JPH11103736A - 魚釣用リールのスプール制動装置 - Google Patents

魚釣用リールのスプール制動装置

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JPH11103736A
JPH11103736A JP27553697A JP27553697A JPH11103736A JP H11103736 A JPH11103736 A JP H11103736A JP 27553697 A JP27553697 A JP 27553697A JP 27553697 A JP27553697 A JP 27553697A JP H11103736 A JPH11103736 A JP H11103736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は魚釣用リールのスプール制動装置に
関し、急激な状況変化に迅速に対応でき、而も、不要な
制動をなくして仕掛けの飛距離の向上,釣糸の巻取り操
作性の向上等を図った制動装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 スプールの回転に連動して回転する導電
体に電磁石を対向配置し、当該導電体に発生する渦電流
により、釣糸放出時のスプールの回転に磁気制動をかけ
る魚釣用リールのスプール制動装置であって、スプール
の回転数と回転方向を検出する回転検出手段と、当該回
転検出手段の検出値を基に、釣糸放出時の単位時間当た
りのスプール回転数の変化量を算出して、この変化量に
応じ電磁石の磁力を制御する制御手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚釣用リールのス
プール制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知のように、リール本体の側板間
にスプールを回転可能に支持した魚釣用リールの多く
は、釣糸放出時のスプール過回転によるバックラッシュ
を防止する制動装置が装着されているが、従来、この種
の制動装置は、リール本体の外部に設けた制動力調節ツ
マミを、キャスティング前に釣人が釣場の状況(対処
魚,仕掛け,風,使用糸,釣人の熟練度等)に応じ操作
して所望の制動力に設定するように構成されている。
【0003】然し、上述の如き従来の制動装置にあって
は、一度制動力を設定すると、釣糸放出の初期や終期に
不必要な制動がかかって仕掛けの飛距離が伸びず、又、
釣糸の巻取り操作時にも制動力がかかって円滑な巻取り
操作が行えない不具合があった。そこで、昨今、上述の
如き制動装置に代え、スプールの回転速度を計測し、こ
の計測結果に基づき制動力を自動的に調整する制御手段
を備えた制動装置が特開平4−197123号公報や実
公平3−10867号公報に開示されている。
【0004】これらは何れも、スプールの回転に連動す
る導電体の回転時に生ずる渦電流に起因する磁界と永久
磁石の磁界との相互作用によって、スプールに制動力を
作用させる制動装置に改良を加えたもので、特開平4−
197123号公報で開示された制動装置は、図8及び
図9に示すように永久磁石1と導電体たるスプール3と
の間に開口5を有する遮蔽板7を配置し、アップ,ダウ
ンスイッチ9,11の操作によって当該遮蔽板7をモー
タ13とギヤ15とで回転させることにより、開口5か
らスプール3に作用する永久磁石1の磁束量を調節し、
又、キャスティング時にスタートスイッチ17を操作す
ることで、スプール3の回転速度計測結果に基づき、予
めメモリ19に設定された特性に従い制御装置21がモ
ータ13を制御して遮蔽板7を回転させることにより、
スプール3への制動力を自動制御するようにしたもので
ある。
【0005】又、実公平3−10867号公報に開示さ
れた制動装置は、図10に示すようにスプール23と一
体回転するカップ状の導電体25の内外側にマグネット
リング27,29を配置し、スプール23の回転速度又
は回転加速度が予め設定された値に達した時に、制御手
段のCPUからの指令でモータ31が一方のマグネット
リング29を回転させることにより、対向する磁極を変
化させて制動力を調節するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、図8及び図
9に示す従来例にあっては、アップ,ダウンスイッチ
9,11の手動操作によって制動力の初期設定をしなけ
ればならないため、初心者には実釣条件に適した設定が
容易にできず、又、開口5を有する遮蔽板7を機械的に
回転させる構造上、スプール3の急激な速度変化に迅速
且つ確実に対応することができない課題が残されてい
る。
【0007】又、図10に示す従来例にあっても、マグ
ネットリング29を機械的に回転させる構造であるた
め、急激な速度変化に追従できず迅速性に欠けると共
に、対向するマグネットリング27,29間に介在する
導電体25に常時磁力が作用するため、制動力を可及的
に小さくすることができずスプールフリー性に欠ける等
の課題が残されていた。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、急激な状況変化に迅速に対応でき、而も、不要な制
動をなくして仕掛けの飛距離の向上,釣糸の巻取り操作
性の向上等を図った魚釣用リールのスプール制動装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、スプールの回転に連動して
回転する導電体に電磁石を対向配置し、当該導電体に発
生する渦電流により、釣糸放出時のスプールの回転に磁
気制動をかける魚釣用リールのスプール制動装置であっ
て、スプールの回転数と回転方向を検出する回転検出手
段と、当該回転検出手段の検出値を基に、釣糸放出時の
単位時間当たりのスプール回転数の変化量を算出して、
この変化量に応じ電磁石の磁力を制御する制御手段とを
備えてなることを特徴とする。
【0010】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の魚釣用リールのスプール制動装置に於て、単位時
間当たりのスプール回転数の変化量の所定値を設定記憶
したメモリを備え、制御手段は、算出したスプール回転
数の変化量が当該所定値になったとき、電磁石をONに
して、スプールの回転に磁気制動をかけることを特徴と
し、請求項3に係る発明は、請求項2記載の魚釣用リー
ルのスプール制動装置に於て、制御手段は、電磁石をO
Nにしてスプールの回転に磁気制動をかけた後、電磁石
の磁力を制御して、所定時間毎に当該磁気制動よりも弱
い磁力でスプールの回転に磁気制動をかけることを特徴
としている。
【0011】又、請求項4に係る発明は、請求項1記載
の魚釣用リールのスプール制動装置に於て、連続する2
つの単位時間毎のスプール回転数の変化量の所定の変化
率を設定記憶したメモリを備え、制御手段は、演算した
連続する2つの単位時間当たりのスプール回転数の変化
量の変化率が上記変化率になったとき、電磁石をONに
して、スプールの回転に磁気制動をかけることを特徴と
する。
【0012】そして、請求項5に係る発明は、請求項4
記載の魚釣用リールのスプール制動装置に於て、制御手
段は、電磁石をONにしてスプールの回転に磁気制動を
かけた後、回転検出手段で検出されたスプール回転方向
の正逆に応じ、電磁石の磁力を制御することを特徴とす
るものである。
【0013】(作用)請求項1に係るスプール制動装置
によれば、回転検出手段の検出値を基に、制御手段が、
釣糸放出時の単位時間当たりのスプール回転数の変化量
を算出して、この変化量に応じ電磁石の磁力を制御し
て、回転するスプールを制動することとなる。
【0014】そして、請求項2に係るスプール制動装置
によれば、制御手段は、算出したスプール回転数の変化
量がメモリに設定記憶させた所定値になったとき、電磁
石をONにしてスプールの回転に磁気制動をかけ、又、
請求項3に係る制動装置では、制御手段は、電磁石をO
Nにしてスプールの回転に磁気制動をかけた後、電磁石
の磁力を制御して、所定時間毎に当該磁気制動よりも弱
い磁力でスプールの回転に磁気制動をかけていく。
【0015】一方、請求項4に係るスプール制動装置に
よれば、制御手段は、連続する2つの単位時間当たりの
スプール回転数の変化量の変化率を演算し、この演算値
がメモリに設定記憶した変化率になったとき、電磁石を
ONにしてスプールの回転に磁気制動をかけ、更に請求
項5に係る発明では、斯様にスプールの回転に磁気制動
をかけた後、制御手段は、回転検出手段で検出されたス
プール回転方向の正逆に応じ、電磁石の磁力を制御して
いくこととなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1乃至請求項3の
一実施形態に係るスプール制動装置を備えた魚釣用リー
ルの平面図、図2はその切欠き正面図を示し、図に於
て、33はフレーム枠体35の左右両側に側板37,3
9が装着されたリール本体で、当該リール本体33に装
着された軸受41,43に、スプール軸45を介してス
プール47が回転可能に支持されている。
【0017】そして、図2に示すように側板39内に突
出するスプール軸45には、当該スプール軸45に設け
たクラッチ部49に係脱可能なピニオンギヤ51が相対
回転可能且つその軸方向へスライド可能に取り付けられ
ており、側板39に装着したクラッチレバー53の操作
によってクラッチ部49とピニオンギヤ51とのクラッ
チ係合をクラッチプレート55で解除すると、スプール
47がスプールフリー状態となって、キャスティング動
作で釣糸57がスプール47から繰り出されるようにな
っている。
【0018】又、図中、59は手動ハンドルで、そのハ
ンドル軸61にはピニオンギヤ51に噛合するドライブ
ギヤ63が相対回転可能に取り付けられており、手動ハ
ンドル59の回転力がドライブギヤ63とピニオンギヤ
51を介してスプール軸45からスプール47に伝達さ
れ、そして、上述したようにクラッチレバー53による
クラッチOFFの操作で、スプール47への手動ハンド
ル59の回転力が遮断されるようになっている。
【0019】そして、ドライブギヤ63とハンドル軸6
1は従来周知のドラグ装置65によって摩擦結合されて
おり、ドラグ力の調節はハンドル軸61に回転可能に装
着したドラグノブ67で行うようになっている。又、図
1中、69はスプール47前方のリール本体33上部に
装着されたレベルワインド機構で、手動ハンドル59の
回転操作に伴い、ドライブギヤ63に噛合するピニオン
71に結合されたトラバースカム軸73が回転して、釣
糸案内部材75がスプール47の軸方向へトラバース運
動することにより釣糸57がスプール47に均一に巻回
され、又、釣糸57の放出に伴い、スプール47に巻回
された釣糸57がこのレベルワインド機構69によって
均一に繰り出されるようになっている。
【0020】更に又、図2中、79,81はフレーム枠
体35に装着した一対の磁気センサ、83はこれらに対
向してスプー47の一端側外周に装着されたマグネット
で、図1及び図3に示すように磁気センサ79,81
は、リール本体33上部の側板37,39間に装着した
制御ボックス85内の制御手段87に接続されている。
制御手段87は、特開平5−103567号公報に開示
された糸長計測装置と同様、磁気センサ79,81がマ
グネット83によっていずれか先にON/OFFされる
ことで得られるスプール47の正転,逆転の判定信号を
取り込んで釣糸57の繰出しか巻取りかを判定すると共
に、磁気センサ79,81から取り込むスプール47の
回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にメモ
リ89に記憶された糸長計算式を演算実行するようにな
っており、この演算結果が釣糸57の繰出し量(糸長)
として、制御ボックス85の操作パネル91上に設けた
デジタル表示器93に表示されるようになっている。
【0021】本実施形態に係る魚釣用リール95はこの
ように構成されているが、釣糸放出時のバックラッシュ
を防止するため、更に本実施形態は、上述の如き従来と
同様の構成に加え、以下の如きスプール制動装置(以
下、「制動装置」という)を備えたことを特徴としてい
る。即ち、図2に於て、97はスプール47の一側面に
固着されたアルミニウム合金等の金属板からなる円盤状
の導電体で、当該導電体97は、スプール軸45を中心
としてスプール47と一体に回転するようになってい
る。
【0022】又、リール本体33のフレーム枠体35に
は、上記導電体97に対向して一個の電磁石99が取り
付けられており、本実施形態に係る制動装置101も、
スプール47と共に回転する導電体97に生ずる渦電流
に起因する磁界と、当該電磁石99の磁界との相互作用
によってスプール47に制動力を作用させるもので、制
御手段87は、釣糸放出時の単位時間当たりのスプール
回転数の変化量を算出し、この変化量に応じ電磁石99
をデューティ制御して磁力を制御するようになってい
る。
【0023】これを図4で説明すると、図4は釣糸放出
時に於ける時間(t)とスプール回転数(n)を示した
グラフで、キャスティングにより釣糸57は仕掛け(重
錘)によってスプール47から放出されるが、釣糸放出
から時間t8 までの間、仕掛けが加速度をもった状態で
釣糸57を繰り出し、これに伴い仕掛けに引っ張られる
形でスプール47が回転していくから、バックラッシュ
が発生する虞はなくスプール47に制動をかける必要は
ない。
【0024】然し、空気抵抗等の影響によって仕掛けは
時間t8 で速度のピークを迎え、これを境に釣糸57の
放出速度が低下するが、スプール47は若干のタイムラ
グによって時間t9 で回転速度がピークに達するため、
この間、スプール47の回転速度が釣糸57の放出速度
に勝ってバックラッシュが最も発生し易い。そこで、本
実施形態は、図4に示すようにピーク直前でスプール回
転数の変化量が鈍化している点に着目したもので、実釣
に於て、釣人が操作パネル91上のON/OFFスイッ
チ103を操作して制御手段87を起動させると、制御
手段87は、磁気センサ79,81から取り込むスプー
ル47の回転パルス信号とタイマ105の計測値に基づ
き、各単位時間Δt当たりのスプール回転数の変化量
を、例えば時間t2 〜t3 間では(n3 −n2 )/Δt
の式で演算し、同様に、例えば時間t8 〜t9 間の変化
量を(n9 −n8 )/Δtの式で演算していくようにな
っている。
【0025】そして、メモリ89には、単位時間Δt当
たりのスプール回転数の変化量の下限である所定値α
(正の数の定数)が予め設定記憶されており、制御手段
87は、演算した単位時間Δt当たりのスプール回転数
の変化量が当該所定値αよりも大きいときは、仕掛けが
加速度をもった状態で釣糸57を繰り出し、これに伴い
仕掛けに引っ張られる形でスプール47が回転している
から制動をかける必要がないとして、電磁石99をOF
Fにしておくようになっている。
【0026】然し、演算した単位時間Δt当たりのスプ
ール回転数の変化量が所定値α又はこれに極めて近似し
た値になると、バックラッシュ発生の虞があるとして制
御手段87は電磁石99を0.5秒間、100%でデュ
ーティ制御するようになっており、斯様に電磁石99が
通電される結果、スプール47の回転に連動する導電体
97の回転で生ずる渦電流に起因する磁界と電磁石99
の磁界との相互作用によって、スプール47に制動力が
作用するようになっている。尚、本実施形態では、時間
8 〜t9 間の単位時間Δt当たりのスプール回転数の
変化量が所定値αと一致するようになっている。
【0027】又、斯様にスプール47が制動されること
により、スプール回転数は時間t9をピークに低下し、
又、釣糸57の放出速度も順次低下していくが、釣糸5
7の放出速度の低下とスプール回転数の低下との間には
多少のタイムラグがあるため、時間t10以降もスプール
47の回転速度が釣糸57の放出速度に勝ってバックラ
ッシュが発生してしまう虞がある。
【0028】そこで、制御手段87は、更に時間t10
降も、仕掛けが着水してスプール回転が停止するまでの
間、1秒おきに電磁石99を20%のデューティ制御で
作動させるようになっており、斯様に電磁石99を20
%のデューティ制御で作動する結果、電磁石99には1
00%でデューティ制御した場合に比し弱い磁力が発生
してスプール47を緩く制動するようになっている。
【0029】尚、仕掛けが着水してスプール回転が停止
したか否かの検出は、磁気センサ79,81から取り込
むスプール47の回転パルス信号によって行われる。本
実施形態に係る制動装置101はこのように構成されて
いるから、実釣に於て、釣人が操作パネル91上のON
/OFFスイッチ103を操作して制御手段87を起動
させると、制御手段87は、磁気センサ79,81から
取り込むスプール47の回転パルス信号とタイマ105
の計測値に基づき、釣糸放出時の単位時間Δt当たりの
スプール回転数の変化量を演算する。
【0030】そして、単位時間Δt当たりのスプール回
転数の変化量が、メモリ89に設定記憶された所定値α
よりも大きいときには、制動をかける必要がないとして
制御手段87は電磁石97をOFFにしておく。この
後、演算した単位時間Δt当たりのスプール回転数の変
化量が少なくなって所定値αまで低下すると、制御手段
87は先ず、電磁石99を0.5秒間、100%でデュ
ーティ制御させ、スプール47に連動する導電体97の
回転で生ずる渦電流に起因する磁界と電磁石99の磁界
との相互作用によって、スプール47に制動力が作用す
ることとなる。
【0031】そして、これ以降、制御手段87は、仕掛
けが着水してスプール回転が停止するまでの間、1秒お
きに電磁石99を20%のデューティ制御して弱い磁力
でスプール47を緩く制動していくこととなる。このよ
うに、本実施形態によれば、実釣時のスプール回転状況
に応じ導電体97に作用させる電磁石99の磁力を自動
制御してスプール47の制動力を調節するようにしたの
で、図8乃至図10に示す従来例に比し構造的な伝達ロ
スなく急激な状況変化にも迅速に対応できると共に、予
め釣人が制動力を設定する必要がないので、初心者でも
容易にキャスティング操作が行える利点を有する。
【0032】又、本実施形態によれば、スプール47の
回転状況検出により、制動が不要な場合には電磁石99
による制動力を作用させることがないため、従来の制動
装置に比し円滑な巻取り操作が行える等の利点を有す
る。尚、図4の二点鎖線で示すグラフのように、実釣時
のキャスティングの強弱によって、実線で示す場合に比
しスプール47の回転数が低い場合もあり、斯かる場合
に実線で示す場合と同様、電磁石99を100%でデュ
ーティ制御してしまうと、失速して釣糸57の飛距離が
伸びない場合も生ずる虞がある。
【0033】そこで、磁気センサ79,81から取り込
むスプール47の回転パルス信号とタイマ105の計測
値に基づいてスプール47の回転速度を求めると共に、
当該回転速度に応じた所定値α1 ,α2 ,・・・を予め
メモリ89に設定記憶させておき、実釣時のスプール4
7の実際の回転速度に応じた所定値α1 ,α2 ,・・・
により、電磁石99を0〜100%の範囲でデューティ
制御させるようにしてもよい。
【0034】而して、この実施例によれば、釣糸放出時
に釣糸57が失速する虞がなく、飛距離が確実に確保で
きる利点を有する。又、上記実施形態では、仕掛けが着
水してスプール回転が停止するまでの間、1秒おきに電
磁石99を20%のデューティ制御して弱い磁力でスプ
ール47を緩く制動したが、斯かる制動を行わず、時間
81で電磁石99を0.5秒間、100%でデューテ
ィ制御させるだけでもよく、この請求項1及び請求項2
に係る制動装置によっても、十分、所期の目的を達成す
ることが可能である。
【0035】図5は魚釣用の電動リールに装着した請求
項1,請求項4及び請求項5の一実施形態に係る制動装
置の作用を説明するグラフで、従来周知のように電動リ
ールは、リール本体やスプール内に装着したスプールモ
ータによって、繰り出した釣糸をスプールに巻き取るも
ので、船釣り等、一般に深場の魚層を対象とした魚釣り
を行う場合に広く用いられている。
【0036】そして、電動リールは、「電動胴付き」と
称されるように船に固定して使用されることが多く、釣
人がクラッチをOFFにすると、仕掛け(重錘)によっ
て釣糸がスプールから順次繰り出されていく。これを示
したものが図5の時間0〜t1 までのグラフで、釣糸が
繰り出されてスプールが回転し、スプール回転数はn1
まで一気に上昇する。そして、仕掛けが海面に達し(図
5中、時間t1 )た後、水中に仕掛けが沈み始めると、
水の抵抗でスプール回転数は若干低下して(図5中、時
間t1 〜t0 )、再びスプール回転数は上昇していく
が、時間tA 〜tB 間に示すように波による船の揺れで
釣糸が急激に引き出されると、時間tA 〜tB 間の単位
時間Δt当たりのスプール回転数の変化量が、直前の時
間t0 〜tA 間の単位時間Δt当たりのスプール回転数
の変化量に比し急激に大きくなり、この直後にバックラ
ッシュが発生し易い。
【0037】そこで、図6に示すように本実施形態に係
る制動装置107も、リール本体109に回転可能に支
持したスプール111の一側面に導電体113を装着す
ると共に、当該導電体113に対向してフレーム枠体1
15に一個の電磁石117を取り付けたもので、図7に
示すように制動装置107を制御する制御手段119に
は、スプール111の回転数と回転方向を検知する磁気
センサ79,81が接続されている。
【0038】そして、図1に示す実施形態と同様、制御
手段119は、磁気センサ79,81がマグネット83
によっていずれか先にON/OFFされることで得られ
るスプール111の正転,逆転の判定信号を取り込んで
釣糸57の繰出しか巻取りかを判定すると共に、磁気セ
ンサ79,81から取り込むスプール111の回転パル
ス信号をカウントして、この計数値を基にメモリ121
に記憶された糸長計算式を演算実行するようになってお
り、この演算結果が、釣糸57の糸長として制御ボック
ス123の操作パネル125上に設けたデジタル表示器
127に表示されるようになっている。
【0039】又、実釣に於て、釣人が操作パネル125
上のON/OFFスイッチ129を操作して制御手段1
19を起動させると、制御手段119は、磁気センサ7
9,81から取り込むスプール111の回転パルス信号
とタイマ131の計測値に基づき、連続する2つの単位
時間Δt当たりのスプール回転数の変化量の変化率を、
例えば時間tA 〜tB 間のスプール回転数の変化量をA
1 、時間t0 〜tA 間の変化量をA2 とすると、A2
1 の式で演算していくようになっている。
【0040】そして、メモリ121には、変化率の上限
である所定値βが予め設定記憶されており、制御手段1
19は、演算した変化率A2 /A1 が当該所定値βより
も大きいときは、釣糸57が急激に引き出されたとし
て、OFF状態にある電磁石117を0.5秒間、50
%でデューティ制御するようになっており、斯様に電磁
石117が通電される結果、導電体113の回転で生ず
る渦電流に起因する磁界と電磁石117の磁界との相互
作用で、スプール111に制動力が作用するようになっ
ている。
【0041】又、斯様にスプール111に制動をかけた
にも拘わらず、図5の斜線部で示すように波の揺れで船
が下降して釣糸57に弛みが生じ、この弛んだ釣糸57
がスプール111に巻き込まれた後、釣糸57が再び引
き出されてスプール111の回転が逆転(バックラッシ
ュが発生)してしまうことがある。そこで、制御手段1
19は、更に磁気センサ79,81のパルス信号からス
プール111の回転方向を検出し、スプール111が逆
方向に回転したと判断したとき、上述の如く電磁石11
7を0.5秒間、50%でデューティ制御しても依然と
してバックラッシュが発生しているとして、次回の制動
時には、60%デューティ制御へ変更して、大きな制動
力をスプール111にかけるようになっている。
【0042】又、逆に、上述の如く50%でデューティ
制御した後、スプール111が逆方向に回転しないと判
断したとき、即ち、図5の二点鎖線で示すようにスプー
ル111が正回転したときには、50%でデューティ制
御することでバックラッシュは生じなかったから、次回
の制動には、40%でデューティ制御へ変更して制動力
を弱めるようになっている。
【0043】以後、同様に制御手段119は電磁石11
7をデューティ制御して、バックラッシュが生じないと
きは次回の制動時に更に弱い制動力をスプール111に
作用させ、又、バックラッシュが生じたときは、次回の
制動時に前回よりも大きな制動力をスプール111に作
用させていくようになっている。その他、図6中、13
3はスプール111に内蔵したスプールモータ、又、図
7中、135は当該スプールモータ133のスプールモ
ータ駆動回路である。
【0044】本実施形態に係る制動装置107はこのよ
うに構成されているから、実釣に於て、釣人が操作パネ
ル125上のON/OFFスイッチ129を操作して制
御手段119を起動させると、制御手段119は、磁気
センサ79,81から取り込むスプール111の回転パ
ルス信号とタイマ131の計測値に基づき、連続する2
つの単位時間Δt当たりのスプール回転数の変化量の変
化率を演算し、制御手段119は、演算した変化率がメ
モリ121の所定値βよりも大きいときは、釣糸57が
急激に引き出されたとして、OFF状態にある電磁石1
17を0.5秒間、50%でデューティ制御するので、
スプール111に制動力が作用することとなる。
【0045】そして、制御手段119は、更に磁気セン
サ79,81のパルス信号からスプール111の回転方
向を検出し、スプール111が逆方向に回転したと判断
したとき、上述の如く電磁石117を0.5秒間、50
%でデューティ制御しても依然としてバックラッシュが
発生しているとして、次回の制動時には、60%デュー
ティ制御へ変更して、大きな制動力をスプール111に
かけることとなる。
【0046】又、反対に上述の如く50%でデューティ
制御した後、スプール111が逆方向に回転しないと判
断すると、制御手段119は次回の制動には、40%で
デューティ制御へ変更して制動力を弱めることとなる。
以後、同様に制御手段119は電磁石117をデューテ
ィ制御して、バックラッシュが生じないときは次回の制
動時に更に弱い制動力をスプール111に作用させ、
又、バックラッシュが生じたときは、次回の制動時に前
回よりも大きな制動力をスプール111に作用させてい
くこととなる。
【0047】従って、本実施形態に係る制動装置107
によっても、実釣時のスプール回転状況に応じ導電体1
13に作用させる電磁石117の磁力を自動制御してス
プール111に作用させる制動力を調節するようにした
ので、図8乃至図10に示す従来例に比し構造的な伝達
ロスなく急激な状況変化にも迅速に対応できると共に、
予め釣人が制動力を設定する必要がないので、初心者で
も容易にキャスティング操作が行える利点を有する。
【0048】又、本実施形態も、スプール111の回転
状況検出により、制動が不要な場合には電磁石117に
よる制動力を作用させることがないため、従来の制動装
置に比し円滑な巻取り操作が行える利点を有する。尚、
上記各実施形態では、何れも電磁石99,117をデュ
ーティ制御してその磁力を制御したが、電磁石99,1
17に流れる電流を制御可能な回路を用いて電磁石9
9,117の磁力を制御するようにしてもよいことは勿
論である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係る制動
装置によれば、実釣時のスプール回転状況に応じ導電体
に作用させる電磁石の磁力を自動制御してスプールに作
用させる制動力を調節するようにしたので、従来に比し
構造的な伝達ロスなく急激な状況変化にも迅速に対応で
きると共に、予め釣人が制動力を設定する必要がないの
で、初心者でも容易にキャスティング操作が行える利点
を有する。
【0050】又、スプールの回転状況検出により、制動
が不要な場合には電磁石による制動力を作用させること
がないため、従来の制動装置に比し円滑な巻取り操作が
行える利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項3の一実施形態に係る制動
装置を備えた魚釣用リールの平面図である。
【図2】図1に示す魚釣用リールの切欠き正面図であ
る。
【図3】請求項1乃至請求項3の一実施形態に係る制動
装置のブロック図である。
【図4】釣糸放出時に於ける時間とスプール回転数を示
したグラフである。
【図5】魚釣用電動リールの釣糸繰出し時に於ける時間
とスプール回転数を示したグラフである。
【図6】請求項1,請求項4及び請求項5の一実施形態
に係る制動装置を備えた電動リールの平面図である。
【図7】請求項1,請求項4及び請求項5の一実施形態
に係る制動装置のブロック図である。
【図8】従来の制動装置のブロック図である。
【図9】従来の制動装置の要部側面図である。
【図10】従来の制動装置を備えた魚釣用リールの切欠
き正面図である。
【符号の説明】
33,109 リール本体 35 フレーム枠体 45 スプール軸 47,111 スプール 57 釣糸 87,119 制御手段 89,121 メモリ 95 魚釣用リール 97,113 導電体 99,117 電磁石 101,107 制動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールの回転に連動して回転する導電
    体に電磁石を対向配置し、当該導電体に発生する渦電流
    により、釣糸放出時のスプールの回転に磁気制動をかけ
    る魚釣用リールのスプール制動装置であって、 スプールの回転数と回転方向を検出する回転検出手段
    と、 当該回転検出手段の検出値を基に、釣糸放出時の単位時
    間当たりのスプール回転数の変化量を算出して、この変
    化量に応じ電磁石の磁力を制御する制御手段とを備えて
    なることを特徴とする魚釣用リールのスプール制動装
    置。
  2. 【請求項2】 単位時間当たりのスプール回転数の変化
    量の所定値を設定記憶したメモリを備え、制御手段は、
    算出したスプール回転数の変化量が当該所定値になった
    とき、電磁石をONにして、スプールの回転に磁気制動
    をかけることを特徴とする請求項1記載の魚釣用リール
    のスプール制動装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、電磁石をONにしてスプー
    ルの回転に磁気制動をかけた後、電磁石の磁力を制御し
    て、所定時間毎に当該磁気制動よりも弱い磁力でスプー
    ルの回転に磁気制動をかけることを特徴とする請求項2
    記載の魚釣用リールのスプール制動装置。
  4. 【請求項4】 連続する2つの単位時間毎のスプール回
    転数の変化量の所定の変化率を設定記憶したメモリを備
    え、制御手段は、演算した連続する2つの単位時間当た
    りのスプール回転数の変化量の変化率が上記変化率にな
    ったとき、電磁石をONにして、スプールの回転に磁気
    制動をかけることを特徴とする請求項1記載の魚釣用リ
    ールのスプール制動装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、電磁石をONにしてスプー
    ルの回転に磁気制動をかけた後、回転検出手段で検出さ
    れたスプール回転方向の正逆に応じ、電磁石の磁力を制
    御することを特徴とする請求項4記載の魚釣用リールの
    スプール制動装置。
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