JP2692359B2 - 多重成形金型装置 - Google Patents

多重成形金型装置

Info

Publication number
JP2692359B2
JP2692359B2 JP23012290A JP23012290A JP2692359B2 JP 2692359 B2 JP2692359 B2 JP 2692359B2 JP 23012290 A JP23012290 A JP 23012290A JP 23012290 A JP23012290 A JP 23012290A JP 2692359 B2 JP2692359 B2 JP 2692359B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
fixed
pin
die
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23012290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04112019A (ja
Inventor
与志信 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP23012290A priority Critical patent/JP2692359B2/ja
Publication of JPH04112019A publication Critical patent/JPH04112019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2692359B2 publication Critical patent/JP2692359B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の製品合わせ面を有し、かつこれらの
製品合わせ面をそれぞれ開いて製品を取り出す構成の多
重成形金型装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の多重成形金型装置にあっては、固定型
と可動型との間に中間型が介装され、固定型の固定取付
板から中間型内のマニホールドまでにスプルーブッシュ
が設けられ、かつこのスプルーブッシュとマニホールド
内を通った溶融樹脂が、中間型と固定型との間及び中間
型と可動型との間の各製品合わせ面(パーティングライ
ン)に形成されたキャビティ内に供給されるようになっ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の多重成形金型装置においては、
型開時に、固定型と中間型との間を開いてキャビティ内
の製品を取り出す場合には、固定型と中間型との間に大
径のスプルーブッシュが露出するために、スプルーブッ
シュが障害となって、離型した製品の取り出しが円滑に
いかないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、型開時に、従来のように大径のスプ
ルーブッシュが露出するようなことがなく、製品取り出
しの障害となるようなものがない上に、極めて円滑にか
つ確実に製品を離型し、取り出すことができる多重成形
金型装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、固定型から中
間型までの間に樹脂通路が形成され、上記中間型内の樹
脂通路に、連通路を有し、かつ上記固定型及び中間型の
樹脂通路を連通及び遮断する連通ピンが型開閉方向に移
動自在に設けられ、かつ上記固定型に、この固定型内の
樹脂通路を開放及び閉塞する開閉ピンが、上記連通ピン
に対向して型開閉方向に移動自在に設けられたものであ
る。
〔作用〕
本発明の多重成形金型装置にあっては、連通ピンと開
閉ピンを固定型側に移動させ、固定型及び中間型の樹脂
通路を連通ピンの連通路を介して連通させて樹脂を供給
すると共に、連通ピンを中間型に戻し、中間型の樹脂通
路を遮断し、かつ開閉ピンによって固定型の樹脂通路を
閉塞して型開を行う。
〔実施例〕
以下、第1図と第2図に基づいて本発明の一実施例を
説明する。
図中符号10は固定型であり、この固定型10に対して中
間型20が開閉自在に設けられ、かつこの中間型20に対し
て可動型30が開閉自在に設けられている。
上記固定型10は、ロケートリング100aを備えた固定取
付板100と、この固定取付板100に取付けられた第1,第2
固定受板101,102と、この第2固定受板102に取付けられ
た固定型板103と、これらの第1,第2固定受板101,102及
び固定型板103の内部に装着された固定中空体104と、上
記固定取付板100に内装され、かつボルト105aによって
固定中空体104に取付けられたスプルーブッシュ105と、
このスプルーブッシュ105内の固定中空体104側に装着さ
れたフィルタ106と、上記固定中空体104の内部に形成さ
れた空所107に、型開閉方向に移動自在に設けられた一
対の取付板108,109と、これらの取付板108,109を中間型
20側に付勢するスプリング110と、上記取付板108,109に
基部をそれぞれ取付け、かつ中間型20側に接近、離間し
得る開閉ピン111及び連動ピン112と、上記固定中空体10
4の外周に設けられたコイルヒータ113とを主体として構
成されている。そして、上記スプルーブッシュ105及び
固定中空体104内を貫通して固定側樹脂通路114が形成さ
れており、この固定側樹脂通路114の中間型20側は、上
記開閉ピン111によって開放及び閉塞されるようになっ
ている。また、上記連動ピン112の先端は、固定中空体1
04に対して出没するようになっている。
上記中間型20は、内部にマニホールド200aを装着した
中間部材200と、この中間部材200の固定型10側に取付け
られた第1中間受板201及び第1中間型板202と、上記中
間部材200の可動型30側に取付けられた第2中間受板203
及び第2中間型板204と、上記第1中間型板202及び第1
中間受板201の内部に装着され、かつ一端がマニホール
ド200aに接触した中間中空体205と、この中間中空体205
の外周に設けられたコイルヒータ206と、上記中間中空
体205及びマニホールド200a内に形成された中間側樹脂
通路207と、この中間側樹脂通路207及び中間部材200に
挿通された連通ピン208と、この連通ピン208の基部に連
結板209,210を介して取付けられ、かつ中間部材200及び
中間中空体205に挿通された駆動ピン211と、上記連結板
210にピストンロッド212を連結し、かつ第2中間受板20
3及び第2中間型板204に内装された油圧シリンダ213と
を主体として構成されている。そして、上記連通ピン20
8の先端側から基端側にかけて縮径部が形成され、この
縮径部が連通路214とされている。また、上記連通ピン2
08は、型閉時に、わずかなクリアランスを保って、上記
開閉ピン111に対向配置され、かつ連通ピン208の先端部
によって上記中間側樹脂通路207が連通及び遮断される
ようになっている。さらに、上記駆動ピン211は、型閉
時に、上記連動ピン112の先端面に当接させられてい
る。
上記可動型30は、可動型板300と図示されていない可
動受板及び可動取付板とを主体として構成されている。
そして、上記固定型板103と第1中間型板202との間及び
第2中間型板204と可動型板300との間には、それぞれ製
品用のキャビティが形成され、かつそれぞれ製品合わせ
面(パーティングライン)P.L.とされていると共に、上
記キャビティには、マニホールド200aの中間側樹脂通路
207を経て溶融樹脂が供給されるようになっている。
上記のように構成された多重成形金型装置を用いて、
各キャビティ内に製品を成形する場合には、まず、固定
型10,中間型20及び可動型30間を互いに閉じた型締状態
において、油圧シリンダ213のピストンロッド212を前進
させ、連結板210,209を介して、連通ピン208及び駆動ピ
ン211を型開閉方向に(第1図と第2図において右方
に)移動させることにより、駆動ピン211に当接してい
る連動ピン112が固定取付板100側に押圧され、取付板10
8,109を介して開閉ピン111も、スプリング110の付勢力
に抗して固定取付板100側に移動する。これにより、今
まで開閉ピン111の先端部で閉塞されていた固定側樹脂
通路114が開放され、かつ今まで連通ピン208の先端部で
遮断されていた中間側樹脂通路207が連通されて、スプ
ルーブッシュ105に装着された射出成形機のノズルから
供給された溶融樹脂が、固定側樹脂通路114,連通ピン20
8の連通路214及び中間側樹脂通路207を経て、各中間受
板201,203,各中間型板202,204の内部を介して各キャビ
ティ内に充填される。
次いで、上記各キャビティ内への溶融樹脂の充填が完
了すると、油圧シリンダ213のピストンロッド212を後退
させて、連結板210,209を介して連通ピン208及び駆動ピ
ン211を可動型30側に移動させる。この結果、今まで駆
動ピン211によって固定取付板100側に押圧されていた連
動ピン112が、取付板108,109を介して、スプリング110
によって付勢されることにより、駆動ピン211とともに
可動型30側に移動する。このため、連動ピン112に取付
板108,109を介して取付けられた開閉ピン111も、連通ピ
ン208の移動に追従して移動する。これにより、開閉ピ
ン111の先端によって、固定側樹脂通路114の中間型20側
出口が閉塞され、かつ連通ピン208の先端によって、中
間側樹脂通路207の固定型10側入口が遮断される。この
状態において、各キャビティ内の製品が冷却固化した段
階で、固定型10,中間型20及び可動型30を互いに開くと
共に、上記製品を離型させて取り出す。この場合、型開
時には、開閉ピン111,連通ピン208によって各樹脂通路1
14,207が閉じられ、樹脂の漏洩が防止されると共に、固
定型10と中間型20との間に、各ピン111,112,208,211が
突出しないから、製品の離型,取り出しの障害になるこ
とがない。
なお、本実施例においては、連通ピン208と開閉ピン1
11の他に、駆動ピン211と連動ピン112を設けた構成で説
明したが、駆動ピン211と連動ピン112はなくともよい。
その場合には、連通ピン208の移動によって開閉ピン111
が駆動されることになる。また、上記スプリング110の
代わりに流体圧シリンダを設けてもよいが、固定中空体
104内が高温になることから、スプリング110を用いるの
が望ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、固定型から中間型ま
での間に樹脂通路が形成され、上記中間型内の樹脂通路
に、連通路を有し、かつ上記固定型及び中間型の樹脂通
路を連通及び遮断する連通ピンが型開閉方向に移動自在
に設けられ、かつ上記固定型に、この固定型内の樹脂通
路を開放及び閉塞する開閉ピンが、上記連通ピンに対向
して型開閉方向に移動自在に設けられたものであるか
ら、連通ピンと開閉ピンを固定型側に移動させ、固定型
及び中間型の樹脂通路を連通ピンの連通路を介して連通
させて樹脂を供給すると共に、連通ピンを中間型に戻
し、中間型の樹脂通路を遮断し、かつ開閉ピンによって
固定型の樹脂通路を閉塞して型開を行うことにより、型
開時に、従来のように大径のスプルーブッシュが露出す
ることがなく、製品取り出しの障害となるようなものが
ない上に、極めて円滑にかつ確実に製品を離型し、取り
出すことができると共に、型締時にキャビティに容易に
樹脂を供給することができ、樹脂漏れ等の不具合が生じ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の一実施例を示すもので、第1
図は断面図、第2図は主要部の断面図である。 10…固定型、20…中間型、P.L.…製品合わせ面(パーテ
ィングライン)、111…開閉ピン、114…固定側樹脂通
路、207…中間側樹脂通路、208…連通ピン、214…連通
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の製品合わせ面を有し、かつこれらの
    製品合わせ面をそれぞれ開いて製品を取り出すと共に、
    固定型から中間型までの間に樹脂通路が形成されてなる
    多重成形金型装置において、 上記中間型内の樹脂通路に、連通路を有し、かつ上記固
    定型及び中間型の樹脂通路を連通及び遮断する連通ピン
    が型開閉方向に移動自在に設けられ、かつ上記固定型
    に、この固定型内の樹脂通路を開放及び閉塞する開閉ピ
    ンが、上記連通ピンに対向して型開閉方向に移動自在に
    設けられたことを特徴とする多重成形金型装置。
JP23012290A 1990-08-31 1990-08-31 多重成形金型装置 Expired - Fee Related JP2692359B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23012290A JP2692359B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 多重成形金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23012290A JP2692359B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 多重成形金型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04112019A JPH04112019A (ja) 1992-04-14
JP2692359B2 true JP2692359B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=16902913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23012290A Expired - Fee Related JP2692359B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 多重成形金型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2692359B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04112019A (ja) 1992-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03197111A (ja) 射出成形装置
JPH0675892B2 (ja) ディスク用成形型
JP2692358B2 (ja) 多重成形金型装置
JP2692359B2 (ja) 多重成形金型装置
JPH03292116A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形用金型
JP2770535B2 (ja) 多色成形品の成形方法及び成形用金型
JPH0623806A (ja) スタックモールド金型
JP4214587B2 (ja) 環状成形品の射出成形方法並びに射出成形金型
JPS63188033A (ja) 合成樹脂製品の成形法
JP2754851B2 (ja) 多重成形金型装置
JPH06848A (ja) スタックモールド金型
JP2754852B2 (ja) 多重成形金型装置
CA1298049C (en) Apparatus and method for stripping molded u-shaped article from mold
JP2734165B2 (ja) 多重成形金型装置
JPH03278926A (ja) 多重成形金型装置
JP3897455B2 (ja) 射出成形金型
JP2005014317A (ja) 射出成形方法と成形用金型装置
JPH07178782A (ja) 射出圧縮成形用金型
JPH05200786A (ja) ホットランナー金型のマニホールド装置
JPH05345335A (ja) スタックモールド金型
JP3345875B2 (ja) ゲートカット駆動ユニット
JP3698661B2 (ja) 射出成形装置
JP3114161B2 (ja) 金型装置
JPH06226797A (ja) 突き出し機構付き金型
JPH06218778A (ja) 突き出し機構付き金型

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees