JP2001357620A - 光ディスク記録装置とその半導体集積回路 - Google Patents

光ディスク記録装置とその半導体集積回路

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JP2001357620A
JP2001357620A JP2000181862A JP2000181862A JP2001357620A JP 2001357620 A JP2001357620 A JP 2001357620A JP 2000181862 A JP2000181862 A JP 2000181862A JP 2000181862 A JP2000181862 A JP 2000181862A JP 2001357620 A JP2001357620 A JP 2001357620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時に光ディスクの回転が変動した場合、
正確にデータを記録することが困難であった。 【解決手段】 ウォブルクロック計測回路33は、ウォ
ブルクロック信号の周波数を記録クロック信号の周波数
に基づいて計測し、これらの誤差分を求める。このウォ
ブルクロック計測回路33の出力信号はローパスフィル
タ34を介して記録クロックPLL回路26に供給され
る。この記録クロックPLL回路26はローパスフィル
タ34の出力信号に対応して記録クロック信号を発生す
る。データの記録時、記録クロック信号の周波数はウォ
ブルクロック信号の周波数に応じて変化する。このた
め、光ディスクの回転変動に拘わらずウォブルクロック
信号と記録クロック信号の比率を一定に保持でき、高精
度な記録を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD(comp
act disk)−R(Recordable)、CD−RW(Read/Writ
e)、DVD(Digital Versatile disk)−RAM(Rando
m Access Memory)、DVD−R、DVD−RWなど、複
数の種類の光ディスクにデータを記録することが可能な
光ディスク記録装置とそれに用いられる半導体集積回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3乃至図5は、各種光ディスクの構造
を概略的に示している。
【0003】図3(a)は、CD−R、CD−RW、D
VD−R、DVD−RWの光ディスクの表面を概略的に
示し、図3(b)は、DVD−RAMの光ディスクの表
面を概略的に示している。図4は、これら相変化型の記
録再生光ディスクの断面構造を示している。これら光デ
ィスク61の表面にはスパイラル状にグルーブ(溝)6
2が形成され、このグルーブ62の相互間にランド63
が形成されている。これら光ディスクは、グルーブの間
隔、記録線速度などが異なるが、基本的には図3(a)
(b)に示す構成とされている。
【0004】また、図5(a)に示すように、CD−
R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWの光ディス
クにおいて、記録信号(ピット)64は、グルーブ62内
に記録されている。これに対して、Z-CLV方式のD
VD−RAMの場合、図5(b)に示すように、ピット
はランド63とグルーブ62の両方に記録されている。
このため、記録密度が向上されている。
【0005】さらに、前記DVD−RAMは、図3
(b)に示すように、セクタという約2Kバイトのデー
タ量毎にヘッダー領域64が設けられており、このヘッ
ダー領域64に光ディスク上のアドレスが記録されてい
る。DVD−RAMの場合、前記ヘッダー領域64は隣
接する複数のトラック(グルーブやランド)毎に揃って
いる。このヘッダー領域64により区切られた複数のト
ラックの領域(以下、これをゾーンと呼ぶ)内ではCA
V(Constant Angular Velocity)で記録することが必
要である。光ディスク全面で見た場合、記録容量を上げ
るためにゾーン毎にCAVの回転数を変化され、ほぼC
LV(Constant Linear Velocity)相当の記録密度とな
っている。これをZ-CLV(Zone-CLV)方式と呼んでい
る。
【0006】上記いずれの光ディスクもトラックを正弦
波状にうねらせて、所謂ウォブルが形成されている。一
般に、ウォブルは、光ディスク毎に記録するべきデータ
量(距離)と決まった比率で形成されている。記録時はウ
ォブルに対応したウォブル信号がピックアップヘッドか
ら抽出され、このウォブル信号が光ディスクの回転制御
の基準とされる。ウォブル信号は通常、プッシュプルト
ラッキングエラー信号などから検出されることが多い。
【0007】従来、複数の種類の光ディスクを1台の装
置で記録再生できるシステムは、殆んど存在していな
い。しかし、近年、CD−R/RWやDVD−RAM、
DVD−R、DVD−RWなど複数の記録再生光ディス
クの登場により、これら種々の光ディスクを1台の装置
で記録再生することが可能な光ディスク記録再生装置の
開発が要望されている。
【0008】ところが、上記各種光ディスクは、ディス
ク毎に回転数が異なり、また、記録精度も異なってい
る。特に、記録時において、各光ディスクは前述のウォ
ブル信号を基準として回転速度が制御される。一般的に
は、ウォブル信号の周波数が一定となるように光ディス
クが回転され、光ディスク上でのレーザービームの線速
度が一定に制御される。記録信号は記録クロック信号の
周波数を固定し、固定レートで記録される。
【0009】しかし、上記各種光ディスクについてウォ
ブル信号の周波数を一定として光ディスクを回転させる
ことが難しい。特に、DVD−RAMの場合、ゾーンに
よって回転数が相違するため、ウォブル信号の周波数を
一定として光ディスクを回転させることが難しい。しか
も、ディスクサーボは光ディスクの偏芯によって生じる
ウォブル信号の揺らぎなどもある程度抑える必要があ
る。したがって、複数の異なる種類の光ディスクに対し
て、複数の記録速度をサポートすることが困難となる可
能性が高い。
【0010】このように、光ディスクは、その仕様がそ
れぞれ異なるため、複数種の光ディスクを記録再生可能
とするために、ピックアップやディスクモータなどのキ
ーパーツの設計、及びディスクサーボ系の設計が複雑に
なることが予想される。
【0011】図6は、従来の光ディスク記録再生装置の
構成を示している。図6を参照して、複数の種類の光デ
ィスクを記録再生する場合の問題点について具体的に説
明する。
【0012】先ず、再生系について説明する。光ディス
ク11からピックアップヘッド12により読み取られた
信号は、高周波回路(RF)及びマトリクスアンプ13
に供給される。このマトリクスアンプ13は、ピックア
ップヘッド12から供給される信号に応じてサーボ制御
に必要なエラー信号を生成するとともに、情報信号の波
形等化などを行ったRF信号(情報信号)、及びウォブル
に同期したクロック信号を生成する。
【0013】前記エラー信号はサーボ制御回路14に供
給される。このサーボ制御回路14はエラー信号に基づ
き出力信号のゲインや位相を調整する。このサーボ制御
回路14の出力信号はドライバー15に供給され、この
ドライバー15の出力信号により、ピックアップヘッド
12を駆動する図示せぬアクチュエータや送りモーター
16が制御される。
【0014】一方、前記マトリクスアンプ13から出力
される波形等化されたRF信号は、データスライス回路
及び復調回路17に供給される。このデータスライス回
路及び復調回路17は情報信号の2値化や同期クロック
信号の抽出、同期信号の分離及び情報信号の復調を行
う。復調された信号は同期クロック信号と共にエラー訂
正回路18に供給される。このエラー訂正回路18は、
訂正RAM19を用いて復調された信号のエラーを訂正
する。すなわち、データスライス回路及び復調回路17
から供給される情報信号はエラー訂正回路18を介して
訂正RAM19に記憶される。エラー訂正回路18はこ
の訂正RAM19に記憶された情報信号を順次読み出し
てエラー訂正を行う。このエラー訂正回路18の出力信
号はデータバッファ回路20を介してデータバッファR
AM21に一時記憶される。データバッファ回路20
は、ホストコンピュータからの要求に応じてデータバッ
ファRAM21に記憶されたデータをホストコンピュー
タに出力する。
【0015】次に、記録系について説明する。前記ホス
トコンピュータから供給されたデータは、データバッフ
ァ回路20を介して前記データバッファRAM21に記
憶される。このデータバッファRAM21に記憶された
データは、データバッファ回路20を介して、パリティ
生成回路22に供給される。このパリティ生成回路22
はパリティ信号を生成し、データに付加する。このパリ
ティ信号が付加されたデータは、変調回路23で変調さ
れ、レーザー駆動回路24にビットストリームからなる
記録信号として供給される。このレーザー駆動回路24
は記録信号に応じてピックアップヘッド12に設けられ
た図示せぬ半導体レーザーを駆動し、光ディスクにピッ
トを形成する。
【0016】前記エラー訂正回路18、データバッファ
回路20、及びパリティ生成回路22等は信号処理クロ
ックPLL回路25により生成された信号処理用のクロ
ック信号に応じて動作される。また、前記変調回路23
は記録クロックPLL回路26で生成された記録用のク
ロック信号により動作される。この記録クロックPLL
回路26は、後述するシステムコントローラ32から供
給される制御信号に応じて制御され、各種光ディスクの
定常速度に一致した記録クロック信号を発生する。
【0017】再生時、光ディスク系の制御は光ディスク
モータ27と光ディスクモータドライバ28から得られ
るFG(Frequency Generating)信号で制御されること
が多い。この場合、CAV方式の回転制御が行われる。
場合によっては、同期信号の分離等を行っている前記復
調回路17からの同期信号(再生同期信号)の周波数を
一定にするように、CLV方式で制御されることもあ
る。
【0018】記録時は、光ディスクに照射されるレーザ
ーパワーを一定に保つ必要がある。このため、CAV方
式で制御されることは殆んどない。したがって、記録時
は、一般にウォブル信号を使用して光ディスクの回転が
制御される。ウォブル信号は、ウォブルPLL回路29
において、前記マトリクスアンプ13から供給されるウ
ォブルに同期したクロック信号に基づいて生成される。
このようにして生成することにより、光ディスクに傷な
どが生じていても、安定なウォブル信号を生成すること
ができる。但し、DVD−RAMの場合、前述したよう
にゾーン毎にCAVで記録することが規格により定めら
れている。このため、ゾーン内では前記FG信号に基づ
いて、CAVで光ディスクを回転させピットを記録す
る。
【0019】前記ウォブルPLL回路29で生成された
ウォブル信号(ウォブルクロック信号)、FG信号、及
び再生同期信号は、動作モードに応じてスイッチ30に
より選択され、ディスクモータ制御回路31に供給され
る。このディスクモータ制御回路31は、スイッチ30
から供給される信号と水晶発振器から供給される信号と
を比較し、この比較結果に応じてディスクモータドライ
バ28を制御する。
【0020】システムコントローラ32は、記録、再生
等の動作モードに応じて、前記各種回路を制御する。さ
らに、システムコントローラ32には、信号処理系やサ
ーボ系から得られる光ディスクの種類を判別するディス
ク判別信号が供給される。このシステムコントローラ3
2は、ディスク判別信号に基づいて光ディスクの種類を
判別し、光ディスクの種類に応じて、前記記録クロック
PLL回路26の基準発振周波数を決定している。この
基準発振周波数の値(基準値)は前記記録クロックPL
L回路26に供給される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、データ記録
時におけるウォブルクロック信号と記録クロック信号の
周波数の比率は、規格により定められている。
【0022】図7は、光ディスクの種類に応じたウォブ
ルクロック信号と記録クロック信号の周波数の比率の例
を示している。
【0023】上記のように、光ディスクの回転速度は、
光ディスクによって異なっている。このように、種々の
回転速度により動作される光ディスクに対応して正しく
データを記録するためには、ウォブルクロック信号と記
録クロック信号の周波数の比率が上記規格で定められた
一定の比率である必要がある。
【0024】しかし、シーク後など光ディスクの回転が
過渡的に定常回転数になっていない場合、ウォブルクロ
ック信号と記録クロック信号の周波数の比率が変動す
る。この比率が変動している状態では、データが正しく
記録されない。したがって、この状態で記録された光デ
ィスクは、他の記録再生装置により再生することが困難
となる。
【0025】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、記録時に光
ディスクの回転が変動した場合においても、正確にデー
タを記録することが可能な光ディスク記録装置とその半
導体集積回路を提供しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク記録
装置は、上記課題を解決するため、光ディスクのウォブ
ルに対応したウォブルクロック信号を生成するウォブル
クロック生成回路と、記録用の記録クロック信号を生成
する記録クロック生成回路と、前記ウォブルクロック生
成回路から供給される前記ウォブルクロック信号の周期
を前記記録クロック生成回路から供給される前記記録ク
ロック信号に基づいて計測し、この計測結果を前記記録
クロック生成回路の発振周波数の制御に供するウォブル
クロック計測回路とを具備している。
【0027】本発明の半導体集積回路は、光ディスクの
ウォブルに対応したウォブルクロック信号を生成するウ
ォブルクロック生成回路と、記録用の記録クロック信号
を生成する記録クロック生成回路と、前記ウォブルクロ
ック生成回路から供給される前記ウォブルクロック信号
の周期を前記記録クロック生成回路から供給される前記
記録クロック信号に基づいて計測するウォブルクロック
計測回路とを具備し、前記ウォブルクロック計測回路の
計測結果に応じて、前記ウォブルクロック信号の周波数
と記録クロック信号の周波数の比率が予め設定された所
定の値になるように前記記録クロック生成回路の発振周
波数が制御される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】図1は、本発明に係る光ディスク記録再生
装置の実施例を示すものであり、図6と同一部分には同
一符号を付し説明は省略する。なお、図1において、I
Cは1つの半導体集積回路に内蔵される要素を示してお
り、ローパスフィルタ34は、半導体集積回路に内蔵す
ることも、外付けとすることも可能である。
【0030】この実施例の特徴は、データの記録時に記
録クロック信号の周波数をウォブルクロック信号に応じ
て変化させている。この制御を行うため、図1に示すよ
うにウォブルクロック計測回路33とローパスフィルタ
34を設けている。
【0031】すなわち、ウォブルPLL回路29から出
力されたウォブルクロック信号は、ウォブルクロック計
測回路33に供給される。さらに、このウォブルクロッ
ク計測回路33には、記録クロックPLL回路26から
記録クロック信号が供給されている。このウォブルクロ
ック計測回路33は、記録クロック信号に基づいてウォ
ブルクロック信号を計数し、ウォブルクロック信号と記
録クロック信号の周波数の比率が規格で決められた比率
になっているかどうかを計測する。このウォブルクロッ
ク計測回路33の出力信号はローパスフィルタ34に供
給される。このローパスフィルタ34は、僅かな計測誤
差から発生するノイズ成分などを除去すると共に、定常
誤差を少なくするためにウォブルクロック計測回路33
から供給される信号を十分に積分し、記録クロックPL
L回路26ヘ供給する。
【0032】記録クロックPLL回路26は、ローパス
フィルタ34からフィードバックされた信号に応じて発
振周波数が変化され、ウォブルクロック信号と記録クロ
ック信号の周波数の比率が本来の比率になるように記録
クロック信号の周波数が制御される。
【0033】システムコントローラ32は、信号処理系
やサーボ系から得られる光ディスク判別信号に基づいて
光ディスクの種類を判別するとともに、光ディスクの種
類に応じた記録クロックPLL回路26の基準発振周波
数、及びウォブルクロック計測回路33の基準値(光デ
ィスク毎の記録クロック信号とウォブルクロック信号と
の周波数の比率)を決定する。
【0034】上記構成において、記録時にディスクサー
ボの精度が低下し、光ディスクの回転精度が悪化した場
合においても記録クロック信号を光ディスクの回転変動
に追従させることができる。したがって、ウォブルクロ
ック信号と記録クロック信号の周波数の比率を略一定に
保持することができ、正しい記録状態が保たれる。
【0035】図2は、図1に示すウォブルクロック計測
回路33、ローパスフィルタ34及び記録クロックPL
L回路26の構成例を示している。
【0036】ウォブルクロック計測回路33は、分周器
41、カウンタ回路42、レジスタ43、ウォブルカウ
ント数レジスタ44、減算器45により構成されてい
る。前記ウォブルPLL回路29から供給されるウォブ
ルクロック信号CKは、分周器41に供給される。この
分周器41により1/Nに分周されたウォブルクロック
信号はカウンタ回路42及びレジスタ43に供給され
る。前記カウンタ回路42には、前記記録クロックPL
L回路26の後述するVCO(Voltage controlledOsci
llator)53から出力される記録クロック信号が供給さ
れている。このカウンタ回路42は分周器41から供給
されるウォブルクロック信号の周期が記録クロック信号
の何個分であるかをカウントする。すなわち、カウンタ
回路42は、前記分周器41から供給されるウォブルク
ロック信号の例えば1周期の期間に記録クロック信号を
カウントする。また、前記分周器41は、ウォブルクロ
ック信号CKの周期を拡大しており、ウォブルクロック
信号CKを記録クロック信号で計測する際に、計数精度
を上げる目的で用いられている。カウンタ回路42のカ
ウント値は、前記分周器41から出力されるウォブルク
ロック信号に応じて、毎周期にレジスタ43にラッチさ
れる。このレジスタ43にラッチされたカウント値は、
理想的には規格で定められた比率に対応した値となる。
しかし、例えばシーク後等において、光ディスクの回転
速度が変動している期間は正規の比率から変動してい
る。このレジスタ43の値は減算器45に供給される。
【0037】一方、ウォブルカウント数レジスタ44に
は、例えばシステムコントローラ32から供給される光
ディスクの種類に応じたウォブルクロック信号と記録ク
ロック信号の周波数の比率に対応する基準値がラッチさ
れる。このウォブルカウント数レジスタ44にラッチさ
れた基準値は前記減算器45に供給される。この減算器
45はレジスタ43から供給されるカウント値とウォブ
ルカウント数レジスタ44から供給される基準値の差を
求める。前記レジスタ43から供給されるカウント値が
規格に定められた比率に対応する場合、これらカウント
値と基準値の誤差分はゼロとなる。この誤差分は、ロー
パスフィルタ34に供給される。
【0038】前記ローパスフィルタ34は、加算器4
6、レジスタ47、及び分周補正レジスタ48により構
成されている。前記減算器45から出力される誤差分は
加算器46に供給される。この加算器46には前記レジ
スタ47の出力信号が供給される。このレジスタ47に
は加算器46の出力信号が供給される。このため、加算
器46の動作に応じて高域周波数成分の変動が除去され
るとともに、定常ずれを減少するために積分される。こ
の加算器46の演算結果は分周補正レジスタ48にラッ
チされる。この分周補正レジスタ48にラッチされた高
域周波数成分が除去された誤差分は、記録クロックPL
L回路26に供給される。
【0039】記録クロックPLL回路26は、主として
プログラマブルカウンタ51とVCO53、及び位相比
較器とチャージポンプで構成されるブロック52、さら
に記録クロック信号を生成するための基準となる水晶発
振器55の出力信号を分周する分周器54により構成さ
れている。
【0040】さらに、この記録クロックPLL回路26
は、分周設定レジスタ49と、加算器50を有してい
る。この分周設定レジスタ49には、システムコントロ
ーラ32から供給される光ディスクの種類に応じた基準
値がラッチされる。この分周設定レジスタ49にラッチ
された基準値と前記分周補正レジスタ48から出力され
る誤差分は加算器50に供給され、この加算器50にお
いてこれらが加算される。このようにして、加算器50
により、記録クロック信号の発振周波数が決定される。
この加算器50の出力信号はプログラマブルカウンタ5
1にセットされる。記録クロックPLL回路26は、前
記プログラムカウンタ51にセットされた発振周波数に
応じて動作し、記録クロック信号を発生する。
【0041】ここで、例えば前記ウォブルクロック信号
の周波数と記録クロックの周波数との比率が、規格で定
められた比率からずれている場合、前述した誤差分がゼ
ロ以外の値となる。この値がローパスフィルタ34によ
り積分され、ローパスフィルタ34内の分周補正レジス
タ48の値がゼロ以外の値とされる。このため、分周補
正レジスタ48の誤差分がゼロとなるよう、記録クロッ
クPLL回路26が動作され、記録クロック信号の周波
数が調整される。
【0042】上記実施例によれば、データの記録時にウ
ォブルクロック信号の周波数に応じて記録クロック信号
の周波数を変化させている。このため、光ディスクの回
転速度が変動した場合においてもウォブルクロック信号
と記録クロック信号の周波数の比率を略一定に保持する
ことができる。したがって、光ディスクの種類に対応し
て確実にデータを記録することができ、複数種の光ディ
スクを1台の装置で記録再生することが可能となる。
【0043】しかも、光ディスクの回転速度に影響を受
けることなく、データを記録することができるため、デ
ィスクサーボの応答速度を高速化する必要がない。した
がって、ディスクサーボ系の設計が容易となり、ローコ
ストな光ディスクモータを使用して高精度の記録を実現
できる。
【0044】また、シーク後など光ディスクの回転が定
常値でない場合においても、ウォブルクロック信号と記
録クロック信号の周波数の比率を保証することができ
る。このため、ディスクサーボの制御により、光ディス
クの回転が完全に定常状態となる前に記録を開始するこ
とが可能となる。したがって、従来に比べて記録時間を
短縮することができる。
【0045】さらに、記録クロックPLL回路26は、
水晶発振器55の出力信号に基づいて記録クロック信号
を生成し、この記録クロック信号をウォブルクロック信
号に従って補正している。このため、例えばウォブルク
ロック信号に基づいて記録クロック信号を発生する場合
に比べてジッターを抑制することができる。
【0046】尚、上記実施例の場合、ウォブルクロック
信号の周波数と記録クロック信号の周波数の比率は、光
ディスクが如何なる回転数であっても略一定に保たれ
る。このため、本発明の装置により、CAV方式の記録
システムを構築することも可能である。
【0047】また、上記実施例において、ウォブルクロ
ック計測回路33の出力信号はローパスフィルタ34を
介して記録クロックPLL回路26の加算器50に供給
した。しかし、本発明は、この実施例に限定されるもの
ではない。
【0048】例えばウォブルクロック計測回路33のウ
ォブルカウント数レジスタ44、減算器45、ローパス
フィルタ34、記録クロックPLL回路26における分
周設定レジスタ49、及び加算器50の機能をハードウ
ェア又はソフトウェアによりシステムコントローラ32
に付加してもよい。
【0049】この場合、ウォブルクロック計測回路33
のレジスタ43にラッチされたカウント値はシステムコ
ントローラ32に供給される。このシステムコントロー
ラ32において、前記カウント値は例えばウォブルクロ
ック信号と記録クロック信号の比率に相当する基準値と
ともに減算器に供給され、この減算器においてこれらの
値が減算される。この減算器の出力信号は必要に応じて
ローパスフィルタ等により、高域周波数成分が除去され
た後、光ディスクの種類に応じた基準値とともに例えば
加算器に供給される。この加算器においてこれらの信号
が加算され、記録クロック信号の発振周波数が決定され
る。この決定された発振周波数はシステムコントローラ
32から記録クロックPLL回路26のプログラマブル
カウンタ51に供給される。このような構成としても、
上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0050】その他、本発明の要旨を変えない範囲にお
いて種々変形実施可能なことは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
記録時に光ディスクの回転が変動した場合においても、
正確にデータを記録することが可能な光ディスク記録装
置とその半導体集積回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】図1の要部を具体的に示す構成図。
【図3】図3(a)はCD−R、CD−RW、DVD−
R、DVD−RWの光ディスクの表面を概略的に示す平
面図、図3(b)はDVD−RAMの光ディスクの表面
を概略的に示す平面図。
【図4】相変化型の記録再生光ディスクの構造を示す断
面図。
【図5】図5(a)はCD−R、CD−RW、DVD−
R、DVD−RWのトラックを概略的に示す構成図、図
5(b)はDVD−RAMのトラックを概略的に示す構
成図。
【図6】従来の光ディスク記録再生装置の一例を示す構
成図。
【図7】光ディスクの種類に対応した記録クロックとウ
ォブルクロックの関係を示す図。
【符号の説明】
11…光ディスク、 12…ピックアップヘッド、 13…マトリクスアンプ、 26…記録クロックPLL回路、 29…ウォブルPLL回路、 32…システムコントローラ、 33…ウォブルクロック計測回路、 34…ローパスフィルタ、 41…分周器、 42…カウンタ回路、 45…減算器、 50…加算器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのウォブルに対応したウォブ
    ルクロック信号を生成するウォブルクロック生成回路
    と、 記録用の記録クロック信号を生成する記録クロック生成
    回路と、 前記ウォブルクロック生成回路から供給される前記ウォ
    ブルクロック信号の周期を前記記録クロック生成回路か
    ら供給される前記記録クロック信号に基づいて計測し、
    この計測結果を前記記録クロック生成回路の発振周波数
    の制御に供するウォブルクロック計測回路とを具備する
    ことを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクのウォブルに対応したウォブ
    ルクロック信号を生成するウォブルクロック生成回路
    と、 記録用の記録クロック信号を生成する記録クロック生成
    回路と、 前記ウォブルクロック生成回路から供給される前記ウォ
    ブルクロック信号の周期を前記記録クロック生成回路か
    ら供給される前記記録クロック信号に基づいて計測する
    ウォブルクロック計測回路とを具備し、 前記ウォブルクロック計測回路の計測結果に応じて、前
    記ウォブルクロック信号の周波数と記録クロック信号の
    周波数の比率が予め設定された所定の値になるように前
    記記録クロック生成回路の発振周波数が制御されること
    を特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記ウォブルクロック計測回路と前記記
    録クロック生成回路の相互間に設けられ、前記ウォブル
    クロック計測回路の出力を積分するフィルタ回路をさら
    に具備することを特徴とする請求項1記載の光ディスク
    記録装置。
  4. 【請求項4】 前記ウォブルクロック計測回路は、前記
    ウォブルクロック信号の1周期と実質的に比例した期間
    内における前記記録クロック信号の数をカウントするカ
    ウンタ回路と、 前記ウォブルクロック信号と記録クロック信号の所望の
    周波数比と対応する基準値をラッチする第1のレジスタ
    と、 前記第1のレジスタにラッチされた基準値と前記カウン
    タ回路から供給されるカウント値の誤差分を演算する演
    算回路とを具備することを特徴とする請求項3記載の光
    ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ回路は、第1、第2の入力
    端、及び出力端を有し、前記第1の入力端に前記演算回
    路から出力される誤差分が供給される第1の加算器と、 入力端が前記第1の加算器の前記出力端に接続され、出
    力端が前記第1の加算器の前記第2の入力端に接続され
    た第2のレジスタと、 前記第1の加算器の出力端に接続され、第1の加算器の
    出力信号をラッチする第3のレジスタとを具備すること
    を特徴とする請求項4記載の光ディスク記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録クロック生成回路は、前記記録
    クロック信号の所望の発振周波数に応じた基準値をラッ
    チする第4のレジスタと、 第1、第2の入力端、及び出力端を有し、前記第1の入
    力端に前記第4のレジスタから出力される前記基準値が
    供給され、前記第2の入力端に前記第3のレジスタから
    供給されるフィルタ回路の出力信号が供給され、これら
    出力信号と基準値とを加算し、記録クロック信号の発振
    周波数を決定する第2の加算器と、 前記第2の加算器の出力信号がセットされるプログラマ
    ブルカウンタを有し、このプログラマブルカウンタにセ
    ットされた信号に応じて前記記録クロック信号を生成す
    るPLL回路とを具備することを特徴とする請求項5記
    載の光ディスク記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ウォブルクロック回路は、 前記ウォブルクロック信号の1周期と実質的に比例した
    期間内における前記記録クロック信号の数をカウントす
    るカウンタ回路と、 前記ウォブルクロック信号と記録クロック信号の所望の
    周波数比と対応する基準値をラッチする第1のレジスタ
    と、 前記第1のレジスタにラッチされた基準値と前記カウン
    タ回路から供給されるカウント値の誤差分を演算する演
    算回路とを具備し、 前記記録クロック生成回路は、 前記記録クロック生成回路は、前記記録クロック信号の
    所望の発振周波数に応じた基準値をラッチする第2のレ
    ジスタと、 第1、第2の入力端、及び出力端を有し、前記第1の入
    力端に前記第2のレジスタから出力される前記基準値が
    供給され、前記第2の入力端に前記演算回路で求められ
    た誤差分に基づく信号が供給され、これら誤差分に基づ
    く信号と基準値とを加算し、記録クロック信号の発振周
    波数を決定する第1の加算器と、 前記第1の加算器の出力信号がセットされるプログラマ
    ブルカウンタを有し、このプログラマブルカウンタにセ
    ットされた信号に応じて前記記録クロック信号を生成す
    るPLL回路とを具備することを特徴とする請求項2記
    載の半導体集積回路。
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