JP4694087B2 - ディスク記録再生装置及び再生方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はディスク記録再生装置及び再生方法に係り、特に、ウォブル形状を含む光学式ディスク等のメディアからウォブルクロック信号の再生を行う記録再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在の代表的な光ディスクとしてCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile(Video) Disc)が挙げられる。記録が可能な光学式ディスクメディアとしてCD−R(Compact Disc−Recordable)やDVD−RAM(Digital Video Disc − Random Access Memory)、DVD−R(Digital Video Disc−Recordable)、DVD−RW(Digital Video Disc−Rewritable)、DVD+RW(Digital Video Disc+Rewritable)が挙げられる。
【0003】
これらの光学式ディスクメディアには、製造段階であらかじめディスクの内周から外周の方向に向かうスパイラル状の案内溝と、その案内溝に沿って所定の振幅と周期をもって案内溝を微小にうねらせたウォブル(wobble=揺れ、うねり)が施されている。このウォブルは、プッシュプル検出回路によりウォブルクロック信号として検出され、他のアドレス情報と併用して、アドレス検出の信頼性を向上させるためや、光学系ディスクの回転駆動手段であるスピンドルモーターのサーボ制御を行う為に用いられる。このことは「DVD−RAM技術、田中伸一、重松和男監修、トリケップス社」p19、20にも述べられている。またDVD−RAMディスクのデータエリアは複数のゾーンに分かれており、夫々のゾーン毎に一定の線速度で回転制御が行われる。ただしゾーン内は角速度が一定の回転制御方式で制御される。
【0004】
一方、DVD−RやDVD−RW等のディスクは、DVD−RAMのようにゾーン毎にデータエリアは分けられておらず、DVD−ROMのフォーマットと同様に内周から外周へ向かってスパイラル状に連続して記録されており、全周にわたって一定の線速度で回転制御が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
光ディスクからデータを読み出す際、光源から照射された光ビームを微小な光スポット状に集光して光ディスクに照射し、光ビームのトラッキング制御、フォーカシング制御を行いつつ、再生と記録を行っている。また、情報を再生、記録する光ピックアップを目標の情報トラックに移動させる場合、光スポットが目標の情報トラックに移動するのに、横切るトラック数が少なければ1トラックを横切る動作の繰り返しで精細シークを行う。この1トラックを横切る動作はトラックジャンプと呼ばれ、トラックジャンプ信号をトラッキングアクチュエータに印加することによって1トラック分だけ光スポットを移動させることができる。このことは、特開2001?134957号公報にも述べられている。
【0006】
先程述べたようにDVD−RAMはZCLV(Zone Constant Linear Velocity)と呼ばれる回転制御方式を採用しており、ゾーン内では角速度が一定の制御方式CAV(Constant AngularVelocity)であるため、ゾーン内の隣接するトラックのウォブル位相は同期している。(当然、ゾーンに対応した回転数に合わせてウォブルがゾーン毎に刻まれているので異なるゾーン間での位相は異なる)
一方、DVD−RAMのZCLVの回転制御方式ではなく、CLV(Constant Linear Velocity)と呼ばれる線速度方式で回転制御を行っているDVD−RやDVD−RW、DVD+RWに代表される光ディスクメディアは、全周に渡って内周から外周へスパイラル状に一定の間隔でトラックが刻まれている。そのためトラックに刻まれているウォブルから再生されるウォブルクロック信号の位相は、隣接するトラック同士で同期はしていない。
【0007】
前述の従来の技術で述べたようにトラックに刻まれたウォブルから再生されたウォブルクロック信号は、他のアドレス情報と併用して、アドレス検出の信頼性を向上させるためや、光学系ディスクの回転駆動手段であるスピンドルモーターのサーボ制御を行う為に用いられている。このため、安定したウォブルクロック信号の再生は非常に重要である。
【0008】
DVD−RAMディスクの再生において、内周から外周へとスパイラル状に刻まれたトラックに沿って一定の周期でウォブルクロック信号が再生されている状況から、隣接するトラックへトラックジャンプを行うことを考えた場合、同じゾーン内では、隣接するトラック(またはゾーン内の任意のトラック)間のウォブル位相が同じ為、トラックジャンプを行っても再生されるウォブルクロック信号の位相はずれないため、トラックジャンプによるウォブルクロック信号生成への悪影響はない。
【0009】
一方、DVD−R、DVD−RW、DVD+RWディスクの再生において、内周から外周へとスパイラル状に刻まれたトラックに沿ってウォブルクロック信号が再生されている状況から、隣接するトラック(または任意のトラック)へトラックジャンプを行うことを考える。この場合には、隣接するトラック(または任意のトラック)間のウォブル位相が異なる為、トラックジャンプを行うと再生されるウォブルクロック信号の位相がずれ、そのずれた位相を再度合わせるために時間を要する。従って、トラックジャンプによってウォブルクロック信号生成へ悪影響を及ぼす。
【0010】
従って本発明の目的は、DVD−R、DVD−RW、DVD+RWディスク等の、内周から外周へとスパイラル状に刻まれたトラックに沿って一定の周期でウォブルクロック信号を再生する状況において、隣接するトラック(または任意のトラック)へトラックジャンプを行い、ウォブルクロック信号の位相がずれても、素早く位相を同期させることができる記録又は再生技術を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、内周から外周へ所定の間隔でスパイラル状に案内溝(トラック)が刻まれ、その案内溝に沿って所定の振幅と周期をもって案内溝を微小にうねらせたウォブルが施された記憶媒体からウォブル信号を抽出し、そのウォブルを2値化したウォブル信号を生成し、出力補正を行いウォブルクロック信号を生成するディスク記録再生装置であって、隣接するトラック(または任意のトラック)間のウォブル位相が異なる、DVD−R、DVD−RW、DVD+RWディスク等の再生する場合、これらのディスクの再生中にトラックジャンプが発生するとウォブルクロック信号の位相ずれが発生し、ウォブルクロック信号生成への悪影響を及ぼす。従って、隣接するトラック(または任意のトラック)へトラックジャンプを行い、ウォブルクロック信号の位相がずれても、素早く2値化されたウォブルとの位相差を無くすために、本発明ではウォブルクロック信号生成手段が持つウォブルクロック信号生成用のダウンカウンタの値を、トラックジャンプ通知信号から生成された位相リセット信号が入力されるタイミングにて、2値化されたウォブル信号に相当する値を入力し、2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号との位相差を無くしている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い、図を参照して説明する。
図1は本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。同図において、101は内周から外周へ所定の間隔で中心からスパイラル状に案内溝(トラック)が刻まれ、その案内溝に沿って所定の振幅と周期をもって案内溝を微小にうねらせたウォブルが施された光ディスク、102は光ディスク101から記録信号を読み取るピックアップ、103はデータ記録再生手段である。図中には示していないがデータ記録再生手段103にはピックアップ102の制御を行うサーボ制御手段や、データの変復調を行う手段、誤り訂正を行う手段、データを一時記憶しておく一時記憶手段や、その一時記憶手段を制御する一時記憶手段制御手段、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)に代表される、プロトコルに従ってホスト104とのやり取りを行うホストI/F手段など、ピックアップ102から読み出されたデータを、外部装置のホスト104へ出力、またはホスト104からのデータをディスク101上に記録するために必要な手段をすべて備えている。105はそのデータ記録再生手段103を制御するマイコンである。106はピックアップ102からのデータからウォブルを抽出し、ウォブルに同期して2値化を行うウォブル抽出手段、107は2値化されたウォブル信号と最終的に出力するウォブルクロック信号の位相や周波数誤差を比較する位相及び周波数比較手段、108はウォブル抽出手段からの2値化されたウォブル信号周期の単純移動平均をとる移動平均周期演算手段、109は位相及び周波数比較手段107、位相制御手段109、ウォブルクロック信号生成手段110で構成されるPLL(Phase−LockedLoop)の特性を決めるために重要な位相制御手段、110は位相制御手段109から出力される補正値や、任意の周期を与えることが可能な基準値設定手段111から出力される値を元に、ウォブルクロック信号を生成するウォブルクロック信号生成手段である。
【0013】
このウォブルクロック信号生成手段110は、図示はしていないがウォブルクロック信号生成用に、ダウンカウンタを有している。また、112はデータ記録再生手段103から出力される信号を元に、ウォブルクロック信号生成手段110への位相リセット信号を生成する位相リセット信号生成手段である。
なお、本発明の説明において、ディスクに刻まれている「ウォブル」に対して、同期して2値化されたものを「2値化されたウォブル信号」、それを補正し最終的に出力するものを「ウォブルクロック信号」として区別して説明する。
【0014】
続いてDVD−RAM、DVD−R/RWディスクのディスク構造について図2〜図5を用いて説明する。
図2は2.6GBのDVD−RAMディスクの1/4面の領域の概略構成図であり、本実施例では、ディスク容量が2.6GB(GigaByte)のDVD−RAMを示している。ディスクは大きく分けてリードインエリア201、データエリア202、リードアウトエリア203に分けられている。データエリア202は図のように24のゾーンに分割され、1トラック当たりのセクタ数は最内周ゾーンで17、最外周ゾーンで41となっている。
【0015】
リードインエリア201は、エンボスピット記録部分と書き換え可能部分とに分けられる。エンボスピット記録部分にはディスクの種類やフォーマット、記録方法等が記録されているコントロールデータがある。リードインエリアの書き換え可能部にはディスクやドライブでのテストを行う部分や、ディスク上の欠陥を処理するためデータを記録する領域が設けられている。リードアウトエリア203もディスク上の欠陥を処理するためデータを記録する領域が設けられている。
【0016】
図3はDVD−RAMディスクに刻まれている溝の構造の拡大図である。図において、301はDVD−RAMディスク、302はユーザーデータ領域、303はアドレス情報領域である。DVD−RAMはランド304とグルーブ305と呼ばれる案内溝が刻まれており、高記録密度のためにランドとグルーブの双方にデータ306が記録されている。307はピットで作りこまれたアドレス情報である。308がランド、グルーブトラックに沿って所定の振幅と周期をもって微小にうねらせたウォブルである。
【0017】
図4はDVD−R/RWディスクの1/4面領域の概略構成図である。図において、401は情報エリアと呼ばれ、このエリアはリードアウトエリア402、データエリア403、リードアウトエリア404で構成され,DVD−ROMディスクと全く同一の構成である。また記録されるデータフォーマットも同一である。さらに情報エリアの内周にDVD−R/RW特有の領域であるR情報エリア405がある。この領域は記録レーザパワーの校正(PCA:Power Calibration Area)や記録機にとって必要な記録管理情報(RMA:Recording Management Area)のために用意されており、一般の再生プレーヤ、ドライブではディスク再生上の問題が生じない様に考慮されている。
【0018】
図5はDVD−R/RWディスクに刻まれている溝の構造の拡大図である。図において、501はDVD−R/RWディスク、502はユーザーデータ領域である。DVD−R/RWディスク501もランド503とグルーブ504と呼ばれる案内溝が刻まれているが、データ505が記録されているのは、グルーブ504のみである。506はグルーブトラックに沿って所定の振幅と周期をもって微小にうねらせたウォブルであり、ランドプリピット507は決められた規則にしたがってランド上に配置されるアドレスピットである。
【0019】
ここで、図1を用いて、光学式ディスクからデータを読み取るには欠かせないトラックジャンプ発生までの動きを簡単に説明する。101の光学式ディスクメディアからピックアップ102を通して再生されたデータは、マイコン105の制御下でデータ記録再生手段103にてデータ再生が行われ、ホスト104へデータが転送される。図示されてはいない光源から照射された光ビームを微小な光スポット状に集光して光ディスクに照射してデータを再生している時に、ホストから現在照射して読み出しているデータとは異なる位置へのデータの読み出し指示があったとする。
【0020】
マイコンはその指示されたデータの読み出し位置が、トラックジャンプを必要とすると判断すれと、トラックジャンプの指示をデータ記録再生手段103内のサーボ制御手段に指示を出し、サーボ手段はピックアップ内にあるトラッキングアクチュエータにトラックジャンプ信号を印加することによって、目的のトラックに光スポットを移動させることができる。
【0021】
ここで、DVD−RAMディスクを再生中にこのトラックジャンプが発生したケースを考える。DVD−RAMのディスク構造は図2、図3で説明した通りである。DVD−RAMはゾーン内ではCAVと呼ばれるディスク角速度が一定の回転制御方式をとっているため、ゾーン内のトラックに刻まれているウォブルはゾーン内ではすべて同じ位相である。従って、隣接するトラックや、ゾーン内のトラックへトラックジャンプを行っても、トラックジャンプの前後で2値化されたウォブル信号の位相の変化はない。これを、図6を用いて説明する。
【0022】
図6はDVD−RAMディスク内のウォブルから抽出したウォブル信号と2値化されたウォブル信号を示す特性図であり、横軸は時間を、縦軸は振幅を示す。図6(a)はトラックジャンプ前のDVD−RAMのウォブルから抽出したウォブル信号を示す図、図6(b)はトラックジャンプした先のDVD−RAMのウォブルから抽出したウォブル信号を示す図、図6(c)は2値化ウォブル信号を示す図である。
図6(a)において、601はDVD−RAMディスク内の任意のゾーン内の任意のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル信号であり、トラックジャンプする前の地点Aから同じゾーン内でトラックジャンプを行ったとする。602はトラックジャンプ先のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル信号である。601と602のウォブル信号の位相が同期しているためトラックジャンプを行っても、603の2値化されたウォブル信号はトラックジャンプ前後でも位相ずれを起こさずに再生し続けることが可能である。
【0023】
次に、DVD−R/RWディスクを再生中にトラックジャンプが発生したケースを考える。DVD−R/RWのディスク構造は図4、図5で説明した通りである。DVD−R/RWはCLVと呼ばれるディスク全面にわたり、線速度が一定の回転制御方式をとっているため、隣接するトラック等にトラックジャンプしてもトラックジャンプの前後でウォブルクロック信号の位相が必ずずれてしまう。
これを図7を用いて説明する。
【0024】
図7はDVD−R/RWディスク内のウォブルから抽出したウォブル信号と2値化されたウォブル信号を示す特性図であり、横軸は時間を、縦軸は振幅を示す。図において、701はDVD−R/RWディスク内の任意のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル信号であり、地点Aでトラックジャンプを行ったとする。702はトラックジャンプ先のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル信号である。703と704はウォブル701、702を夫々2値化したウォブル信号である。ウォブル701と702の位相は同期していないので、2値化されたウォブル信号703、704の位相も同期していないことがわかる。従って、トラックジャンプを行うと、2値化されたウォブル信号に位相ずれが発生する可能性が高いため、2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号との誤差を無くす処理が必要になり、その処理に時間を要する。
【0025】
次にその処理までの流れを再び図1を用いて説明する。
ウォブル抽出手段106で抽出され、2値化されたウォブル信号は移動平均周期演算手段108に入力される。この移動平均周期演算手段108は、移動しながら2値化されたウォブル信号の周期の平均をとる方法で、例えば、測定された2値化されたウォブル信号の周期がT0、T1、T2、T3、T4、T5…とした変化した場合、(T0+T1+T2+T3)/4、(T1+T2+T3+T4)/4と移動しながら平均値を算出していく手段である。この移動平均周期演算手段108から出力された2値化されたウォブル信号の信号平均値は、ウォブルクロック信号生成手段110に入力され、このウォブルクロック信号生成手段110が有しているダウンカウンタの初期値の一つとして代入される。またはマイコン105で制御可能な基準値設定手段111からカウンタの初期値を与えることも可能である。
【0026】
ウォブルクロック信号生成手段110の説明を行う前に、位相及び周波数比較手段107について説明を加える。位相及び周波数比較手段107はウォブル抽出手段106で抽出され、2値化されたウォブル信号と、ウォブルクロック信号生成手段110から出力されるウォブルクロック信号生成元の信号との位相や周波数の比較を行い、その補正値を位相制御手段109へ出力する。位相制御手段109では、その補正値を元に基準となるウォブル抽出手段106で抽出され、2値化されたウォブル信号に近づくようにウォブルクロック信号生成手段110内のダウンカウンタを制御する。この位相制御手段109の特性により、位相及び周波数比較手段、位相制御手段、ウォブルクロック信号生成手段110で構成されるPLL(Phase Locked Loop)回路の特性が決まる。このPLL回路は、入力信号と周波数や位相のずれのない出力信号を生成する回路であり、この動作を繰り返すことにより、ウォブルクロック信号生成手段110で生成されるウォブルクロック信号は、ウォブル抽出手段106で抽出され、2値化されたウォブル信号と同じ位相になる、これをロックすると呼ぶ。そして、ロック中に何らかの原因でウォブル抽出手段106から出力される、2値化されたウォブル信号の周期や位相がずれても、再びロックするように動作を続ける。ウォブルクロック信号生成手段110では、移動平均周期演算手段108のウォブル信号移動平均値や、基準値設定手段111からの設定値に、この位相制御手段109からの補正値を加え、ウォブルクロック信号生成用のダウンカウンタの初期値を生成し、ダウンカウント中の値をデコードすることで、ウォブルクロック信号を生成する。
【0027】
従って、トラックジャンプ等でウォブル抽出手段106から出力される2値化されたウォブル信号の位相がずれると、位相及び周波数比較手段、位相制御手段、ウォブルクロック信号生成手段で構成されるPLL回路で、入力された2値化されたウォブル信号の位相に合わせるようにウォブルクロック信号が出力される。
【0028】
このPLL回路の特性は、位相制御手段109の特性に大きく左右され、位相制御手段109の種類によってもPLLループ回路のインディシャル(ステップ)応答は異なる。この実施例では、位相制御手段109としてラグフィルタと呼ばれる位相制御手段を用いる場合を例にとって以下説明する。
【0029】
ラグフィルタを用いたインディシャル応答は、「わかるPLLの応用テクニック、高松 重治著、日本放送出版協会、P23」より、図8のようになる。
【0030】
図8はラグフィルタのインデンシャル応答例を示すグラフであり、θo(t)を正規化出力応答特性、ωnを自然角周波数、tを時間、ζはループの過渡応答特性を決めるダンピングファクタとすると、横軸は収束時間を表すωn×tを示し、縦軸は正規化出力応答θo(t)を示す。曲線801はζ=0.1、曲線802はζ=0.7、曲線803はζ=2.0の場合の応答特性である。図8からもわかるように、ダンピングファクタζの値によって応答特性、つまり収束状況が異なる。
【0031】
ここでトラックジャンプにより、ウォブル抽出手段106が抽出したウォブルの位相が突然90°ずれた場合に、このずれを元に戻すことを考える。
90°の±5%の幅、つまり約85.5°〜94.5°の間に収束させることを考える。図8のL点でロックされたとすると、収束時間t1はダンピングファクタζ=0.7を選んだ場合、図8より約7=ωn・t1であり、90°の位相ずれを収束させるのにt1=7/ωnの時間を要することがわかる。ダンピングファクタζの値によっては、更に時間を要することになる。
【0032】
次に、図1を用いて更に説明を続ける。データ記録再生手段103を制御するマイコン105は、ディスクのどのエリアを再生しているかを把握しているため、データ記録再生手段103内のサーボ制御手段へのトラックジャンプ指示は、マイコン105が行う。そのマイコン105から出力されるトラックジャンプ指示信号が、位相リセット信号生成手段112に入力される。位相リセット信号生成手段112では、トラックジャンプが完了した時点で位相リセット信号を生成し、ウォブルクロック信号生成手段110へ位相リセット信号を出力する。ウォブルクロック信号生成手段110にて生成されていたウォブルクロック信号生成用のダウンカウンタは、ウォブル抽出手段106で抽出され、2値化されたウォブル信号とは異なる位相のウォブルクロックを生成するように動作している。従って図8を使って説明したように、現在抽出されている2値化されたウォブル信号の位相に合わせるには収束する特性に応じた収束時間が必要となる。
【0033】
この問題を解決するために、トラックジャンプが終了した時点で位相リセット信号生成手段112にて位相リセット信号を生成し、ウォブルクロック信号生成手段110へ入力する。
その位相リセット信号の入力タイミングで、それまで生成されていたウォブルクロック信号生成用のダウンカウンタの値を、現在抽出している2値化されたウォブル信号の周期に相当する値に初期化することで、2値化されたウォブル信号との位相差を殆どなくすことが可能である。
【0034】
これを図9、図10を用いて説明する。
図9は従来の2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号の関係を示す波形図である。
図10は本発明による2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号の関係の一実施例を示す波形図である。
図9(a)はウォブル抽出手段106から出力され、現在再生中のトラックから再生されている2値化されたウォブル信号901を示す。図9(b)はトラックジャンプ先の2値化されたウォブル信号902を示す。この例では2値化されたウォブル信号901、902の周期はN(N;自然数)で一定で不変であるとする。図9(c)はウォブルクロック信号生成手段110内のウォブルクロック信号生成用ダウンカウンタ903の設定を示す。(N、M、P:すべて自然数)、図9(d)はそのダウンカウンタから生成されるウォブルクロック信号904を示す。
【0035】
2値化されたウォブル信号901,902の周期がNであるため、カウンタはカウント値Nからカウントダウンをし、0にで周期Nをロードしてまたカウントダウンを繰り返していく。Nからカウントダウンを開始し、カウント値がN/2になった時点でウォブルクロック信号の極性を反転させる。更にカウントダウンして行き、カウント値が0になった時点でN(周期)を新たにカウンタの初期値としてロードすると同時に、ウォブルクロック信号の極性を反転させることで、ウォブルクロック信号904を生成する。
【0036】
同様に、図10(a)はウォブル抽出手段106から出力された、現在再生中のトラックから再生されている2値化されたウォブル信号1001を示す。図10(b)はトラックジャンプ先の2値化されたウォブル信号1002を示す。また、図10(c)はウォブルクロック信号生成手段110内のウォブルクロック信号生成用ダウンカウンタ1003の設定を示す。(N;自然数)、図10(d)はそのダウンカウンタ1003から生成されるウォブルクロック信号1004を示す。図10(e)はトラックジャンプ信号検出時にアサートされ、トラックジャンプ終了後もアサートを続け、トラックジャンプ後の2値化されたウォブル信号立ち上がりエッジ(または下がりエッジ)まで保持される位相リセット信号1005を示す。
【0037】
以下、図9を用いて従来のウォブルクロック信号の出力変化の状態を説明する。ウォブル抽出手段106から出力され2値化されたウォブル信号901の位相が、A地点でトラックジャンプが発生しB地点でトラックジャンプが終了したことによって、180°ずれたとする。位相及び周波数比較手段107でこの位相のずれ量が検出され、位相制御手段109で位相を合わせるように調整が行われる。この調整が繰り返し行われた結果、ウォブルクロック信号生成手段110内のダウンカウンタ値が図9(c)に示すように、カウンタ903のダウンカウントの初期値をN→M→Pと変化させ、ジャンプ先の2値化されたウォブル信号902の位相に合わせるように変化していき、このカウンタ値を元にウォブルクロック信号生成手段110にてウォブルクロック信号904が生成されるため、B地点からゆっくりと2値化されたウォブル信号902の位相に合わせるように変化していくため、位相を合わせるのに時間がかかる。
【0038】
次に、図10を用いて本発明によるウォブルクロック信号の出力変化の状態を説明する。図9の例と同様に、ウォブル抽出手段106から出力され2値化されたウォブル信号1001の位相が、A地点でトラックジャンプが発生し、B地点でトラックジャンプが終了したことによって、180°ずれたとする。
この場合、図9の例とは異なり、トラックジャンプ終了時に位相リセット信号生成手段112から出力される位相リセット信号1005の立下り(C地点)で、ウォブルクロック生成用ダウンカウンタ1003の値をNに初期化することで(この事例では2値化されたウォブル信号の周期はNで固定であるためNで初期化する)、C地点にて瞬時に、ウォブルクロック信号1004の位相をトラックジャンプ先の2値化されたウォブル信号1002の位相に完全に合わせることが可能となる。
【0039】
また、前述したように、従来は、90°の位相ずれを収束させるのにt1=7/ωnの時間を要したのに対し、本発明では位相リセットを行うことにより、位相ずれを収束させる時間はほぼ0となり、従来例と比べて大幅に収束時間を短縮することができる。
【0040】
また、前述の実施例ではウォブルクロック信号生成する手段としてダウンカウンタを用いる例につい説明を行ったが、アップカウンタを用いても同様の機能が実現可能であることは言うまでもない。アップカウンタを用いて実現する場合、まず0からカウントアップしていき、先の実施例でのダウンカウンタの初期値として与えられる値に達するまでを1周期として、1ウォブルクロックを生成するような動作を行えばよい。
【0041】
以上述べたように、本発明によれば、隣接するトラック(または任意のトラック)間のウォブル位相が異なるような光学式ディスク等のメディアからウォブルクロック信号を再生する際に、ウォブルクロック信号生成用のダウンカウンタ値を、トラックジャンプ通知信号から生成された位相リセット信号が入力されたタイミングにて、現在検出されている2値化されたウォブル信号周期に相当する値に初期化することで、2値化されたウォブル信号との位相差をなくし、隣接するトラック(または任意のトラック)へトラックジャンプを行い、2値化されたウォブル信号の位相がずれても、2値化されたウォブル信号と出力するウォブルクロック信号との位相差を瞬時又は短い時間で無くすことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、任意のトラックへトラックジャンプを行なった場合、2値化されたウォブル信号の位相がずれても、2値化されたウォブル信号と出力されるウォブルクロック信号との位相差を短い時間で無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録再生装置の一実施例を示すブロック図である。
【図2】2.6GBのDVD−RAMディスクの1/4面の領域の概略構成図である。
【図3】DVD−RAMディスクに刻まれている溝の構造の拡大図である。
【図4】DVD−R/RWディスクの1/4面領域の概略構成図である。
【図5】DVD−R/RWディスクに刻まれている溝の構造の拡大図である。
【図6】DVD−RAMディスク内のウォブルから抽出したウォブル信号と2値化されたウォブル信号を示す特性図である。
【図7】DVD−R/RWディスク内のウォブルから抽出したウォブル信号と2値化されたウォブル信号を示す特性図である。
【図8】ラグフィルタのインデンシャル応答例を示すグラフである。
【図9】従来の2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号の関係を示す波形図である。
【図10】本発明による2値化されたウォブル信号とウォブルクロック信号の関係の一実施例を示す波形図である。
【符号の説明】
101…ウォブルが施された光ディスク、102…ピックアップ、103…データ記録再生手段、104…ホスト、105マイコン、106…ウォブル抽出手段、107…位相及び周波数比較手段、108…移動平均周期演算手段、109…位相制御手段、110…ウォブルクロック信号生成手段、111…基準値設定手段、112…位相リセット信号生成手段、201…リードインエリア、202…データエリア、203…リードアウトエリア、301…DVD−RAMディスク、302…ユーザーデータ領域、303…アドレス情報領域、304…ランド、305…グルーブ、306…データ、307…アドレス情報、308…ウォブル、401…情報エリア、402…リードアウトエリア、403…データエリア、404…リードアウトエリア、405…R情報エリア、501…DVD−R/RWディスク、502…ユーザーデータ領域、503…ランド、504…グルーブ、505…データ、506…ウォブル、507…ランドプリピット、601…DVD−RAMディスク内の任意のゾーン内の任意のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル、602…トラックジャンプ先のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル、603…2値化されたウォブル信号、701…DVD−R/RWディスク内の任意のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル、702…トラックジャンプ先のトラックに刻まれたウォブルから抽出されたウォブル、703…701を2値化したウォブル信号、704…702を2値化したウォブル信号、801…ラグフィルタを用いたインディシャル応答におけるダンピングファクタζ=0.1、802…ζ=0.7、803…ζ=2.0、901…現在再生中のトラックから再生されている2値化されたウォブル信号、902…トラックジャンプ先の2値化されたウォブル信号の周期、903…ウォブルクロック信号生成用ダウンカウンタ、904…ウォブルクロック信号、1001…現在再生中のトラックから再生されている2値化されたウォブル信号、1002…トラックジャンプ先の2値化されたウォブル信号の周期、1003…ウォブルクロック信号生成用ダウンカウンタ、1004…ウォブルクロック信号、1005…位相リセット信号。
Claims (6)
- 所定の間隔でスパイラル状に案内溝(トラック)が刻まれ、該案内溝に沿って所定の振幅と周期をもって案内溝を微小にうねらせたウォブルが施された記憶媒体を再生し、該ウォブルに同期した2値化されたウォブル信号を生成し、その2値化されたウォブル信号を補正してウォブルクロック信号を生成するディスク記録再生装置であって、
該ウォブルを抽出して2値化されたウォブル信号を出力するウォブル抽出手段と、ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段を有し生成したウォブルクロック信号を出力するウォブルクロック信号生成手段と、該ウォブルクロック信号生成手段から出力される該ウォブルクロック信号と該2値化されたウォブル信号とを比較する位相及び周波数比較手段と、該位相及び周波数比較手段からの出力信号によって該ウォブルクロック信号生成手段を制御する位相制御手段と、トラックジャンプを通知する信号を基に位相リセット信号を生成し該ウォブルクロック信号生成手段に入力する位相リセット信号生成手段とを備え、該位相リセット信号生成手段は、トラックジャンプ後の最初のウォブル信号の立ち上がりまたは立下りエッジにて、該ウォブルクロック信号生成手段の該クロック信号生成用のカウンタ手段の値を初期化することで、該2値化されたウォブル信号と該ウォブルクロック信号との位相差を無くすことを特徴とするディスク記録再生装置。 - 請求項1記載のディスク記録再生装置において、該ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段は、該位相リセット信号が入力されたタイミングで、2値化されたウォブル信号の周期に相当する値が入力され、初期化されることを特徴とするディスク記録再生装置。
- 案内溝(トラック)にウォブルが施された記憶媒体を再生するために、該ウォブルを抽出して2値化されたウォブル信号を出力するステップと、ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段を有しウォブルクロック信号を生成するステップと、該ウォブルクロック信号と該2値化されたウォブル信号の位相及び周波数を比較するステップと、該位相及び周波数を比較した結果から該ウォブルクロック信号を制御するステップと、トラックジャンプを通知する信号を基に位相リセット信号を生成し該ウォブルクロック信号生成手段に入力するステップとを備え、トラックジャンプ後の最初のウォブル信号の立ち上がりまたは立下りエッジにて、該位相リセット信号が入力され、該ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段の値を初期化することで、該2値化されたウォブル信号と該ウォブルクロック信号との位相差を無くすことを特徴とするディスク再生方法。
- 請求項3記載のディスク再生方法において、該ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段の値を初期化するステップは、該位相リセット信号が入力されたタイミングで、該カウンタ手段に2値化された該ウォブルクロック信号の周期に相当する値を入力することを特徴とするディスク再生方法。
- 請求項1又は2記載のディスク記録再生装置において、該ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段はダウンカウンタ又はアップカウンタであることを特徴とするディスク記録再生装置。
- 請求項3又は4記載のディスク再生方法において、該ウォブルクロック信号生成用のカウンタ手段はダウンカウンタ又はアップカウンタであることを特徴とするとするディスク再生方法。
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