JPH10272637A - 樹脂フィルムの製造方法および装置 - Google Patents

樹脂フィルムの製造方法および装置

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JPH10272637A
JPH10272637A JP8063397A JP8063397A JPH10272637A JP H10272637 A JPH10272637 A JP H10272637A JP 8063397 A JP8063397 A JP 8063397A JP 8063397 A JP8063397 A JP 8063397A JP H10272637 A JPH10272637 A JP H10272637A
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suction
film
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liquid film
suction nozzle
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Toshio Nishitani
敏雄 西谷
Yuji Yoshimura
裕司 吉村
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引方式により液体膜をキャスト面に密着さ
せる確実な作業と安定的な生産を実現し、生産性と製品
の品質向上を可能にする樹脂フィルムの生産方法および
装置を提供する。 【解決手段】 スリット状の口金1から吐出された樹脂
の液体膜3が移動キャスト面21に密着する箇所に吸引
ノズル2を臨ませ、該吸引ノズル2からエアーを吸引し
ながら製膜する樹脂フィルムの製造方法および装置であ
って、吸引ノズル2の吸引口を液体膜3の幅方向に沿わ
せると共に、該液体膜の吐出幅Lより狭い幅Wにしてエ
アーの吸引を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融樹脂又は溶液
樹脂をスリット状の口金から吐出して製膜する樹脂フィ
ルムの製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶融樹脂又は溶液樹脂をスリット
状の口金から押し出した液体膜をキャスト面に密着させ
たのち、冷却あるいは乾燥工程を経て樹脂フィルムにす
る製造方法が知られている。このような樹脂フィルムの
製造方法において、液体膜のキャスト面への密着点が安
定しているか否かは、その後の工程に基本的な影響を及
ぼし、製品品質を左右する重要な因子になっている。
【0003】すなわち、この密着点が不安定であると、
密着点が最も遅れた箇所から液体膜とキャスト面との間
にエアーが噛み込むという現象が生じる(以後、これを
「エアー噛み」と称する)。このエアー噛みが発生する
と、フィルムに厚みむらを生じたり、その後の延伸過程
でエアー噛み部分に応力集中が生じてフィルムが破れる
などの問題があった。このエアー噛み現象は、製膜速度
が高速になるほど顕著になるため、生産性向上の支障に
なっていた。
【0004】従来、このエアー噛みの対策としては、静
電気力利用や強制空気の押し付け、あるいは吸引ノズル
によるエアー吸引等のいつくかの密着方法が提案されて
いる。しかし、これらの密着方法のうち、強制空気押し
付け法は、過剰の空気を吹き付けるためキャスト面のフ
ィルムを乱し、特にキャスト面が高速になったり、フィ
ルムが薄物になると密着点が不安定になるという欠点が
ある。
【0005】また、静電気力利用による密着方法は、キ
ャスト面の高速化に伴って静電気的印加力を増大させる
と、金属キャスト面への放電現象により密着点が不安定
になるため、低速度の製膜に制限されるという欠点があ
る。また、静電気力利用の方法は、製膜する樹脂が不導
体である場合には十分な効果が得にくいという本質的な
問題点もある。
【0006】これらに対して、吸引ノズルによる吸引方
式は、過剰な空気の供給を必要とせず、また樹脂が不導
体であっても適用できるという利点がある。しかしなが
ら、他の二つの方法に比べて有利な吸引方式も、機構の
メンテナンス性に問題があったり、或いはキャスト条件
の調整が難しかったりして、いまだに満足できるものが
得られていないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、吸引方式により液体膜をキャ
スト面に密着させる確実な作業と安定的な生産を実現
し、生産性と製品の品質向上を可能にする樹脂フィルム
の生産方法および装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による樹脂フィルムの生産方法は、スリット状の口金
から吐出された樹脂の液体膜が移動キャスト面に密着す
る箇所に吸引ノズルを臨ませ、該吸引ノズルからエアー
を吸引しながら製膜する樹脂フィルムの製造方法におい
て、前記吸引ノズルの吸引口を前記液体膜の幅方向に沿
わせると共に、該液体膜の吐出幅より狭い幅にしてエア
ーの吸引を行うことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明による樹脂フィルムの製造装
置は、スリット状の口金から吐出された樹脂の液体膜が
移動キャスト面に密着する箇所に吸引ノズルを臨ませ、
該吸引ノズルからエアーを吸引しながら製膜する樹脂フ
ィルムの製造装置において、前記吸引ノズルの吸引口を
前記液体膜の幅方向に沿わせると共に、該液体膜の吐出
幅より狭い幅にしたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態を参照
して具体的に説明する。本発明に適用される樹脂は、溶
融するか或いは溶液として製膜可能なものであれば特に
限定されるものではない。例えば、ポリプロピレンおよ
びポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテ
レフタレートなどのポリエステルなどに代表される熱可
塑性樹脂、メタ系アラミド、パラ系アラミド等の耐熱性
樹脂を挙げることができる。もちろん、これらの樹脂に
は、安定剤、帯電防止剤などの公知の添加剤を配合して
差し支えない。
【0011】図1は本発明による樹脂フィルム製造装置
を概略的に示す斜視図であり、図2は同装置の吸引ノズ
ルの部分を底側から見た図である。これらの図におい
て、1は押出機(図示せず)に装着された口金であり、
その左右両側に吐出用スリットの幅を決める側板1a,
1bを設け、そのスリットを下方にむけ開口させてい
る。この口金1の吐出用スリットの下方に、無端ベルト
からなるキャスト面21が矢印22方向へ水平方向に移
動するように設けられている。また、口金1の吐出用ス
リットとキャスト面21との間の空間部に介在するよう
に、エアーを吸引する吸引ノズル2が設けられている。
【0012】押出機から供給された溶融樹脂或いは溶液
樹脂は、口金1のスリット状の吐出口から下方へ向けて
液体膜3として押し出され、矢印22の方向へ移動する
キャスト面21の上に密着するように流下する。このと
き液体膜3のキャスト面21に対する密着の度合は、液
体膜3がキャスト面21に密着する点より上流側(矢印
22の逆方向側)に配設された吸引ノズル2がエアー吸
引によって発生する吸引圧(負圧)により制御される。
【0013】吸引ノズル2の内部は、仕切板27,28
により中央の部屋8と左右両サイドの部屋6,7との3
つの部屋に分割されていて、その吸引口も液体膜3の吐
出幅方向に3分割されている。中央の吸引室8には、配
管10を介して第一の減圧系19が接続され、また左右
両サイドの吸引室6,7には、配管9,11を介して第
二の減圧系20が接続されている。
【0014】第一の減圧系19には、吸引源となるブロ
アー16が連結され、このブロアー16の吸気側に吸気
弁13が、また排気側に排気弁17が設置されている。
また、第二の減圧系20には、同じくブロアー15が連
結され、このブロアー15の吸気側の配管9,11にそ
れぞれ吸気弁12,14が設置され、また排気側に排気
弁18が設置されている。
【0015】吸引ノズル2は、図2に示すように、底板
26の左右に側板4,5を接合しており、この側板4,
5により吸引ノズル2の吸引口の幅Wが設定されてい
る。この吸引口の幅Wは、口金1のスリット幅、すなわ
ち口金1から吐出される液体膜3の幅Lよりも狭くなる
ように設定されている。口金1から吐出された液体膜3
は、キャスト面21に密着するまでに、いわゆるネッキ
ング現象により若干幅が狭くなる。
【0016】吸引ノズル2の吸引口を構成する側板4,
5は種々の形態を採ることが可能である。図3および図
4は、このような側板4,5を、図2とは異なる態様に
した他の実施形態を示す。図3の実施形態では、側板
4,5の端部によって吸引口が絞られるように形成さ
れ、図4の実施形態では、逆に側板4,5の端部によっ
て吸引口が拡がるように形成されている。また、側板
4,5の一部を吸引ノズル2の本体に対して可動式に
し、吸引口の幅を任意に調整することが出来るような機
構にしてもよい。
【0017】本発明において、この吸引ノズル2の吸引
口の幅Wは、液体膜の吐出幅Lよりも小さくすることが
重要である。両方の幅W,L間の差としては、押し出す
樹脂の種類やキャスト速度、液体膜厚さ等の製膜条件に
よって異なるが、好ましくは吸引口の幅Wと吐出幅Lと
の差は5〜200mm、さらに好ましくは20〜100m
m、最も好ましくは30〜70mmとするとよい。
【0018】また、吸引ノズル2は、その吸引口の幅W
を少なくとも3分割以上に分割することが好ましい。図
2の実施形態では、隔壁27および28によって3分割
されている。両側の部屋6,7はそれぞれ配管11,1
3により、また中央の部屋8は配管12によりそれぞれ
個別に吸引源のブロアー15,16に接続し、各々の部
屋に対して個別に吸引圧の調整ができるようになってい
るのがよい。
【0019】このように吸引ノズル2の吸引口を分割し
て吸引圧を制御する場合、幅方向両端部のエアーの乱れ
は、幅方向中央部の乱れよりも大きく、かつ小さい局所
的領域に限定されるので、上記のように3分割以上に分
割した部屋のうち、両端部の各部屋6,7の先端吸引口
幅Aは、中央部の部屋8の先端吸引口幅Bよりも小さく
する方が、端部からの侵入エアーを効率的に制御できる
ようにする。
【0020】中央の部屋8の吸引圧を微調整するとき
は、第一の減圧系19の吸気弁13により粗調整を実施
し、排気弁17により微調整を実施することが最も望ま
しいが、これらの弁を使用せずにブロアー16の回転数
をインバータにより制御することにより微調整するよう
にしてもよい。また、左右両側の部屋6,7の吸引圧を
微調整するときは、第一の減圧系20の吸気弁12,1
4により粗調整を実施し、排気弁18により微調整を実
施することが最も望ましいが、これらの弁を使用せずに
ブロアー15の回転数をインバータにより制御すること
により微調整するようにしてもよい。
【0021】連続移動するキャスト面21は、実施形態
のようなベルトのほか、ドラムやその他の任意の形状を
採用することができる。しかし、ベルトの場合は吸引ノ
ズル2の形状を単純にすることができるので製作加工上
から有利である。なお、本発明では、液体膜のキャスト
面への密着手段としてエアー吸引方式をベースとする
が、静電印加させる手段や、キャスト面に水などの液膜
を介在させる手段などを併用するようにしてもよい。
【0022】上述したように、本発明の製膜方法による
と、図5に示すように吸引ノズル2の吸引口の幅を液体
膜3の幅よりも小さくし、この吸引口でエアーを吸引す
るとき発生する負圧を作用させるので、液体膜3の端部
から侵入するエアー101,102を、液体膜3の移動
方向に対してほぼ直角方向に、かつ吸引ノズル2側に流
体膜3面に沿う流れを主流にして液体膜3の端部から狭
い内側へと制御するようにする。すなわち、侵入してく
るエアーをそのまま自然に液体膜3の内側に流入させな
がら制御するものである。したがって、装置構成をコン
パクトにしながら、液体膜の端部近傍のエアーの主流が
液体膜移動方向に対してほぼ直角に作用するため、端部
の液体膜を振動させずに安定に密着させることが可能で
ある。
【0023】
【実施例】
実施例1 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に芳香族ジアミ
ン成分として80モル%に相当する2−クロルパラフェ
ニレンジアミンと、20モル%に相当する4,4′−ジ
アミノジフェニルエーテルとを溶解させ、これに100
モル%に相当する2−クロルテレフタル酸クロリドを添
加し、2時間攪拌して重合を完了した。これを水酸化リ
チウムで中和して、ポリマ濃度11重量%、粘度200
0ポイズの芳香族ポリアミド溶液を得た。この溶液をス
リット幅830mmの口金より660g/分で押出して溶
融膜を得た。
【0024】吸引ノズルは内部を3分割し、吸引口の幅
Wを790mm、両端部の部屋の幅Aを50mm、中央の部
屋の幅を650mmの寸法にした。この吸引ノズルによ
り、表面温度90℃で矢印22方向に移動する無端ベル
ト21(キャスト面)に密着させた。その後、熱風によ
る乾燥、水洗工程における延伸と水洗、熱処理工程にお
ける延伸と熱処理工程とを経たのち、巻取厚さ6μmの
ポリアミドフィルムを得た。
【0025】上記の製膜工程は、ベルト21の移動速度
を5m/分としたところから密着を開始し、中央の部屋
8と両側の部屋6、7の吸引圧を同一に保つように、第
一減圧系19の圧力計25と第二減圧系20の圧力計2
3、24を確認しながら排気弁17と18とにより微調
整しながら、ベルト移動速度を増加した。ベルト速度が
20m/分であっても、中央の部屋8の吸引圧と両側の
部屋6,7の吸引圧とが共に−45mmAqであれば、溶液
膜3とベルト21との間にエアーを噛み込むことなく、
密着点が安定し、厚み斑のない均一なポリアミドフィル
ムを巻き取ることができた。
【0026】実施例2 実施例1と同一の寸法をもつ吸引ノズルを使用し、第一
減圧系19の圧力計25と第二減圧系20の圧力計2
3,24とにより吸引圧を確認しながら、排気弁17と
18とにより微調整を行って、ベルト移動速度を増加し
た。ベルト速度が21m/分、中央の部屋8の吸引圧と
両側の部屋6,7の吸引圧が共に−55mmAqであれば、
溶液膜3とベルト21との間にエアーを噛み込むことな
く、密着点が安定し、厚み斑のない均一なポリアミドフ
ィルムを巻き取ることができた。
【0027】比較例1 吸引口の幅Wが860mmであり、かつ吸引口を分割しな
い構造の吸引ノズルを用いて、ベルト21の移動速度を
5m/分としたところから密着を開始した。吸引ノズル
の吸引圧が−26mmAqで、ベルト速度が14m/分まで
は安定製膜をすることができたが、15m/分を越えた
辺りから、溶液膜3とベルト21との間で図6に示すよ
うにエアーの噛み29が端部で発生した。そのため、吸
引圧力を−80mmAqまで低くしたがエアー噛みを減少さ
せることはできなかった。
【0028】比較例2 吸引口の幅Wを860mmとし、内部の3分割して両サイ
ドの部屋の幅Aを50mm、中央の部屋の幅Bを720mm
とした内部分割型の吸引ノズルを用いて、ベルト21の
移動速度を5m/分としたところから密着を開始した。
実施例2と同様の微調整操作を施し、中央部の部屋の吸
引圧が−26mmAq、両サイドの部屋6,7の吸引圧力が
共に−32mmAqで、ベルト速度14m/分までは安定製
膜を行えた。しかし、15m/分を越えた辺りから、溶
液膜3とベルト21との間で図6に示すようにエアーの
噛み29が端部で発生した。そのため、両サイドの部屋
の吸引圧を−80mmAqまで低くしたが、エアー噛みを減
少させることはできなかった。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、キャ
スト面に対する液体膜の密着部付近に配設した吸引ノズ
ルの吸引口の幅を、口金から押し出された液体膜の吐出
幅よりも小さくしたので、次のような効果を奏すること
ができる。 液体膜の端部から侵入するエアーは液体膜移動方向
に対してほぼ直角方向でかつ液体膜の幅よりも狭い内側
へ制御されるので、端部の液体膜を振動させずに安定に
密着させることができ、これにより高速製膜化が可能と
なる。
【0030】 構造が単純であって、口金の清掃操作
が容易な構成であるので、作業効率が向上し、安定して
高品質な製品の生産が可能になる。 構造が単純であって、口金のスリットから押し出さ
れた液体膜がキャスト面に着地する様子を観察しやすい
ので、液体膜の安定状態の判断が容易にできる結果、操
業の安定化に寄与することができる。
【0031】 構造が単純であってコンパクトで扱い
やすいため、装置コストを低く抑えることができ、生産
性の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂フィルム製造装置の一例を示す斜
視概略図である。
【図2】図1の装置の吸引ノズルの部分を底面側から見
た概略図である。
【図3】本発明の他の実施形態からなる図3に対応する
概略図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態からなる図3に対
応する概略図である。
【図5】本発明に係るフィルム製造装置における作用を
説明する概略図である。
【図6】エアー噛みの状況を示す説明図である。
【符号の説明】
1 口金 2 吸引ノズル 3 液体膜 4,5 側板 6,7(サイドに分割された)部屋 8 (中央に分割された)部屋 9,10,11 配管 12,13,14 吸気弁 17,18 排気弁 21 ベルト(キャスト面)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット状の口金から吐出された樹脂の
    液体膜が移動キャスト面に密着する箇所に吸引ノズルを
    臨ませ、該吸引ノズルからエアーを吸引しながら製膜す
    る樹脂フィルムの製造方法において、前記吸引ノズルの
    吸引口を前記液体膜の幅方向に沿わせると共に、該液体
    膜の吐出幅より狭い幅にしてエアーの吸引を行う樹脂フ
    ィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記吸引口と前記液体膜の吐出幅との差
    を5〜200mmにする請求項1に記載の樹脂フィルムの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記吸引ノズルの吸引口を前記液体膜の
    幅方向に少なくとも3分割した請求項1または2に記載
    の樹脂フィルムの製造方法。
  4. 【請求項4】 スリット状の口金から吐出された樹脂の
    液体膜が移動キャスト面に密着する箇所に吸引ノズルを
    臨ませ、該吸引ノズルからエアーを吸引しながら製膜す
    る樹脂フィルムの製造装置において、前記吸引ノズルの
    吸引口を前記液体膜の幅方向に沿わせると共に、該液体
    膜の吐出幅より狭い幅にした樹脂フィルムの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記吸引口と前記液体膜の吐出幅との差
    を5〜200mmにする請求項4に記載の樹脂フィルムの
    製造装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引ノズルを少なくとも3以上の部
    屋に分割して吸引口を少なくとも3分割した請求項4ま
    たは5に記載の樹脂フィルムの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記吸引ノズルの幅方向両端部に位置す
    る分割口の幅を中央部に位置する分割口の幅よりも小さ
    くした請求項6に記載の樹脂フィルムの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記吸引ノズルの分割部屋をそれぞれ吸
    引通路を介して吸引源に連結し、該吸引源の上流側に吸
    引圧の粗調整弁を設け、下流側に微調整弁を設けた請求
    項4〜7のいずれか1項記載の樹脂フィルムの製造装
    置。
  9. 【請求項9】 前記移動キャスト面がベルトである請求
    項4〜8のいずれか1項に記載の樹脂フィルムの製造装
    置。
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