JP2005225069A - 大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法 - Google Patents

大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブロック状半硬化体をピアノ線で水平にスライスして、大型ALCパネルにするためのパネル状半硬化体を製造する方法において、前記ブロック状半硬化体の上位から得られるパネル状半硬化体に欠けが起こらないようにする。
【解決手段】 オートクレーブ養生されて大型軽量気泡コンクリートになるブロック状半硬化体1を、上下に所定間隔をおいて水平に張設されている複数本のピアノ線4により切断して複数枚にパネル状半硬化体を製造するとき、前記ブロック状半硬化体の前後両端面11、12がそれぞれプッシャのような抑え手段21、22により抑えられているとき、前記ピアノ線を前記ブロック状半硬化体の前端面側から後端面側に向かって水平方向に相対移動させる。するとブロック状半硬化体が切断される初期段階や終了段階において前記端面側に起こるパネル状半硬化体の欠けが抑制される。
【選択図】 図1。

Description

本発明は、高圧水蒸気養生されて大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するために、その前駆体であるブロック状半硬化体をピアノ線で水平にスライスしてパネル状半硬化体を製造する方法に関するものである。
従来からオートクレーブの中で前記パネル状半硬化体を高温高圧水蒸気養生して得られた軽量気泡コンクリート(以下、ALCという)のパネルは、主として建築分野に有用されているが、そのパネルの中にパネルの短辺幅が600mmを大きく超える、いわゆる大型ALCパネルが知られている。
この大型ALCパネルを建物の外壁や床材として建物の施工をすると、そのパネルは、建築分野に最も多く普遍的に使用されている短辺幅が600mmの一般的なALCパネル(以下、普通パネルという)を使用する場合に比較して、建築施工効率を著しく向上させることができるという利点がある。
しかしながら、大型ALCパネルはその製造過程における生産性において普通パネルより劣るという問題がある。というのは、ALCパネルは、通常、珪酸質原料と石灰質原料とを発泡剤の存在下で水性スラリーとし、その水性スラリーを補強鉄筋篭がセットされている型枠の中で発泡・硬化させ、得られたブロック状半硬化体を所定のパネル形状に切断する切断過程を少なくとも経由して製造されるが、この切断過程で前記ブロック状半硬化体から普通パネル形状に切り出されるパネル状硬化体の枚数が、大型ALCパネルの場合、普通パネルの場合より少ないというブロック状半硬化体を形成する過程に起因する宿命的な問題がある。
すなわち、前記水性原料スラリーを発泡させるとともに硬化させる過程で発泡剤の作用により生成した発泡ガスをブロック状半硬化体の中に均一に分散させるための原料スラリーの深さは略600mmが限度であるため、普通パネル製造用のそれのように、大型ALCパネル製造用のブロック状半硬化体を、いわゆる垂直切りした場合、最終的に得られた大型ALCパネルの中に気孔が偏って分散形成されるので製品価値を喪失する。そのため前記ブロック状半硬化体から大型ALCパネルを製造するには前者を水平切りにせざるを得ない(特開昭54−156027号公報)。ブロック状半硬化体を水平切りして生産すれば、当然、生産性は低下する。
特開昭54−156027号公報
このように大型ALCパネルは、その生産性に問題点を擁しているにも拘らず、前記特徴が重視されて市場からその製品化要求が強いので、本発明者は、敢えて大型ALCパネルの生産を試みるべく種々検討したところ、普通パネルより生産性が低いとは言え、大型ALCパネルなりにパネル状半硬化体の生産性を高めるとともに最終製品としての大型ALCパネルの品質も同時に高めることが必要であることが判明した。
そこでさらに、鋭意、研究を続けたところ、前記ブロック状半硬化体を切断して得られたパネル状半硬化体の一部分が欠ける現象、いわゆる「欠け」を解消しなければならないことが判った。すなわち、図8に示すように、型枠から搬送されたブロック状半硬化体1を台車2に載せて、矢印Aの向きに移動させる過程で、前記半硬化体1と台車2の前方両側に水平設置されているピアノ線4とを交差させることにより、前記ブロック状半硬化体1を長手方向に振動する複数本の前記ピアノ線4でスライスして、図9に示すように、パネル状半硬化体5を製造する。このとき、得られた複数枚のパネル状半硬化体5のうち、最も上に位置する第一パネル状半硬化体51の短辺側エッジ部51a、51bに欠けが発生することがある。
前記二つのエッジ部51a、51bに欠けが発生する原因は定かではないが、前記ブロック状半硬化体1にピアノ線4が食い込み始めた切断初期段階と、ピアノ線4による半硬化体1の切断が完了しようとする切断終了段階において、次のような現象が起こるためであると考えられる。
図10(a)に示すように、前記切断初期段階において、前記ブロック状半硬化体1と所定間隔おいて上下に複数本配設されているピアノ線4とが交差して、ブロック状半硬化体1がスライスされ始めると、最上位に存在する第一ピアノ線4aとその直下に存在する第二ピアノ線4bの通過により生じた片持ち板状の片持ち半硬化体61となる(これは、ブロック状半硬化体1の切断が完了すれば前記パネル状半硬化体51となる)。
また同時に、前記第一ピアノ線4aの通過で片面が挽かれて平均化され、他の面がブロック状半硬化体の粗い上面がそのまま露出している片挽き板状の片挽き状半硬化体60ができるが、この片挽き状半硬化体60の内部には該補強鉄筋篭が埋設されていないため崩れて、又は途中で折れて前記片持ち半硬化体61上に落下し、その衝撃により前記片持ち半硬化体61の前端エッジ部61aが、図10(b)に示すように、欠けるものと思われる。
他方、図11(a)に示すように、前記第一ピアノ線4aによるブロック状半硬化体1のスライスが終了しようとする切断終了段階において、第一ピアノ線4aがその進行途上のブロック状半硬化体1を外方に押し退けることにより半硬化体1が切断される。この際、第一ピアノ線4aがその前進方向のブロック状半硬化体1により抵抗を受け、該第一ピアノ線4aは弓状に撓み、該ブロック状半硬化体1を切断しながら進行していく。
このため、該第一ピアノ線4aに弓状に抗張力が作用し、ブロック状半硬化体の切断部位に進行方向に向かって、ピアノ線の引張り力が作用する。その結果、第一ピアノ線4aにより切断されようとする厚みが薄く、かつ前記抗張力に比べ引張り力が小さい被切断領域70が破壊するものと思われる。このようにして第一パネル状半硬化体51に欠けが発生すると、最終的に得られた大型ALCパネルは不良品になる。
そこで、本発明者は前記ブロック状半硬化体をピアノ線で水平にスライスして、最終的に大型ALCパネルにするための中間製品であるパネル状半硬化体を製造する方法において、前記ブロック状半硬化体の上位から得られるパネル状半硬化体に欠けが起こらない切断方法を確立する目的で、鋭意、研究した。その結果、切断されようとする前記ブロック状半硬化体に特定の負荷をかけながら、その半硬化体をピアノ線で切断すればよいという事実を見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の課題は、前記ブロック状半硬化体をピアノ線で水平にスライスして、最終的に大型ALCパネルにするためのパネル状半硬化体を製造する方法において、前記ブロック状半硬化体の上位から得られるパネル状半硬化体に欠けが起こらないような半硬化体の切断方法を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するために、オートクレーブ養生されて大型軽量気泡コンクリートになるブロック状半硬化体を、上下に所定間隔をおいて水平に張設されている複数本のピアノ線により切断して複数枚のパネル状半硬化体を製造する方法において、前記ブロック状半硬化体の前後両端面がそれぞれ押え手段により押えられた状態で、前記ピアノ線を前記ブロック状半硬化体の前粗面側から後粗面側に向かって水平方向に相対移動させて、前記ブロック状半硬化体をスライスするという手段を採用する。そして好ましくは、前記ブロック状半硬化体の前後両粗面が押え手段により押えられる前に、他のピアノ線で前記ブロック状半硬化体の前後粗面側の端部を縦切りして端面の更新ができるようにする。
この手段を採用することにより、前記切断初期段階において、前記ブロック状半硬化体は、ピアノ線により切断され始める時から、前粗面が既に押え手段により押えられているため、複数本のピアノ線のうち、最上位にある第一ピアノ線の通過で生じた最上層の片挽き状半硬化体が、前粗面側に崩れたり途中で折れたりすることはない。その結果、片挽き状半硬化体が前記第一ピアノ線とその直下に存在する第二ピアノ線の通過により生じた片持ち半硬化体に衝撃を加えることがない。また、前記切断終了段階において、前記第一ピアノ線の抗張力により、ブロック状半硬化体の被切断領域を破壊することはない。
本発明において好ましくは、前記ブロック状半硬化体の前後両粗面を押える押え手段として、前記ブロック状半硬化体を載せて移動する台車と同期して移動する前後押え手段が使用されるとともに、前記ブロック状半硬化体が前記台車に載せられて移動するとき、前記ピアノ線が前記ブロック状半硬化体と交差するように前記台車の近くに設置される。
そしてさらに好ましくは、前記押え手段に、前記ブロック状半硬化体側に開口を有する横溝を備えており、前記ブロック状半硬化体を切断するに先立って前記ピアノ線受け入れ可能にし、前記ブロック状半硬化体の切断直後は移動するピアノ線をそのまま受け入れて停止可能にする構造を具備させる。
本発明はこのような手段を採用することにより、複数本のピアノ線のうち、最上位にある第一ピアノ線の通過で生じた最上層の片挽き状半硬化体が、前粗面側に崩れたり途中で折れたりして、前記第一ピアノ線とその直下に存在する第二ピアノ線の通過により生じた片持ち板状の片持ち半硬化体に衝撃を加えることがない。その結果、前記片持ち半硬化体の前端エッジ部を欠損させることがなく、最終的に得られたパネル状半硬化体が不良品になるのを防ぐという効果を本発明は発揮する。また、前記切断終了段階において、前記第一ピアノ線の抗張力により、ブロック状半硬化体の一部分を破壊することがないので、本発明は、前記同様にパネル状半硬化体が不良品になるのを防ぐという効果を発揮する。
次に、図面を参照しながら、本発明を実施するのに最良の形態について説明する。
(実施準備段階)
公知の方法及び条件の下で、また公知の装置を使用して、珪酸質原料と石灰質原料とを発泡剤の存在下で水性スラリーとし、その水性スラリーを短辺幅が1450mm、長辺長さが2970mmの補強鉄篭3枚を、間隔をおいて水平にセットされている型枠の中で発泡・硬化させることにより、ブロック状半硬化体を得る。このブロック状半硬化体は脱型し、公知の搬送手段により台車の上に載置される。
図1に示すように、前記台車2は、短辺幅が大きいブロック状半硬化体1を載せて、矢印Aの向きに前進し矢印Bの向きに、後進可能になっている(図2において台車2を移動させるための移動手段や台車2を支える車輪等は記載されていない)。また台車2は、後述するパネル状半硬化体を載せたまま高温高圧水蒸気で養生するためのオートクレーブの中に移送可能になっており、前記水蒸気の通過を許容するため、隙間2a又は多孔を有している。
また、前記台車2の前方位置Cにおいて台車2より上の位置には、前粗面11を押圧するためのプッシャに代表される前方押え手段21が設置されており、ブロック状半硬化体1の前粗面11に向かって近接可能に、かつ前粗面11から離反可能になっているとともに、前記ブロック状半硬化体1の前粗面11に当接したまま、又は前記前粗面11を僅かな押圧力で押えたまま、前記台車2の移動に同期して移動可能になっている。同様に、前記台車2の後方位置Dにも後粗面12を押圧するためのプッシャに代表される後方押え手段22が設置されており、前方押え手段21と同様に機能するようになっている。
なお、ブロック状半硬化体1に対する前後方押え手段21、22の近接又は離反は、前記台車2の移動方向と同一方向に限定されず、例えば、所定角度範囲で前後方押え手段21、22を上下又は左右に回動させることによって行なってもよい。また、前後方押え手段21、22のそれぞれには、前記ブロック状半硬化体1側に開口を有する横溝23、24が後述するピアノ線の本数に対応して切欠き形成されており、前記ブロック状半硬化体1を切断するに先立って前記ピアノ線の受け入れが可能になっているとともに、前記ブロック状半硬化体1を切断した後のピアノ線をそのまま受け入れて停止できるようになっている。
さらに、前記前方位置Cにおいて複数本ピアノ線4を所定の高さ位置に張設するためのフレーム3が設置されており、そのピアノ線4を前記前方押え手段21とブロック状半硬化体1との間に介在させることができるようになっている。そしてそれらのピアノ線4を前記台車2より上の位置において、水平に張設された状態で幅方向に往復振動させることにより、前記ピアノ線4と交差するブロック状半硬化体1を水平切りにできる。
(本発明方法の実施)
次に、本発明方法がどのように実施されるかを説明すると、まず、図2に示すように、台車2の上にブロック状半硬化体1を載置する。ただし、ブロック状半硬化体1が台車2の上に降ろされる前に、ブロック状半硬化体1の前後粗面11、12の位置より僅かに内方寄りの位置に予め他のピアノ線41、42をブロック状半硬化体1と交差するように台車2の上にセットしておく。
そして台車2の上にブロック状半硬化体1が載置されたら、図3に示すように、把持手段(図示なし)により前記ピアノ線41、42を緊張させた状態で引き上げて、前記ブロック状半硬化体1を縦切りにし、その半硬化体1が型枠に接触していた粗面部11a、12aをブロック状半硬化体1から本発明方法が完了した後に切り離すことができるようにする。同様に図示していないが、前記ブロック状半硬化体1からその長手方向の側面の粗面部も切り離して、ブロック状半硬化体1の面取りを行なう。
次いで、図4及び図5に示すように、ブロック状半硬化体1の前方位置Cに前方押え手段であるプッシャ21を載置させるとともに、ブロック状半硬化体1とプッシャ21との間でフレーム3を駆動できる体勢にしてから、前記プッシャ21を前記ブロック状半硬化体1の前粗面11側に変位させる。すると、図6に示すように、前記フレーム3のピアノ線4がプッシャ21の横溝23に入り込むと同時に、プッシャ21が前記粗面部11aに当接するか、または僅かな押圧力で粗面部11aを押える。同様にしてブロック状半硬化体1の後方位置Dに後方押え手段であるプッシャ22を位置させて、そのプッシャ22を前記ブロック状半硬化体1側に変位させ、前記粗面部12aに当接させるか乃至は僅かな押圧力で粗面部12aを押えるようにする。
このように台車2の上に載置されたブロック状半硬化体1に対してフレーム3、プッシャ21、22等を特定の位置関係にもたらしたら、台車2を矢印Aに示す向きに前進させるとともに、その台車2に同期させてプッシャ21、22を矢印A方向に前進させる。すると、定位置に設置されているフレーム3のピアノ線4が、図7(a)の1点鎖線に示すように、ブロック状半硬化体1と交差して、ブロック状半硬化体1をスライスし始める。
この切断初期段階で前記ブロック状半硬化体1の粗面部11a寄りの部位を第一ピアノ線4aが通過して片持ち半硬化体61ができるとともに、ブロック状半硬化体1の上面13側に片挽き半硬化体60ができる。従来技術であれば、前記片挽き半硬化体60が崩れ又は途中で折れて、それに近接している片持ち半硬化体61に衝撃を加える。
しかし、本発明において、前記片挽き半硬化体60は、前記粗面部11aを介してプッシャ21に間接的に押えられているので、前記片持ち半硬化体61にほとんど衝撃を与えないし、仮に衝撃を与えても従来技術のそれより軽微であるばかりでなく、前記片持ち半硬化体61自体も前記粗面部11aを介してプッシャ21に間接的に押えられている。当然、第一ピアノ線4aで切断された前記粗面部11aもプッシャ21に押えられている。
このようにブロック状半硬化体1のスライス化が進行して切断が終了する段階になると、図7(b)に示すように、後方押え手段としてのプッシャ22が既にブロック状半硬化体1を押えているから、第一ピアノ線4aの抗張力により非切断領域70を破壊して、その領域に欠損を生じさせることはなく、そのまま第一ピアノ線4aは、粗面部12aをもスライスしてプッシャ22の横溝24に入って停止する。
このようにして本発明方法を採用してブロック状半硬化体1を水平切りにして欠けの存在しないパネル状半硬化体1を複数枚同時に製造することが可能になる。従って、得られた複数枚のパネル状半硬化体をオートクレーブに台車2のまま移送して高温高圧養生すれば、品質の良好な大型ALCパネルが得られる。
本発明はその根本的技術思想を踏襲し発明の効果を著しく損なわない限度において前記実施態様の一部分を変更して実施することは当然許容される。例えば、前記押え手段はブロック状半硬化体を切断している全過程に機能させることなく、前方押え手段21はブロック状半硬化体の切断が進行した時点で停止することができし、ブロック状半硬化体が僅かに切断開始されてから機能させることもできる。また、後方押え手段22は切断初期段階に機能を停止しておくこともできる。
さらに前記押え手段をブロック状半硬化体の前後粗面の全域に機能させることなく部分的に機能させることもできる。例えば、上位の片持ち半硬化体が形成されるブロック状半硬化体の上位部分に機能させてもよい。ブロック状半硬化体に対する押え手段の当接圧も、本発明の効果が発揮される範囲内において、変化させることもできる。また、前記台車を固定しておいて、カッタを前記台車の前方から後方に向かって移動させるという台車とカッタとの相対的移動態様を採用することもできる。
本発明は短辺幅が600mmを遥かに超える補強鉄筋篭を、型枠内に水平に配置される、いわゆる大型ALCパネルを製造する工程に有効に利用される。
本発明方法においてブロック状半硬化体がスライスされようとする状態を示す斜視図である。 ピアノ線が横断するように置かれた台車の上にブロック状半硬化体を載置した状態を示す側面図である。 前記半硬化体の前後端面部を縦切りする様子を示す側面図である、 前記半硬化体の前方位置にフレーム、後方位置に後方押え手段をセットした状態を示す側面図である。 同様に前方および後方押え手段をセットした状態を示す側面図である。 本発明方法において前記半硬化体を切断する初期段階を示す側面図である。 a)本発明方法においてブロック状半硬化体の切断初期段階を示す要部側面図である。 b)本発明方法においてブロック状半硬化体の切断終了段階を示す要部側面図である。 従来技術を示す要部斜視図である。 従来技術で得られたパネル状半硬化体の斜視図である。 a)従来技術の切断初期段階を示す要部斜視図である。 b)従来技術の切断初期段階においてパネル状半硬化体の前部に欠損が生ずる様子を示 す斜視図である。 a)従来技術の切断終了段階を示す要部斜視図である。 b)従来技術の切断終了段階においてパネル状半硬化体の前部に欠損が生ずる様子を示す斜視図である。
符号の説明
1:ブロック状半硬化体
2:台車
2a:隙間
3:フレーム
4:ピアノ線
4a:第一ピアノ線
4b:第二ピアノ線
5:パネル状半硬化体
11:前粗面
11a:粗面部
12:後粗面
12a:粗面部
13:上面
21:前方押え手段(プッシャ)
22:後方押え手段(プッシャ)
23、24:横溝
41、42:ピアノ線
51:第一パネル状半硬化体
51a、51b:エッジ
60:片挽き半硬化体
61:片持ち半硬化体
70:被切断領域
A:矢印
B:矢印
C:前方位置
D:後方位置

Claims (4)

  1. オートクレーブ養生されて大型軽量気泡コンクリートになるブロック状半硬化体(1)を、上下に所定間隔をおいて水平に張設されている複数本のピアノ線(4)により、切断して複数枚のパネル状半硬化体を製造する方法において、前記ブロック状半硬化体の前後両粗面(11、12)がそれぞれ押え手段(21、22)により押えられた状態で、前記ピアノ線を前記ブロック状半硬化体の前粗面側から後粗面側に向かって水平方向に相対移動させて、前記ブロック状半硬化体をスライスするようにしたこと特徴とする大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法。
  2. オートクレーブ養生されて大型軽量気泡コンクリートになるブロック状半硬化体(1)を、上下に所定間隔をおいて水平に張設されている複数本のピアノ線(4)により、切断して複数枚のパネル状半硬化体を製造する方法において、他のピアノ線(41、42)で前記ブロック状半硬化体の前後両粗面側の端部を縦切りして端面の更新ができるようにした後に、前記ブロック状半硬化体の前後両端面(11、12)がそれぞれ押え手段(21、22)により押えられた状態で、前記ピアノ線を前記ブロック状半硬化体の前端面側から後端面側に向かって水平方向に相対移動させて、前記ブロック状半硬化体をスライスするようにしたこと特徴とする大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法。
  3. 前記ブロック状半硬化体(1)が台車(2)に載せられて移動するとき、それに同期して前記押え手段(21、22)を移動させるとともに、前記ピアノ線(4)を前記ブロック状半硬化体と相対移動させる請求項1又は請求項2記載の大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法。
  4. 前記押え手段(21、22)は、前記ブロック状半硬化体(1)側に開口を有する横溝(23、24)を備えており、前記ブロック状半硬化体を切断するに先立って前記ピアノ線(4)の受け入れが可能になっているとともに、前記ブロック状半硬化体を切断した後に前記ピアノ線の受け入れが可能になっている請求項1又は請求項2記載の大型軽量気泡コンクリートパネルを製造するためのブロック状半硬化体の切断方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015117398A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 新日鐵住金株式会社 セメントボンド塊成鉱のオートクレーブ養生方法

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