JPH04227692A - 洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、家庭用または業務用洗
濯機による繊維製品の洗濯に適した洗剤組成物、特に微
粒状洗剤組成物に係る。組成物は特定の組み合わせのア
ルミノシリケートとクエン酸塩ビルダーとを含む。

【０００２】

【従来の技術】丈夫な布地の洗濯に用いられる洗剤組成
物は従来から、洗液中の水硬化性カルシウムイオンの濃
度を低下させて硬水中でも軟水中と同等の優れた洗浄力
を与える物質即ち洗浄力ビルダーを含んでいる。

【０００３】アルカリ金属アルミノシリケートイオン交
換物質、特に結晶質アルミノケイ酸ナトリウムゼオライ
ト４Ａは、繊維製品洗濯用洗剤の洗浄力ビルダーとして
従来使用されていた無機ホスフェートの代替物として知
られるようになった。また、ゼオライトがホスフェート
に比較して洗浄力増強効果が多少不足していること、従
って増強能力の補充が望まれていることも公知である。 このために、現在欧州市場に出回っている多くの高価な
無リン粉末洗剤には、アクリル酸のホモまたはコポリマ
ーが添加されている。

【０００４】洗剤組成物にクエン酸及び／またはその塩
を含ませることも公知であるが、これらの化合物は優れ
たカルシウムイオン封鎖剤ではないため洗浄力増強には
ほとんど貢献しないことも知られている。

【０００５】結晶質アルミノシリケート（ゼオライト）
によって強化され且つクエン酸塩を含有する洗剤組成物
は、ＧＢ　　１　　４７３　　２０１（Ｈｅｎｋｅｌ）
、ＧＢ　　１４２９　　１４３（Ｐｒｏｃｔｅｒ　　＆
　　Ｇａｍｂｌｅ）、ＧＢ　　１　　４７０２５０（Ｐ
ｒｏｃｔｅｒ　　＆　　Ｇａｍｂｌｅ）、ＥＰ　　１３
１０Ａ（Ｐｒｏｃｔｅｒ　　＆　　Ｇａｍｂｌｅ）、Ｅ
Ｐ　　１８５３Ａ（Ｐｒｏｃｔｅｒ　　＆　　Ｇａｍｂ
ｌｅ）、ＥＰ　　７５　　７９６Ｂ（Ｐｒｏｃｔｅｒ　
　＆　　Ｇａｍｂｌｅ）、ＧＢ２　　０９５　　２７４
Ｂ（Ｃｏｌｇａｔｅ−Ｐａｌｍｏｌｉｖｅ）、ＤＥ　　
２３３６　　１８２Ｃ（Ｌｉｏｎ）、ＥＰ　　２３４　
　８６７Ａ（Ｃｌｏｒｏｘ）及び本出願人による１９９
０年１０月２４日付けの欧州特許出願Ｎｏ．９０　　３
１１６７２．１に詳細に開示されている。

【０００６】ゼオライト及びクエン酸塩をベースとする
水軟化用または洗浄力増強用顆粒は、ＥＰ　　２４３　
　９０８Ａ（Ｈｅｎｋｅｌ）、ＤＥ　　３　　１４４　
　２９７Ａ（Ｄｅｇｕｓｓａ）、ＥＰ　　２２　　０２
３Ａ（Ｕｎｉｏｎ　　Ｃａｒｂｉｄｅ）及び１９９０年
８月１７日付けの本出願人による欧州特許出願Ｎｏ．９
０　　３０９　　０５１．２に開示されている。

【０００７】ＥＰ　　３１３　　１４３Ａ（Ｕｎｉｌｅ
ｖｅｒ）は、アルミノシリケート（１５〜４０重量％）
、クエン酸またはアルカリ金属クエン酸塩（１〜１５重
量％）及び固体有機ペルオキシ酸（１〜１５重量％）を
含有する漂白洗剤組成物を開示している。ＥＰ　　３１
３　　１４４Ａ（Ｕｎｉｌｅｖｅｒ）は、その明細書本
文及び特許請求の範囲において、アルミノシリケート（
１５〜４０重量％）、クエン酸またはアルカリ金属クエ
ン酸塩（１〜１５重量％）、無機ペルオキシ化合物（５
〜３５重量％）及びペルオキシ安息香酸漂白剤前駆物質
（１〜１０重量％）を含有する漂白洗剤組成物を記載し
ている。双方の明細書の記載は、ゼオライト及びクエン
酸塩をベースとするビルダー系がこれらの特定の漂白系
と共に使用されると、洗浄及び漂白効果が改良されると
主張している。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明の発明者らはこ
こに、ＥＰ　　３１３　　１４３Ａ及びＥＰ　　３１３
　　１４４Ａに開示された特定の漂白系の非存在下に、
アルミノシリケートとクエン酸塩とを特定の量及び特定
の割合で一緒に含有する洗剤組成物は、それらを別の量
及び割合で含む組成物よりも予想外に優れた洗浄力を与
え得ることを知見した。カルシウムイオン結合剤として
はクエン酸塩がアクリルポリマーよりも劣っていること
が公知であるにもかかわらず、本発明の組成物は意外に
も、アルミノシリケート／アクリルポリマーによって増
強された組成物と同等の優れた洗浄力を与え得る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、（ｉ）アニオ
ン性、非イオン性、カチオン性、両性及び両イオン性洗
剤活性化合物及びその組み合わせから選択された１種以
上の洗剤活性化合物と、 （ｉｉ）（ａ）（無水物ベースで）１８〜４５重量％の
量の結晶質または非晶質のアルカリ金属アルミノシリケ
ートと、（ｂ）クエン酸ナトリウム２水和物３〜１８重
量％に等価量のクエン酸及び／またはその塩とを含む洗
浄力ビルダー系とを含み、（ａ）（無水物ベース）対（
ｂ）（クエン酸ナトリウム２水和物等価量）の重量比が
２．５：１〜６：１の範囲であり、組成物が固体ペルオ
キシ酸化合物及びペルオキシ安息香酸前駆物質を含まな
いことを特徴とする繊維製品洗濯用洗剤組成物を提供す
る。

【００１０】本発明はまた、上記に定義した洗剤組成物
を含む水性洗液に布を接触させる段階を含む繊維製品の
洗濯方法を提供する。

【００１１】本発明は更に、繊維製品洗濯用洗剤組成物
において、（ｘ）クエン酸ナトリウム２水和物３〜１８
重量％に等価量のクエン酸及び／またはその塩とを洗浄
力ビルダーとして使用することを提案しており、この洗
剤組成物は、 （ｉ）アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性及び
両イオン性洗剤活性化合物及びその組み合わせから選択
された１種以上の洗剤活性化合物と、 （ｉｉ）（ｙ）（無水物ベースで）１８〜４５重量％の
量の結晶質または非晶質のアルカリ金属アルミノシリケ
ートを含む洗浄力ビルダー系とを含み、（ｙ）（無水物
ベース）対（ｘ）（クエン酸ナトリウム２水和物等価量
）の重量比が２．５：１〜６：１の範囲であり、組成物
が固体ペルオキシ酸化合物及びペルオキシ安息香酸前駆
物質を含まないことを特徴とする。

【００１２】本発明の洗剤組成物は必須成分として洗剤
活性化合物と洗浄力ビルダー系とを含む。

【００１３】洗剤活性化合物 本発明の洗剤組成物は、必須成分として、石鹸、並びに
、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性及び両イ
オン性のノンソープ洗剤活性化合物とその混合物から選
択され得る１種以上の洗剤活性化合物（界面活性剤）を
含有する。多数の適当な洗剤活性化合物が利用可能であ
り、文献、例えば、「Ｓｕｒｆａｃｅ−Ａｃｔｉｖｅ　
　Ａｇｅｎｔｓ　　ａｎｄ　　Ｄｅｔｅｒｇｅｎｔｓ」
，　　Ｖｏｌｕｍｅｓ　　Ｉ及びＩＩに、Ｓｃｈｗａｒ
ｔｚ，Ｐｅｒｒｙ　　ａｎｄ　　Ｂｅｒｃｈによって十
分に記載されている。

【００１４】使用され得る好ましい洗剤活性化合物は石
鹸及びアニオン性及び非イオン性の合成ノンソープ化合
物である。

【００１５】アニオン性界面活性剤は当業者に公知であ
る。例えば、アルキルベンゼンスルホネート、時にアル
キル鎖長Ｃ８〜Ｃ１５の直鎖状アルキルベンゼンスルホ
ネート；第一及び第二アルキルスルフェート、特にＣ１
２〜Ｃ１５の第一アルキルスルフェート；アルキルエー
テルスルフェート；オレフィンスルホネート；アルキル
キシレンスルホネート；ジアルキルスルホスクシネート
；脂肪酸エステルスルホネートがある。通常はナトリウ
ム塩が好ましい。

【００１６】使用され得る非イオン性界面活性剤の例は
、第一及び第二アルコールエトキシレート、特にアルコ
ール１モルあたり平均３〜２０モルのエチレンオキシド
でエトキシル化された脂肪族Ｃ１２〜Ｃ１５の第一及び
第二アルコール；及びアルキルポリグリコシドである。

【００１７】繊維製品用全自動洗濯機で使用される組成
物に適した好ましい洗剤活性系は、アニオン性ノンソー
プ界面活性剤または非イオン性界面活性剤または任意の
比の両者の組み合わせを任意に石鹸と共に含有する。

【００１８】存在する洗剤活性化合物の総量は５〜４０
重量％の範囲が適当である。

【００１９】洗浄力ビルダー系 本発明の組成物中で、洗浄力ビルダー系は２つの成分（
ａ）及び（ｂ）を含み、実質的にはこの２つの成分から
構成されるのが好ましい。便宜上、成分（ａ）を以後ア
ルミノシリケートと呼び、成分（ｂ）をクエン酸塩と呼
ぶ。アルミノシリケートのパーセンテージはすべて無水
物をベースとし、クエン酸塩のパーセンテージはすべて
クエン酸ナトリウム２水和物等価量である。

【００２０】アルミノシリケート（ａ）アルカリ金属（
好ましくはナトリウム）アルミノシリケートビルダーは
結晶質または非晶質のいずれでもよくまたはその混合物
でもよく、一般式０．８−１．５Ｎａ２Ｏ．　　Ａｌ２
Ｏ３．０．８−６ＳｉＯ２を有している。

【００２１】これらの物質はある程度の結合水を含み、
約５０ｍｇＣａＯ／ｇ以上のイオン交換容量を有するこ
とが要求される。好ましいアルミノシリケートは１．５
〜３．５ＳｉＯ２単位（上記の式中）を含み、粒度約１
００μｍ以下、好ましくは約２０μｍ以下を有する。文
献に広く記載されているように、非晶質及び結晶質のア
ルミノシリケートはいずれも、ケイ酸ナトリウムとアル
ミン酸ナトリウムとの反応によって容易に得られる。

【００２２】本発明においては、結晶質アルミノシリケ
ート（ゼオライト）の使用が好ましい。適当な物質は、
例えばＧＢ　　１　　４７３　　２０１（Ｈｅｎｋｅｌ
）及びＧＢ１　　４２９　　１４３（Ｐｒｏｃｔｅｒ　
　＆　　Ｇａｍｂｌｅ）に記載されている。この種の好
ましいアルミノケイ酸ナトリウムは市販の公知のゼオラ
イトＡ及びＸ、並びにその混合物である。

【００２３】本発明においては、より詳細に後述するご
とく、ゼオライトＡ、特に４Ａタイプのゼオライトの使
用が特に好ましい。

【００２４】本発明においては、ＥＰ　　３８４　　０
７０Ａ（Ｕｎｉｌｅｖｅｒ）の本文及び特許請求の範囲
に記載されている新規なゼオライトＰ（最大アルミニウ
ムゼオライトＰ、以後ＭＡＰと呼ぶ）の使用が特に好ま
しい。ゼオライトＭＡＰはシリコン対アルミニウム比が
１．３３以下、好ましくは０．９〜１．３３、より好ま
しくは０．９〜１．２のゼオライトＰであると定義され
る。好ましいゼオライトＭＡＰは、シリコン対アルミニ
ウム比が１．１５以下であり正方晶系にねじれた立方晶
構造を有するものである。特に好ましいゼオライトＭＡ
Ｐは、シリコン対アルミニウム比が１．０７以下のもの
である。

【００２５】ゼオライトＭＡＰとクエン酸塩とを含有す
る洗浄力ビルダー及び洗剤組成物はまた、１９９０年３
月１９日付けの英国特許出願第９０　　０６１７１．４
号を優先権主張した本出願人による同日付けの特許出願
の主題である。

【００２６】ゼオライトは上記のごとく水和水を含有し
ているが、本発明でのゼオライトの量及びパーセンテー
ジは無水物換算値である。

【００２７】クエン酸塩 本発明組成物の第２の必須ビルダー成分は、クエン酸ま
たはその塩、好ましくはクエン酸ナトリウムである。こ
の塩は、通常は２水和物の形態で存在し、本発明のため
のクエン酸塩の量及びパーセンテージはクエン酸ナトリ
ウム２水和物換算値で示す。

【００２８】しかしながら本発明の範囲内で、その他の
完全中和または部分中和クエン酸塩及びその遊離酸を等
価量で使用し得ることも理解されよう。

【００２９】量及び割合 ２つの必須ビルダー成分の量及び割合は重要である。ア
ルミノシリケート及びアクリルポリマーで強化された同
様の組成物と同等の洗浄力を得るためには、アルミノシ
リケートが１８〜４５重量％の量で存在し、クエン酸塩
が３〜１８重量％の重量で存在する必要がある。

【００３０】また、アルミノシリケート対クエン酸塩の
割合も重要である。アルミノシリケート対クエン酸塩の
重量比は２．５：１〜６：１の範囲でなければならない
。

【００３１】好ましいビルダー系 本発明の第１の好ましい実施態様では、洗浄力ビルダー
系が、１８〜３０重量％、好ましくは２０〜３０重量％
、より好ましくは２２〜２８重量％、最も好ましくは２
４〜２８重量％のアルカリ金属アルミノシリケートを含
有し、３〜１８重量％、好ましくは５〜７重量％のクエ
ン酸塩を含有する。アルミノシリケートは好ましくはゼ
オライトＡまたはゼオライトＭＡＰである。

【００３２】アルミノシリケートとクエン酸塩との総量
は好ましくは２２〜３６重量％、より好ましくは２８〜
３６重量％である。アルミノシリケート対クエン酸塩の
重量比は好ましくは３：１〜６：１、より好ましくは４
：１〜５：１である。

【００３３】本発明の第１の好ましい実施態様は、後述
する漂白系を含む組成物に特に適している。

【００３４】本発明の第２の好ましい実施態様では、洗
浄力ビルダー系は、３５〜４５重量％、好ましくは３７
〜４２重量％のアルカリ金属アルミノシリケート及び９
〜１８重量％、好ましくは１０〜１５重量％のクエン酸
塩を含む。アルミノシリケートは好ましくはゼオライト
Ａである。

【００３５】アルミノシリケートとクエン酸塩との総量
は好ましくは５０〜６０重量％であり、アルミノシリケ
ート対クエン酸塩の比は好ましくは２．５：１〜４．５
：１である。

【００３６】本発明の第２の好ましい実施態様は、漂白
系を含まない組成物に特に適している。

【００３７】その他のビルダー成分 本発明の組成物は、アクリル酸のホモ−またはコポリマ
ー、例えばポリアクリレートまたはアクリル／マレイン
コポリマーを含まないように配合され得る。これらのポ
リマーを含む組成物も本発明の範囲から除外はされない
が、好ましい組成物はかかるポリマーを実質的に含まな
い。

【００３８】本発明の組成物中の可溶性シリケートの量
は、比較的低いレベル、好ましくは５重量％以下、より
好ましくは１重量％以下に維持されるのが好ましい。

【００３９】本発明の組成物は、洗浄力増強のためより
もアルカリ化のために、アルカリ金属カーボネートを含
有するのが有利であろう。アルカリ金属カーボネート、
好ましくは炭酸ナトリウムの量は、２〜２０重量％、好
ましくは５〜１５重量％の範囲が適当である。

【００４０】漂白系 本発明の洗剤組成物はまた、ペルオキシ安息香酸漂白剤
前駆物質及び固体ペルオキシ酸が存在しない条件下で、
漂白系を含むのが適当であろう。

【００４１】漂白系は好ましくは、低い洗濯温度で漂白
作用を増進するために前駆物質と共に使用される１種以
上のペルオキシ漂白化合物、例えば、無機ぺル塩から成
る。より好ましくは漂白系は、無機ぺル酸を、任意にペ
ルオキシ安息香酸前駆物質以外の前駆物質と共に含む。

【００４２】好ましい無機ペル塩は、ペルホウ酸ナトリ
ウム１水和物及び４水和物並びにペル炭酸ナトリウムで
ある。

【００４３】好ましい漂白剤前駆物質は、ペル酢酸前駆
物質、特にテトラアセチルエチレンジアミン（ＴＡＥＤ
）、及び、ＵＳ　　４　　７５１　　０１５及びＵＳ　
　４　　８１８４２６（Ｌｅｖｅｒ　　Ｂｒｏｔｈｅｒ
ｓ　　Ｃｏｍｐａｎｙ）に開示された新規な第四アンモ
ニウム及びホスホニウム漂白剤活性化物質、特に、コリ
ルｐ−スルホフェニルカーボネート（ＣＳＰＣ）である
。

【００４４】所望の場合、漂白系は漂白剤安定剤（重金
属イオン封鎖剤）を含有してもよい。

【００４５】漂白系を含有する組成物は好ましくは上記
のごとき本発明の第１の実施態様に従って調製される。

【００４６】しかしながら、漂白剤非含有組成物でも本
発明の利点は維持される。これらの組成物は上記の本発
明の第２の実施態様に従って調製される。

【００４７】ジカルボン酸構造化剤 本発明は特に微粒状の洗剤組成物に関するがこの形態に
限定はされない。

【００４８】本発明の微粒状組成物は、ジカルボン酸粉
末構造化剤を含有するのが有利であろう。適当な物質は
、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸及びその混合物で
ある。酸は、遊離酸の形態で使用されてもよくまたは（
完全中和もしくは部分中和された）塩の形態で使用され
てもよい。ジカルボン酸は０．５〜５重量％の範囲の量
で使用されるのが適当である。アジピン酸（最大値３３
重量％）とグルタル酸（最大値５０重量％）とコハク酸
（最大値３１重量％）との市販の混合物はＢＡＳＦ、Ｌ
ｕｄｗｉｇｓｈａｆｅｎ、Ｇｅｒｍａｎｙから商標Ｓｏ
ｋａｌａｎ　　ＤＣＳとして市販され、同様のナトリウ
ム塩の混合物はＳｏｋａｌａ　　ＤＣＮとして市販され
ている。

【００４９】粉末構造化剤としてコハク酸塩を含有する
微粒状洗剤組成物はＥＰ６１　　２９５Ｂ（Ｕｎｉｌｅ
ｖｅｒ）の本文及び特許請求の範囲に記載されている。

【００５０】その他の成分 本発明の洗剤組成物中に存在し得るその他の物質は、蛍
光剤、再汚染防止剤、硫酸ナトリウムのごとき無機塩、
酵素、発泡抑制剤、布柔軟化剤、顔料、有色スペックル
、香料である。その他の成分も含有可能である。

【００５１】洗剤組成物の調製 本発明の洗剤組成物は任意の適当な方法で調製され得る
。本発明の好ましい実施態様である粉末状洗剤組成物は
、相溶性の非感熱性成分のスラリーを噴霧乾燥し、つい
でスラリーを介する加工に適さない成分を噴霧または後
添加することによって調製するのが適当である。洗剤業
界の当業者はどの成分をスラリーに入れどの成分を入れ
ないかを容易に判断できる。

【００５２】アルミノシリケート及びクエン酸塩の双方
のビルダー成分が、スラリーに混入するのに適している
が、加工上の理由から、アルミノシリケートの一部をｐ
ｏｓｔ−ｔｏｗｅｒに添加するのが有利であろう。

【００５３】本発明の粉末状洗剤組成物は任意の適当な
嵩密度を有するように調製され得る。嵩密度４００ｇ／
ｌ以上、より好ましくは５００ｇ／ｌ以上の組成物が特
に重要である。

【００５４】以下の非限定実施例に基づいて本発明を更
に詳細に説明する。特に注釈がなければ部及びパーセン
テージは重量部及び重量％を示す。

【００５５】実施例 実施例１、比較例Ａ−Ｄ 混合アニオン性／非イオン性洗剤活性系、ゼオライト４
Ａ、クエン酸ナトリウム及びＴＡＥＤ／ペルホウ酸ナト
リウム漂白系を含有する粉末洗剤を以下の全体組成で噴
霧乾燥及び後添加によって調製した： 実施例１及び比較例Ａ、Ｂ及びＣの配合物は、ゼオライ
ト／クエン酸ビルダー系として以下の成分を含有してい
た： 各配合物の洗浄力効果を、対照配合物、即ち比較例Ｄの
洗浄力効果に比較した。比較例Ｄは、以下の配合組成を
有し、ゼオライト及びアクリル／マレインコポリマー（
Ｓｏｋａｌａｎ（商標）　　ＣＰ５、ＢＡＳＦ製、Ｌｕ
ｄｗｉｇｓｈａｆｅｎ、Ｇｅｒｍａｎｙ）を含む：Ｓｉ
ｅｍｅｎｓ　　Ｓｉｗａｍａｔ（商標）６６０前方充填
型全自動洗濯機で６０℃の４０°のＦｒｅｎｃｈ硬水（
Ｃａ：Ｍｇ比７：１）を使用して異なる５つの試験布を
洗濯し洗浄力を評価した。

【００５６】以下の試験布を使用した：（１）油／シリ
カ／インキ汚れを付けた木綿布；（２）油／シリカ／イ
ンキ汚れを付けたポリエステル／木綿布； （３）インディアンインキ／オリーブ油汚れを付けたポ
リエステル／木綿布； （４）タンパク質性汚れ（カゼイン）を付けた木綿布；
（５）タンパク質性汚れ（カゼイン）を付けたポリエス
テル／木綿布。

【００５７】試験結果を、比較例Ｄに比べた４６０ｎｍ
での反射率の差（δδＲ４６０）として以下の表に示す
。

【００５８】 これらの結果は、総ての試験布において、実施例１は対
照である比較例Ｄよりも優れているが、比較例Ａ、Ｂ及
びＣは対照よりも劣っていることをはっきりと示す。

【００５９】実施例２及び３ 混合アニオン性／非イオン性洗剤活性系、ゼオライト４
Ａ、クエン酸ナトリウム及びＴＡＥＤ／ペルホウ酸ナト
リウム漂白系を含有する粉末洗剤を以下の配合組成で噴
霧乾燥及び後添加によって調製した： 双方の組成物が比較例Ｄと同等の優れた洗浄力を示した
。

【００６０】実施例４ 混合アニオン性／非イオン性洗剤活性系、ゼオライト４
Ａ、クエン酸ナトリウム及びＴＡＥＤ／ペルホウ酸ナト
リウム漂白系を含有し優れた洗浄力及び優れた粉末特性
を有する粉末洗剤を以下の配合組成で噴霧乾燥及び後添
加によって調製した： 実施例５及び６、比較例Ｅ〜Ｈ ゼオライト４Ａをより高いレベルで含有する漂白剤非含
有粉末洗剤を以下の配合組成で噴霧乾燥及び後添加によ
って調製した： 実施例５及び６並びに比較例Ｅ〜Ｇの配合物は以下の組
成のゼオライト／クエン酸塩ビルダー系を含有していた
： 各配合物の洗浄力効果を対照配合物である比較例Ｈに比
較した。比較例Ｈは、４２．００重量％のゼオライト４
Ａと２．００重量％のアクリル／マレインコポリマー（
Ｓｏｋａｌａｎ（商標）ＣＰ５、ＢＡＳＦ製、Ｌｕｄｗ
ｉｇｓｈａｆｅｎ、Ｇｅｒｍａｎｙ）とを含有していた
。

【００６１】ｔｅｒｇｏｔｏｍｅｔｅｒで４０℃の４０
°の（Ｆｒｅｎｃｈ）硬水（Ｃａ：Ｍｇ比７：１）中で
生成物を３ｇ／ｌで使用して洗浄力を測定した。タンパ
ク質性（カゼイン）汚れを付けた木綿試験布を白色バラ
ストロードと共に洗濯した。試験結果を、比較例Ｈに比
べた４６０ｎｍでの反射率の差（δδＲ４６０）として
以下に示す。

【００６２】 実施例７〜９ 混合アニオン性／非イオン性洗剤活性系、ゼオライトＭ
ＡＰ、クエン酸ナトリウム及びＴＡＥＤ／ペルホウ酸ナ
トリウム漂白系を含有する粉末洗剤を以下の配合組成で
調製した： 実施例９では実施例７のゼオライトＭＡＰに代えて２６
．００部のゼオライト４Ａを用いた。

【００６３】ＥＰ　　３８４　　０７０Ａ（Ｕｎｉｌｅ
ｖｅｒ）の実施例１〜３に記載の方法でゼオライトＭＡ
Ｐをパイロット規模で調製した。そのシリコン対アルミ
ニウム比は１．１０であり、正方晶系にねじれた立方晶
構造を有していた。

【００６４】ｔｅｒｇｏｔｏｍｅｔｅｒで６０℃の２６
°の（Ｆｒｅｎｃｈ）硬水（Ｃａ：Ｍｇ比４：１）中で
生成物を４ｇ／ｌで使用して洗浄力を測定した。試験布
を白色バラストロードと共に洗濯した。試験結果を、４
６０ｎｍでの反射率の差（δＲ４６０）として以下に示
す。

【００６５】試験布 （１）油／シリカ／インキ汚れを付けた木綿布；（３）
インディアンインキ／オリーブ油汚れを付けたポリエス
テル／木綿布； （６）インディアンインキ／オリーブ油汚れを付けた木
綿布 これらの結果は、本発明のゼオライトＭＡＰ／クエン酸
塩組成物がゼオライト４Ａ／クエン酸塩組成物よりも優
秀な結果を与えることを示す。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　（ｉ）アニオン性、非イオン性、カチ
   オン性、両性及び両イオン性洗剤活性化合物及びその組
   み合わせから選択された１種以上の洗剤活性化合物と、
   （ｉｉ）（ａ）（無水物ベースで）１８〜４５重量％の
   結晶質または非晶質のアルカリ金属アルミノシリケート
   またはその混合物と、（ｂ）クエン酸ナトリウム２水和
   物３〜１８重量％に等価量のクエン酸及び／またはその
   塩とを含む洗浄力ビルダー系とを含み、（ａ）（無水物
   ベース）対（ｂ）（クエン酸ナトリウム２水和物等価量
   ）の重量比が２．５：１〜６：１の範囲であり、組成物
   が、固体ペルオキシ酸化合物及びペルオキシ安息香酸前
   駆物質を含まないことを特徴とする繊維製品洗濯用洗剤
   組成物。
2. 【請求項２】　　１８〜３０重量％（無水物ベース）の
   アルミノシリケート（ａ）と３〜９重量％のクエン酸塩
   （ｂ）とを含有することを特徴とする請求項１に記載の
   洗剤組成物。
3. 【請求項３】　　無機ペル酸を任意にペルオキシ安息香
   酸前駆物質以外の漂白剤前駆物質と共に含む漂白系を含
   有することを特徴とする請求項２に記載の組成物。
4. 【請求項４】　　３５〜４５重量％（無水物ベース）の
   アルミノシリケート成分（ａ）と９〜１８重量％のクエ
   ン酸塩（ｂ）とを含有することを特徴とする請求項１に
   記載の洗剤組成物。
5. 【請求項５】　　アルミノシリケート成分（ａ）がゼオ
   ライトＡまたは最大アルミニウムゼオライトＰであるこ
   とを特徴とする請求項１に記載の組成物。