JPH11134671A - 再生装置および再生方法 - Google Patents

再生装置および再生方法

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JPH11134671A
JPH11134671A JP29569997A JP29569997A JPH11134671A JP H11134671 A JPH11134671 A JP H11134671A JP 29569997 A JP29569997 A JP 29569997A JP 29569997 A JP29569997 A JP 29569997A JP H11134671 A JPH11134671 A JP H11134671A
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JP
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signal
data
area
disk
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JP29569997A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Kawashima
哲司 川嶌
Satoshi Kumai
聡 熊井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号に基づいて再生系を評価し、フォー
カスエラー信号のバイアス等を調整する時に、書きつな
ぎエリアの影響を防止する。 【解決手段】 PLLからのクロックPLCKがゲート
回路21に供給され、ゲート回路21から位相誤差の絶
対値信号PDOが発生する。再生信号EFMと、Dフリ
ップフロップ22の出力をEX−NORに供給し、位相
誤差に対応した信号EXOを生成する。また、書きつな
ぎエリアの規定されたフォーマットを利用して、SRフ
リップフロップ33が書きつなぎエリアでハイレベルと
なる信号LGを発生する。信号LGがハイレベルの期間
では、NANDゲート24の出力が常にハイレベルとな
り、ゲート回路21がディセーブルされる。それによっ
て、位相誤差の絶対値信号の出力がマスクされる。マス
クの結果、書きつなぎエリアの位相誤差に基づいた、フ
ォーカスエラー信号のバイアス調整の制御が禁止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等に
適用することが可能な再生装置および再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに対してディジタルデータを
記録/再生する最小単位が例えば2Kバイトのセクタと
される。複数(例えば16)セクタによりエラー訂正符
号の単位である1ブロックが構成される。従って、1セ
クタを書き換える場合でも、1ブロックの書き換えがな
される。1ブロックと1ブロックとの間には、ディスク
上に書きつなぎエリアが存在するようになされる。これ
は、ディスク上に記録されたデータに対して、新たなデ
ータを書きつなぐ場合、両データの間では、信号の連続
性等の品質が保証されていないからである。すなわち、
ブロック毎に、記録レーザパワーを適切に制御したり、
再生時のデータの2値化に使用するスライスレベルを適
切にセットしたり、並びにクロック再生用のPLLをロ
ックさせるために、書きつなぎエリアが介在される。書
きつなぎエリアを以下では、リンキングセクションと呼
ぶことにする。
【0003】光ディスクを安定に再生する目的で、PL
Lが生成したクロックと再生信号間の位相誤差の絶対値
によって、再生系の品質(再生信号のジッタの量)を評
価し、その結果に基づいてフォーカスエラー信号のバイ
アスを適正なものに調整することが提案されている。す
なわち、位相誤差の絶対値が大きい時には、再生信号の
ジッタの量が比較的大きいと判断し、フォーカスエラー
信号のバイアスを変更する。変更後に再び位相誤差の絶
対値から品質評価を行い、この評価に基づいてバイアス
を変更する。この評価とバイアスの変更を繰り返すこと
によって、バイアスを適切なものとでき、ジッタの量を
少なくできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】リンキングセクション
の前後のデータ間では、上述したように、その周波数が
変動する場合がある。それによって、一時的にPLLの
ロックが外れ、位相誤差の絶対値が大きくなる。そのた
め、位相誤差の絶対値信号を増幅するアンプが飽和す
る。また、リンキングセクションの位相誤差がフォーカ
スエラー信号のバイアス調整に対して及ぼす影響が一定
でないために、フォーカスエラー信号のバイアスを正し
く調整することができない問題があった。
【0005】従って、この発明の目的は、リンキングセ
クションにおいては、再生系の品質の評価、並びにその
結果に基づく制御を禁止することにより、上述した問題
を解決することができる再生装置および再生方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、デー
タが所定単位でもって記録されると共に、所定単位のデ
ータ間に書きつなぎエリアが存在するディスク状記録媒
体の再生装置において、再生信号に基づいて再生系の品
質を判断するための評価信号を発生する手段と、再生系
の品質に関連する機能を有し、評価信号に基づいて制御
される被制御手段と、再生信号中の書きつなぎエリアに
対応する期間を検出する手段と、検出された書きつなぎ
エリアに対応する期間では、被制御手段に対する制御を
禁止する手段とからなる再生装置である。
【0007】請求項13の発明は、データが所定単位で
もって記録されると共に、所定単位のデータ間に書きつ
なぎエリアが存在するディスク状記録媒体の再生方法に
おいて、再生信号に基づいて再生系の品質を判断するた
めの評価信号を発生するステップと、再生系の品質に関
連する機能を有する被制御手段を、評価信号に基づいて
制御する時に、再生信号中の書きつなぎエリアに対応す
る期間では、被制御手段に対する制御を禁止するステッ
プとからなる再生方法である。
【0008】リンキングセクションに対応する期間にお
いて、再生系の評価、または評価に基づく制御が禁止さ
れるので、誤った制御を防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。この一実施形態は、書き
換え可能な光ディスクとして、相変化型ディスクを用い
る。より具体的には、直径が120mm、ディスク厚みが
0.6mmの2枚張り合わせディスクが使用される。ま
た、ディスク上には、予めウォブリンググルーブがエン
ボス(凹凸形状)として形成されている。ウォブリング
グルーブは、後述するように、アドレス(位置信号)を
FM変調した信号によりウォブリングされ、ウォブリン
ググルーブの再生信号からスピンドルサーボ用の信号、
並びにディスク上の絶対アドレスを抽出できる。
【0010】また、データは、例えばCLV(線速度一
定)で記録される。データは、グルーブ内に記録するグ
ルーブ方式が採用される。このようなディスクは、DV
D+RWと称される。しかしながら、この発明は、かか
るDVD+RWに限定されず、グルーブおよびランドに
記録する方式のディスク、ゾーンCLV方式を採用する
ディスク、光磁気記録(MO)ディスク等の光ディスク
に対しても適用できる。
【0011】書き換え可能な光ディスクの一例について
説明する。図1にディスクの内周側(リードイン)から
外周側(リードアウト)までのエリア構造を示す。この
構造図の右側には絶対アドレスの値を16進表記(この
表記は、hの付加で表す)で付記している。
【0012】最内周側および最外周側の斜線を付した部
分はエンボスピットが記録されたエリアとされる。この
エンボスエリア(ROMエリアとも呼ばれる)には、オ
ール「00h」のデータ以外には、絶対アドレス「02
F000h」の位置からリファレンスコードが2ECC
ブロック分記録され、また絶対アドレス「02F200
h」の位置からコントロールデータが186ブロック記
録される。ECCブロックとは、エラー訂正ブロックを
構成する単位であり、32Kバイト(=2Kバイト×1
6)のデータ毎にエラー訂正符号のパリティが付加され
て形成されたものである。
【0013】コントロールデータおよびリファレンスコ
ードは、原盤製造のためのカッティングの際に記録さ
れ、読出し専用のピットデータとなる。コントロールデ
ータには、光ディスクの物理的なフォーマット情報、デ
ィスクマニュファクチャリング情報、コンテントプロバ
イダ情報が記録される。
【0014】エンボスエリア以外の領域は、グルーブに
よるトラックが形成されたリライタブルエリア(グルー
ブエリア)となる。このうちユーザーがデータ記録に用
いることができるユーザエリアは、絶対アドレスでいえ
ば「031000h」〜「01A0EBFh」までとさ
れる。
【0015】このユーザエリアの内周側およびその外周
側のリライタブルエリアには、ガードゾーン、ディスク
テストゾーン、ドライブテストゾーン、ディスクIDゾ
ーン、DMA(ディフェクトマネージメントエリア)が
設けられる。ガードゾーンは、ディスクテストゾーンや
DMAに対する書込を行う際にライトクロックの同期を
とるためのエリアとして設けられている。ディスクテス
トゾーンは、ディスクコンディションのチェックのため
に設けられている。ドライブテストゾーンは記録再生ド
ライブ状況のチェックに用いられる。ディスクIDゾー
ンは、ディスク製造およびディスクフォーマッティング
の情報のために設けられている。
【0016】DMAにはレコーダブルエリア上の欠陥状
況の検出結果およびその交代セクタの情報が記録され
る。記録再生動作がDMAの内容を参照して行われるこ
とで、欠陥領域を回避した記録再生を行うことができ
る。リライタブルエリアの内のユーザエリアを除いた内
周側のエリアと、最内周側のエンボスエリアとにより、
管理用エリアとしてのリードインエリアが構成される。
【0017】光ディスクにおいて、エンボスエリア以外
のグルーブエリアでは、ウォブリンググルーブによりト
ラックが予め形成されており、また、そのウォブリング
グルーブが絶対アドレスを表現している。従って、記録
再生装置は、グルーブの再生信号から絶対アドレス等の
情報を得ることができる。
【0018】図2は、1で示す光ディスクのグルーブ構
造例を示している。図2Aに示すように、光ディスク1
のグルーブエリアには、プリグルーブ1aがスパイラル
状に内周から外周に向かって予め形成されている。もち
ろん、このプリグルーブ1aは、同心円状に形成するこ
とも可能である。
【0019】また、このプリグルーブ1aは、図2Bに
その一部を拡大して示すように、その左右の側壁が、ア
ドレス情報に対応してウォブリングされる。つまり、ア
ドレスに基づいて生成されたウォブリング信号に対応す
る周期でウォブリングしている。グルーブ1aとその隣
のグルーブ1aの間はランド1bとされ、データがグル
ーブ1aに記録される。従って、トラックピッチは、グ
ルーブ1aの中心とその隣のグルーブ1aの中心までの
距離となり、トラックピッチが例えば0.8μmとされ
る。そしてグルーブ幅(グルーブ1aの底面部の幅)
は、例えば0.48μmとされ、グルーブ1aの幅がラ
ンド1bの幅よりも広くされる。
【0020】グルーブ1aのウォブリング量は、ウォブ
ル振幅WWの値として規定される。例えばこのウォブル
振幅WWは12.5nmとされている。なおグルーブ上
では或る周期の間隔で瞬間的にウォブル量が大きくさ
れ、それがファインクロックマークとされる。この部分
では、ウォブル振幅が例えば25〜30nm程度とな
る。
【0021】1つのトラック(1周のトラック)は、複
数のウォブリングアドレスフレームを有している。ウォ
ブリングアドレスフレームは、ディスクの回転方向に8
分割され、それぞれがサーボセグメント(segmen
t0〜segment7)とされている。1つのサーボ
セグメント(以下単にセグメントという)には、絶対ア
ドレスを主とする48ビットの情報が含まれ、1セグメ
ントあたりのウォブリングが360波とされている。
【0022】また、ファインクロックマークがウォブリ
ンググルーブ上に等間隔で形成される。このクロックマ
ークは、データの記録時の基準クロックをPLL回路で
生成するために用いられる。ファインクロックマーク
は、ディスク1回転あたり96個形成されており、従っ
て、1セグメントあたり12個のファインクロックマー
クが形成される。
【0023】各セグメント(segment0〜seg
ment7)としての各ウォブリングアドレスフレーム
は、図3に示す構成を有する。48ビットのウォブリン
グアドレスフレームにおいて、最初の4ビットは、ウォ
ブリングアドレスフレームのスタートを示す同期信号
(Sync)とされる。この4ビットの同期パターン
は、8チャンネルビットで4ビットデータを形成するバ
イフェーズデータとされている。次の4ビットは、複数
の記録層のうちいずれの層であるか、もしくはディスク
がどのような層構造であるかを表すレイヤー情報(Laye
r)とされている。
【0024】次の20ビットはディスク上の絶対アドレ
スとしてのトラックアドレス(トラックナンバー)とさ
れる。さらに次の4ビットはセグメントナンバーを表
す。セグメントナンバーの値はsegment0〜se
gment7に対応する「0」〜「7」の値であり、つ
まりこのセグメントナンバーはディスクの円周位置を表
す値となる。次の2ビットはリザーブとされ、ウォブリ
ングアドレスフレームの最後の14ビットとしてエラー
検出符号(CRC)のコードが付加される。また、上述
したように、ウォブリングアドレスフレームにはファイ
ンクロックマークが等間隔で形成される。
【0025】データのリード/ライトは、1セクタ(例
えば2Kバイト)単位でなされる。すなわち、ホストプ
ロセッサからのユーザデータ(メインデータとも呼ばれ
る)は、下記の順序でデータ構造が変換されて、ディス
ク上に記録される。
【0026】第1に、ユーザデータをデータフレーム構
造へ変換し、第2に、ユーザデータに対してスクランブ
ル処理を行い、第3に、エラー訂正符号化を行い、EC
Cブロックを構成し、第4に、ECCブロックからレコ
ーディングフレームを形成し、第5に、物理セクタ構造
のデータを形成し、第6に、レコーディングユニットブ
ロックの単位でもって、ディスク上に記録する。
【0027】図4は、例えば2Kバイトのユーザデータ
に対して、ID(4バイト)、IEDデータ(2バイ
ト)、RSVエリア(6バイト)、ユーザデータ(20
48バイト=2Kバイト)、EDC(4バイト)を付加
してなる、合計2064バイトのサイズのデータフレー
ムを示す。このデータフレームが172バイト毎に区切
られ、各172バイトが12ロー(row)並べられ
る。第1ローの先頭に、ID、IED、RSVが付加さ
れ、第12番目のローの最後にEDCが付加される。
【0028】IDデータは、図5に示すように、1バイ
トのセクタ情報と3バイトのセクタナンバーからなる。
IDデータの4バイト(32ビット)に対して、ビット
番号のb0 〜b31を規定すると、セクタ情報のb24〜b
31の各ビットがそれぞれ下記のように規定されている。
【0029】b24:レイヤナンバー b25:データタイプ(リードオンリーデータ/リライタ
ブルデータ) b26,b27:エリアタイプ(データゾーン、リードイン
ゾーン、リードアウトゾーン) b28:リザーブド(0にセットされる) b29:反射率(所定のもの以上か否か) b30:トラッキングタイプ(ピットトラッキング/グル
ーブトラッキング) b31:セクタタイプ(この例では、0にセットされる) IEDは、データIDに対するエラー検出用のパリティ
(例えばCRC)である。EDCは、光ディスクから再
生され、エラー訂正等の処理が終了した後に、最終的に
ユーザデータにエラーがあるかどうかをチェックするた
めのエラー検出用のパリティ(例えばCRC)である。
さらに、2Kバイトのユーザデータがスクランブル処理
がされる。
【0030】そして、16個の図4に示す構成のデータ
フレームが集められて、図6に示すECCブロックが構
成される。すなわち、データフレームを縦に16個並べ
ることによって、(182バイト×192(=12×1
6))のデータ配列が形成される。そして、(192×
172バイト)のユーザデータに対して、積符号の符号
化がなされる。すなわち、各行の172バイトのデータ
に対して内符号(例えばリードソロモン符号)の符号化
がされ、10バイトの内符号のパリティ(PI)が生成
され、また、各列の192バイトのデータに対して外符
号(例えばリードソロモン符号)の符号化がされ、16
バイトの外符号のパリティ(PO)が生成される。
【0031】さらに、182バイト×208(=(17
2+10)×(192+16))にブロック化されたデ
ータのうち、182バイト×16の外符号のパリティ
(PO)は、16個の182バイト×1のデータに区分
され、図7に示すように、番号0乃至番号15の16個
のセクタデータ(182バイト×12のサイズ)のそれ
ぞれの下に1個ずつ付加されるように、インタリーブさ
れる。そして、積符号の符号化により発生した、外符号
のパリティPOを含む13(=12+1)×182バイ
トのデータが1レコーディングフレームと称される。
【0032】さらに、データをディスク上に記録する場
合には、8ビットのデータワードを16チャンネルビッ
トのコードワードに変換する8−16変調がなされる。
この8−16変調によって、1と1との間には、最小で
2個の0が存在し、最大で10個の0が存在するように
できる。変調されたレコーディングフレームを16個集
めて、図8に示すようなレコーディングユニットブロッ
ク構造が形成される。レコーディングユニットブロック
からリンキングセクションを除いたデータがECCブロ
ック(16個の物理セクタ)を構成するものである。
【0033】すなわち、各行の182バイトが91バイ
ト(1456チャンネルビット)ずつに2等分され、2
08(ロー)×2(シンクフレーム)のデータとされ
る。この208×2のECCブロックのデータに対し
て、13(ロー)×2(シンクフレーム)のリンキング
セクション(リンクエリアのデータ)が付加される。後
述するように、26フレーム分のリンキングセクション
のデータの一部が前ブロックの最後に記録され、残りが
現ブロックの先頭に記録される。
【0034】1456チャンネルビットのフレームデー
タの先頭には、さらに2バイト(32チャンネルビッ
ト)のフレームシンク(FS)が付加される。その結
果、図8に示すように、1シンクフレームのデータは合
計1488チャンネルビットのデータとなり、合計22
1(ロー)×2(シンクフレーム)、すなわち、442
シンクフレームのレコーディングユニットブロックのデ
ータとなる。そのオーバヘッド部分を除いた実データ部
の大きさは、32Kバイト(=2048×16/102
4)となる。
【0035】図9は、図8中の13ロー毎にで区切られ
る1物理セクタを示す。フレームシンクとしては、図1
0に示すように、8種類のチャンネルビットパターンの
ものSY0〜SY7が用意されている。1物理セクタに
おいて、使用されるフレームシンクは、図9に示す関係
に規定されている。すなわち、記録する順にSY0、S
Y5、SY1、SY5、SY2、SY5、・・・・、S
Y3、SY7、SY4、SY7のフレームシンクが付加
される。このようにフレームシンクを付加することによ
って、第10行目〜第13行目の8個のフレームシンク
SY1、SY7、SY2、SY7、SY3、SY7、S
Y4、SY7を検出することによって、その次のデータ
が次の物理セクタの先頭であることを知ることができ
る。
【0036】図10に示すように、一次的シンクコード
と二次的シンクコードが用意され、状態1および2と、
状態3および4とで使用するシンクコードが規定されて
いるのは、適切なパターンのフレームシンクを選択する
ことによって、再生データのDSV(ディジタルサムバ
リュー)を制御し、直流分を抑圧するためである。
【0037】レコーディングユニットブロックをディス
ク上に記録する順序で見ると、図11に示すものとな
る。一つのレコーディングユニットブロックは、16個
の物理セクタと26個のリンキングフレームからなる。
記録されたレコーディングブロックユニットの先頭に、
第1番目のリンキングフレームの一部が記録され、次
に、第2番目〜第25番目のリンキングフレームが記録
され、さらに、ECCブロックと対応した16個の物理
セクタが記録され、その後に、第0番目のリンキングフ
レームが記録され、最後に第1番目のリンキングフレー
ムの一部が記録される。
【0038】連続して記録されるレコーディングユニッ
トブロックの継ぎ目が第1番目のリンキングフレーム内
に存在するようになされる。相変化型の光ディスクの場
合では、同一の位置に同一のパターンのデータを繰り返
して記録すると、媒体の劣化が生じる。これを防止する
ために、レコーディングユニットブロックの記録開始位
置をランダムに変化させる。理論的な記録開始位置に対
するシフト量をSPSで表す。シフト量SPSは、例え
ば−32バイト≦SPS≦+32バイトの範囲で、バイ
ト単位に設定される。また、二つのレコーディングユニ
ットブロックの継ぎ目には、8バイト分のオーバーラッ
プ部分が設けられる。
【0039】図11では、この開始位置の制御を行って
いる結果、図11において、先頭のリンキングフレーム
の長さが46バイト+SPSとなり、最後のリンキング
フレームの長さが53バイト−SPSとなる。オーバー
ラップ部分を除くと、先頭のリンキングフレームの一部
と最後のリンキングフレームの一部とを結合させること
によって、91バイトの第1番目のリンキングフレーム
が構成される。
【0040】図12は、リンキングフレームのデータ構
成を示す。リンキングフレームは、図9に示す物理セク
タと同様の規則に従ってフレームシンクが付加されたデ
ータ構成である。リンキングデータとしては、0データ
が一般的に使用されるが、0以外に、所定フレームに補
助的データ、レーザパワーコントロール用の信号を記録
することもできる。
【0041】リンキングセクションは、データを記録ま
たは再生する時に、クロック同期をとるためのエリアと
して機能する。また、リンキングセクションが1つの物
理セクタと同じサイズとされているので、記録再生系の
信号処理を簡略化できる。記録系では、リンキングセク
ションの期間で、PLLをロック状態に引き込み、ライ
ト時のレーザパワーを適正な値に設定することができ
る。再生系では、リンキングセクションの期間で、PL
Lをロック状態に引き込み、再生信号の2値化のための
スライスレベルを適正な値に設定することができる。
【0042】図13に示すように、ディスク上では、レ
コーディングユニットブロック(図では、RUBで示
す)が順に記録される。レコーディングユニットブロッ
クの間には、リンキングセクションが介在される。図1
3では、N番目のECCブロックが含まれるレコーディ
ングユニットブロックとN+1番目のECCブロックが
含まれるレコーディングユニットブロックの間が拡大し
て示されている。各レコーディングユニットブロックの
ECCブロックは、第0番目〜第415番目の416フ
レームからなり、各リンキングセクションが26リンキ
ングフレームからなる。
【0043】上述したように、SPSが0の時では、N
番目のレコーディングユニットブロックの最後のリンキ
ングフレームの53バイトと、N+1番目のレコーディ
ングユニットブロックの最初のリンキングフレームの4
6バイトとが8バイトのオーバーラップを有するよう
に、N+1番目のレコーディングユニットブロックの記
録を開始する。この場合に、理論的開始位置が規定され
ている。理論的開始位置に対するシフト量SPSが設定
される。図13では、SPSに対応するN番目のレコー
ディングユニットブロックのバイト数がx1で表記さ
れ、SPSに対応するN番目のレコーディングユニット
ブロックのバイト数がx2で表記されている。SPSの
量をランダムに変化させることによって、リンキングセ
クションのデータとレコーディングユニットブロックの
記録位置を変更する。それによって、ディスク上の同一
位置に同一パターンのデータを繰り返して記録すること
によるディスクの劣化を防止できる。記録開始位置のシ
フトは、例えばディスクに対してレコーディングユニッ
トブロックのデータを記録する度になされる。
【0044】この発明は、上述したフォーマットにより
記録された光ディスク(例えばDVD+RW)をROM
ドライブ(例えばDVD−ROMドライブ)により再生
するのに適用される。勿論、DVD+RWを同一のドラ
イブによって記録/再生する場合に対してもこの発明を
適用できる。
【0045】図14を参照して、DVD+RW等の書き
換え可能な光ディスクを再生するためのドライブの概略
について説明する。図14において、1が光ディスク
(例えばDVD+RW)を示す。光ディスク1は、スピ
ンドルモータ2によって、例えばCLVで回転駆動され
る。データを光ディスク1から再生するために、光ピッ
クアップ3が設けられている。
【0046】図14に示すディスク再生装置は、DVD
(DVD+RWおよびDVD−ROM)とCD(CD−
ROM、CD−DA(ディジタルオーディオ))等)と
の両者を再生する構成とされている。従って、光ピック
アップ3は、対物レンズをディスクの半径方向およびデ
ィスクに対して離接する方向の2方向に変位させる2軸
デバイス4と、各媒体上のデータを再生するためのレー
ザを発生するCD用半導体レーザ5a、DVD用半導体
レーザ5bと、フォトディテクタ6と、ビームスプリッ
タ等の光学要素とから構成されている。フォトディテク
タ6は、例えば4分割された構成である。
【0047】フォトディテクタ6で検出された信号がR
Fアンプ7に供給される。RFアンプ7では、フォトデ
ィテクタ6の4個の領域からそれぞれ発生する検出信号
を演算して、RF信号、トラッキングエラー信号TE、
フォーカスエラー信号FEが生成される。これらの信号
がリードチャンネル、サーボ部8に供給される。リード
チャンネル、サーボ部8は、トラッキングエラー信号T
Eおよびフォーカスエラー信号FEに基づいて、光ピッ
クアップ3の2軸デバイス4を制御する信号を発生す
る。これらの制御信号が2軸ドライバ9を介して2軸デ
バイス4に供給される。また、RFアンプ7は、半導体
レーザ5a、5bが発生するレーザパワーに対応した検
出信号を受け取って、レーザパワーを適正な値に制御す
るレーザパワー制御を行う。
【0048】リードチャンネル、サーボ部8は、スピン
ドルモータ2を駆動するスピンドルドライバ10に対す
る制御信号を発生する。スピンドルモータ2によって、
光ディスク1がCLVで回転駆動される。さらに、リー
ドチャンネル、サーボ部8は、スレッドモータ2を駆動
するスレッドドライバ12に対する制御信号を発生す
る。スレッドモータ11によって、光ピックアップ3が
ディスク半径方向に移動される。
【0049】リードチャンネル、サーボ部8からの再生
データがECC(エラー訂正)、バッファコントロー
ラ、ホストインターフェースを含む信号処理部13に供
給される。この信号処理部13に対してバッファメモリ
14が接続されている。信号処理部13からの再生デー
タがインターフェースコネクタ(図示しない)を介して
ホストプロセッサに送出される。ドライブ全体の動作を
制御するために、MPUからなるシステムコントローラ
15が設けられてる。システムコントローラ15に対し
てプログラム格納用のROM16が接続される。
【0050】図14では省略されているが、RFアンプ
7からのRF信号は、DVDを再生した場合のRF信号
出力と、CDを再生した場合のRF信号出力との2系統
存在している。そして、リードチャンネル、サーボ部8
および信号処理部13のそれぞれは、各媒体に対応した
二つの処理部から構成される。すなわち、リードチャン
ネル、サーボ部8に含まれ、DVDを再生した時のRF
信号が供給される一方のリードチャンネル、サーボ部
は、ビットクロック再生用のPLL、フレームシンクの
検出、8−16復調、DVD用のCLVサーボ等の処理
を行う。CDを再生した時のRF信号が供給される他方
のリードチャンネル、サーボ部は、ビット再生用のPL
L、フレームシンクの検出、8−14復調、CD用のC
LVサーボ等の処理を行う。
【0051】信号処理部13中のDVDを再生した時の
再生データが供給される一方の信号処理部は、DVDの
エラー訂正、デスクランブル等の処理を行う。信号処理
部13中のCDを再生した時の再生データが供給される
他方の信号処理部は、CDのエラー訂正、CD−ROM
の再生データのデコード等の処理を行う。バッファメモ
リ14、ホストとのインターフェース等の処理は、DV
D再生時とCD再生時とで共用することが可能である。
但し、この発明では、ドライブがDVDとCDの両者を
再生可能であることは、必須の事項ではない。この発明
は、リンキングセクションを介在させてデータが記録さ
れたディスクを再生するのに適用される。
【0052】図14に示すドライブでは、DVDを再生
する時に、DVDをドライブに対して装着する度に、フ
ォーカスエラー信号FEのバイアスを適正な値に制御す
るようになされる。そのために、リードチャンネル、サ
ーボ部8内のPLLの位相誤差信号の絶対値がローパス
フィルタ17に供給され、ローパスフィルタ17によっ
て平均化された絶対値信号がA/D変換器18によって
ディジタル信号とされる。A/D変換器18の出力信号
がシステムコントローラ15に供給される。
【0053】システムコントローラ15は、位相誤差信
号の絶対値の低域成分から再生系の品質を評価し、この
品質を良好とするように、フォーカスエラー信号のバイ
アスを調整する制御信号を発生する。バイアス調整回路
は、RFアンプ7に含まれているので、システムコント
ローラ15からの制御信号がRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7内のフォーカスエラー信号のバイアス
調整回路は、システムコントローラ15からの制御信号
に応答して、バイアスを変化させる。そして、システム
コントローラ15が再び位相誤差の絶対値の低域成分か
ら再生系の品質の評価を行い、フォーカスエラー信号の
バイアスの制御を行う。この評価と制御とを繰り返して
行うことによって、位相誤差の絶対値を最小とするよう
なバイアスを設定できる。
【0054】図15を参照して、リードチャンネル、サ
ーボ部8内に含まれる位相誤差の絶対値信号を生成する
回路、並びに絶対値信号をリンキングセクションにおい
てマスクする構成の一例について説明する。20が位相
誤差の絶対値信号を生成する回路を全体として示す。3
0がリンキングセクションに対応したリンキング信号L
Gを生成する回路を全体として示す。反転入力端子を有
するNANDゲート24の一方の入力端子に対してリン
キングセクションに対応してハイレベルとなるリンキン
グ信号LGが供給されることによって、その出力が常に
ハイレベルとされる。
【0055】21で示すゲート回路(ゲート端子を有す
るインバータ)に対してPLLで生成されたクロックP
LCKが供給される。クロックPLCKの周波数は、再
生信号のチャンネルビットの周波数と等しい。また、ク
ロックPLCKがDフリップフロップ22のクロック入
力端子に供給される。Dフリップフロップ22のデータ
入力端子には、再生信号を2値化した2値化再生信号E
FMが供給される。この信号EFMとDフリップフロッ
プ22の出力EFMOとがエクスクルーシブNORゲー
ト(EX−NORと略記する)23に供給される。EX
−NOR23の出力EXOがNANDゲート24の一方
の反転入力端子に供給される。NANDゲート24は、
ORゲートと同様の論理演算を行う。
【0056】ゲート回路21のゲート端子には、NAN
Dゲート24の出力の反転した信号が供給される。NA
NDゲート24の出力がローレベルの場合に、ゲート回
路21がイネーブルとなり、クロックPLCKがゲート
回路21を介して出力される。一方、NANDゲートの
出力がハイレベルの場合に、ゲート回路21がディセー
ブルとなり、クロックPLCKが出力されない。ゲート
回路21の出力PDOが位相誤差絶対値信号としてロー
パスフィルタ17に供給される。図14を参照して説明
したように、ローパスフィルタ17により積分した出力
PDO´がA/D変換器18を介してシステムコントロ
ーラ15に対して供給される。
【0057】リンキング信号LGがローレベルの場合に
位相誤差の絶対値信号PDO´が生成される。図16を
参照して絶対値信号の生成動作について説明する。図1
6Aは、PLLで生成されたクロックPLCKの位相が
再生信号EFMの位相(チャンネルビットの位相)より
遅れている場合を示す。この場合では、EX−NOR2
3に対して再生信号EFMとEFMOとが供給され、E
X−OR23は、位相差に相当する幅でローレベルとな
る出力EXOを発生する。NANDゲート24の出力も
EXOと同様のものとなり、出力EXOがゲート回路2
1のゲート端子に供給される。
【0058】ゲート回路21は、EXOのローレベルの
期間でイネーブルとされ、ゲート回路21からは、位相
差に相当する幅でハイレベルとなる出力PDO(PLC
Kの反転信号)が発生する。この出力PDOがローパス
フィルタ17によって積分されることによって、位相誤
差の絶対値信号PDO´が生成される。
【0059】図16Bは、クロックPLCKの位相が再
生信号EFMの位相より進んでいる場合を示す。この場
合では、EX−NOR23に対して再生信号EFMとE
FMOとが供給され、EX−OR23は、図16Bに示
すように、ローレベルとなる出力EXOを発生する。N
ANDゲート24の出力もEXOと同様のものとなり、
ゲート回路21のゲート端子に供給される。
【0060】ゲート回路21は、EXOのローレベルの
期間でイネーブルとされる。ゲート回路21からは、ロ
ーレベルの期間で、クロックPLCKを反転してなる出
力PDOが発生する。この出力PDOがローパスフィル
タ17を介されることによって、位相誤差の絶対値信号
PDO´が生成される。ここで、図16Bにおいて、
〔PDO〕として示すような位相差に対応してハイレベ
ルとなる信号がローパスフィルタ17に対して出力され
ることが望まれる波形である。しかしながら、ローパス
フィルタ17を介されることによって、信号PDOが平
均化されるので、実質的に、信号PDOと〔PDO〕と
は位相誤差の絶対値信号として等価である。
【0061】上述したように、ローパスフィルタ17か
らは、位相誤差が大きくなるに従ってそのレベルが大き
くなる位相誤差の絶対値信号PDO´が得られる。シス
テムコントローラ15は、絶対値信号PDO´のレベル
を小さくするように、フォーカスエラー信号のバイアス
を調整する制御信号を発生する。
【0062】上述したように、DVD+RWのようなリ
ンキングセクションが存在する光ディスクを再生する時
には、リンキングセクションに記録時のレーザパワーを
調整するためのエリアが設けられたり、チャンネルビッ
トクロックの周波数が不連続で変化することが多い。そ
の結果、PLLは、一旦ロック状態を外れて、再引き込
みを行う。この場合では、リンキングセクションにおい
て、非常に大きな位相誤差信号が発生する。位相誤差信
号をローパスフィルタ17で積分してから増幅する時に
は、リンキングセクションにおいて回路が飽和するおそ
れがある。また、位相誤差の絶対値信号によって、フォ
ーカスバイアスを調整するために、フォーカスバイアス
を順次変化させる時に、それぞれのフォーカスバイアス
に対して、リンキングセクションの影響が一定でないの
で、フォーカスバイアスを正しく調整することができな
い。
【0063】このような問題を解決するために、この一
実施形態では、リンキングセクションの部分では、位相
誤差の絶対値信号をマスクするようにしている。リンキ
ングセクションの部分は、回路30により生成されたリ
ンキング信号LGによって示される。リンキング信号L
Gがハイレベルとなると、NANDゲート24の出力が
常にハイレベルとなり、ゲート回路21がディセーブル
される。それによって、位相誤差の絶対値信号のマスク
を行うことができる。
【0064】図15において、31がセクタのリンキン
グセクションの開始検出回路であり、32がリンキング
セクションの終端検出回路である。開始検出回路31か
らの検出信号によって、SRフリップフロップ33がセ
ットされ、終端検出回路32からの検出信号によって、
SRフリップフロップ33がリセットされる。このSR
フリップフロップ33の出力信号がリンキングセクショ
ンの部分でハイレベルとなるリンキング信号LGであ
る。
【0065】開始検出回路31には、セクタアドレスと
セクタの終端検出回路34の出力とが供給される。上述
したように、1レコーディングユニットブロック内のE
CCブロックは、16個の物理セクタを含み、0〜15
のセクタアドレスが物理セクタのそれぞれに対して付加
される。従って、セクタアドレスから最後のセクタを知
ることができる。また、各セクタには、図9に示す規則
に従ってフレームシンクが付加されている。従って、少
なくとも連続する2フレームのフレームシンクの種類か
らそのセクタの最後が分かる。すなわち、フレームシン
クSY4、SY7が連続することを検出することによっ
て、そのセクタの終端を検出できる。開始検出回路31
は、セクタアドレスから最後のセクタ検出し、終端検出
回路34の出力からそのセクタの終端を検出した場合
に、リンキングセクションの開始位置を示すトリガー信
号を発生する。
【0066】開始位置を示すトリガー信号によりフリッ
プフロップ33がセットされ、リンキング信号LGがハ
イレベルとなる。リンキング信号LGが終端検出回路3
2にも供給される。それによって、終端検出回路32
は、リンキング信号LGから既にリンキングセクション
に入っていることが分かる。リンキングセクションは、
上述したように、物理セクタと同様に、26フレームか
らなり、図12に示すように、物理セクタと同じ規則に
従ってフレームシンクが付加される。従って、終端検出
回路32は、リンキング信号LGとセクタの終端検出回
路34の出力信号を使用して、リンキングセクションの
最後の位置を示すトリガー信号を発生する。終端位置を
示すトリガー信号によってフリップフロップ33がリセ
ットされ、リセット信号LGがローレベルとなる。この
ようにして、リンキングセクションの部分(1488チ
ャンネルビット×26)の長さでハイレベルとなるリン
キング信号LGを生成することができる。
【0067】なお、図15に示す構成以外に種々の構成
を使用できる。例えば位相誤差の絶対値信号自身をマス
クするようにしても良い。また、リンキングセクション
と対応するリンキング信号を他の構成によって生成して
も良い。例えばリンキングセクションは、上述したDV
D+RWでは、ECCブロック(16セクタ)に対して
1箇所の割合で存在する。ECCブロックの全体に対し
てセクタアドレスを付加し、このセクタアドレスが(1
6の整数倍−1)のセクタが検出されたら、その次のセ
クタをリンキングセクションとして検出できる。位相誤
差の絶対値信号の生成も、図15に示す構成以外のもの
が可能である。
【0068】また、DVD+RW以外の書き換え可能
な、若しくはWO(ライトワンス)のディスク状記録媒
体に対してもこの発明を適用することができる。また、
アドレス情報をウォブリンググルーブ以外の形態で記録
するディスクに対してもこの発明を適用できる。さら
に、サーボ情報は、CAV、CLVの何れのための情報
であっても良い。よりさらに、再生系の評価の結果を利
用して、フォーカスエラー信号のバイアス以外のもの例
えば光ピックアップのスキューを制御する場合に対して
この発明を適用しても良い。
【0069】
【発明の効果】この発明は、書きつなぎのエリアが存在
するディスクを再生し、クロックと再生信号の位相誤差
から再生系の品質を評価し、光ピックアップ、再生系を
調整する場合に、書きつなぎのエリアで影響された位相
誤差をマスクできるので、再生系の品質を正しく反映し
た位相誤差を使用できる。その結果、フォーカスエラー
信号のバイアス調整を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるディスク状記録媒体の各
エリアの構成を示す略線図である。
【図2】この発明を適用できるディスク状記録媒体のウ
ォブリンググルーブを示す略線図である。
【図3】この発明を適用できるディスク状記録媒体のウ
ォブリンググルーブのフレーム構造を説明するための略
線図である。
【図4】この発明を適用できるディスク状記録媒体のデ
ータフレームの構成を示す略線図である。
【図5】この発明を適用できるディスク状記録媒体のデ
ータフレーム中のIDの構成示す略線図である。
【図6】この発明を適用できるディスク状記録媒体のE
CCブロックのフォーマットを示す略線図である。
【図7】この発明を適用できるディスク状記録媒体のE
CCブロック(外符号パリティをインターリーブした状
態)のフォーマットを示す略線図である。
【図8】この発明を適用できるディスク状記録媒体のレ
コーディングユニットブロックの構成を示す略線図であ
る。
【図9】この発明を適用できるディスク状記録媒体の物
理セクタの構成を示す略線図である。
【図10】フレームシンクのパターンを示す略線図であ
る。
【図11】この発明を適用できるディスク状記録媒体の
レコーディングユニットブロックの構成を示す略線図で
ある。
【図12】リンキングフレームのフレームシンクの説明
に用いる略線図である。
【図13】リンキングセクションの説明に用いる略線図
である。
【図14】この発明の一実施形態のドライブの構成を示
すブロック図である。
【図15】位相誤差の絶対値信号を形成するための構成
および絶対値信号をリンキングセクションでマスクする
ための構成の一例を示すブロック図である。
【図16】図15の構成の動作説明に用いるタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1・・・光ディスク、2・・・スピンドルモータ、3・
・・光ピックアップ、8・・・リードチャンネル、サー
ボ部、13・・・信号処理部、15・・・システムコン
トローラ、20・・・位相誤差の絶対値信号を生成する
回路、30・・・リンキングセクションと対応したリン
キング信号を生成する回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが所定単位でもって記録されると
    共に、上記所定単位のデータ間に書きつなぎエリアが存
    在するディスク状記録媒体の再生装置において、 再生信号に基づいて再生系の品質を判断するための評価
    信号を発生する手段と、 上記再生系の品質に関連する機能を有し、上記評価信号
    に基づいて制御される被制御手段と、 上記再生信号中の書きつなぎエリアに対応する期間を検
    出する手段と、 検出された上記書きつなぎエリアに対応する期間では、
    上記被制御手段に対する制御を禁止する手段とからなる
    再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の再生装置において、 PLLにより生成された再生データと同期したクロック
    と、再生信号の間の位相誤差信号を上記評価信号として
    発生することを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の再生装置において、 上記被制御手段がフォーカスエラー信号のバイアス値調
    整回路であることを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 データが所定単位でもって記録されると
    共に、上記所定単位のデータ間に書きつなぎエリアが存
    在するディスク状記録媒体の再生方法において、 再生信号に基づいて再生系の品質を判断するための評価
    信号を発生するステップと、 上記再生系の品質に関連する機能を有する被制御手段
    を、上記評価信号に基づいて制御する時に、上記再生信
    号中の書きつなぎエリアに対応する期間では、上記被制
    御手段に対する制御を禁止するステップとからなる再生
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006098567A1 (en) * 2005-03-17 2006-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Information recording medium and apparatus for recording information to or reproducing information from the same
JP2008287879A (ja) * 2008-07-28 2008-11-27 Sony Corp ディスク記録媒体、ディスクドライブ装置、再生方法、ディスク製造方法
US7823051B2 (en) 2006-01-03 2010-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Digital broadcasting transmission system and method thereof
JP2012104219A (ja) * 2001-03-12 2012-05-31 Sony Corp 記録媒体、再生装置、再生方法、記録装置、記録方法

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