JPH10288929A - 被記録材の再生方法および被記録材 - Google Patents

被記録材の再生方法および被記録材

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JPH10288929A
JPH10288929A JP11196097A JP11196097A JPH10288929A JP H10288929 A JPH10288929 A JP H10288929A JP 11196097 A JP11196097 A JP 11196097A JP 11196097 A JP11196097 A JP 11196097A JP H10288929 A JPH10288929 A JP H10288929A
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清 谷川
Yumi Ichikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生後の被記録材に対する画像形成物質の定
着性を損なわない、被記録材の再生方法を提供する。 【解決手段】 液付与ユニットU2においては、トナー
画像を形成した転写紙105に、界面活性剤としてジヘ
キシルコハク酸塩を含有する画像除去促進液212を塗
布する。剥離・移動ユニットU3では、剥離ベルト32
9とシールベルト330とにより転写紙を挟持・加熱加
圧しながら移動させて、転写紙上のトナー画像を剥離ベ
ルト側に転写剥離する。後処理ユニットU4では、塩酸
を含む酸性水溶液(後処理液)により、転写紙に残存す
る上記界面活性剤を加水分解させ、これによって、再利
用時の転写紙に対するトナー定着性低下を防止する。こ
の転写紙に第2後処理液としてアルカリ性水溶液を付与
して転写紙を中和することで、その劣化を防止する。乾
燥ユニットU5では、転写紙を乾燥ドラム502により
加熱乾燥させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材から画像
形成物質を除去し、再利用可能な状態に被記録材を再生
する被記録材の再生方法および、この方法により再生さ
れた被記録材に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンタ用紙や複
写用紙が大量に使用されるようになった。それにともな
って、オフィスからは大量の廃棄用紙が生じるようにな
り、この多くが無駄に捨てられているのが現状である。
しかし、この処分には多大の費用がかかると同時に、こ
の廃棄処理による地域環境の悪化、ひいては紙を生産す
るための森林伐採による地球規模での環境悪化までも、
最近ではとりざたされるようになってきた。
【0003】従来この問題を解消し、紙のリサイクルを
図るために、一度使用した用紙上のインキを取り除き、
再びすいて再生古紙として利用する処置が施されてき
た。しかしながら、この処置には大規模な古紙再生施設
が必要となるうえ、使用済みの古紙に対して分別・回収
・輸送など、再生紙を得るまでにいくつもの工程を踏ま
ざるを得なかった。最近になって、一度使用した用紙上
の文字画像をクリーニングにより取り去り、複写あるい
はプリンティングに再利用することができる紙が開発さ
れている。
【0004】例えば、特開平4−67043号公報に
は、シート状支持体の表面、特に片面のみに離型処理し
てなり、かつ、該離型処理した支持体に印を付け、普通
紙と区別したものが開示されている。しかしながら、こ
れは特殊紙であるため定着性に難があり、一般の複写用
紙として使用するには問題がある。
【0005】また、特開平1−101576号公報、特
開平1−101577号公報には、画像形成支持体上の
画像形成物質(トナー)を、これを溶解する有機溶媒中
で超音波処理することにより画像を除去する方法が開示
されているが、有機溶剤による公害や引火および毒性に
問題があり、一般のオフィスや家庭で使用するには、や
はり問題がある。
【0006】さらに、特開平1−297294号公報に
は、画像形成支持体としてプラスチック、金属、液浸透
性の悪い紙あるいはセラミック等で形成されたものを使
用し、該支持体上に形成された画像を、熱溶融性の剥離
体を介在させて加熱し、画像を支持体から剥離するクリ
ーニング方法が開示されている。しかし、この方法の場
合、表面に離型処理を施した特別な紙を用いなければな
らない。
【0007】一方、本出願人は、少なくとも画像が形成
される側の表面近傍に液体で膨潤すう層を設けた被記録
材を用い、該画像を形成する皮膜状の画像形成物質より
も該被記録材の膨潤層を大きく膨潤せしめる、水を含有
した液体(画像除去促進液)を被記録材に付与する液付
与手段と、液付与後に、該被記録材を剥離部材に圧接ま
たは加熱圧接させて、該画像形成物質を被記録材から剥
離部材に転写剥離する剥離手段とを有する、画像形成物
質除去方法および再生方法に関する被記録材の再生装置
を提案している(例えば特開平7−13383号公
報)。
【0008】さらに本願出願人は、この方法における画
像形成物質の剥離時の水分蒸発を防ぐために、一対のベ
ルトを複数の加熱部材により蛇行形状に張架して複数の
加熱吸着部を連続配置した構成の被記録材の再生装置を
提案している(特開平8−44260号公報、特開平8
−211794号公報)。
【0009】この方法によって、被記録材に対してその
紙質を比較的損傷することなく、画像形成物質のみを除
去し、被記録材を再び使用可能な状態に再生できること
が確認されている。ただし、この方法でいう「皮膜状」
とは、必ずしも画像全体が一つの膜を形成していること
を指しているのではなく、単に画像形成物質が被記録材
の内部に深く浸透していないことや、染料を含有する水
性インクで印字した場合のように画像形成物質が殆ど分
子レベルで被記録材に吸着されている状態ではないこと
を意味している。
【0010】また上記従来技術および、以下に詳説する
本発明で指す被記録材は、プリンタ用紙、複写用紙等、
セルロース繊維を主成分とした紙質層で構成されたもの
に限られるわけではなく、少なくとも画像が形成される
側の表面近傍に水を含む液体で膨潤する層を有するもの
であり、これらの被記録材は本発明の対象となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法を利用して被記録材を再生した場合、再生処理後の被
記録材表面には界面活性剤など、画像除去促進液中に可
溶化されていた成分が残存するため、特に「画像形成お
よび、その後の被記録材の再生」を繰り返すうちに、再
び画像形成する際に被記録材に対する画像形成物質の定
着性が、再生前の被記録材に比べて低下するという問題
があった。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、再生処理後の被記録材に対する画像形
成物質の定着性を損なわない、被記録材の再生方法およ
び、この方法により再生された被記録材を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の被記録
材の再生方法は、(1)少なくとも表面に水で膨潤する
膨潤層を有する被記録材であって、前記膨潤層上に熱可
撓性または熱溶融性の画像形成物質からなる固着画像を
有するものに、少なくとも水と界面活性剤とを含む画像
除去促進液を付与して前記画像形成物質と被記録材との
接着力を弱める画像除去促進液付与工程と、(2)画像
形成物質に対して所定の接着力を有し、画像除去促進液
付与工程により画像除去促進液の付与された被記録材の
画像形成物質に接触して該画像形成物質を転写剥離させ
る一対の剥離部材により被記録材を挟持するか、また
は、前記転写剥離機能を有し前記被記録材の画像形成物
質側に位置する剥離部材と、所定のシール部材とにより
被記録材を挟持して、それぞれ被記録材の加熱加圧を行
い、被記録材上の画像形成物質を前記剥離部材に転写剥
離させる剥離工程と、(3)画像形成物質が剥離された
被記録材に後処理液を付与することにより、被記録材に
残存する前記界面活性剤を化学変化させる後処理工程、
とを含むことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の被記録材の再生方法は、
請求項1において後処理工程における化学変化が、界面
活性剤の加水分解反応であることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の被記録材の再生方法は、
請求項2において、画像除去促進液の界面活性剤として
エステル構造を持つもの用い、後処理工程では後処理液
として強酸性水溶液を使用することを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の被記録材の再生方法は、
請求項3において、強酸性水溶液としてpHが4以下の
ものを用いることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の被記録材の再生方法は、
請求項2において、画像除去促進液の界面活性剤として
エステル構造を持つもの用い、後処理工程では後処理液
としてアルカリ性水溶液を使用することを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の被記録材の再生方法は、
請求項5において、アルカリ性水溶液としてpHが9以
上のものを用いることを特徴とする。
【0019】請求項8に記載の被記録材の再生方法は、
請求項3〜7のいずれか一つの項において、後処理工程
後の被記録材に所定pHの第2後処理液を付与すること
により、被記録材表面のpHを中性にすることを特徴と
する。
【0020】請求項9に記載の被記録材の再生方法は、
請求項1〜8のいずれか一つの項において、画像除去促
進液の界面活性剤が、カルボン酸エステル構造を持つも
のであることを特徴とする。
【0021】請求項10に記載の被記録材の再生方法
は、請求項9において、画像除去促進液の界面活性剤
が、アルキルスルホコハク酸エステル構造を持つもので
あることを特徴とする。
【0022】請求項11に記載の被記録材の再生方法
は、請求項1において、画像除去促進液が少なくとも、
水と界面活性剤と水溶性ポリマーとを含有し、前記界面
活性剤には少なくとも、アルキルスルホコハク酸エステ
ル構造を持つ界面活性剤が含まれることを特徴とする。
【0023】請求項12に記載の被記録材の再生方法
は、請求項3〜8のいずれか一つの項において、酸性の
後処理液として塩酸・硫酸・硝酸・リン酸などの無機酸
もしくは、カルボン酸などの有機酸の水溶液を用いる
か、またはアルカリ性の後処理液として水酸化リチウム
・水酸化ナトリウム・水酸化カリウム等のアルカリ金属
元素の水酸化物、水酸化アンモニウム、第4級アンモニ
ウム水酸化物、第4級ホスホニウム水酸化物、もしくは
炭酸リチウム・炭酸ナトリウム・炭酸カリウム等のアル
カリ金属の炭酸塩の水溶液を用いることを特徴とする。
【0024】請求項13に記載の被記録材の再生方法
は、請求項8において、酸性の第2後処理液として塩酸
・硫酸・硝酸・リン酸などの無機酸もしくは、カルボン
酸などの有機酸の水溶液を用いるか、またはアルカリ性
の第2後処理液として水酸化リチウム・水酸化ナトリウ
ム・水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、
水酸化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第
4級ホスホニウム水酸化物、もしくは炭酸リチウム・炭
酸ナトリウム・炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩
の水溶液を用いることを特徴とする。
【0025】請求項14に記載の被記録材は、少なくと
も表面に水で膨潤する膨潤層を有する被記録材であっ
て、前記膨潤層上に熱可撓性または熱溶融性の画像形成
物質からなる固着画像を有するものを、請求項1〜13
のいずれか一つの項に記載の再生方法で再生したことを
特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る被記録材再生
方法の実施の形態を、必要により図面を参照しながら説
明する。まず、この再生方法の原理について説明する。
本発明に用いられる被記録材は、画像の形成されている
側の表面に、水を含む液体が付与されると膨潤するもの
であるが、被記録材の表面近傍に形成された熱可塑性ま
たは熱溶融性を有する画像形成物質と被記録材との界面
付近に水が浸透すると、両者間の接着力は非常に弱いも
のとなる。このとき速やかに水を被記録材内部まで浸透
させるために画像除去促進液として、水に界面活性剤を
添加した液、あるいは該液にさらに水溶性ポリマー等を
加えた液であるを使用するのが好ましい。
【0027】画像除去促進液が付与された被記録材か
ら、その表面の画像形成物質を除去(剥離)するため
に、この被記録材と画像形成物質との付着力より大きい
付着力を画像形成物質との間に有する剥離部材を、被記
録材に加熱圧接させる。この加熱は画像形成物質を軟化
させ、これにより画像形成物質を被記録材の繊維等から
剥がれやすくするために行われる。したがって、加熱に
よる昇温の温度は、画像形成物質の軟化点以上の温度
で、かつ画像形成物質が溶融しない程度に設定するのが
好ましい。
【0028】画像形成物質が溶融すると、被記録材上の
画像形成物質を被記録材側と剥離部材側とに分断するこ
となく剥離部材側に転写させるのが困難になるためであ
る。この剥離処理後、被記録材を剥離部材から分離する
と、画像形成物質は被記録材から剥離部材に転写され、
被記録材は画像形成前の状態に再生される。
【0029】従来の被記録材再生方法では、再生処理後
の被記録材を繰り返し使用していくに従い、被記録材に
対する画像形成物質の定着性が低下していくという問題
があった。これは、画像除去促進液の付与後、加熱加圧
により画像形成物質を除去した被記録材から画像除去促
進液の溶媒が蒸発した後でも、画像除去促進液中の溶解
成分が残存し、したがって、「画像形成と、その後の被
記録材の再生」を繰り返すに従い、残存量も増加するた
めに、被記録材の表面電気抵抗や表面エネルギーが変化
し、定着に不具合を生じるためと考えられる。
【0030】このような問題を解決する手段を検討した
結果、本発明者らは、上記被記録材の再生方法におい
て、画像除去促進液の成分としてエステル構造を持つ界
面活性剤を使用し、加熱加圧手段での画像形成物質除去
の後工程として、液付与手段による液付与を行う工程を
設け、再生処理後の被記録材表面に残存する画像除去促
進液成分を加水分解することで、再生後の被記録材に対
する画像形成物質の定着性の低下を防ぐことができるこ
とを確認した。
【0031】本発明において、画像除去促進液は好まし
くは、エステル構造を持つ界面活性剤を含有するもので
ある。エステルは強酸性水溶液(pH値が大きい水溶
液)、あるいはアルカリ性水溶液により加水分解される
ので、再生処理後(画像形成物質除去後)の被記録材
に、後処理液として強酸水溶液あるいはアルカリ水溶液
を付与することで、上記被記録材表面に残存する界面活
性剤が加水分解される。なお、上記アルカリ水溶液とし
ては、強アルカリの水溶液、弱アルカリの水溶液のいず
れも採用できる。
【0032】後処理液として強酸水溶液を使用する場
合、そのpHを4以下とすることで、加水分解が特に効
率良く行われる。また本発明では、後処理液として強酸
水溶液を使用する場合、後処理工程後の被記録材にさら
にアルカリ水溶液(アルカリの水溶液)を付与する工程
を設けることもできる。この工程において、後処理工程
後の被記録材にさらに第2後処理液としてアルカリ水溶
液を付与することで、被記録材の表面pHを中性にする
ことができ、これにより被記録材の劣化を防ぐことが可
能となる。
【0033】一方、後処理液としてアルカリ水溶液を使
用する場合、そのpHは9以上とすることで上記加水分
解が特に効率良く行われる。後処理液としてアルカリ水
溶液を使用する場合、後処理工程後の被記録材にさらに
酸性水溶液を付与する工程を設けることもできる。この
工程において、後処理工程後の被記録材にさらに第2後
処理液として酸性水溶液を付与することで、被記録材の
表面pHを中性にすることができ、被記録材の劣化を防
ぐことが可能となる。
【0034】以下、本発明に係る画像除去促進液と、こ
れに添加される各種添加剤に関し説明する。画像除去促
進液は少なくとも、水、エステル構造を持つ界面活性剤
から構成される。また後述するように、水溶性ポリマ
ー、重金属イオンを封止するためのキレート剤、防腐
剤、防黴剤、防錆剤、漂白剤等の添加剤を使用すること
も可能である。
【0035】エステル構造を持つ界面活性剤としては、
硫酸化油、アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル
硫酸エステル塩等の硫酸エステル塩、アルキルリン酸エ
ステル塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキ
ルアリールリン酸塩等のリン酸エステル塩、などが挙げ
られる。
【0036】中でも特に、分子内にカルボン酸エステル
構造を持つ界面活性剤は、カルボン酸エステルがアルカ
リで容易に加水分解されるため、分解の効果が顕著であ
る。カルボン酸エステル構造を持つ界面活性剤は、ポリ
エチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセ
リド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、し
ょ糖脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤が挙げら
れる。
【0037】また、分子内にカルボン酸エステル構造を
持つ界面活性剤の中でも特に、アルキルスルホコハク酸
エステル構造を持つ界面活性剤は浸透性に優れ、被記録
材からの画像形成物質除去工程において、被記録材と画
像形成物質との界面に容易に浸透し、被記録材と画像形
成物質との接着力を弱める効果が大きい。アルキルスル
ホコハク酸エステル構造を持つ界面活性剤は、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩、モノアルキルスルホコハク酸塩、
などが挙げられる。前記各界面活性剤は、単独で使用し
ても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。画像
除去促進液に含まれる界面活性剤の含有量は4〜70重
量%であることが好ましく、さらに好ましくは10〜6
0重量%である。
【0038】画像除去促進液には界面活性剤とともに、
画像形成物質除去能力を向上させる、あるいは再生状態
を改良する等の目的で、水溶性ポリマーを添加してもよ
い。この水溶液ポリマーの添加量は、0.1〜20重量
%、好ましくは0.1〜10重量%の範囲がよい。
【0039】画像除去促進液中に添加される水溶性ポリ
マーとしては、天然系ではアラビアゴム、トラガンガ
ム、グーアガム、カラヤガム、ローカストビーンガム、
アラビノガラクトン、ペクチン、クインスシードデンプ
ン等の植物性高分子、アルギン酸、カラギーナン、寒
天、ふのり等の海藻系高分子、ゼラチン、カゼイン、ア
ルブミン、コラーゲン等の動物系高分子、キサンテンガ
ム、デキストラン等の微生物系高分子、半合成系では、
メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等の繊維素系高分子、可溶性デン
プンでは、メチルデンプン、カルボキシメチルデンプン
(CMS)、ジアルデヒドデンプン、デンプングリコー
ル酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム等
のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン
酸プロピレングリコールエステル等の海藻系高分子、純
合成系では、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルメチルエーテル等のビニル系高分子、
非架橋ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸及びそのア
ルカリ金属塩、水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリ
ル系樹脂、水溶性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニ
ルナフタレンアクリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマ
レイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の
アルカリ金属塩、四級アンモニウムやアミノ基等のカチ
オン性官能基の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラッ
ク等の天然高分子化合物、などが挙げられる。
【0040】本発明においては、被記録材に水と界面活
性剤を含む状態で、水溶性ポリマーを保持させることに
より、画像形成物質の剥離体を形成することができる。
すなわち水溶性ポリマーは、前記剥離部材が圧接するこ
とができないセルロース繊維内部の皮膜状画像に対し
て、セルロース繊維/皮膜状画像/水溶性ポリマー/剥
離部材の如く間接的に接触することができ、その粘着力
によって皮膜状画像を、紙質を傷めることなく剥離する
ことができる。
【0041】また、画像除去促進液には界面活性剤を水
に可溶化させる助剤、あるいは湿潤剤としてエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、グリセリン等の多価アルコール類、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル等の多価アルコール類のアルキルエーテ
ル誘導体類、乳酸、リンゴ酸等の水酸基を有するカルボ
ン酸類、N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン
等の含窒素複素環類を含有させることも可能である。ま
た、上記多価アルコール類、多価アルコールのアルキル
エーテル誘導体類、多価アルコールのアリールエーテル
誘導体類、水酸基を有するカルボン酸類、含窒素複素環
類の混合物も使用できる。
【0042】以下、本発明に係る後処理液と、これに添
加される各種添加剤に関し説明する。後処理液は、画像
形成物質除去後の被記録材表面に残存する、エステル構
造を持つ界面活性剤を加水分解するために付与するもの
であり、強酸性あるいはアルカリ性(強弱を問わない)
の水溶液が挙げられる。弱酸性水溶液では上記加水分解
機能は殆ど得られないが、強酸性と弱酸性との中間の酸
性水溶液によっても、分解速度は強酸性水溶液に比べて
遅いものの上記加水分解を行うことができる。
【0043】酸性の後処理液としては、塩酸、硫酸、硝
酸、リン酸などの無機酸、モノカルボン酸、ジカルボン
酸などの有機酸の水溶液が挙げられる。アルカリ性の後
処理液としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸
化アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級
ホスホニウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩等の水溶液
が挙げられる。
【0044】また、第2後処理液としては、上記酸性後
処理液・アルカリ性後処理液と同様の水溶液が挙げられ
る。さらに、画像除去促進液、後処理液には重金属イオ
ンを封止するためのキレート剤、防腐剤、防黴剤、防錆
剤、漂白剤等の添加剤を使用することも可能である。
【0045】重金属イオンの封止剤で剥離助剤として添
加されるキレート試薬としては、例えばエチレンジアミ
ン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエ
チレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナ
トリウム等がある。防錆剤としては例えば、酸性亜硫酸
塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコール酸アンモ
ン、ジイソプロピルアンモニウムニトライト、四硝酸ペ
ンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムニ
トライト等がある。さらに防腐防黴剤としては、デヒド
ロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジ
ンチオール−1−オキサイドナトリウム、安息香酸ナト
リウム、ペンタクロロフェノールナトリウム等が使用可
能である。
【0046】剥離部材は、剥離手段通過時に受ける熱、
圧力等に対する耐久性、画像除去促進液に対する安定性
に優れ、表面変質が少なく、なおかつ良好な剥離が行え
る材料により構成するのが好ましく、Ni鋼、ステンレ
ス鋼、Fe−Ni合金、Co−Al合金、モネル、イン
コネル、ジュラルミン等の金属合金、金属酸化物、ある
いは各種ポリマー等が挙げられる。
【0047】上記ポリマーとしては、具体的には合成ま
たは天然のゴム、ジアリレート樹脂、キシレン樹脂、エ
ポキシ樹脂、珪素樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂、ポ
リイミド、ポリアミド、ポリカーボネイト、ポリアリレ
ート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケ
トン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリエチレンテレ
フタレート、アラミド等の耐熱性のある合成樹脂が挙げ
られる。また、これらのポリマーは単独で用いても、混
合して用いても良く、耐久性向上および剥離特性向上の
ために酸化チタン粒子、シリカ粒子、カーボン粒子など
を含有していてもよい。
【0048】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述べるのは、
本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好まし
い種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下
の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限
り、これらの形態に限られるものではない。図1は被記
録材再生装置の全体構成を示す概略図であり、この再生
装置は、電子写真複写機等で画像を形成された被記録材
である紙(転写紙)等から画像形成物質を剥離・除去し
て被記録材を再生するものである。図2は図1の装置に
おける剥離・移動ユニットの構成を示す詳細説明図、図
3は図1の装置における後処理ユニットの構成を示す詳
細説明図である。
【0049】再生装置1は 給紙ユニットU1、液付与
ユニットU2、剥離・移動ユニットU3、後処理ユニッ
トU4、乾燥ユニットU5および紙受けユニットU6等
を備えている。この再生装置1では、給紙ユニットU1
から再生対象である転写紙105を1枚ずつ液付与ユニ
ットU2に給紙して、液付与ユニットU2で転写紙10
5に画像除去促進液を付与した後、剥離・移動ユニット
U3で転写紙105上の画像形成物質を剥離・除去し、
後処理ユニットU4で画像形成物質の剥離・除去された
転写紙105に後処理液を付与した後、乾燥ユニットU
5で転写紙105を乾燥させて、紙受けユニットU6で
回収する。
【0050】以下、各ユニットU1〜U6について順次
説明する。給紙ユニットU1は給紙ケース101、給紙
ローラ102、一対のレジストローラ103およびガイ
ド板104等を備えており、給紙ケース101内には、
再生対象である被記録材としての転写紙105が複数枚
収納される。給紙ケース101内には、図示しないが転
写紙105を載置するための底板があり、 該底板は、
図示しないスプリング等により上方に付勢されて、給紙
ケース101内の転写紙105の給紙ローラ102側の
端部を上方に持ち上げる。給紙ローラ102は、図示し
ない駆動モータ等により所定タイミングで回転駆動さ
れ、給紙ケース101内の転写紙105を最上段の転写
紙から順次送り出す。
【0051】給紙ローラ102により送り出された転写
紙105は、図示しない分離機構で重送紙が分離され、
一枚の転写紙105のみが、タイミング調整およびスキ
ュー補正のためのレジストローラ対103で、ガイド板
104を介して液付与ユニットU2に給紙される。
【0052】液付与ユニット(画像除去促進液付与手
段)U2は補給液容器201、液自動補給機202、液
容器203、液汲み上げローラ204、液塗布ローラ2
05、押さえーラ206、搬送ベルト207、駆動ロー
ラ208およびガイド板209等を備えており、補給液
容器201と液自動補給機202および、この液自動補
給機202と液容器203は、それぞれパイプ210,
211により接続されている。補給液容器201および
液容器203内には、画像除去促進液212が収納され
ており、液容器203には、図示しないが液量センサー
が設けられている。
【0053】液自動補給機202は、液量センサーの検
出結果に基づいて動作し、補給液容器201内の画像除
去促進液212を汲み上げて、液容器203に画像除去
促進液212を補給する。液汲み上げローラ204と液
塗布ローラ205は、所定圧力で当接しつつ回転駆動さ
れ、液汲み上げローラ204は、回転駆動されることに
より液容器203内の画像除去促進液212を汲み上げ
て、当接する液塗布ローラ205で搾られることによ
り、所定量の画像除去促進液212を液塗布ローラ20
5に付着させる。液塗布ローラ205は、付着した所定
量の画像除去促進液212を、押さえローラ206との
間に給紙ユニットU1から給紙されてきた転写紙105
の画像形成面に少量塗布し、画像除去促進液212の塗
布された転写紙105は、ガイド板209に案内されつ
つ、駆動ローラ208により駆動される搬送ベルト20
7により剥離・移動ユニットU3に送り出される。
【0054】なお、図1では、転写紙105の下側が画
像形成面であり、この画像形成面に液塗布ローラ205
により画像除去促進液212が塗布されるようになって
いるが、転写紙105に画像除去促進液212を塗布す
る構成は、これに限るものではなく、例えば、液塗布ロ
ーラ205を2個設けて、転写紙105の両面に画像除
去促進液212を塗布するようにしてもよく、この場
合、両面に画像の形成された転写紙105の両面の画像
を一度に除去することができる。また、液塗布ローラ2
05を転写紙105に接触させて塗布する方法ではな
く、非接触で画像除去促進液212を付与したり、ある
いは液塗布ローラ205と非接触の塗布手段を組み合わ
せて、2段階の塗布を行うようにしてもよい。
【0055】画像除去促進液212の付与された転写紙
105は、剥離・移動ユニットU3に搬送される間に、
画像除去促進液212により画像形成物質の接着力が低
下し、画像除去促進液212は水分を含有している。す
なわち、画像除去促進液212は、画像が形成されてい
る側の転写紙105に付与され、転写紙105は、画像
除去促進液212が付与されると、表面近傍が膨潤して
画像形成物質と転写紙105との膨潤量の差により、両
者間に剪断力が発生して画像形成物質と転写紙105と
の接着力が低下する。上記画像除去促進液212の付与
された転写紙105は、剥離・移動ユニットU3に搬送
される間に、上述のように転写紙105の膨潤により転
写紙105と画像形成物質との接着力が弱められる。
【0056】剥離・移動ユニット(剥離手段)U3は、
図2に示すように、搬送ローラ301,302,30
3,304と搬送ローラ305,306,307,30
8,309、搬送ローラ301,302と搬送ローラ3
05,306の間にジグザグ状態に配設された複数の加
圧ローラ310〜319、加圧ローラ320〜328、
シート状の剥離ベルト329、シート状のシールベルト
330、スパイラルローラ331および画像形成物質受
け容器332等を備えており、加圧ローラ310〜31
9および加圧ローラ320〜328は、図示しないが加
熱ヒータを内蔵している。
【0057】剥離ベルト(剥離部材)329は所定の
幅、例えば各種サイズの転写紙105を挟持して、転写
紙105上の画像形成物質を剥離・転写させるに十分な
幅を有した無端状に形成され、搬送ローラ305〜30
9に張り渡されているとともに、ジグザグ状に配設され
た各加圧ローラ310〜328をジグザグ状に縫うよう
に配設されている。また、シールベルト330は、転写
紙105を剥離ベルト329との間に挟持して、転写紙
105上の画像形成物質を剥離ベルト329に剥離・転
写させるのに十分な幅を有した無端状に形成され、搬送
ローラ301〜304に張り渡されているとともに、各
加圧ローラ310〜328をジグザグに縫うように配設
されている。
【0058】したがって、剥離ベルト329とシールベ
ルト330とは、搬送ローラ301と搬送ローラ305
の当接位置で密着一体化され、この密着一体化された状
態でジグザグ状に配設された加圧ローラ310〜328
の間をジグザグに移動して、搬送ローラ302と搬送ロ
ーラ306の当接位置で分離した後、それぞれ搬送ロー
ラ307,308,309および搬送ローラ303,3
04を介して搬送ローラ305および搬送ローラ301
へ循環走行する。
【0059】シールベルト(シール部材)330は、被
記録材である転写紙105に画像が片面のみに形成され
ている場合や、画像が両面に形成されている場合におい
ても、片面ずつ画像形成物質を除去するのに用いられ
る。シールベルト330は、剥離ベルト329と密着一
体化して転写紙105を挟持するためのものであり、該
ベルトには画像形成物質を転写させる必要がないため、
画像形成物質との接着性を必要としない点以外は、剥離
ベルト329と同様の特性を有していることが望まし
い。
【0060】搬送ローラ301〜304および搬送ロー
ラ305〜309は、図外の駆動機構により回転駆動さ
れることにより、密着一体化した剥離ベルト329とシ
ールベルト330を、加圧ローラ310〜319および
加圧ローラ320〜328の間をジグザグ状に縫うよう
に、かつ、図2に矢印で示すように、図2中左から右方
向に走行させる。
【0061】加圧ローラ310〜319および加圧ロー
ラ320〜328は、上述のように加熱ヒータを内蔵し
ており、加熱ヒータにより所定温度に加熱されて、剥離
ベルト329とシールベルト330との間に挟持して搬
送する転写紙105を加熱する。この場合の加熱温度
は、画像形成物質の物性によるが、例えばモノクロトナ
ーの場合、60℃〜140℃の範囲、好ましくは80℃
〜120℃である。
【0062】すなわち、画像形成物質は熱可塑性あるい
は熱溶融性であるが、画像形成物質が溶融してしまう
と、転写紙105上の画像形成物質を転写紙105側と
剥離ベルト329側とに分断することなく剥離ベルト3
29側へ転写させるのが困難になるためである。また、
加熱しすぎるとジグザグ搬送路を通過中に転写紙105
が乾燥しすぎて、転写紙105が画像形成物質を介して
剥離ベルト329に貼り付いてしまい、剥離できなくな
るおそれがあるからである。したがって、加熱部通過後
の転写紙105に多少の湿り気が残っていて、画像形成
物質の再付着を防止できる程度に加熱することが望まし
く、具体的には上記例の温度が好適である。
【0063】剥離ベルト329とシールベルト330に
より右端の搬送ローラ302と搬送ローラ306に搬送
されてきた転写紙105は、図示しない分離爪により剥
離ベルト329およびシールベルト330から分離され
て、図1に示す後処理ユニットU4に送り出される。
【0064】スパイラルローラ331は、剥離ベルト3
29に当接して剥離ベルト329に転写された画像形成
物質を掻き落として剥離ベルト329をクリーニングす
る。このスパイラルローラ331の下方に、画像形成物
質受け容器332が配設されており、スパイラルローラ
331により掻き落とされた画像形成物質が画像形成物
質受け容器332内に収納される。
【0065】上記液付与ユニットU2で画像除去促進液
212が付与され、画像形成物質と転写紙105との接
着力が弱められた転写紙105は、搬送ローラ301と
搬送ローラ305の間から剥離ベルト329とシールベ
ルト330の間に挿入され、剥離ベルト329とシール
ベルト330の間に挟持される。画像形成物質の形成さ
れた転写紙105は、剥離ベルト329とシールベルト
330との間に挟持された状態で、かつ、剥離ベルト3
29の接着力により剥離ベルト329に所定の接着力で
接着された状態でジグザグ状に搬送され、ジグザグ状に
搬送される間に加圧ローラ310〜328に内蔵された
加熱ランプにより加熱されつつ、転写紙105と剥離ベ
ルトとが相対変位する。
【0066】転写紙105の画像形成物質は、加熱され
ることにより軟化し、この状態で剥離ベルト329とシ
ールベルト330に加圧されつつ、ジグザグ状に搬送さ
れる間に、転写紙105と剥離ベルト329との間に剪
断力が発生して、この剪断力により転写紙105から画
像形成物質が剥離し、剥離ベルト329に剥離・転写さ
れて、画像形成物質の除去された転写紙105が搬送ロ
ーラ302と搬送ローラ306の間から、図2に矢印で
示すように、後処理ユニットU4に送り出される。
【0067】後処理ユニットU4は、図3に詳細に示す
ように、一対のレジストローラ401、ガイド板40
2、補給液容器403、液自動補給機404、液容器4
05、液汲み上げローラ406、液塗布ローラ407、
押さえローラ408、搬送ベルト409、駆動ローラ4
10およびガイド板411等を備えており、補給液容器
403と液自動補給機404、および液自動補給機40
4と液容器405は、それぞれパイプ412,413に
より接続されている。
【0068】補給液容器403および液容器405内に
は、後処理液414が収納されており、液容器405に
は、図示しないが液量センサーが設けられている。液自
動補給機404は、液量センサーの検出結果に基づいて
動作し、補給液容器403内の後処理液414を汲み上
げて、液容器405に後処理液414を補給する。
【0069】液汲み上げローラ406と液塗布ローラ4
07は、所定圧力で当接しつつ回転駆動され、液汲み上
げローラ406は、回転駆動されることにより、液容器
405内の後処理液414を汲み上げて、当接する液塗
布ローラ407で搾られることにより、所定量の後処理
液414を液塗布ローラ407に付着させる。液塗布ロ
ーラ407は、付着した所定量の後処理液414を、押
さえローラ408との間に剥離・移動ユニットU3から
送られてきた転写紙105の画像形成面であった側の面
に少量塗布し、後処理液414の塗布された転写紙10
5は、ガイド板411に案内されつつ、駆動ローラ41
0により駆動される搬送ベルト409により乾燥ユニッ
トU5に送り出される。
【0070】なお、図1および図3では、転写紙105
の下側が画像形成面であり、この画像形成面に液塗布ロ
ーラ407により後処理液414が塗布されるように示
されているが、転写紙105に後処理液414を塗布す
る構成は、これに限るものではなく、例えば液塗布ロー
ラ407を2個設けて、転写紙105の両面に後処理液
414を塗布するようにしてもよく、この場合、両面に
画像の形成された転写紙105の両面の画像を一度に除
去することができる。また、液塗布ローラ407を転写
紙105に必ずしも接触させて塗布する必要なく、非接
触で後処理液414を付与してもよいし、液塗布ローラ
407と非接触の塗布手段とを組み合わせて2段階の塗
布を行うようにしてもよい。
【0071】また、後処理工程後の転写紙105に紙表
面を中性にする目的でさらに液を付与するときには、図
示しないが後処理ユニットU4と同一構造のユニットを
後処理ユニットU4と乾燥ユニットU5との間に配置
し、液付与を行うようにすればよい。
【0072】乾燥ユニットU5は、転写紙105を乾燥
させるためのものであり、加熱ランプ501を内蔵し
た、アルミニウム等で形成された乾燥ドラム502、通
気性が良く表面平滑性の高い仕上げベルト503および
回転ローラ504a〜504d等を備えている。
【0073】仕上げベルト503は、乾燥ドラム502
および回転ローラ504a〜504dの外周部に沿って
図1中時計方向に回転し、乾燥ドラム502と回転ロー
ラ504a〜504dとは、いずれかが図外の駆動モー
タ等により回転されて、他方が仕上げベルト503によ
り連れ回りする。なお、乾燥ドラム502と回転ローラ
504a〜504dの双方を駆動モータ等により回転さ
せるようにしてもよい。
【0074】後処理ユニットU4から搬送されてきた転
写紙105は、乾燥ドラム502と回転ローラ504a
との間から乾燥ドラム502と仕上げベルト503との
間に導入され、加熱ランプ501により加熱された乾燥
ドラム502により余分な水分が乾燥されて、乾燥ドラ
ム502と回転ローラ504dの間から紙受けユニット
U6に排出される。
【0075】このとき、仕上げベルト503は通気性が
良好、かつ、表面の平滑性が高い部材で形成されている
ため、転写紙105が適切に乾燥されるとともに、転写
紙105が仕上げベルト503に付着したり、傷ついた
りすることがなく、適切に転写紙105を乾燥すること
ができる。なお、乾燥ユニットU5は、上記構成に限る
ものではなく、例えば、上記構成のものに代えて、ある
いは上記構成に加えて、ローラ対の部材を用いたり、熱
風を用いたり、熱風ファンや赤外線ランプなどを用いた
りしてもよい。
【0076】紙受けユニットU6は、ガイド部材60
1、排出トレー602および排出ローラ603等を備え
ている。乾燥ユニットU5から排出された転写紙105
は、ガイド部材601により排出ローラ603に案内さ
れ、排出ローラ603は、転写紙105を排出トレー6
02上に排出・載置させる。
【0077】なお、再生装置1は、図示しないが給紙ユ
ニットU1の給紙ケース101に転写紙があるか否かを
検出する紙検出手段、給紙ユニットU1による転写紙1
05の重送検出手段、再生装置1内での転写紙105の
ジャムの発生を検出するジャム検出手段、剥離ユニット
U3の各加熱ランプおよび乾燥ユニットU5の加熱ラン
プ501の点灯制御手段および、画像形成物質受け容器
332内が画像形成物質で満杯になったかどうかを検出
する満杯検出手段等が設けられている。
【0078】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。また、各実施
例の構成要素を組み合わせて装置化しても良い。 <トナーの処方>下記処方にて、トナーを作製した。 ポリエステル樹脂 (結着樹脂) 43重量% スチレンアクリル樹脂 (結着樹脂) 43重量% 含Crモノアゾ染料 (荷電制御剤) 3重量% カルナウバワックス (離型剤) 4重量% カーボンブラック (着色剤) 7重量%
【0079】以上の物質をブレンダーで10分混合した
後、120〜140℃に熱した2本ロールによって溶融
混練した。混練物を自然冷却後、カッターミルで粗粉砕
し、ジェット気流を用いた微粉砕機で粉砕後、風力分級
を用いて体積平均粒径10μmのトナーを得た。
【0080】<画像除去促進液の処方>下記処方にて攪
拌溶解し、画像除去促進液を調製した。ただし、本発明
はこれに限るものではない。 ジヘキシルスルホ琥珀酸塩 (界面活性剤) 10重量% プロピレングリコール (可溶化剤) 10重量% N−メチル−2−ピロリドン (湿潤剤) 0.2重量% 安息香酸ナトリウム (防腐防黴剤) 0.1重量% 純水 (着色剤) 残量
【0081】実施例1 上記処方にて作製したトナーを用い、電子写真方式のP
PC複写機にて市販のA4版上質紙上に画像を形成した
後、図1に示す被記録材再生装置に上記画像除去促進液
および下記処方の後処理液をセットし、処理速度25m
m/secにて再生処理を行った。 <後処理液の処方> 塩酸 1重量% 安息香酸ナトリウム(防腐防黴剤) 0.1重量% 純水 残量
【0082】このとき、画像除去ユニットとして図2の
装置においてローラ(直径:上側25mm、下側45m
m)を13本に減らしたものを用いた。また、加熱温度
は110℃とした。剥離部材としては、ポリエチレンテ
レフタレートのベルトを用いた。再生された紙には、実
使用上問題になるような量のトナーは残っていなかっ
た。このような画像形成と再生処理を10回繰り返した
が、未使用の紙と同等の複写画像を得ることができた。
【0083】実施例2 実施例1において、被記録材再生装置として図1の被記
録材再生装置のU4とU5の間にU4と同一構成の後処
理ユニットを設け、同ユニットに下記処方の後処理液を
セットした以外は実施例1と同様に再生処理を行った。 <第2後処理液の処方> 炭酸ナトリウム 1重量% 安息香酸ナトリウム(防腐防黴剤) 0.1重量% 純水 残量
【0084】再生された紙には、実使用上問題となる量
のトナーは残っていなかった。このような画像形成と再
生処理を10回繰り返したが、未使用の紙と同等の複写
画像を得ることができた。
【0085】実施例3 実施例1において下記処方の後処理液をセットした以外
は実施例1と同様の再生処理を行った。 <後処理液の処方> 炭酸ナトリウム 1重量% 安息香酸ナトリウム(防腐防黴剤) 0.1重量% 純水 残量
【0086】再生された紙には、実使用上問題となる量
のトナーは残っていなかった。このような画像形成と再
生処理を10回繰り返したが、未使用の紙と同等の複写
画像を得ることができた。
【0087】比較例1 実施例1において被記録材再生装置として、図1におい
て後処理ユニットU4を除いた装置を用いた以外は、実
施例1と同様の手順で画像形成と再生処理を繰り返した
ところ、トナーの除去は良好であったが、7回目よりト
ナーの紙への定着が不完全となり、10回目では画像部
のトナーを指で擦ると、一部分が剥がれ落ちた。
【0088】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば下記の顕著な作用効果が得られる。 (1)請求項1の再生方法 画像除去促進液を付与して画像形成物質を除去した後の
被記録材に、後処理工程において後処理液を付与し、被
記録材に残存する、画像除去促進液の構成成分である界
面活性剤を前記後処理液により化学変化させることで、
再利用時の被記録材に対する画像形成物質の定着性の低
下を防止することができる。
【0089】(2)請求項2の再生方法 画像除去促進液の構成成分である界面活性剤が、後処理
工程において加水分解されるので、再利用時の被記録材
に対する画像形成物質の定着性低下を的確に防止するこ
とができる。
【0090】(3)請求項3,4の再生方法 エステル構造を有する界面活性剤が、後処理液としての
強酸性水溶液により加水分解されるので、再利用時の被
記録材に対する画像形成物質の定着性低下を的確に防止
することができる。
【0091】(4)請求項5,6の再生方法 エステル構造を有する界面活性剤が、後処理液としての
アルカリ性水溶液により加水分解されるので、再利用時
の被記録材に対する画像形成物質の定着性低下を的確に
防止することができる。
【0092】(5)請求項7の再生方法 第2後処理液により被記録材表面のpHを中性にするの
で、再生処理後の被記録材の劣化を防止することができ
る。
【0093】(6)請求項8の再生方法 カルボン酸エステル構造を持つ界面活性剤は、カルボン
酸エステルがアルカリで容易に加水分解されるため、再
利用時の被記録材に対する画像形成物質の定着性低下防
止処理を、より効率良く行うことができる。
【0094】(7)請求項9の再生方法 アルキルスルホコハク酸エステル構造を持つ界面活性剤
は浸透性に優れ、被記録材からの画像形成物質除去工程
において、被記録材と画像形成物質との界面に容易に浸
透し、被記録材と画像形成物質との接着力を弱める作用
が大きいので、請求項8の再生方法による効果に加え
て、画像形成物質の剥離をより容易に行うことができる
効果がある。
【0095】(8)請求項10の再生方法 画像除去促進液に少なくとも、水と界面活性剤と水溶性
ポリマーとが含まれ、前記界面活性剤には少なくとも、
アルキルスルホコハク酸エステル構造を持つ界面活性剤
が含まれているので、請求項9による効果に加えて、前
記水溶性ポリマーによって画像形成物質除去能力が向上
し、または被記録材の再生状態が改良される効果があ
る。すなわち水溶性ポリマーは、剥離部材が圧接するこ
とができないセルロース繊維内部の皮膜状画像に対し
て、セルロース繊維/皮膜状画像/水溶性ポリマー/剥
離部材の如く間接的に接触することができ、その粘着力
によって皮膜状画像を、紙質を傷めることなく剥離する
ことができる。
【0096】(9)請求項11,12の再生方法 請求項11に記載の後処理液を用いることにより、被記
録材に残存する界面活性剤の加水分解処理を的確に行う
ことができる。また、請求項12に記載の第2後処理液
を使用することで、請求項7に記載の中和処理を能率良
く行うことができる。
【0097】(10)請求項13の被記録材(再生被記
録材) 再利用時の被記録材に対する画像形成物質の定着性が良
好であるため、未使用の被記録材と同等に優れた定着性
を有する複写画像や印刷画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被記録材再生装置の全体構成を示す概
略図である。
【図2】図1の装置における剥離・移動ユニットの構成
を示す詳細説明図である。
【図3】図1の装置における後処理ユニットの構成を示
す詳細説明図である。
【符号の説明】
1 再生装置 U1 給紙ユニット U2 液付与ユニット U3 剥離・移動ユニット U4 後処理ユニット U5 乾燥ユニット U6 紙受けユニット 101 給紙ケース 102 給紙ローラ 103 レジストローラ 104 ガイド板 105 転写紙 201 補給液容器 202 液自動補給機 203 液容器 204 液汲み上げローラ 205 液塗布ローラ 206 押さえローラ 207 搬送ベルト 208 駆動ローラ 209 ガイド板 210,211 パイプ 212 画像除去促進液 301〜309 搬送ローラ 310〜328 加圧ローラ 329 剥離ベルト 330 シールベルト 331 スパイラルローラ 332 画像形成物質受け容器 401 レジストローラ 402 ガイド板 403 補給液容器 404 液自動補給機 405 液容器 406 液汲み上げローラ 407 液塗布ローラ 408 押さえローラ 409 搬送ベルト 410 駆動ローラ 411 ガイド板 412,413 パイプ 414 後処理液 501 加熱ランプ 502 乾燥ドラム 503 仕上げベルト 504a〜504d 回転ローラ 601 ガイド部材 602 排紙トレー 603 排出ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 忠司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層を
    有する被記録材であって、前記膨潤層上に熱可撓性また
    は熱溶融性の画像形成物質からなる固着画像を有するも
    のに、少なくとも水と界面活性剤とを含む画像除去促進
    液を付与して前記画像形成物質と被記録材との接着力を
    弱める画像除去促進液付与工程と、画像形成物質に対し
    て所定の接着力を有し、前記画像除去促進液付与工程に
    より画像除去促進液の付与された被記録材の画像形成物
    質に接触して該画像形成物質を転写剥離させる一対の剥
    離部材により被記録材を挟持するか、または、前記転写
    剥離機能を有し前記被記録材の画像形成物質側に位置す
    る剥離部材と、所定のシール部材とにより被記録材を挟
    持して、それぞれ被記録材の加熱加圧を行い、被記録材
    上の画像形成物質を前記剥離部材に転写剥離させる剥離
    工程と、画像形成物質が剥離された被記録材に後処理液
    を付与することにより、被記録材に残存する前記界面活
    性剤を化学変化させる後処理工程とを含むことを特徴と
    する被記録材の再生方法。
  2. 【請求項2】 後処理工程における化学変化は、前記界
    面活性剤の加水分解反応であることを特徴とする請求項
    1に記載の被記録材の再生方法。
  3. 【請求項3】 画像除去促進液の界面活性剤としてエス
    テル構造を持つもの用い、後処理工程では後処理液とし
    て強酸性水溶液を使用することを特徴とする請求項2に
    記載の被記録材の再生方法。
  4. 【請求項4】 強酸性水溶液としてpHが4以下のもの
    を用いることを特徴とする請求項3に記載の被記録材の
    再生方法。
  5. 【請求項5】 画像除去促進液の界面活性剤としてエス
    テル構造を持つもの用い、後処理工程では後処理液とし
    てアルカリ性水溶液を使用することを特徴とする請求項
    2に記載の被記録材の再生方法。
  6. 【請求項6】 アルカリ性水溶液としてpHが9以上の
    ものを用いることを特徴とする請求項5に記載の被記録
    材の再生方法。
  7. 【請求項7】 後処理工程後の被記録材に所定pHの第
    2後処理液を付与することにより、被記録材表面のpH
    を中性にすることを特徴とする請求項3〜6のいずれか
    一つの項に記載の被記録材の再生方法。
  8. 【請求項8】 画像除去促進液の界面活性剤が、カルボ
    ン酸エステル構造を持つものであることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか一つの項に記載の被記録材の再生
    方法。
  9. 【請求項9】 画像除去促進液の界面活性剤が、アルキ
    ルスルホコハク酸エステル構造を持つものであることを
    特徴とする請求項8に記載の被記録材の再生方法。
  10. 【請求項10】 画像除去促進液は少なくとも、水と界
    面活性剤と水溶性ポリマーとを含有し、前記界面活性剤
    には少なくとも、アルキルスルホコハク酸エステル構造
    を持つ界面活性剤が含まれることを特徴とする請求項1
    に記載の被記録材の再生方法。
  11. 【請求項11】 酸性の後処理液として塩酸・硫酸・硝
    酸・リン酸などの無機酸もしくは、カルボン酸などの有
    機酸の水溶液を用いるか、またはアルカリ性の後処理液
    として水酸化リチウム・水酸化ナトリウム・水酸化カリ
    ウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモニ
    ウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニウ
    ム水酸化物、もしくは炭酸リチウム・炭酸ナトリウム・
    炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩の水溶液を用い
    ることを特徴とする請求項3〜7のいずれか一つの項に
    記載の被記録材の再生方法。
  12. 【請求項12】 酸性の第2後処理液として塩酸・硫酸
    ・硝酸・リン酸などの無機酸もしくは、カルボン酸など
    の有機酸の水溶液を用いるか、またはアルカリ性の第2
    後処理液として水酸化リチウム・水酸化ナトリウム・水
    酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化
    アンモニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホ
    スホニウム水酸化物、もしくは炭酸リチウム・炭酸ナト
    リウム・炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩の水溶
    液を用いることを特徴とする請求項7に記載の被記録材
    の再生方法。
  13. 【請求項13】 少なくとも表面に水で膨潤する膨潤層
    を有する被記録材であって、前記膨潤層上に熱可撓性ま
    たは熱溶融性の画像形成物質からなる固着画像を有する
    ものを、請求項1〜12のいずれか一つの項に記載の再
    生方法で再生したことを特徴とする被記録材。
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