JPH09289829A - 低温保存庫 - Google Patents
低温保存庫Info
- Publication number
- JPH09289829A JPH09289829A JP12916296A JP12916296A JPH09289829A JP H09289829 A JPH09289829 A JP H09289829A JP 12916296 A JP12916296 A JP 12916296A JP 12916296 A JP12916296 A JP 12916296A JP H09289829 A JPH09289829 A JP H09289829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- low
- partition wall
- cooler
- water
- vegetables
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 少量の米穀類と野菜類を同時に低温保存する
ことのできる低温保存庫を提供する。 【解決手段】 断熱材を挟んだ断熱パネルからなる低温
保存庫に、その内側を仕切壁により仕切って２室に構成
し、その仕切壁の下部に通気孔を設けて室内空気を流通
自在とし、仕切壁の上方に両室を跨いで冷却器を配設
し、冷却器の吹出し口を一室に、吸込み口を他室に接続
し、通気孔に通気性ある布または紙からなる吸水幕を設
け、吸水幕の下端を水槽の水に浸漬する。
ことのできる低温保存庫を提供する。 【解決手段】 断熱材を挟んだ断熱パネルからなる低温
保存庫に、その内側を仕切壁により仕切って２室に構成
し、その仕切壁の下部に通気孔を設けて室内空気を流通
自在とし、仕切壁の上方に両室を跨いで冷却器を配設
し、冷却器の吹出し口を一室に、吸込み口を他室に接続
し、通気孔に通気性ある布または紙からなる吸水幕を設
け、吸水幕の下端を水槽の水に浸漬する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、米穀類や野菜類を
保存する低温保存庫に関する。
保存する低温保存庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、米穀類を長期保存する低温保存庫
においては、保管中に微生物の繁殖や変質を避けるため
に、庫内を温度１０℃前後で、湿度６０〜７０％に保っ
ている。野菜を低温保存する場合は庫内温度１０℃前後
で、湿度８０〜９０％である。このように野菜の場合
は、湿度が低すぎると乾燥して鮮度を失いやすいため、
米穀類よりも保存庫の湿度を高く保つ必要がある。この
ため従来は米穀類と野菜類は同じ低温保存庫に一緒に保
管することができず、少量を保存する場合でも、それぞ
れ専用の低温保存庫が別々に必要となり、効率的な備蓄
ができなかった。
においては、保管中に微生物の繁殖や変質を避けるため
に、庫内を温度１０℃前後で、湿度６０〜７０％に保っ
ている。野菜を低温保存する場合は庫内温度１０℃前後
で、湿度８０〜９０％である。このように野菜の場合
は、湿度が低すぎると乾燥して鮮度を失いやすいため、
米穀類よりも保存庫の湿度を高く保つ必要がある。この
ため従来は米穀類と野菜類は同じ低温保存庫に一緒に保
管することができず、少量を保存する場合でも、それぞ
れ専用の低温保存庫が別々に必要となり、効率的な備蓄
ができなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、米穀類と野菜類を一緒に低温保存することの
できる低温保存庫を提供する。
を解決し、米穀類と野菜類を一緒に低温保存することの
できる低温保存庫を提供する。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、庫内を垂直な仕切壁により左右２室に区画
し、その１室に冷却器の冷風吹出し口を接続すると共
に、他室にその吸込み口を接続し、仕切壁には通気孔を
開口し、この通気孔を吸水幕により覆うと共に、吸水幕
の下端を水槽に浸漬する。
本発明では、庫内を垂直な仕切壁により左右２室に区画
し、その１室に冷却器の冷風吹出し口を接続すると共
に、他室にその吸込み口を接続し、仕切壁には通気孔を
開口し、この通気孔を吸水幕により覆うと共に、吸水幕
の下端を水槽に浸漬する。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に示し
て説明する。図１は本発明の低温保存庫の斜視図で、図
２はそのＡ−Ａ矢視断面図である。１は低温保存庫で、
外周を断熱パネル２の組合わせにより形成し、プレハブ
方式に形成する。断熱パネル２は、外周を鉄板等により
形成し、その内側に発泡ウレタン等の断熱材料を充填す
る。低温保存庫１は、図２に示すように、穀類保存室５
ａと野菜類保存室５ｂの２つの部屋からなり、正面にそ
れぞれ穀類保存室扉３ａおよび野菜類保存室扉３ｂを設
ける。さらに、低温保存庫１の天板の上には穀類保存室
５ａと野菜類保存室５ｂに跨がって、冷却器４を設置す
る。
て説明する。図１は本発明の低温保存庫の斜視図で、図
２はそのＡ−Ａ矢視断面図である。１は低温保存庫で、
外周を断熱パネル２の組合わせにより形成し、プレハブ
方式に形成する。断熱パネル２は、外周を鉄板等により
形成し、その内側に発泡ウレタン等の断熱材料を充填す
る。低温保存庫１は、図２に示すように、穀類保存室５
ａと野菜類保存室５ｂの２つの部屋からなり、正面にそ
れぞれ穀類保存室扉３ａおよび野菜類保存室扉３ｂを設
ける。さらに、低温保存庫１の天板の上には穀類保存室
５ａと野菜類保存室５ｂに跨がって、冷却器４を設置す
る。
【０００６】低温保存庫１の内部を、天井から下がる断
熱パネル製の仕切壁６で穀類保存室５ａと野菜類保存室
５ｂに仕切り、仕切壁６の下部には、穀類保存室５ａと
野菜類保存室５ｂの空気を流通自在に連結する通気孔７
を設ける。通気孔７には、仕切壁６に一端を固定した吸
水幕８を垂下して、通気孔７を覆う。吸水幕８は、ガー
ゼ等の通気性があり且つ織目の細かい布地、または和紙
等の吸水性の良い紙を短冊状に切断したものを重ねて形
成する。通気孔７の底部に、仕切壁６に沿って伸びる細
長い水槽９を設け、吸水幕８の下端裾部を水槽９の水中
に浸漬する。吸水幕８は、毛細管現象により水槽９の水
を吸い上げ、吸水幕８全体を湿らせる。さらに、それぞ
れの部屋の床面にはすのこ１０を敷き、その上に米穀類
や野菜類を載せる。
熱パネル製の仕切壁６で穀類保存室５ａと野菜類保存室
５ｂに仕切り、仕切壁６の下部には、穀類保存室５ａと
野菜類保存室５ｂの空気を流通自在に連結する通気孔７
を設ける。通気孔７には、仕切壁６に一端を固定した吸
水幕８を垂下して、通気孔７を覆う。吸水幕８は、ガー
ゼ等の通気性があり且つ織目の細かい布地、または和紙
等の吸水性の良い紙を短冊状に切断したものを重ねて形
成する。通気孔７の底部に、仕切壁６に沿って伸びる細
長い水槽９を設け、吸水幕８の下端裾部を水槽９の水中
に浸漬する。吸水幕８は、毛細管現象により水槽９の水
を吸い上げ、吸水幕８全体を湿らせる。さらに、それぞ
れの部屋の床面にはすのこ１０を敷き、その上に米穀類
や野菜類を載せる。
【０００７】この状態で、冷却器４を運転し、冷風吹出
し口４ａからその冷風を穀類保存室５ａに向けて放出
し、穀類保存室５ａ内を通過して通気孔７を通り、野菜
類保存室５ｂ内を通過して、吸込み口４ｂから冷却器４
に戻る。循環する空気を冷却器４により冷却し、穀類保
存室５ａおよび野菜類保存室５ｂを冷やし、各部屋を米
穀類および野菜類の保存に適した５℃〜１５℃に保つ。
冷却器４により循環する空気は、穀類保存室５ａ内で
は、貯蔵する米穀類を冷却するとともに、湿度を６０〜
７０％に保つ。野菜類保存室５ｂに通気孔７から流入す
る空気は、通気孔７を通る際に吸水幕８の水分を吸湿し
て、野菜類保存室５ｂ内に持ち込み、野菜類保存室５ｂ
内の野菜を冷却するとともに、湿度を８０〜９０％に保
つ。野菜類保存室５ｂ内を循環した空気は、吸込み口４
ｂから冷却器４に入り、冷却器４により除湿し、冷却し
て穀類保存室５ａに循環する。この冷却器４による除湿
水を、配管により水槽９に導き再利用することにより、
水槽９の水補給を頻繁に行わないで済む。野菜類保存室
５ｂの室外にＣＯ2 ガスボンベ１１を置き、野菜類保存
室５ｂの室内に定期的にＣＯ2 ガスを送り込むことによ
り、野菜の鮮度を維持する。
し口４ａからその冷風を穀類保存室５ａに向けて放出
し、穀類保存室５ａ内を通過して通気孔７を通り、野菜
類保存室５ｂ内を通過して、吸込み口４ｂから冷却器４
に戻る。循環する空気を冷却器４により冷却し、穀類保
存室５ａおよび野菜類保存室５ｂを冷やし、各部屋を米
穀類および野菜類の保存に適した５℃〜１５℃に保つ。
冷却器４により循環する空気は、穀類保存室５ａ内で
は、貯蔵する米穀類を冷却するとともに、湿度を６０〜
７０％に保つ。野菜類保存室５ｂに通気孔７から流入す
る空気は、通気孔７を通る際に吸水幕８の水分を吸湿し
て、野菜類保存室５ｂ内に持ち込み、野菜類保存室５ｂ
内の野菜を冷却するとともに、湿度を８０〜９０％に保
つ。野菜類保存室５ｂ内を循環した空気は、吸込み口４
ｂから冷却器４に入り、冷却器４により除湿し、冷却し
て穀類保存室５ａに循環する。この冷却器４による除湿
水を、配管により水槽９に導き再利用することにより、
水槽９の水補給を頻繁に行わないで済む。野菜類保存室
５ｂの室外にＣＯ2 ガスボンベ１１を置き、野菜類保存
室５ｂの室内に定期的にＣＯ2 ガスを送り込むことによ
り、野菜の鮮度を維持する。
【０００８】以上のように構成することにより、冷却器
４で乾燥した冷却空気を穀類保存室５ａに送り、米穀類
を室内温度１０℃以下、湿度６０〜７０％にして、その
含水率を１５〜２０％に保ち米穀類の変質を防ぐ。さら
に、野菜類保存室５ｂでは、循環する空気を５℃〜１５
℃（野菜類が凍結しない範囲）、湿度を８０〜９０％に
保ち、さらに野菜類保存室５ｂに室外からＣＯ2 ガスを
供給することにより、野菜の鮮度を維持する。
４で乾燥した冷却空気を穀類保存室５ａに送り、米穀類
を室内温度１０℃以下、湿度６０〜７０％にして、その
含水率を１５〜２０％に保ち米穀類の変質を防ぐ。さら
に、野菜類保存室５ｂでは、循環する空気を５℃〜１５
℃（野菜類が凍結しない範囲）、湿度を８０〜９０％に
保ち、さらに野菜類保存室５ｂに室外からＣＯ2 ガスを
供給することにより、野菜の鮮度を維持する。
【０００９】
【発明の効果】以上のように本発明では、低温保存庫の
内部を仕切り、その一方を米穀類の保存に適した低湿度
の環境に、他方を野菜類の保存に適した高湿度の環境
に、それぞれ温度および湿度を制御することにより、一
台の冷却器で米穀類と野菜類を同時に保存できる。この
ため、米穀類や野菜類それぞれに専用の低温保存庫を設
ける場合に比して、設備の利用率向上により、その投資
効果を上げることができる。
内部を仕切り、その一方を米穀類の保存に適した低湿度
の環境に、他方を野菜類の保存に適した高湿度の環境
に、それぞれ温度および湿度を制御することにより、一
台の冷却器で米穀類と野菜類を同時に保存できる。この
ため、米穀類や野菜類それぞれに専用の低温保存庫を設
ける場合に比して、設備の利用率向上により、その投資
効果を上げることができる。
【図１】本発明の低温保存庫の斜視図である。
【図２】同Ａ−Ａ矢視断面図である。
１ 低温保存庫 ２ 断熱パネル ３ａ 穀類保存用扉 ３ｂ 野菜類保存用扉 ４ 冷却器 ４ａ 冷風吹出し口 ４ｂ 吸込み口 ５ａ 穀類保存室 ５ｂ 野菜類保存室 ６ 仕切壁 ７ 通気孔 ８ 吸水幕 ９ 水槽 １０ すのこ １１ ＣＯ2 ガスボンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２５Ｄ 23/12 Ｆ２５Ｄ 23/12 Ｚ
Claims (1)
- 【請求項１】 庫内を垂直な仕切壁により左右２室に区
画し、その１室に冷却器の冷風吹出し口を接続すると共
に、他室にその吸込み口を接続し、仕切壁には通気孔を
開口し、この通気孔を吸水幕により覆うと共に、吸水幕
の下端を水槽に浸漬してなる低温保存庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12916296A JPH09289829A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 低温保存庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12916296A JPH09289829A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 低温保存庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09289829A true JPH09289829A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=15002685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12916296A Withdrawn JPH09289829A (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 低温保存庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09289829A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103355063A (zh) * | 2013-07-25 | 2013-10-23 | 扬州福尔喜果蔬汁机械有限公司 | 一种干果储存仓及其工作方法 |
| CN106165598A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-30 | 务川务欣米业有限责任公司 | 大米储粮仓 |
| CN110481978A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-11-22 | 重庆帅鲜农副产品配送有限公司 | 一种粮食配送箱 |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP12916296A patent/JPH09289829A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103355063A (zh) * | 2013-07-25 | 2013-10-23 | 扬州福尔喜果蔬汁机械有限公司 | 一种干果储存仓及其工作方法 |
| CN103355063B (zh) * | 2013-07-25 | 2015-05-20 | 扬州福尔喜果蔬汁机械有限公司 | 一种干果储存仓及其工作方法 |
| CN106165598A (zh) * | 2016-06-30 | 2016-11-30 | 务川务欣米业有限责任公司 | 大米储粮仓 |
| CN110481978A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-11-22 | 重庆帅鲜农副产品配送有限公司 | 一种粮食配送箱 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |