JPH11105641A - スライドシートのワイヤハーネス - Google Patents
スライドシートのワイヤハーネスInfo
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- JPH11105641A JPH11105641A JP9276052A JP27605297A JPH11105641A JP H11105641 A JPH11105641 A JP H11105641A JP 9276052 A JP9276052 A JP 9276052A JP 27605297 A JP27605297 A JP 27605297A JP H11105641 A JPH11105641 A JP H11105641A
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Abstract
みを極力減少できるようにしたスライドシートのワイヤ
ハーネスを提供する。 【解決手段】 スライドシートに搭載される電装品に電
力を供給するためにシート下面に配設されるワイヤハー
ネスにおいて、ワイヤハーネス6を、フロア側において
はシートレール2の側面にクランプ7にて固定し、シー
ト側においてはシートクッションパネル1aの下面にコ
ネクタ8を介して固定する。そして、フロア側固定点で
あるクランプ7を、シート側固定点であるコネクタ8
の、シートのスライドによる移動範囲の中央位置に設定
する。また、ワイヤハーネス6に対して、クランプ7に
よるフロア側固定点では、上方に向かう指向性を付与
し、コネクタ8によるシート側固定点では、横方向に向
かう指向性を付与した。
Description
ライドシートに搭載される電装品に電力を供給するため
のワイヤハーネスに関する。
動車用のスライドシートにおいて、シートベルトバック
ルにタングが装着されたことを検出するスイッチを設
け、シートベルトが装着されているか否かの情報を計器
盤の配置されたシートベルトインジケータに表示できる
ようにしたものがある。前後方向の位置調整が可能なス
ライドシートに、電装品として上記のようなスイッチが
設けられている場合、そのスイッチに電力を供給するワ
イヤハーネスはシートのスライドに対応して変位できる
ようにする必要がある。
に、シートに搭載された電装品に電力を給電するための
ワイヤーハーネス21を、車両のクロスメンバ26に沿
って設けられるワイヤハーネス幹線22からシートクッ
ション23の下面で分岐するとともに、シートクッショ
ン23の下面にクランプ24によって固定(又はクッシ
ョン下面に固定されたコネクタに接続)している。な
お、シートは図7に示すように、シートレール25に沿
って後進端までスライドされたときに、その前端部がク
ロスメンバ26の略真上に位置するような設定となって
いる。
に示すように、シートが前進端までスライドされたとき
に、ワイヤハーネス幹線22から分岐したワイヤハーネ
ス21が弛みのない状態となるように設定されているた
め、シートが後進端までスライドしたときには、図7に
示すように、ワイヤハーネス幹線22からの分岐点と、
クランプ23(又はコネクタ)による固定点との間の距
離がシートの前進端時よりも短く、ワイヤハーネス21
の長さが余る。そのため、後進端ではワイヤハーネス2
1に弛みが発生し、特にシートの移動方向においてクラ
ンプ23がワイヤハーネス幹線23の真上に位置したと
きに弛みが最大となり、変形の仕方によってはシートレ
ール25に噛み込んだり、あるいはシートクッション2
3の下部に、例えばアンダートレイやオーディオのアン
プ、スピーカ−等が配置されている場合には、それらに
絡まる虞れがあった。
ものであり、その目的とするところは、シートのスライ
ドに伴うワイヤハーネスの弛みを極力減少できるように
したスライドシートのワイヤハーネスを提供することに
ある。
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、スライドシートに搭載される電装品に
電力を供給するためにシート下面に配設されるワイヤハ
ーネスであって、フロア側に固定されるフロア側固定点
を、シート側に固定されるシート側固定点の、シートの
スライドによる移動範囲の中央位置に設けたことを特徴
とする。
よれば、ワイヤハーネスのシート側固定点からフロア側
固定点までの長さは、シートのスライド前端位置と後端
位置とにおいてそれぞれ等しく、従来に比べて短縮され
ることになる。このため、シートスライドの移動端にお
いて、ワイヤハーネスに弛みが発生したり緊張過多が発
生したりすることを防止することができるとともに、ワ
イヤハーネスの短縮化に伴い途中での弛みが減少される
ことになる。
スライドシートのワイヤハーネスにおいて、前記フロア
側固定点においては上方に向かう指向性が付与され、か
つ前記シート側固定点においては横方向に向かう指向性
が付与された状態で配設されていることを特徴とする。
このように構成することによって、スライドシートのス
ライド時におけるワイヤハーネスの弛みに伴う変形に定
形性を与えることが可能となり、しかもその変形方向が
シート下面側への変形、つまり上方へ湾曲するような形
態の変形となる。従って、シートレールに対する噛み込
み或いはシート下面に配置されるアンダートレイやオー
ディオ関係機器等との引っ掛かりを回避して断線を防止
する上で有効となる。その場合、フロア側固定点とシー
ト側固定点との横方向(シートの移動方向に直交する方
向)の間隔を可能な範囲で大きく取ることにより、スラ
イド時におけるワイヤハーネスの最大弛みの発生箇所で
ある移動範囲中央部での弛みを最小限に抑えることが可
能となる。
〜図5に基づいて具体的に説明する。図1はスライドシ
ートが前端位置へスライドされた状態の概略図であり、
図2はスライドシートが後端位置へスライドされた状態
の概略図である。図面ではスライドシートとして便宜上
シートクッション1のみが示されている。シートは左右
のシートレール2に案内されて前後にスライドされるよ
うになっており、シートレール2は前側がフロアパネル
3上面のクロスメンバ4に固定され、後側がフロアパネ
ル3に固定されている。なお、図中のFR矢印は車両前
方を示す。
トの装着を検出するシートベルトスイッチ(図示省略)
のような電装品に電力を供給するためのワイヤハーネス
6は、フロアパネル3上面においてクロスメンバ4に沿
って配設されるワイヤハーネス幹線5から分岐されたの
ち、シートクッション1の下面に配設されている。そし
て、ワイヤハーネス6はフロア側が一方(本実施の形態
では車両前方に向かって左側)のシートレール2の側面
にクランプ7によって固定され、シート側がシートクッ
ションパネル1aの下面(裏面)にコネクタ8を介して
固定されている。従って、シートのスライド時には、ワ
イヤハーネス6はクランプ7とコネクタ8との間で前後
方向に追従する。
イヤハーネス6のシート側固定点が構成されており、該
コネクタ8はシートクッションパネル1aの略中央部に
固定されている。また、クランプ7によってワイヤハー
ネス6のフロア側固定点が構成されており、そのクラン
プ7はコネクタ8の、シートのスライドによる前後移動
範囲の略中央位置に設定されている。
記のように設定したことにより、クランプ7からコネク
タ8までの長さは、シートの前進端と後進端において同
じになるとともに、従来に比べて短縮されることにな
る。従って、シートの移動端においては、ワイヤハーネ
ス6に関して弛みのない状態を得ることができるととも
に、ワイヤハーネス6の短縮化に伴い移動範囲中央部で
の弛みを減少することができる。その場合、クランプ7
とコネクタ8との横方向(シートの移動方向に直交する
方向)の間隔を大きく取れば、スライド時におけるワイ
ヤハーネスの最大弛みの発生箇所である移動範囲中央部
での弛みをより少なくすることが可能となる。
を示し、図2のA−A線詳細断面図である。また、図4
は図3のB−B線断面を示し、図5は図3のC−C線断
面を示している。図3及び図4に示すように、ワイヤハ
ーネス6をフロア側に固定するためのクランプ7は、合
成樹脂製であって、シートレール2における固定レール
2aに固定されたクランプ用ブラケット9の取付孔にそ
れ自体の弾性変形を利用して横向きに挿入固定されてい
る。そして、そのクランプ7に一体に設けられた座面を
直立方向とするプレート状の台座7aに対してワイヤハ
ーネス6がその長手方向を上下方向にしてテープ10に
よって巻き付け固定されている。
うに、シートクッションパネル1aの取付孔に弾性変形
を利用して下面側から挿入固定される合成樹脂製のコネ
クタ用クランプ11を介して取り付けられている。本実
施の形態では、前記コネクタ用クランプ11は雄側コネ
クタ8aを固定しており、その雄側コネクタ8aに対し
てワイヤハーネス6に接続された雌側コネクタ8bが脱
着される構成となっている。そして、コネクタ8の脱着
方向がシートの移動方向に対して横向きとなるように設
定されている。なお、雄側コネクタ8bには電装品に通
じる図示省略のワイヤハーネスが接続される。
ネス6に対して、フロア側固定点においてはクランプ7
によって上向きの指向性が付与され、またシート側固定
点においてはコネクタ8によって横向きの指向性が付与
されている。このため、シートのスライド時におけるワ
イヤハーネス6の追従に伴う変形が予想可能な定形の変
形となるともに、シートのスライドに対して滑らかに追
従する。しかも、その変形方向は図3に仮想線で示すよ
うなシート下面側への変形、つまり上方へ湾曲する如き
変形となるため、シートレール2に対する噛み込みが防
止されるとともに、シート下面の有効スペースが広くな
る。従って、シート下面に、例えば図3に示すようなア
ンダートレイ12又はオーディオ関係機器等を配置する
場合に有利であり、その場合、それらとの引っ掛かりを
防止する上で有効となる。
弾力性のある材料でその全長にわたって被覆されてお
り、このことによってシートスライド時にワイヤハーネ
ス6にかかる応力を軽減することが可能になるととも
に、シートクッションパネル1aの下面と擦れるような
場合のワイヤハーネス6の保護が図れる。
定点をクランプ7で構成し、シート側固定点をコネクタ
8で構成したが、逆にフロア側固定点をコネクタ8で構
成し、シート側固定点をクランプ7で構成してもよい。
また、図ではシート側固定点をシートクッションパネル
1aの略中央部に設定し、フロア側固定点をシートレー
ル2の前寄りに設定したが、フロア側固定点が、シート
側固定点の、シートのスライドによる移動範囲の中央と
なる位置に設定されるという位置関係を維持する限り、
その位置変更は自由であり、しかもフロア側固定点はシ
ートレール2に限らず、例えばフロアパネル3に設けて
も差し支えない。
シートのスライド前端位置と後端位置とにおける、ワイ
ヤハーネスのシート側固定点からフロア側固定点までの
長さが等しくなるとともに、従来に比べて短縮すること
ができる。このため、シートスライドの移動端におい
て、ワイヤハーネスに弛みが発生したり張り過ぎたりす
るといった不具合を防止することができるとともに、ワ
イヤハーネスの短縮化に伴い移動途中での弛みを減少す
ることが可能となる。
態のワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
態のワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
2におけるA−A線詳細断面図である。
れた状態のワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平
面図、(b)は側面図である。
れた状態のワイヤハーネスの概略図であり、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)は(b)におけるD−D
線断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 スライドシートに搭載される電装品に電
力を供給するためにシート下面に配設されるワイヤハー
ネスであって、 フロア側に固定されるフロア側固定点を、シート側に固
定されるシート側固定点の、シートのスライドによる移
動範囲の中央位置に設けたことを特徴とするスライドシ
ートのワイヤハーネス。 - 【請求項2】 前記フロア側固定点においては上方に向
かう指向性が付与され、かつ前記シート側固定点におい
ては横方向に向かう指向性が付与された状態で配設され
ていることを特徴とする請求項1記載のスライドシート
のワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27605297A JP3988222B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | スライドシートのワイヤハーネス |
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JP27605297A Expired - Fee Related JP3988222B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | スライドシートのワイヤハーネス |
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