JPH08255351A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH08255351A
JPH08255351A JP7060629A JP6062995A JPH08255351A JP H08255351 A JPH08255351 A JP H08255351A JP 7060629 A JP7060629 A JP 7060629A JP 6062995 A JP6062995 A JP 6062995A JP H08255351 A JPH08255351 A JP H08255351A
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JP
Japan
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signal
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header
information recording
clock signal
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Application number
JP7060629A
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English (en)
Inventor
Kenji Fukuda
賢司 福田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスクのシーク動作中におけるデータ部で
のノイズ信号によるPLL回路の周波数ずれを防ぎ、ヘ
ッダ部リードを確実に行ってシーク動作時間の短縮を図
る。 【構成】ヘッダ解読回路52はPLL回路50からのデ
ータとクロック信号によりセクタのヘッダ情報を読取
り、読取ったID番号から現在再生中の位置をフォーマ
ットカウンタ53にロードし、フォーマットカウンタ5
3はロードされた位置からデータ部の開始位置をカウン
トしてクリア信号をAカウンタ57へ出力し、Aカウン
タ57はデータ部のクロック分をクロック信号aを使用
してカウントし、その間、マスク信号をアクティブとし
てPLL回路50へ2値化信号が入力されないように
し、カウント後、Bカウンタ58をクリアにしてヘッダ
部のカウントをBカウンタ58で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光ディスクを
回転するモータの回転と記録・再生周波数が一定でよい
CAV方式でセクタが配置され、セクタにヘッダ部とデ
ータ部とが設けられて情報の記録、再生を行う光ディス
ク装置等の情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッドに搭載された半導体レ
ーザにより出力されるレーザ光により、記録トラックを
有する光ディスク(情報記録媒体)に情報を記録した
り、あるいは光ディスクに記録されている情報を再生す
る光ディスク装置等の情報記録再生装置が実用化されて
いる。
【0003】光ディスクを回転するモータの回転と記録
・再生周波数が一定でよいCAV方式でセクタが配置さ
れる光ディスクにおいて、セクタにはヘッダ部とデータ
部とが設けられて情報の記録、再生を行う。
【0004】光ディスク装置においてシーク動作(目的
トラックにヘッドを移動する)を行う場合、まず光ディ
スクのヘッダ部のリード(読取り)を行って現在の光学
ヘッドのトラック位置を調べ、現在トラックと目的トラ
ックとのトラック差を計算し、光学ヘッドを目的トラッ
クに移動する。その後、光ディスクのヘッダ部のリード
を行って現在のトラック位置を確認し、もし目的のトラ
ックからずれていていれば再び上記光学ヘッドの移動動
作を繰返して目的トラックに到達する。
【0005】上記シーク動作中は、光ディスクのヘッダ
部のリードを行うことにより、光学ヘッドのトラック位
置を知ることができる。ヘッダ部とデータ部で記録方式
の異なる光ディスクでは、ヘッダ部とデータ部のデータ
再生にそれぞれ別のデータ再生回路を持ち、最初はヘッ
ダ用のデータ再生回路を動作させ、ヘッダ部のリードを
行ってヘッダ部の位置の確定動作を行う。ヘッダ部の位
置が確定すればデータ部の位置も確定するのでデータ部
開始位置からデータ再生回路をデータ部用に切り替えて
データ部のリードを行う。
【0006】しかしながら、シーク動作中はヘッダ部の
リードしか行わないのでデータ再生系はヘッダ部のリー
ドを行うモードでデータ再生を行っているが、このモー
ドでデータ部の再生を行った場合、データに同期しない
ノイズが発生してデータに同期したクロックを再生する
PLL回路の再生クロックの周波数が目的周波数からず
れてしまうことがある。この場合、ヘッダ部のプリアン
ブルでPLL回路の周波数引き込み動作が行えずヘッダ
部のリードに失敗してシーク動作にかかる時間が増大す
ることがあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、光デ
ィスク(情報記録媒体)のシーク動作中はヘッダ部のリ
ードしか行わないのでデータ再生系はヘッダ部のリード
を行うモードでデータ再生を行っている。このモードで
データ部(情報記録部)の再生を行った場合、データに
同期しないノイズが発生してデータに同期したクロック
を再生するPLL回路の再生クロックの周波数が目的周
波数からずれてしまい、ヘッダ部のプリアンブルでPL
L回路の周波数引き込み動作が行えずヘッダ部のリード
に失敗してシーク動作にかかる時間が増大するという問
題があった。
【0008】そこで、この発明は、情報記録媒体のシー
ク動作中における情報記録部でのノイズ信号によるPL
L回路の周波数ずれを防ぎ、ヘッダ部リードを確実に行
ってシーク動作時間の短縮を図ることのできる情報記録
再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の情報記録再生
装置は、情報記録媒体を回転駆動する駆動手段の回転と
記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置される情
報記録媒体のセクタに予め情報が記録されているヘッダ
部と、このヘッダ部に続いて情報を記録する情報記録部
とが設けられ、情報の記録または再生を行う情報記録再
生装置において、上記駆動手段の駆動クロックに同期し
たクロック信号を供給する供給手段と、上記情報記録媒
体に記録されたヘッダ部の情報からヘッダ部の位置を確
定する確定手段と、この確定手段で位置が確定されたヘ
ッダ部に続く情報記録部の開始から終りまでの位置を上
記供給手段から供給されるクロック信号を用いて計数
し、この情報記録部の開始から終りまでの間、マスク信
号を出力する出力手段と、上記情報記録再生装置におけ
るシーク動作中、上記出力手段で出力されるマスク信号
により上記情報記録媒体の情報記録部からの情報の入力
を阻止する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0010】この発明の情報記録再生装置は、情報記録
媒体を回転駆動する駆動手段の回転と記録・再生周波数
が一定な方式でセクタが配置される情報記録媒体のセク
タに予め情報が記録されているヘッダ部と、このヘッダ
部に続いて情報を記録する情報記録部とが設けられ、情
報の記録または再生を行う情報記録再生装置において、
上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
供給する供給手段と、上記情報記録媒体に記録されてい
る情報の信号を読取る読取手段と、この読取手段で読取
られた信号が入力され、この入力信号に同期したクロッ
ク信号を生成するクロック信号生成手段と、このクロッ
ク信号生成手段で生成されたクロック信号と入力された
信号とからヘッダ部の位置を確定する確定手段と、この
確定手段で位置が確定されたヘッダ部に続く情報記録部
の開始から終りまでの位置を上記供給手段から供給され
るクロック信号を用いて計数し、この情報記録部の開始
から終りまでの間、マスク信号を出力する出力手段と、
上記情報記録再生装置におけるシーク動作中、上記出力
手段で出力されるマスク信号により上記クロック信号生
成手段への上記読取手段で読取られた信号の入力を阻止
する制御を行う制御手段とから構成されている。
【0011】この発明の情報記録再生装置は、情報記録
媒体を回転駆動する駆動手段の回転と記録・再生周波数
が一定な方式でセクタが配置される情報記録媒体のセク
タに予め情報が記録されているヘッダ部と、このヘッダ
部に続いて情報を記録する情報記録部とが設けられ、情
報の記録または再生を行う情報記録再生装置において、
上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
供給する供給手段と、上記情報記録媒体に記録されてい
る情報の信号を読取る読取手段と、この読取手段で読取
られた信号が入力され、この入力信号に同期したクロッ
ク信号を生成するクロック信号生成手段と、このクロッ
ク信号生成手段で生成されたクロック信号と入力された
信号とからセクタにおけるヘッダ部の情報再生位置を解
読するヘッダ解読手段と、このヘッダ解読手段で解読さ
れたヘッダ部の情報再生位置から計数してこのヘッダ部
に続く情報記録部の開始位置でクリア信号を出力する第
1の計数手段と、この第1の計数手段から出力されるク
リア信号によってクリアされた際、上記供給手段から供
給されるクロック信号を用いて計数すると共にマスク信
号を出力し、情報記録部の終了位置でマスク信号の出力
を停止する第2の計数手段と、上記情報記録再生装置に
おけるシーク動作中、上記第2の計数手段で出力される
マスク信号により上記クロック信号生成手段への上記読
取手段で読取られた信号の入力を阻止する制御を行う制
御手段とから構成されている。
【0012】この発明の情報記録再生装置は、情報記録
媒体を回転駆動する駆動手段の回転と記録・再生周波数
が一定な方式でセクタが配置される情報記録媒体のセク
タに予め情報が記録されているヘッダ部と、このヘッダ
部に続いて情報を記録する情報記録部とが設けられ、情
報の記録または再生を行う情報記録再生装置において、
この情報記録再生装置のシーク動作を制御すると共にシ
ーク動作を示す信号を出力する制御手段と、上記駆動手
段の駆動クロックに同期したクロック信号を供給する供
給手段と、上記情報記録媒体に記録されている情報を読
取る読取手段と、上記制御手段のシーク動作の制御時に
上記読取手段で読取った情報を2値化するヘッダ部用2
値化手段と、このヘッダ部用2値化手段で2値化された
信号が入力され、この入力信号に同期したクロック信号
を生成するクロック信号生成手段と、このクロック信号
生成手段で生成されるクロック信号と入力された信号と
からセクタにおけるヘッダ部の情報再生位置を解読する
ヘッダ解読手段と、このヘッダ解読手段で解読されたヘ
ッダ部の情報再生位置から計数し、このヘッダ部に続く
データ部の開始位置でクリア信号を出力する第1の計数
手段と、この第1の計数手段から出力されるクリア信号
によってクリアされた際、上記供給手段から供給される
クロック信号を用いて計数すると共にマスク信号を出力
するための信号を出力し、データ部の終了位置でマスク
信号を出力するための信号の出力を停止する第2の計数
手段と、この第2の計数手段からのマスク信号を出力す
るための信号と上記制御手段からのシーク動作を示す信
号とからマスク信号を出力する出力手段と、この出力手
段から出力されるマスク信号により上記ヘッダ部用2値
化手段からの信号が上記クロック信号生成手段へ入力さ
れるのを阻止する阻止手段とから構成されている。
【0013】この発明の光ディスク装置は、光ディスク
を回転するモータの回転と記録・再生周波数が一定な方
式でセクタが配置される光ディスクのセクタに予め情報
が記録されているヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情
報を記録するデータ部とが設けられ、情報の記録または
再生を行う光ディスク装置において、この光ディスク装
置のシーク動作を制御すると共にシーク動作を示す信号
を出力するCPUと、上記モータの駆動クロックに同期
したクロック信号を供給する供給手段と、上記光ディス
クに記録されている情報を読取る光学ヘッドと、上記C
PUのシーク動作の制御時に上記光学ヘッドで読取った
情報を2値化するヘッダ部用2値化回路と、このヘッダ
部用2値化回路で2値化された信号が入力され、この入
力信号に同期したクロック信号を生成するPLL回路
と、このPLL回路で生成されるクロック信号と入力さ
れた信号とからセクタにおけるヘッダ部の情報再生位置
を解読するヘッダ解読回路と、このヘッダ解読回路で解
読されたヘッダ部の情報再生位置からカウントし、この
ヘッダ部に続くデータ部の開始位置でクリア信号を出力
するフォーマットカウンタと、このフォーマットカウン
タから出力されるクリア信号によってクリアされた際、
上記供給手段から供給されるクロック信号を用いてカウ
ントすると共にマスク信号を出力するための信号を出力
し、データ部の終了位置でマスク信号を出力するための
信号の出力を停止するカウンタと、このカウンタからの
マスク信号を出力するための信号と上記CPUからのシ
ーク動作を示す信号とからマスク信号を出力するオア回
路と、このオア回路から出力されるマスク信号により上
記ヘッダ部用2値化回路からの信号が上記PLL回路へ
入力されるのを阻止するアンド回路とから構成されてい
る。
【0014】
【作用】この発明は、情報記録媒体を回転駆動する駆動
手段の回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが
配置される情報記録媒体のセクタに予め情報が記録され
ているヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録す
る情報記録部とが設けられ、情報の記録または再生を行
う情報記録再生装置において、上記駆動手段の駆動クロ
ックに同期したクロック信号を供給手段で供給し、上記
情報記録媒体に記録されたヘッダ部の情報からヘッダ部
の位置を確定し、位置が確定されたヘッダ部に続く情報
記録部の開始から終りまでの位置を上記供給手段から供
給されるクロック信号を用いて計数し、この情報記録部
の開始から終りまでの間、マスク信号を出力手段で出力
し、上記情報記録再生装置におけるシーク動作中、上記
出力手段で出力されるマスク信号により上記情報記録媒
体の情報記録部からの情報の入力を阻止する制御を行う
ようにしたものである。
【0015】この発明は、情報記録媒体を回転駆動する
駆動手段の回転と記録・再生周波数が一定な方式でセク
タが配置される情報記録媒体のセクタに予め情報が記録
されているヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記
録する情報記録部とが設けられ、情報の記録または再生
を行う情報記録再生装置において、上記駆動手段の駆動
クロックに同期したクロック信号を供給手段で供給し、
上記情報記録媒体に記録されている情報の信号を読取手
段で読取り、読取られた信号が入力され、この入力信号
に同期したクロック信号をクロック信号生成手段で生成
し、生成されたクロック信号と入力された信号とからヘ
ッダ部の位置を確定し、位置が確定されたヘッダ部に続
く情報記録部の開始から終りまでの位置を上記供給手段
から供給されるクロック信号を用いて計数し、この情報
記録部の開始から終りまでの間、マスク信号を出力手段
で出力し、上記情報記録再生装置におけるシーク動作
中、上記出力手段で出力されるマスク信号により上記ク
ロック信号生成手段への上記読取手段で読取られた信号
の入力を阻止する制御を行うようにしたものである。
【0016】この発明は、情報記録媒体を回転駆動する
駆動手段の回転と記録・再生周波数が一定な方式でセク
タが配置される情報記録媒体のセクタに予め情報が記録
されているヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記
録する情報記録部とが設けられ、情報の記録または再生
を行う情報記録再生装置において、上記駆動手段の駆動
クロックに同期したクロック信号を供給手段で供給し、
上記情報記録媒体に記録されている情報の信号を読取手
段で読取り、読取られた信号が入力され、この入力信号
に同期したクロック信号をクロック信号生成手段で生成
し、生成されたクロック信号と入力された信号とからセ
クタにおけるヘッダ部の情報再生位置を解読し、解読さ
れたヘッダ部の情報再生位置から計数してこのヘッダ部
に続く情報記録部の開始位置でクリア信号を出力し、出
力されるクリア信号によってクリアされた際、第2の計
数手段で上記供給手段から供給されるクロック信号を用
いて計数すると共にマスク信号を出力して情報記録部の
終了位置でマスク信号の出力を停止し、上記情報記録再
生装置におけるシーク動作中、上記第2の計数手段で出
力されるマスク信号により上記クロック信号生成手段へ
の上記読取手段で読取られた信号の入力を阻止する制御
を行うようにしたものである。
【0017】この発明は、情報記録媒体を回転駆動する
駆動手段の回転と記録・再生周波数が一定な方式でセク
タが配置される情報記録媒体のセクタに予め情報が記録
されているヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記
録する情報記録部とが設けられ、情報の記録または再生
を行う情報記録再生装置において、制御手段でこの情報
記録再生装置のシーク動作を制御すると共にシーク動作
を示す信号を出力し、上記駆動手段の駆動クロックに同
期したクロック信号を供給手段で供給し、上記情報記録
媒体に記録されている情報を読取手段で読取り、上記制
御手段のシーク動作の制御時に上記読取手段で読取った
情報をヘッダ部用2値化手段で2値化し、2値化された
信号が入力され、この入力信号に同期したクロック信号
をクロック信号生成手段で生成し、生成されるクロック
信号と入力された信号とからセクタにおけるヘッダ部の
情報再生位置を解読し、解読されたヘッダ部の情報再生
位置から計数し、このヘッダ部に続くデータ部の開始位
置でクリア信号を出力し、出力されるクリア信号によっ
てクリアされた際、上記供給手段から供給されるクロッ
ク信号を用いて計数すると共にマスク信号を出力するた
めの信号を出力し、データ部の終了位置でマスク信号を
出力するための信号の出力を停止し、このマスク信号を
出力するための信号と上記制御手段からのシーク動作を
示す信号とからマスク信号を出力し、出力されるマスク
信号により上記ヘッダ部用2値化手段からの信号が上記
クロック信号生成手段へ入力されるのを阻止するように
したものである。
【0018】この発明は、光ディスクを回転するモータ
の回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置
される光ディスクのセクタに予め情報が記録されている
ヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録するデー
タ部とが設けられ、情報の記録または再生を行う光ディ
スク装置において、CPUでこの光ディスク装置のシー
ク動作を制御すると共にシーク動作を示す信号を出力
し、上記モータの駆動クロックに同期したクロック信号
を供給手段で供給し、上記光ディスクに記録されている
情報を光学ヘッドで読取り、上記CPUのシーク動作の
制御時に上記光学ヘッドで読取った情報をヘッダ部用2
値化回路で2値化し、2値化された信号が入力され、こ
の入力信号に同期したクロック信号をPLL回路で生成
し、生成されるクロック信号と入力された信号とからセ
クタにおけるヘッダ部の情報再生位置を解読し、解読さ
れたヘッダ部の情報再生位置からカウントし、このヘッ
ダ部に続くデータ部の開始位置でクリア信号を出力し、
出力されるクリア信号によってクリアされた際、上記供
給手段から供給されるクロック信号を用いてカウントす
ると共にマスク信号を出力するための信号を出力し、デ
ータ部の終了位置でマスク信号を出力するための信号の
出力を停止し、このマスク信号を出力するための信号と
上記CPUからのシーク動作を示す信号とからマスク信
号を出力するオア回路と、このオア回路から出力される
マスク信号により上記ヘッダ部用2値化回路からの信号
が上記PLL回路へ入力されるのを阻止するようにした
ものである。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図2は、この発明の情報記録再生装置に
係る光ディスク装置を示すものである。この光ディスク
装置は光ディスク(情報記録媒体)1に対し集束光を用
いて情報の記録、再生を行うものである。
【0020】光ディスク1の表面には、スパイラル状に
溝(記録トラック)が形成されており、この光ディスク
1は、モータ2によって例えば一定の速度で回転され
る。このモータ2は、モータ制御回路18によって制御
されている。
【0021】光ディスク1は、たとえばガラスあるいは
プラスチックスなどで円形に形成された基板の表面にテ
ルルあるいはビスマスなどの金属被膜層つまり記録膜が
ドーナツ型にコーティングされており、その金属被膜層
の中心部近傍には切欠部つまり基準位置マークが設けら
れている。
【0022】光ディスク1に対する情報の記録、再生
は、光学ヘッド(読取手段)3によって行われるように
なっている。この光学ヘッド3は、リニアモータ31の
可動部を構成する駆動コイル13に固定されており、こ
の駆動コイル13はリニアモータ制御回路17に接続さ
れている。
【0023】このリニアモータ制御回路17には、リニ
アモータ位置検出器26が接続されており、このリニア
モータ位置検出器26は、光学ヘッド3に設けられた光
学スケール25を検出することにより、位置信号を出力
するようになっている。
【0024】また、リニアモータ31の固定部には、図
示せぬ永久磁石が設けられており、上記駆動コイル13
がリニアモータ制御回路17によって励磁されることに
より、光学ヘッド3は、光ディスク1の半径方向に移動
されるようになっている。
【0025】上記光学ヘッド3には、対物レンズ6が図
示しないワイヤあるいは板ばねによって保持されてお
り、この対物レンズ6は、駆動コイル5によってフォー
カシング方向(レンズの光軸方向)に移動され、駆動コ
イル4によってトラッキング方向(レンズの光軸と直交
方向)に移動可能とされている。
【0026】また、レーザ制御回路14によって駆動さ
れる半導体レーザ発振器(あるいはアルゴンネオンレー
ザ発振器)9より発生されたレーザ光は、コリメータレ
ンズ11a、ハーフプリズム11b、対物レンズ6を介
して光ディスク1上に照射され、この光ディスク1から
の反射光は、対物レンズ6、ハーフプリズム11b、集
光レンズ10a、およびシリンドリカルレンズ10bを
介して光検出器8に導かれる。
【0027】上記光検出器8は、4分割の光検出セル8
a、8b、8c、8dによって構成されている。上記光
検出器8の光検出セル8aの出力信号は、増幅器12a
を介して加算器30aの一端に供給され、光検出セル8
bの出力信号は、増幅器12bを介して加算器30bの
一端に供給され、光検出セル8cの出力信号は、増幅器
12cを介して加算器30aの他端に供給され、光検出
セル8dの出力信号は、増幅器12dを介して加算器3
0bの他端に供給されるようになっている。
【0028】上記光検出器8の光検出セル8aの出力信
号は、増幅器12aを介して加算器30cの一端に供給
され、光検出セル8bの出力信号は、増幅器12bを介
して加算器30dの一端に供給され、光検出セル8cの
出力信号は、増幅器12cを介して加算器30dの他端
に供給され、光検出セル8dの出力信号は、増幅器12
dを介して加算器30cの他端に供給されるようになっ
ている。
【0029】上記加算器30aの出力信号は差動増幅器
OP2の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP2
の非反転入力端には上記加算器30bの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP2は、上記加算器
30a、30bの差に応じてフォーカス点に関する信号
をフォーカシング制御回路15に供給するようになって
いる。このフォーカシング制御回路15の出力信号は、
フォーカシング駆動コイル5に供給され、レーザ光が光
ディスク1上で常時ジャストフォーカスとなるように制
御される。
【0030】上記加算器30cの出力信号は差動増幅器
OP1の反転入力端に供給され、この差動増幅器OP1
の非反転入力端には上記加算器30dの出力信号が供給
される。これにより、差動増幅器OP1は、上記加算器
30c、30dの差に応じてトラック差信号をトラッキ
ング制御回路16に供給するようになっている。このト
ラッキング制御回路16は、OP1から供給されるトラ
ック差信号に応じてトラック駆動信号を作成するもので
ある。
【0031】上記トラッキング制御回路16から出力さ
れるトラック駆動信号は、前記トラッキング方向の駆動
コイル4に供給される。また、上記トラッキング制御回
路16で用いられたトラック差信号は、リニアモータ制
御回路17に供給されるようになっている。
【0032】上記のようにフォーカシング、トラッキン
グを行なった状態での光検出器8の各光検出セル8a、
〜8dの出力の和信号、つまり加算器30cの出力信号
と加算器30dの出力信号とが供給される加算器30e
の出力信号は、トラック上に形成されたピット(記憶情
報)からの反射率の変化が反映されている。この信号
は、記録信号再生回路40に供給され、この記録信号再
生回路40においてプリフォーマットデータとしてのア
ドレス情報(トラック番号、セクタ番号等)等や記憶情
報が再生される。
【0033】また、この記録信号再生回路40は、内部
に光ディスク1から読出された信号を再生するためにP
LL回路(クロック信号生成手段)50を有している。
PLL回路50は入力されるデータ信号に同期したクロ
ック信号を生成し、CPU23に供給している。
【0034】また、上記トラッキング制御回路16で対
物レンズ6が移動されている際、リニアモータ制御回路
17は、対物レンズ6が光学ヘッド3内の中心位置近傍
に位置するようにリニアモータ31つまり光学ヘッド3
を移動するようになっている。
【0035】また、この光ディスク装置にはそれぞれフ
ォーカシング制御回路15、トラッキング制御回路1
6、リニアモータ制御回路17とCPU23との間で情
報の授受を行うために用いられるD/A変換器22が設
けられている。さらに、再生データや記録データの一時
保管、あるいは所定の動作を行うプログラムを記憶する
ためのメモリ24も設けられている。
【0036】上記レーザ制御回路14、フォーカシング
制御回路15、トラッキング制御回路16、リニアモー
タ制御回路17、モータ制御回路18、記録信号再生回
路40等は、バスライン20を介してCPU23によっ
て制御されるようになっている。
【0037】図1は、本発明に係る上述した光ディスク
装置の記録信号再生回路40におけるPLL回路50と
その周辺回路の概略構成を示すものである。すなわち、
記録信号再生回路40におけるPLL回路50には、ヘ
ッダ部用2値化回路51、データ部用2値化回路52、
スイッチ53、アンド回路54、ヘッダ解読回路55、
フォーマットカウンタ(第1の計数手段)56、Aカウ
ンタ(第2の計数手段)57、Bカウンタ58、オア回
路59、水晶発振器60、及び分周器61,62とが接
続されている。
【0038】ヘッダ部用2値化回路51は、光ディスク
1のヘッダ部の読取り時に用いられ、加算器30eから
入力されるデータ信号を2値化信号(データ再生信号)
として出力する。
【0039】データ部用2値化回路52は、光ディスク
1のデータ部の読取り時に用いられ、加算器30eから
入力されるデータ信号を2値化信号(データ再生信号)
として出力する。
【0040】スイッチ53は、後述フォーマットカウン
タ56からの制御信号により、ヘッダ部用2値化回路5
1とデータ部用2値化回路52とから出力される2値化
信号のPLL回路50への接続を切換える。
【0041】阻止手段としてのアンド回路54におい
て、一方の入力端子にはスイッチ53からの2値化信号
が入力され、他方の入力端子にはオア回路59からの後
述するマスク信号が入力され、このマスク信号がアクテ
ィブのとき一方の入力端子に入力される2値化信号の出
力を阻止する。
【0042】クロック信号生成手段としてのPLL回路
50は、加算器30eから入力されるデータ信号がスイ
ッチ53で切換えられるヘッダ部用2値化回路51から
の2値化信号に同期したクロック信号を生成し、このク
ロック信号とヘッダ部のデータをヘッダ解読回路52へ
出力する。
【0043】ヘッダ解読手段としてのヘッダ解読回路5
5は、PLL回路50からのデータから光ディスク1の
ヘッダ部を解読して後述する位置情報をフォーマットカ
ウンタ56へロードする。
【0044】フォーマットカウンタ56は、ヘッダ解読
回路55にロードされたヘッダ部の再生位置からPLL
回路50で生成されるクロック信号を使用してセクタの
再生位置を示すカウンタである。フォーマットカウンタ
56とヘッダ解読回路55とでヘッダ部の位置を確定す
る確定手段が構成されている。
【0045】水晶発振器60は19.6608MHzで
発振し、分周器61はN=96で分周して204.8K
Hzのクロック信号aをAカウンタ57及びBカウンタ
58に出力し、分周器62はM=49152で分周して
400Hzのクロック信号bとしてモータ2を回転す
る。従ってクロック信号aとクロック信号bとは同期が
とれている。水晶発振器60と分周器61、62とでク
ロック信号の供給手段が構成されている。
【0046】Aカウンタ57及びBカウンタ58は、ク
ロック信号aを用いて光ディスク1におけるヘッダ部と
データ部の再生位置をカウントする。Aカウンタ57と
オア回路59とでマスク信号の出力手段が構成されてい
る。
【0047】図3は、光ディスク1の記録フォーマット
を示すものである。すなわち、光ディスク1の表面に
は、スパイラル状に溝(記録トラック)が形成されてお
り、モータ2の回転と記録・再生周波数が一定でよいC
AV(Constant Angular Velocity :回転角一定)方式
でセクタが配置されている。従ってモータ2の1回転、
すなわち光ディスク1の1回転において、各記録トラッ
クにおけるセクタの位置は一定であり、当然、セクタに
おけるヘッダ部及びデータ部の位置も一定である。
【0048】図3の(a)において光ディスク1は、予
め記録されるヘッダ部が1回転に8個(8ブロック)有
るとし、モータ2の1回転を8クロックとする(300
0rpm )。この場合にクロック信号aは、モータ2の1
回転につき4096クロック、1ブロックにつき409
6/8=512クロックとなる。ヘッダ部の長さを50
クロックとするとデータ部の長さは462クロックとな
る。ヘッダ部とそれに続くデータ部とで1つのセクタ
(1ブロック)が構成されている。
【0049】図3の(b)は、ヘッダ部とそれに続くデ
ータ部として構成されるセクタフォーマットを示すもの
である。ヘッダ部は、予めセクタのアドレスナンバーが
書込まれて47バイトで構成されており、光ディスク1
上の欠陥等により再生不能になることを防ぐため同一の
データがID1,ID2,ID3と3か所に書込まれて
いる。データ部は、676バイトで構成されてデータ
(情報)が記録される。
【0050】ヘッダ解読回路55は、上記アドレスナン
バーを再生するとともにセクタフォーマット上のどの位
置を再生中であるかをフォーマットカウンタに伝える働
きを持っている。
【0051】ヘッダ解読回路55は、まず、AMの検出
を行う。AMは、アドレスマークと呼ばれ、1バイトの
同期コードである。このコードの検出を行うとヘッダ解
読回路55はヘッダ解読動作を開始し、AMに続くID
フィールドの解読を行う。
【0052】IDフィールドは5バイトからなり、トラ
ックアドレス、ID部(3つあるIDフィールドの何番
目かを示す)アドレス、CRC(エラー検出コード)か
ら構成される。CRCコード終了位置で、CRCコード
にID部のエラー判定を行う。IDフィールドの5バイ
ト中にエラーが無いと判定されればIDナンバーによ
り、3つのIDのうちどの位置のIDの再生を行ったか
知ることができるため、この情報からフォーマットカウ
ンタ56に現在再生中のバイト位置(ID1開始位置を
0とする)をロードすることによりセクタフォーマット
中の再生位置が確定する。
【0053】例えば、ID1にエラーが無いとCRCコ
ードによりCRCコード終了位置で判定されればフォー
マットカウンタ56には「5」がロードされる。これ
は、ID1の開始位置を0バイト目としているためで、
ID2の場合は「19」がロードされ、ID3の場合は
「33」がロードされる。
【0054】なお、ヘッダ部を構成するVFO1,2は
PLLロック用の連続データパターンであり、PAはポ
ストアンブルで変調後のCRCの2バイトで収まらない
ときにこのPAを使用する。
【0055】また、データ部は、GAP、VFO3、S
YN、データ領域、PA、バッファの各領域から構成さ
れている。GAPは、ギャップのことで5バイトの間デ
ータのない領域であり、VFO3はPLLロック用の連
続データパターンであり、SYNはデータ部の同期信号
であり、データ領域はユーザデータの記録領域であり、
PAはポストアンブルであり、バッファは光ディスク1
の回転変動マージン用の領域である。
【0056】フォーマットカウンタ56は、ID1の先
頭を0バイト目としてセクタ中の再生位置を示すカウン
タである。ID1の場合では「5」がロードされるので
データ部(記録領域)の開始位置は30バイト目とな
り、フォーマットカウンタ56がこの値になったところ
でデータ部開始位置を示すクリア信号をAカウンタ57
へ出力する。
【0057】また、光ディスク1のデータ部に記録され
たデータのリードを行う場合は、フォーマットカウンタ
56がID1の場合の「5」がロードされてデータ部開
始位置の30バイト目になったところでスイッチ53へ
の信号をアクティブにしてデータ部用2値化回路52側
にスイッチ53の接続を切換え、さらに676バイトの
カウントを行った後、光ディスク1のヘッダ部となるの
でスイッチ53への信号をインアクティブにしてヘッダ
部用2値化回路51側にスイッチ53の接続を切換え
る。
【0058】なお、ヘッダ解読回路55からロードされ
るIDが、ID1ではなくID2からの場合には「1
9」がロードされるのでデータ部開始位置は16バイト
目となり、ID3からの場合には「33」がロードされ
るのでデータ部開始位置は2バイト目となる。
【0059】次に、このような構成において光ディスク
1のシーク動作を図4のタイミングチャートと図5のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、CPU23は
シーク動作であるのでオア回路59へ信号「0」を出力
し、また、フォーマットカウンタからの信号によりスイ
ッチ53はヘッダ用2値化回路51側を接続している。
【0060】加算器30eを介して入力される光ディス
ク1からのデータ信号は、ヘッダ用2値化回路51で2
値化信号としてスイッチ53、アンド回路54を介して
PLL回路50へ入力される。
【0061】PLL回路50は、入力される2値化信号
に同期したクロック信号を生成し、このクロック信号と
データをヘッダ解読回路55へ出力する。ヘッダ解読回
路55は、PLL回路50からのデータから光ディスク
1におけるセクタのヘッダ情報を読取る。すなわち、ヘ
ッダ解読回路55は、ヘッダ部のアドレスマーク(A
M)を検出してヘッダ解読動作を開始し、アドレスマー
クに続くIDフィールドの解読を行う。
【0062】ヘッダ解読回路55は、トラック、セク
タ、ID番号を再生してCRCコードでこの再生された
データが正しいかどうかを判定し、正しいと判定した場
合にID番号から何個目のヘッダIDを読込んだかがわ
かるので、これからフォーマットカウンタ56に現在再
生中のバイト位置をロードする。ID1の場合の先頭位
置を0バイト目、ID2の場合の先頭位置を14バイト
目、ID3の場合の先頭位置を28バイト目としてカウ
ント(計数)する。ここでは、ID1であったとする。
【0063】フォーマットカウンタ56は、ヘッダ解読
回路55から「5」がロードされるのでデータ部(記録
領域)の開始位置は30バイト目となり、フォーマット
カウンタ56がこの値になったところでデータ部開始位
置を示すクリア信号をAカウンタ57へ出力する。
【0064】Aカウンタ57は、フォーマットカウンタ
56からのクリア信号によりクリアされて分周器61か
らのクロック信号aを使用してカウントを開始する。ま
た、Aカウンタ57は、カウント開始と同時にオア回路
59への信号Cをアクティブ(「0」)とすることによ
りオア回路59からマスク信号がアクティブ(「0」)
となってアンド回路54に入力され、ヘッダ用2値化回
路51からのデータ部の2値化信号がアンド回路54で
出力されず、PLL回路50へデータ部の2値化信号が
入力されなくなる。
【0065】続いてAカウンタ57は、データ部の長さ
分の462クロックをカウントして停止し、このカウン
ト停止のタイミングでBカウンタ58をクリアする。ま
た、Aカウンタ57は、カウント停止と同時にオア回路
59への信号Cをインアクティブ(「1」)とすること
によりオア回路59でマスク信号がインアクティブ
(「1」)となり、アンド回路54を介してヘッダ用2
値化回路51からのヘッダ部の2値化信号がPLL回路
50へ入力されるようになる。
【0066】図4の(a)に示すようにセクタ長は51
2クロックであり、データ部の開始位置でAカウンタ5
7がクリアされ、Aカウンタ57のカウント開始でマス
ク信号がアクティブとなる。Aカウンタ57は、データ
部の462クロックをカウントして停止し、この際、マ
スク信号がインアクティブとなり、Bカウンタ58がク
リアされる。
【0067】この結果、PLL回路50へ入力される2
値化信号は、データ部の入力のない2値化信号として図
4の(a)に示す信号Dのようになる。Bカウンタ58
は、Aカウンタ57にクリアされて分周器61からのク
ロック信号aを使用してカウントを開始する。Bカウン
タ58は、ヘッダ部の長さ分の50クロックをカウント
して停止し、この停止のタイミングでAカウンタ57を
再びクリアする。
【0068】Aカウンタ57は、Bカウンタ58にクリ
アされてカウントを開始し、データ部の長さ分の462
クロックをカウントする。図4の(b)に示すように、
Aカウンタ57の動作中のみアクティブになる信号Cを
使って光ディスク1のデータ部におけるマスク信号を作
成し、シーク動作中に、このAカウンタ57からの信号
Cがアクティブな場合のみPLL回路50に2値化信号
を入力しないことにより、光ディスク1のデータ部にお
けるノイズによりPLL回路50で生成するクロック信
号の周波数がずれてしまうことを防止し、速やかにヘッ
ダ部のリードを行うことによりシーク時間の短縮を行う
ことができる。
【0069】なお、Aカウンタ57及びBカウンタ58
のカウントに使用するクロック信号aは、モータ2を回
転するクロック信号bと同期がとれているので光ディス
ク1が何回転してもマスク信号にずれが生ずることが無
い。
【0070】以上説明したように上記実施例によれば、
シーク動作中における光ディスクのデータ部をマスクし
てPLL回路の誤動作を防ぎ、ヘッダ部のリードができ
なくなる現象を防止することにより、シーク時間を短縮
することができる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
情報記録媒体のシーク動作中における情報記録部でのノ
イズ信号によるPLL回路の周波数ずれを防ぎ、ヘッダ
部リードを確実に行ってシーク動作時間の短縮を図るこ
とのできる情報記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生装置に係る光ディスク装
置におけるPLL回路とその周辺の回路の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本発明に係る光ディスク装置の概略構成を示す
図。
【図3】光ディスクの記録フォーマット例を説明するた
めの図。
【図4】光ディスクのシーク動作を説明するためのタイ
ミングチャート。
【図5】光ディスクのシーク動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク 23…CPU 40…記録信号再生回路 50…PLL回路 51…ヘッダ部用2値化回路 52…データ部用2値化回路 54…アンド回路 55…ヘッダ解読回路 56…フォーマットカウンタ 57…Aカウンタ 58…Bカウンタ 59…オア回路 60…水晶発振器 61,62…分周器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体を回転駆動する駆動手段の
    回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置さ
    れる情報記録媒体のセクタに予め情報が記録されている
    ヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録する情報
    記録部とが設けられ、情報の記録または再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
    供給する供給手段と、 上記情報記録媒体に記録されたヘッダ部の情報からヘッ
    ダ部の位置を確定する確定手段と、 この確定手段で位置が確定されたヘッダ部に続く情報記
    録部の開始から終りまでの位置を上記供給手段から供給
    されるクロック信号を用いて計数し、この情報記録部の
    開始から終りまでの間、マスク信号を出力する出力手段
    と、 上記情報記録再生装置におけるシーク動作中、上記出力
    手段で出力されるマスク信号により上記情報記録媒体の
    情報記録部からの情報の入力を阻止する制御を行う制御
    手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体を回転駆動する駆動手段の
    回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置さ
    れる情報記録媒体のセクタに予め情報が記録されている
    ヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録する情報
    記録部とが設けられ、情報の記録または再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
    供給する供給手段と、 上記情報記録媒体に記録されている情報の信号を読取る
    読取手段と、 この読取手段で読取られた信号が入力され、この入力信
    号に同期したクロック信号を生成するクロック信号生成
    手段と、 このクロック信号生成手段で生成されたクロック信号と
    入力された信号とからヘッダ部の位置を確定する確定手
    段と、 この確定手段で位置が確定されたヘッダ部に続く情報記
    録部の開始から終りまでの位置を上記供給手段から供給
    されるクロック信号を用いて計数し、この情報記録部の
    開始から終りまでの間、マスク信号を出力する出力手段
    と、 上記情報記録再生装置におけるシーク動作中、上記出力
    手段で出力されるマスク信号により上記クロック信号生
    成手段への上記読取手段で読取られた信号の入力を阻止
    する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 情報記録媒体を回転駆動する駆動手段の
    回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置さ
    れる情報記録媒体のセクタに予め情報が記録されている
    ヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録する情報
    記録部とが設けられ、情報の記録または再生を行う情報
    記録再生装置において、 上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
    供給する供給手段と、 上記情報記録媒体に記録されている情報の信号を読取る
    読取手段と、 この読取手段で読取られた信号が入力され、この入力信
    号に同期したクロック信号を生成するクロック信号生成
    手段と、 このクロック信号生成手段で生成されたクロック信号と
    入力された信号とからセクタにおけるヘッダ部の情報再
    生位置を解読するヘッダ解読手段と、 このヘッダ解読手段で解読されたヘッダ部の情報再生位
    置から計数してこのヘッダ部に続く情報記録部の開始位
    置でクリア信号を出力する第1の計数手段と、 この第1の計数手段から出力されるクリア信号によって
    クリアされた際、上記供給手段から供給されるクロック
    信号を用いて計数すると共にマスク信号を出力し、情報
    記録部の終了位置でマスク信号の出力を停止する第2の
    計数手段と、 上記情報記録再生装置におけるシーク動作中、上記第2
    の計数手段で出力されるマスク信号により上記クロック
    信号生成手段への上記読取手段で読取られた信号の入力
    を阻止する制御を行う制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体を回転駆動する駆動手段の
    回転と記録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置さ
    れる情報記録媒体のセクタに予め情報が記録されている
    ヘッダ部と、このヘッダ部に続いて情報を記録する情報
    記録部とが設けられ、情報の記録または再生を行う情報
    記録再生装置において、 この情報記録再生装置のシーク動作を制御すると共にシ
    ーク動作を示す信号を出力する制御手段と、 上記駆動手段の駆動クロックに同期したクロック信号を
    供給する供給手段と、 上記情報記録媒体に記録されている情報を読取る読取手
    段と、 上記制御手段のシーク動作の制御時に上記読取手段で読
    取った情報を2値化するヘッダ部用2値化手段と、 このヘッダ部用2値化手段で2値化された信号が入力さ
    れ、この入力信号に同期したクロック信号を生成するク
    ロック信号生成手段と、 このクロック信号生成手段で生成されるクロック信号と
    入力された信号とからセクタにおけるヘッダ部の情報再
    生位置を解読するヘッダ解読手段と、 このヘッダ解読手段で解読されたヘッダ部の情報再生位
    置から計数し、このヘッダ部に続くデータ部の開始位置
    でクリア信号を出力する第1の計数手段と、 この第1の計数手段から出力されるクリア信号によって
    クリアされた際、上記供給手段から供給されるクロック
    信号を用いて計数すると共にマスク信号を出力するため
    の信号を出力し、データ部の終了位置でマスク信号を出
    力するための信号の出力を停止する第2の計数手段と、 この第2の計数手段からのマスク信号を出力するための
    信号と上記制御手段からのシーク動作を示す信号とから
    マスク信号を出力する出力手段と、 この出力手段から出力されるマスク信号により上記ヘッ
    ダ部用2値化手段からの信号が上記クロック信号生成手
    段へ入力されるのを阻止する阻止手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 光ディスクを回転するモータの回転と記
    録・再生周波数が一定な方式でセクタが配置される光デ
    ィスクのセクタに予め情報が記録されているヘッダ部
    と、このヘッダ部に続いて情報を記録するデータ部とが
    設けられ、情報の記録または再生を行う光ディスク装置
    において、 この光ディスク装置のシーク動作を制御すると共にシー
    ク動作を示す信号を出力するCPUと、 上記モータの駆動クロックに同期したクロック信号を供
    給する供給手段と、 上記光ディスクに記録されている情報を読取る光学ヘッ
    ドと、 上記CPUのシーク動作の制御時に上記光学ヘッドで読
    取った情報を2値化するヘッダ部用2値化回路と、 このヘッダ部用2値化回路で2値化された信号が入力さ
    れ、この入力信号に同期したクロック信号を生成するP
    LL回路と、 このPLL回路で生成されるクロック信号と入力された
    信号とからセクタにおけるヘッダ部の情報再生位置を解
    読するヘッダ解読回路と、 このヘッダ解読回路で解読されたヘッダ部の情報再生位
    置からカウントし、このヘッダ部に続くデータ部の開始
    位置でクリア信号を出力するフォーマットカウンタと、 このフォーマットカウンタから出力されるクリア信号に
    よってクリアされた際、上記供給手段から供給されるク
    ロック信号を用いてカウントすると共にマスク信号を出
    力するための信号を出力し、データ部の終了位置でマス
    ク信号を出力するための信号の出力を停止するカウンタ
    と、 このカウンタからのマスク信号を出力するための信号と
    上記CPUからのシーク動作を示す信号とからマスク信
    号を出力するオア回路と、 このオア回路から出力されるマスク信号により上記ヘッ
    ダ部用2値化回路からの信号が上記PLL回路へ入力さ
    れるのを阻止するアンド回路と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
JP7060629A 1995-03-20 1995-03-20 情報記録再生装置 Pending JPH08255351A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990024299A (ko) * 1997-08-09 1999-04-06 윤종용 Dvd-ram의 pid검출방법 및 그 장치
US6181655B1 (en) 1997-11-28 2001-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc drive, timing signal generator, and information recording and reproduction method
US6438080B1 (en) 1998-08-11 2002-08-20 Nec Corporation Disk driving method and disk drive

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