JP2010107159A - 保温室付き保冷庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冬場の寒冷地において保冷庫で野菜の保温保存をし、低温障害を防止する。
【解決手段】内部に単一の保冷室(2)の形成されている保冷庫(1)の前面開口部を左右開閉扉(3,3)により開閉可能に構成し、保冷庫(1)には保冷室(2)冷却用の冷却装置(6)と保冷室(2)保温用の保温装置(45)を設け、冷却装置(6)を作動させる保冷モードと保温装置(45)を作動させる保温モードを選択する保温保冷切替手段(SW5)を設け、保冷室(2)の全体で穀粒や野菜を保冷保存したり、あるいは、保温保存する。
【選択図】図21

Description

本発明は、保温室付き保冷庫に関する。
断熱筐体で形成されたキャビネット本体の前面開口部に開閉扉を設け、このキャブネット本体上部には冷却装置、本体内部には貯蔵室を設けて貯蔵室内の被貯蔵物を低温状態で貯蔵する低温貯蔵庫において、貯蔵室を少なくとも2室に区切って各貯蔵室にそれぞれ開閉扉を設け、各貯蔵室の開閉扉にそれぞれ庫内温度調節部及び庫内温度表示部を設け、貯蔵庫の室内に穀類と野菜類とを異なる温度に設定して別々に貯蔵するようにしたもには、公知である。
特開2002−130888号公報
保冷庫は周囲の外気温度に影響されやすく、冬場の寒冷地では保冷庫室内の温度が低下し、特に野菜については低温障害を起し易い。
この発明は、穀粒及び野菜をそれぞれに適した温度で保冷保存し、前記欠点を解消しようとするものである。
請求項1の発明は、内部に単一の保冷室(2)の形成されている保冷庫(1)の前面開口部を左右開閉扉(3,3)により開閉可能に構成し、保冷庫(1)には保冷室(2)冷却用の冷却装置(6)と保冷室(2)保温用の保温装置(45)を設け、前記冷却装置(6)を作動させる保冷モードと前記保温装置(45)を作動させる保温モードを選択することのできる保温保冷切替手段(SW5)を設けたことを特徴とする保温室付き保冷庫とする。
前記構成によると、夏場には保冷モードを選択し、冷却装置(6)により冷房しながら、保冷室(2)で穀粒や野菜を保冷保存することができる。また、冬場の寒冷期には、保温モードを選択し、保温装置(45)により暖房しながら、保冷室(2)で野菜を保温保存することができる。
請求項2の発明は、前記保温装置(45)の埋設されている所定面積の板状体により保温ユニット板(H)を構成し、前記保冷室(2)の底部に保温ユニット板(H)を着脱自在に取り付けることを特徴とする請求項1記載の保温室付き保冷庫とする。
前記構成によると、請求項1の発明の前記作用に加えて、保冷室(2)の底部に保温装置(45)の埋設されている保温ユニット板(H)を複数個取り付けることにより、保冷庫(2)に保温装置(45)を付設することができる。
請求項1の発明は、夏場には保冷室(2)全体で穀粒や野菜を保冷保存することができ、また、冬場の寒冷期には保冷室(2)全体で野菜を保温保存し、低温障害を防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の前記効果に加えて、保冷室(2)の底部には保温ユニット板(H)を適数個取り付けることにより、保温装置(45)の付設が完了し、保温装置(45)の付設を容易に行なうことができる。
以下、図面に示す本発明の実施の形態について説明する。まず、図1及び図2に示す保冷庫1の実施例について説明する。図1は保冷庫の前側を開放した正面図、図2は保冷庫の切断側面図である。
保冷庫1の内部には箱体からなる保冷室2を設けている。この保冷室2は、内側を発泡スチロール等の断熱材で被覆し、外側を鋼板等で被覆して強度を持たせた構成とし、保冷室2の前面を全面開放した開放部2とし、左右開閉扉3,3により開閉可能に構成している。保冷室2の上部には冷却装置6を設けている。保冷室2の底面にはすのこ31を敷き、穀粒袋21を例えば左右3列に積み重ね保冷保存する。
次に、図3に基づき冷却装置6について具体的に説明する。
本実施の形態の冷却装置の構成は保冷庫で広く用いられている公知の構成である。
基盤6aの左右一側に圧縮器6bを配設し、基盤6aの前側部に凝縮器6bを配置し、凝縮器6cと圧縮器6bとを配管6dにより接続している。凝縮器6cにより凝縮された冷媒をストレーナ6e及び配管6fを経由して膨張弁6gに送り込む構成である。膨張弁6gは細い配管で構成されて、冷媒はここで減圧されて気化されやすい状態になり、膨張弁6gの端部を蒸発器6iに接続し、蒸発器6iで気化されるときに周囲の温度を下げ、このとき生じた冷気を保冷室2に送り込むようにしている。
基盤6aの底面における蒸発器6iの左右両側には、吹出し口6jと吸込み口6kを設け、吹出し口6jを保冷室2の左右一側に向けて開口し、吸込み口6kを左右他側に向けて開口している。
また、符号SE1は蒸発器6iの温度を検知する蒸発器温度センサで、膨張弁6gと蒸発器6iとの接合部近傍に設けている。SE2は保冷室2内の温度を検知する庫内温度センサで、保冷室2の吹出し口6jの近傍に設けている。なお、6mは凝縮器ファン、6nは蒸発器ファン、6pはアキュムレータである。
なお、図26には冷却装置6の冷却のサイクルについて示している。
また、図4に示すように、CPU内蔵のコントローラ48の入力側には、電源スイッチSW1、運転スイッチSW2、設定温度上げスイッチSW3、設定温度下げスイッチSW4、保温保冷切替スッチSW5、デップスイッチSW6、湿度切替スイッチSW7、防露ヒータ入切スイッチSW8、保温室用温度調節ダイヤル14、及び、蒸発器温度センサSE1、庫内温度センサSE2を接続している。なお、デップスイッチSW6は設定温度の上限及び下限を設定するスイッチである。
また、コントローラ48の出力側には、圧縮器6b、凝縮器ファン6m、蒸発器ファン6n、コードヒータ45及びデジタル表示部46aを接続している。
また、図5に示すように、冷却装置6の前面に操作パネル8を設けている。操作パネル8には、右側から左側にかけて冷房運転の開始あるいは停止をする運転スイッチSW2、保冷室2の高湿度運転モードあるいは低湿度運転モードに設定する湿度切替スイッチSW7、設定温度等を表示するデジタル表示部46a、設定温度上げスイッチSW3、設定温度下げスイッチSW4を設けている。
また、その横側方に防露ヒータ(図示省略)の入切用の防露ヒータ入切スイッチSW8を設けている。防露ヒータは保冷室2内及び左右開閉扉3,3の適所に内蔵されていて、防露ヒータ入切スイッチSW8を入切することにより、防露ヒータに通電したり通電を解除することができる。
次に、コントローラ48の制御内容について説明する。
運転中には蒸発器温度センサSE1及び庫内温度センサSE2がそれぞれ温度を検出し、検出庫内温度が例えば設定温度+3度Cになると、圧縮器6b、凝縮器ファン6m、蒸発器ファン6nが作動して冷房運転を開始する。また、検出庫内温度が例えば設定温度−3度Cになると、圧縮器6b、凝縮器ファン6mの駆動を停止し冷房運転を停止する。
また、湿度切替スイッチSW7が「低湿度」側に切り換えられているときには、圧縮器6bが停止すると、蒸発器6iが数分後に停止し、湿度切替スイッチSW7が「高湿度」側に切り換えられているときには、蒸発器ファン6nは常時回転し、蒸発器6iに付着した水分を得て高湿度の空気を保冷室2に送り込み室内を高湿度に保つ。
また、図1及び図2に示すように保冷庫1内には保温室11を設けている。この保温室11は外周部を断熱材13で被覆し、保冷室2の温度とは異なる室内温度に設定できるようにしている。保温室11は、断熱材13で覆っている外側箱体11aと、この外側箱体11aの前面開口部から出し入れできる上面開放の引出型箱体11bとで構成し、引出型箱体11bの前面にも断熱材13を張付け、保冷室2内の冷気を遮断している。
また、外側箱体11aの底板にヒータ12を埋設し、このヒータ12を必要に応じてヒータスイッチSW9によりON/OFF可能に構成し、保冷室2の温度から独立して保温室11の温度を温かく設定できるように構成している。また、引出箱体11bの前面には温度調節ダイヤル14を設け、ヒータ12の温度を高低に調節可能にしている。
前記構成によると、夏場は保冷室2の温度を5〜15度Cに保ちながら穀粒袋21により玄米の保冷保存をし、保温室11のヒータ12をOFFにし、保温室11の温度を保冷室2の冷気を利用して、野菜の保冷保存をする。また、冬場は保冷室2の温度を5〜15度Cに保ちながら玄米の保冷保存をし、保温室11のヒータ12をONし、保温室11の温度を保冷室2から独立した温かい温度に設定し、野菜を保存する。
特に冬場の寒冷地には保冷庫の周囲の外気温度が例えば0℃付近にまで低下すると保冷室2内の温度も設定温度にかかわらず低下する。すると、野菜を保冷室内に収容すると低温障害を受ける場合が生じる。そこで、保温室11のヒータ12をONし、外気温度の低下にかかわらず保温室12内をある程度の温度により保温する。すなわち、温度調節ダイヤル14により例えば保温室11の温度を5〜7度C程度に保つことにより、野菜の低温障害を防止しながら保存することができる。
また、保冷室2の左右一側下部に保温室11を配置し、この保温室11の左右幅と前後長さを、穀粒満杯状態の穀粒袋21の左右幅と前後長さと略同じに構成している。さらに、この保温室11の高さを穀粒満杯状態の穀粒袋21の高さと同じかあるいはその整数倍の高さに構成し、その上面を平坦面にし、穀粒袋21を段積み可能に構成している。
前記構成によると、保温室11の上部には穀粒袋21を段積みすることができ、保冷室2左右方向にも保温室11及び穀粒袋21を効率的に収納することができる。また、保温室11は引出式に構成しているので、野菜の出し入れを容易に行なうことができる。
次に、以下図6から図16にかけて穀粒袋21の積み込み装置を保冷庫に取り付けた構成について以下説明する。
まず、図6及び図7に基づき保冷庫1の棚17の移動装置について説明する。
保冷室2の左右両側部には前後一対からなる左右棚案内柱16,16を立設し、左右棚案内柱16,16に棚17を上下摺動自在に支持している。保冷室2の左右上部には左右吊り上げローラ18,18を設け、左右吊り上げローラ18,18に巻き架けたワイヤ19,19の一端を棚17の左右両側部に取り付け、上下モータ20,20のプーリにワイヤ19,19の他端を取り付け、棚17を上下動可能に構成している。
前記構成によると、棚17を下げた状態で穀粒袋21を積み込み、上下モータ20,20により上方へ移動することにより、保冷室2の上部への穀粒袋21の保管を楽にすることができる。
次に、図8及び図9に基づき保冷庫1の棚17の移動装置について説明する。
保冷室2の左右両側部に左右支柱ベース26a,26aを設け、左右支柱ベース26a,26aには、前後一対からなる左右支柱26,26の下部を左右方向の軸により支持し、左右支柱26,26の上部には上部棚17を左右方向の軸で枢支し、左右支柱26,26を前方に傾斜回動し上部棚17を前方下方に移動へ移動した状態、あるいは、左右支柱26,26を後方に起立回動し上部棚17を後側上方へ移動した状態に変更できるように構成している。
そして、上部棚17の後部にワイヤ19の先端を取り付け、ワイヤ19の中途部を保冷室2の後側上部のローラ27に巻き架け、保冷室2の後側下部に配置している上下モータ20,20のプーリにワイヤ19の基端側を連結し、左右支柱26,26を前後に回動し、上部棚17を上下に移動するように構成している。
前記構成によると、左右支柱26,26を前方へ傾斜回動し上部棚17を下げることにより、穀粒袋21を楽に積み込むことができ、左右支柱26,26を後方へ回動して直立状態とすることにより、穀粒袋21を保冷室2の上部で保管することができる。
次に、図10及び図11に基づき保冷庫1の棚17の移動装置について説明する。
保冷室2の左右両側部には前後一対からなる左右棚案内柱16,16を立設し、左右棚案内柱16,16に上下複数の棚17,17を上下摺動自在に支持している。保冷室2の左右上部には左右吊り上げローラ18,18を設け、左右吊り上げローラ18,18にワイヤ19,19の中間部を巻き架け、ワイヤ19,19の一端を上側の棚17に連結し、ワイヤ19,19の他端を下側の棚17に連結している。
前記構成によると、例えば6個の穀粒袋21,…を下側の棚17に積み込み、上側の棚17に3個の穀粒袋21,…を積み込み、左右棚案内柱16,16に沿って上側の棚17を持ち上げることにより、下側の棚17を下方に移動させながら上側の棚17を楽に上方へ移動することができる。なお、移動後は上側の棚17をストッパ22により係止しておく。
次に、図12及び図13について説明する。保冷室2の底部にすのこ31を載置し、すのこ31の上面をゆるやかな後下がりの傾斜面31aに構成している。前記構成によると、すのこ31の後下がりの傾斜面31aに穀粒袋21を載置することにより、穀粒袋21が左右開閉扉33側へ滑り落ちるのを防止し、左右開閉扉3,3の変形を防止することができる。
次に、図14及び図15に基づき穀粒袋21の上下移動装置について説明する。
保冷庫1の天井部左右両側には前後方向に沿った前後スライドレール33,33を設け、左右スライドレール34の左右ローラ34a,34aを前後スライドレール33に嵌合支持し、左右スライドレール34を前後方向に移動自在に構成している。この左右スライドレール34には移動体35のローラ35a,35a嵌合して、移動体35を左右に移動自在に支持している。この移動体35には上下モータ20を取り付け、ワイヤ36の先端に袋支持装置37を取り付け、上下モータ20のプーリにワイヤ36の基端側を取り付け、上下モータ20を巻き上げ回転あるいは巻き下げ回転することにより、ワイヤ36を上下動し、袋支持装置37を上下動するように構成している。
前記構成によると、ワイヤ36を巻き戻し袋支持装置37を下方に移動して穀粒袋21を載せ、上下モータ20の巻き上げ回転することによりワイヤ36を巻き上げ、穀粒袋21を楽に持ち上げることができる。また、移動体35を左右スライドレール34に沿って左右に移動すると共に、左右スライドレール34を前後スライドレール33に沿って前後に移動することにより、保冷室2の左右両側及び後方への穀粒袋21の積み込み作業を楽に行なうことができる。
また、図16に示すように、左右スライドレール34に移動体35をスライド自在に装着するにあたり、移動体35の下側ローラ35aを前後方向の軸35a1により軸支すると共に、左右スライドレール34側の水平面に沿ったレール34cでローラ35aを支持し、また、移動体35の上側のローラ35bを上下方向の軸35b1で軸支すると共に、左右スライドレール34側の上下方向に沿ったレール34dでローラ35bを支持すると、移動体35の左右移動を円滑に行なうことができる。
以上図6から図16にかけていくつかの形態の穀粒袋21の積み込み装置を保冷庫に設けることで、従来人手で穀粒袋21を多段に段積していたため、重い穀粒袋を持ち上げる重労働を軽減する事ができる。
次に、図17乃至図19に基づき保冷庫1の他の実施例について説明する。
保冷室2内の周辺部には保冷する野菜コンテナ41,…を包み込むようにフレーム42を配設し、このフレーム42は左右フレーム42a,42b、上フレーム42c及び前後フレーム42d,42eにより構成している。、これらフレーム42a,42b,42c,42d,42eの外周全面を透湿性のシート43により覆い、左右シート,上シート,前後シートで野菜コンテナ41の全外周部を覆っている。そして、ダクト40の吹出し口6jから冷気を吹き出し、透湿性のシート43により覆われている野菜コンテナ41、…の周囲に冷気をを循環させ、野菜コンテナ41に冷気が直接当たらないようにしながら保冷し、シート43の内部の湿気を透湿性の孔から外部に漏らし、シート43の内部で結露しないようにしている。
天井のダクト40の吹出し口6jから吹き出した冷気は、上シート43の上面を左側に向かって流れ、次いで、左シート43の外側を通って下方に流れ、次いで、底面のすのこ31に沿って右側に流れ、次いで、右シート43の外側を通って上方へ流れ、ダクト40の吸込み口6kから冷却装置6に還流する。
なお、シート43の前シートには左右開閉扉3,3に沿ってファスナを設け開閉可能に構成し、野菜コンテナ41の出し入れの際にはファスナを外して、野菜コンテナ41を出し入れする。また、前記フレーム42a,42b,42c,42eを珪藻土等の調湿材で構成したり、あるいは、フレームに調湿材を張付けると、調湿材の調湿効果によりシート43の内部を所定湿度で長期に維持しながら保冷することができる。
前記構成によると、野菜コンテナ41を透湿性のあるシート43により覆うことにより、野菜コンテナ41に冷気が直接当たらないので、野菜の局部的な過剰冷却を防止し、低温障害を防止することができる。また、シート43は透湿性であるので、シート43内にエチレンガスや湿気が滞留するようなこともなく、野菜類の鮮度を良好に保持することができる。
また、シート43を図20のように構成してもよい。野菜コンテナ41をシート43で覆うにあたり、シート43の開閉扉3に対向する前側だけにはシートを設けず開放状態としておき、シート43の左右シート,上シート,後シートで野菜コンテナ41の外周部を覆っている。そして、左右開閉扉3,3の裏面には左右シート及び上シートの前側端部と接触する部位にはマグネット等で接着機能のある接合シート43a,43aを設けている。しかして、左右開閉扉3,3の閉鎖時には、接合シート43a,43aが左右シート及び上シートの前側端部と接触して、シート43の前側部を閉鎖し、冷風遮断をするように構成している。
前側のシート43をファスナにより開閉する構成であると、保冷庫1に野菜類を出し入れする度に、ファスナを開閉する必要があり面倒である。しかし、前記構成によると、保冷室2の前側だけはシート43を設けず開放した構成とし、左右開閉扉3,3の裏面には接着機能のあるシート43a,43a設け、左右シート43,43及び上側シート43の端部と接着閉鎖することができ、野菜コンテナ41の出し入れ時の手間を省略しながら、保冷室2で野菜コンテナ41の鮮度を保持しながら保冷することができる。
次に、図21乃至図24に基づき保冷庫1の実施例について説明する。
保冷庫1の上部には冷却装置6を設け、保冷室2内の底板面にコードヒータ45を板面上全体に配設した保温ユニット板Hを設けている。そして、保冷室2の底板上に保温ユニット板Hを着脱自在に取り付け、冬場の保冷室2を暖房制御可能な農産物用の保温庫に変換できるように構成している。
保温ユニット板Hの着脱構成について説明すると、すのこ31と保冷室2の底板との間に保温ユニット板31を設け、保温ユニット板31は保冷室2内から外にスライドして出し入れできる構成としている。なお、コードヒータ45には図示しないが電源とカプラ等で着脱できる構成である。
前記構成によると、板状体にコードヒータ45を取り付けた保温ユニット板Hを構成し、保冷庫1の底板面に必要に応じて取り付けることにより、保冷室2の全スペースを保冷用あるいは保温用に変換することができる。なお、47は保冷庫1の電源コードである。
また、保冷室2の上方に操作部46を設けている。この操作部46には、電源スイッチSW1、保温保冷切替スイッチSW2、設定温度上げスイッチSW3、設定温度下げスイッチSW4を設けている。また、右開閉扉3の上面にはデジタル表示部46aを設け、温度調整表示、保冷室2内の温度表示及び除霜表示をするように構成している。
保温保冷切替スイッチSW2を「保冷」側に切り換えると、コントローラ48の指令により、冷却装置6を作動可能にすると共に、コードヒータ45を作動を停止し、また、「保温」側に切り換えると、冷却装置6を作動不能にすると共に、コードヒータ45を作動する。また、設定温度上げスイッチSW3及び設定温度下げスイッチSW4の操作により、保冷室2の設定温度を略5度C〜15度Cに変更することができ、デジタル表示部46aにはその設定温度が表示される。
冬期には保冷温度が下がり保冷中の貯蔵物が凍結したり、低温障害により腐敗し損傷したりする不具合が発生することがある。
前記構成によると、夏場には保温保冷切替スイッチSW2を保冷側に切り換え保冷モードになると、コントローラ48の指令により冷却装置6の圧縮器6b及び蒸発器ファン6nをONして冷却運転をする。また、冬場には低温貯蔵を中止し、保温保冷切替スイッチSW2を保温側に切り換え保温モードにすると、設定温度上げスイッチSW3及び設定温度下げスイッチSW4を操作して5度C〜15度Cの保温運転に切り換える。すると、コントローラ48の指令により、蒸発器ファン6n及びコードヒータ45をONにし、保温運転を行なうことがでる。
保温運転中には、天井部のダクト40の吹出し口6jから吹き出した循環風は、図21において、段積みされている野菜コンテナ41の上面を通って左側に流れ、次いで、野菜コンテナ41の左外側を通って下方に流れ、次いで、底板のすのこ31に沿って右側に流れる。このときに、コードヒータ45により循環風が温められ、温められた循環風は野菜コンテナ41の右外側を通って上方へ流れ、ダクト40の吸込み口6kから冷却停止中の冷却装置6に還流し、蒸発器ファン6nの回転により同様の循環が繰り返され、野菜コンテナ41は保温保存される。
また、保冷モードでは、運転中に蒸発器温度センサSE1及び庫内温度センサSE2によりそれぞれ温度を検出し、検出庫内温度が例えば「設定温度+α」になると、圧縮器6b、凝縮器ファン6m、蒸発器ファン6nが作動し冷房運転を開始し、また、検出庫内温度が例えば「設定温度−α」になると、圧縮器6b、凝縮器ファン6mの駆動を停止し冷房運転を停止する。
また、保温モードでは、運転中に前記蒸発器温度センサSE1及び庫内温度センサSE2がそれぞれ温度を検出し、検出庫内温度が例えば「設定温度+α」になると、コードヒータ45及び蒸発器ファン6nをOFFにし暖房運転を停止し、また、検出庫内温度が例えば「設定温度−α」になると、コードヒータ45及び蒸発器ファン6nをONにし暖房運転を開始する。
前記構成によると、冬場ではコードヒータ45で循環風を暖房しながら循環させて野菜コンテナ41,…を間接的に暖房するので、野菜コンテナ41,…内を定温定湿に維持し、野菜の過剰乾燥を防止しながら保温貯蔵することができる。
次に、図25について説明する。
保冷庫1の冷気循環経路におけるダクト40の吸込み口6kの下方にフィルタ55を着脱自在に取り付け、フィルタ55により循環空気の塵埃類を除去するように構成している。なお、フィルタ55を揺動自在に取り付け、付着した塵埃類をフィルタ55の振動により除去するようにしてもよい。
また、フィルタ55の下手側には例えば風量センサ等の詰まり検出手段56を設け、詰まり検出手段56が基準値以上の詰まりを検出すると、コントローラの指令によりブザー等の警報手段が作動するように構成している。
前記構成によると、冷却装置6の蒸発器6iへの塵埃類の付着を防止することができる。蒸発器6iに塵埃類が付着すると、塵埃類がドレン水に混入し、ドレンが詰まるという不具合が発生するが、このような不具合を防止することできる。また、フィルタ55が詰まると、警報手段が作動するので、フィルタ55の目詰り知ることができ、フィルタ55の目詰りを防止し、冷却不良を防止することができる。
保冷庫の開放状態を示す正面図。 保冷庫の切断側面図。 冷却装置の平面図。 制御ブロック図。 操作部の正面図。 保冷庫の一部省略した正面図。 保冷庫の一部省略した側面図。 保冷庫の一部省略した正面図。 保冷庫の一部省略した側面図。 保冷庫の一部省略した正面図。 保冷庫の一部省略した側面図。 保冷庫の一部省略した側面図。 保冷庫の正面図。 保冷庫の一部省略した正面図。 保冷庫の切断側面図。 保冷庫の上部の側面図。 保冷庫の左右開閉扉を開放した正面図。 保冷庫の切断側面図。 保冷庫の切断平面図。 (A)保冷庫の上部の正面図。
(B)保冷庫の切断平面図。
保冷庫の正面図。 保冷庫の側面図。 保冷庫の底面図。 保冷庫の正面図。 保温ユニットを示す平面図 保冷庫の冷却サイクルを示す図
符号の説明
1 保冷庫
2 保冷室
3 開閉扉
6 冷却装置
21 穀粒袋
45 保温装置
SW5 保温保冷切替手段

Claims (2)

  1. 内部に単一の保冷室(2)の形成されている保冷庫(1)の前面開口部を左右開閉扉(3,3)により開閉可能に構成し、保冷庫(1)には保冷室(2)冷却用の冷却装置(6)と保冷室(2)保温用の保温装置(45)を設け、前記冷却装置(6)を作動させる保冷モードと前記保温装置(45)を作動させる保温モードを選択することのできる保温保冷切替手段(SW5)を設けたことを特徴とする保温室付き保冷庫。
  2. 前記保温装置(45)の埋設されている所定面積の板状体により保温ユニット板(H)を構成し、前記保冷室(2)の底部に保温ユニット板(H)を着脱自在に取り付けることを特徴とする請求項1記載の保温室付き保冷庫。
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