を検出することができる。また、シーク動
作中にウォブル信号が欠落し、シーク後ウォブル信号が
再開した場合にも安定してウォブル信号を検出すること
ができ、更に、シーク動作中にウォブル信号が欠落し、
シーク後ウォブル信号が再開した場合に安定してウォブ
ル信号を検出するとともに、ウォブル信号が検出可能に
なるまでの時間を短縮することができるウォブル信号検
出回路を内蔵した光ディスク駆動装置を提供するもので
ある。
【0054】
【発明の効果】請求項1、請求項2に記載の発明によれ
ば、ウォブル信号を入力し、帯域制御信号によって通過
する信号周波数帯域が可変であるフィルタ回路と、フィ
ルタ回路出力信号の周波数に対応した帯域制御信号を発
生し、フィルタ回路に入力するフィルタ制御回路とを備
えるため、ウォブル信号周波数が変化すると、それに応
じてBPFの通過信号帯域がウォブル信号周波数と一致
するように変化し、トラック半径にかかわらず、常に良
好な状態でウォブル信号検出が可能になる。従って、C
LVフォーマットで記録された光ディスクをCAVで再
生することが可能となる。
【0055】また、フィルタ制御回路は、フィルタ回路
の出力信号に同期したクロック信号を発生させるPLL
回路で構成するため、入力信号が一部欠落しても、その
フライホイール効果により、出力クロック周波数を維持
することができる。このため、ウォブル信号欠落中もB
PF通過信号帯域がウォブル信号周波数に維持され、欠
陥通過後、ウォブル信号が再開すると直ちにウォブル信
号の検出が可能になる。
【0056】請求項3、請求項4に記載の発明によれ
ば、フィルタ回路出力信号の周波数に対応した第1の帯
域制御信号を発生し、フィルタ回路に入力する第1のフ
ィルタ制御回路と、第2の帯域制御信号を発生させる第
2のフィルタ制御回路とを備えることにより、光ディス
ク上のトラックからウォブル信号が検出できる条件にお
いては、第1の帯域制御信号をフィルタ回路に入力し、
光ディスク上のトラックからウォブル信号が検出できな
い条件においては、第2の帯域制御信号をフィルタ回路
に入力するようにしている。従って、シーク動作中は第
2のフィルタ制御回路の出力によってBPF通過信号帯
域が維持される。このため、シーク後ウォブル信号が再
開すると安定してウォブル信号の検出が可能になるとい
った効果が得られる。
【0057】請求項5、請求項6に記載の発明によれ
ば、レベル設定可能な、第2の帯域制御信号を発生させ
る第2のフィルタ制御回路を更に備え、第2の帯域制御
信号のレベルは、記録再生を行うトラックの光ディスク
上の半径に対応して設定されるようにしているため、シ
ーク動作中に維持されるBPF通過信号帯域は、シーク
後に検出が再開されるウォブル信号の周波数と一致して
おり、従って、ウォブル信号が検出可能になるまでの時
間が短縮されるといった効果が得られる。
【0058】請求項7、請求項8に記載の発明によれ
ば、所定周波数信号を発生させる発振回路を更に備え、
光ディスク上のトラックからウォブル信号が検出できる
条件においては、フィルタ制御回路の入力をフィルタ回
路の出力信号とし、光ディスク上のトラックからウォブ
ル信号が検出できない条件においては、フィルタ制御回
路の入力を、発振回路の出力信号とするようにしている
ため、シーク動作中、PLL回路は発振回路の出力クロ
ックに同期し、PLL回路の出力クロック周波数が維持
される。この結果、BPF通過信号帯域も維持されるた
め、シーク後、ウォブル信号が再開すると安定してウォ
ブル信号の検出が可能になる。
【0059】請求項9に記載の発明によれば、PLL回
路は、フィルタ回路の出力信号に同期したクロック信号
を発生させる第1の同期ループと、発振回路の出力信号
に同期したクロック信号を発生させる第2の同期ループ
とを備え、第2の同期ループは、分周比の設定によって
出力クロック周波数が可変可能な周波数シンセサイザ回
路の構成であり、上記周波数シンセサイザの分周比が記
録再生を行うトラックの光ディスク上の半径に対応して
設定されるため、シーク動作中に維持されるBPF通過
信号帯域はシーク後に検出が再開されるウォブル信号の
周波数と一致しており、従ってウォブル信号が検出可能
になるまでの時間が短縮されるといった効果も得られ
る。
【0060】請求項10に記載の発明によれば、PLL
回路は、フィルタ回路の出力信号に同期したクロック信
号を発生させる第1の同期ループと、発振回路の出力信
号に同期したクロック信号を発生させる第2の同期ルー
プとを備え、第2の同期ループは、分周比の設定によっ
て出力クロック周波数が可変可能な第2の周波数シンセ
サイザ回路とし、上記第2の周波数シンセサイザの分周
比が記録再生を行うトラックの光ディスク上の半径に対
応して設定され、光ディスク上のトラックからウォブル
信号が検出できる条件においては、PLL回路の入力を
フィルタ回路の出力信号とし、ウォブル信号が検出でき
ない条件においてはPLL回路の入力を発振回路の出力
信号としているため、シーク動作中に維持されるBPF
通過信号帯域は、シーク後に検出が再開されるウォブル
信号の周波数と一致しており、従って、ウォブル信号が
検出可能になるまでの時間が短縮される。また、精シー
クの繰り返しが行われた場合、精シーク中に周波数の安
定した周波数シンセサイザの出力クロックによってBP
F通過信号帯域が維持される。このため、上記した時間
短縮効果がより高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク駆動装置の一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の他の実施形態を示すブロック図である。
【図4】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブル
信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図10】本発明の光ディスク駆動装置におけるウォブ
ル信号処理回路の更に他の実施形態を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク(Disc) 2 光ピックアップユニット(PU) 3 スピンドルモータ(SPM) 4 再生アンプ(AFE) 5 データデコーダ(Data・Dec) 6 ウォブル信号処理回路(WBL・DET) 7 CPU 8 データエンコーダ(Data・Enc) 9 LDドライバ(LDDRV) 10 スピンドルモータドライバ(SPM・DRV) 11a(11b) バンドパスフィルタ(BPF) 12 2値化回路(BIN) 13(13b) 位相同期回路(PLL) 14(23、29) 位相比較器(PD) 15(24) ローパスフィルタ(LPF) 16(25) VCO 17(22、26、28、30) 分周器(1/N1) 18 ATIPデコーダ(ATIP・Dec) 20(27) 発振回路(OSC) 40 F−V変換回路 100(101) スイッチ回路(SW1、SW2)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数を有するウォブル信号でウ
    ォブリングしたトラックを有する光ディスクを記録媒体
    として用いる光ディスク駆動装置であって、 前記光ディスク上のトラックから信号を読み出す光ピッ
    クアップと、 前記光ピックアップを介して読み出される信号から前記
    ウォブル信号を検出する信号検出回路と、 前記信号検出回路によって検出されるウォブル信号を入
    力とし、帯域制御信号によって通過する信号周波数帯域
    を可変とするフィルタ回路と、 前記フィルタ回路の出力周波数に対応した前記帯域制御
    信号を発生し、前記フィルタ回路に供給するフィルタ制
    御回路とを備えたことを特徴とする光ディスク駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ回路は、前記フィルタ制御
    回路により供給される帯域制御信号の周波数によって通
    過する信号周波数帯域を可変とし、 前記フィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力信号
    に同期したクロック信号を発生し、前記帯域制御信号と
    する位相同期回路で構成されることを特徴とする請求項
    1に記載の光ディスク駆動装置。
  3. 【請求項3】 所定の周波数を有するウォブル信号でウ
    ォブリングしたトラックを有する光ディスクを記録媒体
    として用いる光ディスク駆動装置であって、 前記光ピックアップを介して読み出される信号から前記
    ウォブル信号を検出する信号検出回路と、 前記信号検出回路によって検出されるウォブル信号を入
    力とし、帯域制御信号によって通過する信号周波数帯域
    を可変とするフィルタ回路と、 前記光ディスク上のトラックから前記ウォブル信号が検
    出できる条件においては、前記フィルタ回路出力信号の
    周波数に対応した第1の帯域制御信号を前記フィルタ回
    路に供給し、前記フィルタ回路に入力し、前記ウォブル
    信号が検出できない条件においては、前記フィルタ回路
    出力信号の周波数に対応した第2の帯域制御信号を前記
    フィルタ回路に供給する、それぞれ、第1、第2のフィ
    ルタ制御回路を備えたことを特徴とする光ディスク駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ回路は、前記フィルタ制御
    回路により供給される帯域制御信号の周波数によって通
    過する信号周波数帯域を可変とし、 前記第1のフィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出
    力信号に同期したクロック信号を発生して前記第1の帯
    域制御信号とする位相同期回路で構成され、 前記第2のフィルタ制御回路は、出力クロックを前記第
    2の帯域制御信号とする発振回路で構成されることを特
    徴とする請求項3に記載の光ディスク駆動装置。
  5. 【請求項5】 所定の周波数を有するウォブル信号でウ
    ォブリングしたトラックを有する光ディスクを記録媒体
    として用いる光ディスク駆動装置であって、 前記光ディスク上のトラックから信号を読み出す光ピッ
    クアップと、 前記光ピックアップを介して読み出される信号から前記
    ウォブル信号を検出する信号検出回路と、 前記信号検出回路によって検出されるウォブル信号を入
    力とし、帯域制御信号によって通過する信号周波数帯域
    を可変とするフィルタ回路と、 前記光ディスク上のトラックから、前記ウォブル信号が
    検出できる条件においては、前記フィルタ回路出力信号
    の周波数に対応した第1の帯域制御信号を前記フィルタ
    回路に供給し、前記ウォブル信号が検出できない条件に
    おいては、前記光ディスク上のトラック半径に対応して
    レベル設定される第2の帯域制御信号を前記フィルタ回
    路に供給する、それぞれ第1、第2のフィルタ制御回路
    とを備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ回路は、前記フィルタ制御
    回路により供給される帯域制御信号の周波数によって通
    過する信号周波数帯域を可変とし、 前記第1のフィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出
    力信号に同期したクロック信号を発生して前記第1の帯
    域制御信号とする位相同期回路で構成され、 前記第2のフィルタ制御回路は、前記光ディスク上のト
    ラック半径に対応して分周比が設定されることにより出
    力クロック周波数を可変とし前記第2の帯域制御信号と
    する周波数シンセサイザ回路で構成されることを特徴と
    する請求項5に記載の光ディスク駆動装置。
  7. 【請求項7】 所定の周波数を有するウォブル信号でウ
    ォブリングしたトラックを有する光ディスクを記録媒体
    として用いる光ディスク駆動装置であって、 前記光ディスク上のトラックから信号を読み出す光ピッ
    クアップと、 前記光ピックアップを介して読み出される信号から前記
    ウォブル信号を検出する信号検出回路と、 前記信号検出回路によって検出されるウォブル信号を入
    力とし、帯域制御信号によって通過する信号周波数帯域
    を可変とするフィルタ回路と、 前記フィルタ回路出力信号の周波数に対応した帯域制御
    信号を発生し、前記フィルタ回路に供給するフィルタ制
    御回路と、 所定周波数信号を発生させる発振回路と、 前記光ディスク上のトラックからウォブル信号が検出で
    きる条件においては前記フィルタ制御回路の入力を前記
    フィルタ回路の出力信号とし、前記ウォブル信号が検出
    できない条件においては、前記フィルタ制御回路の入力
    を、前記発振回路の出力信号とする入力切替え回路とを
    備えたことを特徴とする光ディスク駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ回路は、前記フィルタ制御
    回路により供給される帯域制御信号の周波数によって通
    過する信号周波数帯域を可変とし、 前記フィルタ制御回路は、前記フィルタ回路の出力信号
    または前記発振回路の出力信号に同期したクロック信号
    を発生し、前記帯域制御信号とする位相同期回路で構成
    されることを特徴とする請求項7に記載の光ディスク駆
    動装置。
  9. 【請求項9】 前記位相同期回路は、前記フィルタ回路
    の出力信号に同期したクロック信号を発生する第1の同
    期ループと、前記発振回路の出力信号に同期したクロッ
    ク信号を発生する第2の同期ループから成り、 前記第2の同期ループは、前記光ディスク上のトラック
    半径に対応して分周比が設定され、出力クロック周波数
    を可変とする周波数シンセサイザ回路で構成されること
    を特徴とする請求項8に記載の光ディスク駆動装置。
  10. 【請求項10】 所定の周波数信号を発生させる発振回
    路と、 前記フィルタ回路の出力信号に同期したクロック信号を
    発生させる第1の同期ループと、前記光ディスク上のト
    ラック半径に対応して分周比が設定され、出力クロック
    周波数を可変とする周波数シンセサイザ回路で構成され
    ると共に、前記発振回路の出力信号に同期したクロック
    信号を発生させる第2の同期ループとから成る位相同期
    回路と、 前記光ディスク上のトラックから前記ウォブル信号が検
    出できる条件においては、前記位相同期回路の入力を前
    記フィルタ回路の出力信号とし、前記ウォブル信号が検
    出できない条件においては前記位相同期回路の入力を、
    前記発振回路の出力信号とする入力切替え回路とを備え
    たことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク駆動装
    置。
JP2001353041A 2001-11-19 2001-11-19 光ディスク駆動装置 Pending JP2003157537A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7173890B2 (en) 2003-10-09 2007-02-06 Ricoh Company, Ltd. Wobbling signal demodulation method, wobbling signal demodulation circuit, and optical disk drive

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