JPH11125485A - 農産物貯蔵庫 - Google Patents

農産物貯蔵庫

Info

Publication number
JPH11125485A
JPH11125485A JP30785097A JP30785097A JPH11125485A JP H11125485 A JPH11125485 A JP H11125485A JP 30785097 A JP30785097 A JP 30785097A JP 30785097 A JP30785097 A JP 30785097A JP H11125485 A JPH11125485 A JP H11125485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
compartment
frozen
agricultural product
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30785097A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Miyatake
義邦 宮武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shizuoka Seiki Co Ltd filed Critical Shizuoka Seiki Co Ltd
Priority to JP30785097A priority Critical patent/JPH11125485A/ja
Publication of JPH11125485A publication Critical patent/JPH11125485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】一つの貯蔵庫で農産物と冷凍貯蔵物を同時に貯
蔵できて使い勝手を向上させ得る農産物貯蔵庫を提供
し、また、使い勝手を向上させ得ると共に貯蔵庫内のス
ペースを有効活用し得る農産物貯蔵庫を提供する。 【解決手段】容積が800〜2000リットルの貯蔵庫
を有し、貯蔵庫内に少なくとも農産物を貯蔵し得る農産
物貯蔵庫であって、貯蔵庫内に農産物を低温貯蔵し得る
冷蔵室と冷凍貯蔵物を冷凍貯蔵し得る冷凍庫とが備えら
れていることを特徴とする。冷蔵室は温度が5〜15°
Cに設定され冷凍室は温度が−20°C以下に設定され
る。また、冷蔵室は高湿及び低湿に択一的に設定し得る
と共に、その容積が400〜1500リットルに設定さ
れ、冷蔵室と冷凍庫は貯蔵条件がそれぞれ別々に設定し
得ると共にそれぞれ独立して運転される。さらに、冷凍
室は貯蔵庫に対して出し入れ可能に配設され、その容積
が冷蔵室の容積より小さく設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば米等の農産
物の貯蔵と冷凍食品等の冷凍貯蔵物の貯蔵を一つの貯蔵
庫で長期間安定的に行い得る農産物貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農産物としての米を長期間安定貯
蔵するために、米専用の各種の低温貯蔵庫が使用されて
いるが、これらの低温貯蔵庫は、その容積が400リッ
トル程度から6000リットル程度に設定されている。
また、厨房機器として冷蔵と冷凍の両機能を備えた家庭
用の冷蔵庫も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米専用
の低温貯蔵庫にあっては、貯蔵物としての多量の米を貯
蔵し得るものの、貯蔵物が米に特定化され他の農産物や
冷凍食品等の貯蔵物を貯蔵することができず使い勝手が
劣るという問題点があり、また、厨房機器としての冷蔵
庫にあっても、貯蔵し得る一般食品や冷凍食品の貯蔵量
が比較的少量であると共に、貯蔵物が食品に特定化さ
れ、他の貯蔵物を貯蔵することができず使い勝手が劣る
という問題点があった。
【0004】また、稲作を行う一般的な農家において、
冷凍食品が広く普及した昨今、冷凍食品の使用が急増し
ているが、この冷凍食品を長期間貯蔵するためには、米
を貯蔵する米専用の低温貯蔵庫とは別個に冷凍庫を購入
して貯蔵する必要がある。そのため、農家への経済的負
担が増すと共に、米の消費により低温貯蔵庫内に空きス
ペースが生じた場合であっても、このスペースを有効活
用することが困難であるという問題点があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、請求項1ないし4記載の発明の目的は、一つの
貯蔵庫で農産物と冷凍貯蔵物を同時に貯蔵できて使い勝
手を向上させ得る農産物貯蔵庫を提供することにあり、
また、請求項5記載の発明の目的は、請求項1ないし4
記載の発明の目的に加え、貯蔵庫内のスペースを有効活
用し得る農産物貯蔵庫を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、容積が800
〜2000リットルの貯蔵庫を有し、貯蔵庫内に少なく
とも農産物を貯蔵し得る農産物貯蔵庫であって、貯蔵庫
内に農産物を低温貯蔵し得る冷蔵室と冷凍貯蔵物を冷凍
貯蔵し得る冷凍庫とが備えられていることを特徴とす
る。
【0007】このように構成することにより、貯蔵庫内
に設けられた冷蔵室内には、例えば米等の農産物を収納
して低温貯蔵し、冷凍室内には冷凍食品等の冷凍貯蔵物
を収納して冷凍貯蔵する。これにより、一つの貯蔵庫
に、例えば年間消費量に相当する量の米(農産物)と所
定量の冷凍貯蔵物を、800〜2000リットルの貯蔵
庫内に同時に貯蔵することができて、農産物貯蔵庫の使
い勝手が向上する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、冷蔵室内の
温度が5〜15°Cに設定され、冷凍室内の温度が−2
0°C以下に設定され得ることを特徴とする。このよう
に構成することにより、貯蔵庫内の冷蔵室に5〜15°
Cという最適条件で米を低温貯蔵できると共に、冷凍室
内に冷凍貯蔵物を適切な条件で冷凍貯蔵でき、米と冷凍
貯蔵物の長期に亘る安定貯蔵が可能になる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、冷蔵室が高
湿及び低湿に択一的に設定し得ると共に、その容積が4
00〜1500リットルに設定されていることを特徴と
する。このように構成することにより、冷蔵室を低湿に
設定すれば、例えば年間消費量に略相当する量の米等の
貯蔵が可能になり、また高湿に設定すれば野菜等の農産
物を乾燥させることなく貯蔵することができ、冷蔵室内
に複数種の農産物を所定量択一的に貯蔵できて、農産物
貯蔵庫の使い勝手が一層向上する。
【0010】また、請求項4記載の発明は、冷蔵室と冷
凍庫の貯蔵条件をそれぞれ別々に設定し得ると共に、そ
れぞれ独立して運転可能であることを特徴とする。この
ように構成することにより、農産物を貯蔵する冷蔵室は
農産物に適した条件で、また冷凍貯蔵物を貯蔵する冷凍
室は冷凍貯蔵物に適した条件でそれぞれ貯蔵でき、農産
物と冷凍貯蔵物が互いに悪影響を受けることなく同時に
貯蔵され、農産物貯蔵庫の使い勝手が一層向上する。
【0011】また、請求項5記載の発明は、冷凍室が貯
蔵庫に対して出し入れ可能に配設されると共に、その容
積が冷蔵室の容積より小さく設定されていることを特徴
とする。このように構成することにより、冷凍室を貯蔵
庫内から取り出すと貯蔵庫全体を冷蔵室として農産物を
貯蔵でき、また農産物の消費により貯蔵庫内の農産物の
量が少なくなった場合は、貯蔵庫内に冷凍室を入れて冷
凍貯蔵物を貯蔵でき、農産物貯蔵庫の使い勝手が一層向
上すると共に、農産物貯蔵庫内のスペースの有効活用が
図れる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図7は、本発
明に係わる農産物貯蔵庫の一実施例を示し、図1がその
正面図、図2が図1のA−A線矢視断面図、図3が扉を
開けた状態の正面図、図4が冷凍室の斜視図、図5がそ
の扉を開けた状態の一部破断した斜視図、図6がその側
面断面図、図7が農産物貯蔵庫の回路図である。
【0013】図1〜図3において、農産物貯蔵庫1は、
前面に開口部3を有する直方体形状の筐体2を有し、こ
の筐体2の開口部3には、筐体2の左右両側壁の前端上
下部に設けられた図示しない蝶番によって、一対の扉
4、5が観音開き式に開閉可能に設けられている。扉
4、5の反回転軸側の前面には、取手6、7が固定され
ている。
【0014】筐体2は、例えばその外形寸法がW=15
40mm、H=1810mm程度に設定されて、その内
部には所定の容積を有する貯蔵庫8が形成されている。
この貯蔵庫8内には、左右方向の略左半分に冷蔵室9が
形成され、略右半分に冷凍室10が形成されている。冷
蔵室9は、その上部に冷却装置11が設けられると共
に、上壁内面には冷却装置11の冷風を、図3の矢印イ
の如く冷蔵室9内に案内供給する風向板12が設けられ
ている。冷却装置11の前面には、後述するLEDや各
種スイッチ等が配設された操作盤13が設けられてい
る。
【0015】また、冷蔵室9は、その左側面及び後側面
に貯蔵物としての玄米袋Fの側面への接触を防止する荷
摺り柱14が、上下方向でかつ側面から突出する状態で
固定されると共に、床面上には簀の子15(図3参照)
が載置されている。なお、冷蔵室9の容積は、日本の標
準家庭が年間に消費する米の量と若干の縁故米が貯蔵で
きる概略400〜1500リットル(3俵〜10俵程
度)に設定されており、例えば30Kg入りの玄米袋F
が複数段(図3で6段)積み重ねられた状態で収納され
る。そして、この玄米袋Fが図3の矢印イ及び矢印ロの
如く冷蔵室9内を循環する冷気で冷却されて低温貯蔵さ
れることになる。
【0016】一方、冷凍室10は、図4〜図6に示すよ
うに、略箱状の筐体17を有し、この筐体17の前面の
開口部18には扉19が片開き式に開閉可能に設けら
れ、この扉19の上部には取手20が設けられている。
筐体17の内部には複数の棚21が水平状態で図5の矢
印ニ方向に脱着可能に配設されている。この冷凍室10
は、その容積が100〜300リットル程度に設定さ
れ、内部の棚21上には、例えば合成樹脂によって成型
された複数の容器22が出し入れ可能に載置されてお
り、この容器22内に冷凍貯蔵物としての冷凍食品Rが
収納されて冷凍貯蔵される。
【0017】また、冷凍室10の開口部18の上部には
操作盤23が設けられると共に、後面下部には冷却装置
24(図6参照)が設けられている。そして、この冷凍
室10は、貯蔵庫8内に固定されることなく、図2の矢
印ハ方向に出し入れ可能に配設されている。なお、貯蔵
庫8(冷蔵室9)及び冷凍室10の壁及び扉4、5、1
9は、その内部に断熱材が収容された断熱構造となって
おり、また、農産物貯蔵庫1の底壁には、農産物貯蔵庫
1の設置時や移動時に使用するキャスター25が取り付
けられている。
【0018】図7は、上記農産物貯蔵庫1の回路図を示
している。以下、これについて説明する。農産物貯蔵庫
1は、冷蔵室9を作動し得る冷蔵室作動回路27と、冷
凍室10を作動し得る冷凍室作動回路28を有してい
る。冷蔵室作動回路27は、上記冷却装置11を構成す
る圧縮器29、PCTスタータ30、OLR31、凝縮
器用ファンモータ32、蒸発器用ファンモータ33及び
ヒータ34と、制御回路35等を有している。
【0019】制御回路35には、冷蔵室9内の温度を表
示する数字表示器36と、霜取り時に点灯するLED3
7、点検時に点灯するLED38、高湿運転時に点灯す
るLED39及び低湿運転時に点灯するLED40が接
続されると共に、冷却装置11の作動をオン、オフさせ
る運転スイッチ41、高湿運転か低湿運転かを切り替え
る湿度切替スイッチ42、設定温度を高くするアップス
イッチ43及び設定温度を低くするダウンスイッチ44
が接続されている。また、制御回路35には、トランス
45、温度ヒューズ46、OHサーミスタ47及び冷蔵
室9内の温度を検出する温度センサ48等が接続されて
いる。
【0020】一方、冷凍室作動回路28は、上記冷却装
置24を構成する圧縮器51、PCTスタータ52、O
LR53、凝縮器用ファンモータ54及び蒸発器用ファ
ンモータ55を有すると共に、除霜タイマ56、除霜ラ
ンプ57、電源ランプ58、サーモスタット59及びリ
レー60等を有している。そして、この冷凍室作動回路
28は主電源スイッチ61を介して、冷蔵室9にAC1
00Vを供給する電源62(例えばACコンセント)に
接続されている。なお、冷凍室作動回路28の電源は、
冷凍室10を貯蔵庫8内から取り出し得るように、冷蔵
室9の電源62に対して切り離し可能に接続されてい
る。
【0021】次に、上記農産物貯蔵庫1の使用方法の一
例について説明する。先ず、冷凍室10を貯蔵庫8内に
収容配置した通常の使用状態においては、冷蔵室9内に
玄米袋Fが複数段積み重ねられて収納され、冷凍室10
内の容器22内に冷凍食品Rが収納される。そして、冷
却装置11の操作盤13に設けられている湿度切替スイ
ッチ42を低湿側に設定し、温度調節器で温度を12°
Cに設定して運転スイッチ41をオンする。運転スイッ
チ41がオンすると、冷却装置11の圧縮器29が作動
して、冷蔵室9内に設置された温度センサ48が設定温
度(12°C)を感知するまで冷却装置11が作動して
冷蔵室9の運転が継続される。
【0022】冷却装置11の作動により、冷蔵室9内の
温度が例えば下がり温度センサ48が設定温度を感知す
ると、冷却装置11の圧縮器29の作動が停止すると共
に、蒸発器用ファンモータ33の回転も停止する。そし
て、冷却装置11の作動により蒸発器に付着した水滴
は、その重力で下部に設けてある図示しない露受け内に
落下し、排水ホース(図示せず)を介して農産物貯蔵庫
1外に排出される。
【0023】そして、圧縮器29は、冷蔵室9内の温度
が設定温度より高いことを温度センサ48が感知するこ
とにより、運転を再開し冷蔵室9内を冷却する。これに
より、圧縮器29と蒸発器用ファンモータ33が同期し
てオン、オフすることから冷蔵室9内の湿度が、例えば
60〜70%の低湿状態に維持され、また、圧縮器29
のオン、オフにより冷蔵室9内の温度が設定温度に対し
て一定の範囲内に維持される。
【0024】一方、冷凍室10は、操作盤23に設けた
主電源スイッチ61をオンすることにより、予め設定さ
れている−20°Cの温度を維持すべく圧縮器51が作
動する。この冷凍室10の設定温度を変更したい場合
は、操作盤23に設けられている温度設定ツマミ(図示
せず)によって変更する。これにより、容器22内に収
納された冷凍食品Rが所定の温度で冷凍貯蔵される。
【0025】なお、冷蔵室9内に米(玄米袋F)ではな
く、野菜や果実等の農産物を貯蔵する場合は、操作盤1
3の湿度切替スイッチ42を高湿側に設定する。この湿
度切替スイッチ42が高湿側に設定されると、冷蔵室9
内の湿度が85%以上になる如く冷蔵室作動回路27に
よって圧縮器29等が作動制御され、冷蔵室9内におけ
る野菜等の農産物の貯蔵中の乾燥が防止される。
【0026】また、農産物貯蔵庫1から冷凍室10を取
り出して使用する場合は、冷凍室10の主電源スイッチ
61に接続されている電源コードを冷蔵室9(農産物貯
蔵庫1)の電源62から取り外し、他の別のACコンセ
ント等に接続することにより、冷凍室10を農産物貯蔵
庫1とは別体で使用し、この時、農産物貯蔵庫1の貯蔵
庫8は、その全体が冷蔵室9として使用される。
【0027】このように、上記実施例の農産物貯蔵庫1
によれば、筐体2内部の貯蔵庫8内に冷蔵室9と冷凍室
10を備えているため、冷蔵室9内には例えば玄米袋F
や野菜類等の農産物が、また冷凍室10内には冷凍食品
Rがそれぞれ別個に同時に貯蔵され、1台の農産物貯蔵
庫1で農産物の他に冷凍食品Rも貯蔵することができ
て、農産物貯蔵庫1の使い勝手が大幅に向上する。その
結果、例えば一般農家が米専用の低温貯蔵庫の他に冷凍
庫を別途購入する必要がなくなり、農家への経済的負担
を軽減させることができると共に、農産物貯蔵庫1の有
効利用を図ることができる。
【0028】また、冷蔵室9に湿度切替スイッチ42を
設け、冷蔵室9内の湿度を低湿と高湿に択一的に切り替
え得るように構成しているため、低湿側に設定すること
により、米を温度が5〜15°Cで湿度が60〜70%
の最適条件で貯蔵することができ、カビ発生等が確実に
防止されると共に、高湿側に設定することにより、冷蔵
室9内の湿度を85%以上として、野菜や果実等の農産
物を乾燥させることなく貯蔵することができ、冷蔵室9
自体の使い勝手も向上させることができる。
【0029】さらに、冷凍室10は、貯蔵庫8内に対し
て出し入れ可能に配設されているため、例えば農産物を
多量に貯蔵したい場合や、冷凍食品Rを貯蔵する必要が
ない場合等に、冷凍室10を貯蔵庫8内から取り出し、
貯蔵庫8内全体を冷蔵室9として使用したり、冷凍室1
0を農産物貯蔵庫1とは別体で使用することができる。
また、冷凍室10は、その内部に出し入れ可能な棚21
が設けられているため、棚21の数や位置等を適宜に設
定することにより、冷凍室10内に各種大きさや形態の
冷凍食品R等の冷凍貯蔵物を貯蔵することができ、冷凍
室10の使い勝手の向上を図ることもできる。
【0030】またさらに、農産物貯蔵庫1の貯蔵庫8の
容積が800〜2000リットルに設定されると共に、
冷蔵室9の容積が、一般家庭の米の年間消費量に略見合
った400〜1500リットルに設定されているため、
貯蔵庫8内の空間を効率良く使用することができると共
に、上述した如く必要に応じて貯蔵庫8全体を冷蔵室9
とし収穫時の米等を一次的に多量に貯蔵することもでき
る。
【0031】また、冷蔵室9は冷蔵室作動回路27によ
ってその作動が制御され、冷凍室10は冷凍室作動回路
28によってその作動が制御されるため、冷蔵室9と冷
凍室10をそれぞれ独立して運転することができ、使い
勝手が一層向上すると共に、経済的な電力消費を得るこ
とができる。
【0032】なお、上記実施例においては、冷凍室10
に冷凍食品Rを貯蔵する場合について説明したが、本発
明はこれに限定されるものでもなく、冷凍する必要のあ
る全ての冷凍貯蔵物を貯蔵することができる。また、上
記実施例においては、冷凍室10が貯蔵庫8に対して出
し入れ可能である場合について説明したが、本発明にお
ける農産物貯蔵庫1は、冷凍室10が貯蔵庫8内に固定
的に配設されている場合も当然含むものである。
【0033】さらに、上記実施例における冷凍室10の
配設位置、扉4、5、19の開閉構造、操作盤13、2
3の設置位置等も一例であって、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、貯蔵庫内に設けられた冷蔵室内には例えば
米等の農産物が低温貯蔵され、冷凍室内には冷凍貯蔵物
が冷凍貯蔵されるため、一つの貯蔵庫に農産物と冷凍貯
蔵物を同時に貯蔵することができて、農産物貯蔵庫の使
い勝手を向上させることができる。
【0035】また、請求項2記載の発明によれば、温度
が5〜15°Cの冷蔵室内に米を最適条件で貯蔵するこ
とができると共に、温度が−20°C以下の冷凍室内に
冷凍貯蔵物を適切な条件で貯蔵することができ、米と冷
凍貯蔵物の長期に亘る安定貯蔵が可能になる。
【0036】また、請求項3記載の発明によれば、容積
が400〜1500リットルに設定されている冷蔵室を
低湿に設定することにより、米等の農産物の安定貯蔵が
可能になり、また高湿に設定することにより野菜や果実
等の農産物の貯蔵が可能となって、冷蔵室内に各種農産
物を択一的に貯蔵することができる等、農産物貯蔵庫の
使い勝手の一層の向上が図れる。
【0037】また、請求項4記載の発明によれば、農産
物を貯蔵する冷蔵室は農産物に適した条件で、また冷凍
貯蔵物を貯蔵する冷凍室は冷凍貯蔵物に適した条件でそ
れぞれ貯蔵でき、農産物と冷凍貯蔵物が互いに悪影響を
受けることなく貯蔵され、農産物貯蔵庫の使い勝手の一
層の向上が図れる。
【0038】また、請求項5記載の発明によれば、冷凍
室を貯蔵庫内から取り出すと貯蔵庫内全体に農産物を貯
蔵でき、また農産物の消費により貯蔵庫内の農産物の量
が少なくなった場合は、貯蔵庫内に冷凍室を入れて冷凍
貯蔵物を貯蔵できる等、農産物貯蔵庫の使い勝手が一層
向上すると共に、貯蔵庫内のスペースの有効活用が図れ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる農産物貯蔵庫の一実施例を示す
正面図
【図2】同図1のA−A線矢視断面図
【図3】同扉を開けた状態の正面図
【図4】同冷凍室の斜視図
【図5】同その扉を開けた状態の一部破断した斜視図
【図6】同冷凍室の側面断面図
【図7】同農産物貯蔵庫の回路図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・農産物貯蔵庫 2・・・・・・・・・筐体 3・・・・・・・・・開口部 4、5・・・・・・・扉 8・・・・・・・・・貯蔵庫 9・・・・・・・・・冷蔵室 10・・・・・・・・冷凍室 11・・・・・・・・冷却装置 13・・・・・・・・操作盤 18・・・・・・・・開口部 19・・・・・・・・扉 21・・・・・・・・棚 22・・・・・・・・容器 23・・・・・・・・操作盤 24・・・・・・・・冷却装置 27・・・・・・・・冷蔵室作動回路 28・・・・・・・・冷凍室作動回路 35・・・・・・・・制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容積が800〜2000リットルの貯蔵庫
    を有し、該貯蔵庫内に少なくとも農産物を貯蔵し得る農
    産物貯蔵庫であって、前記貯蔵庫内に農産物を低温貯蔵
    し得る冷蔵室と冷凍貯蔵物を冷凍貯蔵し得る冷凍庫とが
    備えられていることを特徴とする農産物貯蔵庫。
  2. 【請求項2】前記冷蔵室内の温度が5〜15°Cに設定
    され、前記冷凍室内の温度が−20°C以下に設定され
    得ることを特徴とする請求項1記載の農産物貯蔵庫。
  3. 【請求項3】前記冷蔵室が高湿及び低湿に択一的に設定
    し得ると共に、その容積が400〜1500リットルに
    設定されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の農産物貯蔵庫。
  4. 【請求項4】前記冷蔵室と冷凍庫の貯蔵条件をそれぞれ
    別々に設定し得ると共に、それぞれ独立して運転可能で
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の農産物貯蔵庫。
  5. 【請求項5】前記冷凍室が貯蔵庫に対して出し入れ可能
    に配設されると共に、その容積が冷蔵室の容積より小さ
    く設定されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の農産物貯蔵庫。
JP30785097A 1997-10-21 1997-10-21 農産物貯蔵庫 Pending JPH11125485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30785097A JPH11125485A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 農産物貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30785097A JPH11125485A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 農産物貯蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11125485A true JPH11125485A (ja) 1999-05-11

Family

ID=17973938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30785097A Pending JPH11125485A (ja) 1997-10-21 1997-10-21 農産物貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11125485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130888A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Iseki & Co Ltd 低温貯蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130888A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Iseki & Co Ltd 低温貯蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7036334B2 (en) Refrigerator having temperature controlled chamber
US7762102B2 (en) Soft freeze assembly for a freezer storage compartment
US7685837B2 (en) Freezer storage assembly for a refrigerator
US20080271475A1 (en) Refrigerator having compartment capable of converting between refrigeration and freezing temperatures
US7059142B2 (en) Refrigerator having temperature controlled chamber
KR20080053373A (ko) 다기능으로 작동할 수 있는 냉장 시스템
TWI363861B (ja)
JP2006090686A (ja) 冷蔵庫
JP2002168549A (ja) 横型冷蔵庫
KR101480458B1 (ko) 냉장고
CN111174497A (zh) 炒酸奶冰箱
CN111174498A (zh) 炒酸奶冰箱
JP4559608B2 (ja) 低温貯蔵庫
JPH11125485A (ja) 農産物貯蔵庫
JPH1073359A (ja) 低温貯蔵庫
KR20110052833A (ko) 스탠드형 김치냉장고의 여닫이 도어
JP5330123B2 (ja) 冷蔵庫
JP2009121795A (ja) 冷蔵庫
KR20000051675A (ko) 김치저장고의 냉장보관장치 및 방법
JP2804754B2 (ja) 冷蔵庫
JP2006226614A (ja) 冷蔵庫
US20230221063A1 (en) Portable refrigerator and main refrigerator having the same
KR20100066598A (ko) 냉장고 및 그 제어 방법
JP2009228967A (ja) 冷蔵庫
JP2001349668A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406