JP3394802B2 - アレイ基板およびこれを用いた表示装置、その製造方法 - Google Patents
アレイ基板およびこれを用いた表示装置、その製造方法Info
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Description
イ基板及びその製造方法に係わり、特にアクティブマト
リクス型液晶表示装置のスイッチング素子として用いら
れる薄膜トランジスタ(TFTとも略称する)の構造及
びその製造方法に関する。
それぞれの基板上に所定のピッチで配列された行および
列電極を互いに直交するように対向配置し、これらの行
および列電極で区画された最小領域を画素とし、これら
の間にネマチック型などの液晶組成物を挟持したマトリ
クス型のものが一般に用いられている。中でも、テレビ
画像やグラフィックディスプレイなどを指向した大容量
で高精度の液晶表示装置としては、クロストークのない
高コントラスト表示が行えるように、各画素の駆動と制
御手段として各画素ごとに半導体スイッチング素子を配
置したアクティブマトリクス型のものが実用化されてい
る。
過型表示が可能であり、大面積化も容易であることから
薄膜トランジスタが通常用いられている。さらに、大面
積基板上に形成でき、且つ低温プロセスが可能であるこ
とから非晶質硅素薄膜を用いた3端子型の薄膜トランジ
スタが最も一般的である。
は、ゲート電極、半導体薄膜層、ソース、ドレイン電極
の相対的な位置関係により、コプラナ型とスタガード型
に大別される。非晶質硅素薄膜トランジスタの場合、製
造プロセス的に有為な面が多いスタガード型を用いる場
合が多く、中でも、絶縁基板上にゲート電極、ゲート絶
縁膜層、非晶質硅素薄膜層、低抵抗半導体薄膜層、ソー
ス、ドレイン電極の順に形成される構造の逆スタガード
型が一般的である。このような薄膜トランジスタを備え
たアレイ基板からなる液晶表示素子は、例えば、IEEE T
rans.on Electron Devices,995-1001,1973にも開示され
ている。
ソース電極層およびドレイン電極層との間に低抵抗半導
体薄膜層を形成するのが一般的である。この低抵抗半導
体薄膜層は、半導体膜とソース電極およびドレイン電極
とをオーミック状態で電気的に接続する機能を担ってい
る。図6にこのような薄膜トランジスタを備えたアレイ
基板からなる液晶表示素子の断面構成を、図7に薄膜ト
ランジスタの要部を拡大して示し、その製造方法と共に
説明する。
層2を通常のフォトリソグラフィ法により所定の形状に
加工形成する。次いで、このゲート電極層2を被覆する
ようにゲート絶縁膜3としてプラズマ、常圧、減圧とい
ったCVD法により、モノシランを原料として窒化硅素
膜をゲート電極上に成膜する。引き続き、例えば、半導
体膜4として非晶質硅素薄膜層と半導体保護膜5を成膜
する。
(図示せず)を塗布し、絶縁基板1の裏面側から露光し
てゲート電極2に整合させ、通常のフォトマスクにより
基板表面から再度露光して不要な領域のレジストを除去
し、半導体保護膜5を所定の形状に加工形成する。そし
て、プラズマCVD法により、燐イオンをドープしたn
+ の非晶質硅素薄膜からなる低抵抗半導体膜6を成膜す
る。この時、半導体保護膜5に対応するチャネル領域は
半導体保護膜5が燐イオン注入の際ストッパーとなるた
め、薄膜トランジスタのチャネル部にイオンは打ち込ま
れず、半導体保護膜5に対して整合した低抵抗半導体膜
6が形成される。その後、半導体膜4と低抵抗半導体膜
6のチャネル領域外を同時に所定の形状に加工形成す
る。
のゲート絶縁膜の除去を行った後、ソース電極9および
ドレイン電極8となる導電膜を成膜し、チャネル領域と
なる開口部を形成する様にフォトリソグラフィ法により
所定の形状に加工形成する。そして、ソース電極9およ
びドレイン電極8の形成時に用いたレジスト膜をそのま
ま利用してチャネル領域上の低抵抗半導体膜をエッチン
グ除去する。
縁膜10を形成し、この上にポリイミドからなる配向膜14
を被着し、一方向にラビング処理をほどこしてアレイ基
板が準備される。
極13および配向膜14を順次形成して対向基板が準備さ
れ、両基板のラビング方向が直交するように所定の間隔
で対向し、両基板の間にTN形液晶組成物15を封入して
液晶表示素子を作製する。さらに、両基板の外側に偏光
板を貼付し、外部駆動回路を接続して液晶表示装置が完
成する。
タの製造工程において、ソース電極9およびドレイン電
極8の加工形成にはウエットエッチングが用いられ、こ
の時のレジストをそのままマスクとして低抵抗半導体膜
6のプラズマエッチングを行っている。ここで、ソース
電極9およびドレイン電極8の加工形成時のウエットエ
ッチングはサイドエッチングが進行する。
燐をドープしたn型半導体や硼素をドープしたp型半導
体が用いられる。例えば燐イオンをドープしたn+ の非
晶質硅素薄膜からなる低抵抗半導体膜6を用いた場合、
プラズマエッチングガスとしてはSF6 とcl2 と O2 から
なる混合ガスが用いられるが、このプラズマエッチング
では低抵抗半導体膜6のサイドエッチングはソース電極
9およびドレイン電極8のサイドエッチングに比して少
ない。従って、図7に示すように、半導体保護膜5にチ
ャネル領域となるように形成された開口部のソース電極
9とドレイン電極8の間隔はチャネル領域を形成する対
応する前記低抵抗半導体膜6の間隔よりも広く形成され
ることになる。
板の薄膜トランジスタにおいて、エッチングストッパ層
となる半導体保護膜5は照射された光を透過する。従っ
て、下層の半導体膜4は照射された光によって励起し、
ソース電極9とドレイン電極8の間に光リーク電流が流
れる経路が存在し、薄膜トランジスタのオフ特性を損な
うことになる。この光リーク電流が流れる経路として低
抵抗半導体膜6の形状も大きく影響する。
上部平面を示し、図9は図8のa−a断面を、図10は図
8のb−b断面をそれぞれ示す。即ち、チャネル領域の
半導体保護膜5に外部光が照射された場合、ソース電極
9とドレイン電極8に覆われていない領域Aの部分は、
半導体膜4中で電子・正孔対が発生するが、ソース電極
9とドレイン電極8に覆われている領域Bの部分は、半
導体膜4中で電子・正孔対が発生しない。このため、領
域Aを経路とするソース電極9とドレイン電極8の間に
は光リーク電流のパスは発生しない。
場合、その下層の半導体膜4中に電子・正孔対が発生
し、電極で被覆されていない低抵抗半導体膜6と半導体
膜4のコンタクト部dを経由してソース電極9とドレイ
ン電極8の間を光リーク電流が流れてしまい、薄膜トラ
ンジスタの非選択時に電流が流れることになる。このよ
うな光リーク電流を削減するために、低抵抗半導体膜6
にサイドエッチ量が多くなるような等方性プラズマエッ
チングのみでエッチングを行い、低抵抗半導体膜6をソ
ース電極9とドレイン電極8の内部までエッチングし、
ソース電極9とドレイン電極8による光遮蔽をすること
も考えられるが、エッチングレートが大きくなりすぎて
エッチングの制御が非常に困難になる問題が生ずる。ま
た、場合によってはエッチングストッパ層がオーバーエ
ッチされ、薄膜トランジスタ特性が劣化する危険も生ず
る。
ンジスタ上に別途光遮蔽膜を設ければよいが、製造工程
的にはこの光遮蔽膜の成膜とパターン形状加工工程が余
分に必要となり不利である。
もので、薄膜トランジスタ部分に外部からの光が照射さ
れても光リーク電流によるオフ特性の損なわれることの
ないアレイ基板およびそれを用いた表示装置、その製造
方法を提供することを目的とする。
に所定の形状で形成されたゲート電極と、このゲート電
極を被覆するゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に前
記ゲート電極に対応して所定の形状で形成された半導体
薄膜と、この半導体薄膜上に前記ゲート電極に対応して
形成された半導体保護膜と、前記半導体薄膜と低抵抗半
導体膜を介してコンタクトし前記半導体保護膜にチャネ
ル領域となる開口部を形成するように前記半導体保護膜
の両端から挟むように形成されたソースおよびドレイン
電極とからなる薄膜トランジスタを備えた液晶表示装置
用アレイ基板において、前記低抵抗半導体膜は前記ソー
ス電極とドレイン電極によって光学的に遮蔽されてなる
液晶表示装置用アレイ基板であり、また、絶縁基板上に
ゲート電極を成膜し所定の形状に加工形成する工程と、
前記ゲート電極を含む前記絶縁基板上にゲート絶縁膜を
成膜する工程と、前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を成
膜する工程と、前記半導体薄膜上に半導体保護膜を順次
積層し前記ゲート電極に対応して前記半導体保護膜を所
定の形状に加工形成する工程と、前記半導体薄膜および
前記半導体保護膜上に低抵抗半導体膜を成膜する工程
と、前記低抵抗半導体膜上にソースおよびドレイン電極
となる導電膜を成膜する工程と、前記半導体保護膜上の
前記導電膜をチャネル領域となる開口部を形成するよう
に加工形成する工程と、前記チャネル領域となる開口部
の前記低抵抗半導体膜をエッチング除去する工程とをす
くなくとも備えた液晶表示装置用アレイ基板の製造方法
において、前記低抵抗半導体膜をエッチング除去する工
程は塩素イオンまたは塩素ラジカルを形成するガスと、
弗素イオンまたは弗素ラジカルを形成するガスと、不活
性ガスまたは活性ガスの少なくとも一つからなるガスと
の混合ガスからなるプラズマを用いて複数回ステップの
エッチングを行う液晶表示装置用アレイ基板の製造方法
である。
れた時に光リーク電流が流れ、液晶表示装置用アレイ基
板のスイッチング素子としての薄膜トランジスタのオフ
特性が損なわれることを防止するためには、ソース電極
とドレイン電極の間に光リーク電流が流れるパスが生じ
ないようにすればよい。即ち、薄膜トランジスタの半導
体膜とソース電極およびドレイン電極とを電気的にコン
タクトする低抵抗半導体膜がソース電極とドレイン電極
によって光学的に遮蔽されていればよい。
をエッチングによって所定の形状に加工形成する際に、
低抵抗半導体膜のサイドエッチを意図的に制御進行させ
ればよい。即ち、サイドエッチ量が均一で且つエッチン
グの制御性を保ちながらも意図的に目的とするサイドエ
ッチ量が確保できればよい。
法として、プラズマ中で塩素イオンまたは塩素ラジカル
を形成するガスと、弗素イオンまたは弗素ラジカルを形
成するガスと、不活性ガスまたは酸素などの活性ガスの
少なくとも一つからなるガスとの混合ガスを用いた複数
回ステップのエッチングを用いる。即ち、エッチング量
はガスの種類、ガスの圧力、ガスの混合比及びガスの総
流量によっても変化するが、第1ステップは制御性のよ
いエッチングレートが得られる圧力の低いプラズマを使
用してエッチングを行う。そして、エッチングストッパ
層に塩素分子などからなるエッチングブロッキング層が
できた段階で第2ステップとして圧力を高め、ケミカル
的な等方性エッチングを行う。
ンエッチングによる異方性エッチングを行ない、第2ス
テップとして等方性エッチングが得られるケミカルドラ
イエッチングを行う。
で塩素イオンまたは塩素ラジカルを形成するガスと、プ
ラズマ中で弗素イオンまたは弗素ラジカルを形成するガ
スと、不活性ガスまたは酸素などの活性ガスの少なくと
も一つからなるガスとの混合ガスを使用してエッチング
を行う。そして、エッチングストッパ層に塩素分子など
からなるエッチングブロッキング層ができた段階で第2
ステップとして、プラズマ中で塩素イオンまたは塩素ラ
ジカルを形成するガスを除いて、プラズマ中で弗素イオ
ンまたは弗素ラジカルを形成するガスと、不活性ガスま
たは酸素などの活性ガスの少なくとも一つからなるガス
との混合ガスのプラズマとすることで弗素ラジカルの多
い状態としてエッチングストッパ層が切れ過ぎないよう
に短時間でサイドエッチが行われるようにする。
って、サイドエッチ量が均一で且つエッチングの制御性
を保ちながらも意図的に目的とするサイドエッチ量を確
保することができる。
る。図1に本発明の実施例による薄膜トランジスタの概
略構成を、図2に図1の薄膜トランジスタの要部を拡大
して示し、その製造方法と共に説明する。尚、図1及び
図2において、図6及び図7と同一の構成要素は同一の
符号で示している。また、薄膜トランジスタ部分以外は
従来と同様なので、以下の実施例では薄膜トランジスタ
部分についてのみ説明する 絶縁基板1上にMoとTaの合金膜をスパッタ法により0.2
μmの厚さに成膜し、通常のフォトリソグラフィ法によ
りゲート電極2を兼ねる走査電極線を所定の形状に加工
形成する。次に、このゲート電極2を覆うように、プラ
ズマ、常圧、減圧といったCVD法により、モノシラン
を原料に用いて窒化硅素膜を0.3 μmの厚さに成膜し、
ゲート絶縁膜3を形成する。続いて0.05μmの厚さの非
晶質硅素薄膜4およびエッチングストッパ層となる半導
体保護膜5として0.3 μmの厚さの窒化硅素膜を連続成
膜し、フォトリソグラフィ法により半導体保護膜5を所
定の形状に加工形成する。
なり得る元素のイオン、例えば燐イオンを約1020個/mo
l ドープしたn+ の非晶質硅素薄膜からなる低抵抗半導
体膜6を0.05μmの厚さに成膜し、フォトリソグラフィ
法により半導体膜4及び低抵抗半導体膜6の外形を同時
に所定の形状に加工形成する。その後、外部と電気的に
接続が必要な部分、例えば電極パット上のゲート絶縁膜
3をフォトリソグラフィ法により除去する。
酸化物からなるITO膜を約0.1 μmの厚さに成膜し、
フォトリソグラフィ法によりITO膜を所定の形状に加
工し画素電極7を形成する。さらに、スパッタ法によ
り、0.05μmの厚さのMo膜と1.0 μmの厚さのAl膜から
なる導電膜を成膜し、フォトリソグラフィ法により信号
線電極と、この信号線電極に電気的に接続するソース電
極9およびドレイン電極8を所定の形状に加工形成す
る。尚、この導電膜は、例えばTa、Cr、Niなども用いる
ことができ、また単一層または異なる材料の2層以上の
復層としてもよい。
のエッチング時のレジストマスク20をそのままマスクと
してチャネル領域となる低抵抗半導体膜6のプラズマエ
ッチングを行う。使用するガスはcl2 ガス流量に対して
SF6 ガスと酸素ガスとをそれぞれ50%の比率とした混合
ガスとした。まず、第1ステップは圧力120mTorrでエッ
チングを行い、第2ステップは圧力300mTorrとする2ス
テップのエッチングを行った。この時のエッチング速度
は第1ステップで1分当り約0.1 μm、第2ステップで
1分当り約0.1 μmであった。
エッチ量が均一で、且つエッチングの制御性を保ちなが
ら約0.8 μmの大幅なサイドエッチ量を得ることができ
た。図3は薄膜トランジスタのチャネル領域の上部平面
を示し、図4は図3のa−a断面を、図5は図3のb−
b断面をそれぞれ示す。即ち、チャネル領域の半導体保
護膜5に外部光が照射された場合、低抵抗半導体膜6は
ソース電極9およびドレイン電極8によって光学的に完
全に遮蔽されている。従って、ソース電極9とドレイン
電極8に覆われていないチャネル領域の部分は、半導体
膜4中で電子・正孔対が発生するが、ソース電極9とド
レイン電極8に覆われている部分は、半導体膜4中で電
子・正孔対が発生しない。このため、ソース電極9とド
レイン電極8の間には光リーク電流のパスは発生しな
い。
他の実施例として、第1ステップでは上記の実施例と同
じ条件でプラズマエッチングを行った後、第2ステップ
では上記の実施例と同じ混合ガスでケミカルドライエッ
チングを行った。この時のサイドエッチ量はさらに大き
く約1μmが得られた。
レイ基板を組み込んだ液晶表示装置の耐光性の測定を行
った。従来の液晶表示装置との耐光性比較測定は、薄膜
トランジスタのソース、ドレイン間の電圧を15Vとした
状態で、ゲート電圧(Vg )を−15Vから+20Vまで変
化させた時のソース、ドレイン間に流れる電流(Ids)
を測定する(Ids−Vg )特性測定により行った。ま
た、光照射には白色光を用い、薄膜トランジスタの上方
より800 ルクスの光量とし、測定雰囲気は大気中、温度
25℃である。これらの測定の結果、本発明を実施した液
晶表示装置は従来のものに対し光リーク電流が50%以上
も少ないことが確認された。
オンまたは塩素ラジカルを形成するガスとしては、HCl
、cl2 ガスなどの分子中に塩素原子を含むものが使用
できる。また、プラズマ中で弗素イオンまたは弗素ラジ
カルを形成するガスとしては、CF4 、 C2 F6 、 C3 F
8 、 CHF3 などのフルオロカーボン系のガスやSF6 ガス
などが使用できる。また、不活性ガスとしては、ヘリウ
ム、ネオン、クリプトン、キセノンなど、活性ガスとし
ては酸素ガスなどが使用できる。
領域の半導体保護膜5に外部光が照射されても、低抵抗
半導体膜6はソース電極9およびドレイン電極8によっ
て光学的に完全に遮蔽されている。従って、ソース電極
9とドレイン電極8に覆われていないチャネル領域の部
分は、半導体膜4中で電子・正孔対が発生するが、ソー
ス電極9とドレイン電極8に覆われている部分は、半導
体膜4中で電子・正孔対が発生しない。このため、ソー
ス電極9とドレイン電極8の間には光リーク電流のパス
は発生しない。
て複数ステップのエッチングを採用することにより、サ
イドエッチ量が均一で、且つエッチングの制御性を保ち
ながら大幅なサイドエッチ量を得ることができ、光リー
ク電流を大幅に抑制することができる。
を示す概略断面図。
概略断面図。
平面を示す概略平面図。
構成を示す概略断面図。
概略断面図。
平面を示す概略平面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 絶縁基板上に所定形状で形成されたゲー
ト電極と、このゲート電極を被覆するゲート絶縁膜と、
このゲート絶縁膜上に前記ゲート電極に対向して所定形
状で形成される半導体薄膜と、この半導体薄膜に低抵抗
半導体膜を介して接続されるとともに、それぞれ離間配
置される第1電極および第2電極とを備えた薄膜トラン
ジスタがマトリクス状に配置されるアレイ基板におい
て、 前記低抵抗半導体膜は、上部平面からみて、前記第1お
よび第2電極に対してサイドエッチ量が大きいことを特
徴とするアレイ基板。 - 【請求項2】 前記半導体薄膜上に半導体保護膜が配置
され、前記第1電極および第2電極とこれら電極に接続
された低抵抗半導体膜は、前記半導体保護膜を両側から
挟むように離間配置されていることを特徴とする請求項
1記載のアレイ基板。 - 【請求項3】 前記半導体薄膜は、非晶質硅素薄膜から
なることを特徴とする請求項1記載のアレイ基板。 - 【請求項4】 画素電極および対向電極が対向配置され
てなる画素がマトリクス状に配置され、前記画素毎に前
記画素電極と接続する半導体スイッチング素子を配置す
る表示装置において、 前記半導体スイッチング素子は、絶縁基板上に所定形状
で形成されたゲート電極と、このゲート電極を被覆する
ゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上に前記ゲート電極
に対向して所定形状で形成される半導体薄膜と、この半
導体薄膜に低抵抗半導体膜を介して接続されるととも
に、それぞれ離間配置される第1電極および第2電極と
を備え、前記低抵抗半導体膜は、上部平面からみて、前
記第1電極および第2電極に対してサイドエッチ量が大
きいことを特徴とする表示装置。 - 【請求項5】 ゲート電極にゲート絶縁膜を介して対向
する半導体薄膜と、前記半導体薄膜と低抵抗半導体薄膜
を介して接続されると共に、それぞれ離間配置されるソ
ース電極およびドレイン電極を備えた逆スタガード型薄
膜トランジスタをマトリクス状に配置したアレイ基板の
製造方法であって、 前記低抵抗半導体薄膜は複数ステップのエッチング工程
により、前記ソース電極および前記ドレイン電極に対し
てサイドエッチ量が大きくなるよう形成することを特徴
とするアレイ基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記低抵抗半導体薄膜の前記エッチング
工程において、前記ソース電極および前記ドレイン電極
形成時のマスクと同一マスクを使用することを特徴とす
る請求項5記載のアレイ基板の製造方法。 - 【請求項7】 前記低抵抗半導体薄膜の前記エッチング
工程において、プラズマ中で塩素イオンまたは塩素ラジ
カルを形成するガスと、弗素イオンまたは弗素ラジカル
を形成するガスと、不活性ガスまたは酸素などの活性ガ
スの少なくとも一つからなるガスとの混合ガスを用いる
ことを特徴とする請求項5記載のアレイ基板の製造方
法。 - 【請求項8】 前記低抵抗半導体薄膜の前記エッチング
工程は、第1エッチングと、前記第1エッチングとはガ
ス圧力の異なる第2エッチングにより行うことを特徴と
する請求項7記載のアレイ基板の製造方法。 - 【請求項9】 前記低抵抗半導体薄膜の前記エッチング
工程は、反応性イオンエッチングによる異方性エッチン
グと、ケミカルドライエッチングによる等方性エッチン
グにより行うことを特徴とする請求項5記載のアレイ基
板の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP31716493A JP3394802B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | アレイ基板およびこれを用いた表示装置、その製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP31716493A JP3394802B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | アレイ基板およびこれを用いた表示装置、その製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07176747A JPH07176747A (ja) | 1995-07-14 |
JP3394802B2 true JP3394802B2 (ja) | 2003-04-07 |
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ID=18085177
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31716493A Expired - Lifetime JP3394802B2 (ja) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | アレイ基板およびこれを用いた表示装置、その製造方法 |
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-
1993
- 1993-12-17 JP JP31716493A patent/JP3394802B2/ja not_active Expired - Lifetime
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