JPH10247417A - 固体高分子電解質 - Google Patents

固体高分子電解質

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JPH10247417A
JPH10247417A JP9317540A JP31754097A JPH10247417A JP H10247417 A JPH10247417 A JP H10247417A JP 9317540 A JP9317540 A JP 9317540A JP 31754097 A JP31754097 A JP 31754097A JP H10247417 A JPH10247417 A JP H10247417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リチウム二次電池、電気変色素子、コンデン
サなどの電気化学装置に使われる固体高分子電解質を提
供する。 【解決手段】 (A)高分子、及び(B)リチウム塩と
非プロトン性溶媒よりなる液体電解液、及び選択的に
(C)セラミックフィラーよりなり、前記高分子(A)
はポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)共重
合体、ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル−
オリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレート)
三元共重合体またはポリ(アクリロニトリル−メタクリ
ル酸メチル−スチレン)三元共重合体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム二次電池、
電気変色素子、コンデンサなどの電気化学装置に使用さ
れる固体高分子電解質に関する。さらに具体的には、固
体高分子電解質は高分子、リチウム塩及び非プロトン性
溶媒(Aprotic solvent)より構成されるが、本発明は前
記高分子として使用できるポリ(アクリロニトリル−メ
タクリル酸メチル)共重合体、ポリ(アクリロニトリル
−メタクリル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエ
テールメタクリルレート)三元共重合体及びポリ(アク
リロニトリル−メタクリル酸メチル−スチレン)三元共
重合体に関する。
【0002】本発明の固体高分子電解質はセラミックフ
ィラー(ceramic filler)をさらに含有できる。
【0003】
【従来の技術】電気、電子通信及びコンピュータ産業が
急激に発展することにつれ性能が優秀であり安定性の高
い二次電池に対する必要性が高まっている。特に、電気
電子製品の小型化及び携帯化の傾向につれ本分野におい
て必須に使用される部品である二次電池も薄膜化及び小
型化が求められている。この必要性に応じて新たな種類
の電池を開発しつつある。このうち最も関心の対象とな
っていることはリチウム高分子二次電池である。リチウ
ム高分子二次電池は既存の液体電解質を使用するリチウ
ムイオン電池の短所を改善させることである。すなわ
ち、リチウム高分子二次電池は安定性に優れ、製造費用
が低廉であり、大型電池の製造にも使用できるのみなら
ず、電池サイズや形にほぼ制限されない利点がある。
【0004】従って、このリチウム高分子二次電池の電
解質物質として使用される固体高分子電解質の開発が活
発になされている。この固体高分子電解質はイオン伝導
体として電子伝導度が無視できるほどに小さく、これに
よる自己放電がほぼなく、電極と電解質との粘着性に優
れ大面積の薄膜塗布の可能な特性がある。
【0005】最近、殆どの研究は可塑化された高分子電
解質に係り、これは液体電解液を高分子マトリックスに
添加して製造される。高分子マトリックスとして使用さ
れる高分子の例としてはポリ(エチレンオキシド)、ポ
リ(アクリロニトリル)、ポリ(フッ化ビニリデン)、
ポリ(塩化ビニル)などがある。
【0006】ヨーロッパ特許第0279554号にはポ
リ(エチレンオキサイド)を高分子マトリックスとして
使用し、ここに過塩素酸リチウム(LiClO4 )を含
有させてからイオン伝導度を向上させるために非プロト
ン性溶媒である炭酸エチレンや炭酸プロピレンを添加さ
せた高分子電解質が開示されている。しかし、高分子マ
トリックスとして使用されたポリ(エチレンオキサイ
ド)のガラス転移温度が低くて、この組成物で製造され
た高分子電解質フィルムがねっとりした粘着性固体とな
って取り扱いがたい短所がある。
【0007】アメリカ特許第5、219、679号はポ
リ(アクリロニトリル)、非プロトン性有機溶媒、及び
リチウム塩よりなる高分子電解質を開示しており、この
高分子電解質組成物は常温で103 S/cm以上の高い
イオン伝導度を示す。しかし、ポリ(アクリロニトリ
ル)高分子が一般有機溶媒に溶解されないので100℃
以上の高温で製造すべき問題点がある。また、これら成
分で製造された高分子電解質は液体電解液と相溶性がな
くて相分離現象が生ずることにより有機溶媒が滲み出て
安定性の問題点が提起されている。
【0008】日本特許第07331019号にはポリア
クリロニトリル、ポリブタジエン、ポリスチレンなどを
含む共重合体(例えば、スチレン−ブラジエンゴム、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクチロニトリ
ール−スチレン共重合体など)を高分子マトリックスと
して使用し、ここにリチウムパクロロレートなどのリチ
ウム塩と炭酸エチレンや炭酸ジエチルなどの非プロトン
性溶媒を添加させ製造した高分子電解質が開示されてい
るが、電解液含量が90重量%を越える場合、25℃で
4.0×103 S/cm以上の高いイオン伝導度が得ら
れる。しかし、高分子マトリックスとして使用された高
分子が非プロトン性溶媒と親和性が低くて容易に相分離
が起こり、103 S/cm以上の伝導度を得るために電
解液が導入される場合、高分子電解質の機械的物性が脆
弱になって100μm以下のフィルムを得にくい。
【0009】従って、本発明者らは前述した問題点を解
決するためにアクリロニトリルとメタクリル酸メチルを
共重合させたポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メ
チル)を合成して使用することにより、非プロトン性溶
媒と親和性のある高分子を提供し、ポリ(アクリロニト
リル−メタクリル酸メチル)及びリチウム塩と非プロト
ン性溶媒を含む液体電解液よりなされる優秀な機械的物
性とイオン伝導度を有し、薄膜フィルムへの製造が容易
な固体高分子電解質組成物を開発するに至った。
【0010】また、本発明者らは前述した問題点を解決
するため、固体高分子電解質に使用するための高分子と
してアクリロニトリル、メタクリル酸メチル及びオリゴ
オキシエチレンエチルエーテルメタクリレートを共重合
させた三元共重合体とアクリロニトリル、メタクリル酸
メチル及びスチレンは共重合させた三元共重合体も開発
するに至った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した問題
点を解決するために案出されたもので、その目的はポリ
(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)共重合体及
び液体電解液よりなる機械的物性に優れイオン伝導度が
向上された固体高分子電解質を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は適正含量のアクリロニ
トリルを含むポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メ
チル)を合成して使用することにより液体電解液との親
和性を向上させた固体高分子電解質を提供するためであ
る。
【0013】本発明のさらに他の目的はポリ(アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル及び液体電解液よりなさ
れる電解質溶液にセラミックフィラーを添加させること
により寸法安定性の向上された固体高分子電解質を提供
することである。
【0014】本発明のさらに他の目的は液体電解液が外
部に滲み出る現象を抑制できる固体高分子電解質を提供
することである。
【0015】本発明のさらに他の目的は優秀なフィルム
成形性を有する固体高分子電解質を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の固体高分子電解
質は(A)高分子、及び(B)リチウムと非プロトン性
溶媒よりなる液体電解液、及び選択的に(C)セラミッ
クフィラーよりなされ、前記高分子(A)はポリ(アク
リロニトリル−メタクリル酸メチル)共重合体、ポリ
(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル−オリゴオキ
シエチレンエチルエーテルメタクリレート)三元共重合
体またはポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル
−スチレン)三元共重合体である。
【0017】高分子(A)がポリ(アクリロニトリル−
メタクリル酸メチル)共重合体の場合、固体高分子電解
質は(A)0〜90モル%、望ましくは26〜46モル
%のアクリロニトリルを含むポリ(アクリロニトリル−
メタクリル酸メチル)90〜50重量%、及び(B)リ
チウムと非プロトン性溶媒より構成された液体電解液1
0〜50重量%、及び選択的に(C)前記成分(A)及
び(B)100重量部についてセラミックフィラー5〜
30重量部よりなる。
【0018】高分子(A)がポリ(アクリロニトリル−
メタクリル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエー
テルメタクリレート)三元共重合体の場合、固体高分子
電解質はポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル
−オリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレー
ト)の高分子マトリックス10〜90重量%及びリチウ
ム塩と非プロトン性溶媒より構成される液体電解液90
〜10重量%よりなる。前記高分子マトリックスである
三元共重合体はアクリロニトリル20〜80モル%、メ
タクリル酸メチル20〜80モル%、及びオリゴオキシ
エチレンエチルエーテルメタクリレート5〜20モル%
を含有する。
【0019】高分子(A)がポリ(アクリロニトリル−
メタクリル酸メチル−スイチレン)三元共重合体の場
合、固体高分子電解質はポリ(アクリロニトリル−メタ
クリル酸メチル−スチレン)三元共重合体10〜90重
量%及びリチウム塩と非プロトン性溶媒よりなる液体電
解液の10〜90重量%よりなる。前記高分子マトリッ
クスルはアクリロニトリルのモル含量が10〜80重量
%、メタクリル酸メチルのモル含量が10〜60%、ス
チレンのモル含量が5〜50%範囲である。
【0020】本発明の液体電解液に使用されるリチウム
塩としては過塩素酸リチウム(LiClO4 )、リチウ
ムトリフルオロメタンスルホンイミド(LiN(CF3
SO2 )2 、 リチウムヘキサフルオロリン酸エステル
(LiPF6 )、リチウムテトラフルオロホウ酸塩(L
iBF4 )、リチウムトリフルオロメタンスルホン酸エ
ステル(LiCF3 SO3 )、リチウムヘキサフルオロ
アセネート(LiAsF 6 )などがある。
【0021】前記液体電解液に使用される非プロトン性
溶媒としては、炭酸エチレン、炭酸プロピレンなどの環
状エステル類、炭酸ジメチル、炭酸ジエチルなどの線形
エステル類、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、ポ
リエチレングリコールジメチルエーテルなどの線形エー
テル類、γ−ブチロラクトンなどのラクトン類、及びテ
トラヒドロフランなどの環状エーテル類がある。
【0022】前記合成した高分子は固体高分子電解質を
製造する前に有機溶媒に完全に溶解させ使用される。有
機溶媒としてはテトラヒドロフランが共溶媒として使用
される。
【0023】前記高分子と液体電解液よりなされる高分
子電解質の寸法安定性が不良な場合は、機械的強度を与
えるために選択的にセラミック粒子をフィラーとして添
加する。セラミックフィラーの例としては、シリカ、ア
ルミナ、アルミン酸塩リチウム、ゼオライトなどがあ
り、これらは単独または二種以上混合して使用する。
【0024】前記合成された三元共重合体はテトラヒド
ロフラン溶媒に完全に溶かしてから液体電解液を添加す
る。有機溶媒に高分子と液体電解液が完全に混合されれ
ば粘性の高い高分子溶液が製造される。この溶液をガラ
ス板または油紙上に注いでキャスティングする。キャス
ティングした高分子電解質フィルムを6時間以上常温で
放置して乾燥させることにより、テトラヒドロフランが
取り除かれた50〜200μm厚さの固体高分子電解質
フィルムを得る。
【0025】
【発明の実施の形態】
(1)ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)
共重合体 本発明の一態様は(A)ポリ(アクリロニトリル−メタ
クリル酸メチル)90〜50重量%よりなる固体高分子
電解質に関する。また、選択的に電解質の寸法安定性が
不良な場合、シリカ粒子のようなセラミックフィラーを
添加して使用しうる。前記液体電解液はリチウム塩と非
プロトン性溶媒よりなる。
【0026】固体高分子電解質の高分子マトリックスと
して主に使用されるポリ(アクリロニトリル)が非プロ
トン性溶媒と親和性がないので相分離現象が発生される
ことは前述した通りである。ポリ(アクリロニトリル)
とエステル系非プロトン性溶媒の親和性を増進させるた
めにポリ(アクリロニトリル)にエステル系溶媒が有し
ている同一なものと同一なカルボニル(−COO−)基
を導入する。すなわち、同一な化学単位を有させること
により高分子と溶媒の相互作用を増進させる。
【0027】ポリ(メタクリル酸メチル)は本分野に幅
広く応用されており、生産コストが低廉であり、無晶形
構造を有していて多量の液体電解液を含浸させうる。従
って、本発明ではポリ(アクリロニトリル)にメタクリ
ル酸メチルを導入させることによりポリ(メタクリル酸
メチル)のこの特性をそのまま保たせ高分子と溶媒の親
和力を向上させる。
【0028】前述した通り、本発明ではアクリロニトリ
ルにメタクリル酸メチルを共重合させたポリ(アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル)共重合体を合成して高
分子マトリックスとして使用する。
【0029】前記ポリ(アクリロニトリル−メタクリル
酸メチル)共重合体はアゾビスイソブチロニトリルを開
始剤として60℃のジメチルフォルムアミド溶媒内で1
0時間以上重合させることにより合成される。この共重
合体内のアクリロニトリルの含量は10〜90モル%で
あり、26〜46モル%に含有されるのが望ましい。こ
のように合成された高分子の平均分子量は30、000
ないし170、000範囲が望ましい。
【0030】本発明はポリ(アクリロニトリル−メタク
リル酸メチル)を90〜50重量%の量で使用される。
【0031】前記合成された高分子は固体高分子電解質
を製造する前に有機溶媒に完全に溶解させ使用される。
有機溶媒は高分子をよく溶解させうるのみならず沸点が
低くてフィルムキャスティング後短時間内に取り除けら
れるべきであり、粘度が低くて高分子溶液製造工程に所
要される時間が短くなければならない。また、電池の大
量生産のために安価であり、有毒性の少なく環境汚染の
問題を招かないものを選択すべきであるが、本発明では
アセトンまたはテトラヒドロフランを溶媒として使用す
る。
【0032】前記ポリ(アクリロニトリル−メタクリル
酸メチル)は有機溶媒に溶解された後液体電解液と混合
される。この高分子マトリックスは下記化学式(1)の
構造を有する。
【0033】
【化学式1】
【0034】上記式においてR1 はHまたはCH3 であ
り、R2 はアルキル基である。
【0035】(2)ポリ(アクリロニトリル−メタクリ
ル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエーテルメタ
クリル酸塩)三元共重合体 本発明の他の態様はポリアクリロニトリル、ポリメタク
リル酸メチル及びポリオリゴオキシエチレンエチルエー
テルメタクリル酸塩より構成されるランダム三元共重合
体であって、その化学構造は下記化学式(2)の通りで
ある。
【0036】
【化学式2】
【0037】上記式においてR1 はHまたはCH3 であ
り、nは1〜2である。
【0038】前記三元共重合体内においてアクリロニト
リル単位は有機溶媒が添加された時脆弱になる機械的強
度を相殺させ良好な物理的特性を保たせ、メタクリル酸
メチル単位は高分子電解質の無晶形領域を増大させイオ
ン伝導度の向上を図ると共に、添加された炭酸エステル
系有機溶媒と親和力に優れ充放電サイクルの間発生する
有機溶媒の脱離現象を防止させ、オリゴオキシエチレン
エチルエーテルメタクリル酸塩側鎖にグラフトされたエ
チレンオキサイドは官能基自体がイオン解離能を有して
いて伝導度向上のために添加される有機溶媒の含量をで
きるだけ減らせるので工程上の向上が期待される。
【0039】上記の三元共重合体はアゾビスイソブチロ
ニトリルを開始剤としてジメチルフォルムアミド溶媒内
で重合させることにより形成される。アクリロニトリル
の含量は20〜80モル%、オリゴオキシエチレンエチ
ルエーテルメタクリレートの含量は5〜20モル%であ
る。この際、イオン伝導特性と機械的特性を全て満たす
望ましい各成分の含量はアクリロニトリル10〜50モ
ル%、メタクリル酸メチル50〜80モル%、オリゴオ
キシエチレンエチルエーテルメタクリル酸塩5〜20モ
ル%である。このように合成された高分子の数平均分子
量は100、000ないし500、000範囲が望まし
い。
【0040】前記合成した高分子は固体高分子電解質を
製造する前に有機溶媒に完全に溶解させ使用されるが、
本発明ではテトラヒドロフランを共溶媒として使用す
る。
【0041】(3)ポリ(アクリロニトリル−メタクリ
ル酸メチル−スチレン)三元共重合体 本発明のさらに他の態様は固体高分子電解質物質のマト
リックスとして使用する高分子がポリ(アクリロニトリ
ル)、ポリ(メタクリル酸メチル)及びポリ(スチレ
ン)とから構成されるランダム三元共重合体である。三
元共重合体内でアクリロニトリル単位は有機溶媒が添加
された時脆弱になる機械的強度を相殺させて良好な物理
的特性を保たせ、メタクリル酸メチル単位は高分子電解
質の無晶形領域を増大させイオン伝導度の向上を図ると
共に、カルボニル基を含めていて添加される炭酸エステ
ル系有機溶媒と親和力に優れ充放電サイクルの間発生す
る有機溶媒の脱離現象を防止させ、スチレンは安価であ
り一般有機溶媒に良好に溶解されるので固体高分子電解
質製造時工程上の向上が期待される。上記の三元共重合
体は過硫酸アリウム(potassium persulfate、K2 2
8 )を開始剤としての蒸留水で重合させることにより
合成される。この際、アクリロニトリルのモル含量は1
0〜80%、メタクリル酸メチルのモル含量は10〜6
0%、スチレンのモル含量は5〜50%にある。このよ
うに合成された高分子の数平均分子量は500、000
ないし1、000、000範囲内にある。
【0042】前記ポリ(アクリロニトリル−メタクリル
酸メチル−スチレン)三元共重合体の化学構造は下記化
学式(3)の通りである。
【0043】
【化学式3】
【0044】液体電解液はリチウム塩と非プロトン性溶
媒よりなる。本発明に使用されうるリチウム塩は過塩素
酸リチウム(LiClO4 )、リチウムトリフルオロメ
タンスルオンイミド(LiN(CF3 SO2 2 )、リ
チウムヘキサフルオロアセネート(LiAsF6 )、リ
チウムヘキサフルオロリン酸エステル(LiPF6 )、
リチウムテトラフルオロホウ酸塩(LiBF4 )及びリ
チウムトリフルオロメタンスルホン酸エステル(LiC
3 SO3 )がある。
【0045】非プロトン性溶媒としては、炭酸エチレ
ン、炭酸プロピレンなどの環状エステル類、炭酸ジメチ
ル、炭酸ジエチルなどの線形エステル類、ジメトキシエ
タン、ジエトキシエタン、ポリエチレングリコールジメ
チルエーテルなどの線形エーテル類、γ−ブチロラクト
ンなどのラクトン類、またはテトラヒドロフランなどの
環状エーテル類が使用されうる。
【0046】高分子マトリックスがポリ(アクリロニト
リル−メタクリル酸メチル共重合体の場合、液体電解液
は全体電解質組成物について10〜50重量%の量で使
用され、高分子マトリックスがポリ(アクリロニトリル
−メタクリル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエ
ーテルメタクリレート)の場合に液体電解液は全体電解
質組成物について10〜90重量%の量で使用される。
【0047】前記成分(A)の高分子と成分(B)の液
体電解液よりなされる高分子電解質の寸法安定性が不良
な場合は、機械的強度を与えるために選択的にセラミッ
ク粒子をフィラーとして添加する。かかるセラミックフ
ィラーの例としては、シリカ、アルミナ、アルミン酸塩
リチウムがあり、単独であるいは二種以上混合して使用
できる。本発明で使用されるセラミックフィラーは前記
成分(A)と(B)100重量部について5〜40重量
部の量で使用される。
【0048】本発明の固体高分子電解質の製造方法は次
の通りである。前記合成されたポリ(アクリロニトリル
−メタクリル酸メチル)(A)を有機溶媒に微細粒子塊
が完全に見えない程に完全に溶かしてから液体電解液
(B)を添加する。有機溶媒に高分子が溶解された溶液
及びリチウム塩と非プロトン性溶媒よりなされる液体電
解液が完全に混合されれば粘性の高い高分子容積が製造
される。この溶液をテプロンまたはガラス板に注いでキ
ャスティングする。キャスティングした高分子電解質フ
ィルムを3時間以上常温で放置して乾燥させることによ
り有機溶媒が完全に取り除かれた50〜300μm厚さ
のフィルムを得る。
【0049】また、本発明の固体高分子電解質は溶液状
態に微細多孔膜に充填させ使用されることもできる。微
細多孔膜はポリエチレン、ポリプロピレンのような合成
樹脂で製造され、これは本技術分野において通常の知識
を持つ者により容易に実施できる。
【0050】本発明の固体高分子電解質は高分子と液体
電解液の親和性を向上させることにより液体電解液が滲
み出る現象を防止でき安定性に優れた発明の効果を有す
る。
【0051】また、固体高分子電解質の構成成分の含量
を適切に調節することにより機械的物性とイオン伝導度
に優れるのみならず、製造工程が簡単であり安価なので
電解質フィルム製造時工程性を大幅に向上させることが
できる。
【0052】本発明の固体高分子電解質はリチウム高分
子二次電池、電気変色素子、コンデンサなどの電気化学
装置に多様に使用されうる。
【0053】本発明は下記の実施例により明らかにな
り、下記の実施例は本発明の具体的な実施例に過ぎず、
本発明の保護範囲を限定したり制限することではない。
【0054】
【実施例】本発明の実施例に使用された各構成成分は次
の通りである。
【0055】A.高分子マトリックス (1)ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)
共重合体 前記共重合体はアゾビスイソブチロニトリルを開始剤と
して使用し、60℃のジメチルフォルムアミド溶媒内で
アクリロニトリルとメタクリル酸メチルを10時間以上
共重合させ得られた。
【0056】(2)ポリ(アクリロニトリル−メタクリ
ル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエテールメタ
クリルレート)三元共重合体 前記三元共重合体はアゾビスイソブチロニトリルを開始
剤として用い、60℃のジメチルフォルムアミド溶媒内
でアクリロニトリル、メタクリル酸メチル及びオリゴオ
キシエチレンエチルエーテルメタクリレート単量体を原
料として6時間以上共重合させることにより得られた。
【0057】(3)ポリ(アクリロニトリル−メチルメ
タクリル酸メチル−スイチレン)三元共重合体 前記三元共重合体はK2 2 8 を開始剤として使用
し、60℃の蒸留水でアクリロニトリル、メタクリル酸
メチル及びスチレン単量体を原料として6時間以上共重
合させることにより得られた。
【0058】B.液体電解液 本実施例に使用された液体電解液は炭酸エチレンと炭酸
プロピレンを1:1体積比で混合した非プロトン性溶媒
に過塩素酸リチウムを溶解させ1M溶液で製造して使用
した。
【0059】C.セラミックフィラー 機械的向上を図るために粒子サイズ0.25μmのシリ
カ,アルミナ及びアルミン酸塩リチウムをフィラーとし
て使用した。
【0060】
【実施例1】26モル%のアクリロニトリルを含むポリ
(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)50重量%
をアセトン溶媒に完全に溶解させ、ここに液体電解液5
0重量%を添加させた後攪拌させ全ての成分が完全に溶
解された高粘度溶液を得た。これをガラス板上にキャス
ティングしてアセトン溶媒が完全に取り除かれた固体高
分子電解質を製造した。この固体高分子電解質を直径が
12mmのパンチを用いてディスク状に試片を作って、
交流周波数分析を通してイオン伝導度(σ)を測定し
た。イオン伝導度は常温で2.7×10-4S/cmであ
った。
【0061】
【実施例2】アクリロニトリルの含量が46モル%及び
64モル%のポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メ
チル)を使用したことの除けば実施例1と同様な方法で
製造した。この固体高分子電解質の常温でイオン伝導度
を測定した結果、それぞれ3.9×104 S/cm及び
5.2×10-4S/cmであった。
【0062】
【実施例3】26モル%、46モル%及び64モル%の
アクリロニトリルを含むポリ(アクリロニトリル−メタ
クリル酸メチル)共重合体及び液体電解液の含量を変化
させたことを除けば、実施例と同様な方法で固体高分子
電解質を製造した。常温で液体電解液含量の変化による
固体高分子電解質のイオン伝導度を測定して得た結果が
図1に示されている。
【0063】
【実施例4】26モル%のアクリロニトリルを含むポリ
(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)50重量%
をアセトン溶媒に完全に溶解させ、液体電解液50重量
%を添加させた電解質溶液100重量部についてシリカ
5重量部を添加して全ての成分が完全に溶解されるよう
攪拌した。
【0064】こうして得られた高粘度電解質溶液をガラ
ス板上にキャスティングしてアセトン溶媒が完全に取り
除かれた固体高分子電解質を得た。これを直径12mm
のパンチをディスク状の試片を作った。交流周波数分析
を通してイオン伝導度(σ)を測定した結果、常温で
2.5×10-4S/cmであった。
【0065】
【実施例5】アクリロニトリルの含量は46モル%及び
64モル%に変化させたことを除けば実施例4と同様な
方法で固体高分子電解質を製造した。交流周波数分析を
通して測定した常温におけるイオン伝導度がそれぞれ
3.6×10-4S/cm及び4.8×10-4S/cm及
びであった。
【0066】
【実施例6】46モル%のアクリロニトリルの含むポリ
(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)60重量%
及び液体電解液40重量%よりなされる組成物に添加さ
れるシリカの含量を変化させたことを除けば実施例1と
同様な方法で固体高分子電解質を製造した。これに対す
る結果が図2に示されている。この固体高分子電解質は
イオン伝導度と機械的特性に優れることと判明された。
【0067】電気化学的安定性は線形掃引ボルタンメト
リー実験を通して調べた。相対電極及び基準電極として
リチウム電極を使用し、作業電極としてステンレス電極
を使用した。一定電圧を加えて電圧による電流変化から
酸化分解電位を求めた。これに対する結果を図3に示し
た。リチウムを基準電極として5.24Vに至るまで電
気化学的に安定的であった。
【0068】
【比較実施例1】平均分子量120、000のポリ(メ
タクリル酸メチル)50重量%及び液体電解質に50重
量%を混合しアセトン溶媒を加えてから攪拌させること
により全成分が完全に溶解された高粘度溶液を得た。こ
れをガラス板上にキャスティングしてアセトン溶媒が完
全に取り除かれた高分子電解質を製造した。
【0069】常温において交流周波数分析を通したイオ
ン伝導度を測定した結果、1.2×10-4S/cmであ
った。ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチル)
を使用した実施例より製造方法は簡単であったが、イオ
ン伝導度は低かった。また、ポリ(メタクリル酸メチ
ル)高分子が有機溶媒に対する親和力が相当高くて製造
された高分子電解質フィルムがねっとりした粘着性を示
した。
【0070】
【比較実施例2】平均分子量が70、000であるポリ
(アクリロニトリル)50重量%及び液体電解液50重
量%を混合した溶液にジメチルフォルムアミド溶媒を加
えてから60℃で攪拌させることにより全成分が完全に
溶解された高粘度溶液を得た。これをガラス板上にキャ
スティングしてジメチルフォルムアミド溶媒が完全に取
り除かれた高分子電解質を製造した。
【0071】交流周波数分析を通したイオン伝導度を即
適した結果、常温で6.5×104S/cmであって前
記実施例に比べてイオン伝導度は高かった。しかし、有
機溶媒として使用されたジメチルフォルムアミド溶媒の
沸点が153℃で高くてこの溶媒を取り除くに相当時間
が所要された。有機溶媒が揮発される過程で液体電解液
が共に蒸発され高分子電解質内の液体電解液の組成成分
を所望の通り保たせにくかった。また、製造された高分
子電解質から液体電解液が高分子マトリックスの外部に
滲み出る現象が発生した。
【0072】
【実施例7】アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、
及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレー
トのモル含量がそれぞれ11%、79%、10%の三元
共重合体50重量%をテトラヒドロフラン溶媒に完全に
溶解させ、ここに液体電解液50重量%を添加させてか
ら攪拌させ全成分が完全に溶解された高粘度溶液を得
た。これらガラス板または油紙上にキャスティングして
テトラヒドロフラン溶媒が完全に取り除かれた固体高分
子電解質を製造した。この固体高分子電解質を2cm×
2cmサイズに切ってから、二つのステンレス電極間に
嵌め込んで交流周波数分析を通してイオン伝導度(σ)
を測定した。イオン伝導度は常温で5.3×104 S/
cmであった。
【0073】
【実施例8】アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、
及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレー
トのモル含量がそれぞれ11%、79%、10%の三元
共重合体及び液体電解液よりなる固体高分子電解質で液
体電解液の含量を変化させたことを除けば実施例7と同
様な方法で固体高分子電解質を製造した。一定温度で液
体電解液含量の変化による固体高分子電解質のイオン伝
導度を測定して得た結果が図4に示されている。
【0074】
【実施例9】アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、
及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレー
トのモル含量がそれぞれ23%、69%、8%の三元共
重合体を高分子マトリックスとして使用したことを除け
ば実施例7と同様な方法で固体高分子電解質を製造し
た。常温でこの固体高分子電解質のイオン伝導度を測定
した結果4.9×10-4S/cmであった。
【0075】
【実施例10】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリ
レートのモル含量がそれぞれ23%、69%、8%の三
元共重合体50重量%をテトラヒドロフラン溶媒に完全
に溶解させ、液体電解液50重量%を混合させた電解質
溶液100重量部についてシリカ5重量部を添加して全
成分が完全に溶解されるよう攪拌した。こうして得られ
た高精度電解質溶液をガラス板または油紙上にキャステ
ィングしてしてテトラヒドロフラン溶媒が完全に取り除
かれた固体高分子電解質を得た。交流周波数分析を通し
てイオン伝導度を測定した結果常温で4.5×104
/cmであった。
【0076】
【実施例11】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリ
レートのモル含量がそれぞれ23%、69%、8%の三
元共重合体50重量%及び液体電解液50重量%よりな
される組成物に添加されるシリカの含量を変化させたこ
とを除けば実施例10と同様な方法で固体高分子電解質
を製造した。これに対する結果が図5に示されている。
【0077】電気化学的安定性は線形掃引ボルタンメト
リー実験を通して調べた。相対電極及び基準電極として
リチウム電極を使用し、作業電極としてステンレス電極
を使用した。一定電圧を加えて電圧による電流変化から
酸化分解電位を求めた。これに対する結果を図6に示し
た。リチウムを基準電極として5.1Vに至るまで電気
化学的に安定的であった。
【0078】
【実施例12】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリ
レートのモル含量がそれぞれ23%、69%、8%の三
元共重合体50重量%及び液体電解液50重量%よりな
される組成物に100重量部についてリチウムアルミネ
ート20重量部を添加したことを除けば実施例10と同
様な方法で電解質を製造した。イオン伝導度を測定した
結果常温で3.0×10-4S/cmであった。
【0079】
【実施例13】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリ
レートのモル含量がそれぞれ11%、79%、10%の
三元共重合体30重量%をテトラヒドロフラン溶媒に完
全に溶解させ、ここに液体電解液70重量%を添加させ
た後攪拌させ全成分が完全に溶解された高粘度溶液を得
た。得られた溶液に厚さ25μmのポリオレフィン微細
多孔膜Celgard2300を30分間漬けてから引
き取って常温で乾燥すればテトラヒドロフラン溶媒が取
り除かれながらゲルタイプの高分子電解質がポリオレフ
ィン微細多孔膜に充填された厚さ100μmの高分子電
解質を得た。これらを交流周波数分析を通してイオン伝
導度を測定した結果、常温で5.6×10-4S/cmで
あった。
【0080】
【実施例14】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びスチレンのモル含量がそれぞれ57%、27
%、16%の三元共重合体20重量%をテトラヒドロフ
ラン溶媒に完全に溶解させ、ここに1Mの過塩素酸リチ
ウム及び炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電
解液80重量%を添加させてから攪拌させ全成分が完全
に溶解された高粘度溶液を得た。これをドクタブレード
(doctor blade)を用いて油紙上にキャスティングしてテ
トラヒドロフラン溶媒が完全に取り除かれた固体高分子
電解質を製造した。この固体高分子電解質を2cm×2
cmサイズに切った後、二つのステンレース電極間に嵌
め込んで交流周波数分析を通してイオン伝導度(σ)を
測定した。イオン伝導度は常温で1.3×10-3S/c
mであった。
【0081】電気化学的安定性は線形掃引ボルタンメト
リー実験を通して調べた。相対電極及び基準電極として
リチウム電極を使用し、作業電極としてステンレス電極
を使用した。ここに一定電圧を加えて電圧による電流変
化から酸化分解電位を求めたが、リチウムを基準電極と
して4.8Vに至るまで電気化学的に安定的であった。
【0082】
【実施例15】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、及びスチレンのモル含量がそれぞれ57%、27
%、16%の三元共重合体及び1Mの過塩素酸リチウム
及び炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電解液
より構成された固体高分子電解質で液体電解液の含量を
変化させたことを除けば実施例14と同様な方法で固体
高分子電解質を製造した。常温で液体電解液含量の変化
による固体高分子電解質のイオン伝導度を測定して得た
結果が図7に示されている。
【0083】
【実施例16】1MのLiBF4 、LiCF4 SO3
LiPF6 及びLiAsF6 を体積比1:1のEC/P
C混合物に溶かして製造した液体電解液を使用したこと
を除けば実施例14と同様な方法で固体高分子電解質を
製造した。常温でこの固体高分子電解質のイオン伝導度
を測定して表1に示した。
【0084】
【表1】
【0085】
【実施例17】1MのLiClO4 を体積比1:1のE
C/DMC、EC/γ−BL及びEC/DEC混合物に
溶かして製造した液体電解液を使用したことを除けば実
施例14と同様な方法で固体高分子電解質を製造した。
常温でこの固体高分子電解質のイオン伝導度を測定して
表2に示した。
【0086】
【表2】
【0087】
【実施例18】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ57%、27%、1
6%の三元共重合体30重量%をテトレヒドロフランに
完全に溶解させ、ここに1Mの過塩素酸リチウム及び炭
酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電解液の70
重量%を混合させた電解質溶液100重量部についてシ
リカ10重量部を添加して全成分が完全に溶解されるよ
う攪拌した。こうして得られた高粘度電解質溶液を油紙
上にキャスティングしてテトラヒドロフラン溶媒が完全
に取り除かれた固体高分子電解質を得た。交流周波数分
析を通してイオン伝導度を測定した結果、常温で1.4
×103 S/cmであった。前記で製造された固体高分
子電解質を用いて−20℃から55℃範囲内で測定され
たイオン伝導度の変化が図8に示されている。
【0088】製造された固体高分子電解質フィルムを2
cm×2cmサイズに切った後、二つのリチウム電極間
に嵌め込んで交流周波数分析を通してリチウム/固体高
分子電解質界面抵抗を測定した。時間に従う交流周波数
応答曲線から求めたリチウム/固体高分子電解質界面抵
抗の変化が図9に示されている。測定時間に関わらず界
面抵抗の値が一定した点から液体電解液によるリチウム
電極のパッシベーション現象がほぼ見られなかった。
【0089】
【実施例19】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ57%、27%、1
6%の三元共重合体30重量%及び1Mの過塩素酸リチ
ウムと炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電解
液の70重量%とからなる組成物に添加されるシリカの
含量を変化させたことを除けば実施例17と同様な方法
で固体高分子電解質を製造した。添加されるシリカ含量
によるイオン伝導度の変化が図10に示されている。
【0090】
【実施例20】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ57%、27%、1
6%の三元共重合体30重量%及び液体電解液の70重
量%とからなる組成物100重量部についてアルミナま
たはアルミン酸塩リチウムの0〜20重量部を添加した
ことを除けば実施例17と同様な方法で固体高分子電解
質を製造した。添加されるアルミナまたはアルミン酸塩
リチウムのフィラー含量によるイオン伝導度の変化が図
10に示されている。
【0091】
【実施例21】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ47%、31%、2
2%の三元共重合体を高分子マトリックスとして使用し
たことを除けば実施例14と同様な方法で固体高分子電
解質を製造した。常温でこの固体高分子電解質のイオン
伝導度を測定した結果2.0×10-3S/cmであっ
た。
【0092】
【実施例22】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ47%、31%、2
2%の三元共重合体37.5重量%をテトレヒドロフラ
ン溶媒に完全に溶解させ、ここにフタル酸ジブチル6
2.5重量%を混合させた溶液100重量部についてシ
リカ12.5重量部を添加して全成分が完全に溶解され
るよう攪拌した。これをドクタブレードを用いて油紙上
にキャスティングしてテトラヒドロフラン溶媒が完全に
取り除かれた薄膜フィルムを製造した。得られた薄膜フ
ィルムをエーテル溶媒に30分以上浸しておけばフィル
ム内部のフタル酸ジブチル溶媒が取り除かれながら微細
な気孔が生成されるが、これを1Mの過塩素酸リチウム
及び炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電解液
に浸すことにより生成された微細気孔の内部を電解液で
充填させうる。このように得られた固体高分子電解質フ
ィルムのイオン伝導度を測定した結果、常温で5.3×
104 S/cmであった。
【0093】
【実施例23】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ21%、72%、7
%の三元共重合体を高分子マトリックスとして使用した
ことを除けば実施例14と同様な方法で固体高分子電解
質を製造した。常温で測定されたイオン伝導度は9.7
×10-4S/cmであった。
【0094】
【実施例24】アクリロニトリル、メタクリル酸メチ
ル、スチレンのモル含量がそれぞれ54%、32%、1
4%の三元共重合体11重量%をテトレヒドロフラン溶
媒に完全に溶解させ、ここに1Mの過塩素酸リチウム及
び炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液体電解液の
89重量%を混合させた電解質溶液100重量部につい
てシリカの10重量部を添加して全成分が完全に溶解さ
れるよう攪拌した。得られた高粘度の電解質溶液を油紙
上にキャスティングしてテトラヒドロフラン溶媒が完全
に取り除かれた固体高分子電解質を得る。LiMn2
4 正極活物質、カーボン導電材、固体高分子電解質を重
量比51:8:41で含むスラリーを製造してアルミニ
ウム電流集電体上にキャスティングして複合正極(compo
site cathode) を製造する。製造された複合正極上に固
体高分子電解質フィルムを覆った後、リチウム負極(ano
de) を再び固体高分子電解質上に載せて張り合せて厚さ
0.2mmの薄形リチウム高分子二次電池を得る。製造
されたリチウム高分子二次電池を3.0ないし4.3V
範囲内で0.1mA/cm2 の電流密度で充放電して図
11のような充放電曲線を得た。セルの放電容量は13
6mAh/gであって極めて優れ、充放電効率も96%
で割合に高く評価された。上記のリチウム高分子二次電
池を同様な条件で充放電サイクルを繰り返してから図1
2のような充放電曲線を得た。100回充放電サイクル
後得られたセルの放電容量は120mAh/gに初期容
量の88%を保った。上記の結果は本発明の固体高分子
電解質システムがリチウム高分子二次電池の電解質材料
で十分な応用可能性があることを示唆する結果である。
【0095】
【比較実施例3】重量比でアクリロニトリルを29%含
有するスチレン−アクリロニトリル共重合体(SAN)
の20重量%をテトレヒドロフラン溶媒に完全に溶解さ
せ、ここに1Mの過塩素酸リチウム及び炭酸エチレン/
炭酸プロピレンよりなる液体電解液の80重量%を混合
させたから攪拌して全成分が完全に溶解された高粘度溶
液を得た。これを油紙上にキャスティングしてテトラヒ
ドロフラン溶媒が完全に取り除かれた高分子電解質を製
造した。交流周波数分析を通してイオン伝導度を測定し
た結果、常温で1.4×103 S/cmであった。しか
し、成形された高分子電解質の機械的物性が脆弱になっ
て100μm以下の薄膜を得にくく、上記の場合と同様
に製造された高分子電解質内で液体電解液がマトリック
ス高分子の外部に滲み出る現象が生じた。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明で三元共重合
体、非プロトン性溶媒、リチウン塩、セラミックフィラ
ーで構成される高分子電解質は共重合体の組成及び組成
物の含量を変化させることにより機械的物性及びイオン
伝導特性を適宜に調節しうる。
【0097】本発明の単純な変形ないし変更は全て本分
野の通常の知識を持つ者により容易に実施でき、かかる
変形や変更は全て本発明の領域に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例3におけるポリ(アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル)内のアクリロニトリル
及び液体電解液の含量変化によるイオン伝導度(σ)の
変化を示したグラフである。
【図2】本発明による実施例6におけるポリ(アクリロ
ニトリル−メタクリル酸メチル)と液体電解液を含有す
る組成物に添加されるシリカ(SiO2 )の量によるイ
オン伝導度(σ)の変化を示したグラフである。
【図3】ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸メチ
ル)、液体電解液、及びシリカよりなる電解質の線形掃
引ボルタンメトリー(linear sweep voltammetry)を示す
グラフである。
【図4】本発明による実施例8におけるアクリロニトリ
ル、メタクリル酸メチル及びオリゴオキシエチレンエチ
ルエーテルメタクリレートのモル含量がそれぞれ11
%、79%、10%のポリ(クリロニトリル、メタクリ
ル酸メチル及びオリゴオキシエチレンエチルエーテルメ
タクリレート)三元共重合体と液体電解液より構成され
た固体高分子電解質内で電解液の含量によるイオン伝導
度の変化を示した図表である。
【図5】本発明による実施例11におけるポリ(アクリ
ロニトリル−メタクリル酸メチル−オリゴオキシエチレ
ンエチルエーテルメタクリレート)と液体電解液を含有
する組成物に添加されるシリカ(SiO2 )の含量によ
るイオン伝導度(σ)の変化を示した図表である。
【図6】本発明によるポリ(アクリロニトリル−メタク
リル酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエーテルメ
タクリレート)、液体電解液及びシリカよりなる電解質
の線形掃引ボルタンメトリーを示した図表である。
【図7】本発明による実施例15におけるアクリロニト
リール、メタクリル酸メチル及びスチレンのモル含量が
それぞれ57%、27%、16%のポリ(アクリロニト
リルーメタクリル酸メチル−スチレン)三元共重合体及
び1M過塩素酸リチウムと炭酸エチレン/炭酸プロピレ
ンよりなる液体電解液より構成された固体高分子電解質
で電解液含量変化によるイオン伝導度の変化を示したグ
ラフである。
【図8】本発明による実施例18におけるポリ(アクリ
ロニトリール、メタクリル酸メチル−スチレン)三元共
重合体30重量%及び1M過塩素酸リチウムと炭酸エチ
レン/炭酸プロピレンよりなる液体電解液の70重量%
を混合させた電解質溶液100重量部についてシリカ1
0重量%を添加させ製造した固体高分子電解質の温度変
化(−20〜55℃)によるイオン伝導度の変化を示し
たグラフである。
【図9】本発明によるポリ(アクリロニトリール、メタ
クリル酸メチル−スチレン)三元共重合体、1M過塩素
酸リチウムと炭酸エチレン/炭酸プロピレンよりなる液
体電解液及びシリカで構成される固体高分子電解質の時
間に従うリチウム電極/固体高分子電解質界面抵抗の変
化を示したグラフである。
【図10】本発明による実施例19及び20におけるポ
リ(アクリロニトリール、メタクリル酸メチル−スチレ
ン)三元共重合体及び液体電解液より構成された組成物
に添加されるセラミックフィラー(シリカ、アルミナ、
アルミン酸塩リチウム)の含量によるイオン伝導度の変
化を示したグラフである。
【図11】本発明による実施例24におけるリチウム負
極/固体高分子電解質/LiMn2 4 系複合正極より
構成される薄形の(厚さ:0.2mm)リチウム高分子
二次電池を3.0〜4.3V範囲内で0.1mA/cm
2 の電流密度で充放電実験して得た充放電曲線を示した
グラフである。
【図12】本発明によるリチウム高分子二次電池を3.
0〜4.3V範囲内で0.1mA/cm2 の電流密度で
充放電実験して得たサイクル回数による二次電池の放電
容量を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 3/36 C08K 3/36 3/38 3/38 5/06 5/06 5/109 5/109 C08L 33/12 C08L 33/12 33/20 33/20 H01M 10/40 H01M 10/40 B (72)発明者 キム・ヤン・ローク 大韓民国 ダエジェオン ユスン・ク ウ ヘウン・ドン(無番地)ハンヴィト・アパ ートメント 107−601 (72)発明者 オー・ブー・ケウン 大韓民国 ダエジェオン ユスン・ク ジ ェオンミン・ドン(無番地)エキスポ・ア パートメント 106−1204 (72)発明者 バエク・チャン・ウー 大韓民国 タエク スーサン・ク スーサ ン・1・ガ 649−78 クグジュン・ヴィ ラ 201

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸
    メチル)共重合体90〜50重量%、及びリチウム塩と
    非プロトン性溶媒を含む液体電解液10〜50重量%と
    からなることを特徴とする固体高分子電解質。
  2. 【請求項2】 前記ポリ(アクリロニトリル−メタクリ
    ル酸メチル)共重合体が10〜90モル%のアクリロニ
    トリルを含むことを特徴とする請求項1に記載の固体高
    分子電解質。
  3. 【請求項3】 前記リチウム塩が過塩素酸リチウム、リ
    チウムトリフルオロメタンスルホンイミド、リチウムヘ
    キサフルオロアセネート(LiAS 6 )、リチウムヘ
    キサフルオロリン酸エステル(LiPF6 )、リチウム
    テトラフルオロホウ酸塩(LiBF4 )及びリチウムト
    リフルオロメタンスルホン酸エステルよりなる群から選
    択された一つまたは少なくとも二つ以上の混合物とから
    なることを特徴とする請求項1に記載の固体高分子電解
    質。
  4. 【請求項4】 前記非プロトン性溶媒が炭酸エチレン、
    炭酸プロピレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジエト
    キシエチル、ジメトキシエタン及び炭酸ジプロピルより
    なる群から選択された一つまたは少なくとも二つ以上の
    混合物よりなることを特徴とする請求項1に記載の固体
    高分子電解質。
  5. 【請求項5】 前記電解質組成物100重量部について
    5〜40重量部のセラミックフィラーがさらに添加され
    ることを特徴とする請求項1に記載の固体高分子電解
    質。
  6. 【請求項6】 前記セラミックフィラーがシリカ、アル
    ミナ及びアルミン酸塩リチウムよりなる群から選ばれる
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体高分子電解質。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし6のうちいずれか1
    項の固体高分子電解質の溶液を微細多孔膜に充填させ製
    造されることを特徴とする電解質。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のうちいずれか1
    項による固体高分子電解質組成物で製造されることを特
    徴とするリチウム高分子二次電池。
  9. 【請求項9】 ポリ(アクリロニトリル−メタクリル酸
    メチル−オリゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリ
    レート)三元共重合体10〜90重量%と、リチウム塩
    と非プロトン性溶媒より構成される液体電解液90〜1
    0重量%とからなることを特徴とする固体高分子電解
    質。
  10. 【請求項10】 ポリ(アクリロニトリル−メタクリル
    酸メチル−オリゴオキシエチレンエチルエーテルメタク
    リレート)三元共重合体がアクリロニトリル20〜80
    モル%、メタクリル酸メチル20〜80モル%、及びオ
    リゴオキシエチレンエチルエーテルメタクリレート5〜
    20モル%を含むことを特徴とする請求項9に記載の固
    体高分子電解質。
  11. 【請求項11】 前記リチウム塩が過塩素酸リチウム、
    リチウムヘキサフルオロリン酸エステル、リチウムテト
    ラフルオロホウ酸塩、リチウムトリフルオロメタンスル
    ホン酸エステル及びリチウムヘキサフルオロアセネート
    よりなる群から選択されることを特徴とする請求項9に
    記載の固体高分子電解質。
  12. 【請求項12】 前記非プロトン性溶媒が炭酸エチレ
    ン、炭酸プロピレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチル、ジ
    エトキシエタン、ジメトキシエタン及び炭酸ジプロピル
    よりなる群から選ばれることを特徴とする請求項9に記
    載の固体高分子電解質。
  13. 【請求項13】 前記電解質組成物100重量部につい
    て5〜40重量%のセラミックフィラーがさらに添加さ
    れることを特徴とする請求項9に記載の固体高分子電解
    質。
  14. 【請求項14】 前記セラミックフィラーがシリカ、ア
    ルミナ、アルミン酸塩リチウム、及びゼオライトよりな
    る群から選ばれることを特徴とする請求項13に記載の
    固体高分子電解質。
  15. 【請求項15】 前記請求項9ないし14のうちいずれ
    か1項の固体高分子電解質の溶液を微細多孔膜に充填さ
    せ製造されることを特徴とする電解質。
  16. 【請求項16】 前記請求項9ないし15のうちいずれ
    か1項による固体高分子電解質組成物で製造されること
    を特徴とするリチウム高分子二次電池。
  17. 【請求項17】 (A)下記化学式(3)の三元共重合
    体の10〜90重量%及び、 【化学式3】 (B)リチウム塩と非プロトン性溶媒で構成される液体
    電解液の10〜90重量%からなることを特徴とする固
    体高分子電解質。
  18. 【請求項18】 前記三元共重合体がポリ(アクリロニ
    トリル−メタクリル酸メチル−スチレン)三元共重合体
    であることを特徴とする請求項17に記載の固体高分子
    電解質。
  19. 【請求項19】 前記ポリ(アクリロニトリル−メタク
    リル酸メチル−スチレン)三元共重合体はアクリロニト
    リルの10〜80モル%、メタクリル酸メチルの10〜
    80モル%及びスチレンの5〜50モル%を含むことを
    特徴とする請求項18に記載の固体高分子電解質。
  20. 【請求項20】 前記リチウム塩が過塩素酸リチウム、
    リチウムヘキサフルオロリン酸エステル、リチウムテト
    ラフルオロホウ酸塩、リチウムトリフルオロメタンスル
    ホン酸エステル及びリチウムヘキサフルオロアセネート
    よりなる群から選択された一つまたは少なくとも二種以
    上の混合物であることを特徴とする請求項17に記載の
    固体高分子電解質。
  21. 【請求項21】 前記液体電解液に使用された非プロト
    ン性溶媒が炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ジメチ
    ル、炭酸ジエチル、ジエトキシエタン、ジメトキシエタ
    ン及び炭酸ジプロピルよりなる群から選ばれた一つまた
    は二種以上の混合物であることを特徴とする請求項17
    に記載の固体高分子電解質。
  22. 【請求項22】 前記電解質組成物100重量部につい
    て5〜40重量%のセラミックフィラーがさらに添加さ
    れることを特徴とする請求項17に記載の固体高分子電
    解質。
  23. 【請求項23】 前記セラミックフィラーがシリカ、ア
    ルミナ、アルミン酸塩リチウム、及びゼオライトよりな
    る群から選ばれることを特徴とする請求項22に記載の
    固体高分子電解質。
  24. 【請求項24】 前記請求項17ないし23のうちいず
    れか1項の固体高分子電解質の溶液を微細多孔膜に充填
    させ製造されることを特徴とする電解質。
  25. 【請求項25】 前記請求項17ないし24のうちいず
    れか1項による固体高分子電解質組成物で製造されるこ
    とを特徴とするリチウム高分子二次電池。
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