JPH0924526A - 樹脂成形品の製造方法およびその製造用金型 - Google Patents

樹脂成形品の製造方法およびその製造用金型

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JPH0924526A
JPH0924526A JP19813095A JP19813095A JPH0924526A JP H0924526 A JPH0924526 A JP H0924526A JP 19813095 A JP19813095 A JP 19813095A JP 19813095 A JP19813095 A JP 19813095A JP H0924526 A JPH0924526 A JP H0924526A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一型内で成形品を単体であるいは複数個選
択的に成形し、複数個成形した場合にはその型内で組立
てができるようにする。 【構成】 クランプ7付きのハウジング1からなるコネ
クタを製造する場合は、(B)のように切換ピン45の
各ランナ溝47、48を第1と第2のランナ43、44
に合わせる。それによりハウジング1とクランプ7の成
形空間に溶融樹脂が供給されてそれらが成形される。そ
の後スライドコア24の移動によりクランプ7がハウジ
ング1のクランプ挿入孔5に押し込まれてそれらが組み
立てられ、その組立品が取り出される。ハウジング1単
体からなるコネクタを製造する場合は、切換ピン45を
回動して一方のランナ溝48のみを第1ランナ43に合
わせる。第2ランナ44は閉鎖される。それによりハウ
ジング1のみが成形され、単品として取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ等の樹脂成形
品の製造方法およびその製造用金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばワイヤハーネスのコネクタにおい
て、端子金具が挿入されるコネクタハウジングに、その
ハウジングをボディ等の固定部分に取り付けるためのク
ランプを設けたものと、コネクタハウジングを単体で使
用するもの、言い換えると、共通のコネクタハウジング
に対してクランプを設けたものと設けないものの2種類
を備える場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来これらの2種類の
コネクタは、それぞれが専用の製造用金型を用いて製造
されるようになっていたため、それだけ金型の設備費が
高くつき、また金型の管理も別々に行う必要があって管
理費も高くつくことから、コネクタの製造コストの上昇
を招くことを避け得なかった。
【0004】また、クランプを設けたコネクタとして、
クランプをコネクタハウジングに後付けするタイプのも
のも知られているが、このタイプでは、ハウジングにつ
いては共通の金型で製造できるものの、クランプの製造
用として同じように別の金型を用意する必要があるし、
クランプをハウジングに組み付けるに当たって煩雑な工
程が付加されることから、同様にコネクタの製造コスト
が上昇するのを避け得なかった。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、複数の成形品をそれぞれ単品とし
て、または適宜の組合わせにより組立品として選択的に
製造する場合に、それらを安価に製造することができる
ようにした製造方法およびその製造用金型を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、複数の成形品から
なり、それらの成形品は単品で使用可能とされるか、ま
たは適宜の組合わせにより組立品として使用可能とされ
る樹脂成形品の製造方法であって、金型内には前記各成
形品を各別に成形可能な成形部が設けられ、単品の場合
は、対応する成形品の成形部にのみ合成樹脂材を供給し
て成形品を成形したのちその成形品を取り出し、組立品
の場合は、互いに組み立てられる成形品の成形部にそれ
ぞれ合成樹脂材を供給して各成形品を成形したのち、一
の成形品を保持しつつ他の成形品を相対的に移動させて
前記一の成形品に係合させることで組み立てを行い、そ
の後組立品を取り出す構成としたところに特徴を有す
る。
【0007】請求項2の発明は、複数の成形品からな
り、それらの成形品は単品で使用可能とされるか、また
は適宜の組合わせにより組立品として使用可能とされる
樹脂成形品の製造用金型であって、前記各成形品を各別
に成形可能な成形部と、前記各成形部に合成樹脂材を供
給する樹脂流路と、任意の成形部に対してのみ合成樹脂
材を供給すべく前記樹脂流路の選択を可能とした流路選
択手段と、前記成形品が複数個成形された場合に、一の
成形品を保持しつつ他の成形品を相対的に移動させて前
記一の成形品に係合させることで組み立てを行う組立手
段と、を具備した構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のようである。単
品を製造する場合は、対応する成形部にのみ合成樹脂材
が供給されることで単品の成形品が成形され、その後型
外に取り出される。組立品を製造する場合は、互いに組
み立てられる成形品の成形部に合成樹脂材が供給されて
各成形品が成形され、続いて一の成形品が保持された状
態で他の成形品が相対的に移動されて一の成形品に係合
されることで組み立てが行われ、その後に組立品が型外
に取り出される。
【0009】請求項2の発明では、単品を製造する場合
は、流路選択手段により対応する成形部にのみ合成樹脂
材が供給されることで単品の成形品が成形される。組立
品を製造する場合は、流路選択手段により互いに組み立
てられる成形品の成形部に合成樹脂材が供給されて各成
形品が成形され、続いて組立手段により、一の成形品が
保持された状態で他の成形品が相対的に移動されて一の
成形品に係合されることで組み立てが行われる。
【0010】
【発明の効果】すなわち請求項1の発明によれば、同じ
金型内において単品と組立品のいずれもが選択的に製造
できるようにしたから、金型は一つ準備するだけでよ
く、また組立品を得る場合に型外における余分な組立工
程が不要にでき、もって樹脂成形品を安価に製造するこ
とができる効果がある。また、請求項2の発明によれ
ば、上記の請求項1の方法発明を確実に実施し得る効果
がある。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図13
に基づいて説明する。本実施例によって製造されるコネ
クタは、図1に示すように、コネクタハウジング1(以
下、単にハウジングという)が単体で使用されるタイプ
のコネクタAと、図2に示すように、ハウジング1にボ
ディへの取付用のクランプ7を設けたタイプのコネクタ
Bである。
【0012】両コネクタA、Bに共通のハウジング1
は、雄側の防水タイプのハウジングであって、本体部2
の前面に、相手の雌側のハウジングが嵌合されるフード
部3が形成された形状となっており、本体部2内には、
図示しない雄形端子金具を挿入可能な図示6個のキャビ
ティ4が形成されている。ハウジング1のフード部3の
一面にはクランプ挿入孔5が形成されており、図2
(A)に示すように、クランプ7に形成された取付部8
をクランプ挿入孔5内に押し込んで係止することで、同
図(B)に示すように、クランプ7がハウジング1に対
して一体的に取り付けられるようになっている。
【0013】次に製造用金型について説明する。この製
造用金型は射出成形システムに組み込まれたものであっ
て、要部は以下に示すようになっているが、その作動説
明図では、金型並びにコネクタともに説明の便宜のため
に一部を簡略化して図示されている。
【0014】本実施例の金型は、図3(A)あるいは図
4(A)に示すように、互いに対をなす固定金型11と
可動金型12とを備えている。可動金型12は、図示し
ない駆動機構に接続されて図示左右方向に進退駆動さ
れ、固定金型11に対して接離可能となっているととも
に、可動金型12自体がさらに、同方向に分割可能な前
部金型13と後部金型14とから構成されている。
【0015】この可動金型12の分割部分の構造につい
ては、図11(A)に示すように、固定金型11の成形
面に、頭部52付きの係止ピン51が突設され、また可
動金型12の前部金型13には、前端側が係止ピン51
の軸部のみが挿通可能で、後端側が頭部52を挿通可能
とした段付き状の挿通孔53が形成されているととも
に、後部金型14の前端部分には頭部52を挿通可能な
挿通孔54が形成されている。また、前部金型13と後
部金型14とは、図示しないマグネットで常には結合さ
れていて、一定以上の負荷が掛かることで分割可能とな
っている。
【0016】そして、図11(A)に示す型閉じ状態か
ら、後部金型14を後方に駆動すると、係止ピン51が
両挿通孔53、54内を通過しつつ、前部金型13と後
部金型14とが一体的に後退し、同図(B)に示すよう
に、係止ピン51の頭部52が前部金型13の挿通孔5
3の段付き部分で係止されたところで、前部金型13の
後退が停止され、引き続き後部金型14が後方に駆動さ
れると、後部金型14はマグネットの吸着力に抗して前
部金型13から分割されて、その一定距離後方に後退す
るようになっている。
【0017】続いて、ハウジング1の成形部分について
説明する。固定金型11にはコアピン16が成形面の前
方に突出して設けられており、そのコアピン16の回り
において、ハウジング1のフード部3の前端側を成形す
るハウジング成形部17が形成されている。一方の可動
金型12における前部金型13の成形面には、上記の固
定金型11のハウジング成形部17と対応してハウジン
グ成形部18が形成されている。このハウジング成形部
18は、表面側の部分において上記したコアピン16が
クリアランスを持って嵌入可能となっていて、両者の間
でハウジング1のフード部3の後端側が成形可能である
とともに、奥側の部分でハウジング1の本体部2が成形
可能となっている。
【0018】また、上記したフード部3にクランプ挿入
孔5を形成するための手段として、図7に示すような金
型構造が採られている。すなわちコアピン16につい
て、ハウジング成形部18内に嵌入する部分の上面が一
段低く形成されていて、それによりフード部3の上面
が、前端側で薄肉に、後端側で厚肉となって形成される
ようになっている。一方、可動金型12の後部金型14
の前面には型ピン20が突設され(図3(A)参照)、
その型ピン20が前部金型13を貫通してその前面に突
出し得るようになっており、型閉じしたときには、型ピ
ン20の先端がコアピン16の一段高くなった上面に乗
り上げた状態となる。そして、かかる状態で成形空間内
に樹脂が充填されると、型ピン20の介在によって、図
8、9に示すように、フード部3の上面の厚肉部に縦溝
6が切られるとともに、型ピン20がコアピン16上に
乗り上げた箇所に対応する薄肉部の一部に、クランプ挿
入孔5が形成されるようになっている。
【0019】再び型全体の構造の説明に戻ると、固定金
型11の成形面におけるハウジング成形部17の図示上
方の位置には、クランプ7を成形するためのクランプ成
形部21が形成されており、そのクランプ成形部21の
上方には、後記するスライドコア24を収めるための収
容凹部22が連続して形成されている。一方、可動金型
12の前部金型13の成形面におけるハウジング成形部
18の上方位置には、スライドコア24が上下方向の移
動自由に設けられている。
【0020】このスライドコア24は、図10に詳細に
示すように、正面長方形の板状をなしており、その下端
部に、固定金型11のクランプ成形部21と連通してク
ランプ7の一部を形成する成形切欠25が設けられてお
り、後記するように型開きした際には、成形されたクラ
ンプ7を成形切欠25で保持し得るようになっている。
【0021】スライドコア24の駆動機構として、スラ
イドコア24の上端の裏面側にテーパ状のガイド面26
が形成されている(図4(A)参照)。後部金型14に
形成された装置空間27には、2枚のエジェクタプレー
ト28、29が可動金型12の進退方向と同方向の進退
可能に設けられ、前側のエジェクタプレート28の前面
には、上記のスライドコア24のガイド面26と係合可
能なカム面32を先端に設けた駆動ピン31が突設され
ている。駆動ピン31の先端は、後部金型14の前端部
を貫通して、前部金型13におけるスライドコア24の
設置部分の裏面側に設けられた挿通孔34内に進退自由
に嵌入されており、図10に示すように、型開きされた
状態から駆動ピン31が進出駆動されると、そのカム面
32がスライドコア24のガイド面26と係合すること
で、スライドコア24がそこに保持したクランプ7をハ
ウジング1のクランプ挿入孔5に嵌めるべく、下方に向
けて前進駆動されるようになっている。
【0022】また、スライドコア24には方形の貫通孔
36が形成されているとともに、固定金型11の収容凹
部22の底面から、スライドコア24を元位置に復帰さ
せるための復帰用ピン37が突設されている。この復帰
用ピン37は、スライドコア24の貫通孔36に嵌合可
能であるとともに、その先端部の上面に、貫通孔36の
上縁と係合可能なテーパ状のカム面38が形成されてい
る。すなわち、スライドコア24が前進位置にある状態
で型閉じされると、復帰用ピン37が貫通孔36に嵌入
してカム面38が貫通孔36の上縁を押圧することによ
り、スライドコア24を元位置に復動させるようになっ
ている。
【0023】なお、後側のエジェクタプレート29の前
面には、ハウジング1を突き出すためのエジェクタピン
40が突設されており、その先端がハウジング成形部1
8の奥面に臨んでいる。
【0024】続いて、合成樹脂材を供給するランナの部
分について説明する。可動金型12の前部金型13にお
けるハウジング成形部18の下方位置には、後記する流
路切り換え用の切換ピン45を回転自由に嵌装する嵌装
孔42が形成されている。前部金型13の成形面には、
図3(B)に示すように、嵌装孔42の上部位置からハ
ウジング成形部18に達する第1ランナ43が形成され
ている。また、嵌装孔42の上部位置から90度の角度
間隔を隔てた側方位置からは、ハウジング成形部18の
側方を通って、クランプ成形部21と対応する位置まで
達する第2ランナ44が形成されている。
【0025】嵌装孔42内には上記した切換ピン45が
嵌装されている。切換ピン45の表面には、操作用の六
角レンチの先端が嵌入可能な六角孔46が形成され、そ
の内面から外面に開口する2本のランナ溝47、48が
90度の角度間隔で開けて形成されている。一方、固定
金型11には、上記の切換ピン45の六角孔46と対応
する位置に、射出成形機からの合成樹脂材を供給するス
プルー49が形成されている(図3(A)参照)。
【0026】続いて上記のように構成された製造用金型
を使用して、両コネクタA、Bを製造する場合の手順を
説明する。なお、成形品の成形に際して、ランナ43、
44やスプルー49の部分でも樹脂材料が成形され、途
中で成形品から切り離されたり成形品とともに型外に取
り出されるが、それらについての説明は省略する。
【0027】まず、クランプ7を設けたタイプのコネク
タBを製造する場合を説明する。この場合は、切換ピン
45の位置を、図3(B)に示すように、両ランナ溝4
7、48がそれぞれ第1と第2のランナ43、44に連
通する位置に合わせる。そして、型閉じされた状態で
は、同図(A)に示すように、上方に後退したスライド
コア24が固定金型11の収容凹部22内に収められ、
復帰用ピン37の先端はスライドコア24の貫通孔36
を貫通して可動金型12の挿通孔34内に突出してい
る。また、型ピン20の先端が、コアピン16の一段高
くなった上面に乗り上げている。さらに、両エジェクタ
プレート28、29は後退していて、駆動ピン31の先
端が挿通孔34内に退避し、またエジェクタピン40の
先端はハウジング成形部18の奥面に位置している。
【0028】この状態でスプルー49に溶融樹脂が供給
されると、切換ピン45の両ランナ溝47、48から第
1と第2のランナ43、44を通して、ハウジング1と
クランプ7のそれぞれの成形空間に溶融樹脂が充填され
る。これにより、ハウジング1は、フード部3にクラン
プ挿入孔5が設けられた状態で成形され、そのクランプ
挿入孔5の上方に位置してクランプ7が成形される。
【0029】そして、所定の時間が経過して樹脂が固化
したら、図4に示すように、可動金型12が後退して型
開きされ、かつ、既述したように後部金型14が前部金
型13の一定距離後方に離間する。このとき、ハウジン
グ1は前部金型13側に保持され、クランプ7はスライ
ドコア24に保持される。また型ピン20の先端が前部
金型13の成形面よりも後方に後退することで、ハウジ
ング1のフード部3にクランプ挿入孔5が開口される。
【0030】次に、図5に示すように、前側のエジェク
タプレート28が前進駆動されて駆動ピン31が前進
し、そのカム面32がスライドコア24のガイド面26
を押圧することにより、スライドコア24が下方に向け
て移動し、そこに保持されたクランプ7の取付部8がハ
ウジング1のクランプ挿入孔5内に押し込まれて係止さ
れる(図10(B)参照)。それにより、クランプ7が
ハウジング1に一体的に組み付けられる。
【0031】これが完了したら、図6に示すように、前
側のエジェクタプレート28とともに後側のエジェクタ
プレート29が前進駆動されて、エジェクタピン40が
突出し、ハウジング1を前部金型13の前方に突き出
す。これにより、図2(B)に示すような、クランプ7
がハウジング1に一体的に組み付けられたコネクタBが
取り出される。
【0032】その後、型閉じが行われ、その途中で固定
金型11の復帰用ピン37がスライドコア24の貫通孔
36に嵌入して、カム面38によりスライドコア24が
上方の元位置に復動し、その他の部材も図3に示すよう
に元位置に復動して、上記した工程が繰り返される。
【0033】次に、クランプ7を設けていないタイプの
コネクタAを製造する場合を説明する。この場合は、型
開きした状態において、可動金型12の前部金型13に
設けられた切換ピン45を、六角レンチによって図12
(B)の反時計方向回りに90度回動させる。それによ
り、第1ランナ43のみが一方のランナ溝48と連通さ
れ、第2ランナ44は閉鎖される。係る状態で図12に
示すように型閉じして溶融樹脂を供給すると、第1ラン
ナ43を通してハウジング1の成形空間のみに溶融樹脂
が供給されて、ハウジング1のみが成形される。
【0034】その後、ハウジング1が前部金型13に保
持された状態で型開きされ、次の工程でスライドコア2
4が駆動されるが、クランプ7は成形されていないの
で、スライドコア24が空の状態で単に移動するに留ま
る。そして最後に、図13に示すようにエジェクタピン
40が進出することによって、図1に示すように、ハウ
ジング1単体で使用されるタイプのコネクタAが取り出
される。
【0035】以上説明したように本実施例によれば、同
じ金型内において、ハウジング1が単体で使用されるタ
イプのコネクタAと、ハウジング1にクランプ7を設け
たタイプのコネクタBとを選択的に製造することができ
て、製造用金型は一つ準備するだけでよく、しかもコネ
クタBについては、クランプ7の組み付けが同金型内で
行われて型外における余分な組立工程が不要であり、も
ってコネクタを安価に製造するが可能となる。
【0036】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。 (1)上記実施例では切換ピンを手動で切り換えるよう
にしたが、これを自動で行うようにしてもよい。
【0037】(2)また上記実施例では、ハウジングに
クランプを1個組み付ける場合を例示したが、ハウジン
グに対して、クランプに加えて他の部材と接続するため
のブラケットを設ける場合等、一の樹脂成形品に対して
2以上の他の樹脂成形品を多方向から組み付けるような
場合にも適用することが可能である。 (3)また本発明は、複数のハウジングピースを一体的
に組み立てることで形成されるブロック式のコネクタを
製造する場合にも、同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハウジング単体で用いるタイプのコネクタの斜
視図である。
【図2】ハウジングにクランプを組み付けて用いるタイ
プのコネクタを示し、(A)は組み付け前の状態の斜視
図、(B)は組み付け後の状態の斜視図である。
【図3】クランプ付きのコネクタを製造する場合におけ
る製造用金型の型閉じ状態を示し、(A)は縦断面図で
あり、(B)は(A)のX−X線断面図である。
【図4】その型開き状態を示し、(A)は縦断面図であ
り、(B)は前部金型の正面図である。
【図5】そのスライドコアが前進した状態を示し、
(A)は縦断面図であり、(B)は前部金型の正面図で
ある。
【図6】そのエジェクタピンが突出した状態を示し、
(A)は縦断面図であり、(B)は前部金型の正面図で
ある。
【図7】クランプ挿入孔の形成部分の型構造を示す拡大
断面図である。
【図8】ハウジングの拡大平面図である。
【図9】図8のY−Y線断面図である。
【図10】(A)はクランプの組み付け前の状態を示す
斜視図、(B)はその組み付け後の状態を示す斜視図で
ある。
【図11】可動金型の分割機構を示し、(A)は型閉じ
状態の一部切欠側面図であり、(B)は型開き状態の一
部切欠側面図である。
【図12】ハウジング単体のコネクタを製造する場合に
おける製造用金型の型閉じ状態を示し、(A)は縦断面
図であり、(B)は(A)のZ−Z線断面図である。
【図13】そのエジェクタピンが突出した状態を示し、
(A)は縦断面図であり、(B)は前部金型の正面図で
ある。
【符号の説明】
A…(ハウジング単体からなる)コネクタ B…(ハウジングにクランプを設けた)コネクタ 1…ハウジング 5…クランプ挿入孔 7…クランプ 8…取付部 11…固定金型 12…可動金型 13…前部金型 14…後部金型 17…ハウジング成形部 18…ハウジング成形部 20…型ピン 21…クランプ成形部 24…スライドコア 31…駆動ピン 37…復帰用ピン 43…第1ランナ 44…第2ランナ 45…切換ピン 46…ランナ溝 47…ランナ溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の成形品からなり、それらの成形品
    は単品で使用可能とされるか、または適宜の組合わせに
    より組立品として使用可能とされる樹脂成形品の製造方
    法であって、 金型内には前記各成形品を各別に成形可能な成形部が設
    けられ、単品の場合は、対応する成形品の成形部にのみ
    合成樹脂材を供給して成形品を成形したのちその成形品
    を取り出し、組立品の場合は、互いに組み立てられる成
    形品の成形部にそれぞれ合成樹脂材を供給して各成形品
    を成形したのち、一の成形品を保持しつつ他の成形品を
    相対的に移動させて前記一の成形品に係合させることで
    組み立てを行い、その後組立品を取り出すことを特徴と
    する樹脂成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 複数の成形品からなり、それらの成形品
    は単品で使用可能とされるか、または適宜の組合わせに
    より組立品として使用可能とされる樹脂成形品の製造用
    金型であって、 前記各成形品を各別に成形可能な成形部と、 前記各成形部に合成樹脂材を供給する樹脂流路と、 任意の成形部に対してのみ合成樹脂材を供給すべく前記
    樹脂流路の選択を可能とした流路選択手段と、 前記成形品が複数個成形された場合に、一の成形品を保
    持しつつ他の成形品を相対的に移動させて前記一の成形
    品に係合させることで組み立てを行う組立手段と、を具
    備したことを特徴とする樹脂成形品の製造用金型。
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