JPH11129234A - 窯業系建材生板の切断方法及び切断端部の構造 - Google Patents

窯業系建材生板の切断方法及び切断端部の構造

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JPH11129234A
JPH11129234A JP29606797A JP29606797A JPH11129234A JP H11129234 A JPH11129234 A JP H11129234A JP 29606797 A JP29606797 A JP 29606797A JP 29606797 A JP29606797 A JP 29606797A JP H11129234 A JPH11129234 A JP H11129234A
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JP
Japan
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building material
pressure water
width direction
cutting
raw
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JP29606797A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Minami
一幸 南
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/22Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by cutting, e.g. incising

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成改良によって特別なバリ除去手段
を用いなくても、段積み状態で建材生板に反りを発生し
ないように切断することができるようにする。 【解決手段】 窯業系建材生板2の幅方向両端部に向け
てノズル6,6から高圧水を噴射することで、建材生板
2の幅方向両端部を切断する方法において、高圧水噴射
ノズル6,6を、噴流の中心線xが上方から下方に行く
ほど建材生板2の幅方向外側に位置するように噴流の拡
散角度(2θ)の(1/2)以上の傾斜角度αに傾斜す
る姿勢に設定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば壁面サイデ
ィングなどに用いられる窯業系建材生板の幅方向の両端
部をノズルから下向きに噴射される高圧水によって切断
する窯業系建材生板の切断方法及びそれによる切断端部
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の窯業系建材生板の切断装置
の要部の縦断側面図、図6はその平面図、図7は切断個
所の縦断正面図であり、これら各図において、1は窯業
系建材生板2を水平姿勢に載置し一定経路に沿って矢印
a方向に連続的に搬送する第1のベルトコンベア、3は
切断処理後の窯業系建材生板2を水平姿勢に載置し一定
経路に沿って次工程に連続的に搬出する第2のベルトコ
ンベアで、これら第1のベルトコンベア1の搬送終端部
と第2のベルトコンベア3の搬送始端部との渡り部に水
平姿勢で固定受け台4が設けられている。
【0003】上記受け台4の幅方向の両端部寄り位置に
は高圧水噴射用孔5,5が上下に貫通して形成されてお
り、これら孔5,5の上部位置にそれぞれ、該孔5,5
を通過させて窯業系建材生板2の幅方向両端部に向けて
高圧水zを噴射させることにより該建材生板2の幅方向
両端部をそれぞれ切断する高圧水噴射ノズル6,6をそ
の噴流の中心線xが鉛直方向下向き姿勢になるように設
けている。また、上記固定受け台4の下方部には、上記
高圧水噴射ノズル6,6から噴射された高圧水を受容す
る箱状の水槽7が設置されている。
【0004】このような構成の窯業系建材生板の切断装
置においては、上記第1のベルトコンベア1に載置され
て一定水平経路に沿って連続的に搬送される窯業系建材
生板2の搬送先端部が固定受け台4上に達したとき、高
圧水噴射ノズル6,6から上記孔5,5に向けて噴射さ
れる高圧水zが窯業系建材生板2の幅方向両端部に作用
して、該建材生板2の幅方向両端部が切断されて所定幅
の建材生板2に成形された後、第2のベルトコンベア3
に受け継がれて次工程に連続的に搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来の窯業
系建材生板の切断装置による切断方法においては、図7
に示すように、噴射ノズル6,6から噴射される高圧水
zの噴流が下方ほど幅広く拡散され、その噴流拡散の過
程において建材生板2を切断するために、所定幅に切断
された上記建材生板2の幅方向両端の切断端面の上下部
にはそれぞれバリb,bを発生する。そのうち、上部の
バリは比較的除去しやすいものの、下部のバリb,bは
建材生板2の切断端面が逆台形の形状を呈することも相
俟って非常に除去し難い状態となり、そのバリb,bが
残ったままで次工程に搬出されることが多い。したがっ
て、切断された建材生板2の複数枚を図8に示すよう
に、段積みした際、上下に隣接する建材生板2,2…間
にバリb,bがかみ込まれた状態となり、段積みされた
各建材生板2…にその幅方向で反りが発生しやすく、こ
れが不良品発生の原因となるという問題があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、バリ除去のための特別な手段を要することなく、バ
リを残したままであっても、複数枚の建材生板を段積み
した際の幅方向での反りを回避するように切断すること
ができる窯業系建材生板の切断方法及び切断端部の構造
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る窯業系建材生板の切断方法は、高圧水
噴射ノズルを用いて窯業系建材生板の幅方向の両端部に
それの上方部から下方へ向けて高圧水を噴射させること
により、該建材生板の幅方向両端部を切断する窯業系建
材生板の切断方法であって、上記高圧水噴射ノズルから
の高圧水噴射方向を、その噴流の中心線が上方から下方
に行くほど上記建材生板の幅方向外側に位置するように
上記噴流の拡散角の(1/2)以上に傾斜する姿勢に設
定していることを特徴とするものである。
【0008】上記したような本発明の切断方法によれ
ば、噴射ノズルから高圧水を、その噴流の中心線が上方
から下方に行くほど建材生板の幅方向外側に位置するよ
うに該噴流の拡散角の(1/2)以上に傾斜させて噴射
させることにより、建材生板をその幅方向両端の切断面
が傾斜した台形形状に切断することが可能となる。これ
によって、切断後の建材生板の切断端面の下部に発生し
たバリを除去しないままで複数枚の建材生板が段積みさ
れたとしても、上下に隣接する建材生板間にバリがかみ
込まれることがなくなり、各建材生板をその幅方向で反
りの発生がないように段積みすることができる。
【0009】また、本発明に係る窯業系建材生板の切断
端部の構造は、高圧水噴射ノズルから下方へ向けて噴射
される高圧水により幅方向の両端部が切断される窯業系
建材生板の切断端部構造であって、上記建材生板の幅方
向両端面がそれぞれ上方から下方に行くほど幅方向外側
に位置するような傾斜面に切断されていることを特徴と
するものである。
【0010】上記構成の本発明によれば、建材生板の幅
方向両端面がそれぞれ上方から下方に行くほど幅方向外
側に位置するような傾斜面に切断されて、全体が台形形
状となるために、高圧水の噴流拡散の影響で幅方向両端
の切断端面にバリが発生していたとしても、上述したと
同様に、複数枚の建材生板を上下に隣接する建材生板間
にバリをかみ込むことなく段積みして、各建材生板の幅
方向での反りの発生を回避することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る窯業系建材生
板の切断方法の実施に用いる切断装置の要部の縦断側面
図、図2はその平面図、図3は切断個所の縦断正面図で
あり、これら各図において、1〜7は図5ないし図7に
示す従来の窯業系建材生板の切断装置における構成要素
と同一であるため、該当部分に同一の符号を付して、そ
れらの詳しい説明を省略する。
【0012】上記構成の窯業系建材生板の切断装置にお
いて、上記高圧水噴射ノズル6,6からの高圧水噴射方
向を、図3に明示するように、その噴流の中心線x,x
が上方から下方に行くほど建材生板2の幅方向外側に位
置するように、上記噴流の拡散角(2θ)の(1/2)
以上の角度αに傾斜する姿勢、すなわち、α>θの関係
に設定したものである。
【0013】次に、上記のような構成の窯業系建材生板
の切断装置による切断方法について説明すると、第1の
ベルトコンベア1に載置されて一定水平経路に沿って連
続的に搬送される窯業系建材生板2の搬送先端部が固定
受け台4上に達したとき、高圧水噴射ノズル6,6から
上記孔5,5に向けて噴射される高圧水z,zが窯業系
建材生板2の幅方向両端部に作用して、該建材生板2の
幅方向両端部が切断されて所定幅の建材生板2に成形さ
れた後、第2のベルトコンベア3に受け継がれて次工程
に連続的に搬出される。
【0014】ここで、両噴射ノズル6,6から噴射され
る高圧水z,zは、図3に明示のように、その噴流の中
心線x,xが上方から下方に行くほど建材生板2の幅方
向外側に位置するように該噴流の拡散角(2θ)の(1
/2)以上の傾斜角度αをもって建材生板2に作用し、
建材生板2はその幅方向両端の切断面2a,2aが下方
ほど幅の広い傾斜した台形形状に切断されることにな
る。これによって、切断後の建材生板2の切断端面2
a,2aの下部にはバリb,bが発生しているものの、
そのバリb,bを残存させたままで複数枚の建材生板2
…を段積みする際、図4に示すように、上下に隣接する
建材生板2,2…間にバリb,bをかみ込ませることな
く段積みすることが可能であり、したがって、段積み状
態において各建材生板2にその幅方向で反りを発生させ
るおそれがない。
【0015】なお、上記実施の形態では、高圧水噴射ノ
ズル6,6の傾斜角度αが一定に固定されたもので説明
したが、建材生板2の厚みやノズル6,6からの高圧水
の噴射速度などの変化に応じて傾斜角度αを調節自在に
構成して、常に噴流の拡散角(2θ)の(1/2)以上
の傾斜角度αで噴射できるようにすることで、上記した
効果を奏することが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高圧水
噴射ノズルからの高圧水噴射方向を、その噴流の中心線
が上方から下方に行くほど建材生板の幅方向外側に位置
するような傾斜姿勢に設定するといった簡単な構成改良
を施すのみで、高圧水の噴射による建材生板の切断性能
は所定どおりに維持しつつ、建材生板をその幅方向両端
の切断面が傾斜した台形形状に切断して、切断後の建材
生板の切断端面の下部に発生したバリを除去するための
特別な手段を採用しなくても、複数枚の建材生板を上下
に隣接する建材生板間にバリがかみ込まれることが原因
で各建材生板にその幅方向での反りの発生がないように
段積みすることができ、窯業系建材生板の不良品発生率
を著しく低減できるという効果を奏する。
【0017】また、請求項2に記載の切断端部の構造を
採用することにより、高圧水の噴流拡散の影響で幅方向
両端の切断端面にバリが発生していたとしても、上述し
たと同様に、複数枚の建材生板を上下に隣接する建材生
板間にバリをかみ込むことなく段積みして、各建材生板
の幅方向での反りの発生を回避することができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る窯業系建材生板の切断方法を実施
するための切断装置の要部の縦断側面図である。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】同上装置における切断個所の縦断正面図であ
る。
【図4】切断後の建材生板の段積み状態を示す要部の拡
大正面図である。
【図5】従来の窯業系建材生板の切断装置の要部の縦断
側面図である。
【図6】同上装置の平面図である。
【図7】同上装置における切断個所の縦断正面図であ
る。
【図8】従来の窯業系建材生板の切断装置による切断後
の建材生板の段積み状態を示す要部の拡大正面図であ
る。
【符号の説明】 2 窯業系建材生板 2a 切断端面 6 高圧水噴射ノズル x 噴流の中心線 θ 噴流の拡散角 α ノズル傾斜角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧水噴射ノズルを用いて窯業系建材生
    板の幅方向の両端部にそれの上方部から下方へ向けて高
    圧水を噴射させることにより、該建材生板の幅方向両端
    部を切断する窯業系建材生板の切断方法であって、 上記高圧水噴射ノズルからの高圧水噴射方向を、その噴
    流の中心線が上方から下方に行くほど上記建材生板の幅
    方向外側に位置するように上記噴流の拡散角の(1/
    2)以上に傾斜する姿勢に設定していることを特徴とす
    る窯業系建材生板の切断方法。
  2. 【請求項2】 高圧水噴射ノズルから下方へ向けて噴射
    される高圧水により幅方向の両端部が切断される窯業系
    建材生板の切断端部構造であって、 上記建材生板の幅方向両端面がそれぞれ上方から下方に
    行くほど幅方向外側に位置するような傾斜面に切断され
    ていることを特徴とする窯業系建材生板の切断端部の構
    造。
JP29606797A 1997-10-29 1997-10-29 窯業系建材生板の切断方法及び切断端部の構造 Pending JPH11129234A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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