JPH10232056A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH10232056A
JPH10232056A JP9036201A JP3620197A JPH10232056A JP H10232056 A JPH10232056 A JP H10232056A JP 9036201 A JP9036201 A JP 9036201A JP 3620197 A JP3620197 A JP 3620197A JP H10232056 A JPH10232056 A JP H10232056A
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研作 小国
Noriaki Horiuchi
紀昭 堀内
Yasuyuki Igarashi
靖幸 五十嵐
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Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部給油方式の圧縮機を複数台内蔵する室外機
どうしを接続させたマルチ型の空気調和装置において、
それぞれの圧縮機内の油量を適正値に保つことができる
空気調和装置を提供する。 【解決手段】油分離器3A,3Bの返油用の油取り出し
口を2ヶ所設け、下部の取り出し口からは外部給油用の
油を、中央部の取り出し口からは余剰油を取り出す。余
剰油は共通の油容器9を経た後にアキュムレータ5A,
5Bに戻す構造とし、さらに返油量制御を行う機能を設
けることにより、外部給油用の油で各室外機ごとの最低
油量を確保すると共に、余剰油で各室外機A,B間の油
量バランスを調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に係
わり、特に複数の室外機及び圧縮機をそれぞれ並列に接
続した冷凍サイクルにおける冷凍機油の圧縮機への油戻
しを良好にする空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、高層ビル等の各室内を冷房また
は暖房空調する場合の空気調和装置として、複数台の熱
交換器等を有する室内機を並列に配置し、各室内機間の
配管に対して、圧縮機、熱交換器等を有する複数の室外
機を並列に接続したマルチ型空気調和装置が知られてお
り、装置の大容量化が容易であるというメリットがある
ため、ビル用空調装置の主流となりつつある。
【0003】マルチ型空気調和装置では、各室外機内の
圧縮機の潤滑油が冷媒と共に各室外機及び各室内機間を
循環するため、各室外機間の油量にばらつきが生じる問
題がある。圧縮機内の油量が適正値よりも少なくなると
圧縮機内の部材の摩耗が進行し、寿命が短くなる問題が
発生する。
【0004】上記問題を解決するために、例えば、特開
平4−184048号公報に記載されているように、各室外機
の潤滑油の戻し管どうしをバランス管でつなぎ、このバ
ランス管を通じて、油量の多い方から少ない方に油を流
して油量を調整する方法が提案されている。
【0005】さて、圧縮機は、モータが吸入側に設けら
れている低圧チャンバ方式と、モータが吐出側に設けら
れている高圧チャンバ方式に分けることができる。低圧
チャンバ方式では、油の戻り部を吸入側に接続すること
で油の戻りループを形成するいわゆる内部給油を容易に
行うことができる。
【0006】一方、高圧チャンバ方式では、均油性の問
題から、1台の室外機中に複数の圧縮機を内蔵する場
合、油の圧力差で強制的に油を供給するいわゆる外部給
油が用いられている。
【0007】すなわち、低圧チャンバ式と高圧チャンバ
方式では、潤滑油の給油機構と圧縮機の高信頼化に対す
る対応が大きく異なる。外部給油の圧縮機では差圧を発
生させるために給油系が油分離器に直接結合されてい
る。
【0008】図14は、現状の外部給油での油の流れを
示す。室外機には2台の圧縮機1AA,1AB(図示せ
ず)があり、圧縮機1AAの場合を例にとると、圧縮機
1AAの吸入側からは冷媒が吸入され、吐出側のガス管
13には冷媒ガスと油の混合物が流れる。
【0009】油分離器3Aにおいて冷媒ガスと油が分離
され、冷媒ガスはガス管13'を通ってサイクル中に出て
行く。一方、分離された油は油戻し管12Aを通って、給
油口21より圧縮機1AAに流入し、潤滑が必要な部分を
流れた後に、再びガス管13へ吐出される。以上、外部給
油の圧縮機においては、冷媒サイクル中の油の流れはこ
のようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒サ
イクル内の油の流れが大きく変更された場合には、油流
量のアンバランスにより圧縮機の信頼性が低下する恐れ
がある。
【0011】先述の特開平4−184048号公報に記載され
ている方法は、低圧チャンバ方式に対して考案されたも
のであり、内部給油を前提としているため、高圧チャン
バ方式での外部給油を行う圧縮機をそれぞれ複数台内蔵
する室外機どうしを接続させた場合にはそのまま適用す
ることはできない。
【0012】さて、別な方法として均油管、均圧管によ
って2台の圧縮機間の油バランスを解消する考えは、文
献(National Technical Report. Vol.41,No.5,1995,
PP17〜22)に示されている。しかし、室外機間のような
長い配管が想定される場合にそのまま適用しようとする
と、例え均圧管があったとしても2台の室外機の容器間
で若干の圧力差が発生することは避けられず、この場
合、高圧側から低圧側の容器に向けて油の急激な移動が
発生する恐れがあり、極端な場合には瞬時に高圧側の容
器の油が空になることもあり得る。
【0013】また、暖房運転中には、一定時間間隔ごと
に除霜運転を行うが、一般に行われる四方弁を切り換え
てサイクルを逆転させる方法では室内機から冷風感を感
じることがあり、あるいは他の方法であっても、除霜中
は暖房運転が停止するため、まわりの壁等から寒気を感
じるなどの不快感があった。
【0014】本発明の目的は、外部給油方式の圧縮機を
それぞれ複数台内蔵する室外機どうしを接続させたマル
チ型の空気調和装置において、それぞれの圧縮機内の油
量を適正値に保つことができ、かつ暖房時の除霜運転に
伴う不快感が排除できる空気調和装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた
空気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式
の圧縮機と、油分離器と、アキュムレータとを有し、か
つ前記圧縮機、前記油分離器、前記アキュムレータ間及
び前記各室外機どうしを接続する油戻し管を有する空気
調和装置において、前記分離された前記油を、前記油戻
し管により形成される第1及び第2の油戻り経路を介し
て、前記各圧縮機に戻すための油取り出し口を、前記各
油分離器の容器内の実質的な下端部と中央部に設け、前
記第1の油戻り経路は前記各下端部の前記油取り出し口
と前記各圧縮機の給油口とをそれぞれ結び、前記第2の
油戻り経路は前記各中央部の前記油取り出し口と共通油
容器と前記各アキュムレータの吸入側とを結び、かつ前
記各油分離器と前記共通油容器との間、及び前記共通油
容器と前記各アキュムレータとの間に前記室外機の数に
対応した絞り装置を設けることを特徴とする。
【0016】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機と、油分離器と、ア
キュムレータとを有し、かつ前記圧縮機、前記油分離
器、前記アキュムレータ間及び前記各室外機どうしを接
続する油戻し管を有する空気調和装置において、前記分
離された前記油を、前記油戻し管により形成される第1
及び第2の油戻り経路を介して、前記各圧縮機に戻すた
めの油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的
な下端部と中央部に設け、前記第1の油戻り経路は前記
各下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給油口と
をそれぞれ結び、前記第2の油戻り経路は前記各油分離
器と前記各アキュムレータの吸入側とをそれぞれ各個別
経路で結び、かつ前記各個別経路を更に共通経路で結ぶ
空気調和装置であって、前記各油分離器に油面を検知す
る検知手段を備え、前記検知した油面情報により前記各
個別経路に設けられた制御弁を開閉することにある。
【0017】また、本発明の他の特徴として、前記検知
手段は、一方の端が前記油分離器の側壁の設定高さの位
置に接続され、もう一方の端が前記油分離器の吐出側の
ガス管に接続された補助管と圧力センサーで構成され、
前記設定高さにおける前記油分離器内壁と前記補助管内
壁との間の圧力差により前記油分離器内部の油面が前記
設定高さよりも上か下かを判定することにある。
【0018】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機と、油分離器と、ア
キュムレータとを有し、かつ前記圧縮機、前記油分離
器、前記アキュムレータ間及び前記各室外機どうしを接
続する油戻し管を有する空気調和装置において、前記分
離された前記油を、前記油戻し管により形成される第1
及び第2の油戻り経路を介して、前記各圧縮機に戻すた
めの油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的
な下端部と中央部に設け、前記第1の油戻り経路は前記
各下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給油口と
をそれぞれ結び、前記第2の油戻り経路は前記各油分離
器と前記各アキュムレータの吸入側とをそれぞれ各個別
経路で結び、かつ前記各個別経路を更に共通経路で結ぶ
空気調和装置であって、前記各個別経路に冷媒ガスと油
を判別するセンサーをそれぞれ取り付け、前記各センサ
ーの情報により前記各個別経路に設けられた制御弁を開
閉することにある。
【0019】また、本発明の他の特徴として、前記セン
サーは、前記各個別経路に設けられた絞り装置前後での
流体の温度差を測定することにより、前記流体が前記冷
媒ガスか前記油かを判定することにある。
【0020】また、本発明の他の特徴として、前記セン
サーは、前記各個別経路中に挿入された加熱部での放熱
量の差異により、前記各個別経路中の流体が前記冷媒ガ
スか前記油かを判定することにある。
【0021】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機と、油分離器と、ア
キュムレータとを有し、かつ前記圧縮機、前記油分離
器、前記アキュムレータ間及び前記各室外機どうしを接
続する油戻し管を有する空気調和装置において、前記各
室外機の冷媒ガス吐出側に前記各室外機共通の共通油分
離器を接続し、前記分離された前記油を、前記油戻し管
により形成される第1及び第2の油戻り経路を介して、
前記各圧縮機に戻すための油取り出し口を、前記各油分
離器の容器内の実質的な下端部と中央部に設け、前記第
1の油戻り経路は前記各下端部の前記油取り出し口と前
記各圧縮機の給油口とをそれぞれ結び、前記第2の油戻
り経路は前記各中央部の前記油取り出し口と前記共通油
分離器と前記各アキュムレータの吸入側とを結び、かつ
前記共通油分離器と各アキュムレータ間に前記室外機の
数に対応した絞り装置を設けることにある。
【0022】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機を有する空気調和装
置において、前記各室外機内の前記各圧縮機の吐出側に
共通の油分離器を設け、前記分離された前記油を油戻し
管により形成される油戻り経路を介して、前記共通の圧
縮機に戻すための油取り出し口を、前記共通の油分離器
の容器内の実質的な下端部に設け、前記油戻り経路は、
前記下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給油口
とをそれぞれ結んだことにある。
【0023】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機と、油分離器とを有
し、かつ前記圧縮機、前記油分離器間および前記各室外
機どうしを接続する油戻し管を有する空気調和装置にお
いて、前記分離された前記油を記各圧縮機に戻すための
油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的な下
端部に設け、前記各油取り出し口と前記各圧機縮の給油
口とをそれぞれ結ぶ油戻り経路を前記油戻し管により形
成すると共に、前記各油分離器間を均圧管及び均油管を
用いて連通させ、かつ前記均油管に絞り装置を取り付け
ることにある。
【0024】また、本発明の他の特徴として、前記均圧
管は前記各油分離器の上部に設けられ、前記均油管は前
記油分離器の中間部に設けられていることにある。
【0025】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台備えた空気調和装置であって、前記
各室外機は、外部給油方式の圧縮機と、油分離器とを有
し、かつ前記圧縮機、前記油分離器間および前記各室外
機どうしを接続する油戻し管を有する空気調和装置にお
いて、前記分離された前記油を記各圧縮機に戻すための
油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的な下
端部に設け、前記各油取り出し口と前記各圧機縮の給油
口とをそれぞれ結ぶ油戻り経路を、共通均油管に一度集
約し、再び分枝させて各圧縮機へ至るように構成するこ
とにある。
【0026】また、本発明の他の特徴は、室内機と室外
機をそれぞれ複数台ずつ備え、前記室外機と室内機との
間を共通のガス管と液管で結合してなる空気調和装置に
おいて、それぞれの前記室外機側の前記ガス管と前記液
管との間をバイパス弁付きのバイパス管で連通し、更に
別のバイパス弁を前記ガス管と前記バイパス管の連結部
よりも前記室内機側のバイパス管に設置し、かつ前記複
数の室外機の内特定の室外機の除霜時に、前記特定な室
外機に設けられた2つの前記バイパス弁を通常運転時と
は逆に開閉することにある。
【0027】また、本発明の他の特徴として、前記特定
の室外機以外の前記室外機による暖房運転を継続しつ
つ、前記特定の室外機の除霜を行うことにある。
【0028】本発明によれば、分離された油を、油戻し
管により形成される第1及び第2の油戻り経路を介し
て、各圧縮機に戻すための油取り出し口は、各油分離器
の容器内の実質的な下端部と中央部に設けられる。第1
の油戻り経路は各下端部の油取り出し口と各圧縮機の給
油口とをそれぞれ結び、第2の油戻り経路は各中央部の
油取り出し口と共通油容器と各アキュムレータの吸入側
とを結び、かつ各油分離器と共通油容器との間、及び共
通油容器と各アキュムレータとの間に室外機の数に対応
した絞り装置を設ける。
【0029】このように、各室外機の油分離器での油取
り出し口を外部給油用と余剰油用の2種類に分け、第1
及び第2の油戻り経路を油戻し管により形成することに
より、外部給油用の油で各室外機ごとの最低油量を確保
でき、かつ余剰油で各室外機間の油量バランスを調整す
ることが可能となる。
【0030】この際、余剰油はオイルタンクを経て各室
外機のアキュムレータに均等量ずつ戻るため、油量のア
ンバランスを自然に回復させることができる。あるいは
余剰油の返油路に制御機能を設けると、各室外機の油分
離器での油量にばらつきが生じた際にのみ、必要なだけ
油量バランスの調整が行われる。
【0031】あるいはさらに、複数の室外機共通の油分
離器を設けたり、各室外機用の油分離器どうしを均圧
管、均油管で結合すると、各室外機間での油量ばらつき
の発生を未然に防止することができる。また、均油管に
絞り装置を設けると、室外気間の若干の圧力差により生
じる高圧側から低圧側の容器への油の急激な移動を防止
することができる。
【0032】また、除霜運転を室外機間で順次行うこと
により、室内機側に冷たい冷媒を送ることなく、あるい
はさらに暖房運転を継続しながら除霜を行うことが可能
となる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る空
気調和装置を、図を用いて説明する。図1は、本発明の
第1の実施例に係る空気調和装置の冷媒回路を示し、そ
れぞれ複数の室外機と室内機がお互いに結合されたマル
チ型の空気調和装置の冷媒回路を示す。
【0034】図1は、室外機、室内機が2台ずつの場合
を示しているが、これ以上の台数による組合せであって
も良い。以下の実施例においても同様である。また、各
室外機内の圧縮機の台数も2代に限ることはない。
【0035】図1に示すように、冷凍サイクルは、室内
機X,Y側は室内熱交換器7A,7B、膨張弁8A,8B等
により構成されており、室外機A,B側は圧縮機1AA,
1AB,1BA,1BB、室外熱交換器2A,2B、油分
離器3A,3B、四方弁4A,4B、アキュムレータ5
A,5B、冷媒制御弁6A,6B、絞り装置10AA,10A
B,10BA,10BB、油制御弁11AA,11AB,11BA,11
BB等により構成されている。さらに、室外機A,B側
と室内機X,Y側は、それぞれ室外機A,Bの共通のガス
管13と液管14により接続されている。
【0036】本実施例のマルチ型冷凍サイクルの基本構
成において、室外機A,Bには、それぞれの油分離器3
A,3Bに接続される共通の油容器9が設けられてい
る。油容器9と油分離器3A,3Bの間は、油制御弁11
AA,11BA及び絞り装置10AA,10BAが設けられてい
る油戻し管12−1で接続されており、油容器9の一方の
端は、油制御弁11AB,11BB及び絞り装置10AB,10B
Bが設けられている油戻し管12−2を介して、室外機
A,Bそれぞれのアキュムレータ5A,5Bに接続されて
いる。
【0037】油制御弁11AA,11ABは室外機Aが停止
中には閉じられ、同様に油制御弁11BA,11BBは室外
機Bが停止中には閉じられ、停止中の室外機へ稼働中の
室外機から余分な油がまわり込むのを防止する。
【0038】このような構成において、室外機Aまたは
Bが運転されている場合においては、油分離器3Aまた
は3Bが高圧に、アキュムレータ5Aまたは5Bが低圧
になるため、油容器9においては常に運転中の油分離器
5Aまたは5Bから油(又は一部冷媒を含む場合もあ
る)が上部より流入し、油容器9の下端部にある油取り
出し口からアキュムレータ5Aまたは5Bへ向けて油が
流出する。
【0039】この際、絞り装置10AA,10BA,10AB,1
0BBの働きにより、油容器9の圧力は中間圧に設定さ
れる。アキュムレータ5Aまたは5Bに流出した油は、
冷媒と共に圧縮機1AA,1ABまたは1BA,1BBへ
と吸引され、吐出ガスと共に油分離器3Aまたは3Bに
流出し、油分離器3Aまたは3Bにおいて再び冷媒ガス
と油に分離される。
【0040】このような、室外機Aにおける油の詳細な
流れは、図2のようになる。図2に示すように、外部給
油される油の流れは先述した図14の場合と同様であ
り、圧縮機1AAへの給入用の油は、油分離器3Aで分
離された油が油分離器3Aの下部より油戻し管12Aへ流
入し、給油口21から圧縮機1AA内部へ供給される。
【0041】本実施例においては、油容器9への油は、
油分離器3Aの中央付近に接続された油戻し管12−1よ
り流出する。油戻し管12−1の接続高さは、各室外機で
の前述した外部給油を安定して行うのに最低限必要な油
量に若干の余裕を持たせた油量に対応したものとなって
いる。
【0042】つまり、外部給油を行う際の余剰油のみが
油戻し管12−1から流出し、例えば室外機Aの場合、油
容器9、アキュムレータ5A、圧縮機1AA,1ABを
経て、再び油分離器3Aに戻ってくることになる。この
際、複数の室外機A,Bが稼働中においても、絞り装置1
0AB,10BBの働きにより、油容器9から各室外機の
アキュムレータ5A,5Bへの油戻りは均等に行われる
ので、各室外機の油分離器3内での油量にアンバランス
が生じることはない。
【0043】また、例え運転状態の急激な変化により、
一時的に油分離器3A,3B内での油量にアンバランス
が発生したとしても、油分離器3A,3Bにおいて油容
器9へ流出する油は、油戻し管12−1の油分離器3A,
3Bへの接続高さにより律束されるため、外部給油に必
要な油量は確保され、また前述の均等な油量戻りの働き
により、しだいに油量のアンバランスは解消されるよう
になる。
【0044】なお、前述したように、本実施例において
は、油容器9の圧力は中間圧に設定されているため、油
分離器3A,3Bから油容器9、油容器9からアキュム
レータ5A,5Bへの油の移動はこの差圧によりなされ
る。このため、上記の油の移動が室外機間の施工高低差
に影響されることはほとんどない。
【0045】本実施例では、油戻し管12−1,12−2を
介して油容器9と室外機A,Bが接続されるという簡易
な構造であるため、接続する室外機の台数の増加を比較
的容易に行うことができる。
【0046】また、本実施例では、絞り装置10AA,10
AB,10BA,10BB及び油制御弁11AA,11AB,11B
A,11BBが室外機A,B内に設けられているが、油容器
9と絞り装置10AA,10AB,10BA,10BB及び油制御
弁11AA,11AB,11BA,11BBを一まとめにして別の
室外ユニットを構成することも可能である。この場合、
室外機A,Bの構成は現流品とほぼ同じになる。
【0047】本実施例においては、油分離器3A,3B
あるいは圧縮機1AA,1AB,1BA,1BBでの油量
を制御するに際し、油面を検知するためのセンサー等を
一切使用しておらず、また、前述のごとく、余剰油は、
油分離器3A,3Bと油容器9の間及び油容器9とアキ
ュムレータ5A,5Bの間の圧力差により駆働されるた
め、ポンプ等の別な駆働源を必要としないため、耐久性
や信頼性及びコスト的に優れた空気調和装置を提供する
ことができる。
【0048】図3は、本発明の第2の実施例に係る空気
調和装置の冷媒回路を示す。図3に示すように、それぞ
れ複数の室内機X,Y、室外機A,Bとそれらを結ぶ共通
なガス管13,液管14により構成される本実施例のマルチ
型冷凍サイクルの基本構成において、それぞれの室外機
A(又はB)での油分離器3A(又は3B)とアキュム
レータ5A(又は5B)との間を、制御弁11AA,11A
B(又は11BA,11BB)と絞り装置10AA,10AB(又
は10BA,10BB)が設けられている油戻し管12−1
(又は12−2)で接続している。
【0049】さらに、個別経路である2本の油戻し管12
−1,12−2は、共通経路である第3の油戻し管12−3
により結合されている。制御弁11AA,11ABは室外機
Aが、制御弁11BA,11BBは室外機Bが停止中には閉
じられ、一方の室外機の運転中には、停止中の室外機に
油の不必要な流入や流出が起らないようにする。
【0050】室外機が稼働中においては、制御弁11は次
のように制御される。例えば、室外機Aを例にとると、
油分離器3A内の油量が設定量よりも多い時には、油分
離器3A側の制御弁11AAが開き、アキュムレータ5A
側の制御弁11ABは閉じる。
【0051】逆に、油分離器3A内の油量が設定量より
も少ない時には、油分離器3A側の制御弁11AAが閉
じ、アキュムレータ5A側の制御弁11ABは開く。室外
機Bの場合にも同様な制御を行う。
【0052】この際、油分離器3内の油量を何らかの方
法で検知し、その情報を制御弁11にフィードバックする
必要があるが、本実施例ではこれを図4に示す方法で行
っている。
【0053】図4(a)は、油分離器3内の油面が設定
値(高さhで表わす)よりも高い状態を、図4(b)は
低い状態を示している。設定値hは余剰油用の油戻し管
12−1の高さよりも若干高い所に設定されており、そこ
とガス管13Bの間に補助管24が接続されている。
【0054】そして、油分離器3の容器内の圧力及び補
助管24内の圧力をそれぞれ圧力センサーにより計測す
る。図4(a)の場合には、補助管24内のセンサー部は
油で満たされており、図4(b)の場合には、補助管24
内をガス管13Bに向かって冷媒ガスが流れる。このた
め、2つの圧力センサーの指示値は、油面が設定値より
も高い場合には等しくなり、設定値よりも低い場合には
差が生じる。
【0055】この方法は、一般に行われるフロートスイ
ッチを用いる方法、例えば特開平8−28972号公報に記
載されている方法に比べて可動部を持つことがなく、簡
単な構成で油面を検知することができるため、信頼性や
コスト的な面で優れている。このような構成において
は、室外機A,Bが稼動中でかつ双方の油分離器3A,3
Bの油面が設定値よりも高い状態(油量バランスがとれ
た状態)では、油分離器3側の制御弁11AA,11BAは
開いており、アキュムレータ5A,5B側の制御弁11A
B,11BBは閉じている。
【0056】このため、油戻し管12−1又は12−2を介
しての油分離器3からアキュムレータ5への余剰油の移
動は生じない。運転状態の急変などに伴い、室外機A,
B間での油量にアンバランスが生じ、例えば油分離器3
Aの油面高さが設定高さを割り込んだ場合には、制御弁
11AAが閉じられ、制御弁11ABが開く。
【0057】このため、室外機Bの油分離器3Bにたま
った余剰油が、室外機間を結ぶ油戻し管12−3を通って
室外機Aのアキュムレータ5Aに流れ込むため、すみや
かに油分離器3Aの油面高さを回復させることができ、
設定値以上になると再び制御弁11AAが開き、制御弁11
ABが閉じて安定状態に入る。
【0058】この一連の動作において、油分離器3Aが
設定値を下まわっている間は制御弁11AAが閉じられて
いるので冷媒ガスがアキュムレータ5Aに流れ込むこと
はなく、サイクルのエネルギーロスは生じない。
【0059】本実施例においては、油面制御の情報がそ
の室外機のみで閉じており、複数の室外機間にわたる制
御が不要であるため、室外機の台数の増加が著しく容易
であるという利点がある。
【0060】また、室外機間の接続は共通経路である油
戻し管12−3のみで行われるため、現地での施工が簡略
化できる利点がある。さらに、室外機間の油の移動は、
油分離器3A,3Bとアキュムレータ5A,5Bの圧力差
で行われるため、室外機間の施工高さの差にほとんど影
響されない。
【0061】なお、油分離器3側の絞り装置10AA,10
BAは、室外機A,Bを運転中に何らかの理由により油
分離器3A,3B間に若干の差圧が生じたとしても2つ
の油分離器間での油の急激な移動が起らないようにする
ためのものである。
【0062】一方、アキュムレータ5側の絞り装置10A
B,10BBは、油分離器3A,3B内の油面高さにアンバ
ランスが生じ、制御弁11AB又は11BBが開いた際にア
キュムレータ5A,5Bに急激に油が流入するのを防止
するためのものであり、このことを考慮して上流側の絞
り装置10AA,10BAの絞り値を予め大きめに設定して
あれば、絞り装置10AB,10BBは必ずしも必要ではな
い。
【0063】図5は、本発明の第3の実施例に係る空気
調和装置の冷媒回路を示す。本実施例の冷凍サイクルの
構成は、油分離器3側の絞り装置10AA,10BAと制御
弁11AA,11BAの順番が逆転している点と油戻し管12
−1,12−2の管路内にセンサー15,15'が設けられてい
る点を除き、図3の実施例の場合とほぼ同様である。
【0064】前述したように、本実施例では油分離器3
内部の油面高さを測定するのではなく、油戻し管12−
1,12−2中に設置したセンサー15,15'を用いて各室外
機の油分離器3A,3B間での油量バランスの制御を行
う。センサー15,15'の構造を図6に示す。
【0065】図6のセンサー15,15'は、温度検出を行う
検出部15−1と検出回路15−2より成る。このセンサー
15,15'では、上流側の絞り装置10AA,10BAを経た流
体の温度を測定し、冷媒ガスが流れた場合と油が流れた
場合の温度降下の差に着目して、気液の判定を行う。
【0066】なお、この方式のセンサー15,15'を用いる
場合には、図8に示すように、絞り装置10AA(又は10
BA)の前後の2個所に設置して、前後の温度を測る
と、より正確な気液の判定が可能となる。
【0067】また、この温度検出式のセンサー15,15'
は、他の方式に比べて構造が極めて簡単でかつ安価であ
る利点がある。
【0068】図7は、図6のセンサー15,15'に置き換え
て使用するセンサー25,25'で、温度の代わりに加熱量を
検出するセンサーである図7に示すように、センサー2
5,25'は、常に定温度になるように加熱する加熱部15−
1とその回路15−3よりなる。センサーの加熱部での放
熱量は、回路15−3での入力と等しい。このセンサー2
5,25'では、冷媒ガスと油が流れた場合の加熱部15−1
での放熱量の違いに着目して気液を判定する。
【0069】前述したような図5〜図8に示される構成
において、本実施例は次のような制御を行う。制御弁11
AA,11ABは室外機Aが停止中に、制御弁11BA,11B
Bは室外機Bが停止中には閉じる。室外機A,Bが運転
中には制御弁11AA,11BAは全開で、制御弁11AB,11
BBは半開で開いているが、上流側の制御弁11AA,11
BAは、センサー15,15'が冷媒ガスの流れを検知した際
には開き方を小さくし、高温の冷媒ガスがバイパスして
アキュムレータ5A,5Bに流入してしまう影響を極力
少なくする。これにより、サイクル全体のエネルギーロ
スを大巾に減らすことができる。
【0070】本実施例における余剰油は、油分離器3
A,3Bの油面が高い場合は油戻し管12−1,12−2を通
して常に循環しており、下流側に設けられた絞り装置の
働きにより、ほぼ等量ずつアキュムレータ5A,5Bに
流入する。
【0071】仮に、一方の油分離器3Aの油面が低下
し、油戻し管12−1を冷媒ガスが流れるようになった場
合には、前述のように制御弁11AAの開き方を小さくす
ると共にこれまで半開であった制御弁11ABを全開とす
る。
【0072】このようにすることで、油分離器3Bから
の油が、油戻し管12−3を経て、アキュムレータ5Aに
流入しやすくなる。この一連の動きにより、比較的すみ
やかに各室外機間の油量のアンバランスを解消すること
ができる。
【0073】本実施例においても、返油量は室外機間の
施工高さの差に影響されることはほとんどなく、室外機
関の接続も油戻し管12−3のみで行うことができるので
現地施工が容易である。
【0074】さらに、本実施例は、センサー15,15'の構
成が簡易であり、また各室外機間にわたる制御が不要で
あるため、室外機の台数の増加が容易である。
【0075】図9は、本発明の第5の実施例に係る空気
調和装置の冷媒回路を示す。図9に示すように、本実施
例においては、各室外機に設けられた油分離器3A,3
Bに加えて、その冷媒ガス出口側に共通の油分離器3C
が設けられている。共通の油分離器3Cには、油分離器
3A,3Bからの余剰油が油戻し管12−1を経て流入す
るが、この際の駆動力は高低差△hOSに伴うヘッド差で
ある。共通の油分離器3Cに流入した油は、油戻し管12
−2を通り、それぞれの室外機の制御弁11A,11B、絞
り装置10A,10Bを経てほぼ均等量ずつがアキュムレー
タ5A,5Bに流入する。
【0076】また、本実施例においては、圧縮機1A
A,1AB,1BA,1BBを出た冷媒ガスと油の混合物
は、それぞれの室外機に設けられた油分離器3A,3B
で冷媒ガスと油に分離される。さらに冷媒ガスは共通の
油分離器3Cに流入して、ここで保有する油分をほぼ完
全に放出した後に、それぞれの四方弁4を経て、サイク
ル中に出て行く。
【0077】このように、本実施例は各室外機間での油
量バランスをとると共に室外機からサイクル中に出て行
く油の量を油分離器3を2重化することにより極力防止
できるため、長いガス管13と液管14を用いる用途におい
て、特に大きな効果を発揮する。
【0078】図10は、本発明の第6の実施例に係る空
気調和装置の冷媒回路を示す。図10に示すように、本
実施例においては、各室外機での個別なものの代りに共
通の油分離器3が設けられている。すなわち、それぞれ
の室外機の圧縮機1AA,1AB,1BA,1BBから吐出
した冷媒ガスと油の混合気は共通の油分離器3で冷媒ガ
スと油に分離され、冷媒ガスはそれぞれの四方弁4A,
4Bを通りサイクル中に出て行く。一方、分離された油
は、油戻し管12A,12Bを通り、ほぼ均等量ずつ圧縮機
1AA,1AB,1BA,1BBに戻る。
【0079】本実施例においては、油分離器3の数を減
らすことができるほかに室外機間の油量バランスを取る
ためのセンサーや制御弁及び絞り装置が設けられている
第2の油戻し経路等が一切不要となり、シンプルな油戻
し経路を構成できるため、信頼性、耐久性、コスト的な
面での利点が大きい。また、室外機間の施工高低差によ
る影響も少ない。
【0080】なお、共通の油分離器3は、各室外機とは
別機として設けても良く、共通の油分離器3を有する室
外機を親機とし、それ以外の油分離器3を有しない室外
機を子機として設定しても良い。
【0081】図11は、本発明の第7の実施例に係る空
気調和装置の冷媒回路を示す。図11に示すように、本
実施例においては、同一高さに施工された室外機A,B
における油分離器3A,3Bの相互間を均圧管16及び均
油管17を用いて連通してある。
【0082】均圧管16は、油分離器3A,3Bの上端部
に取り付けられている。均油管17は、油分離器3A,3
Bの中間でかつ外部給油に要する最低油量に若干の余裕
を持たせた油面に対応する高さに取り付けられている。
また、均油管17の両端付近には絞り装置10A,10Bが接
続されている。なお、絞り装置10A,10Bはどちらか一
方でも良い。
【0083】このような構成においては、複数の室外機
A,Bが共に運転されている時に室外機Aと室外機Bの
運転状態に差異が生じ、例えば一時的に室外機Aの方の
圧力が大きくなった場合には、圧力の高い油分離器3A
から圧力の低い油分離器3Bに向けて冷媒ガスが流れ
て、2つの油分離器3の圧力が均等化され、その結果と
して油面も均等になる。
【0084】しかし、マルチエアコンのように配管長が
大きい際には、2つの油分離器3間での圧力が均等にな
るのに若干の時間遅れが生じる。この間に均油管17を通
しての油の移動が生じるが、本実施例では絞り装置10
A,10Bを有しているため、油の急激な移動を防止する
ことができ、油分離器3内の油面高さを常に安定に保つ
ことができる。
【0085】また、万一油面に差異が生じたとしても、
均油管17の取付け位置は油分離器3A,3Bの中央部で
あるため、最低油量は常に確保される。
【0086】本実施例は、油量バランスをとるに際し
て、制御弁、センサー等が一切不要であり、かつ油分離
器3A,3Bからアキュムレータ5A,5Bに至る第2の
油戻り経路を有しないため、信頼性やコスト面で優れた
マルチ型の空気調和装置を提供することができる。
【0087】図12は、本発明の第8の実施例に係る空
気調和装置の冷媒回路を示す。図12に示すように、本
実施例では、それぞれの室外機A,B内の油分離器3A,
3Bからの外部給油経路を変更し、均油管17に一度集約
してから再び各室外機の圧縮機1AA,1AB,1BA,1
BBへ戻すように構成してある。
【0088】このような構成においては、各室外機の油
分離器3A,3B内の油量に例え差異が生じたとして
も、圧縮機1AA,1AB,1BA,1BBへの給油は全く
問題なく行うことができ、均油管17からはほぼ均等量の
油が各室外機の圧縮機1AA,1AB,1BA,1BBへ注
入される。
【0089】本実施例においても、センサーや制御弁及
び絞り装置を有する第2の油戻し経路等が一切不要であ
り、信頼性やコスト的な面での利点がある。
【0090】図13は、本発明の第9の実施例に係る空
気調和装置の冷媒回路を示す。図13に示すように、冷
凍サイクルの基本構成と返油量の制御方法は、図1の実
施例と同じであるがそれに限ることはない。図13にお
いて、本実施例が図1の実施例と異なるのは油容器9の
付近にバイパス弁18、バイパス管19、熱交換装置20が設
けられている点である。これらの油容器9とそのまわり
の部材は本実施例では室外機とは別機として提供され
る。
【0091】このような構成において、室外機A又はB
ないしその両方を運転させる通常の運転状態では、ガス
管13側に設けられたバイパス弁18−1は常に十分に開
き、バイパス管19中に設けられたバイパス弁18−2は常
に閉じている。この状態では冷凍サイクル内の冷媒と油
の動きは図1の実施例の場合と全く同じである。
【0092】図13に示すような暖房運転を行っている
場合には、時間と共に室外熱交換器2A,2Bの表面に
付着する霜の量が増大する。付着する霜の量が一定量以
上になると、室外熱交換器2A,2Bの性能が急激に低
下するため、除霜運転を行う。本実施例では、四方弁4
A,4Bを切換えて圧縮機1AA,1AB,1BA,1BB
からのホットガスを室外熱交換器2A,2Bへ導くこと
により除霜を行う。
【0093】この際に、除霜は1台ずつ交互に行う。例
えば、室外機Aはそのまま運転を継続した状態で室外機
Bの除霜を行う場合、四方弁4Bを切換えて圧縮機1B
A,1BBのホットガスを室外熱交換器2Bに導くと同
時に、バイパス弁18−1’を閉じてバイパス弁18−2’
を開く。
【0094】このようにすると、室外熱交換器2Bで一
部凝縮した冷媒は、冷媒制御弁6B、バイパス弁18−
1’で絞られた後、比較的高温な油容器9により暖めら
れて一部蒸発し、アキュムレータ5Bに流入する。この
ように、除霜運転の影響は除霜運転を行っている室外機
でほぼ閉じさせることができる。
【0095】以上説明したように、本実施例においては
他の室外機を用いた暖房運転を継続しつつ除霜運転を行
えるため、居室内の人が不快感を感じることがなく、四
方弁の切換えに伴う冷媒流動振動音の防止にも効果があ
る。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、外部給油方式の圧縮機
をそれぞれ複数台内蔵する室外機どうしを接続させたマ
ルチ型の空気調和機において、各室外機内の油分離器か
らの油戻しの経路を外部給油用と油量バランス確保用の
2経路に分け、さらに適正な制御を施し、それぞれの圧
縮機内の油量を適正に保つことにより、圧縮機の信頼性
を向上させ、しいては装置全体の長寿命化を図ることが
できる。
【0097】また、暖房運転を継続しながら除霜運転を
行うことができるため、除霜運転に伴う種々の不快感を
排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図2】図1の空気調和装置での油の流れを示す概念図
である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図4】図2の空気調和装置の油分離器での油面検出方
法を示す概念図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図6】図5の空気調和装置に設けられるセンサーの概
念図である。
【図7】図6のセンサーに代わる他のセンサーの概念図
である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図9】本発明の第5の実施例に係る空気調和装置の冷
媒回路図である。
【図10】本発明の第6の実施例に係る空気調和装置の
冷媒回路図である。
【図11】本発明の第7の実施例に係る空気調和装置の
冷媒回路図である。
【図12】本発明の第8の実施例に係る空気調和装置の
冷媒回路図である。
【図13】本発明の第9の実施例に係る空気調和装置の
冷媒回路図である。
【図14】従来の空気調和装置での油の流れを示す概念
図である。
【符号の説明】
1AA,1AB,1BA,1BB……圧縮機、2A,2B…
…室外熱交換器、3A,3B,……油分離器、3C……共
用油分離器、4A,4B……四方弁、5A,5B……アキ
ュムレータ、6A,6B……冷媒制御弁、7A,7B……
室内熱交換器、8A,8B……膨張弁、9……油容器、1
0AA,10AB,10BA,10BB……絞り装置、11AA,11
AB,11BA,11BB……油制御弁、12A,12−1,12−
2,12−3……油戻し管、13,13A……ガス管、14……液
管、15,15',25,25'……センサー、16……均圧管、17…
…均油管、18−1,18−2……バイパス弁、19……バイ
パス管、20……熱交換装置、21……給油口、24……補助
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小国 研作 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 堀内 紀昭 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 五十嵐 靖幸 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング 株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機と、油分離器と、アキュムレータとを有し、かつ
    前記圧縮機、前記油分離器、前記アキュムレータ間及び
    前記各室外機どうしを接続する油戻し管を有する空気調
    和装置において、 前記分離された前記油を、前記油戻し管により形成され
    る第1及び第2の油戻り経路を介して、前記各圧縮機に
    戻すための油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の
    実質的な下端部と中央部に設け、前記第1の油戻り経路
    は前記各下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給
    油口とをそれぞれ結び、前記第2の油戻り経路は前記各
    中央部の前記油取り出し口と共通油容器と前記各アキュ
    ムレータの吸入側とを結び、かつ前記各油分離器と前記
    共通油容器との間、及び前記共通油容器と前記各アキュ
    ムレータとの間に前記室外機の数に対応した絞り装置を
    設けることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機と、油分離器と、アキュムレータとを有し、かつ
    前記圧縮機、前記油分離器、前記アキュムレータ間及び
    前記各室外機どうしを接続する油戻し管を有する空気調
    和装置において、 前記分離された前記油を、前記油戻し管により形成され
    る第1及び第2の油戻り経路を介して、前記各圧縮機に
    戻すための油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の
    実質的な下端部と中央部に設け、前記第1の油戻り経路
    は前記各下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給
    油口とをそれぞれ結び、前記第2の油戻り経路は前記各
    油分離器と前記各アキュムレータの吸入側とをそれぞれ
    各個別経路で結び、かつ前記各個別経路を更に共通経路
    で結ぶ空気調和装置であって、前記各油分離器に油面を
    検知する検知手段を備え、前記検知した油面情報により
    前記各個別経路に設けられた制御弁を開閉することを特
    徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記検知手段は、一方
    の端が前記油分離器の側壁の設定高さの位置に接続さ
    れ、もう一方の端が前記油分離器の吐出側のガス管に接
    続された補助管と圧力センサーで構成され、前記設定高
    さにおける前記油分離器内壁と前記補助管内壁との間の
    圧力差により前記油分離器内部の油面が前記設定高さよ
    りも上か下かを判定することを特徴とする空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機と、油分離器と、アキュムレータとを有し、かつ
    前記圧縮機、前記油分離器、前記アキュムレータ間及び
    前記各室外機どうしを接続する油戻し管を有する空気調
    和装置において、 前記分離された前記油を、前記油戻し管により形成され
    る第1及び第2の油戻り経路を介して、前記各圧縮機に
    戻すための油取り出し口を、前記各油分離器の容器内の
    実質的な下端部と中央部に設け、前記第1の油戻り経路
    は前記各下端部の前記油取り出し口と前記各圧縮機の給
    油口とをそれぞれ結び、前記第2の油戻り経路は前記各
    油分離器と前記各アキュムレータの吸入側とをそれぞれ
    各個別経路で結び、かつ前記各個別経路を更に共通経路
    で結ぶ空気調和装置であって、前記各個別経路に冷媒ガ
    スと油を判別するセンサーをそれぞれ取り付け、前記各
    センサーの情報により前記各個別経路に設けられた制御
    弁を開閉することを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記センサーは、前記
    各個別経路に設けられた絞り装置前後での流体の温度差
    を測定することにより、前記流体が前記冷媒ガスか前記
    油かを判定することを特徴とする空気調和装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、前記センサーは、前記
    各個別経路中に挿入された加熱部での放熱量の差異によ
    り、前記各個別経路中の流体が前記冷媒ガスか前記油か
    を判定することを特徴とする空気調和装置。
  7. 【請求項7】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機と、油分離器と、アキュムレータとを有し、かつ
    前記圧縮機、前記油分離器、前記アキュムレータ間及び
    前記各室外機どうしを接続する油戻し管を有する空気調
    和装置において、 前記各室外機の冷媒ガス吐出側に前記各室外機共通の共
    通油分離器を接続し、前記分離された前記油を、前記油
    戻し管により形成される第1及び第2の油戻り経路を介
    して、前記各圧縮機に戻すための油取り出し口を、前記
    各油分離器の容器内の実質的な下端部と中央部に設け、
    前記第1の油戻り経路は前記各下端部の前記油取り出し
    口と前記各圧縮機の給油口とをそれぞれ結び、前記第2
    の油戻り経路は前記各中央部の前記油取り出し口と前記
    共通油分離器と前記各アキュムレータの吸入側とを結
    び、かつ前記共通油分離器と各アキュムレータ間に前記
    室外機の数に対応した絞り装置を設けることを特徴とす
    る空気調和装置。
  8. 【請求項8】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機を有する空気調和装置において、 前記各室外機内の前記各圧縮機の吐出側に共通の油分離
    器を設け、前記分離された前記油を油戻し管により形成
    される油戻り経路を介して、前記共通の圧縮機に戻すた
    めの油取り出し口を、前記共通の油分離器の容器内の実
    質的な下端部に設け、前記油戻り経路は、前記下端部の
    前記油取り出し口と前記各圧縮機の給油口とをそれぞれ
    結んだことを特徴とする空気調和装置。
  9. 【請求項9】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた空
    気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式の
    圧縮機と、油分離器とを有し、かつ前記圧縮機、前記油
    分離器間および前記各室外機どうしを接続する油戻し管
    を有する空気調和装置において、 前記分離された前記油を記各圧縮機に戻すための油取り
    出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的な下端部に
    設け、前記各油取り出し口と前記各圧機縮の給油口とを
    それぞれ結ぶ油戻り経路を前記油戻し管により形成する
    と共に、前記各油分離器間を均圧管及び均油管を用いて
    連通させ、かつ前記均油管に絞り装置を取り付けること
    を特徴とする空気調和置装。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記均圧管は前記各
    油分離器の上部に設けられ、前記均油管は前記油分離器
    の中間部に設けられていることを特徴とする空気調和装
    置。
  11. 【請求項11】室内機と室外機をそれぞれ複数台備えた
    空気調和装置であって、前記各室外機は、外部給油方式
    の圧縮機と、油分離器とを有し、かつ前記圧縮機、前記
    油分離器間および前記各室外機どうしを接続する油戻し
    管を有する空気調和装置において、 前記分離された前記油を記各圧縮機に戻すための油取り
    出し口を、前記各油分離器の容器内の実質的な下端部に
    設け、前記各油取り出し口と前記各圧機縮の給油口とを
    それぞれ結ぶ油戻り経路を、共通均油管に一度集約し、
    再び分枝させて各圧縮機へ至るように構成することを特
    徴とする空気調和装置。
  12. 【請求項12】室内機と室外機をそれぞれ複数台ずつ備
    え、前記室内機と前記室外機との間を共通のガス管と液
    管で結合してなる空気調和装置において、 それぞれの前記室外機側の前記ガス管と前記液管との間
    をバイパス弁付きのバイパス管で連通し、更に別のバイ
    パス弁を前記ガス管と前記バイパス管の連結部よりも前
    記室内機側のバイパス管に設置し、かつ前記複数の室外
    機の内特定の室外機の除霜時に、前記特定な室外機に設
    けられた2つの前記バイパス弁を通常運転時とは逆に開
    閉することを特徴とする空気調和装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記特定の室外機
    以外の前記室外機による暖房運転を継続しつつ、前記特
    定の室外機の除霜を行うことを特徴とする空気調和装
    置。
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