JPH1072214A - 微細孔質結晶性材料、その製造方法、および洗剤組成物におけるその使用 - Google Patents

微細孔質結晶性材料、その製造方法、および洗剤組成物におけるその使用

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ゼオライトLSXの製造方法は、コス
トがかかり、又製造時間を長く要していた。又製造され
たゼオライトが洗剤分野で使用するには、精製が必要で
あった。 【解決手段】 無水形態で、式(I)に対応する酸化物
のモル組成を有する、ゼオライトA−LSXと呼ばれる
微細孔質結晶性材料及び、その製造方法。該微細孔質結
晶性材料は洗剤系におけるビルダーとして使用できる。 (M2/n O+M’2/n O)・Al2 3 ・zSiO2 (I) (式中、MおよびM’は、同一であるか、または異なる
ものであって、原子価nのアルカリまたはアルカリ土類
金属であり、zは2.1〜2.6の数である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細孔質結晶性材
料に関するものである。より詳しくは、本発明は、以下
においてゼオライトA−LSX(低シリカX)と呼ぶ微
細孔質結晶性材料、およびその製造方法に関する。本発
明は、さらに該材料の洗剤系におけるビルダーとしての
使用に関する。本発明は、該ゼオライトA−LSXを含
む洗剤組成物にも関する。
【0002】
【従来の技術】天然産および合成のゼオライトは両方と
も、TO4 四面体(ここでTは、たとえばケイ素または
アルミニウムである。)の三次元網目構造から形成され
た、多孔質で結晶性のアルミノケイ酸塩である。結晶格
子中に四面体配位のアルミニウムが存在するために過剰
の負の電荷が生じ、これがアルカリ金属イオン(Na、
K、Rb、LiまたはCs)、アルカリ土類イオン(M
gまたはCa)、またはアンモニウムイオンにより釣り
合っている。
【0003】例えば、米国特許第4,649,036号
の明細書に記載されている様に、洗浄水から多価の金属
イオン、特に水中硬度のほとんどを構成するカルシウム
イオン、を除去するためにゼオライトAを洗剤系中のビ
ルダーとして使用することが知られている。しかし、ゼ
オライトAは、その細孔径が、水道水で洗濯する際の初
期の接触温度における水溶液中のマグネシウムイオンの
半径に対して不十分なので、マグネシウムイオンが存在
するために生じる硬度を大きく下げることはない。
【0004】これに関して、室温において、例えば界面
活性剤、漂白剤、炭酸塩、等を含んでなる洗浄系が作用
する前は、マグネシウムイオン交換速度は非常に遅く、
したがってゼオライトAのマグネシウムイオン除去能力
は実際上不十分であり、補助的な添加剤が必要になる。
【0005】また、洗濯系の効果を改善し、布上に残留
物質の外被が形成されるのを阻止するためには、カルシ
ウムおよびマグネシウムの様なイオンを洗濯系から実質
的に、完全に、そしてできるだけ迅速に除去することも
必要である。これに関して、該イオンが除去されない場
合、水中に通常存在する可溶性のカルシウム塩およびマ
グネシウム塩が、洗剤組成物の他の成分、例えば炭酸ナ
トリウム、が存在するために、混合された炭酸カルシウ
ムおよび炭酸マグネシウムおよび炭酸塩水和物の沈殿物
の形成を引き起こす。
【0006】その上、これらのイオンの難溶性塩の形成
により、特に陰イオン系界面活性剤を含む洗剤組成物で
は、洗濯自体に使用できるこれらの成分の活性量が減少
する。さらに、すでに述べた様に、これらの塩が布上に
付着し、布を損傷することもありうる点を付け加えなけ
ればならない。
【0007】洗剤の分野で公知のもう一つのゼオライト
は、例えば独国特許DD第43,221号の明細書に記
載されているゼオライトXであるが、このゼオライトは
イオン、特にマグネシウムイオン、に対して十分に高い
イオン交換速度を与えるだけの十分に大きな細孔の開き
を有する。しかし、Si/Al比は、ゼオライトAのS
i/Al比と対照的に、常に1をはるかに超えており、
そのために全体的なイオン交換容量が低下している。さ
らに、ゼオライトAでは、すべての箇所がイオン交換に
使用できるのに対し(平均細孔直径4.2オングストロ
ームの均一な細孔系)、ゼオライトX格子では、イオン
交換に使用できる場所が少ない(平均直径が、7.4オ
ングストロームの細孔区域、および平均直径が、2.2
オングストロームの細孔区域からなる、不均一な細孔
系)。この状況から、Si/Al比が、ゼオライトAの
それに類似した0.9〜1.1であるゼオライトが設計
され、ゼオライトLSX(低シリカX)と呼ばれ、Si
/Al比からゼオライトAのイオン交換容量に近いイオ
ン交換容量、ならびにその構造からゼオライトXに代表
的なイオン交換速度の利点を発揮する。該ゼオライトL
SXは、例えばGB第1,580,928号の明細書に
記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このゼオライ
トLSXの公知の製造方法は、極めて割高であり、経済
的に容認でき、そして商業的に有効な、工業生産には向
いていない。これに関して、その製造には、過度に長い
製造時間、特に温度50℃未満で15〜100時間の熟
成時間、を必要とする。さらに、0.10〜0.40の
高いK2 O/(K2 O+Na2 O)比で操作する必要が
あるので、最終的なゼオライト中にカリウムが存在する
場合、所望のイオン交換容量および速度、および洗剤分
野で使用するのに適した製品に要求される特性を達成す
るには、その後にゼオライトを精製しなければならな
い、という別の好ましくない要素も生じる。
【0009】
【課題を解決するための手段】ここで本願発明者は、以
下にゼオライトA−LSX(低シリカX)と呼ぶ新規な
微細孔質結晶性材料を製造でき、上記の問題を解決でき
る、より簡単で、安価な製法を見出した。該ゼオライト
は、A型のゼオライトおよびX型のゼオライトの両方の
利点を呈する構造を有するのが特徴である。さらに、該
ゼオライトは、通常の洗濯温度で水中に存在するカルシ
ウムおよびマグネシウムイオンを除去する容量および速
度が高いので、洗剤分野で使用するのに特に適してい
る。
【0010】また、本発明のゼオライトA−LSXは、
ゼオライトAおよびゼオライトXを単純に物理的に混合
することにより得られるものよりも著しく大きい、カル
シウムおよびマグネシウムのイオン交換容量および速度
を備えていることもまた注目すべきである。その上、本
発明のゼオライトA−LSXでは、カルシウムおよびマ
グネシウムのイオン交換容量および速度に関して必要な
性能目標を達成するのに、20%〜30%のオーダーの
ゼオライトA−LSX百分率で十分である。しかし、必
要であれば、ゼオライトA−LSXの百分率は90%に
達することもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】そこで本発明は、無水形態で、式
(I)に対応する酸化物のモル組成を有する、ゼオライ
トA−LSXと呼ばれる微細孔質結晶性材料を提供する
ものである。 (M2/n O+M’2/n O)・Al2 3 ・zSiO2 (I) (式中、MおよびM’は、同一であるか、または異なる
ものであって、原子価nのアルカリ金属またはアルカリ
土類金属である。zは2.1〜2.6の数である。)好
ましくは、MおよびM’は、互いに異なっており、アル
カリ金属、より好ましくはそれぞれナトリウムおよびカ
リウムを表す。
【0012】本発明のゼオライトA−LSXは、下記
の、a)、b)、c)、及びd)の各工程を含んでなる
方法によって得られる。 a)それぞれ、下記の(1)、(2)の混合物を含む2
つの水溶液を製造する工程。 (1)Al2 3 およびM2/n OまたはAl2 3 およ
びM2/n O+M’2/n Oの混合物。 (2)SiO2 およびM2/n OまたはSiO2 およびM
2/n O+M’2/n Oの混合物。 この工程a)で製造された反応物の量は、下記のモル比
を満足するものである。SiO2 /Al2 3 のモル比
は、2.30〜2.60、好ましくは2.40〜2.5
5、である。(M2/n O+M’2/n O)/SiO2 のモ
ル比は、2.40〜1.20、好ましくは1.70〜
1.25、である。M2/n O/(M2/n O+M’
2/n O)のモル比は、0.91〜1.00、好ましくは
0.94〜0.96、である。H2 O/(M2/n O+
M’2/n O)のモル比は、20〜40、好ましくは22
〜33、である。 b)工程a)で製造した2種類の混合物を温度20〜7
0℃で1〜30分間接触させる工程。 c)工程b)で得られた混合物を温度60〜70℃で3
0分間〜15時間、好ましくは2〜8時間、熟成させる
工程。 d)工程c)で得られた混合物を温度90〜100℃で
10〜120分間、好ましくは30〜60分間結晶化さ
せる工程。
【0013】上記製法の工程a)は、出発物質に応じ
て、温度20〜220℃で行なう。
【0014】本発明の製法の工程a)で使用するアルミ
ニウムの供給源は、アルミン酸ナトリウム溶液、または
アルミン酸ナトリウムおよびアルミン酸カリウムの溶液
である。本発明の製法の工程a)で使用するシリカの供
給源は、ケイ酸ナトリウム溶液、またはケイ酸ナトリウ
ムおよびケイ酸カリウムの溶液であり、その際、SiO
2 /Na2 Oの比、またはSiO2 /(Na2 O+K2
O)の比が、1〜3の整数または分数である。
【0015】本発明の製法の工程a)で使用する陽イオ
ンの供給源は、水酸化ナトリウム、または水酸化ナトリ
ウムと水酸化カリウムの混合物である。
【0016】本発明の方法の好ましい実施態様では、M
はナトリウムを表し、M’はカリウムを表し、反応物は
工程b)で、室温で、工程a)で製造した水溶液をある
量の水の中で攪拌しながら加えることにより混合する。
【0017】熟成工程c)の際、混合物を、好ましくは
攪拌せずに、放置する。合成装置によって、混合物の攪
拌が重大な操作上のパラメータではなくても、該熟成工
程c)は静止状態で、および結晶化工程d)は静止状態
または攪拌下(攪拌は当業者には公知の一般的な装置で
行なう)で行なうのが好ましい。
【0018】本発明の方法の別の実施態様では、Mはナ
トリウムを表し、M’はカリウムを表し、工程b)の反
応混合物は、工程a)で製造したアルミン酸ナトリウム
溶液、またはアルミン酸ナトリウムおよびアルミン酸カ
リウムの溶液に、攪拌しながら、工程a)で製造したケ
イ酸ナトリウム溶液、またはケイ酸ナトリウムおよびケ
イ酸カリウムの溶液を、平均温度が60℃〜70℃にな
る温度で加えることにより形成させ、それに続く工程
c)およびd)は上記の条件下で行なう。
【0019】結晶化工程d)が終了したら、固体の結晶
性生成物を母液から、濾過の様な通常の方法で分離し、
脱イオン水で洗浄し、乾燥させる。この乾燥は、約17
0℃までの、好ましくは約90〜120℃の温度で、吸
収された水を完全に、または本質的に完全に、除去する
のに十分な時間行なうのが有利である。
【0020】好ましい最終生成物は、酸化物のモル数で
下記の組成を有しており、結晶水含有量は、21〜24
%である。Na2 Oのモル数は、0.9〜0.99、で
ある。K2 Oのモル数は、0.1〜0.01、である。
Al2 3 のモル数は、1.00、である。SiO2
モル数は、2.10〜2.30、である。
【0021】本発明のゼオライトA−LSXは、平均粒
子径が0.9〜10μm、好ましくは1.5〜6μm、
である。
【0022】本発明は、該ゼオライトA−LSXの、洗
剤系におけるビルダーとしての使用にも関連するもので
ある。また本発明は、上記のゼオライトA−LSXを含
む洗剤組成物にも関連するものである。
【0023】ゼオライトA−LSXは、粉末、液体、ゲ
ルおよび固体バーの様なあらゆる物理的形態の洗剤組成
物に配合することができる。洗剤組成物にゼオライト4
Aを使用するという、すでに知られている処方原理を一
般的に使用することができる。本発明のゼオライトA−
LSXは、ビルダーとして単独で、または他の一般的に
使用されているビルダーと共に使用することができる。
該ゼオライトは、通常の用途に使用される洗剤組成物中
のゼオライトAおよびゼオライトLSXを置き換えるこ
とができる。本発明のゼオライトが特に効果的である2
種類の洗剤組成物は、布洗濯用洗剤および皿洗い用洗剤
である。
【0024】洗剤組成物中に存在するビルダーの総量
は、一般的に20〜80重量%であり、この量の全部ま
たは一部が本発明のゼオライトA−LSXからなること
ができる。必要に応じて、ゼオライトA−LSXは、ゼ
オライトAの様な他のアルミノケイ酸塩と組み合わせて
使用することができる。本発明の洗剤組成物中に存在す
るゼオライトA−LSXの量は、好ましくは20〜50
重量%である。存在し得る他のビルダーとしては、例え
ばポリアクリレートの様な重合体ポリカルボキシレー
ト、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリルホスフ
ィネート、ニトロトリアセテートおよびエチレンジアミ
ノテトラアセテートの様な単量体ポリカルボキシレー
ト、炭酸ナトリウムの様な無機塩、および当業者には公
知の、他の一般的に使用されている化合物がある。
【0025】本発明のゼオライトA−LSXは、特に、
トリポリリン酸ナトリウム、オルトリン酸ナトリウムま
たはピロリン酸ナトリウムの様な無機リン酸塩を含むビ
ルダーを含まないか、または少量しか含まない洗剤組成
物に有用である。
【0026】本発明のもう一つの目的である洗剤組成物
は、必須成分として、セッケンを含む、または含まな
い、陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、両性または
双生イオン系の各界面活性剤から選択される、少なくと
も1種以上の界面活性剤、またはそれらの混合物も含む
ことができる。この目的に使用できる多くの界面活性剤
は市販されており、文献中、例えばSchwartz、Perry お
よびBerch 著の「Surface-Active Agents and Detergen
ts」, Vol. IおよびIIに記載されている。好ましい界面
活性剤は、セッケンを含む陰イオン系および非イオン系
界面活性剤、およびセッケンを含まない合成の陰イオン
系および非イオン系界面活性剤である。
【0027】陰イオン系界面活性剤は、この分野では良
く知られている。これらの界面活性剤の例は、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、特にC8 〜C15アルキル鎖を有
するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、第1級お
よび第2級アルキル硫酸塩、特にC12〜C15第1級アル
コールの硫酸エステルナトリウム塩、オレフィンスルホ
ン酸塩、アルカンスルホン酸塩、スルホコハク酸ジアル
キル、スルホン化脂肪酸エステルである。使用可能な非
イオン系界面活性剤は、エトキシル化された第1級およ
び第2級アルコール、特にアルコール1モルあたり1〜
20モルのエチレンオキシドを含むエトキシル化C11
18第1級および第2級アルコール、およびアルキルポ
リグルコシドである。界面活性剤の選択および存在する
量は、洗剤組成物の最終用途に依存する。例えば、皿洗
い機用洗剤には、少量の、発泡能力が低い非イオン系界
面活性剤を使用するのが好ましい。布洗濯用洗剤組成物
の場合、該洗剤組成物の最終用途、すなわち手洗いか、
または機械洗いかによって、当業者には良く知られてい
る様に、様々な界面活性剤を使用することができる。洗
剤組成物中に存在する界面活性剤の総量は、明きらかに
最終用途に依存し、例えば皿洗い機用の洗剤組成物では
0.5重量%の様に低くても、または例えば手洗い布用
の洗剤組成物では60重量%の様に高くてもよい。一般
的に、布洗濯用洗剤組成物の場合、5〜40%の量の界
面活性剤を使用する。
【0028】布の機械洗い用に好ましい型の洗剤組成物
は、陰イオン系界面活性剤および非イオン系界面活性剤
を、少なくとも0.67:1、好ましくは1:1、より
好ましくは1:1〜10:1、の重量比を含んでなる。
【0029】本発明の洗剤組成物は、漂白剤も含むこと
ができる。皿洗い機用洗剤組成物は、漂白剤として塩素
を含むことができるのに対し、布洗濯用洗剤組成物は、
漂白剤として、低い洗濯温度における漂白活性を強化す
る活性剤と共に使用できる過酸化物、例えば無機過酸塩
または有機過酸、を含むことができる。やはり、当業者
なら最も適した漂白剤を容易に選択することができる。
【0030】本発明の洗剤組成物中に存在し得る他の成
分は、ケイ酸ナトリウム、蛍光剤、再堆積防止剤、硫酸
ナトリウムの様な無機塩、酵素、発泡抑制剤または発泡
剤(特定の場合に応じて)、顔料および香料である。す
べてを網羅することは不可能である。
【0031】本発明の洗剤組成物は、この分野で公知の
様々な方法により製造することができる。例えば、粉末
形態の洗剤は、熱に影響を受けない安定した成分のスラ
リーを噴霧乾燥させ、続いてその上に、スラリー製法に
使用できない成分を追加噴霧するか、または後添加する
ことにより製造できる。当業者なら、どの成分をスラリ
ーに含め、どの成分を後添加または追加噴霧するかを容
易に決定することができる。
【0032】本発明のゼオライトA−LSXは、一般的
にスラリー中に配合することができるが、明きらかに、
例えば乾燥粉末を混合するなどの他の配合方法も使用で
きる。
【0033】本発明の、粒子径の小さなゼオライトA−
LSXは、液体洗剤組成物に特に効果的である。該液体
洗剤組成物およびそれらの製造方法は、当業者には良く
知られている。
【0034】
【実施例】下記の例証となる諸例は、本発明およびその
実施をより分かり易く説明するためであって、決して本
発明の範囲を制限するものと考慮してはならない。
【0035】例1 攪拌機、温度計および温度調節浴に接続した油循環ジャ
ケットを備えた3リットル容量の鋼製反応器に、脱イオ
ン水(1300部)を室温(約20℃)で供給する。2
個の滴下漏斗を使用し、下記の溶液(1)、(2)を同
時に、攪拌しながら、約30分間かけて供給する。 (1)温度約20℃の、13%SiO2 および6.5%
Na2 Oのケイ酸ナトリウム(700部)の溶液。 (2)温度約20℃の、K2 O27.5部を含む、6.
2%Al2 3 および16.3%Na2 Oのアルミン酸
ナトリウム(1000部)の溶液。 ゲル混合物が得られるので、これを攪拌しながら、ジャ
ケットを通る油循環により温度70℃に加熱する。70
℃に達した時、攪拌を停止し、その温度に12時間維持
する。この熟成時間の後、攪拌を再開し、混合物を約9
6℃に加熱し、攪拌しながら、完全に結晶化するまでそ
の温度に2時間維持する。
【0036】結晶を真空濾過し、脱イオン水で洗浄し、
オーブン中、100℃で4時間乾燥させ、空気中に放置
して安定化させる。
【0037】得られたゼオライトA−LSXの物理特性
を表1に示す。
【0038】例2 攪拌機、温度計および温度調節浴に接続した油循環ジャ
ケットを備えた2リットル容量の鋼製反応器に、脱イオ
ン水(400部)を室温(約20℃)で供給する。2個
の滴下漏斗を使用し、下記の溶液(1)、(2)を同時
に、攪拌しながら、約30分間かけて供給する。 (1)温度約20℃の、26.7%SiO2 および1
3.35%Na2 Oのケイ酸ナトリウム(500部)の
溶液。 (2)温度約20℃の、K2 O14.1部を含む、8.
9%Al2 3 および13.7%Na2 Oのアルミン酸
ナトリウム(1100部)の溶液。 ゲル混合物が得られるので、これを攪拌しながら、ジャ
ケットを通る油循環により温度70℃に加熱する。70
℃に達した時、攪拌を停止し、その温度に6時間維持す
る。この熟成時間の後、攪拌を再開し、混合物を約96
℃に加熱し、攪拌しながら、完全に結晶化するまでその
温度に2時間維持する。
【0039】結晶を真空濾過し、脱イオン水で洗浄し、
オーブン中、100℃で4時間乾燥させ、空気中に放置
して安定化させる。
【0040】得られたゼオライトA−LSXの物理特性
を表1に示す。
【0041】例3 攪拌機、温度計および温度調節浴に接続した油循環ジャ
ケットを備えた2リットル容量の鋼製反応器に、下記の
溶液、すなわち、温度約65℃の、K2 O14.15部
を含む、6.0%Al2 3 および6.72%Na2
のアルミン酸ナトリウム(1525部)の溶液を供給す
る。滴下漏斗を使用し、下記の溶液、すなわち、温度約
65℃の、28.4%SiO2 および14.2%Na2
Oのケイ酸ナトリウム(475部)の溶液を約5分間か
けて供給する。
【0042】ゲル混合物が得られるので、これを攪拌し
ながら、65℃に30分間維持する。攪拌を停止し、混
合物を65〜67℃で12時間放置する。この熟成時間
の後、攪拌を再開し、混合物を約96℃に加熱し、攪拌
しながら、完全に結晶化するまでその温度に2時間維持
する。
【0043】結晶を真空濾過し、脱イオン水で洗浄し、
オーブン中、100℃で4時間乾燥させ、空気中に放置
して安定化させる。
【0044】得られたゼオライトA−LSXの物理特性
を表1に示す。
【0045】例4 攪拌機、温度計および温度調節浴に接続した油循環ジャ
ケットを備えた2リットル容量の鋼製反応器に、下記の
溶液、すなわち、温度約65℃の、K2 O15.1部を
含む、6.8%Al2 3 および7.94%Na2 Oの
アルミン酸ナトリウム(1512部)の溶液を供給す
る。滴下漏斗を使用し、下記の溶液、すなわち、温度約
65℃の、28.4%SiO2 および14.2%Na2
Oのケイ酸ナトリウム(488部)の溶液を約5分間か
けて供給する。
【0046】ゲル混合物が得られるので、これを攪拌し
ながら、65℃に30分間維持する。攪拌を停止し、混
合物を65〜67℃で5時間放置する。この熟成時間の
後、攪拌を再開し、混合物を約90〜92℃に加熱し、
完全に結晶化するまでその温度に2時間維持する。
【0047】結晶を真空濾過し、脱イオン水で洗浄し、
オーブン中、100℃で4時間乾燥させ、空気中に放置
して安定化させる。
【0048】得られたゼオライトA−LSXの物理特性
を表1に示す。
【0049】 表1 物理特性 例番号 1 2 3 4 ゼオライトA/LSX比 40/60 75/25 20/80 80/20 表面積(m2 /g) 229 130 426 103 平均粒子径(μ) 5.0 3.5 4.0 3.7 含水量(%) 23.3 21.9 23.3 21.5
【0050】例5 カルシウムイオン交換 カルシウムイオン交換の速度および能力は、標準系にお
ける特殊なイオン電極を備えた装置を使用して測定し
た。塩化カルシウムをカルシウム3.135ミリモル程
度に含む水溶液1リットル、およびpH10.2の緩衝溶
液20ccを攪拌し、一定温度22℃に維持する。予め安
定化させ、校正したカルシウム専用電極を浸漬した後、
無水物質1gに相当するゼオライト試料を入れる(使用
したゼオライトは、下記の表2〜4に示す)。
【0051】溶液中のカルシウムイオン量の減少を連続
的に測定および記録し、そこからゼオライトによるイオ
ン交換の速度を得る。得られたデータを表2に示す。
【0052】 表2 24℃におけるCa2+イオン交換速度 ゼオライト1gあたりのCaOのmg 時間 A X A-LSX A-LSX MIX 75 MIX 80 (秒) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 20 37 68 65 91 46 62 30 55 71 72 93 60 68 60 73 75 85 96 74 75 90 83 78 91 98 82 79 120 91 81 96 100 84 83 (1)ゼオライトA (2)ゼオライトX(Si/Al比1.24) (3)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、75/25 (例2のゼオライト) (4)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、20/80 (例3のゼオライト) (5)MIX 75−ゼオライトAとゼオライトXの、75/25の比の物理的 混合物 (6)MIX 80−ゼオライトAとゼオライトXの、20/80の比の物理的 混合物
【0053】例6 カルシウムイオン交換 例5に記載する装置を使用し、同じ条件下で操作するこ
とにより、濃度0.01モル/リットルになる様に塩化
ナトリウムを加えた同じ水系で、カルシウムイオン交換
速度を測定する。他の化学物質はすべて同じ濃度を有す
る。得られたデータを表3に示す。
【0054】 表3 24℃におけるCa2+イオン交換速度 NaCl 0.01モル/リットル ゼオライト1gあたりのCaOのmg 時間 A X A-LSX A-LSX MIX 75 MIX 80 (秒) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 30 48 70 66 85 55 66 60 57 82 78 92 65 77 90 80 85 84 94 82 84 120 87 88 87 97 87 88 600 118 98 104 104 112 102 (1)ゼオライトA (2)ゼオライトX(Si/Al比1.24) (3)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、75/25 (例2のゼオライト) (4)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、20/80 (例3のゼオライト) (5)MIX 75−ゼオライトAとゼオライトXの、75/25の比の物理的 混合物 (6)MIX 80−ゼオライトAとゼオライトXの、20/80の比の物理的 混合物
【0055】例7 マグネシウムイオン交換 例5に記載の、ただしマグネシウム専用の電極を使用す
る様に変形した装置を使用し、同じ条件下で操作するこ
とにより、同じ水系で、マグネシウムイオン交換速度を
測定する。
【0056】塩化マグネシウムをマグネシウム3.13
5ミリモル程度に含む水溶液1リットル、およびpH1
0.2の緩衝溶液20ccを攪拌し、一定温度22℃に維
持する。予め安定化させ、校正したマグネシウム専用電
極を浸漬した後、無水物質1gに相当するゼオライト試
料を入れる(使用したゼオライトは表4に示す)。得ら
れたデータを表4に示す。
【0057】 表4 24℃におけるMg2+イオン交換速度 ゼオライト1gあたりのMgOのmg 時間 A X A-LSX A-LSX MIX 75 MIX 80 (秒) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 1 2 21 11 22 8 17 2 3 42 22 24 15 34 5 5 105 59 105 35 85 15 18 112 63 113 46 93 (1)ゼオライトA (2)ゼオライトX(Si/Al比1.24) (3)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、75/25 (例2のゼオライト) (4)ゼオライトA−LSX、XRD分析による、A/LSX比は、20/80 (例3のゼオライト) (5)MIX 75−ゼオライトAとゼオライトXの、75/25の比の物理的 混合物 (6)MIX 80−ゼオライトAとゼオライトXの、20/80の比の物理的 混合物
フロントページの続き (72)発明者 ピエール、ドメニコ、マッティオリ イタリー国サロンノ、ビア、ジ.ロッシー ニ、8 (72)発明者 マリア、ロベルタ、ラバイオーリ イタリー国セルロ、マッジォーレ、ビア、 エッセ.ペルリコ、4 (72)発明者 ピエリノ、ラディチ イタリー国トゥラーテ、ビア、マンツォー ニ、46 (72)発明者 ロザリオ、アイエルロ イタリー国レンデ、ビア、レパチ、1 (72)発明者 フォルトゥナート、クレア イタリー国カストロリベロ、ビア、デル ラ、レジステンツァ、15

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無水形態で、式(I)に対応する酸化物の
    モル組成を有することを特徴とする、ゼオライトA−L
    SXと呼ばれる微細孔質結晶性材料。 (M2/n O+M’2/n O)・Al2 3 ・zSiO2 (I) (式中、MおよびM’は、同一であるか、または異なる
    ものであって、原子価nのアルカリ金属またはアルカリ
    土類金属であり、zは2.1〜2.6の数である。)
  2. 【請求項2】MおよびM’が、互いに異なっており、ア
    ルカリ金属を表す、請求項1に記載の微細孔質結晶性材
    料。
  3. 【請求項3】Mがナトリウムを表し、M’がカリウムを
    表す、請求項2に記載の微細孔質結晶性材料。
  4. 【請求項4】下記の、a)、b)、c)、及びd)の各
    工程を含んでなることを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の微細孔質結晶性材料の製造方法。 a)それぞれ下記(1)、(2)の混合物を含む2つの
    水溶液を製造する工程。 (1)Al2 3 およびM2/n OまたはAl2 3 およ
    びM2/n O+M’2/n Oの混合物。 (2)SiO2 およびM2/n OまたはSiO2 およびM
    2/n O+M’2/n Oの混合物。 ここで、この工程a)で製造された反応物の量は、下記
    のモル比を満足するものである。SiO2 /Al2 3
    のモル比は、2.30〜2.60、である。(M2/n
    +M’2/n O)/SiO2 のモル比は、2.40〜1.
    20、である。M2/n O/(M2/n O+M’2/n O)の
    モル比は、0.91〜1.00、である。H2 O/(M
    2/n O+M’2/n O)のモル比は、20〜40、であ
    る。 b)工程a)で製造した2種類の混合物を温度20〜7
    0℃で1〜30分間接触させる工程。 c)工程b)で得られた混合物を温度60〜70℃で3
    0分間〜15時間熟成させる工程。 d)工程c)で得られた混合物を温度90〜100℃で
    10〜120分間結晶化させる工程。
  5. 【請求項5】工程a)で製造された反応物の量が下記の
    モル比を満足する、請求項4に記載の微細孔質結晶性材
    料の製造方法。SiO2 /Al2 3 のモル比は、2.
    40〜2.55、である。(M2/n O+M’2/n O)/
    SiO2 のモル比は、1.70〜1.25、である。M
    2/n O/(M2/n O+M’2/n O)のモル比は、0.9
    4〜0.96、である。H2 O/(M2/n O+M’2/n
    O)のモル比は、22〜33、である。
  6. 【請求項6】熟成工程c)を2〜8時間行なう、請求項
    4または5に記載の方法。
  7. 【請求項7】結晶化工程d)を30〜60分間行なう、
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】工程a)を温度20〜220℃で行なう、
    請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】工程a)で使用するアルミニウムの供給源
    が、アルミン酸ナトリウム溶液、またはアルミン酸ナト
    リウムおよびアルミン酸カリウムの溶液である、請求項
    4〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】工程a)で使用するシリカの供給源が、
    ケイ酸ナトリウム溶液、またはケイ酸ナトリウムおよび
    ケイ酸カリウムの溶液であり、その際、SiO2 /Na
    2 Oの比またはSiO2 /(Na2 O+K2 O)の比
    が、1〜3の整数または分数である、請求項4〜9のい
    ずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】工程a)で使用する陽イオンの供給源
    が、水酸化ナトリウム、または水酸化ナトリウムと水酸
    化カリウムの混合物である、請求項4〜10のいずれか
    1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】Mがナトリウムを表し、M’がカリウム
    を表し、反応物が工程b)で、室温で、工程a)で製造
    した水溶液をある量の水の上に攪拌しながら加えること
    により混合する、請求項4〜11のいずれか1項に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】熟成工程c)の際、混合物を攪拌せずに
    放置する、請求項4〜12のいずれか1項に記載の方
    法。
  14. 【請求項14】結晶化工程d)を静止状態または攪拌下
    で行なう、請求項4〜13のいずれか1項に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】Mがナトリウムを表し、M’がカリウム
    を表し、工程b)の反応混合物が、工程a)で製造した
    アルミン酸ナトリウム溶液、またはアルミン酸ナトリウ
    ムおよびアルミン酸カリウムの溶液に、攪拌しながら、
    工程a)で製造したケイ酸ナトリウム溶液、またはケイ
    酸ナトリウムおよびケイ酸カリウムの溶液を、平均温度
    が60℃〜70℃になる温度で加えることにより形成さ
    せ、それに続く工程c)およびd)を前記の条件下で行
    なう、請求項4〜11のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】酸化物のモル数が、下記の組成を有し、
    結晶水含有量が21〜24%である、請求項1〜15の
    いずれか1項に記載の微細孔質結晶性材料。Na2 Oの
    モル数は、0.9〜0.99、である。K2 Oのモル数
    は、0.1〜0.01、である。Al2 3 のモル数
    は、1.00、である。SiO2 のモル数は、2.10
    〜2.30、である。
  17. 【請求項17】平均粒子径が0.9〜10μmである、
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の微細孔質結晶性
    材料。
  18. 【請求項18】平均粒子径が1.5〜5μmである、請
    求項17に記載の微細孔質結晶性材料。
  19. 【請求項19】請求項1〜18のいずれか1項に記載の
    微細孔質結晶性材料の、洗剤系におけるビルダーとして
    の使用。
  20. 【請求項20】請求項1〜18のいずれか1項に記載の
    微細孔質結晶性材料を単独で、または他のビルダーの存
    在下で含むことを特徴とする洗剤組成物。
  21. 【請求項21】存在するビルダーの量が20〜80重量
    %である、請求項20に記載の洗剤組成物。
  22. 【請求項22】請求項1〜21のいずれか1項に記載の
    微細孔質結晶性材料の量が20〜50重量%である、請
    求項20に記載の洗剤組成物。
  23. 【請求項23】他のビルダーがゼオライトA、重合体ポ
    リカルボキシレート、単量体ポリカルボキシレートおよ
    び無機塩から選択される、請求項20〜22のいずれか
    1項に記載の洗剤組成物。
  24. 【請求項24】セッケンを含む、または含まない、陰イ
    オン系、陽イオン系、非イオン系、両性または双生イオ
    ン系の各界面活性剤から選択される少なくとも1種の界
    面活性剤、またはそれらの混合物を含む、請求項20〜
    23のいずれか1項に記載の洗剤組成物。
  25. 【請求項25】界面活性剤が、セッケンを含む陰イオン
    系および非イオン系界面活性剤、およびセッケンを含ま
    ない合成の陰イオン系および非イオン系界面活性剤であ
    る、請求項24に記載の洗剤組成物。
  26. 【請求項26】陰イオン系界面活性剤が、アルキルベン
    ゼンスルホン酸塩、第1級および第2級アルキル硫酸
    塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、
    スルホコハク酸ジアルキル、またはスルホン化脂肪酸エ
    ステルである、請求項25に記載の洗剤組成物。
  27. 【請求項27】非イオン系界面活性剤が、エトキシル化
    された第1級および第2級アルコール、またはアルキル
    ポリグルコシドである、請求項25に記載の洗剤組成
    物。
  28. 【請求項28】漂白剤、ケイ酸ナトリウム、蛍光剤、再
    付着防止剤、無機塩、酵素、発泡抑制剤または発泡剤、
    顔料または香料を含む、請求項20〜27のいずれか1
    項に記載の洗剤組成物。
  29. 【請求項29】粉末、液体、ゲルまたは固体バーの形態
    である、請求項20〜28のいずれか1項に記載の洗剤
    組成物。
  30. 【請求項30】布の洗濯に使用できる、請求項20〜2
    9のいずれか1項に記載の洗剤組成物。
  31. 【請求項31】皿洗い機に使用できる、請求項20〜2
    9のいずれか1項に記載の洗剤組成物。
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