JPH10240150A - 配線用組成物、この組成物を用いた金属配線およびその製造方法、この配線を用いた表示装置およびその製造方法 - Google Patents

配線用組成物、この組成物を用いた金属配線およびその製造方法、この配線を用いた表示装置およびその製造方法

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JPH10240150A JP10045998A JP4599898A JPH10240150A JP H10240150 A JPH10240150 A JP H10240150A JP 10045998 A JP10045998 A JP 10045998A JP 4599898 A JP4599898 A JP 4599898A JP H10240150 A JPH10240150 A JP H10240150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低抵抗を有しかつ厚さに応じて応力の調節が
可能な薄膜トランジスタの配線を提供する。 【解決手段】 モリブデンまたはモリブデン−タングス
テン組成物を用いて配線をする際に接触孔を形成すると
き、保護膜およびゲート絶縁層の側面部エッチングを遅
延させる高分子膜を形成するかCF4+O2を用いてモリブ
デン合金膜がエッチングされないようにし、SF6+HCl
(+He)またはSF6+Cl2(+He)を用いて接触孔のフレーム
が緩やかな傾斜を有するように形成する。また、モリブ
デンまたはモリブデン−タングステン合金膜をマスクに
して非晶質シリコン層をエッチングするとき、ハロゲン
化水素気体とCF4、CHF3、CHClF2、CH3FおよびC2F6のう
ち、少なくとも一つの気体を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は配線用組成物、こ
の組成物を用いた金属配線およびその製造方法、この配
線を用いた表示装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置または表示装置の配
線は信号が伝達される手段に用いられるので、信号の遅
延および短絡を抑制するのが求められる。短絡を防止す
る方法としては、配線を多層に形成する方法があるが、
多層の配線を形成するため、互いに異なるエッチング液
が必要であるばかりでなく、数回のエッチング工程が必
要になる。
【0003】信号遅延を防止する方法としては、低抵抗
を有するアルミニウム(Al)またはアルミニウム合金(Al
alloy)などのような物質を用いるのが一般的である。し
かしながら、アルミニウムまたはアルミニウム合金を用
いる場合には陽極酸化工程を付加してアルミニウムの弱
い物理的な特性を補完する必要がある。また、液晶表示
装置でのように、パッド部においてITO(indium tin
oxide)を用いてアルミニウムを補完する場合、アルミニ
ウムまたはアルミニウム合金とITOの接触特性が不良
で他の金属を介在しなければならないという問題点を有
している。
【0004】一方、液晶表示装置用配線は液晶表示装置
の高精細化が進行されるに従って配線の数が増加するの
で、配線の幅は狭くなる。しかしながら、配線は一定の
程度以下の抵抗値を確保しなければならないので、配線
の厚さは増加することになる。このとき、配線の厚さが
増加するほど配線の応力は液晶表示装置用基板に印加さ
れ、基板の大きさが大きくなるに従ってこの応力は増加
することになる。
【0005】
【発明の目的】本発明は前記従来の問題点を解決するた
めのものであって、その目的は、低抵抗を有しかつ厚さ
に応じて応力の調節が可能な配線を提供することにあ
る。
【0006】また、本発明の目的は、容易に形成できる
二重配線を提供し、これを用いて表示装置の製造工程が
簡単でかつ製品の特性を向上させることにある。
【0007】また、本発明の目的は、導電膜または金属
配線を露出させる接触孔のフレームの傾斜角を緩やかに
し接触孔の下部の導電膜のエッチングを防止することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従う配線は同一
のエッチング条件においてテーパ形状に加工でき、テー
パ角度が20〜70°の範囲である二重導電膜である
か、同一のエッチング条件において下部導電膜のエッチ
ング比より上部導電膜のエッチング比が70〜100オ
ングストローム/sec程度大きい二重導電膜からなる。
ここで、エッチング方法が湿式エッチングである場合、
同一のエッチング条件とは、同一のエッチング液を用い
ることである。
【0009】かかる導電膜は15μΩcm以下の低い比抵
抗を有する下部導電膜とパッド用物質からなる上部導電
膜からなる。ここで、パッド用物質とは、パッドとして
用いられる特性を有する物質である。その特性について
は実施の形態において説明する。
【0010】ここで、導電膜のうち、一つはアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金が用いられ、導電膜がアルミ
ニウム合金である場合には含有された転移金属または希
土類金属が5%以下であることが好ましい。
【0011】他の導電膜としては、原子百分率0.01
%〜20%未満のタングステンWと残りのモリブデン
(Mo)および必須不純物からなるモリブデン組成物また
は合金が用いられる。モリブデン合金においてタングス
テンの組成比は原子百分率9%〜11%であることが好
ましい。
【0012】湿式エッチングの際、エッチング液はアル
ミニウムまたはアルミニウム合金をエッチングするに用
いられるエッチング液であり、例えば、CH3COOH/HNO3/H
3PO4/H2Oを挙げられ、このとき、HNO3の濃度は8〜14
%であることが好ましい。
【0013】かかる二重導電膜の配線は表示装置におい
て走査信号を印加するゲート線またはデータ信号を印加
するデータ線に用いられる。かかる本発明に従う配線の
製造方法は、1基板の上部に下部導電膜を積層し下部導
電膜の上部に同一のエッチング条件において下部導電膜
のエッチング比よりエッチング比が70〜100オング
ストローム/sec程度大きい上部導電膜を積層する。次
に、上部導電膜および下部導電膜を同時にエッチングし
て配線を完成する。
【0014】かかる二重導電膜からなる配線の製造方法
は、表示装置の製造方法において走査信号を印加するゲ
ート線またはデータ信号を印加するデータ線の製造方法
でも適用できる。このとき、配線は外部から信号が伝達
されるパッドを有し、下部導電膜がパッド用物質で形成
されている場合、パッドにおいては上部導電膜を除去す
ることが好ましい。ここで、モリブデン組成物は比抵抗
が12〜14μΩcm程度に小さく、パッドに使用可能で
あるので、単一膜配線に用いられる。この配線は20〜
70°、より好ましくは、40〜50°程度のプロファ
イルを有する。従って、かかる配線は表示装置のゲート
線またはデータ線に用いられる。
【0015】前述したように、かかるモリブデン−タン
グステン配線を用いて液晶表示装置を製作できる。本発
明に従う液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方
法においては、基板上に原子百分率0.01%〜20%
未満のタングステンと残りのモリブデンおよび必須不純
物からなるモリブデン合金を積層しエッチング液を用い
てモリブデン合金膜をパターニングしてゲート線、ゲー
トパッドおよびゲート電極を含むゲート配線を形成す
る。ここで、モリブデン合金膜の下部にアルミニウムま
たはアルミニウム合金からなる導電膜を積層することが
でき、モリブデン合金膜をパターニングするとき、導電
膜と共にパターニングする。アルミニウム合金である場
合、含有された転移金属または希土類金属が5%以下で
あることが好ましい。湿式エッチングの際、エッチング
液はアルミニウムまたはアルミニウム合金をエッチング
するに用いられるエッチング液であって、例えば、CH3C
OOH/HNO3/H3PO4/H2Oを挙げられ、このとき、HNO3の濃度
は8〜14%であることが好ましい。
【0016】また、かかる本発明に従う薄膜トランジス
タ基板の製造方法においてデータ線、データパッドおよ
びソース/ドレイン電極を含むデータ配線はモリブデン
−タングステン合金、クロムまたはモリブデンの単一膜
またはこれらを組合わせた2重膜で形成する。このと
き、アルミニウムまたはアルミニウム合金を上部膜で形
成する場合、パッドにおいてはアルミニウム膜またはア
ルミニウム合金膜を除去することが好ましい。
【0017】このデータ線、データパッドおよびソース
/ドレイン電極を下部膜はクロム膜、上部膜はモリブデ
ン−タングステン合金膜で形成する場合、同一のエッチ
ング液で上部膜と下部膜とを同一にエッチングしてテー
パ形状に加工する。ここで、エッチング液はクロムをエ
ッチングするに用いられるエッチング液であって、例え
ば、HNO3/(HN4)2Ce(NO3)6/H2Oを挙げられ、このとき、H
NO3の濃度は4〜10%、(HN4)2Ce(NO3)6の濃度は10
〜15%であることが好ましい。このとき、モリブデン
またはモリブデン合金の配線はその厚さを厚く形成して
も基板が歪まないように応力を調節できるので、高精細
大画面基板に適合である。
【0018】また、本発明に従う半導体装置の製造方法
においては金属膜または金属配線上の絶縁膜にホトレジ
ストをパターニングし、これをマスクにして絶縁膜をエ
ッチングして金属膜上に二つ以上の接触孔を形成する。
このとき、絶縁膜の厚さが異なるため、厚さが薄い側の
接触孔の下方の金属膜がエッチングされるのを防止し、
緩やかな傾斜角でエッチングするため、2段階または3
段階過程に分けて接触孔を形成する。
【0019】2段階で形成する方法においては、まずホ
トレジストと絶縁膜に対しエッチング選択比1:1ない
し1:1.5であるエッチング条件において部分エッチ
ングを行なうが、このとき、絶縁膜の厚さが薄い側は絶
縁膜および金属膜の一部がエッチングされる。次いで、
絶縁膜と金属膜とのエッチング選択比が1:15以上で
あるエッチング条件において残りの絶縁膜をエッチング
する。
【0020】3段階で形成する方法においては、まず絶
縁膜の厚さが薄い側の金属膜が露出されるまでエッチン
グした後、エッチングの際露出された表面に高分子膜を
形成する。次に、絶縁層と金属膜とのエッチング選択比
が15:1以上であるエッチング条件において残りの絶
縁膜をエッチングする。ここで、高分子膜は最後の段階
において絶縁膜が側面にエッチングされるのを防止す
る。
【0021】かかる方法は第1金属膜、第1絶縁膜、第
2金属膜、第2絶縁膜が連続に形成されている構造で適
用できる。すなわち、第2絶縁膜下部の第2金属膜を露
出させる第1接触孔と第2および第1絶縁膜下部の第1
金属膜を露出させる第2接触孔を同時に形成するとき適
用できる。
【0022】また、かかる方法は半導体装置の配線を外
部と連結するためのパッドを露出させる接触孔を形成す
るとき適用でき、特に、薄膜トランジスタ基板において
ゲートパッドとデータパッドとをそれぞれ露出させる接
触孔を同時に形成するとき適用できる。
【0023】特に、金属膜はモリブデン膜またはモリブ
デン−タングステン合金膜であり、絶縁膜は窒化シリコ
ン膜であり、プラズマ乾式エッチングを用いて絶縁膜を
エッチングする場合、2段階または3段階のエッチング
方法のうち、最後の段階で用いる気体としてモリブデン
膜またはモリブデン−タングステン合金膜のエッチング
を最小化できるCF4+O2が好ましい。また、2段階のエ
ッチング方法において最初の段階で用いる気体として
は、初期プロファイルを良好にできるSF6+HCl(+He)ま
たはSF6+Cl2(+He)が適切である。CF4に対するO2の比
率を4/10以下とする場合、1回のエッチング段階でモリ
ブデン膜またはモリブデン−タングステン合金膜のゲー
トパッドおよびデータパッドを同時に露出させることが
できる。
【0024】また、このデータ配線は非晶質シリコン薄
膜トランジスタ基板に適用でき、このとき、非晶質シリ
コン層と共にドーピングされた非晶質シリコン層が用い
られる。このドーピングされた非晶質シリコンはデータ
配線をマスクにして乾式エッチングされる。しかしなが
ら、モリブデンまたはモリブデン合金は非晶質シリコン
層をエッチングするための乾式エッチング用気体により
エッチングされやすいため、この過程においてデータ配
線に対するエッチング比が100オングストローム/min
以下の乾式エッチング用気体を選択しなければならない
し、ハロゲン化水素気体とCF4、CHF3、CHClF2、CH3Fお
よびC2F2のうち、少なくとも一つの気体がこれに適合で
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を本発
明の属する技術分野における当業者が容易に実施するこ
とができる程度に詳細に説明する。半導体装置、特に表
示装置の配線としては、15μΩcm以下の低い比抵抗を
有するアルミニウム、アルミニウム合金、モリブデン、
銅などのような物質が適合である。一方、配線は外部か
ら信号を受けるか、外部に信号を伝達するためのパッド
を有していなければならない。パッドの露出の際、よく
酸化されるといけないし、製造過程においても容易に短
絡が発生しなければならない。アルミニウムとアルミニ
ウム合金は比抵抗が非常に低いが、よく酸化され製造過
程においても容易に短絡が発生するため、パッド用物質
としては適合でない。一方、クロム、タンタル、チタ
ン、モリブデンおよびその合金などのような物質はパッ
ド用としては適合であるが、アルミニウムに比べ比抵抗
が大きい。従って、配線をつくるときには二つの特性す
べてを満たす金属を用いるか、低抵抗導電膜を用い、パ
ッド用導電膜を用いて抵抗が低くかつパッドに用いられ
ることにする。
【0026】また、配線を二重にする場合同一のエッチ
ング条件、特に湿式エッチングである場合、一つのエッ
チング液を用いて同時にエッチングするが緩やかな傾斜
角を有するテーパ形態に加工する。このため、同一のエ
ッチング液に対して20〜70°未満の範囲においてテ
ーパ角度を有するか、上部導電膜のエッチング比が下部
導電膜のエッチング比に比べ70〜100オングストロ
ーム/sec程度大きいことが好ましい。また、単一膜で
配線を形成する場合にも20〜70°未満の範囲でテー
パ角度を有することが好ましい。
【0027】かかる過程において、本発明の実施の形態
に従う配線用合金として原子百分率0.01%〜20%
未満のタングステンと残りのモリブデンおよび必須不純
物からなるモリブデン合金を開発した。ここで、タング
ステンの組成比は、好ましくは原子百分率5%〜15
%、より好ましくは9%〜11%である。
【0028】図1ないし図3は、本発明の実施の形態に
従うモリブデン−タングステン合金(MoW)の特性を示す
グラフである。図1は、本発明の実施の形態に従うモリ
ブデン−タングステン合金の蒸着特性を示すものであ
り、横軸はタングステン含有量を原子百分率で示し、縦
軸は単位電力当り蒸着される厚さを示すものである。図
1からわかるように、タングステン含有量が原子百分率
20atomic%以下である場合、単位電力当り蒸着される
モリブデン−タングステン合金膜の厚さは1.20〜
1.40オングストローム/Wの範囲である。図2は本発
明の実施の形態に従うモリブデン−タングステン合金の
比抵抗特性を示すものであり、横軸はタングステン含有
量を原子百分率で示し、縦軸はそれに従う比抵抗を示す
ものである。図2からわかるように、原子百分率20%
以下のタングステンを含有するモリブデン−タングステ
ン合金の比抵抗Rは12.0〜14.0μΩcmである。
このように、原子百分率20%以下のタングステンを含
有するモリブデン−タングステン合金は15μΩcm以下
の低い比抵抗を有し、パッド用物質としての性質を有し
ているので、単一膜配線に用いられる。また、アルミニ
ウムやその合金などのように、二重配線に用いられる。
特に、表示装置の信号線、この中でも液晶表示装置のゲ
ート線またはデータ線に用いられる。図3は本発明の実
施の形態に従うモリブデン−タングステン合金のエッチ
ング比特性を示すものであり、横軸はタングステン含有
量を原子百分率で示し、縦軸はアルミニウムエッチング
液に対し単位時間当りエッチングされる程度を示す。す
なわち、モリブデン−タングステン合金薄膜がアルミニ
ウム合金のエッチング液(HNO3:H3PO4:CH3COOH:H2O)
に対し単位時間当りエッチングされる程度をタングステ
ン(W)の含有量に従い示すものである。図3からわかる
ように、タングステンの含有量が0%である場合にはエ
ッチング比が250オングストローム/sec程度に非常に
大きく現われるが、タングステンの含有量が5%である
場合にはエッチング比が100オングストローム/sec程
度に現われる。そして、タングステンの含有量が15〜
20%の間では50オングストローム/sec以下に低下す
ることがわかる。
【0029】一方、比抵抗が非常に低いアルミニウムま
たはその合金はHNO3(8〜14%):H3PO4:CH3COOH:H2
Oからなるアルミニウムエッチング液に対し40〜80
オングストローム/sec程度のエッチング比を有するの
で、この程度のエッチング比より70〜100オングス
トローム/sec程度が大きいエッチング比を有するモリ
ブデン−タングステン合金膜をアルミニウムまたはアル
ミニウム合金膜の上部に形成すると緩やかなテーパ角を
有する二重膜配線を得られる。
【0030】図4は本発明の実施の形態に従うモリブデ
ン−タングステン合金膜のアルミニウムエッチング液に
対するエッチングプロファイルを示すものである。基板
1上部に原子百分率10%のタングステンが含有される
タングステン−モリブデン合金膜2を3000オングス
トローム程度の厚さで蒸着した後、アルミニウム合金エ
ッチング液を用いてエッチングすると20〜25°の角
を有する緩やかなプロファイルが形成される。
【0031】一方、図3からわかるように、タングステ
ンの組成比を調節してモリブデン−タングステン合金膜
のエッチング比を100オングストローム/sec未満に低
めることができるので、30〜90°範囲のテーパ角を
有する単一膜を形成することができる。従って、モリブ
デン−タングステン合金からなる単一膜でも表示装置
用、特に液晶表示装置のゲート線またはデータ線に用い
られる。
【0032】図5ないし図8はアルミニウム合金とモリ
ブデン−タングステン合金の二重膜をアルミニウム合金
のエッチング液を用いてエッチングした場合、二重膜プ
ロファイルを示すものである。基板1上部にアルミニウ
ムまたはアルミニウム合金膜3を2000オングストロ
ーム程度の厚さで蒸着し、その上にモリブデン−タング
ステン合金膜2を1000オングストローム程度の厚さ
で蒸着した後、アルミニウムエッチング液を用いてアル
ミニウム合金膜3およびモリブデン−タングステン合金
膜2を連続的にエッチングした。ここで、アルミニウム
エッチング液としてはHNO3:H3PO4:CH3COOH:H2Oを用
い、好ましくは窒酸が8〜14%程度含有されている。
ここで、アルミニウム合金はアルミニウムを基本物質と
し、ここにTi,Cr,Ni,Cu,Zr,Nb,M
o,Pd,Hf,Ta,Wなどの転移元素(transi-tion
metal)またはNd,Gd,Dy,Erなどの希土類金
属(rare earth metal)が結合された合金であって、含有
された転移元素または希土類金属は原子百分率5%以下
である。
【0033】図5はモリブデン−タングステン合金膜に
おいてタングステンの含有率が5%である場合であっ
て、30〜40°のプロファイルを示しており、タング
ステンの含有率が10%である図6の場合には40〜5
0°のプロファイルを示している。タングステンの含有
率が15%になると、図7でのように、プロファイルが
80〜90°になり、タングステンの含有率が20%に
なると、図8でのように、90°のプロファイルを示
す。
【0034】また、本発明の実施の形態においてアルミ
ニウム合金とモリブデン−タングステン合金の二重膜を
アルミニウムエッチング液を用いてエッチングする場合
には、エッチング後に斑が現われない。
【0035】このように、アルミニウム合金と原子百分
率20%以下のタングステンが含有されたモリブデン−
タングステン合金からなる二重膜をアルミニウム合金エ
ッチング液を用いてエッチングする場合、30〜90°
範囲においてテーパ角度が形成され、タングステン含有
量が増加するに従ってテーパ角度が大きくなる。また、
図6からわかるように、タングステン含有量が9%〜1
1%である場合に最も好ましいテーパ角度(40〜50
°)が形成される。
【0036】以下、かかる配線を用いた液晶表示装置用
薄膜トランジスタ基板について詳細に説明する。まず、
図9〜図11を参照して本発明の第1の実施の形態に従
う薄膜トランジスタ基板の構造について説明する。ここ
で、図11は、図9におけるX−X’線の断面図であ
る。基板100上にゲート線200およびその分枝であ
るゲート電極210、ゲート線200の端部に形成され
ているゲートパッド220からなるゲートパターンが形
成されている。ゲート電極210およびゲートパッド2
20はそれぞれ下層のアルミニウム膜またはアルミニウ
ム合金膜211、221と上層の原子百分率0.01%
〜20%未満のタングステンと、残りのモリブデンから
なるモリブデン−タングステン合金膜212、222か
らなり、ゲート線200もアルミニウム膜またはアルミ
ニウム合金膜とモリブデン−タングステン合金膜の二重
膜からなる。ここで、ゲートパッド220は外部からの
走査信号をゲート線200に伝達する。
【0037】ゲートパターン200、210、220上
にはゲート絶縁層300が形成されており、このゲート
絶縁層300はゲートパッド220の上層であるモリブ
デン−タングステン合金膜222を露出させる接触孔7
20を有している。ゲート電極210上部のゲート絶縁
層300上には水素化非晶質シリコン(a-Si:H)層40
0およびn+高濃度不純物でドーピングされた水素化非
晶質シリコン層510、520がゲート電極210を中
心に両側に形成されている。
【0038】ゲート絶縁層300上にはさらにデータ線
600が形成されており、その一端にはデータパッド6
30が形成されて外部からの画像信号を伝達する。デー
タ線600の分枝であるソース電極610が一方がドー
ピングされた非晶質シリコン層510上に形成されてお
り、ソース電極610の向かい側に位置するドーピング
された非晶質シリコン層520上にはドレイン電極62
0が形成されている。ここで、データ線600、ソース
およびドレイン電極610、620、データパッド63
0を含むデータパターンはモリブデン膜またはモリブデ
ン−タングステン合金膜からなる。一方、図10におい
てはゲートパッド220付近のゲート絶縁層300上に
はゲート補助パッド部640がさらに形成されている。
【0039】データパターン600、610、620、
630およびこのデータパターンで覆われない非晶質シ
リコン層500上には保護膜700が形成されており、
この保護膜700にはゲートパッド220の上層モリブ
デン−タングステン合金膜222、ドレイン電極620
およびデータパッド630を露出させる接触孔720、
710、730がそれぞれ形成されている。一方、図1
0においてはゲート補助パッド部640上部に保護膜7
00の接触孔740が形成されている。
【0040】最後に、保護膜700上には接触孔710
を通じてドレイン電極620と連結されており、ITO
からなる画素電極800が形成されており、接触孔72
0を通じて露出されたゲートパッド220と接続されて
外部からの走査信号をゲート線200に伝達するゲート
パッド用ITO電極810、接触孔730を通じてデー
タパッド630と接続されて外部からのデータ信号をデ
ータ線600に伝達するデータパッド用ITO電極82
0が形成されている。一方、図10において、ゲートパ
ッド用ITO電極810はゲート補助パッド部640ま
で延長されて接触孔740を通じて連結されている。
【0041】図9および図10からみるように、外部か
らの信号が実質的に直接印加されてパッドになる部分は
ゲートパッド用ITO電極810とデータパッド用IT
O電極820である。以下、図9〜図11に示す構造の
薄膜トランジスタ基板を製造する方法について図12〜
図15までを参照して説明する。この実施の形態におい
ては5枚のマスクを用いた製造方法である。図12に示
すように、透明な絶縁基板100上にアルミニウム膜ま
たはアルミニウム合金膜とモリブデン−タングステン合
金膜0.1〜0.5μm、0.02〜0.15μmの厚
さで順に積層し第1マスクを用いてホトエッチングして
ゲート線200、ゲート電極210およびゲートパッド
220を含み二重膜からなるゲートパターンを形成す
る。すなわち、図12に示すように、ゲート電極210
は下方のアルミニウムまたはアルミニウム合金膜211
と、上方のモリブデン−タングステン合金膜212から
なり、ゲートパッド220は下方のアルミニウムまたは
アルミニウム合金膜221と、上方のモリブデン−タン
グステン合金膜222からなり、図12に図示していな
いがゲート線210も二重膜からなる。ここで、アルミ
ニウム合金膜はアルミニウムと5%以下の希土類金属ま
たは転移金属からなる。モリブデン−タングステン合金
膜は原子百分率0.01%以上20%未満のタングステ
ン(W)と、残りのモリブデン(Mo)からなり、タングス
テン含有率は原子百分率9〜11%であることが好まし
い。また、アルミニウムエッチング液、例えば、CH3COO
H/HNO3/H3PO4/H2Oなどを用い、HNO3の含量は好まし
くは8〜14%の範囲である。
【0042】また、ゲートパターンはアルミニウム、ア
ルミニウム合金およびタングステン−モリブデン合金の
うち、一つの物質を蒸着して単一膜で形成することがで
きる。
【0043】図13に示すように、窒化シリコンからな
るゲート絶縁層300、水素化非晶質シリコン層400
およびN形高濃度不純物でドーピングされた水素化非晶
質シリコン層500をそれぞれ0.2〜1.0μm、
0.1〜0.3μm、0.015〜0.15μmの厚さ
で順に積層した後、ドーピングされた非晶質シリコン層
500および非晶質シリコン層400を第2マスクを用
いてホトエッチングする。
【0044】図14に示すように、モリブデンまたはタ
ングステンを含むモリブデン−タングステン合金膜を
0.3〜2.0μmの厚さで積層した後、第3マスクを
用いてエッチングしてデータ線600を、ソース電極6
10、ドレイン電極620およびデータパッド630を
含むデータパターンを形成する。データパターンはクロ
ム、モリブデンまたはモリブデン合金のうち、一つの単
一膜またはこれらを組合わせた二重膜で形成することが
できる。また、抵抗を低めるため、アルミニウム膜また
はアルミニウム合金膜をさらに形成することができる。
【0045】しかしながら、表示装置用基板の大きさが
大きくなり高精細化されるに従って配線数が増加するの
で、配線幅は狭くならなければならないが、一定の程度
以下の抵抗値を確保しなければならないので、配線の厚
さは増加させることが好ましい。従って、配線になる金
属膜は厚さを増加しても金属膜が有する応力により基板
が歪まないようにする物性を有するのが好ましい。かか
る特性を有する金属膜としてはモリブデン膜またはモリ
ブデン−タングステン合金膜が適合である。詳しくは後
述する実験例1において説明する。
【0046】また、データパターンを下部膜はクロム
膜、上部膜はモリブデン−タングステン合金膜で形成す
る場合、同一のエッチング条件において上部膜と下部膜
とを順にエッチングしてテーパ状に加工する。詳しくは
後述する実験例2ないし4において説明する。ここで、
エッチング液はクロムをエッチングするに用いられるエ
ッチング液であって、例えば、HNO3/(NH4)2Ce(NO3)6
H2Oを挙げられ、このとき、HNO3の濃度は4〜10%、
(NH4)2Ce(NO3)6の濃度は10〜15%であることが好ま
しい。
【0047】次いで、データパターン600、610、
620、630をマスクにして露出されているドーピン
グされた非晶質シリコン層500をプラズマ乾式エッチ
ングしてゲート電極210を中心に両側に分離させる一
方、両ドーピングされた非晶質シリコン層510、52
0の間の非晶質シリコン層400を露出させる。
【0048】しかしながら、ドーピングされた非晶質シ
リコン層500をエッチングするための乾式エッチング
用気体はモリブデン−タングステン合金膜を容易にエッ
チングさせるので、モリブデン−タングステン合金膜の
エッチング比が100オングストローム/min以下になる
ように気体を選択しなければならない。ハロゲン化水素
気体とCF4、CHF3、CHClF2、CH3FおよびC2F6のうち、少
なくとも一つの気体がこれに適合し、非晶質シリコン層
400の表面を安定化するために水素(H2)プラズマ工程
を選択的にさらに行なうことができる。この特性につい
ては実験例5ないし7において詳細に説明する。
【0049】図15に示すように、保護膜700を0.
1〜1.0μmの厚さで積層した後、第4マスクを用い
て絶縁膜300と共にホトエッチングし、ゲートパッド
220上層のモリブデン−タングステン合金膜222、
ドレイン電極620およびデータパッド630を露出さ
せる接触孔720、710、730を形成する。データ
パターンを形成するとき、ゲート補助パッド部640を
さらに形成し、保護膜700の接触孔740をさらに形
成し図10のような構造で形成することができる。
【0050】ここで、接触孔を形成する過程について詳
細に説明する。第4マスクを用いる写真工程においては
接触孔720、710、730、740に対応する位置
に開口部を有するホトレジストを保護膜700の上部に
形成し、これをマスクにしてプラズマ乾式エッチング方
法で保護膜700およびゲート絶縁層300の窒化シリ
コン膜をエッチングする。
【0051】接触孔720、710、730、740の
フレームの傾斜を緩やかにするためには保護膜700お
よびゲート絶縁層300だけではなく、これを覆ってい
るホトレジスト900もエッチングしなければならな
い。このため、プラズマ乾式エッチング方法においては
酸素量を増加させるか高周波電源においてSF6+HCl(+H
e)またはSF6+Cl2(+He)を用いられる。しかしながら、
保護膜700およびゲート絶縁層300の窒化シリコン
とホトレジスト900に対し2500〜3000オング
ストローム/min程度のエッチング比を有するSF6+HCl
(+He)またはSF6+Cl2(+He)を用いる場合、このガスは
窒化シリコン膜下部のゲートパッド220およびデータ
パターン620、630、640のモリブデン膜または
モリブデン−タングステン合金膜に対し2000オング
ストローム/min程度のエッチング比を有するので、選
択的なエッチングが容易でなくて露出される窒化シリコ
ン膜だけではなく、その下部のモリブデン膜またはモリ
ブデン−タングステン合金膜もエッチングし易い。
【0052】特に、エッチングされる膜の厚さの差異に
より接触孔710、730、740の下部のモリブデン
−タングステン合金膜が過度にエッチングされる。すな
わち、ゲートパッド220の上部にはゲート絶縁層30
0と保護膜900があるがデータパターン620、63
0、640の上部には保護膜900のみがあるため、ま
ずデータパターン620、630、640のモリブデン
−タングステン合金膜が露出される。
【0053】これを解決するためには、モリブデン膜ま
たはモリブデン−タングステン合金膜がエッチングされ
ない条件を適用しなければならないし、このためにはモ
リブデン膜またはモリブデン−タングステン合金膜に対
し400オングストローム/min以下のエッチング比を
有する乾式エッチング用ガスであるCF4+O2を用いられ
る。CF4+O2に対するホトレジスト900のエッチング
比は1000オングストローム/min以下であり、窒化
シリコン膜のエッチング比は6000〜10000オン
グストローム/minであるので、経時変化に従ってホト
レジスト900の下部において窒化シリコン膜の側面部
がエッチングされる量が増加してアンダーカットが発生
し、このため、窒化シリコンのエッチングプロファイル
を悪くなる。しかしながら、CF4+O2だけでエッチング
してもエッチング時間を縮小することにより、エッチン
グプロファイルを改善できる。このとき、CF4とO2との
比率は、10:4以下とすることが好ましい。
【0054】一方、これをより改善するための方法とし
て2段階または3段階のエッチングを行なうことができ
る。図16(a)・(b)及び図17(a)・(b)
は、2段階のエッチング工程を行なった場合であり、図
18(a)から図18(c)まで、図19(a)から図
19(c)まで、図20(a)から図20(c)、図2
1(a)〜図21(c)までは、3段階のエッチング工
程を行なった場合である。図16(a)・(b)、図1
8(a)から図18(c)までおよび図20(a)から
図20(c)までは、ゲートパッド220を覆う保護膜
700およびゲート絶縁層300をエッチングして接触
孔710、730、740を形成する工程を示す断面図
であり、図17(a)・(b)、図19(a)から図1
9(c)まで及び図21(a)から図21(c)まで
は、データパターン620、630、640を覆う保護
膜700をエッチングして接触孔720を形成する工程
を示す断面図である。まず、開口部を有するホトレジス
ト900を保護膜700の上部に形成する。次いで、ホ
トレジスト900と保護膜700およびゲート絶縁層3
00の窒化シリコン膜のエッチング選択比がほぼ1:
1.5であるエッチング用ガスを用いてデータパターン
620、630、640のモリブデン−タングステン合
金膜が露出されるまでエッチングする(図16(a)・
図17(a)参照)。かかるエッチング用ガスは前述し
たSF6+HCl(+He)またはSF6+Cl2(+He)が好ましい。こ
のとき、データパターン620、630、640のモリ
ブデン−タングステン合金膜もSF6+HClまたはSF6+Cl2
に対し2000オングストローム/min程度のエッチング
比を有するので一部がエッチングされ得る。このように
すると、接触孔710、720、730、740のフレ
ームの傾斜角は30〜80°程度になる。
【0055】次に、図16(b)および図17(b)か
らみるように、残っているゲートパッド220上部のゲ
ート絶縁膜300を窒化シリコンとモリブデン−タング
ステン合金のエッチング選択比がほぼ15:1以上であ
る気体条件を適用して乾式エッチングする。このとき、
窒化シリコン膜700、300の側面部も一部エッチン
グされる。ホトレジストは多少エッチングしてもかかる
気体の例としては前述したCF4+O2を挙げられる。
【0056】次に、3段階で接触孔を形成する方法につ
いて説明する。3段階で形成する方法においては、途中
に高分子膜を全面に形成する過程をたどるが、ここでは
次のような二つの方法が可能である。まず、図18
(a)から図18(c)および図19(a)から図19
(c)を参照して3段階で接触孔を形成する方法につい
て説明する。第1段階においては図18(a)および図
19(a)からみてもわかるように、SF6+HCl(+He)ま
たはSF6+Cl2(+He)のガスを用いてホトレジスト900
と窒化シリコン膜700、300を順にエッチングす
る。このとき、エッチング工程はデータパターン62
0、630、640のモリブデン−タングステン合金膜
が完全に露出されるまで行なう。このとき、モリブデン
−タングステン合金膜の一部がエッチングされ得るが、
これはゲートパッド220の上部に残留するゲート絶縁
層300の厚さを最小化して第3段階においてゲート絶
縁層300のエッチングのために適用する時間を最小化
するためである。次に、第2段階においては図18
(b)および図19(b)からみるように、四フッ化炭
素(CF4)と水素(H2)または塩化水素(HCl)を混合するガス
をプラズマ状態で反応させて露出されたホトレジスト9
00および窒化シリコン膜700、300の表面上部に
高分子(polymer)膜1000を形成する。かかる高分子
膜1000は乾式エッチングを行なう場合、保護膜70
0およびゲート絶縁層300の側面部がエッチングされ
るのを減少させる役割をする。第3段階においては、図
18(c)および図19(c)からみるように、モリブ
デン膜またはモリブデン−タングステン合金膜620、
630、640と窒化シリコン膜300、700とのエ
ッチング選択比が1:15以上の高い条件を有する乾式
エッチング用ガス条件を適用してゲートパッド220上
部の残っている窒化シリコン膜300をエッチングして
接触孔を完成する。このとき、用いる気体としてはホト
レジスト900がよくエッチングしなくてもCF4+O2
適切で、窒化シリコン膜700、300の側面部もエッ
チングされる。しかしながら、この気体のモリブデン−
タングステン合金膜のエッチング比は300オングスト
ローム/min程度であるので、ゲートパッド220が露
出されるまでエッチングしてもデータパターン620、
630、640のモリブデン−タングステン合金膜はほ
とんどエッチングされない。また、高分子膜1000が
形成されているため、ゲートパッド220上部のゲート
絶縁層300の平面部に比べゲート絶縁層300および
保護膜700の側面部のエッチング速度がさらに小さく
なるので、接触孔710、720、730、740の側
面部は緩やかな傾斜角を有するプロファイルが形成され
る。ここで、保護膜700とゲート絶縁層300のエッ
チング比がCF4+O2条件において異なるように現われる
が、これは同一の窒化シリコンであっても形成する過程
において膜の特性を異にして形成するためである。
【0057】第2方法としては、モリブデン膜またはモ
リブデン−タングステン合金膜と窒化シリコン膜とのエ
ッチング選択比が1:15以上に高い条件を有するプラ
ズマ乾式エッチングを行なう途中に高分子膜を形成する
段階をさらに含んで3回の工程を行なうのである。ま
ず、図20(a)および図21(a)からみるように、
CF4+O2ガスを用いてデータパターン620、630、
640のモリブデン−タングステン合金膜が露出される
までエッチングして接触孔710、730、740を形
成する。次いで、第2段階においては前述した方法と同
様に、四フッ化炭素(CF4)と水素(H2)または塩化水素(HC
l)を混合するガスをプラズマ状態で反応させて露出され
たホトレジスト900および窒化シリコン膜700、3
00表面の上部に高分子膜1000を形成する(図20
(b)および図21(b)参照)。かかる高分子膜10
00は同様に、窒化シリコン膜700、300が側面に
エッチングされるのを遅延させる役割をする。また、ホ
トレジスト900はイオンが側面部に向くのを妨害する
ため、側面部のエッチングが遅延される効果を高める。
第3段階においては、第1段階と同一に行い接触孔を完
成する(図20(c)および図21(c)参照)。かか
る第2方法においては乾式エッチング用ガスを一つの条
件に適用するため、第1方法より工程適用が簡単であ
る。
【0058】また、第1方法においては、SF6+HCl(+H
e)またはSF6+Cl2(+He)のガスを用いて第1段階のエッ
チング工程においてホトレジスト900と窒化シリコン
膜700、300を同様の程度にエッチングするため、
保護膜700の側面部に形成された高分子膜1000が
乾式エッチング気体の衝突で直接露出される。しかしな
がら、第2方法の第1段階のエッチング工程において
は、CF4+O2ガスはホトレジスト900に対し1000
オングストローム/min以下のエッチング比を有するの
で、図21(c)に示すように、保護膜700はホトレ
ジスト900の下部においてアンダーカットが発生す
る。これに従い、図17Cに示すように、第3段階工程
においてCF4+O2ガスを用いて窒化シリコン膜700、
300をエッチングするとき、ホトレジスト900は保
護膜700の側面部に形成された高分子膜1000がエ
ッチングガスに直接露出されるのを防止する。このた
め、第2方法においては、ホトレジスト900は保護膜
700の側面部がエッチングされるのを防止する効果を
高めることができる。
【0059】前述したプラズマエッチング方法におい
て、モリブデン−タングステン合金膜がエッチングされ
るのを最大限防止するため、CF4に対するO2の比率は4
/10以下とすることが好ましい。また、CF4に対するO
2の比率が4/10以下である場合には1段階で接触孔
710、720、730、740を同時に形成すること
ができる。かかる方法は表示装置の製造方法において金
属膜上の絶縁膜の厚さが異なるため、厚さが薄い側の接
触孔の下方の金属膜がエッチングされるのを防止し、接
触孔の側面を緩やかな傾斜角でエッチングするための工
程においてはすべて可能である。例えば、第1金属膜、
第1絶縁膜、第2金属膜および第2絶縁膜が連続形成さ
れている構造において、第2絶縁膜下部の第2金属膜を
露出させる第1接触孔と第2および第1絶縁膜下部の第
1金属膜を露出させる第2接触孔を同時に形成するとき
適用できる。つまり、ホトレジストと絶縁膜に対し1な
いし1.5倍のエッチング比を有するエッチング条件で
絶縁膜の側面部が傾斜されるようにエッチングし、絶縁
膜と金属膜とのエッチング選択比が15:1以上である
エッチング条件で接触孔を完成する。このとき、高分子
膜を形成する工程を追加して絶縁膜が側面にエッチング
されるのを防止する。このとき、データパッド630を
二重膜で形成しアルミニウム膜またはアルミニウム合金
膜を上部膜で形成する場合、以後に形成されるITOと
の接触を防止するため、アルミニウム膜またはアルミニ
ウム合金膜を除去することにする。
【0060】最後に、図11に示すように、0.03〜
0.2μmの厚さでITOを積層し第5マスクを用いて
乾式エッチングし、接触孔710、730を通じてそれ
ぞれドレイン電極620およびデータパッド630と接
続される画素電極800およびデータパッド用ITO電
極820、そして接触孔720を通じてゲートパッド2
20と接続されるゲートパッド用ITO電極810から
なるITOパターンを形成する。ここで、図10でのよ
うに、ゲート補助パッド部640と接触孔740を追加
する場合、ゲートパッド用ITO電極810をゲート補
助パッド部640まで延長されるように形成する。も
し、ゲートパッド220の上層をアルミニウム膜または
アルミニウム合金膜を用いるとゲートパッド用ITO電
極810が直接接触して酸化反応が起こるため、ゲート
パッドが不良になりやすいが、これはゲートパッド22
0の上層としてモリブデン合金膜を用いるとよい。
【0061】次に、図22および図23を参照して本発
明の第2の実施の形態に従う薄膜トランジスタ基板の構
造について説明する。図23は、図22においてXIX−X
IX’線の断面図であり、図9から図11と同一符号は同
様の機能を示す。基板100上にゲート線200および
その分枝であるゲート電極210、そしてゲート線20
0の端部に形成されているゲートパッド220からなる
ゲートパターンが形成されている。ゲートパターンはモ
リブデン−タングステン合金の単一膜からなり、ゲート
パッド220は外部からの走査信号をゲート線200に
伝達する。
【0062】ゲートパターン200、210、220上
にはゲート絶縁層300が形成されており、このゲート
絶縁層300はゲートパッド220上部を露出させる接
触孔720を有している。ゲート絶縁層300上には水
素化非晶質シリコン層400が形成されている。水素化
非晶質シリコン層400はゲート電極210に該当する
位置に形成されて薄膜トランジスタの活性層に機能して
おり、延長されて縦に長く形成されている。
【0063】非晶質シリコン層400上にはn形不純物
が高濃度でドーピングされた水素化非晶質シリコン層5
10、520が形成されている。その上にはモリブデン
−タングステン合金膜からなるデータパターン610、
620が形成されており、ドーピングされた非晶質シリ
コン層510、520とデータパターン610、620
は同一形状に形成されている。これら二つの層はそれぞ
れゲート電極210に対し二つの部分(510、61
0:520、620)に分けられており、非晶質シリコ
ン層400の形状に沿い形成されている。
【0064】データパターン610、620上にはIT
Oなどの透明な導電物質からなる透明な導電層830、
840が形成されており、この中で、一部830はデー
タパターンおよびドーピングされた非晶質シリコン層5
10のパターンに従い形成されており、他の一部840
はデータパターン620を覆い画素の中央部分に延長さ
れて画素電極になる。
【0065】最後に、ITOパターン830、840お
よびITOパターンで覆われないゲート絶縁層300上
には保護膜700が形成されており、この保護膜700
にはゲートパッド220および透明な導電層830の端
部を露出させる接触孔720、730がそれぞれ形成さ
れている。
【0066】以下、添付図面を参照して図22および図
23に示す薄膜トランジスタ基板の製造方法について詳
細に説明する。図24(a)から図24(c)は、図2
2および図23に示す薄膜トランジスタ基板の製造方法
をその工程順序に従い示す断面図であり、4枚のマスク
を用いた製造方法である。図24(a)に示すように、
透明な絶縁基板100上に0.1〜2.0μmの厚さで
モリブデン−タングステン合金膜を積層し第1マスクを
用いて写真工程を行いゲート線200、ゲート電極21
0およびゲートパッド220を含むゲートパターンを形
成する。ここで、モリブデン−タングステン合金膜は原
子百分率0.01%以上20%未満のタングステン(W)
と残りのモリブデン(Mo)からなり、タングステン含有
率は原子百分率9〜11%であることが好ましい。ま
た、アルミニウムエッチング液、例えばCH3COOH/HNO3
/H3PO4/H2Oなどを用い、HNO3の含量は好ましくは8〜
14%の範囲である。また、ゲートパターンはモリブデ
ン−タングステン合金膜にアルミニウム膜またはアルミ
ニウム合金を追加して二重膜で形成することができ、こ
れらのうち、一つの物質を蒸着して単一膜で形成するこ
とができる。ここで、アルミニウム合金膜を用いる場
合、アルミニウム合金膜はアルミニウムと5%以下の希
土類金属または転移金属からなる。
【0067】次に、窒化シリコンからなる0.2〜1.
0μmの厚さでゲート絶縁層300、0.1〜0.3μ
mの厚さで水素化非晶質シリコン層400、0.015
〜0.15μmの厚さでN形高濃度不純物でドーピング
された水素化非晶質シリコン層500および厚さ0.3
〜2.0μmでモリブデンまたはモリブデン−タングス
テン合金600を順に積層し、第2マスクを用いて図2
4(b)に示すように、モリブデン−タングステン合金
膜600、ドーピングされた非晶質シリコン層500お
よび非晶質シリコン層400を順にパターニングする。
モリブデンまたはモリブデン−タングステン合金膜60
0の代わりに、クロム、モリブデンまたはモリブデン合
金のうち、一つの単一膜またはこれらを組み合わせた二
重膜で形成することができる。また、抵抗を低めるため
にアルミニウム膜またはアルミニウム合金膜を追加する
ことができる。ここで、モリブデン−タングステン合金
膜600の代わりに、下部膜はクロム膜、上部膜はモリ
ブデン−タングステン合金膜で形成する場合、同一のエ
ッチング条件で上部膜と下部膜とを順にエッチングして
テーパ形状に加工することができる。このとき、前述し
たエッチング条件が湿式エッチングであると、エッチン
グ液はクロムをエッチングするに用いられるエッチング
液であって、例えば、HNO3/(NH4)2Ce(NO3)6/H2Oを挙
げられ、このとき、HNO3の濃度は4〜10%、(NH4)2Ce
(NO3)6の濃度は10〜15%であることが好ましい。
【0068】次に、図24(c)に示すように、透明な
導電物質であるITOを0.03〜0.2μmの厚さで
積層した後、第3マスクを用いて透明な導電層830、
840を写真工程でパターニングする。その後、透明な
導電層830、840をマスクにして露出されたモリブ
デン−タングステン合金膜600およびドーピングされ
た非晶質シリコン層500をそれぞれ湿式および乾式エ
ッチングしてデータパターン610、620およびコン
タクト層としてドーピングされた非晶質シリコン層51
0、520を形成する。このとき、データパターン61
0、620が透明な導電層830、840により覆われ
ているため、エッチングするための気体としては必ずハ
ロゲン化水素とCF4、CHF3、CHClF2、CH3FおよびC2F6
用いなくてもよい。
【0069】図23に示すように、保護膜700を0.
1〜1.0μmの厚さで積層した後、第4マスクを用い
てゲート絶縁層300と共にホトエッチングし、ゲート
パッド220およびデータパターン610の端部に対応
する透明な導電層830上部を露出させる接触孔72
0、730を形成する。
【0070】以下、実験例1ないし実験例7について詳
細に説明する。 実験例1 実験例1はモリブデン膜またはモリブデン−タングステ
ン合金膜の蒸着特性に関するものである。実験例1にお
いては原子百分率10at%のタングステンを含むモリブ
デン−タングステン合金を基板100の上部に蒸着し
た。このとき、蒸着温度は150℃程度である。図25
はモリブデン−タングステン合金の蒸着圧力と応力との
関係を示すグラフである。図25に示すように、モリブ
デン−タングステン合金膜の応力は蒸着圧力2〜7mtor
rの変化に従い圧縮力−3.0*109程度から引張力
6.0*109まで変化する。従って、モリブデン−タ
ングステン合金膜の蒸着の際基板が歪まないようにモリ
ブデン−タングステン合金膜の応力を調節できるので、
モリブデン−タングステン合金膜の金属配線は大画面お
よび高精細の液晶表示装置に使用の際にさらに有利であ
る。このように、モリブデン−タングステン合金膜を液
晶表示装置の配線に用いると、小さい基板に適用でき、
370*470mm2以上の大きさを有する基板にも適用
できる。また、配線の厚さは0.3〜2.0μm程度の
範囲で、配線の幅は3.0〜10.0μm程度の範囲で
形成することが好ましい。
【0071】実験例2ないし実験例4はクロムとモリブ
デンまたはモリブデン−タングステン合金膜を含む構造
のエッチング比およびエッチングプロファイルに関する
ものである。 実験例2 実験例2においてはモリブデン膜またはモリブデン−タ
ングステン合金膜のエッチング比を測定した。図26は
タングステン(W)の含有量に従うクロムエッチング液HN
O3/(NH4)2Ce(NO3)6/H2Oに対するモリブデン−タング
ステン合金のエッチング比の特性を示すものである。同
図からわかるように、タングステン含有量が0%である
とエッチング比は250オングストローム/sec程度に非
常に大きく現れるが、タングステン含有量が10%であ
るとエッチング比は100オングストローム/sec程度に
現れる。また、タングステン含有量が15〜25%であ
る場合には80〜40オングストローム/sec程度に低下
することがわかる。一方、クロムはHNO3(4〜10%):
(NH4)2Ce(NO3)6(10〜15%):H2Oからなるクロムエ
ッチング液に対し40〜60オングストローム/sec程度
のエッチング比を有するので、これより大きいエッチン
グ比を有するモリブデン−タングステン合金膜をクロム
膜の上部に形成すると緩やかな傾斜角を有する二重膜配
線を得られる。
【0072】実験例3 図27は、下部のクロム膜と上部のモリブデン−タング
ステン合金膜とからなる二重膜の断面図であり、基板1
000の上部にクロム膜2000を2000オングスト
ローム、モリブデン−タングステン合金膜3000を8
00オングストローム程度の厚さで順に蒸着した後、ク
ロムをエッチングするに用いられるエッチング液である
HNO3/(NH4)2Ce(NO3)6/H2Oでエッチングした。このと
き、タングステン含有率は20%である。図27に示す
ように、20°程度の傾斜角を有するエッチングプロフ
ァイルが形成されている。
【0073】実験例4 実験例4においては基板1000の上部にクロム膜20
00を1500オングストローム、モリブデン−タング
ステン合金膜3000を500オングストローム程度の
厚さで順に蒸着した後、エッチングした。その以外の条
件は実験例1と同一である。図28は本発明の実験例4
に従うクロム膜とモリブデン−タングステン合金膜のエ
ッチングプロファイルを示す断面図である。実験例4に
おいては図28に示すように、12〜15°程度の傾斜
角を有するエッチングプロファイルが形成されている。
かかる実験例からみるとき、データパターンまたはゲー
トパターンをモリブデン−タングステン合金膜とクロム
膜との二重膜を適用する場合、1回の工程を通じて緩や
かな傾斜角を有するテーパ加工が可能でかつ低抵抗であ
るため、大画面の表示装置において有利である。
【0074】次に、データパターン610、620をマ
スクにしてドーピングされた非晶質シリコン層500を
エッチングする工程について実験例5ないし7において
詳細に説明する。図15を参照して説明すると、基板1
00に蒸着されているゲート電極210のうち、下部に
形成されているアルミニウム合金膜221の厚さは25
00オングストローム程度であり、その上に形成されて
いるモリブデン−タングステン合金膜222の厚さは5
00オングストローム程度である。また、ゲート絶縁膜
300は4500オングストローム、非晶質シリコン層
400は2000オングストローム、ドーピングされた
非晶質シリコン層500は500オングストローム、デ
ータパターン610、620は4000オングストロー
ムおよび保護膜700は3000オングストローム程度
の厚さを有する。ここで、データパターン610、62
0はタングステンを含むモリブデン合金またはモリブデ
ンで形成する。 実験例5 実験例5においてはプラズマ乾式エッチング方法を通じ
てドーピングされた非晶質シリコン層500をエッチン
グし、乾式エッチング用気体としてはHCl+SF6またはCl
2+SF6を用いた。図29は本発明の第1の実施の形態に
従う薄膜トランジスタの製造方法のうち、実験例5にお
いて乾式エッチング用気体に対するMoWのエッチング
比を示す表である。 同図に示すように、乾式エッチン
グ用気体としてHCl+SF6を用いる場合、200〜610
オングストローム/min程度のエッチング比でデータパ
ターン610、620のモリブデン合金が多量にエッチ
ングされ、Cl2+SF6を用いる場合には150〜320オ
ングストローム/min程度のエッチング比が現われた。
【0075】実験例6 図30は本発明の実験例6に従う薄膜トランジスタの製
造方法を示す断面図である。同図に示すように、ホトレ
ジスト900をマスクにして湿式エッチング方法を通じ
てモリブデン合金からなる金属層をパターニングしてデ
ータパターン610、620を形成した。次いで、デー
タパターン610、620がエッチングされるのを防止
するため、ホトレジスト900を除去しない状態におい
て、これをマスクにしてドーピングされた非晶質シリコ
ン層500をエッチングし、乾式エッチング用気体とし
てはHCl+SF6を用いた。従って、ソース/ドレイン電極
610、620はエッチングされなかった。一方、乾式
エッチングで硬化しているホトレジスト900を除去す
るため、アシング(ashing)工程をさらに行い、非晶質シ
リコン層400表面をよくするために水素プラズマ工程
を選択的に行なった。図31は、本発明の実験例6に従
う薄膜トランジスタの特性を示すグラフであって、アシ
ング工程のみを行なう場合と、アシング工程および水素
プラズマ工程を行なった場合とについてそれぞれ薄膜ト
ランジスタの特性を測定した結果である。Y軸はソース
−ドレイン間の電流(A)をログで示すものであり、X軸
はゲート電圧(Vg)である。アシング工程のみを行なっ
た場合と、アシング工程および水素プラズマ工程いずれ
もを行なった場合とを比較すると、アシング工程で用い
られる酸素気体により非晶質シリコン層400の表面が
酸化されるため、薄膜トランジスタの特性が劣化され
た。また、水素プラズマ工程をさらに行なうことによ
り、非晶質シリコン層400表面の酸化を除去でき、オ
フ電流が低くなることがわかる。
【0076】実験例7 実験例7においては乾式エッチング用気体HCl+CF4を用
いてドーピングされた非結晶シリコン層500を乾式エ
ッチングし、データパターン610、620上部にホト
レジストを形成しない状態で行なった。また、アシング
工程および水素プラズマ工程は行なわなかった。図32
は乾式エッチング用気体に対するMoWのエッチング比
を示す表である。図32に示すように、乾式エッチング
用気体としてHCl+CF4を用いる場合、15〜80オング
ストローム/min程度のエッチングでデータパターン6
10、620のモリブデン合金がエッチングされた。か
かる結果を実験例5と比較すると、HCl+SF6またはCl2
+SF6を用いる場合より非常に少ない量がエッチングさ
れることがわかる。図33は本発明の実験例7に従う薄
膜トランジスタの特性を示すグラフである。図面におい
て、Y軸の左側はソース−ドレイン間の電流(A)であ
り、右側は素子の特性傾きであり、X軸はゲート電圧
(Vg)である。図33に示すように、アシング工程およ
び水素プラズマ工程を省略してもソース−ドレイン間の
オン/オフ電流特性は良好に測定された。また、ドーピ
ングされた非晶質シリコン層をその上のモリブデンまた
はモリブデン−タングステン合金をマスクにしてエッチ
ングするすべての半導体装置の製造方法においてハロゲ
ン化水素気体とCF4、CHF3、CHClF2、CH3FおよびC2F6
うち、少なくとも一つの気体を用いられる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明に従う表示装置の
製造方法においてはモリブデン合金は15Ωcm以下の低
抵抗を有し、テーパの加工の際アルミニウムエッチング
液およびクロムエッチング液を用いられるので、アルミ
ニウムおよびクロムと共に表示装置または半導体装置の
配線に用いるに非常に容易である。また、モリブデン膜
またはモリブデン−タングステン合金膜は蒸着圧力に従
い膜の応力を変化させて基板が歪まない条件で厚く形成
することができるので、高精細および大画面の表示装置
用配線に適合である。そして、接触孔を形成するとき保
護膜およびゲート絶縁層の側面部のエッチングを遅延さ
せる高分子膜を形成するかCF4+O2を用いてモリブデン
合金膜がエッチングされないようにし、SF6+HCl(+He)
またはSF6+Cl2(+He)を用いて接触孔のフレームが緩や
かな傾斜を有するように形成できる。また、モリブデン
またはモリブデン−タングステン合金膜をマスクにして
非結晶シリコン層をエッチングするとき、ハロゲン化水
素気体とCF4、CHF3、CHClF2、CH3FおよびC2F6のうち、
少なくとも一つの気体を用いて良好な薄膜トランジスタ
の特性を得た。そして、水素プラズマ工程を通じて薄膜
トランジスタの特性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)膜の特性を示すグラフである。
【図2】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)膜の特性を示すグラフである。
【図3】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)膜の特性を示すグラフである。
【図4】 本発明に従うモリブデン合金(MoW)膜のエ
ッチングプロファイルを示す断面図である。
【図5】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)とアルミニウム合金(Al alloy)からなる
二重膜のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図6】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)とアルミニウム合金(Al alloy)からなる
二重膜のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図7】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)とアルミニウム合金(Al alloy)からなる
二重膜のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図8】 本発明の一実施の形態として示したモリブデ
ン合金(MoW)とアルミニウム合金(Al alloy)からなる
二重膜のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図9】 本発明の一実施の形態として示した薄膜トラ
ンジスタ基板の構造を示す平面図である。
【図10】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の構造を示す平面図である。
【図11】 図9においてX−X’線に沿い切断した断
面図である。
【図12】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の製造方法を示す断面図である。
【図13】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の製造方法を示す断面図である。
【図14】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の製造方法を示す断面図である。
【図15】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の製造方法を示す断面図である。
【図16】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図17】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図18】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図19】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図20】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図21】 本発明の一実施の形態として示した薄膜ト
ランジスタ基板の上部に接触孔を形成する工程を詳細に
示す断面図である。
【図22】 本発明の第2の実施の形態として示した薄
膜トランジスタ基板の構造を示す平面図である。
【図23】 図22においてXIX−XIX’線に沿い
切断した断面図である。
【図24】 本発明の第2の実施の形態として示した薄
膜トランジスタ基板の製造方法を示す断面図である。
【図25】 本発明の実験例1に従うモリブデン−タン
グステン合金に対する蒸着圧力と応力との関係を示すグ
ラフである。
【図26】 本発明の実験例2に従うモリブデン−タン
グステン合金膜のエッチング比を示すグラフである。
【図27】 本発明の実験例3に従う薄膜トランジスタ
の製造方法においてデータパターンを二重膜で形成する
場合のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図28】 本発明の実験例4に従う薄膜トランジスタ
の製造方法においてデータパターンを二重膜で形成する
場合のエッチングプロファイルを示す断面図である。
【図29】 本発明の実施の形態に従う薄膜トランジス
タの製造方法のうち、実験例5において乾式エッチング
用気体に対するMoWのエッチング比を示す図表であ
る。
【図30】 本発明の実験例6に従う薄膜トランジスタ
の製造方法を示す断面図である。
【図31】 本発明の実験例7に従う薄膜トランジスタ
の特性を示すグラフである。
【図32】 本発明の第1の実施の形態として示した薄
膜トランジスタの製造方法のうち、実験例7において乾
式エッチング用気体に対するMoWのエッチング比を示
す図表である。
【図33】 本発明の実験例7に従う薄膜トランジスタ
の特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 基板 2 モリブデン−タングステン合金膜 3 アルミニウム合金膜 100 基板 200 ゲート線 210 ゲート電極 220 ゲートパッド 300 ゲート絶縁層 400、500、510、520 非晶質シリコン層 600 モリブデン−タングステン合金 640 ゲート補助パッド 700 保護膜 740 接触孔 810 ITO電極 830 透明な導電層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 1997 47730 (32)優先日 1997年9月19日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (31)優先権主張番号 1997 47731 (32)優先日 1997年9月19日 (33)優先権主張国 韓国(KR) (72)発明者 卓 英在 大韓民国京畿道水原市八達區梅灘3洞(番 地なし)林光エーピーティ4−1001 (72)発明者 洪 ▲ムン▼杓 大韓民国京畿道城南市盆唐區亭子洞(番地 なし)チョンデュン−ムル宇星エーピーテ ィ609−1705 (72)発明者 金 治宇 大韓民国漢城市瑞草區瑞草洞(番地なし) 三豊エーピーティ13−607 (72)発明者 金 彰洙 大韓民国京畿道龍仁市器興邑農書里山24 (72)発明者 柳 春基 大韓民国京畿道水原市勸善區勸善洞1169− 5

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のエッチング条件においてテーパ形
    状に加工でき、テーパ角度が20〜70°の範囲である
    二重導電膜からなる表示装置用配線。
  2. 【請求項2】 前記導電膜は15μΩcm以下の低い比抵
    抗を有する下部導電膜とパッド用物質からなる上部導電
    膜からなる請求項1に記載の表示装置用配線。
  3. 【請求項3】 前記下部導電膜はアルミニウムまたはア
    ルミニウム合金からなり、前記上部導電膜は原子百分率
    0.01%〜20%未満のタングステンと、残りのモリ
    ブデンおよび必須不純物からなるモリブデン−タングス
    テン合金からなる請求項2に記載の配線。
  4. 【請求項4】 前記エッチング条件が湿式である場合、
    エッチング液はアルミニウムまたはアルミニウム合金を
    エッチングするに用いられるエッチング液であるCH3COO
    H/HNO3/H3PO4/H20であり、前記HNO3の濃度は8〜14%
    である請求項3に記載の表示装置用配線。
  5. 【請求項5】 基板の上部に下部導電膜を積層する段階
    と、 前記下部導電膜の上部に同一のエッチング条件に対し前
    記下部導電膜のエッチング比よりエッチング比が70〜
    100オングストローム/sec程度大きい上部導電膜を
    積層する段階と、 前記エッチング条件を用いて前記上部導電膜および下部
    導電膜を同時にエッチングする段階とを含む表示装置用
    配線の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記下部導電膜は15μΩcm以下の低い
    比抵抗を有し、前記上部導電膜はパッド用物質である請
    求項5に記載の表示装置用配線の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記下部導電膜はアルミニウムまたはア
    ルミニウム合金からなり、前記上部導電膜は原子百分率
    0.01%〜20%未満のタングステンと、残りのモリ
    ブデンおよび必須不純物からなるモリブデン合金である
    請求項6に記載の表示装置用配線の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチング条件が湿式である場合、
    エッチング液は前記アルミニウムまたはアルミニウム合
    金をエッチングするに用いられるエッチング液であるCH
    3COOH/HNO3/H3PO4/H20であり、前記HNO3の濃度は8〜1
    4%である請求項7に記載の表示装置用配線の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 モリブデンまたはモリブデン−タングス
    テン合金の単一膜からなる表示装置用配線。
  10. 【請求項10】 前記モリブデンまたはモリブデン−タ
    ングステン合金の単一膜の下部にクロム膜をさらに含む
    請求項9に記載の表示装置用配線。
  11. 【請求項11】 前記モリブデン−タングステン合金は
    原子百分率0.01%〜20%未満のタングステンと、
    残りのモリブデンおよび必須不純物からなる請求項9に
    記載の表示装置用配線。
  12. 【請求項12】 基板上に原子百分率0.01%〜20
    %未満のタングステンと、残りのモリブデンおよび必須
    不純物からなるモリブデン合金膜を積層する段階と、 エッチング液を用いて前記モリブデン合金膜をパターニ
    ングしてゲート線、ゲートパッドおよびゲート電極を含
    むゲートパターンを形成する段階と、 前記基板上にゲート絶縁膜を積層する段階と、 前記ゲート絶縁膜上部にドーピングしない非晶質シリコ
    ン層およびドーピングされた非晶質シリコン層を形成す
    る段階と、 データ線、ソース/ドレイン電極およびデータ線と連結
    されているデータパッドを含むデータパターンを形成す
    る段階と、 前記データパターンをマスクにして前記ドーピングされ
    た非晶質シリコン層をエッチングする段階と、 保護膜を積層する段階と、 前記保護膜を前記ゲート絶縁膜と共にパターニングして
    前記ドレイン電極、データパッドおよびゲートパッドの
    一部が露出されるようにする段階と、 透明な導電膜を積層する段階と、 前記透明な導電膜をエッチングして前記ゲートパッドと
    接続されるゲート導電膜および前記ドレイン電極と接続
    される画素電極を形成する段階とを含む表示装置用薄膜
    トランジスタ基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記モリブデン合金膜の下部にアルミ
    ニウムまたはアルミニウム合金からなる導電膜を積層す
    る段階をさらに含み、前記モリブデン合金膜をパターニ
    ングするとき前記エッチング液を用いて前記導電膜と共
    にパターニングする請求項12に記載の表示装置用薄膜
    トランジスタ基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 アルミニウム合金膜はアルミニウと原
    子百分率5%以下の希土類金属または転移金属からなる
    請求項13に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 前記エッチング液はCH3COOH/HNO3/H3P
    O4/H20であり、前記HNO3は8〜14%の範囲で含有され
    る請求項14に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記データパターンはクロム、モリブ
    デンまたはタングステンとモリブデンおよび必須不純物
    からなるモリブデン合金膜の単一膜またはこれらを組合
    わせた多重膜で形成される請求項15に記載の表示装置
    用薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記データパターンを前記クロムから
    なる下部膜と原子百分率0.01%〜25%未満のタン
    グステンと、残りのモリブデンおよび必須不純物からな
    るモリブデン−タングステン合金からなる上部膜からな
    る二重導電膜で形成する場合、前記二重導電膜をエッチ
    ングするエッチング液はHNO3:(NH4)2Ce(NO3)6:H2Oで
    ある請求項16に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記HNO3濃度は4〜10%であり、前
    記(NH4)2Ce(NO3)6濃度は10〜15%である請求項17
    に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記データパターンがモリブデンまた
    はモリブデン−タングステン合金を含み、前記データパ
    ターンをマスクにして前記ドーピングされた非晶質シリ
    コン層をハロゲン化水素とCF4、CHF3、CHClF2、CH3およ
    びC2F6のうち、少なくとも一つを用いて乾式エッチング
    する請求項16に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記データパターンはモリブデンまた
    はモリブデン−タングステン合金で形成し、前記ドレイ
    ン電極、データパッドおよび前記ゲートパッドの一部が
    露出されるようにする段階は、 前記保護膜上部にホトレジスト膜を塗布し、前記ゲート
    パッド、データパッドおよびドレイン電極に対応する位
    置に開口部を有する前記ホトレジストパターンを形成す
    る段階と、 前記ホトレジストと前記ゲート絶縁層および前記保護膜
    のエッチング選択比が1:1ないし1:1.5であるエ
    ッチング条件において前記データパッドおよびドレイン
    電極を露出させる段階と、 前記データパターンと前記ゲート絶縁層および前記保護
    膜とのエッチング選択比が1:15以上であるエッチン
    グ条件において前記ゲートパッドを露出させる段階とを
    含む請求項16に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記データパッドおよびドレイン電極
    を露出させる段階はSF6+HClまたはSF6+Cl2ガスを用
    い、前記ゲートパッドを露出させる段階はCF4/O2ガス
    を用いる請求項20に記載の表示装置用薄膜トランジス
    タ基板の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記データパターンはモリブデンまた
    はモリブデン−タングステン合金で形成し、前記ドレイ
    ン電極、データパッドおよび前記ゲートパッドの一部が
    露出されるようにする段階は、 前記保護膜上部にホトレジスト膜を塗布し、前記ゲート
    パッド、データパッドおよびドレイン電極に対応する位
    置に開口部を有する前記ホトレジストパターンを形成す
    る段階と、 前記データパッドおよびドレイン電極を露出させる段階
    と、 四フッ化炭素(CF4)と水素(H2)または塩化水素(HCl)を混
    合したガスをプラズマ状態で用いて前記基板上部に高分
    子膜を形成する段階と、 前記データパターンと前記ゲート絶縁層および前記保護
    膜とのエッチング選択比が1:15以上であるエッチン
    グ条件において前記ゲートパッドを露出させる段階とを
    含む請求項16に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記ゲートパッドを露出させる段階は
    CF4/O2ガスを用い、前記データパッドおよびドレイン
    電極を露出させる段階はSF6+HCl、SF6+Cl2または前記
    CF4/O2ガスを用いる請求項22に記載の表示装置用薄
    膜トランジスタ基板の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記データパターンはモリブデンまた
    はモリブデン−タングステン合金で形成し、前記ドレイ
    ン電極、データパッドおよび前記ゲートパッドの一部が
    露出されるようにする段階は、 前記保護膜上部にホトレジスト膜を塗布し、前記ゲート
    パッド、データパッドおよびドレイン電極に対応する位
    置に開口部を有する前記ホトレジストパターンを形成す
    る段階と、 前記ホトレジストパターンをマスクにして前記データパ
    ッド、ドレイン電極およびゲートパッドをCF4+O2ガス
    を用いて露出させるエッチング段階とを含む請求項16
    に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記エッチング段階においてCF4に対
    するO2ガスの比率を10:4以下とする請求項24に記
    載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  26. 【請求項26】 基板上に原子百分率0.01%〜20
    %未満のタングステンと、残りのモリブデンおよび必須
    不純物からなるモリブデン合金膜を積層する段階と、 エッチング液を用いて前記モリブデン合金膜を第1マス
    クにパターニングしてゲート線、ゲート線に連結された
    ゲートパッドおよびゲート線に連結されたゲート電極か
    らなるゲートパターンを形成する段階と、 前記基板上にゲート絶縁膜、ドーピングされない非晶質
    シリコン層、ドーピングされた非晶質シリコン層および
    金属膜を順に積層する段階と、 第2マスクを用いて前記金属膜およびドーピングされた
    非晶質シリコン層およびドーピングされない非晶質シリ
    コン層の一部を連続的にエッチングする段階と、 前記基板上部に透明導電膜を蒸着し第3マスクを用いて
    前記金属膜の上部に開口部を有する画素電極を形成する
    段階と、 前記画素電極をマスクにして前記金属膜およびドーピン
    グされた非晶質シリコン層をエッチングしてコンタクト
    層、データ線およびソース/ドレイン電極を含むデータ
    パターンを形成する段階と、 前記基板上部に保護膜を積層する段階と、 第4マスクを用いて前記ゲートパッド上部に前記ゲート
    絶縁膜と前記保護膜をホトエッチングする段階とを含む
    表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記モリブデン合金膜の下部にアルミ
    ニウムまたはアルミニウム合金からなる導電膜を積層す
    る段階をさらに含み、前記モリブデン合金膜をパターニ
    ングするとき、前記エッチング液を用いて前記導電膜と
    共にパターニングする請求項26に記載の表示装置用薄
    膜トランジスタ基板の製造方法。
  28. 【請求項28】 アルミニウム合金膜はアルミニウと原
    子百分率5%以下の希土類金属または転移金属からなる
    請求項27に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の
    製造方法。
  29. 【請求項29】 前記エッチング液はCH3COOH/HNO3/H3P
    O4/H20であり、前記HNO3は8〜14%の範囲で含有され
    る請求項28に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板
    の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記データパターンはクロム、モリブ
    デンまたはタングステンとモリブデンおよび必須不純物
    からなるモリブデン合金膜の単一膜またはこれらを組合
    わせた多重膜で形成する請求項30に記載の表示装置用
    薄膜トランジスタ基板の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記データパターンを前記クロムから
    なる下部膜と原子百分率0.01%〜25%未満のタン
    グステンと、残りのモリブデンおよび必須不純物からな
    るモリブデン−タングステン合金の上部膜からなる二重
    導電膜で形成する場合、前記二重導電膜をエッチングす
    るエッチング液はHNO3:(NH4)2Ce(NO3)6:H2Oである請
    求項30に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の製
    造方法。
  32. 【請求項32】 前記HNO3の濃度は4〜10%であり、
    前記(NH4)2Ce(NO3)6の濃度は10〜15%である請求項
    31に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板の製造方
    法。
  33. 【請求項33】 前記データパターンはモリブデンまた
    はモリブデン−タングステン合金を含み、前記データパ
    ターンをマスクに露出された前記ドーピングされた非晶
    質シリコン層をハロゲン化水素とCF4、CHF3、CHClF2、C
    H3およびC2F6のうち、少なくとも一つを用いて乾式エッ
    チングする請求項30に記載の表示装置用薄膜トランジ
    スタ基板の製造方法。
  34. 【請求項34】 透明な絶縁基板と、 前記基板上に形成されており、原子百分率0.01%〜
    20%未満のタングステンと、残りのモリブデンおよび
    必須不純物からなるモリブデン合金膜のゲート線、ゲー
    ト電極およびゲートパッドを含むゲートパターン、 前記ゲートパターンを覆うゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上部に形成されている非晶質シリコン
    層と、 前記非晶質シリコン層上部に形成されており、データ
    線、ソース/ドレイン電極およびデータパッドを含むデ
    ータパターンと、 前記ドレイン電極と連結されている画素電極とを含む表
    示装置用薄膜トランジスタ基板。
  35. 【請求項35】 前記モリブデン合金膜の下部にアルミ
    ニウムまたはアルミニウム合金からなる導電膜をさらに
    含む請求項34に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板。
  36. 【請求項36】 前記アルミニウム合金はアルミニウム
    と原子百分率5%以下の希土類金属または転移金属から
    なる請求項35に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基
    板。
  37. 【請求項37】 前記データパターンはクロム、モリブ
    デンまたはタングステンと、残りのモリブデンおよび必
    須不純物からなるモリブデン合金膜の単一膜またはこれ
    らの組合せである多重膜からなる請求項36に記載の表
    示装置用薄膜トランジスタ基板。
  38. 【請求項38】 前記データパターンを前記モリブデン
    またはモリブデン合金膜の単一膜で形成する場合に前記
    基板の大きさは370*470mm2以上である請求項3
    7に記載の表示装置用薄膜トランジスタ基板。
  39. 【請求項39】 前記データパターンの厚さは0.3〜
    2.0μm範囲である請求項38に記載の表示装置用薄
    膜トランジスタ基板。
  40. 【請求項40】 前記データ線の幅は3.0〜10.0
    μm範囲である請求項38に記載の表示装置用薄膜トラ
    ンジスタ基板。
  41. 【請求項41】 ハロゲン化水素とCF4、CHF3、CHCl
    F2、CH3およびC2F6のうち、少なくとも一つを含む非晶
    質シリコン層の乾式エッチング用気体。
  42. 【請求項42】 基板上部にドーピングされた非晶質シ
    リコン層を形成する段階と、 前記ドーピングされた非晶質シリコン層上にモリブデン
    またはモリブデン−タングステン合金膜で第1および第
    2電極を形成する段階と、 前記第1および第2電極をマスクにして前記ドーピング
    された非晶質シリコンをハロゲン化水素気体とCF4、CHF
    3、CHClF2、CH3FおよびC2F6のうち、少なくとも一つの
    気体を用いて乾式エッチングする段階とを含む表示装置
    の製造方法。
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