JP2000346524A - 貯蔵庫 - Google Patents

貯蔵庫

Info

Publication number
JP2000346524A
JP2000346524A JP2000011211A JP2000011211A JP2000346524A JP 2000346524 A JP2000346524 A JP 2000346524A JP 2000011211 A JP2000011211 A JP 2000011211A JP 2000011211 A JP2000011211 A JP 2000011211A JP 2000346524 A JP2000346524 A JP 2000346524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
drain
temperature
drain pan
wine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000011211A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Oki
淳一 大木
Kenji Kuno
健司 久野
Osamu Nomura
修 野村
Takashi Takizawa
俊 滝澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Aircool Corp
Original Assignee
Denso Aircool Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Aircool Corp filed Critical Denso Aircool Corp
Priority to JP2000011211A priority Critical patent/JP2000346524A/ja
Publication of JP2000346524A publication Critical patent/JP2000346524A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/141Removal by evaporation
    • F25D2321/1411Removal by evaporation using compressor heat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/144Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans
    • F25D2321/1441Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans inside a refrigerator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/145Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by multiple collecting pans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲食に適した温度と、熟成温度が異なる被貯
蔵物の貯蔵に適し、さらに取り出して直ちに飲食するこ
とができる貯蔵庫を提供すること。 【解決手段】 断熱パネルからなるほぼ直方体状のハウ
ジング2の内部に、上下に配置された断熱性の仕切り3
により、3つの貯蔵室10、11および12が上下に配
置されワイン61が収納されている貯蔵庫1であって、
ハウジング2の前面2aにワイン61を水平方向から取
出せるようにドア4が取付けられている。さらに、貯蔵
室10、11および12は、対になる温度調整機構2
0、21および22を各々に備えており、室内の空気7
0を循環させて5〜20℃の範囲で選択した室温にほぼ
一定に管理できる。さらに、各々の貯蔵室10、11お
よび12には、水75を入れた平皿状の加湿用の蒸発皿
18a、18bおよび18cが各々設置され適度な湿度
が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワインなどの被貯
蔵物を適当な温度で保存する貯蔵庫に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、日本人の食生活の洋風化に伴な
い、ワインの消費量が増大している。また、手ごろな価
格のワインが多く流通するようになったので、レストラ
ンのみならず家庭でもワインを飲む機会が増えている。
ワインを保存し、また美味しく飲むためには、ワインの
種類などにより適当な温度があることが知られている。
例えば、ワインの熟成条件、すなわち、保存するときの
環境は、一般的に12〜16℃の温度範囲が適すると言
われている。さらに、このときの温度変化の幅が大きい
と味が劣化する可能性があることが知られており、保管
温度をほぼ一定に保つことが重要である。また、コルク
が乾燥して縮むと、ボトルに空気が入りワインの風味が
損なわれるため、保存中は適度な湿度のある環境を維持
することが望ましい。
【0003】このように、ワインは保存するときの条件
を適切に保つ必要がある。このため、大量のワインを取
扱うレストランなどにおいては、地下室などを用いて適
温に保たれる貯蔵庫(ワインセラー)を設け、ワインを
保存するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、ワインの飲み頃
の温度は、熟成温度と異なっており、例えば、白ワイン
または発泡ワインの飲み頃は、5〜10℃が適温であ
り、赤ワインは、ワインセラー内の温度よりやや高めの
16〜20℃が適温であると言われている。
【0005】このため、熟成する条件で保存されていた
ワインを飲む際には、ワインセラーからワインを取出し
た後、白ワイン等であれば氷の入ったワインクーラに数
時間入れ冷却してから客に出す。一方、赤ワインであれ
ば、室温に放置して適温になってから客に出すことにな
る。したがって、ワインセラーで保存されているもの
を、取出して直ぐに飲むことはできず手間と時間がかか
る。
【0006】また、ワインを適温で熟成させるために地
下式のワインセラーを用意することは、大変なコストが
発生する。このため、小規模なレストランや家庭では無
理がある。
【0007】地下式のワインセラーに変わるものとし
て、冷却機能を備えた小型のワイン貯蔵庫が市販されて
おり、小規模なレストランでは、そのようなワイン貯蔵
庫を設置して、ワインを保管するケースが増加してい
る。しかしながら、熟成温度と飲み頃の温度との間に差
があるので、ワインを貯蔵庫から出して直ちに客にサー
ビスしたり、あるいは、家庭においても直ちに飲めない
という状況は変らない。さらに、ワインの種類によって
飲み頃の温度が異なるので、それに対応する手間および
時間が必要なことも変わりない。
【0008】近年、ワイン貯蔵庫の内部を冷却するため
に冷媒が巡回するエバポレータのフィンの密度を変え
て、温度の低いエリア、温度の高いエリア、中間温度の
エリアを設け、それぞれ白ワイン、赤ワイン、および保
存用のエリアとして利用できるようにしたものも市販さ
れている。
【0009】このワイン貯蔵庫では、温度が変わると品
質が劣化し易いワインの保存用に合わせて貯蔵用のエリ
アの温度を制御することになる。しかしながら、あるエ
リアの温度を制御すると、他のエリア、たとえば温度の
低い白ワイン用、あるいは温度の高い赤ワイン用のエリ
アの温度はなりゆきで決まる。したがって、必ずしも所
望の温度にはならない。このため、ワイン貯蔵庫から出
して直ちに客にサービスすることは難しいという状況を
解決できるものではない。さらに、それぞれの温度のス
ペースが決まっているので、メニューにあわせて飲み頃
の温度にする赤ワインと白ワインの本数の比率を変えた
りすることもできない。
【0010】また、このような問題は、ワインに限ら
ず、飲み頃や食べ頃の温度が熟成温度と異なる日本酒や
果物など他の様々な種類の被貯蔵物(食品)においても
同様に生じる。
【0011】そこで、本発明においては、飲食に適した
温度と、熟成用の温度が異なる被貯蔵物を貯蔵するのに
適し、さらに取出して直ちに被貯蔵物を飲食することが
できる貯蔵庫を提供することを目的としている。特に、
熟成用および飲用に適した温度範囲が比較的狭いワイン
を適温で保存し、また、直ちに飲める温度で取出すこと
ができる貯蔵庫を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、1つの貯蔵庫に独立した複数の貯蔵室を設置する
とともに、各々の貯蔵室に対し、それに供給する空気の
温度を調整する温度調整機構をそれぞれ設けることで、
複数の温度条件を1つの貯蔵庫で精度良く管理できるよ
うになっている。すなわち、本発明の貯蔵庫は、室内の
空気を循環して室内温度をほぼ一定に保持できる温度調
整機構を各々備えた複数の貯蔵室が上下または左右に並
んでいることを特徴としている。
【0013】本発明の貯蔵庫は、複数の貯蔵室にそれぞ
れ温度調整機構が設けられているので、貯蔵室は独立し
て温度設定でき、それぞれの貯蔵室に目的に応じた各温
度で被貯蔵物を貯蔵できる。このため、適温の異なる被
貯蔵物を1つの貯蔵庫内で保存でき、たとえば、ワイン
であれば、適温で熟成させるとともに、取り出して直ち
に飲食できる状態でも貯蔵できる。さらに、ワインの種
類によって異なる飲み頃の温度にしておくことも可能で
ある。
【0014】また、各々の貯蔵室が独立した温度調整機
構を備えているので、各々の貯蔵室の温度条件を目的に
応じて切替えることが可能である。例えば、白ワイン用
の貯蔵室を赤ワイン用の貯蔵室に振り替えることも可能
である。すなわち、ユーザのニーズに応じて貯蔵スペー
スの割合を変更できる。
【0015】さらに、室内の空気を循環して温度制御し
ているので、貯蔵室の冷却器の側が冷えすぎたりするこ
ともなく、室内の温度を均一に保持できる。したがっ
て、ワインなどの適切な温度範囲の狭いものであっても
安心して貯蔵できる。ワインの貯蔵を目的とした貯蔵庫
においては、上述したように少なくとも3つの温度条件
で貯蔵できることが望ましいので、3つの貯蔵室を上下
または左右に設けることが望ましい。
【0016】また、ワインを貯蔵するには、コルク栓が
乾燥しない程度で、周囲にかびなどが発生しない程度の
相対湿度が60から85%にすることが望ましい。温度
調整機構で温度を制御したときに除湿されて相対湿度が
低下する可能性が高いので、適度な湿度を保持するため
に水を入れた平皿状などの加湿用のパンを設置できるス
ペースを各々の貯蔵室に設けることが望ましい。
【0017】また、瓶熟成するワインは、水平に近い姿
勢で保存することが望ましい。このため、貯蔵室のワイ
ン(被貯蔵物)を水平方向に取出し可能なようにドアを
設けることにより、出し入れが容易になる。
【0018】さらに、ワインあるいはその他の食品にお
いては、熟成温度と飲食に適した温度は、室温から若干
低い温度範囲であり、冷凍する必要はない。したがっ
て、温度調整機構は、ほぼ5℃から20℃の範囲内で貯
蔵室を所定の温度に保持できることが望ましい。この温
度範囲で各貯蔵室を温度調整できれば、ワインを熟成保
存する貯蔵室と、白ワイン、赤ワインをそれぞれ飲み頃
の温度で貯蔵する貯蔵室とを設定できる。
【0019】各々の温度調整機構は、空気を冷却する冷
却器に加え、冬期にも温度条件を一定に保つために空気
を加温するヒータを用意することが望ましい。さらに、
貯蔵室の温度を均一にするために温度調整された空気を
送風する送風ファンを用意することが望ましい。そし
て、これらにより貯蔵室内の温度をできるだけ均一にす
るには、各々の貯蔵室内に配置するよりも、各々の貯蔵
室の側面にパーティションにより区画化された空調室に
設置し、温度調整済みの空気を貯蔵室に供給することが
望ましい。
【0020】また、貯蔵室と区画化された空調室の下部
に、冷却器からのドレンを受けて溜めるドレンパンを配
置し、このドレンパン上を空気が通るようにすれば、貯
蔵室内の空気が冷却器で除湿され過ぎることなく、湿度
が大幅に低下するのを防止できる。冷却器のドレンを受
けて所定の量のドレンが溜まるには時間がかかるが、そ
の間の湿度調整、さらには、冷却器のドレンパンでは湿
度調整が不十分な場合には、上述したように加湿用のパ
ンを貯蔵室に設置することにより湿度の調整範囲が広が
る。
【0021】夏期などにおいては、貯蔵室内に入った外
気が除湿されて大量にドレンが発生することもあるが、
湿度調整のためにはドレンパンに水位があるようにする
ことが望ましい。そこで、ドレンパンにオーバフローを
設け、所定の水位以上になると排水するようなシステム
がワイン貯蔵庫としては適している。さらに、温度調整
機構の冷却器に冷媒を供給するコンプレッサーまたはコ
ンデンサーにより加熱可能なようにした外部のドレンパ
ンを設け、ドレンパンからの排水をその外部のドレンパ
ンに導く排出経路を設けることが望ましい。この排水経
路で導かれた貯蔵庫内で生じた過剰なドレンは、コンプ
レッサーまたはコンデンサーの熱を利用して自己蒸発さ
せることができ、ドレンを処理するための配管などが不
要となる。また、各々の温度調整機構の冷却器は、冷媒
を供給する共通のコンプレッサーに並列に接続すること
が可能であり、1つのコンプレッサーで複数の貯蔵室の
温度を安定して制御できる。
【0022】各々の貯蔵室の湿度を独立して制御可能に
するには各々の貯蔵室にドレンパンを設けることが望ま
しく、複数の貯蔵室が上下に配置されている場合は、排
水用の配管同士を接続して外部のドレンパンに導くよう
にしても良い。しかしながら、配管あるいはホース同士
を接続するためのフィッティングあるいはコネクタなど
の部品が必要となり、また、連結用のスペースを設ける
必要がある。これに対し、下方に位置する貯蔵室に配置
されたドレンパンに、上方の貯蔵室に配置されたドレン
パンからの排水を受ける接続部と、この接続部から排水
されたドレンおよびドレンパン内のドレンを合わせて排
水する排水部とを設けることにより、配管あるいはホー
ス同士を接続せずに済み、排水経路を簡略化できる。す
なわち、上方の貯蔵室に配置されたドレンパンの排水を
下方に位置する貯蔵室に配置されたドレンパンに導く中
継配管と、最下部の貯蔵室に配置されたドレンパンの排
水を外部のドレンパンに導く排水管とを備えたシンプル
な排水経路で各々の貯蔵室で発生したドレンを排水する
ことができる。
【0023】貯蔵室のドレンパンの接続部をホースで接
続するシステムであれば、ホース用の接続口の断面の一
部をカットし、断面がC字型のものにすることが望まし
い。このような接続口であれば、ホースを差し込むだけ
でカットした部分から上方のドレンパンのドレンが下方
のドレンパンに流出するようにできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る貯蔵庫の概
略構成を示してある。本例の貯蔵庫1は、ワイン61を
被貯蔵物としたワイン用の貯蔵庫である。この貯蔵庫1
は、断熱パネルからなるほぼ直方体状のハウジング2
と、その内部に上下に配置された2つの断熱性の仕切り
3を備えている。これらの仕切り3によって、各々断熱
された独立の3つの貯蔵室10、11および12が上下
に形成されている。そして、ハウジング2の一方の側面
(前面)2aには、前方に開閉するドア4が取付けられ
ている。このドア4は、貯蔵室内10、11および12
のワイン61を側方から水平方向に取出しできるように
なっている。また、ドア4の上方側の一部には、UVカ
ットガラス5がはめ込まれている。
【0025】本例の貯蔵室10、11および12は、室
内の空気70を循環して室内温度をほぼ一定に保持でき
る温度調整機構20、21および22を各々備えてい
る。そして、これらの貯蔵室10、11および12に
は、スライド式のワインラック60が収納されており、
このワインラック60に複数の瓶入りのワイン61を水
平な姿勢で置くことができる。さらに、ワインラック6
0の下方が水75を入れた平皿状の加湿用のパン(蒸発
皿)18a、18bおよび18cを設置できるスペース
となっており、ここに加湿用のパンを設置することによ
り各貯蔵室10、11および12は、温度とともに湿度
も適当な値に保持される。
【0026】本例の温度調整機構20、21および22
は、それぞれがほぼ5℃〜20℃の範囲内の設定された
温度で、貯蔵室10、11および12の室温を独立して
保持できるようになっている。例えば、上段の貯蔵室1
0と中段の貯蔵室11の室内温度は、5〜20℃の範囲
で設定温度を選択できるようにしている。さらに、やや
広めの下段の貯蔵室12の室内温度は、保存(熟成)用
として、12〜16℃の範囲で設定温度を選択できるよ
うにしている。
【0027】このように、本例の貯蔵庫1には、貯蔵室
10、11および12の各々に対し所定の温度に温度調
整された空気70を供給する温度調整機構20、21お
よび22とが対になるように設けてある。したがって、
各々の貯蔵室10、11および12は、独立した設定温
度に室内温度を調整できる。例えば、上段の貯蔵室10
を室温より低い白ワイン61の飲み頃の温度にセット
し、中段の貯蔵室11を室温にほぼ等しい赤ワイン61
の飲み頃の温度にセットできる。さらに、下段の貯蔵室
12を室温より若干低いワイン61の熟成に適した温度
にセットできる。このように、本例の貯蔵庫1は、1つ
の貯蔵庫1に、ワイン61の熟成保存に適した温度の貯
蔵室と、各々のワイン61の飲み頃に適した温度の貯蔵
室とを設けることができ、それぞれの貯蔵室を個別に温
度制御できる。さらに、温度調整された空気を循環して
室内温度を制御しているので、貯蔵室内の温度むらを小
さくすることができる。したがって、複数の温度条件を
1つの貯蔵庫1で精度良く管理できる。
【0028】本例の貯蔵室10、11および12の後方
に、隣接して設けられた温度調整機構20、21および
22について、さらに詳しく説明する。これらの温度調
整機構20、21および22は、同じ構成を採用してい
るので、貯蔵室10と対になっている温度調整機構20
を例に説明し、温度調整機構21および22についての
詳細を省略する。
【0029】温度調整機構20を収納した空調室30a
は、貯蔵室10と板状のパーティション31により区画
されており、ほぼ方形な空調室30aが形成されてい
る。この空調室30aは、空気70を加温する面状の加
温用のヒータ32aと、空気70を冷却するエバポレー
タ(冷却器)33aと、これらの温度調整された空気7
0を貯蔵室10に送風する送風ファン34aが下から順
番に配置されている。空調室30aの下方の床29に
は、エバポレータ33aで発生したドレンを受けて溜め
るドレンパン40が配置されている。これらの順番は、
必ずしも限定されるものではないが、エバポレータ33
aで発生するドレンをドレンパン40の上に導くために
は、エバポレータ33aがファンの下方にあることが望
ましい。また、ヒータ32aをエバポレータ33aの下
方に配置することにより、エバポレータ33aに付着し
た霜の除去を行うためにヒータ32aを用いることがで
きる。
【0030】パーティション31の下部には、貯蔵室1
0から空調室30aに空気70が吸込まれる吸込口35
bが設けられ、上方は、空調室30aから貯蔵室10に
空気70が供給される吹出口35aが設けられている。
したがって、空調室30aは全体が下方から吸気して上
方から温度調整された空気70を吹出するダクトとして
の機能を備えている。また、空調室30aの下部におい
ては、ドレンパン40の上を吸込口35bを通った空気
70が通過するようになっている。このため、ドレンパ
ン40から蒸発する水分により空調室30aの内の空気
70の湿度が極端に低下することを防止できる。したが
って、貯蔵室10に供給される空気70は、エバポレー
タ33aで除湿され過ぎることにならず、適当な湿度を
保つことができる。これにより、貯蔵室10の湿度の大
幅な低下を防止できる。
【0031】パーティション31の前面2aの側、すな
わち貯蔵室10に面した側の吸込口35bの付近にサー
ミスタ19が取付けられている。このサーミスタ19に
より検出した温度に応じ、空調室30aに配置された温
度調整機構20は、エバポレータ33aで空気70を冷
却し、また、ヒータ32aで空気70を加熱する。これ
の冷却および加熱する2つの手段により、冬期および夏
期を通じて貯蔵室10の室温を一定に保つことができ
る。また、送風ファン34aは、常時作動となってお
り、貯蔵室10に温度調整された空気70を供給すると
ともに、貯蔵室10の内部の空気70を循環および攪拌
させることにより貯蔵室10内の温度が均一に保たれる
ようにしている。送風ファン34aは、エバポレータ3
3a、あるいはヒータ32aと関連して作動するように
することもできる。
【0032】上述したように、貯蔵室10と同様な構成
で、中段の貯蔵室11に隣接して設けられた温度調整機
構21にも空調室30bが設けられ、その内にドレンパ
ン41、ヒータ32b、エバポレータ33b、および送
風ファン34bが配置されている。また、下段の貯蔵室
12に隣接して設けられた温度調整機構22にも空調室
30cが設けられ、その内に下から順番にドレンパン4
2、ヒータ32c、エバポレータ33cおよび送風ファ
ン34cが配置されている。したがって、3つの貯蔵室
10、11および12が各々の空調室30a、30bお
よび30cの機器により独立して温度制御できる。
【0033】これらの空調室30a、30bおよび30
cのエバポレータ33a、33bおよび33cの冷媒回
路は、ハウジング2の底面2cの部分、すなわち、本体
1の下部に配置された共通のコンプレッサー38と、ハ
ウジング2の後面2bに配置された共通のコンデンサー
39を備えている。この冷媒回路を図2に示してある。
本例の貯蔵庫1では、共通のコンプレッサー38および
コンデンサー39に対し3つのエバポレータ33a、3
3bおよび33cが並列に接続されている。これらの並
列に接続された各々のエバポレータ33a、33bおよ
び33cは、上流側、すなわちコンデンサー39の側に
各々のエバポレータ33a、33bおよび33cのため
の電磁弁36a、36bおよび36cが設けられてい
る。さらに、これらの上流側に1つの自動膨張弁37が
配置されている。このように、高圧側に電磁弁36a、
36bおよび36cを設けることにより、エバポレータ
33a、33bおよび33cのうちのいずれかへの冷媒
72の流れを停止しても、冷媒72の他のエバポレータ
への流れを阻害することなく、これらのエバポレータ3
3a、33bおよび33cを各々独立して作動または休
止させることができる。
【0034】したがって、温度調整機構20、21およ
び22では、貯蔵室10、11および12を所定の温度
になるように冷却することができる。また、冷却が不要
なときは、各々のエバポレータ33a、33bおよび3
3cを個々に停止できる。さらに、加温が必要なとき
は、ヒータ32a、32bおよび32cを個別に作動さ
せることができる。ワイン61などの被貯蔵物は、熟成
温度と飲食に適した温度が、常温から若干下がった程度
の温度範囲であるため、特に、これらの被貯蔵物を冷凍
するまで冷やす必要はなく、ときには加湿が必要とされ
ることにも対応できる。
【0035】また、本例の温度調整機構20、21およ
び22では、貯蔵室10、11および12内の空気70
を送風ファン34a、34bおよび34cにより循環さ
せて温度制御している。このため、貯蔵室10、11お
よび12は、エバポレータ33a、33bおよび33c
に近い側面側が冷え過ぎたりせずに、貯蔵室10、11
および12内の温度を均一に保持できる。したがって、
ワイン61などの保存あるいは飲食に適した条件の温度
範囲が狭いものであっても、安心して貯蔵できる。さら
に、エバポレータ33a、33bおよび33c、または
ヒータ32a、32bおよび32cが作動していないと
きでも、送風ファン34a、34bおよび34cを動か
すことにより、室内の温度をさらに均一化させることが
できる。また、室内の空気70を循環させることによ
り、貯蔵室10、11および12内に設置されているパ
ン18a、18bおよび18cや、ドレンパン40、4
1および42による加湿を促すことができる。これによ
り、さらに室内の湿度をより均一化できるというメリッ
トもある。
【0036】さらに、本例の貯蔵庫1は、夏期などにお
いて、貯蔵庫1の内に入った外気が除湿され大量にドレ
ンが発生しても良いように、ドレンの排出経路47が形
成されている。常時は、ドレンパン40、41および4
2のドレンが再蒸発して室内の湿度を維持するのに寄与
する。このため、ドレンパン40、41および42には
水位があるようにドレンを保持しておくことが望まし
い。しかしながら、高温多湿な条件下では、発生するド
レン量が多くなるので、それを排出する必要が生じるこ
とがある。排出経路47は、上方のドレンパン40から
順番にドレンパン41および42と、ドレンパンを中継
するドレン管44aによりオーバフローしたドレンを導
くカスケード状の経路が採用されている。そして、最下
層の貯蔵室12のドレンパン42から最終的には、排水
用のドレン管44bによりハウジング2の底面2c側に
配置されているコンプレッサー38の上方に配置された
外部のドレンパン45にオーバフローしたドレンが導か
れる。
【0037】ドレンパン45に回収されたドレンは、コ
ンプレッサー38の熱を受け、自然蒸発する。したがっ
て、貯蔵庫1からドレンを処理するための配管などが不
要であり、さらに、貯蔵庫1を設置した周囲の床が水び
だしになることも未然に防止できる。
【0038】図3に、各ドレンパン40、41および4
2からドレンを排出するための排水経路47の概要を示
してある。本例では、図4に示すようなドレン回収部5
0が各ドレンパン40、41および42に取付けられて
おり、各々のドレンパンのオーバフロー48から溢れた
ドレンが回収部50の受け口51に排出される。このた
め、各ドレンパン40、41および42においては、対
応する冷却器33a、33bおよび33cから排出され
たドレン49がドレンパン内に溜まって水位を形成し、
通常状態ではこのドレン水が蒸発することにより水位が
保たれ、また、各々の空調室30a、30bおよび30
c、さらには、各々の貯蔵室10、11および12の湿
度を保持するのに役立っている。
【0039】ドレン回収部50の受け口51には、さら
に、上方のドレンパンからのドレン排水を受ける接続部
52が設けられており、対応するドレンパンからの排水
と合わせて排水部55から下方のドレンパンあるいは外
部のドレンパン45に排水される。接続部52はフレキ
シブルなホースを接続できる口となっており、さらに、
その断面はC字型となるように一部がカット53されて
いる。また、接続口52の下方は段差54が形成されて
おり、ホースの先端が段差54に止まり、C字型にカッ
トされた部分53がホースに覆われず、必ず排水のため
の空間が残るようになっている。また、排水部55はロ
ート状になっており、その先端55aはホースが接続で
きる径になっている。
【0040】したがって、本例のドレン回収部50は、
ある程度の容量のあるドレン受け口51に、上方のドレ
ンパンからのドレンと、隣接あるいは上部に配置された
対応するドレンパンからのドレンとを受けることがで
き、溢れたり、漏れ出すことなくこれらのドレンを合わ
せて下方のドレン回収部あるいはドレンパンに出力する
ことができる。そして、そのためには、上方のドレンパ
ンの回収部50の排水口55と、下方のドレンパンの回
収部50の接続口52とに単にホースを差し込むだけで
ドレンの排水経路47を構成できる。すなわち、ドレン
パン40および41の間、およびドレンパン41および
42の間は、それぞれドレンの中継用のホース44aを
繋ぐだけでドレンを下方のドレンパンに回収することが
できる。そして、最下層のドレンパン42においては、
その排水口55に庫外のドレンパン45に排水するため
のホース44bを接続することによりドレンを最終的に
庫外に導くことができる。もちろん、庫外のドレンパン
45に同様の構成のドレン回収部50を取付けておいて
も良く、そのようなドレン回収システムでは、すべての
ドレンパンを同じ仕様で製造することが可能であり、非
常に経済的なシステムとなる。また、ドレン回収部50
はドレンパンと一体に形成することも可能である。さら
に、ドレンパンのうち、冷却器からのドレンを受ける部
分に、上方のドレンパンから排水を受ける接続部を設け
ることも可能である。また、ドレン配管はホースに限る
ことはなく、銅管などの他の材質であっても良い。
【0041】これに対し、図5に示すように、各々のド
レンパン40、41および42からドレンをホース58
で回収し、それらのホースをコネクタ57で接続するこ
とによりドレン排水経路59を構成することも可能であ
る。しかしながら、ホース同士を接続する手間やそのた
めのスペースが必要であり、ホースの本数も多くおよび
コネクタが必要となるので経済的ではない。たとえば、
上記の排水経路47と比較すると、上記ではホースは中
継用が2本、排水用が1本の合計3本で済んだのに対
し、この排水経路59では5本のホースが必要になる。
これに伴って、ホースの接続個所が排水経路47では5
箇所であったものが、排水経路59では9箇所に増え
る。したがって、図3に示すような排水経路47を採用
し、カスケード的に上方のドレンを下方のドレンパンに
受けて順次流すシステムを採用することにより非常に経
済的なドレン回収システムが提供できることがわかる。
【0042】排水経路47のように、ドレンを上方のド
レンパンから下方のドレンパンに順次流し、合わせて排
水するシステムはオーバフローさせてドレンを排水する
システムに限らず、冷却器からドレンパンに回収された
ドレンをドレンパンに貯めずに排水するシステムにも適
用することができ、同様に経済的でコンパクトなドレン
回収システムを構成できる。しかしながら、ワインセラ
ーなどのように貯蔵庫内の湿度を一定に保つことが要求
される場合は、各々のドレンパンに水位をけることが望
ましいことは上述した通りである。
【0043】また、本例の貯蔵庫1は、ドレンパン4
0、41および42に加え、前述したように、湿度を調
整するために、各貯蔵室10、11および12に水75
を入れたパン18a、18bおよび18cを配備してい
る。したがって、本例の貯蔵庫1は、各貯蔵室10、1
1および12のパン18a、18bおよび18cに水7
5さえ存在すれば、それらが自然蒸発するので、湿度
は、概ね60〜75%RH程度で安定して保持できる。
一般に、ワイン61のコルクの乾燥を防止し、さらにラ
ベルの剥がれを防止するためには、湿度を60〜80%
RHに維持することが望ましいとされている。したがっ
て、本例の貯蔵庫1は、湿度を調整しワインに適した環
境を提供できる。
【0044】さらに、本例の貯蔵庫1は、ワイン61の
保存に適するように、低紫外線構造となっている。例え
ば、ドア4の上方に嵌め込まれているガラス5は、UV
カットガラスであり、貯蔵庫1の照明には、低紫外線ラ
ンプ(不図示)が用いられている。したがって、貯蔵中
のワイン61に照射される紫外線の量が少なくなってお
り、変色や変質を防止できる。
【0045】このように、本例の貯蔵庫1は、ハウジン
グ2の内部に仕切り3を設けて、3つの貯蔵室10、1
1および12を設け、これら各貯蔵室10、11および
12に温度調整機構20、21および22を対応させて
いるので、各々の室内を独立して精度良く管理できる。
特に、冷却器(エバポレータ)33a、33bおよび3
3cのみならずヒータ32a、32bおよび33cも温
度調整機構20、21および22を備えているので、各
貯蔵室10、11および12を5℃〜20℃と、通常の
室温に対し比較的低い温度から室温に至るまでの範囲で
任意に設定できる。
【0046】さらに、各貯蔵室の設定温度を低温から室
温に変えることもできるため、本例の貯蔵庫1では、ワ
イン61を保存する際に、各貯蔵室10、11および1
2をワインの熟成条件のみならず、白ワイン、赤ワイン
などの異なる飲み頃条件に設定することも可能となって
いる。すなわち、本例の貯蔵庫1によりワイン61を品
質が劣化しない状態で熟成保存できるとともに、飲み頃
温度になった状態でもワイン61を貯蔵できる。
【0047】したがって、ワインを熟成させるべく保管
するとともに、熟成温度の貯蔵室から飲用温度の貯蔵室
に、予め移動させることにより、飲み頃温度のワインを
取出して手間や時間をかけずに、直ちに客にサービスし
たり、家庭で飲むことができる。
【0048】また、本例の貯蔵庫1は、貯蔵室10、1
1および12の設定温度を自由に変えられるので、レス
トランにおいて、その日の献立(料理)に合せて、赤・
白ワインを飲み頃で収納する本数を変えることもでき
る。例えば、2つの貯蔵室を10℃以下の低温に調整
し、飲み頃温度の白ワインの貯蔵量を増やすなどのニー
ズにも応じられる。もちろん、家庭であれば、白ワイ
ン、赤ワインなどの好みにより貯蔵室10、11および
12の設定温度を自由に変えることができる。
【0049】このように、フレキシブルな利用が可能な
貯蔵庫1を提供できる。そして、好みのワイン61を長
期間良好な状態で保存でき、また、好きなワインをいつ
でも直ぐに飲み頃で取出すことができる。また、このよ
うな本例の貯蔵庫1は、1台でフレキシブルな運用がで
きるので、ニーズの異なるユーザに対しても同一の仕様
の貯蔵庫1をもって応えることができる。また、ニーズ
の変化に対しても柔軟に対応できる。したがって、コス
トパフォーマンスの良い貯蔵庫1を提供できる。さら
に、1台で幾通りもの運用が可能なので、スペース的な
メリットもある。
【0050】なお、本例の貯蔵庫1では、ワインを貯蔵
するのに適した3つの貯蔵室が上下に配置された構成で
説明しているが、これに限らず左右に貯蔵室が配置され
ていてももちろん良い。さらに、貯蔵庫は、ワイン以外
の日本酒や果物などの被貯蔵物を、保管温度と、食べ頃
温度に分けて各貯蔵室で保存することも可能である。ま
た、貯蔵室の数も3つに限らず、2つあるいは4つ以上
であってももちろん良い。また、各貯蔵室から取出し可
能なように、複数のドアを取付けることも可能である。
さらに、スライド式のドアを側面に設けることも可能で
ある。
【0051】また、上記では、このコンプレッサー38
の発熱を利用してドレンを蒸発させる例を示している
が、これに限らず、コンデンサー39の熱を利用して蒸
発できるように、ドレンの排出経路を構成することも可
能である。
【0052】上記では、各室のエバポレータは、1つの
コンプレッサーで作動させるようにしている例を説明し
ているが、これに限らず、各貯蔵室または空調室にそれ
ぞれコンプレッサーとコンデンサーを設けたり、ペルチ
ェ冷却装置などの電子冷却器を配してももちろん良い。
あるいは、1つのエバポレータと加温用のヒータで混合
気体を作り、ダンパなどの切替えにより各貯蔵室の温度
制御を行ってももちろん良い。
【0053】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の貯蔵庫
は、複数の貯蔵室にそれぞれ温度調整機構が設けられ、
貯蔵室は独立して温度設定でき、それぞれの貯蔵室で目
的に応じた温度で被貯蔵物を貯蔵できる。このため、適
温の異なる被貯蔵物を1つの貯蔵庫内で保存でき、適温
で熟成させるとともに、取り出したら直ちに飲食できる
状態でも貯蔵できる。したがって、被貯蔵物としてワイ
ンを貯蔵する場合であれば、熟成用および飲用にそれぞ
れ適した貯蔵室を1つの貯蔵庫で用意できる。
【0054】さらに、各々の貯蔵室が独立した温度調整
機構を備えているので、各々の貯蔵室の条件を目的に応
じて温度を切替え、1台の貯蔵庫でフレキシブルな利用
ができる。さらに、室内の空気を循環させて温度制御し
ているので、冷却器の側が冷えすぎたりすることなく、
室内の温度を均一に保持できる。したがって、ワインな
どの温度範囲の狭いものであっても安心して貯蔵でき
る。ワインの貯蔵を目的とした貯蔵庫においては、特に
使い勝手の良い貯蔵庫として提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貯蔵庫の概略構成を示す縦断面図
である。
【図2】図1に示す温度調整機構における冷媒回路を示
す回路図である。
【図3】ドレンの排水経路を説明する図である。
【図4】ドレン回収部の構成を説明する図である。
【図5】ドレンの排水経路の異なる例を示す図である。
【符号の説明】
1 貯蔵庫 2 ハウジング 3 仕切り 4 ドア 5 UVカットガラス 10、11、12 貯蔵室 18a、18b、18c パン(加湿用の蒸発皿) 19 サーミスタ 20、21、22 温度調整機構 29 床 30a、30b、30c 空調室 31 パーティション 32a、32b、32c ヒータ 33a、33b、33c エバポレータ(冷却器) 34a、34b、33c 送風ファン 35a 吹出口 35b 吸込口 36 電磁弁 37 自動膨張弁 38 コンプレッサー 39 コンデンサー 40、41、42 ドレンパン 44a ドレン管(中継配管)、44b ドレン管
(排水配管) 45 外部のドレンパン 47、59 排水経路 60 ワインラック 61 ワイン 70 空気 72 冷媒 75 水
フロントページの続き (72)発明者 野村 修 長野県南安曇郡豊科町大字豊科1000番地 ジーエーシー株式会社内 (72)発明者 滝澤 俊 長野県南安曇郡豊科町大字豊科1000番地 ジーエーシー株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA04 AA07 BA01 CA02 DA02 EA01 HA03 KA12 PA04 3L048 AA01 AA06 AA07 AA09 BA01 BC02 BD03 CA02 CB03 CB05 CB09 CC03 DA03 DB06 FA00 FA01 GA02 GA03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を循環して室内温度をほぼ一
    定に保持できる温度調整機構を各々備えた複数の貯蔵室
    が上下または左右に並んでいることを特徴とする貯蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 請求項1において、3つの前記貯蔵室を
    有する貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 請求項1において、各々の前記貯蔵室に
    水を入れた加湿用のパンを設置可能なスペースが設けら
    れていることを特徴とする貯蔵庫。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記貯蔵室の被貯蔵
    物を水平方向から取出し可能なドアが設けられているこ
    とを特徴とする貯蔵庫。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記温度調整機構
    は、ほぼ5℃から20℃の範囲で前記貯蔵室をそれぞれ
    所定の温度に保持できることを特徴とする貯蔵庫。
  6. 【請求項6】 請求項1において、各々の前記温度調整
    機構は、空気を冷却する冷却器と、空気を加温するヒー
    タと、送風ファンとを備えており、各々の前記貯蔵室の
    側面に位置するパーティションにより区画化された空調
    室に、前記冷却器、ヒータおよび送風ファンが配置され
    ていることを特徴とする貯蔵庫。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記空調室の下方部
    分に前記冷却器からのドレンを受けて溜めるドレンパン
    が配置されており、このドレンパンの上を空気が通過す
    ることを特徴とする貯蔵庫。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記ドレンパンはオ
    ーバフローしたドレンを排水する排水口を供えているこ
    とを特徴とする貯蔵庫。
  9. 【請求項9】 請求項5において、各々の前記温度調整
    機構の前記冷却器に冷媒を供給する共通のコンプレッサ
    ーを有し、このコンプレッサーに対し前記複数の冷却器
    が並列に接続されていることを特徴とする貯蔵庫。
  10. 【請求項10】 請求項1において、複数の前記貯蔵室
    が上下に配置され、各々の貯蔵室はドレンパンを備えて
    おり、 下方に位置する前記貯蔵室に配置された前記ドレンパン
    は、上方の前記貯蔵室に配置された前記ドレンパンから
    の排水を受ける接続部と、この接続部から排水されたド
    レンおよびドレンパン内のドレンを合わせて排水する排
    水部とを備えていることを特徴とする貯蔵庫。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記接続部はホ
    ースの接続口を備えており、そのホースの接続口の断面
    は一部がカットされていることを特徴とする貯蔵庫。
  12. 【請求項12】 請求項1において、各々の前記温度調
    整機構は、空気を冷却する冷却器を備え、さらに、これ
    らの前記冷却器に冷媒を供給する共通のコンプレッサー
    およびコンデンサーと、前記冷却器のドレンを前記コン
    プレッサーまたはコンデンサーにより加熱可能なように
    配置された外部のドレンパンに導く排出経路とを有する
    ことを特徴とする貯蔵庫。
  13. 【請求項13】 請求項12において、複数の前記貯蔵
    室が上下に配置されており、前記排水経路は、上方の前
    記貯蔵室に配置されたドレンパンの排水を下方に位置す
    る前記貯蔵室に配置されたドレンパンに導く中継配管
    と、最下部の前記貯蔵室に配置されたドレンパンの排水
    を前記外部のドレンパンに導く排水管とを備えているこ
    とを特徴とする貯蔵庫。
JP2000011211A 1999-03-29 2000-01-20 貯蔵庫 Withdrawn JP2000346524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000011211A JP2000346524A (ja) 1999-03-29 2000-01-20 貯蔵庫

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-86456 1999-03-29
JP8645699 1999-03-29
JP2000011211A JP2000346524A (ja) 1999-03-29 2000-01-20 貯蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000346524A true JP2000346524A (ja) 2000-12-15

Family

ID=26427568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000011211A Withdrawn JP2000346524A (ja) 1999-03-29 2000-01-20 貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000346524A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346525A (ja) * 1999-06-10 2000-12-15 Zojirushi Corp ワインセラー
JP2002333251A (ja) * 2001-05-11 2002-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2004347233A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Toru Yumita ワインセラー
WO2005090877A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Eddy Enterprise Co., Ltd. ワイン熟成型貯蔵装置
KR100826715B1 (ko) 2007-01-05 2008-04-30 엘지전자 주식회사 냉장고 및 냉장고의 제어방법
CN100422671C (zh) * 2003-06-16 2008-10-01 爱迪企业有限公司 葡萄酒成熟型储藏装置
JP2010032094A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Daikin Ind Ltd ドレン排水方法、空気調和装置および空気調和システム、ドレンソケット
JP3199815U (ja) * 2015-06-30 2015-09-10 さくら製作所株式会社 ワインセラー
JP2017207220A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社アルテクナ 飲料貯蔵装置
JP2019105386A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 エスペック株式会社 熟成庫
EP3037754B1 (en) * 2014-12-23 2021-05-26 BSH Hausgeräte GmbH Refrigerator
WO2023198268A1 (en) * 2022-04-11 2023-10-19 Electrolux Appliances Aktiebolag Refrigerator with water collector
WO2024067236A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 青岛海尔特种制冷电器有限公司 用于冰箱的蒸发皿及冰箱

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000346525A (ja) * 1999-06-10 2000-12-15 Zojirushi Corp ワインセラー
JP2002333251A (ja) * 2001-05-11 2002-11-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷蔵庫
JP2004347233A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Toru Yumita ワインセラー
CN100422671C (zh) * 2003-06-16 2008-10-01 爱迪企业有限公司 葡萄酒成熟型储藏装置
WO2005090877A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Eddy Enterprise Co., Ltd. ワイン熟成型貯蔵装置
KR100826715B1 (ko) 2007-01-05 2008-04-30 엘지전자 주식회사 냉장고 및 냉장고의 제어방법
JP2010032094A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Daikin Ind Ltd ドレン排水方法、空気調和装置および空気調和システム、ドレンソケット
EP3037754B1 (en) * 2014-12-23 2021-05-26 BSH Hausgeräte GmbH Refrigerator
JP3199815U (ja) * 2015-06-30 2015-09-10 さくら製作所株式会社 ワインセラー
JP2017207220A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 株式会社アルテクナ 飲料貯蔵装置
JP2019105386A (ja) * 2017-12-11 2019-06-27 エスペック株式会社 熟成庫
WO2023198268A1 (en) * 2022-04-11 2023-10-19 Electrolux Appliances Aktiebolag Refrigerator with water collector
WO2024067236A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 青岛海尔特种制冷电器有限公司 用于冰箱的蒸发皿及冰箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8863537B2 (en) Single evaporator refrigeration system for multi-compartment refrigerator appliance with isolated air flows
US20100212343A1 (en) Refrigerated case with low frost operation
US20070289323A1 (en) Refrigerated case with low frost operation
JP2004360948A (ja) 冷蔵庫
CA2651674C (en) Refrigerator with select temperature compartment
JP2000346524A (ja) 貯蔵庫
US2775873A (en) Still chilled refrigerator
US8966929B2 (en) Cooled air recirculation in a refrigerator
CN105066555A (zh) 冰箱
US20100139307A1 (en) Refrigerator with an improved air handler for quickly chilling a bin
JP2024071610A (ja) 冷蔵庫
JP2006090582A (ja) 冷蔵庫
JP2008157493A (ja) 冷蔵庫
JP2005172303A (ja) 冷蔵庫
JP2004037042A (ja) 冷蔵庫
JP2001201230A (ja) 貯蔵庫およびその制御方法
JP2000258028A (ja) 冷蔵庫
JP2001201229A (ja) 貯蔵庫およびその制御方法
KR100678777B1 (ko) 냉장고
US2175498A (en) Refrigerator
JP2002098465A (ja) 冷蔵庫
JP6683648B2 (ja) 庫内環境調節装置及び食物熟成装置
KR20200144205A (ko) 자동화 습도 조절 장치를 구비한 냉장용 쇼케이스
JP2001201228A (ja) 貯蔵庫
JPH03294776A (ja) 花用冷却ショーケース

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403