JP2009014295A - たばこ用収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適温度、且つ、最適湿度にてたばこを収納し、保存することにより、品質低下を抑制することができるたばこ用収納装置を提供する。
【解決手段】本発明のたばこ用収納装置1は、たばこを収納する収納室14と、収納室14内を冷却するための冷却装置Rと、収納室14内を加熱するための加熱装置48と、収納室14内を加湿するための加湿装置32と、これら冷却装置R、加熱装置48及び加湿装置32を制御する制御装置Cとを備え、制御装置Cは、冷却装置Rによる冷却作用と加熱装置48による加熱作用により、収納室14内をたばこの保存に適した所定の温度条件に維持すると共に、加湿装置32による加湿作用により、収納室14内をたばこの保存に適した所定の湿度条件に維持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、たばこを最適環境にて収納し、保管することができるたばこ用収納装置に関するものである。
従来より、紙製の包み及びセロファンなどの包みにより包装された状態のたばこは、販売店舗等において、常温にて収納保存若しくは、陳列販売に供されていた。しかしながら、収納保存対象となるたばこは、所定の湿度を保つように乾燥されたものであるため、温度環境や湿度環境によって、品質に大きく影響を及ぼす。即ち、温度及び湿度の状況によって、たばこの乾燥度合いに大きな影響が生じ、たばこの商品価値を最も左右する香りの低下等を招く問題がある。
たばこの種類によって、厳密な保存最適環境は異なるが、一般に、たばこの保存に適した環境は、温度+20℃前後、湿度(相対湿度)60%前後である。そのため、たばこの収納保存・陳列販売は、当該最適環境(温度+20℃前後、相対湿度60%前後)にて行うことが望ましい。しかしながら、このたばこの最適環境は、一般の店舗内の設定環境と比べると、湿度が高く、季節によって温度が大きく異なる。そのため、店舗内とは区画された室内にたばこの最適環境を形成し、当該室内にたばこを収納保存することが望ましい。
他方、店舗内とは区画された室内に商品の提供に最適な環境を形成する装置として、一般に、飲料を加温若しくは冷却するショーケースが用いられている。例えば、特許文献1に記載のショーケースは、本体の四隅に立設した支柱に左右及び後面の透明壁と前面の透明扉(透明壁)を取り付けることにより、これら透明壁で囲繞された陳列室を本体上に構成している。そして、この陳列室には、商品陳列用の棚を架設すると共に、本体の一側から冷気を吐出し、他側から吸い込んで陳列室内に冷気を循環させ、所定の温度に冷却する構造が採られている。更に、棚にはヒータを取り付けると共に、当該ヒータを発熱させることにより、棚上方の陳列室内を加温することができる。
これにより、陳列室内に冷却環境若しくは加温環境を形成し、収納陳列される商品を冷却温度若しくは加温温度にて提供可能としている。
特許文献2に記載の貯蔵庫は、外装ガラスとガラス扉にて囲繞された貯蔵室を構成し、この貯蔵室には、冷却装置により冷却された冷気が送風機により吐出され、貯蔵室内に冷気を循環させて所定の温度に冷却する構造が採られている。そして、この貯蔵室内には、湿度センサが設けられ、当該湿度センサの出力に基づき、前記送風機の運転状態を調節することにより、貯蔵室内の湿度分布を均一とし、貯蔵室内を所定の湿度に維持する構成としている。
特開2006−75229号公報 特開平5−10652号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のショーケースは、陳列室内を加温又は冷却制御の何れか一方を選択して、陳列室内を例えば加温設定環境又は冷却設定環境に維持するものである。そのため、収納対象がたばこである場合のように最適環境が+20℃前後である場合には、外気温との関係において、加温又は冷却制御が交互に実行されることとなる。この場合、加温制御によるオーバーシュートと、冷却制御によるオーバーシュートが生じるため、実際の陳列室内の温度は、最適環境の範囲に維持することができないという問題がある。また、この場合には、湿度を考慮した構成とされていないため、陳列室内は恒常的に低湿度となり、当該陳列室内にたばこを収納した場合、たばこ自体の湿度が奪われ、品質の低下を招く問題がある。
特許文献2に記載の貯蔵庫は、貯蔵室内の湿度を検出する湿度センサを備えたものであるが、当該湿度センサの出力による制御は、冷却装置を構成する圧縮機の運転時において冷却器に結露させた貯蔵室内の空気中の水分を、圧縮機の停止時において自然に蒸発させ、若しくは、送風機の運転制御を行うことで、貯蔵室内の湿度調整を行うものである。
この場合、貯蔵室内の設定温度は、冷却温度域、例えば+5℃程度であるため、圧縮機の運転時と、停止時における湿度の変化が大きくなる。そのため、貯蔵室内への空気循環を制御する送風機の運転を調整することによって、ある程度、湿度を制御することが可能となるが、上述したように最適環境が+20℃前後である場合には、圧縮機の運転時と停止時における湿度の変化が小さく、これのみでは、通常の店舗内湿度よりも高い60%前後の湿度に貯蔵室内を維持することは困難である。
然るに、圧縮機を運転することにより、貯蔵室内は積極的に除湿されるのに対し、圧縮機の停止時には、貯蔵室内の湿度を60%前後に維持可能とする程度にまで冷却器に付着した結露水を蒸発させることは困難であった。従って、当該湿度制御を可能とする貯蔵庫であっても、たばこの収納保存に最適な環境を形成することが困難であり、たばこの品質低下を抑制することができないという問題がある。
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、最適温度、且つ、最適湿度にてたばこを収納し、保存することにより、品質低下を抑制することができるたばこ用収納装置を提供する。
本発明のたばこ用収納装置は、たばこを収納する収納室と、該収納室内を冷却するための冷却装置と、収納室内を加熱するための加熱装置と、収納室内を加湿するための加湿装置と、これら冷却装置、加熱装置及び加湿装置を制御する制御装置とを備え、該制御装置は、冷却装置による冷却作用と加熱装置による加熱作用により、収納室内をたばこの保存に適した所定の温度条件に維持すると共に、加湿装置による加湿作用により、収納室内をたばこの保存に適した所定の湿度条件に維持することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、冷却装置は、冷却作用を発揮する冷却器と、該冷却器と熱交換した空気を収納室内に循環する空気循環用送風機とを有すると共に、加湿装置は、水分を蒸発させる蒸発手段と、該蒸発手段を通過した空気を収納室内に循環する加湿用送風機とを有し、加熱装置を空気循環用送風機による空気循環経路内に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記発明において、加湿装置の蒸発手段は、水を貯留する貯留槽と、該貯留槽内の水に浸漬された吸水性の良い蒸発部材とから構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3の発明において、空気循環用送風機からの空気を収納室の一側壁内側から吐出すると共に、加湿用送風機からの空気は、一側壁と直交する収納室の側壁内側から吐出することを特徴とする。
請求項5の発明は、上記発明において、収納室の開口を開閉自在に閉塞すると共に、閉じられた状態で当該収納室の側壁を構成する扉を備え、加湿用送風機からの空気を開口縁より吐出すると共に、扉が開放された場合、制御装置は強制的に加湿用送風機を運転することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5の何れかの発明において、冷却器に付着した水分を捕集する水分捕集手段を備え、空気循環用送風機により水分捕集手段にて捕集された水分を収納室内に戻すことを特徴とする。
請求項7の発明は、上記各発明において、制御装置は、収納室内の温度を検出する庫内温度センサを有し、冷却装置を連続運転とすると共に、収納室内の温度に基づき、温度条件を維持するよう加熱装置を制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、上記各発明において、冷却装置は、加熱装置が停止している状態で、収納室内を前記温度条件以下の温度に冷却可能な能力を有すると共に、加熱装置は、冷却装置が運転している状態で、収納室内を前記温度条件以上の温度に加熱可能な能力を有することを特徴とする。
請求項9の発明は、上記各発明において、加湿装置は、貯留槽内の水を加熱する加湿用加熱装置を備えると共に、制御装置は、外気の温度を検出する外気温度センサとを有し、外気の温度に基づき、当該外気の温度が温度条件より低くなる環境下で加湿用加熱装置を動作させることを特徴とする。
本発明によれば、たばこを収納する収納室と、該収納室内を冷却するための冷却装置と、収納室内を加熱するための加熱装置と、収納室内を加湿するための加湿装置と、これら冷却装置、加熱装置及び加湿装置を制御する制御装置とを備え、該制御装置は、冷却装置による冷却作用と加熱装置による加熱作用により、収納室内をたばこの保存に適した所定の温度条件に維持すると共に、加湿装置による加湿作用により、収納室内をたばこの保存に適した所定の湿度条件に維持することにより、冷却装置と加熱装置によって収納室内をたばこの最適保存温度とし、加湿装置でたばこの最適保存湿度とすることが可能となり、たばこの保存に適した環境にてたばこを収納し、保存することが可能となる。これにより、たばこの品質低下、特に、香りの低下等を抑制することが可能となり、好適な状態で顧客にたばこを提供することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、冷却装置は、冷却作用を発揮する冷却器と、該冷却器と熱交換した空気を収納室内に循環する空気循環用送風機とを有すると共に、加湿装置は、水分を蒸発させる蒸発手段と、該蒸発手段を通過した空気を収納室内に循環する加湿用送風機とを有し、加熱装置を空気循環用送風機による空気循環経路内に設けたことにより、空気循環用送風機によって、冷却器で冷却されて、更に、加熱装置で加熱された空気を収納室内に循環させることによって、収納室内の温度を円滑に制御することが可能となる。また、加湿用送風機により、蒸発手段から蒸発した水分を含んだ空気を収納室内に循環させることによって、収納室内の湿度を円滑に制御することが可能となる。
これにより、円滑に収納室内をたばこの収納保存に適した環境に制御することが可能となり、より一層効果的に、たばこの品質低下を抑制することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、上記発明に加えて、加湿装置の蒸発手段は、水を貯留する貯留槽と、該貯留槽内の水に浸漬された吸水性の良い蒸発部材とから構成されているので、比較的簡単な構成で効果的な加湿作用を実現することが可能となり、より一層円滑に、収納室内の加湿を行うことが可能となる。
請求項4の発明によれば、請求項2又は請求項3の発明に加えて、空気循環用送風機からの空気を収納室の一側壁内側から吐出すると共に、加湿用送風機からの空気は、一側壁と直交する収納室の側壁内側から吐出することにより、例えば、加湿用送風機から吐出された空気が直ぐに空気循環用送風機に吸い込まれてしまい、加湿空気が収納室内を循環することなく、冷却器の表面にて結露してしまうような状況を回避することが可能となり、温度制御のための空気循環と、加湿のための空気循環を最適に構成することができる。
これにより、加湿装置による加湿作用を無駄なく収納室内の加湿に用いることが可能となると共に、円滑に収納室内の温度制御を実現することが可能となり、たばこの収納に最適な環境を効率的に形成することができる。
請求項5の発明によれば、上記発明に加えて、収納室の開口を開閉自在に閉塞すると共に、閉じられた状態で当該収納室の側壁を構成する扉を備え、加湿用送風機からの空気を開口縁より吐出すると共に、扉が開放された場合、制御装置は強制的に加湿用送風機を運転することにより、扉の開放時において、収納室の開口に加湿空気によるエアーカーテンを形成することができる。従って、収納室内の空気の漏出を抑制することが可能となり、また、収納室内の高湿度の空気が外部に漏出してしまっても、当該加湿用送風機の運転により、円滑に湿度を高めることができ、収納室内の空気の湿度が極端に低下する不都合を抑制することが可能となる。
また、扉の開放時において、開口縁より加湿空気を吐出することにより、使用者に収納室内を加湿していることを演出することが可能となる。
請求項6の発明によれば、請求項2乃至請求項5の何れかの発明において、冷却器に付着した水分を捕集する水分捕集手段を備え、空気循環用送風機により水分捕集手段にて捕集された水分を収納室内に戻すことにより、圧縮機の冷却運転によって冷却器表面に凝結した収納室内の空気中の水分を、再度収納室内の空気の加湿に用いることができ、加湿効果の向上を図ることが可能となる。
これにより、加湿装置において消費される水の量を抑制することが可能となり、加湿装置の貯留槽への給水回数を低減することが可能となる。
請求項7の発明によれば、上記各発明において、制御装置は、収納室内の温度を検出する庫内温度センサを有し、冷却装置を連続運転とすると共に、収納室内の温度に基づき、温度条件を維持するよう加熱装置を制御することにより、精度良く収納室内の温度制御を実行することが可能となる。従って、収納室内をたばこの収納保存に適した温度環境に制御することが可能となり、より一層効果的に、たばこの品質低下を抑制することが可能となる。
請求項8の発明によれば、上記各発明において、冷却装置は、加熱装置が停止している状態で、収納室内を前記温度条件以下の温度に冷却可能な能力を有すると共に、加熱装置は、冷却装置が運転している状態で、収納室内を前記温度条件以上の温度に加熱可能な能力を有することにより、外気温が極めて高い場合であっても、低い場合であっても収納室内をたばこの最適温度に維持することが可能となる。
請求項9の発明によれば、上記各発明において、加湿装置は、貯留槽内の水を加熱する加湿用加熱装置を備えると共に、制御装置は、外気の温度を検出する外気温度センサとを有し、外気の温度に基づき、当該外気の温度が温度条件より低くなる環境下で加湿用加熱装置を動作させることにより、低外気温時には、加湿用加熱装置を補助的な加熱装置として使用することで、高温高湿の空気を収納室内に供給することが可能となる。
これにより、外気温度が庫内設定温度よりも低い場合にも、効率的に収納室14内の空気を加熱、及び加湿することが可能となり、収納装置の設置場所の環境に影響されることなく、収納室内をたばこの最適収納温度に維持することが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。尚、以下の実施例で説明するたばこ用収納装置1は、例えばコンビニエンスストア等の店舗に設置されてたばこの最適保存環境にて販売する所謂卓上型のショーケースである。
即ち、図1は本発明を適用した実施例のたばこ用収納装置1の斜視図、図2はたばこ用収納装置1の内部透視正面図、図3はたばこ用収納装置1の内部透視側面図、図4はたばこ用収納装置1の下部の縦断正面図をそれぞれ示している。
実施例のたばこ用収納装置1の本体3は、発泡ポリウレタンなどから成る断熱壁2(図4のみ図示する)とこの断熱壁2の周囲を囲繞する硬質合成樹脂製のケース6から構成されている。この本体3の上面3Aは、後端から前端に渡って低く傾斜した傾斜面とされている。そして、この本体3の四隅に位置して前支柱7、7及び後支柱8、8が立設されており、これら支柱7、7、8、8には透明ペアガラス製の左右の縦長の透明壁9、9が支持され、上部には天壁11が取り付けられている。
また、前から向かって右側の前支柱7(一方の前支柱)には、これも透明ペアガラスを嵌め込んだ透明壁としての縦長の前扉12が回動自在に枢支されていると共に、後から向かって右側の後支柱8(他方の後支柱)には、これも透明ペアガラスを嵌め込んだ透明壁としての縦長の後扉13が回動自在に枢支されている。そして、本体3上にこれら透明壁9、9、前扉12、後扉13及び天壁11により囲繞された空間には、収納室14が構成されている。そして、前扉12はこの収納室14の前面の開口を開閉自在に閉塞すると共に、後扉13はこの収納室14の後面の開口を開閉自在に閉塞することになる。尚、15は、扉12、13の非枢支側(前扉12では前から向かって左側、後扉13では後から向かって左側)の上下方向(長手方向)の中央前面に取り付けられた把手である。
収納室14内には、商品としてのたばこを陳列するための棚4が複数段、本実施例では、4段架設される。尚、本実施例において最下段の棚4は、収納室14下部に載置される加湿装置32上面に載置若しくは、近接して設けられる。各棚4上面には、商品としてのたばこが種類毎に前後に列を形成して載置されると共に、各列のたばこは、図示しない押出機構によって、常時前方に押圧されており、例えば最前列に位置するたばこが取り出されると、当該押出機構により当該列のたばこが前方に押し出される構成とされている。
収納室14の最下段の棚4の下方には、図5に示す如き加湿装置32が収納される。図5は加湿装置32の斜視図を示している。この加湿装置32は、下面が前記本体3の上面3Aの傾斜面に沿って前方が低く後方が高く傾斜して形成される矩形状の箱体により加湿装置本体33が構成されている。加湿装置本体33内には、加湿室30が形成されると共に、当該本体33の前面には、開口35が形成されており、当該開口35はカバー36により開閉自在に閉塞されている。
そして、この加湿装置本体33内には、開口35に近接する位置(即ち、加湿室30前部)に水分を蒸発させる蒸発装置(蒸発手段)37が設けられると共に、該蒸発装置37の後方(即ち、加湿室30後部)に位置して、加湿用送風機38が設けられる。
蒸発装置37は、水を貯溜する貯留槽39と、当該貯留槽39内の水に浸漬されて設けられる吸水性が良く、拡散性に優れた蒸発部材40と、貯留槽39内の水を加熱する加湿用加熱装置(水皿ヒータ)37Hから構成されている。
貯留槽39は、上面に開口すると共に、所定の容積を有する。蒸発部材40は、貯留槽39内の水が浸透していって、その表面から拡散しやすくする蒸発板により構成されており、本実施例では、当該蒸発部材40の一例としてユニベックス(商品名)を使用している。これは、ポリエステル繊維等の不織布を基材とし、この基材に微粒子のフェノールを熱硬化させて固着剤とし、更に親水性を付与してアルコール系の溶剤に浸した後、乾燥させて形成したものである。
貯留槽39には、当該貯留槽39内に貯留される水を加熱蒸発させるための加湿用加熱装置37Hとしての電気ヒータが設けられているため、当該加湿用加熱装置37Hに通電されることにより、貯留槽39内の水の蒸発を促進することができると共に、蒸発部材40による蒸発能力を向上させることができる。
係る構成の蒸発装置37は、前扉12を開放した状態で、カバー36を開放することにより、前方に臨む。これにより、蒸発装置37全体を前方に引き出すことによって、貯留槽39に給水可能であり、また、洗浄等のメンテナンス作業も容易に行うことが可能となる。尚、貯留槽39への給水作業は、カバー36を開放し、じょうろなどを用いることによって、蒸発装置37を引き出すことなくそのままの状態で行うことも可能である。
そして、この加湿装置本体33の上面前部には、左右に渡って加湿用吐出口41が複数穿設されていると共に、上面後部には、左右に渡って加湿用吸込口42が複数穿設されている。
これにより、加湿用送風機38が運転されると、蒸発装置37の蒸発部材40を通過し加湿された空気は、加湿用吐出口41より収納室14の前面開口縁から上方に向けて吐出されると共に、収納室14の後下部に位置する加湿用吸込口42より加湿装置本体33内に帰還する。この加湿用送風機38は、詳細は後述する制御装置Cにより運転制御が行われる。
尚、この加湿装置本体33の前面開口35の一側方、本実施例では、前扉12の非枢支側には、前扉開閉検出スイッチ(扉開閉検出手段)43が設けられている。この前扉開閉検出スイッチ43に対応する扉12の裏面には、当該スイッチ43の入切を行う磁石部材(当接部材)43Aが取り付けられている。これにより、前扉開閉検出スイッチ43は、磁石部材43Aが近接することで、閉扉を検出し、磁石部材43Aが離間することで、開扉を検出する。尚、図1において、前扉12の後面下部に設けられる44は、表示部であり、収納室14内の現在温度や現在湿度、設定温度や設定湿度などが表示される。
また、この加湿装置本体33の左右側端は、それぞれ前後に渡って突出片34が形成されている。当該突出片34の両端は、加湿装置32が加湿室30に収納された際に、収納室14の両側内面、即ち、透明壁9、9の内面に当接又は近接する構成とされている。そして、各突出片34には、前後に渡って上下方向の空気の流通を許容するための空気流通口34A、34Aが形成されており、これら空気流通口34A、34Aは、後述する循環空気吐出口23及び循環空気吸込口24に対応している。
一方、前記本体3の下方には、周囲にグリル17・・・(本体3もパネル5で周囲が覆われる)が取り付けられた機械室18が構成されており、この機械室18内には図4に示すように、冷却装置Rの冷媒回路を構成する圧縮機19や図示しない凝縮器が設置される。本体3の前記断熱壁2内には上面が開口した断熱室20が構成され、この断熱室20内には前記冷媒回路を構成し、冷却作用を発揮する冷却器21と、空気循環用送風機22が設置されている。
ここで、断熱室20を構成する断熱壁2の底壁2Aの上面は、冷却器21が配設される後部に他の部分よりも低く形成される階段状とされた最低部とされており、当該最低部は、冷却器21の表面に発生した結露水(水分)を捕集するための水分捕集部(水分捕集手段)2Bとされる。尚、前記空気循環用送風機22は、少なくともこの水分捕集部2Bよりも高い位置に設けられるものとする。そして、この水分捕集部2Bの底面には、図6の部分拡大図に示すように、排水口45が形成されており、当該排水口45には、上端が当該水分捕集部2Bの上面よりも所定寸法だけ高く延出した排水管46が設けられている。機械室18側に臨む排水管46の下端は、図示しない排水ホースに接続され、水分捕集部2Bより溢出した水を外部に排出可能としている。
また、断熱室20の上部に位置する本体3の上面3A下側には、加熱装置48が設けられている。本実施例において加熱装置48は、電気ヒータにより構成されており、詳細は後述する制御装置Cにより通電制御が行われる。
そして、本体3の上面3Aには、前から向かって右側(一側)に手前から奥に渡って循環空気吐出口23が構成されており、向かって左側(他側)には手前側から奥に渡って循環空気吸込口24が構成されている。この循環空気吸込口24は、断熱室20内の冷却器21の冷気吸込側に連通し、循環空気吐出口23は冷却器21の冷気吐出側に連通している。このとき、冷却器21の上方に位置して加熱装置48が設けられているため、当該加熱装置48は、空気循環用送風機22による空気循環経路(断熱室20)内に設けられることとなる。
次に、図7の電気ブロック図を参照して、本実施例のたばこ用収納装置1の制御装置Cについて説明する。本実施例の制御装置Cは、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、入力側には、収納室14内の温度を検出するための庫内温度センサ51と、外気温度、即ち当該装置1の周囲の空気(外気)温度を検出するための外気温度センサ52と、収納室14内の湿度を検出するための庫内湿度センサ53と、上記前扉開閉検出スイッチ43と、各種設定を行うコントロールパネル54が接続されている。他方、出力側には、冷却装置Rを構成する圧縮機19と、加熱装置48と、加湿用加熱装置37Hと、空気循環用送風機22と、加湿装置32を構成する加湿用送風機38と、表示部44が接続されている。
以上の構成により、図8のタイミングチャートを参照して、本実施例のたばこ用収納装置1の制御について説明する。予め使用者は、収納室14内に収納されるたばこの最適環境条件として、例えば庫内設定温度を+20℃とし、庫内設定湿度を60%(相対湿度)とする。尚、たばこの最適環境条件は、上記に限定されるものではなく、例えば、温度条件は、+15℃〜+25℃、湿度条件は、45%〜75%としても良いものとする。また、当該たばこ用収納装置1が設置される場所としては、ある程度空気温度が制御されている環境、例えば通常の店舗内が望ましく、外気温度条件は+10℃〜+30℃とする。
制御装置Cは、まずはじめに冷却運転を実行する。係る冷却運転では、制御装置Cは、圧縮機19と、空気循環用送風機22を運転し、庫内温度センサ51の出力に基づき、当該検出温度が所定温度、例えば、前記庫内設定温度より低い温度を検出した場合、加熱装置48に通電する。また、加湿装置32の蒸発装置37に配設される加湿用加熱装置37Hは、外気温度センサ52の出力に基づき、通電制御される。即ち、外気温度センサ52により検出された温度が庫内設定温度よりも低い場合には、加湿用加熱装置37Hに通電し、検出温度が庫内設定温度よりも高い場合には、加湿用加熱装置37Hへの通電を停止する。
これにより、圧縮機19にて圧縮された高温高圧冷媒は、凝縮器に流入して放熱された後、図示しない減圧装置にて減圧され、ガス冷媒として冷却器21に流入する。そこで、冷媒が蒸発することで、冷却作用を発揮し、断熱室20内の空気を冷却する。このとき、庫内温度センサ51により検出される庫内温度が庫内設定温度よりも低い場合には、加熱装置48に通電される。
なお、制御装置Cは、庫内温度センサ51の出力に基づき、当該検出温度が設定温度より所定のディファレンシャル温度、例えば2℃高い+22℃を検出した場合、加熱装置48の通電を停止し、2℃低い+18℃を検出した場合、再度加熱装置48の通電を行う。このディファレンシャル温度は2℃に限定されるものではない。
そのため、断熱室20内において冷却器21により冷却された空気は、庫内温度に基づき通電制御される加熱装置48により加熱された後、この冷却運転において常時運転されている空気循環用送風機22によって、循環空気吐出口23(及びこれに対応する空気流通口34A)から収納室14の上方に向かって吐出される。
このとき、循環空気吐出口23は、前から向かって右側(一側)に手前から奥に渡って構成されていると共に、循環空気吸込口24は、向かって左側(前記一側に対向する他側)に手前側から奥側に渡って構成されているため、収納室14内に吐出された冷気は、前から向かって右側部(一側部)を上昇し、収納室14内を循環した後、向かって左側部(他側部)を降下し、循環空気吸込口24(及びこれに対応する空気流通口34A)を介して断熱室20内に帰還する。係る冷却運転により、収納室14内は所定の温度に維持される。
これにより、冷却装置Rと加熱装置48によって収納室14内をたばこの最適保存温度とすることが可能となり、たばこの保存に適した環境にてたばこを収納し、保存することが可能となる。これにより、たばこの品質低下、特に、香りの低下等を抑制することが可能となり、好適な状態で顧客にたばこを提供することが可能となる。
特に、収納室14内の温度制御は、冷却装置Rの冷却器21で冷却された空気を、更に、加熱装置48で加熱することにより行うため、収納室14内の温度を円滑に制御することが可能となる。
ここで、前記冷却装置Rは、加熱装置48が停止している状態で、収納室14内を庫内設定温度、本実施例では、+20℃以下の温度に冷却可能な能力を有すると共に、加熱装置48は、冷却装置R(実際には圧縮機19)が運転している状態で、収納室14内を庫内設定温度、本実施例では、+20℃以上の温度に加熱可能な能力を有するものであるものとする。
これにより、冷却装置Rのみでは、外気温度が収納室14内の設定温度よりも低く、温度制御が不能となる場合であっても、当該冷却装置Rにより冷却される空気の循環経路(具体的には、断熱室20内)に配設される加熱装置48により、断熱室20内の空気(延いては収納室14内の空気)を加熱することで、冷却装置Rによる冷却制御を実行することが可能となる。
従って、加熱装置48による加熱作用と、冷却装置Rによる冷却制御によって、精度良く収納室14内の温度を円滑に制御し、たばこの最適収納温度である+20℃に維持することが可能となる。これにより、収納装置1の設置場所の環境に影響されることなく、収納室14内をたばこの最適温度とすることができ、たばこの品質を低下させることなく、たばこの収納保存を実現することが可能となる。
尚、冷却装置Rは、加熱装置48が停止している状態で、収納室14内をたばこの収納に適した温度以下の温度に冷却可能な能力を有しているため、極めて外気温が高い場合であっても、収納室14内の温度を円滑にたばこの最適収納温度である+20℃に維持することが可能となる。
また、この冷却運転において、制御装置Cは、庫内湿度センサ53の出力に基づき、当該検出湿度(相対湿度)が設定湿度60%より低い湿度を検出した場合、加湿装置32の加湿用送風機38を運転する。所定のディファレンシャル湿度、例えば10%低い50%を検出した場合、加湿装置32の加湿用送風機38を運転する。
そのため、加湿装置32の蒸発部材40を通過し蒸発部材40から蒸発した水分を含んだ空気(加湿された空気)は、加湿用吐出口41より収納室14の前面開口縁から上方に向けて吐出されると共に、収納室14の後下部に位置する加湿用吸込口42より加湿装置本体33内に帰還する。
他方、制御装置Cは、庫内湿度センサ53の出力に基づき、当該検出湿度(相対湿度)が設定湿度60%より所定のディファレンシャル湿度、例えば10%高い70%を検出した場合、加湿装置32の加湿用送風機38の運転を停止する。
これにより、加湿装置32の蒸発装置37から蒸発した水分を含んだ空気を収納室14内に循環させることによって、収納室14内の湿度を円滑に制御することが可能となる。従って、上記湿度制御を実行することで、たばこを収納する収納室14内は、たばこの保存に適した湿度条件に維持されることとなり、上記温度制御に伴って湿度制御を実現することで、収納室14内には、たばこの保存に適した環境を形成することができる。従って、当該収納室14では、たばこの最適保存環境にてたばこを収納し、保存することが可能となるため、収納されるたばこの品質低下、特に、香りの低下等を抑制することが可能となり、好適な状態で顧客にたばこを提供することが可能となる。
尚、本実施例では、加湿装置32に設けられる蒸発装置37は、水を貯留する貯留槽39と、上述した如く吸水性に優れた蒸発部材40とから構成されているので、比較的簡単な構成で効果的な加湿作用を実現することが可能となり、より一層円滑に、収納室14内の加湿を行うことが可能となる。
このとき、加湿用送風機38により形成される加湿循環空気は、冷却装置R及び加熱装置48により温度制御され、空気循環用送風機22により形成される循環空気とは、異なる方向から循環される。即ち、空気循環用送風機22からの空気は、収納室14の一側壁内側、本実施例では、前から向かって右側壁を構成する透明壁9内側に位置する循環空気吐出口23から吐出するのに対し、加湿用送風機38からの空気は、一側壁と直交する収納室14の側壁内側、本実施例では、前面開口縁に位置して形成される加湿用吐出口41から吐出されることにより、例えば、加湿用送風機38から吐出された空気が直ぐに空気循環用送風機22に吸い込まれてしまい、加湿空気が収納室14内を循環することなく、冷却器21の表面にて結露してしまうような状況を回避することが可能となる。これにより、温度制御のための空気循環と、加湿のための空気循環を最適に構成することができる。
従って、加湿装置32による加湿作用を無駄なく収納室14内の加湿に用いることが可能となると共に、円滑に収納室14内の温度制御を実現することが可能となり、たばこの収納に最適な環境を効率的に形成することができる。
また、この場合において、外気温度センサ52により検出された外気温度が庫内設定温度よりも低い場合には、加湿装置32の蒸発装置37に配設される加湿用加熱装置37Hにも通電が行われるため、加湿室30内の空気は、高温高湿とされる。従って、加湿用送風機38が運転されることによって、高温高湿の空気が収納室14内に吐出されることとなり、これによっても、収納室14内の空気を温めることができる。そのため、外気温度が庫内設定温度よりも低い場合にも、加湿用加熱装置37Hを補助的な加熱装置として使用することで、効率的に収納室14内の空気を加熱、及び加湿することが可能となり、当該収納装置1の設置場所の環境に影響されることなく、収納室14内をたばこの最適収納温度に維持することが可能となる。
収納室14内の空気は、加湿装置32により加湿が行われ、設定湿度を60%としている都合上、断熱室20内に帰還されると、当該空気に含まれる水分は、低温とされる冷却器21の表面において凝結し、結露水を発生する。この結露水は、冷却器21の下方に位置して断熱壁2の底壁2A上面に形成される水分捕集部2Bにより捕集され、一部の結露水は空気循環用送風機22により当該水分捕集部2B上を通過する空気によって蒸発処理される。
そのため、水分捕集部2Bにて捕集された結露水を収納室14内に戻すことで、再度収納室14内の空気の加湿に用いることができ、加湿効果の向上を図ることが可能となる。これにより、加湿装置32において消費される水の量を抑制することが可能となり、加湿装置32の貯留槽39への給水回数を低減することが可能となる。
なお、上記水分捕集部2Bより溢出した結露水は、排水口45より排水管46内に導出させ、外部に排出する。
この冷却運転において、前扉開閉検出スイッチ43により、前扉12が開放されたことが検出された場合には、制御装置Cは、当該庫内湿度センサ53の検出湿度にかかわらず、加湿用送風機38を運転し、前扉12が閉鎖されたことが検出された場合には、制御装置Cは、元の庫内湿度センサ53の検出湿度に基づいて湿度制御を実行する。
これにより、前扉12が開放された場合には、制御装置Cは強制的に加湿用送風機38を運転することで、収納室14の開口に加湿空気によるエアーカーテンを形成することができる。従って、収納室14内の空気の漏出を抑制することが可能となり、また、収納室14内の高湿度の空気が外部に漏出してしまっても、当該加湿用送風機38の運転により、円滑に湿度を高めることができ、収納室14内の空気の湿度が極端に低下する不都合を抑制することが可能となる。
また、扉12の開放時において、開口縁に位置する加湿用吐出口41より加湿空気を吐出することで、使用者に収納室内を加湿していることを演出することが可能となる。
上述した如き冷却運転により、冷却器21には着霜が成長していくが、例えば24時間毎に、制御装置Cは冷却装置Rの圧縮機19、空気循環用送風機22、加湿用送風機38、加熱装置48、加湿用加熱装置37Hを停止して、自然解凍による霜取運転を実行する。なお、当該冷却器21が配設される断熱室20内は、庫内設定温度+20℃に近似した温度とされているため、容易に除霜を行うことが可能となる。
制御装置Cは、当該霜取運転を開始した後、所定時間経過後に、再び、上記冷却運転に復帰する。これにより、冷却器21への着霜が成長し、霜閉塞による弊害を回避することが可能となる。
なお、係る霜取運転においても、制御装置Cは、上記冷却運転の場合と同様に、前扉開閉検出スイッチ43により、前扉12が開放されたことが検出された場合には、加湿用送風機38を運転し、前扉12が閉鎖されたことが検出された場合には、加湿用送風機38を停止する。
係る場合においても、前扉12が開放された場合には、制御装置Cは強制的に加湿用送風機38を運転することで、収納室14の開口に加湿空気によるエアーカーテンを形成することができる。従って、収納室14内の空気の漏出を抑制することが可能となり、また、収納室14内の高湿度の空気が外部に漏出してしまっても、当該加湿用送風機38の運転により、円滑に湿度を高めることができ、収納室14内の空気の湿度が極端に低下する不都合を抑制することが可能となる。
また、扉12の開放時において、開口縁に位置する加湿用吐出口41より加湿空気を吐出することで、使用者に収納室14内を加湿していることを演出することが可能となる。
なお、本実施例では、霜取運転を24時間毎に実行しているが、これに限定されるものではなく、例えば、冷却装置Rの圧縮機19の積算運転時間であっても良い。また、同様に、本実施例では、霜取運転を開始から所定時間の経過後に終了し、冷却運転に復帰しているが、これに限定されるものではなく、例えば、冷却器21の温度に基づき霜取運転の終了時期を判断し、冷却運転に復帰しても良い。
なお、上記実施例では、たばこ用収納装置1として店舗に設置されて販売に供されるショーケースを例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、たばこの収納に適した収納装置であれば、例えば、自動販売機や単なる収納庫であっても良いものとする。
本発明を適用した実施例のたばこ用収納装置の斜視図である。 図1のたばこ用収納装置の内部透視正面図である。 図1のたばこ用収納装置の内部透視側面図である。 図1のたばこ用収納装置の下部の縦断正面図である。 加湿装置の斜視図である。 断熱室下部の部分拡大図である。 たばこ用収納装置の制御装置の電気ブロック図である。 制御装置のタイミングチャートである。
符号の説明
R 冷却装置
1 たばこ用収納装置
2 断熱壁
2B 水分捕集部(水分捕集手段)
12 前扉
14 収納室
19 圧縮機
20 断熱室
21 冷却器
22 空気循環用送風機
23 循環空気吐出口
24 循環空気吸込口
32 加湿装置
33 加湿装置本体
37 蒸発装置(蒸発手段)
37H 加湿用加熱装置
38 加湿用送風機
39 貯留槽
40 蒸発部材
41 加湿用吐出口
42 加湿用吸込口
43 前扉開閉検出スイッチ(扉開閉検出手段)
48 加熱装置
51 庫内温度センサ
52 外気温度センサ
53 庫内湿度センサ
54 コントロールパネル

Claims (9)

  1. たばこを収納する収納室と、該収納室内を冷却するための冷却装置と、前記収納室内を加熱するための加熱装置と、前記収納室内を加湿するための加湿装置と、これら冷却装置、加熱装置及び加湿装置を制御する制御装置とを備え、
    該制御装置は、前記冷却装置による冷却作用と前記加熱装置による加熱作用により、前記収納室内をたばこの保存に適した所定の温度条件に維持すると共に、前記加湿装置による加湿作用により、前記収納室内をたばこの保存に適した所定の湿度条件に維持することを特徴とするたばこ用収納装置。
  2. 前記冷却装置は、冷却作用を発揮する冷却器と、該冷却器と熱交換した空気を前記収納室内に循環する空気循環用送風機とを有すると共に、
    前記加湿装置は、水分を蒸発させる蒸発手段と、該蒸発手段を通過した空気を前記収納室内に循環する加湿用送風機とを有し、
    前記加熱装置を前記空気循環用送風機による空気循環経路内に設けたことを特徴とする請求項1に記載のたばこ用収納装置。
  3. 前記加湿装置の蒸発手段は、水を貯留する貯留槽と、該貯留槽内の水に浸漬された吸水性の良い蒸発部材とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載のたばこ用収納装置。
  4. 前記空気循環用送風機からの空気を前記収納室の一側壁内側から吐出すると共に、前記加湿用送風機からの空気は、前記一側壁と直交する前記収納室の側壁内側から吐出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のたばこ用収納装置。
  5. 前記収納室の開口を開閉自在に閉塞すると共に、閉じられた状態で当該収納室の側壁を構成する扉を備え、
    前記加湿用送風機からの空気を前記開口縁より吐出すると共に、前記扉が開放された場合、前記制御装置は強制的に前記加湿用送風機を運転することを特徴とする請求項4に記載のたばこ用収納装置。
  6. 前記冷却器に付着した水分を捕集する水分捕集手段を備え、前記空気循環用送風機により前記水分捕集手段にて捕集された水分を前記収納室内に戻すことを特徴とする請求項2乃至請求項5の何れかに記載のたばこ用収納装置。
  7. 前記制御装置は、前記収納室内の温度を検出する庫内温度センサを有し、
    前記冷却装置を連続運転とすると共に、前記収納室内の温度に基づき、前記温度条件を維持するよう前記加熱装置を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のたばこ用収納装置。
  8. 前記冷却装置は、前記加熱装置が停止している状態で、前記収納室内を前記温度条件以下の温度に冷却可能な能力を有すると共に、前記加熱装置は、前記冷却装置が運転している状態で、前記収納室内を前記温度条件以上の温度に加熱可能な能力を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載のたばこ用収納装置。
  9. 前記加湿装置は、貯留槽内の水を加熱する加湿用加熱装置を備えると共に、
    前記制御装置は、外気の温度を検出する外気温度センサとを有し、前記外気の温度に基づき、当該外気の温度が前記温度条件より低くなる環境下で前記加湿用加熱装置を動作させることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のたばこ用収納装置。
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