JP4559608B2 - 低温貯蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば玄米、白米等の穀類と、野菜、果実等を1キャビネットタイプの貯蔵庫内に低温貯蔵する低温貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で使用する各種食品を貯蔵する貯蔵庫として小型冷蔵庫を用いることがあるが、この冷蔵庫にあっては内部が小部屋に仕切られており、しかも収容できる容積が狭い関係から、玄米紙袋や野菜類を多量に低温貯蔵できない欠点がある。
【0003】
こうした不具合を解消すべく穀類と野菜とを夫々別個に収容して低温貯蔵する装置が特開平10−73359号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に記載されたものは一室は穀類専用、他室は野菜専用として貯蔵室の用途が限定して使用される形態のため、夏場になって穀類の貯蔵量が半分程度になり貯蔵室内に空いたスペースが生じても冷却温度域や庫内湿度の違いにより、野菜類をその空いたスペース内に貯蔵することができないという不具合があった。
【0005】
この発明は、このような不具合を解消するために提案するものであって、特に貯蔵室内に区切られた任意の室に穀類と野菜類とを貯蔵でき、例えば2室に貯蔵室が区切られた場合、一方の貯蔵室の貯蔵量が半分程度になったときは、貯蔵物を入れ替えることにより貯蔵庫の貯蔵室内のスペースの有効活用が図れる低温貯蔵庫を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明では、断熱筺体で形成されたキャビネット(3)本体の前面を開口部(2)とした左右2室の貯蔵室(5,6)を設け、これら各貯蔵室(5,6)に夫々開閉扉(7,8)を設けるとともに、左右の貯蔵室(5,6)の一方の貯蔵室(5)の容積を他方の貯蔵室(6)の容積よりも大きく構成し、このキャビネット(3)本体上部には冷却装置(30)を取り付け、該冷却装置(30)は、圧縮機(52)と、冷媒を凝縮する凝縮器(54)と、凝縮器ファン(70)と、冷媒を膨張させる左貯蔵室用の膨張弁(60L)と右貯蔵室用の膨張弁(60R)と、冷媒を気化する左貯蔵室用の蒸発器(66L)及び右貯蔵室用の蒸発器(66R)と、左貯蔵室用の蒸発器ファン(68L)及び右貯蔵室用の蒸発器ファン(68R)と、凝縮器(54)で凝縮した冷媒を左右貯蔵室用の膨張弁(60L,60R)に供給するための電磁弁(62L,62R)とを設け、冷却装置(30)の前部には前記左右2室の貯蔵室(5,6)それぞれの冷却運転の開始又は停止を決める運転スイッチ(34,34)と前記左右2室の貯蔵室(5,6)それぞれ高湿度か低湿度かに切り替える湿度切替スイッチ(33,33)を設け、左右両貯蔵室(5,6)の設定温度をそれぞれ略2℃〜略20℃に設定する温度調節部(22)を設け、左右2室の貯蔵室(5,6)のいずれかの運転スイッチ(34)により冷却運転を停止させると、停止させた側の電磁弁(62L,62R)が作動し、膨張弁(60L,60R)に冷媒が供給されない構成とし、かつ停止させた側の蒸発器ファン(68L,68R)を停止する構成とし、左右2室の貯蔵室(5,6)いずれかが冷却中の場合には圧縮機(52)と凝縮器ファン(70)を運転し、冷却装置(30)の基盤(50)の底面には左貯蔵室用の蒸発器(66L)を挟んで吹出口(72)と吸込口(73)を設け、右貯蔵室用の蒸発器(66R)を挟んで吹出口(75)と吸込口(74)を設け、前記左貯蔵室用の吹出口(72)と吸込口(73)及び前記右貯蔵室用の吹出口(75)と吸込口(74)は、左右2室の貯蔵室(5,6)内と連通し、冷気を左右2室の貯蔵室(5,6)内それぞれで循環させる構成としたことを特徴とする食品用の低温貯蔵庫とする。
【0007】
【0008】
【作用】
穀類や野菜を貯蔵庫に一時的に低温貯蔵して保管するときには、各室5,6の開閉扉7,8を開けて例えば玄米が収容されている玄米袋等をいずれかの室に積み重ねた状態で収容する。一方、野菜類は使用していない別の室に収容し、収容後はいずれの室5,6も開閉扉7,8を閉じて電源を入れ、運転を開始する。同時に各室5,6の温度を設定し、例えば、玄米であれば10℃乃至20℃程度の温度、望ましくは12℃程度に設定し、野菜類はその種類に応じて玄米の場合よりも低い2℃乃至10℃程度の温度に設定する。
【0009】
運転を開始するとキャビネット本体3上部に設置した冷却装置30によって冷気が天井の吹出口から貯蔵庫の室内に吹き出され、各室5,6に収容されている穀類及び野菜類を冷やし、これら被貯蔵物を所定の水分値に維持しながら低温貯蔵する。
【0010】
【発明の効果】
請求項1の発明は、左側貯蔵室(5)だけ、あるいは右側貯蔵室だけの運転を行なうこともできれば、左右両貯蔵室(5,6)の同時運転もできるものであって、その選択を作業者が行なうことができる。
【0011】
【0012】
又、各貯蔵室(5,6)とも、設定温度が略2℃〜略20℃に設定されたり、高湿度と低湿度とを任意に切り換えられるものであるから、全ての室(5,6)の温度を同一にして穀類だけ、あるいは野菜類だけを収容したり、あるいは各室(5,6)毎に異なる温度及び湿度に設定して穀類と野菜類とを別々に低温貯蔵することもでき、低温貯蔵庫としての適応性が大幅に向上する特徴を有するものである。
又、左右両貯蔵室(5,6)の温度及び湿度の設定を変更して穀類と野菜類とを入れ替えて貯蔵することができる。
又、穀類と野菜類の量の多いほうを大きな貯蔵室に貯蔵し、量の多いほうが変わったら入れ替えることができ、空きスペースの無駄を乗じる不具合が少ない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。まず、構成について説明すると、低温貯蔵庫1は前面に開口部2を有する断熱筺体で形成されたキャビネット本体3を備え、このキャビネット本体3は断熱仕切板4によって左右に2分割されている。この実施例では仕切板4を固定式としたが、横方向に移動調節できる形態としても良い。また、分割形成された2室5,6には夫々開閉扉7,8が設けられ、正面から見て左側の室5の開閉扉7は観音開き式に構成され、右側の室6の開閉扉8は右側隅部に設けたヒンジ(図示省略)によって開閉自在に支持している。なお、この実施例では左側の室5の容積は略1500リットルで、右側の室6の容積は略900リットルに設定している。符号9,10は各扉7,8の取手である。また、各室5,6の左右両側部及び後部には複数個の荷摺ポスト14、14…が上下方向に沿わせて設けられ、被貯蔵物が左右方向一側にずれても壁面と被貯蔵物との間に一定の空間が形成され、冷気が循環できるようにしている。各室5,6の底部には水抜き穴15,16が設けられ、左右方向に延設した排水管17,18を介して室内に溜まった水を貯蔵庫1外に排出できるようにしている。この水抜き穴15,16は通常はキャップ20,20によって蓋がされている。なお、符号11はキャスタ、12は貯蔵庫の底に敷くスノコ、13は貯蔵庫1を固定するためのネジである。
【0014】
前記開閉扉7,8の前面右上部には室内温度を表示したり調節したりする温度表示・調節部22、22が夫々設けられている。この温度表示・調節部22は左室右室とも全く同一の機能を有するもので、図8に示すように、温度上昇スイッチ24と温度下降スイッチ25からなる温度設定部と、液晶もしくは7セグメント表示器28からなる温度表示部とからなる。これらスイッチ24,25を用いた温度設定は1℃単位で設定変更が可能で、左右の温度表示・調節部22,22とも略2℃〜略20℃の範囲で調節が行なえる。前記スイッチ24,25を用いて温度設定を行なった場合には、数秒間だけ温度表示部が設定温度数値の点滅を繰り返す。同図において符号26は冷却運転中に点灯する表示ランプ、27は除霜中に点灯する表示ランプである。図1に示す符号29、29は各扉に形成された鍵穴で、共通のキーを用いて施錠できる構成としている。
【0015】
また、キャビネット本体3の上部には1ユニットタイプの冷却装置30が着脱自在に取り付けられている。冷却装置30自体の詳細構造は後述するが、その横幅A(図2参照)は、左側貯蔵室5の室内横幅B(図1参照)よりも小さく、このため、貯蔵庫1を出荷する際にはこの冷却装置30を貯蔵室内に収容した状態で梱包・出荷することができ、輸送コストを引き下げることもできる特徴を有する。
【0016】
図1、図2に示すように冷却装置30の前部には、この貯蔵庫1の制御盤32が設けられている。制御盤32には図9に示すように左右の室5,6を高湿にするか低湿にするかの運転モードを決定する湿度切替スイッチ33,33と、冷却運転の開始、あるいは停止を決める運転スイッチ34,34が夫々設けられており、それらの横には防露ヒータ31(図14参照)の入切を行なう1個の防露ヒータスイッチ36が設けられている。防露ヒータ自体はキャビネット本体3と各開閉扉7,8の適所に内蔵されており、この1個の防露ヒータスイッチ36を入切することによって防露ヒータ31に通電したり、通電を解除したりすることができる。
【0017】
上述の説明から明らかなように、この実施例における貯蔵庫1は左側貯蔵室5だけ、あるいは右側貯蔵室6だけの運転を行なうこともできれば、左右両室5,6の同時運転もできるものであって、その選択は作業者に任されている。なお、前記操作盤32の外側は化粧板38で覆われていて常態においては外から見えないようになっており、運転操作を行なうときだけこれを外して、あるいは回動させて操作部を視認できるようにしている。そして、この実施例では化粧板38の正面の幅は左右の貯蔵庫の横幅に対応させて分割する構成としている。図1に示すように電源スイッチ40は化粧板38に形成したき切欠部41に臨み、化粧板38を外さずに入切操作できるものである。
【0018】
次に図10に示す平面図、図11に示すブロック図に基づいて冷却装置30の具体的構成を説明する。基盤50の左右方向一側(図例では右)には圧縮機52が設置され、基盤50の前部に配置された凝縮器54と前記圧縮機52とは配管53で接続される。
【0019】
凝縮器54にて凝縮された冷媒はストレーナ56及び配管57を介して分配弁58に入り、この分配弁58により冷媒を左右2つに分配させて左室用と右室用の膨張弁60L,60Rに送り込む。冷媒の膨張弁60L,60Rへの送り出し作用は分配弁58内に組み込まれた電磁弁62L,62Rにて行なわれ、この電磁弁62L,62Rは前記運転スイッチ34,34と連動されており、左右いずれかの運転スイッチ34を押すと押した側の電磁弁62L(あるいは62R)がONされて冷媒が同じ側の膨張弁60L(あるいは60R)に入るようにしている。膨張弁60L,60Rは細い配管63、63で構成され、ここで減圧されて気化しやすい状態にされ、それらの端部は左右の蒸発器66L,66Rに接続され、蒸発器66L,66Rで気化されるときに周囲の温度を下げ、このとき生じた冷気を貯蔵室5,6内に送り込むようにしている。なお、左側の蒸発器66Lの容積は右側の蒸発器66Rより大きく、従って、蒸発器ファン68L,68Rも左側用は2個、右側用は1個のファンを用いる構成としている。
【0020】
前記基盤50の底面には左室用蒸発器66Lを挟んでその左右には吹出口72と吸込口73が設けられ、右室用蒸発器66Rも同様にそれを挟んで吸込口74と吹出口75が設けられている。これらの各吸込口73、74と吹出口72,75は各貯蔵庫の室5,6内と連通しており、図4、図6に示すように冷気が仕切板4を挟んで矢印で示す方向に強制循環するようにしている。これらの図から明らかなように左側ダクト76と右側ダクト77の吹出し方向は冷気の強制循環を促進するために仕切板4に対して略対称となる関係に設定している。
【0021】
しかも、この実施例における貯蔵庫の冷却速度(無負荷プルダウン)は左右で略同一にしており、このため、左右両室5,6の設定温度を同一にして運転スイッチ34,34を同時に押して運転を開始すると、所定時間後には両室5,6の温度は略等しくなるようにしている。図10において、符号64L,64Rは前記蒸発器66L,66Rの温度を感知する蒸発器温度センサで、両センサ64L,64Rとも膨張弁60L,60Rと蒸発器66L,66Rとの接合部付近に設けられている。65L,65Rは貯蔵室5,6内の温度を感知する庫内温度センサで、これらの庫内温度センサ65L,65Rは前記吸込口73,74の前後中間部に臨ませて設けられている。符号70は凝縮器ファン、71はアキュムレータである。
【0022】
図12は圧縮機52と蒸発器ファン68との関係を示すものである。運転モードを選択する湿度切替スイッチ33を高湿側にすると、貯蔵室内の温度が所定温度に達したときに圧縮機52は駆動を停止するが蒸発器ファン68は常時回転するようにしている。この高湿モードは野菜のように過度の乾燥を嫌う貯蔵物の低温貯蔵に有効である。一方、前記湿度切替スイッチ33を低湿側に切替えると圧縮機52の駆動停止後、数分程度の所定時間Tをあけて蒸発器ファン68も駆動を停止する。
【0023】
図13は、前記圧縮機52、凝縮器ファン70、電磁弁62等の機器類を制御する制御系の構成を説明したブロック図であるが、これらの制御はCPUを有するコントローラ80の指令によって行なわれる。このコントローラ80の入力部には、庫内温度センサ65L,65R、蒸発器温度センサ65L,65R、温度設定用のスイッチ24,25、運転スイッチ34,34、湿度切替スイッチ33,33及びディップスイッチ44が接続されている。ディップスイッチ44は前記スイッチ24,25で設定された設定温度に対する上・下限の許容範囲を変更するものである。
【0024】
一方、コントローラ80の出力側には、圧縮機52、凝縮器ファン70、電磁弁62L,62R、蒸発器ファン68L,68R等の制御機器類と温度表示器28,28が接続されている。このような制御系を有する冷却装置の特徴的作用を説明すると、運転中、庫内温度センサ65L,65Rが検出した室内温度が、設定温度+3℃(ディップスイッチ44操作で+1℃〜+3℃に変更可能)になると、圧縮機52、凝縮器ファン70、蒸発器ファン68L,68Rが運転を開始し、反対に前記庫内温度センサ65L,65Rが検出した温度が、設定温度−3℃(ディップスイッチ44操作で−1℃〜−3℃に変更可能)になると、圧縮機52、凝縮器ファン70が運転を停止し、電磁弁62L,62Rも切りの状態になり、該当する貯蔵室内の冷却を停止する。湿度切替スイッチ33が「低湿」側に切替えられているとき、圧縮機52が停止すると蒸発器ファン68L,68Rも数分後に停止することは既に説明したが、電源スイッチ40と温度設定部のスイッチを同時に押せばこの遅れ時間を変更することもできる。
【0025】
湿度切替スイッチ33が「高湿」側に切替えられているときは蒸発器ファンは常時回転しており、蒸発器に付着した水分を得て高湿の空気を室5,6内に送り込んで室5,6内を高湿に保つ。左室5または右室6のいずれかが冷却中の場合には、圧縮機52と凝縮器ファン70は常時運転を継続している。
【0026】
蒸発器66L,66Rに付着した霜を取るために、2時間(電源スイッチ40と温度設定部のスイッチを同時に押せばこの時間を変更することもできる。)に1度、5分間だけ圧縮機52と凝縮器ファン70を強制停止し、蒸発器ファン68L,68Rだけは運転を継続させて霜取りを継続する。圧縮機52停止後、5分を経過した時点で蒸発器温度センサ64L,64Rが+5℃以上を検知していないときは霜取りを継続する。また、いずれかの貯蔵室5,6の温度が+5℃未満の場合には、該当する室5,6内側だけ霜取りを行なう。霜取りが行なわれているときは除霜中の表示ランプ27が点灯する。
【0027】
左右いずれの場合にあっても運転スイッチ34を停止させると、停止させた側の電磁弁(64Lまたは64R)がOFF状態となり、蒸発器ファン(68Lまたは68R)も運転を停止すると共に温度表示部22の表示器28が消灯する。なお、各温度センサ64L,64R,65L,65Rが断線したり、異常値を検出した場合には温度表示部に例えば「E1」等の異常表示をする。
【0028】
最後に、図14の回路について簡単に説明すると、各貯蔵室内には庫内を照らす庫内灯46,46が設けられており、開閉扉7,8を開けるとスイッチ48がONして点灯、閉めるとOFFになって消灯するように構成している。上例において、例えば貯蔵庫に貯蔵する穀類の量が野菜類の量より多い場合には、図4に示すように左側の室5に玄米が収容されている玄米袋Sを積み重ねておき、右側の室6に袋入りあるいは箱入りの野菜を容器Vごと積み重ねる。
【0029】
この状態で電源スイッチ40をONにし、運転スイッチ34、34を同時にONにする。さらに、温度表示・調節部22,22の温度上昇スイッチ24または温度下降スイッチ25を適宜操作して各室5,6の設定温度を決める。運転スイッチ34、34のON操作によって電磁弁がONとなり、庫内温度センサ65が設定温度+3℃以上となると、冷却機30の圧縮機52が作動を開始し、さらに蒸発器ファン68L,68Rの作動によって冷気が各室5,6内に送り込まれ(図4の矢印参照)、穀類の場合にあっては12℃前後に、また野菜類の場合にあっては2℃〜10℃の範囲で高湿度の状態に保持される。
【0030】
なお、貯蔵する貯蔵物が前述の場合とは逆に、野菜類の方が穀類の量より容積的に多い場合には、図6に示すように、左側の室5に野菜類の容器Vを入れ、右側の室6に玄米袋S等を入れて低温貯蔵を行なう。上記実施例では、貯蔵庫に2つの貯蔵室を形成したが、この発明は、この実施例の構成に限定されるものではなく、3つ、あるいはそれ以上に貯蔵室を形成してもよく、いずれの場合にあっても温度調節部と温度表示部は室数と同数だけ設ける構成とするとともに、さらに室数と同数の運転スイッチ、電磁弁、膨張弁、蒸発器を設け、前記電磁弁の切替えにより1つの凝縮器から各膨張弁に冷媒を送り出す構成とすればコストを掛けずにもっと大型の貯蔵庫にも適用ができるものである。
【0031】
また、各開閉扉に温度表示部、温度調節部だけでなく湿度切替スイッチや運転スイッチを設ける構成とすれば操作部が集約されて一層使い勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】低温貯蔵庫の正面図である。
【図2】低温貯蔵庫の平面図である。
【図3】低温貯蔵庫の側面図である。
【図4】開閉扉を取り除いた低温貯蔵庫の正面図である。
【図5】図4の平断面図である。
【図6】開閉扉を取り除いた低温貯蔵庫の正面図である。
【図7】図6の平断面図である。
【図8】温度表示調節部の正面図である。
【図9】制御盤の正面図である。
【図10】冷却装置の平面図である。
【図11】冷却装置の構成を簡略に説明したブロック図である。
【図12】タイムチャートである。
【図13】制御系のブロック図である。
【図14】電気回路図である。
【符号の説明】
1 低温貯蔵庫
3 キャビネット本体
4 仕切板
5 左室
6 右室
7 開閉扉
8 開閉扉
9 取手
10 取手
14 荷摺ポスト
22 温度表示調節部
24 温度上昇スイッチ
25 温度下降スイッチ
30 冷却装置
52 圧縮機
54 凝縮器
60 膨張弁
62 電磁弁
66 蒸発器
68 蒸発ファン
70 凝縮器ファン
Claims (1)
- 断熱筺体で形成されたキャビネット(3)本体の前面を開口部(2)とした左右2室の貯蔵室(5,6)を設け、これら各貯蔵室(5,6)に夫々開閉扉(7,8)を設けるとともに、左右の貯蔵室(5,6)の一方の貯蔵室(5)の容積を他方の貯蔵室(6)の容積よりも大きく構成し、
このキャビネット(3)本体上部には冷却装置(30)を取り付け、
該冷却装置(30)は、圧縮機(52)と、冷媒を凝縮する凝縮器(54)と、凝縮器ファン(70)と、冷媒を膨張させる左貯蔵室用の膨張弁(60L)と右貯蔵室用の膨張弁(60R)と、冷媒を気化する左貯蔵室用の蒸発器(66L)及び右貯蔵室用の蒸発器(66R)と、左貯蔵室用の蒸発器ファン(68L)及び右貯蔵室用の蒸発器ファン(68R)と、凝縮器(54)で凝縮した冷媒を左右貯蔵室用の膨張弁(60L,60R)に供給するための電磁弁(62L,62R)とを設け、
冷却装置(30)の前部には前記左右2室の貯蔵室(5,6)それぞれの冷却運転の開始又は停止を決める運転スイッチ(34,34)と前記左右2室の貯蔵室(5,6)それぞれ高湿度か低湿度かに切り替える湿度切替スイッチ(33,33)を設け、
左右両貯蔵室(5,6)の設定温度をそれぞれ略2℃〜略20℃に設定する温度調節部(22)を設け、
左右2室の貯蔵室(5,6)のいずれかの運転スイッチ(34)により冷却運転を停止させると、停止させた側の電磁弁(62L,62R)が作動し、膨張弁(60L,60R)に冷媒が供給されない構成とし、かつ停止させた側の蒸発器ファン(68L,68R)を停止する構成とし、左右2室の貯蔵室(5,6)いずれかが冷却中の場合には圧縮機(52)と凝縮器ファン(70)を運転し、
冷却装置(30)の基盤(50)の底面には左貯蔵室用の蒸発器(66L)を挟んで吹出口(72)と吸込口(73)を設け、右貯蔵室用の蒸発器(66R)を挟んで吹出口(75)と吸込口(74)を設け、前記左貯蔵室用の吹出口(72)と吸込口(73)及び前記右貯蔵室用の吹出口(75)と吸込口(74)は、左右2室の貯蔵室(5,6)内と連通し、冷気を左右2室の貯蔵室(5,6)内それぞれで循環させる構成としたことを特徴とする食品用の低温貯蔵庫。
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