JPH1073359A - 低温貯蔵庫 - Google Patents

低温貯蔵庫

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JPH1073359A
JPH1073359A JP24895596A JP24895596A JPH1073359A JP H1073359 A JPH1073359 A JP H1073359A JP 24895596 A JP24895596 A JP 24895596A JP 24895596 A JP24895596 A JP 24895596A JP H1073359 A JPH1073359 A JP H1073359A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵庫内に穀類と野菜類等を長期間貯蔵するこ
とができて使い勝手を向上させ得ると共に、貯蔵庫内の
スペースの有効活用が図れる低温貯蔵庫を提供する。 【解決手段】略1800リットルの内部容積の筐体内部
に貯蔵庫を有し、筐体の前面開口部に複数の開閉ドアが
設けられると共に上部に冷却装置が設けられて、貯蔵庫
内に被貯蔵物を低温状態で貯蔵する低温貯蔵庫におい
て、貯蔵庫内に、少なくとも2個の貯蔵庫を設けて各貯
蔵庫に開閉ドアをそれぞれ設けると共に、一方の貯蔵庫
内が強制循環構造で形成されその湿度を50〜80%に
設定し得て穀類が貯蔵されると共に、他方の貯蔵庫が面
冷却構造で形成されその湿度を90%以上に設定し得て
野菜類等が貯蔵される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば白米、玄米
等の穀類と野菜類等を1ボックスタイプの貯蔵庫内に低
温貯蔵し得る低温貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭で使用する各種食品を貯蔵す
る低温貯蔵庫として、小型冷蔵庫が使用されているが、
この冷蔵庫においては、その内部が小部屋に仕切られて
おり、内部容積的な制限から、例えば米とか野菜類を多
量に長期間貯蔵することはできない。
【0003】そこで、近年、米の品質に対する関心が高
まる中で、白米や玄米等の穀類を袋毎に多量に低温貯蔵
し、穀類の品質低下を防止する各種容積の低温貯蔵庫が
多数開発され、農家等に広く普及している。
【0004】そして、例えば容積が1800リットルと
比較的大型の低温貯蔵庫を使用する場合、貯蔵庫内に貯
蔵してある穀類を毎日使用していくと、夏場近くにその
貯蔵量が半分程度になるため、貯蔵庫内の開いたスペー
スに例えば野菜、果実、花等(以下、これらを総称して
野菜類という)の他の被貯蔵物を貯蔵しているのが現状
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この低
温貯蔵庫にあっては、貯蔵庫内の温度及び湿度等の貯蔵
条件が、玄米を主体とした穀類に設定されているため、
野菜類を貯蔵した場合に野菜類が乾燥する等、品質が低
下してしまい長期間貯蔵することができない。その結
果、低温貯蔵庫に貯蔵される被貯蔵物が特定化されて、
その使い勝手が劣ると共に、貯蔵庫内に開きスペースが
多くなって、貯蔵庫内のスペースの有効活用が図れない
という問題点があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、貯蔵庫内に穀類と野菜類を長期間
貯蔵することができ、その使い勝手を向上させ得ると共
に、貯蔵庫内のスペースの有効活用が図れる低温貯蔵庫
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、略1800リ
ットルの内部容積の筐体内部に貯蔵庫を有し、筐体の前
面開口部に開閉ドアが設けられると共に上部に冷却装置
が設けられて、貯蔵庫内に被貯蔵物が低温状態で貯蔵さ
れる低温貯蔵庫において、貯蔵庫内に、少なくとも2個
の貯蔵庫を設けて各貯蔵庫に開閉ドアをそれぞれ設ける
と共に、一方の貯蔵庫内に穀類からなる被貯蔵物を貯蔵
し、他方の貯蔵庫内に少なくとも野菜類からなる他の被
貯蔵物を貯蔵することを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、少なくとも
2個の貯蔵庫のうち、一方の貯蔵庫が強制循環構造で形
成され、その湿度を60〜70%に設定し得て穀類が貯
蔵されると共に、他方の貯蔵庫が面冷却構造で形成さ
れ、その湿度を90%以上に設定し得て野菜類が貯蔵さ
れることを特徴とする。
【0009】このように形成することにより、穀類は、
例えば湿度が60〜70%の低温低湿の強制循環構造の
一方の貯蔵庫内に貯蔵され、野菜類は、例えば湿度が9
0%以上の面冷却構造の低温高湿の他方の貯蔵庫内に貯
蔵される。穀類及び野菜類は、それぞれ最も適した条件
で貯蔵され、穀類の変質や野菜類の乾燥が防止されて、
その品質を低下させることなく長期間貯蔵される。これ
により、被貯蔵物の適用範囲が拡大して、低温貯蔵庫の
使い勝手が大幅に向上すると共に、貯蔵庫内の開きスペ
ースを少なくし得てスペースの有効活用が図れる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、少なくとも
2個の貯蔵庫の貯蔵条件が、それぞれ個別に制御され得
ることを特徴とし、また、請求項4記載の発明は、少な
くとも2個の貯蔵庫の貯蔵条件が、同一条件になる如く
制御され得ることを特徴とする。
【0011】このように形成することにより、各貯蔵庫
が個別に制御されてその庫内の貯蔵条件がそれぞれ設定
されるため、例えば一方の貯蔵庫は穀類の特性に応じた
最適な貯蔵条件で、また他方の貯蔵庫は野菜類等の特性
に応じた最適条件で、相互の影響を受けることなくそれ
ぞれ貯蔵される。
【0012】そして、両貯蔵庫の貯蔵条件を同一に設定
することにより、例えば両貯蔵庫を低温低湿に設定して
穀類のみを貯蔵したり、あるいは両貯蔵庫を低温高湿に
設定して野菜類等のみを貯蔵でき、低温貯蔵庫の使い勝
手を一層向上させ得ると共に、貯蔵庫内のスペースの一
層の有効活用が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明に係わる低温貯蔵庫の一実施例を示し、図1がその正
面、図2が図1のA−A線矢視断面図、図3が図1のB
−B線矢視断面図、図4が開閉ドアを開けた状態の正面
図、図5が操作盤の正面図、図6が使用状態の一例を示
す使用形態図である。
【0014】図1〜図4において、低温貯蔵庫1は、前
面2aに開口部3を有する直方体形状の筐体2を有し、
この筐体2の開口部3には、筐体2の左右両側面2b、
2dの前端上下部に設けられた図示しない蝶番によっ
て、一対の開閉ドア4、5が観音開き式に開閉可能に設
けられている。開閉ドア4、5の反回転軸側の前面に
は、取手6、7が固定されている。
【0015】筐体2内には、略1800リットルの容積
を有する貯蔵庫8が形成され、この貯蔵庫8は、仕切板
9によって左右に二分割され、左側に低湿庫10が右側
に高湿庫11が形成されている。低湿庫10の床面10
aには、簀の子12が脱着可能に敷設され、高湿庫11
内には、図3及び図4に示すように、例えば寸法t1=
5cm程度の隙間を持った冷気通路13aを形成する内
箱13が取り付られている。なお、高湿庫11の床面1
1a及び内箱13の底面13bには、ドレイン孔14が
設けられている。
【0016】また、低湿庫10及び高湿庫11の上部に
は、冷却装置16が設けられ、この冷却装置16は、図
2に示すように、圧縮器17、蒸発器ファン18、フィ
ルタ19等で形成されている。そして、図2に示すよう
に、低湿庫10は、その上部に冷気の吹出口20が設け
られ、蒸発器ファン18から発生する冷気が、吹出口2
0から矢印イの如く低湿庫10内に供給され、低湿庫1
0内の空気が矢印ロの如く、フィルタ19を介して冷却
装置16内に戻される。すなわち、低湿庫10は冷気の
強制循環方式により、低湿庫10内が冷却されることに
なる。
【0017】この低湿庫10の蒸発器ファン18の下部
で低湿庫10の上部に設けられた受け板21には、冷却
装置16から発生する水滴等のドレイン樋22が設けら
れ、このドレイン樋22にはドレインホース23が連結
されている。このドレインホース23は、筐体2の背面
2cに沿う状態で配設され、その下端部23aが筐体2
の背面2c下部に位置している。
【0018】一方、高湿庫11は、図4に示すように、
上記内箱13によって形成される冷気通路13a内に、
冷却装置16から冷気が供給され、これが冷気通路13
a内を矢印ハの如く流れて再び冷却装置16に戻り、冷
気通路13a内を冷気が循環する。すなわち、高湿庫1
1は、冷気通路13aの内面が冷却されることによる面
冷却によって、高湿庫11内が冷却されることになる。
【0019】なお、低温貯蔵庫1の大きさは、図1及び
図2に示すように、例えば幅w1=w2=770mm
(すなわち幅W=1750mm)、高さh1=1810
mm(高さh2=1940mm)、奥行きt=950m
mで、低湿庫10と高湿庫11の合計内部容積が略18
00リットル程度になる如く設定されている。
【0020】筐体2の上部前面には、操作盤25が設け
られている。この操作盤25には、図5に示すように、
低温貯蔵庫1の電源をオン・オフさせる表示灯付きの電
源スイッチ26と、低湿運転用の運転スイッチ27及び
温度調節器28と、高湿運転用の運転スイッチ29及び
温度調節器30が設けられている。各運転スイッチ2
7、29に対応して、運転表示灯31、32が設けられ
ている。
【0021】また、開閉ドア4、5の上部には温度表示
器33、34(図1参照)が設けられ、この温度表示器
33、34は、低湿庫10及び高湿庫11の適宜位置に
設けた温度センサ(図示せず)に接続されている。この
温度表示器33、34、温度センサ及び操作盤25の運
転スイッチ27、29等は、冷却装置16と適宜に接続
されており、操作盤25を操作することによって、低湿
庫10及び高湿庫11内の温度等の貯蔵条件が設定さ
れ、低温貯蔵庫1が運転される。
【0022】なお、操作盤25の温度調節器28、30
は、その調節範囲が共に5°C〜15°C程度に設定さ
れている。また、筐体2の底面2eには、移動用の4個
のストッパ付きのキャスター35が設けられ、冷却装置
16の背面側には、電源コード36(図2参照)が引き
出されている。
【0023】ここで、上記低温貯蔵庫1の使用方法を、
図6の使用形態図等に基づいて説明する。先ず、開閉ド
ア4を開き低湿庫10内に、穀類としての玄米が収容さ
れた玄米袋Fを、袋F毎(例えば7袋)積み重ねた状態
で収容する。この時、低湿庫10の床面10aには簀の
子12をセットし、この簀の子12上に玄米袋Fを載置
する。また、開閉ドア5を開いて、高湿庫11内に適宜
の野菜類(袋入りじゃがいもY1、かぼちゃY2等)を
収容する。なお、野菜類の収容には、簀の子12は使用
しないが、必要に応じて使用することもできる。
【0024】そして、開閉ドア4、5を共に閉じて、電
源コード36を例えば家庭用の10V電源のコンセント
(図示せず)に差し込み、操作盤25の電源スイッチ2
6をオンさせると共に、運転スイッチ27及び運転スイ
ッチ29を「入」にし、温度調節器28、30によっ
て、低湿庫10及び高湿庫11の温度をそれぞれ設定す
る。この設定温度は、玄米の場合は12°C程度が好ま
しいため、温度調節器28の設定温度は12°Cとし、
温度調節器30は、野菜の種類に応じて適宜(例えば5
°C程度)に設定する。
【0025】低湿庫10の運転スイッチ27が「入」に
なると、冷却装置16の圧縮器17の運転と同期して蒸
発器ファン18がオン・オフするため、吹出口20を介
して低湿庫10内には、図6の矢印イ、ロの如く、空気
(冷気)の流れが生成されて玄米袋F(玄米)が冷却さ
れると共に、圧縮器17の停止と共に蒸発器ファン18
も停止し、蒸発器フィン(図示せず)に付着した水蒸気
が自重で落下して、低湿庫10内を除湿する。
【0026】そして、所定時間後に低湿庫10内の湿度
は、概ね60〜70%で平衡状態となり、この時の玄米
袋F内の玄米の水分は14%前後になる。これにより、
玄米の水分過多により変質等の品質低下が防止される。
【0027】一方、高湿庫11内は、冷却装置16から
直接冷気が吹き出されることはなく、冷気が内箱13の
冷気通路13a内を矢印ハの如く流れて、内箱13の内
面全体が面冷却される。したがって、高湿庫11内に空
気の出入りがないため、高湿庫11内の空気が乾燥する
ことがなく、庫内温度を下げる分だけ高湿庫11内の相
対湿度は下がり、通常90%以上の湿度が確保される。
【0028】この高い湿度により、野菜類が乾燥するこ
となく高湿庫11内に貯蔵される。なお、高湿庫11内
の水分を更に高めたい場合は、加水するかあるいは濡ら
した新聞紙等(図示せず)を野菜類に掛けておくことに
より、100%に近い湿度条件を得ることができる。
【0029】このように、上記実施例の低温貯蔵庫1に
よれば、1ボックスタイプの貯蔵庫8内を二分割し、低
温低湿の低湿庫10と低温高湿の高湿庫11を設けてい
るため、例えば低湿庫10内に玄米袋Fを貯蔵し、高湿
庫11内に野菜類を貯蔵することができ、1台の低温貯
蔵庫1内に玄米と野菜類を同時に貯蔵することができ
る。
【0030】その結果、従来のように、夏場の時期に貯
蔵庫8内に開きスペースができることもなく、貯蔵庫8
内に玄米と野菜類を効率的良く貯蔵することができて、
低温貯蔵庫1の使い勝手が大幅に向上すると共に、貯蔵
庫8内のスペースの有効活用を図ることが可能になる。
【0031】また、玄米は低湿庫10内で玄米の特性に
合った貯蔵条件で、また、野菜類は高湿庫11内で野菜
類の特性に合った貯蔵条件でそれぞれ貯蔵することがで
きるため、玄米の変質や野菜類の乾燥等の被貯蔵物の品
質低下を確実に防止することができる。
【0032】特に、低湿庫10は、玄米が、温度12°
C程度で湿度60〜70%の循環冷却方式の貯蔵条件
で、また高湿庫11は、野菜類が温度5°C程度で湿度
90%以上の面冷却方式の貯蔵条件で貯蔵することがで
きるため、玄米や野菜類を安定した状態で長期間貯蔵す
ることが可能になる。そして、高湿庫11にあっては、
例えば濡れた新聞紙等を使用することにより100%に
近い湿度で保存できるため、野菜類のより安定した長期
間の貯蔵が可能になる。
【0033】また、低湿庫10と高湿庫11は、別々の
1枚の開閉ドア4、5によって個々に開閉できるため、
必要とする貯蔵庫のみを単独で使用することができ、冷
気の漏れ等を防止できて、玄米や野菜類の効率良い貯蔵
が行えると共に、例えば低湿庫10及び高湿庫11の大
きさに適した量の玄米や野菜類をそれぞれ貯蔵すること
ができ、より使い勝手の良好な低温貯蔵庫1が得られ
る。
【0034】さらに、低湿庫10と高湿庫11は、操作
盤25の運転スイッチ27及び運転スイッチ29の操作
等によって、それぞれ単独で運転し得るため、例えば野
菜類を貯蔵する必要がない場合は、高湿庫11の運転ス
イッチ29を「切」にしたり、玄米を貯蔵する必要がな
い場合は、低湿庫10の運転スイッチ27を「切」にす
れば良く、空運転に伴う無駄な電力の消費を防止するこ
とができ、省エネ効果も得ることができる。
【0035】また、操作盤25の温度調整器28、30
による調整範囲、すなわち、低湿庫10と高湿庫11の
貯蔵条件を同一に設定することができるため、例えば野
菜類を貯蔵する必要がない場合に、高湿庫11内に玄米
を貯蔵することができると共に、野菜類のみを低湿庫1
0及び高湿庫11内に貯蔵することができる。
【0036】その結果、1台の低温貯蔵庫1を、玄米と
野菜類、玄米のみ及び野菜類のみと3通りの方法で貯蔵
することができて、その汎用性が大幅に向上して使い勝
手が一層良好になると共に、例えば農家等において、玄
米用の低温貯蔵庫と野菜類用の低温貯蔵庫をそれぞれ備
える必要もなくなって、ユーザの経済的負担を軽減させ
ることが可能になる。
【0037】またさらに、筐体2の底面2eにストッパ
付きのキャスター35が設けられているため、比較的大
型の低温貯蔵庫1を、容易に移動させることができると
共に、低湿庫10内に簀の子12を脱着可能に設けてい
るため、被貯蔵物の種類に応じて簀の子12を選択使用
することが可能になる。
【0038】なお、上記実施例においては、貯蔵庫8内
を二分割した場合について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでもなく、例えば図6の二点鎖線で示す
ように、高湿庫11内を仕切板40で上下に二分割し、
貯蔵庫8内に3個の貯蔵庫を設けるようにしても良い。
【0039】このように形成すれば、高湿庫11内に異
なる野菜類を整理して貯蔵することができると共に、野
菜類以外の被貯蔵物を貯蔵することができるという作用
効果が得られる。この場合、低湿庫10内に複数の貯蔵
庫を設けることも勿論可能であるし、低湿庫10や高湿
庫11を複数に分割した場合は、開閉ドア4、5も必要
に応じて分割すれば良い。
【0040】また、上記実施例においては、高湿庫11
内に野菜類として野菜を貯蔵する場合について説明した
が、高湿庫11内にはこの野菜のみならず、果実や花等
の野菜類を貯蔵することもできる。この果実や花等を長
期間貯蔵する場合にあっては、植物の老化ホルモンであ
るエチレンガスが生成されて、果実等の鮮度が低下し易
いため、エチレンガス除去装置(図示せず)を設置する
方が良い。
【0041】さらに、上記実施例においては、低湿庫1
0と高湿庫11の貯蔵条件を制御する温度調節器28、
30の調整範囲を同一に設定したが、例えば高湿庫11
の調節範囲を2〜15°Cとし、低湿庫10と若干異な
らせても良い。このようにすれば、野菜や果実の安定貯
蔵温度である3〜5°Cに容易に設定することができ、
野菜類のより安定した貯蔵が可能になる。
【0042】また、上記実施例においては、貯蔵庫8の
内部容積が、一般的な農家において最も使用範囲の多い
略1800リットルの場合について説明したが、本発明
における、「略1800リットル」とは、例えば150
0〜2100リットル程度の容積まで含むものであり、
また、上記実施例においては、穀類として玄米の場合に
ついて説明したが、本発明による穀類とは、例えば白米
等の米や、小麦、大麦、ビール麦、大豆等のあらゆる穀
類を含むものである。
【0043】また、上記実施例における、低温貯蔵庫1
の全体形状、操作盤25の構造及びその配置位置、温度
表示器33、34の配置位置等は一例であって、各発明
の要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能である
ことは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1ないし請
求項2記載の発明によれば、1ボックスタイプの貯蔵庫
内を少なくとも二分割し、低湿庫内に穀類を高湿庫内に
野菜類等を貯蔵することができるため、低温貯蔵庫の使
い勝手が向上すると共に、貯蔵庫内のスペースの有効利
用が図れる。
【0045】また、請求項3ないし請求項4記載の発明
によれば、請求項1ないし請求項2記載の発明の効果に
加えて、分割された各貯蔵庫の貯蔵条件を個別に制御で
きるため、穀類や野菜類等の被貯蔵物をその特性に合致
した最適貯蔵条件で貯蔵することができ、被貯蔵物の安
定した貯蔵が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる低温貯蔵庫の一実施例を示す正
面図
【図2】同図1のA−A線矢視断面図
【図3】同図1のB−B線矢視断面図
【図4】同開閉ドアを開けた状態の正面図
【図5】同操作盤の正面図
【図6】同使用状態の一例を示す使用形態図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・低温貯蔵庫 2・・・・・・・・・筐体 2a・・・・・・・・前面 3・・・・・・・・・開口部 4、5・・・・・・・開閉ドア 8・・・・・・・・・貯蔵庫 10・・・・・・・・低湿庫 11・・・・・・・・高湿庫 12・・・・・・・・簀の子 16・・・・・・・・冷却装置 22・・・・・・・・ドレイン樋 23・・・・・・・・ドレインホース 25・・・・・・・・制御盤 27・・・・・・・・運転スイッチ 28・・・・・・・・温度調節器 29・・・・・・・・運転スイッチ 30・・・・・・・・温度調節器 F・・・・・・・・・玄米袋
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 17/08 311 F25D 17/08 311

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略1800リットルの内部容積の筐体内部
    に貯蔵庫を有し、筐体の前面開口部に開閉ドアが設けら
    れると共に上部に冷却装置が設けられて、貯蔵庫内に被
    貯蔵物が低温状態で貯蔵される低温貯蔵庫において、 前記貯蔵庫内に、少なくとも2個の貯蔵庫を設けて各貯
    蔵庫に開閉ドアをそれぞれ設けると共に、一方の貯蔵庫
    内に穀類からなる被貯蔵物を貯蔵し、他方の貯蔵庫内に
    少なくとも野菜類からなる他の被貯蔵物を貯蔵すること
    を特徴とする低温貯蔵庫。
  2. 【請求項2】前記少なくとも2個の貯蔵個のうち、一方
    の貯蔵庫が強制循環構造で形成され、その湿度を60〜
    70%に設定し得て穀類が貯蔵されると共に、他方の貯
    蔵庫が面冷却構造で形成され、その湿度を90%以上に
    設定し得て野菜類が貯蔵されることを特徴とする、請求
    項1記載の低温貯蔵庫。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2個の貯蔵庫の貯蔵条件
    が、それぞれ個別に制御され得ることを特徴とする、請
    求項1もしくは請求項2記載の低温貯蔵庫。
  4. 【請求項4】前記少なくとも2個の貯蔵庫の貯蔵条件
    が、同一条件になる如く制御され得ることを特徴とす
    る、請求項3記載の低温貯蔵庫。
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