JP5788674B2 - 索状体の配索構造 - Google Patents
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したがって、折曲部が索状体に当接し、折曲部によって索状体を支持することが可能であるため、索状体に大きな負荷が加わることによる索状体の損傷を防止することができる。また、特別に配索用の部材を設けることがないため、作業工程が簡素化される。
このように、索状体挿通孔の幅(内径)は、索状体の外径よりも大きく形成されていると、索状体挿通孔の幅(内径)と索状体の外径を略等しくし、索状体を嵌合させる場合と比較して、索状体挿通孔の折曲部と索状体との摩擦が起きにくくなるため、好適である。また、索状体は索状体挿通孔内で容易に移動することが可能であるため、索状体が動くような外力が加わった場合であっても、一定範囲で遊び部分を持たせることができるので、索状体にかかる負荷を低減することができる。
一般に、ハーネス等の索状体は断面円形状に形成されていることが多い。したがって、索状体挿通孔が円形に形成されていると、索状体を支持する索状体挿通孔の折曲部との接触面積が大きくなり、形状が適合する。したがって、より索状体にかかる負荷を低減することができる。
シートフレームには、クッションパッドが載置され、さらに表皮材によって被覆されるのが一般的である。したがって、シートフレームの外側(すなわち、乗員が着座しない左右または上下方向の外側)に配索された索状体は、クッションパッドによってシートフレームの内側方向へ押圧される。このとき、シートフレームの内側に向かって折曲部を折り曲げ、外側には平滑な面を備えることにより、索状体はクッションパッドに押圧されても、損傷することが防止される。また、折曲部を内側に形成すると、クッションパッドと折曲部との摩擦が防止されるため、クッションパッドも損傷しにくくなり、より好適である。
このように、索状体挿通孔を、シートフレームのサイドフレーム、下部フレームに設けることができる。サイドフレームと下部フレームは、一般に、板材によって構成されることが多く、さらにこれらフレームの周辺には、安全装置や電装品が取り付けられることが多い。したがって、安全装置や電装品から延設されるハーネス等の索状体を挿通させるための索状体挿通孔を、サイドフレーム及び下部フレームに設ける構成とすると、より確実に索状体の損傷を防止することが可能である。
請求項2の索状体の配索構造によれば、索状体挿通孔の幅(内径)が索状体の外径よりも大きく形成されるため、索状体に対して摩擦による大きな負荷がかかることなく、また、索状体の動きに対する自由度が向上するので、より索状体の損傷を防止する効果が高い。
請求項3の索状体の配索構造によれば、索状体挿通孔が円形に形成されているため、断面円形状に形成されることが多い索状体の形状に沿うことができる。そして、索状体挿通孔と索状体の接触面積を大きくとることができるため、索状体にかかる負荷を軽減することができ、索状体の損傷を防止することが可能となる。
請求項4の索状体の配索構造によれば、シートフレームに載置されるクッションパッドの影響をうけることなく、索状体にかかる負荷を低減可能であるため、より索状体の損傷を防止することができる。
請求項5の索状体の配索構造によれば、サイドフレームや下部フレームの周辺に配設されることが多い安全装置や、電装品から延設されるハーネス等の索状体の配索を好適に行うことが可能であり、これらの索状体の損傷を防止することができる。
車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1(背部)、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1(背部)及び着座部S2はシートフレームFにクッションパッド1a,2aを載置して、表皮材1b,2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材(不図示)にパッド材3aを配して、表皮材3bで被覆して形成される。また符号19は、ヘッドレストS3を支持するヘッドレストピラーである。なお、本実施形態ではシートバックS1とヘッドレストS3が別体となって形成されている例を示したが、シートバックS1とヘッドレストS3が一体となって形成されたバケットタイプとしても良い。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮材2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。着座フレーム2は脚部で支持されており、この脚部には、図示しないインナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後に位置調整可能なスライド式に組み立てられている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構11を介してシートバックフレーム1と連結されている。
なお、上記シートバックフレーム1の構成は一例であり、ヘッドレストピラー19,19が取り付けられる構成は、その他、公知の構成を用いることができる。
以下、図3乃至図5を参照して、ハーネスH等の索状体の固定構造について説明する。
ハーネスHは、サイドエアバッグ40等の安全装置や、リクライニングモータ、スライドモータ等の電装品にその一端が接続されており、これらの安全装置または電装品に電力及び操作信号を送受信するためのケーブルを備えている。そして、そのケーブルは、他の部材との摩擦による損傷を防止するため、適当な強度及び可撓性を備えた材料で被覆されている。
クリップ30は、ハーネスHを保持するホルダー部31と、ホルダー部31から延設され、シートフレームFに挿通され、上記のクリップ係止孔15e,17cに嵌合して係止される可撓性の挿入部32と、ホルダー部31と挿入部32との間に設けられる付勢部33とを備えている。なお、クリップ30は、他のクリップ係止孔17d,17eに固定可能であり、汎用性が高いが、特にクリップ係止孔15e,17cに係止された状態のクリップ30について説明する。
その結果、クリップ30はシートフレームFに対し、強固に取り付け可能である。
以下、図6及び図7を参照して、ハーネスH等の索状体の配索構造について説明する。
また、サイドフレーム15には、図6及び図7に示すように、索状体挿通孔としてのハーネス挿通孔15dが形成されている。なお、図6及び図7は、簡略化のため、クリップ30を省略して図示している。
ハーネス挿通孔15dは、ハーネスHをシートフレームFに挿通させるための孔であり、板材としてのサイドフレーム15に形成されている。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
H ハーネス(索状体)
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11 リクライニング機構
11a リンクライニングシャフト
15 サイドフレーム(板材)
15a 側板
15b 前縁部
15c 後縁部
15d ハーネス挿通孔(索状体挿通孔)
15e クリップ係止孔
15f 折曲部
16 上部フレーム(管状部材)
16a 側面部
17 下部フレーム(板材)
17a 側方部
17b 中央部
17c,17d,17e クリップ係止孔
18 ピラー支持部
19 ヘッドレストピラー
30 クリップ(固定部材)
31 ホルダー部
32 挿入部
33 付勢部
34 空洞部
35 第1の段差部
36 第2の段差部
37 先端部
40 サイドエアバッグ
Claims (5)
- シートフレームに形成された索状体挿通孔に索状体を挿通する索状体の配索構造であって、
前記索状体挿通孔は前記シートフレームを構成する板材に形成され、
前記索状体挿通孔の周縁は、前記板材が略垂直に折り曲げられた折曲部を備え、
前記板材は、前記索状体挿通孔が形成された側板と、該側板に対してシート幅方向に形成された中央部を有し、
シート幅方向内側から前記索状体挿通孔を通って前記側板の外側に出された前記索状体を、前記折曲部よりもシート幅方向内側で前記中央部に固定する固定部材を備えることを特徴とする索状体の配索構造。 - 前記索状体挿通孔の幅は、前記索状体の外径よりも大きく形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の索状体の配索構造。
- 前記索状体挿通孔は、略円形に形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の索状体の配索構造。
- 前記折曲部は、前記シートフレームの内側に向かって折り曲げられてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の索状体の配索構造。
- 前記シートフレームは、側方に位置する一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームの下方を連結する下部フレームと、を備え、
前記板材は、少なくとも前記一対のサイドフレーム及び前記下部フレームのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の索状体の配索構造。
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