JP2754851B2 - 多重成形金型装置 - Google Patents

多重成形金型装置

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JP2754851B2 JP2081606A JP8160690A JP2754851B2 JP 2754851 B2 JP2754851 B2 JP 2754851B2 JP 2081606 A JP2081606 A JP 2081606A JP 8160690 A JP8160690 A JP 8160690A JP 2754851 B2 JP2754851 B2 JP 2754851B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の製品合わせ面を有し、かつこれらの
製品合わせ面をそれぞれ開いて製品を取り出す構成の多
重成形金型装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の多重成形金型装置にあっては、固定型
と可動型との間に中間型が介装され、固定型の固定取付
板から中間型内のマニホールドまでにスプルーブッシュ
が設けられ、かつこのスプルーブッシュとマニホールド
内を通った溶融樹脂が、中間型と固定型との間及び中間
型と可動型との間の各製品合わせ面(パーティングライ
ン)に形成されたキャビティ内に供給されるようになっ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の多重成形金型装置においては、
型開時に、固定型と中間型との間を開いてキャビティ内
の製品を取り出す場合には、固定型と中間型との間に大
径のスプルーブッシュが露出するために、スプルーブッ
シュが障害となって、離型した製品の取り出しが円滑に
いかないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、型開時に、従来露出していた大径の
スプルーブッシュの代わりに、連通路を有した小型の連
通ピンのみが露出することにより、製品取り出しの障害
となることがなく、極めて円滑にかつ確実に製品を離型
し、取り出すことができる多重成形金型装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、スプルーブッ
シュを備えた固定型と、可動型との間に、マニホールド
を有する中間型が介装されると共に、このマニホールド
内の溶融樹脂が、前記中間型と前記固定型との間及び前
記中間型と前記可動型との間の複数の製品合わせ面に形
成されたキャビティ内に供給されるようになっており、
かつこれらの製品合わせ面をそれぞれ開いて製品を取り
出す構成の多重成形金型装置において、 前記固定型に、型開閉方向に延びて一端が前記中間型
側に開口する固定側ピン嵌入孔、および前記スプルーブ
ッシュに一端が通じ、かつ他端が前記固定側ピン嵌入孔
の途中位置に側方から連通する樹脂通路が形成され、前
記中間型に、前記型開閉方向に延びて一端が前記固定側
ピン嵌入孔に通じ、かつ他端が前記マニホールドに通じ
る中間側ピン嵌入孔が形成され、さらに、先端部以外の
部位に連通路が軸方向に沿って形成された連通ピンが、
前記先端部を前記固定側ピン嵌入孔内に前記型開閉方向
に移動自在に嵌入させた形態で、前記中間側ピン嵌入孔
に挿入され、前記連通ピンをその軸方向に進退させるた
めの通路開閉機構を備えていることを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
本発明の多重成形金型装置にあっては、通路開閉機構
により連通ピンが前進位置にある場合には、固定型の樹
脂通路とマニホールドとが連通ピンの連通路を介して連
通し、マニホールド内に溶融樹脂を供給することがで
き、一方、連通ピンが後退位置にある場合には、連通ピ
ンの先端部により前記樹脂通路の他端が閉塞されるの
で、連通ピンの連通路と前記樹脂通路との間が遮断さ
れ、マニホールド内への溶融樹脂の供給は行われない。
そして、型開き後には、固定型と中間型との間に小型の
連通ピンのみが露出するようになる。
〔実施例〕
以下、第1図に基づいて本発明の一実施例を説明す
る。
第1図中符号1は固定型であり、この固定型1に対し
て中間型2が開閉自在に設けられ、かつこの中間型2に
対して可動型3が開閉自在に設けられている。
上記固定型1は、ロケートリング10aとスプルーブッ
シュ10bを備えた固定取付板10と、この固定取付板10に
スペーサ11を介して取付けられた固定受板12と、この固
定受板12に取付けられた固定型板13と、上記固定取付板
10と固定受板12との間に型開閉方向に移動自在に設けら
れた第1,第2,第3突出板14,15,16と、これらの突出板14
〜16に基部を取付けられた突出ピン17と、上記第1,第2,
第3突出板14〜16に遊嵌され、かつ固定受板12,固定型
板13に挿通された固定筒体4とを主体として構成されて
いる。そして、上記固定筒体4の中間型2側から、連通
ピン5嵌入用の装着孔4a(固定側ピン嵌入孔)が形成さ
れ、かつこの装着孔4aに連通する固定側樹脂通路4bが、
上記固定筒体4及びスプルーブッシュ10b内を貫通して
形成されている。
上記中間型2は、内部にマニホールド20aを装着した
中間部材20と、この中間部材20の両側に取付けられた第
1,第2中間受板21,22及び第3,第4中間受板23,24と、こ
れらの中間受板22,24に取付けられた中間型板25,26と、
上記各第1,第2中間受板21,22及び中間型板25に挿通さ
れ、かつ上記連通ピン5嵌入用の貫通孔6a(中間側ピン
嵌入孔)を備えた中間筒体6と、中間部材20に装着さ
れ、かつ連通ピン5嵌入用の貫通孔7aを備えた環状体7
と、上記中間部材20,第3,第4中間受板23,24内に装着さ
れ、かつ上記連通ピン5を型開閉方向に移動自在に操作
する通路開閉機構27と、上記第4,第3中間受板24,23、
中間部材20、マニホールド20a、第1,第2中間受板21,22
及び中間型板25に挿通された可動ピン8を型開閉方向に
移動自在に操作するバルブゲート機構28とを主体として
構成されている。そして、連通ピン5の先端部以外の部
位には連通路としての連通溝5aが軸方向に延びる形態で
形成されており、上記通路開閉機構27の油圧シリンダ部
27aを操作することによって、連通ピン5が後退位置に
ある場合には、連通ピン5の連通溝5aと、固定筒体4の
固定側樹脂通路4bとの間を遮断し、かつ上記連通ピン5
が前進位置にある場合には、上記固定筒体4の固定側樹
脂通路4bと、連通ピン5の連通溝5aと、マニホールド20
aに形成された中間側樹脂通路20bとが連通するようにな
っている。また、第4,第3中間受板24,23、中間部材2
0、第1,第2中間受板21,22の下面には、中間型2を摺動
支持する摺動機構29が設けられている。
上記可動型3は、可動型板30と、この可動型板30に取
付けられた可動受板31と、この可動受板31にスペーサ32
を介して取付けられた可動取付板33と、この可動取付板
33と可動受板31との間に型開閉方向に移動自在に設けら
れた第1,第2,第3突出板34,35,36と、これらの突出板34
〜36に基部を取付けられた突出ピン37とを主体として構
成されている。そして、上記固定型板13と中間型板25と
の間及び中間型板26と可動型板30との間には、それぞれ
製品用のキャビティ9,9′が形成されており、それぞれ
製品合わせ面(パーティングライン)P.L.とされてい
る。
上記バルブゲート機構28は、油圧シリンダ部28aを操
作することによって、可動ピン8の先端によるキャビテ
ィ9への注入口(ゲート)の開閉を行うもので、ゲート
を開くと、マニホールド20a内の中間側樹脂通路20bか
ら、中間部材20、第1,第2中間受板21,22、中間型板25
に装着されたブッシュ28b内を通って、溶融樹脂が、ゲ
ートを介して、キャビティ9内に注入されるようになっ
ている。また、上記バルブゲート機構28は、図示してい
ないが、同様の構成のもの、すなわち、第2,第1中間受
板22,21、中間部材20、マニホールド20a、第3,第4中間
受板23,24及び中間型板26に挿通された可動ピンを型開
閉方向に移動操作して、中間型板26と可動型板30との間
に形成されたキャビティ9′に溶融樹脂を注入するもの
が設置されている。
上記のように構成された多重成形金型装置を用いて、
キャビティ9,9′内に製品を成形する場合には、まず、
第1図に示すような型締状態において、通路開閉機構27
の油圧シリンダ部27aにより連通ピン5を前進させる
と、固定側樹脂通路4aと連通ピン5の連通溝5a及びマニ
ホールド20a内の中間側樹脂通路20bとが互いに連通し、
スプルーブッシュ10bに装着された射出成形機から射出
された溶融樹脂が樹脂通路4b,連通溝5aを通って、マニ
ホールド20a内の樹脂通路20bに達し、さらに、ブッシュ
28b内に供給される。この状態において、バルブゲート
機構28の油圧シリンダ部28aにより可動ピン8を後退さ
せると、今まで可動ピン8の先端で閉塞されていたゲー
トが開いて、キャビティ9,9′内に溶融樹脂が充填され
る。
次いで、キャビティ9,9′内の樹脂の充填が完了する
と、バルブゲート機構28により可動ピン8を前進させて
ゲートを閉じると共に、通路開閉機構27により連通ピン
5を後退させて、固定側樹脂通路4bと連通ピン5の連通
溝5aとの連通状態を遮断する。さらに、キャビティ9,
9′内の製品が冷却固化した段階で、固定型1,中間型2,
可動型3をそれぞれ互いに開くと、キャビティ9,9′内
の製品は、固定型板13及び可動型板30側に付着していく
から、各突出板14〜16,34〜36をそれぞれ中間型2側に
移動させることにより、各突出ピン17,37によって、各
型板13,30に付着している製品は、確実に突き出され、
円滑に離型して取り出される。
この場合、固定型1の固定型板13と、中間型2の中間
型板25との間は所定間隔離間しているが、これらの型板
13,25間には連通ピン5が露出しているだけであるか
ら、製品は容易に取り出すことができて、連通ピン5が
製品取り出しの障害になることがない。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したとおりに構成されているの
で、多数のキャビティにより成形品を効率的に成形でき
る上に、型開き後には、固定型と中間型との間に小径の
連通ピンが露出しているだけであるから、この連通ピン
が製品取り出しの障害にはならず、離型した成形品を金
型より円滑に取り出して、成形を円滑にかつ確実に行う
ことができ、結果的に、生産性の大幅な向上を図れると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図である。 1……固定型、2……中間型、4b……固定側樹脂通路、
5……連通ピン、5a……連通溝(連通路)、20b……中
間側樹脂通路、P.L.……製品合わせ面(パーティングラ
イン)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプルーブッシュを備えた固定型と、可動
    型との間に、マニホールドを有する中間型が介装される
    と共に、このマニホールド内の溶融樹脂が、前記中間型
    と前記固定型との間及び前記中間型と前記可動型との間
    の複数の製品合わせ面に形成されたキャビティ内に供給
    されるようになっており、かつこれらの製品合わせ面を
    それぞれ開いて製品を取り出す構成の多重成形金型装置
    において、 前記固定型に、型開閉方向に延びて一端が前記中間型側
    に開口する固定側ピン嵌入孔、および前記スプルーブッ
    シュに一端が通じ、かつ他端が前記固定側ピン嵌入孔の
    途中位置に側方から連通する樹脂通路が形成され、前記
    中間型に、前記型開閉方向に延びて一端が前記固定側ピ
    ン嵌入孔に通じ、かつ他端が前記マニホールドに通じる
    中間側ピン嵌入孔が形成され、さらに、先端部以外の部
    位に連通路が軸方向に沿って形成された連通ピンが、前
    記先端部を前記固定側ピン嵌入孔内に前記型開閉方向に
    移動自在に嵌入させた形態で、前記中間側ピン嵌入孔に
    挿入され、前記連通ピンをその軸方向に進退させるため
    の通路開閉機構を備えていることを特徴とする多重成形
    金型装置。
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