JPH10225925A - 動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ - Google Patents

動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ

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JPH10225925A
JPH10225925A JP9030786A JP3078697A JPH10225925A JP H10225925 A JPH10225925 A JP H10225925A JP 9030786 A JP9030786 A JP 9030786A JP 3078697 A JP3078697 A JP 3078697A JP H10225925 A JPH10225925 A JP H10225925A
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diameter pulley
belt
cutting
small
dust suction
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JP9030786A
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Toshio Taomo
敏夫 田面
Iwamatsu O
岩松 王
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Kioritz Corp
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Kioritz Corp
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    • B23Q11/00—Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042—Devices for removing chips
    • B23Q11/0046—Devices for removing chips by sucking
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23D47/00—Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D47/12—Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts of drives for circular saw blades
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉塵吸引排除用ファンを容易に高速回転駆動
できるようにして、充分な粉塵吸引排除力を得、かつ、
全体を比較的コンパクトにできるとともに低コスト化を
図ることもできるようにされた動力切断機を提供する。 【解決手段】 原動機５により回転駆動せしめられる切
断用作業部３０及び粉塵吸引排除用ファン５０を備え、
これらを回転駆動すべく、前記原動機５の出力軸７に遠
心クラッチ１０が外嵌されるとともに、該遠心クラッチ
１０のクラッチドラム１１に小径プーリ部２１と大径プ
ーリ部２２とが一体的に形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型空冷２サイク
ルガソリンエンジンや電動モーター等の原動機により回
転駆動せしめられる二つの回転部を備えた可搬式の動力
切断機に係り、特に、回転作動部として、カッター等の
切断具を有する切断用作業部と、切断作業によって発生
する粉塵を吸引して排除するための粉塵吸引排除用ファ
ンと、を備えた可搬式の動力切断機の動力伝達機構に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種の可搬式動力切断機として、従
来、原動機が配備された本体部と、カッター等の切断具
や安全カバー等を有する切断用作業部と、前記切断具に
よるコンクリート成形材等の切断作業によって発生する
粉塵を吸引して排除するための粉塵吸引排除用ファン
と、を備えたものが提案ないし実用に供されている。
【０００３】前記従来の可搬式動力切断機においては、
前記原動機により前記切断具を回転駆動するとともに、
前記原動機の動力を前記粉塵吸引排除用ファンにも伝達
してこれを回転駆動するようにされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動力切断機においては、前記原動機により前記切断具を
減速回転駆動するとともに、前記粉塵吸引排除用ファン
も減速ないし等速回転駆動しているので、前記粉塵吸引
排除用ファンが充分な粉塵吸引排除力を発揮できない嫌
いがあった。
【０００５】本発明は、上述の如くの問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、粉塵吸引排除用
ファンを高速回転駆動できるようにして充分な粉塵吸引
排除力を得、かつ、全体を比較的コンパクトにできると
ともに低コスト化を図ることもできるようにされた動力
切断機を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る動力切断機は、基本的には、原動機に
より回転駆動せしめられる二つの回転作動部を備え、こ
れら二つの回転作動部を回転駆動すべく、前記原動機の
出力軸に遠心クラッチが作動上連結されるとともに、該
遠心クラッチのクラッチドラムに小径プーリ部と大径プ
ーリ部とが一体的に形成されてなる。
【０００７】より好ましい具体的な態様では、原動機が
配備された本体部と、カッター等の切断具を有する切断
用作業部と、前記切断具による切断作業によって発生す
る粉塵を吸引して排除するための粉塵吸引排除用ファン
とを備え、前記原動機の出力軸に遠心クラッチが作動上
連結されるとともに、前記遠心クラッチのクラッチドラ
ムに小径プーリ部と大径プーリ部とが一体的に形成さ
れ、前記原動機により前記切断具が前記小径プーリ部及
び第一のベルトを介して減速回転駆動せしめられるとと
もに、前記粉塵吸引排除用ファンが前記大径プーリ部及
び第二のベルトを介して増速回転駆動せしめられる。
【０００８】本発明のさらに好ましい態様では、前記原
動機の回転駆動力は、前記小径プーリ部及び前記第一の
ベルトを介して第一の中継軸に回転自在に外嵌された大
径プーリに伝達されるとともに、該大径プーリに一体的
に形成された第一の中継プーリ及び第三のベルトを介し
て前記切断具に伝達される。
【０００９】また、別の好ましい態様では、前記原動機
の回転駆動力は、前記大径プーリ部及び前記第二のベル
ト介して第二の中継軸に外嵌固定された小径プーリに伝
達されるとともに、前記第二の中継軸に外嵌固定された
第二の中継プーリ及び第四のベルトを介して前記粉塵吸
引排除用ファンに伝達される
【００１０】このような構成とされた本発明の動力切断
機においては、原動機の出力軸に作動上連結された遠心
クラッチのクラッチドラムに小径プーリ部と大径プーリ
部とが一体的に形成され、前記原動機により前記切断具
が前記小径プーリ部及び第一のベルトを介して減速回転
駆動せしめられるとともに、前記粉塵吸引排除用ファン
が前記大径プーリ部及び第二のベルトを介して増速回転
駆動せしめられるようにされているので、粉塵吸引排除
用ファンが従来のものに比して容易に高速で回転駆動せ
しめられることになり、該粉塵吸引排除用ファンが充分
な粉塵吸引排除力を発揮できる。
【００１１】また、遠心クラッチのクラッチドラムの外
周部が大径プーリ部とされるとともに、前記クラッチド
ラムのボス部が小径プーリ部とされた構造であるので、
切断用作業部及び粉塵吸引排除用ファンの二つの回転作
動部を備えたものとしては、全体を比較的コンパクトに
できるとともに低コスト化を図ることもできる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図１及び図２は本発明に係る
可搬式の動力切断機としての、いわゆるエンジンカッタ
ーの一実施形態のハンドルフレーム等の図示を省略した
要部を示している。図１及び図２に示されるエンジンカ
ッター１は、原動機としての小型空冷２サイクルガソリ
ンエンジン（以下、エンジンと略称する）５が略中央部
に配備された本体部２を備えている。該本体部２には、
図示はしていないが、その後部側にスロットルトリガ等
が設けられた後ハンドルが取り付けられ、前記本体部２
の中央下部から前部の上方にかけては前ハンドルが配設
されている。
【００１３】前記エンジン５のクランクケース６（図
２）にはボールベアリング９を介してクランクシャフト
７が軸支されており、該クランクシャフト７の外端部
に、それ自体は周知の構成の遠心クラッチ１０が配設さ
れている。
【００１４】そして前記遠心クラッチ１０のクラッチド
ラム１１の外周部がＶリブドベルト用の大径プーリ２２
とされるとともに、前記クラッチドラム１１のボス部が
小径プーリ部２１として一体的に形成されており、この
二段プーリ状に形成されたクラッチドラム１１と前記ク
ランクシャフト７との間には、ボールベアリング１２が
介装されていて、前記遠心クラッチ１０の作動により、
前記クランクシャフト７からの回転駆動力が前記クラッ
チドラム１１側に伝達される。
【００１５】また、前記本体部２には、切断具としての
円板状のカッター３９を有する切断用作業部３０が取り
付けられるとともに、前記二段プーリ状クラッチドラム
１１付近を覆うように保護カバー２９が取り付けられて
いる。前記切断用作業部３０の後部及び前記保護カバー
２９は、前記本体部２に植立された植込ボルト２６，２
６及びナット２７，２７により共締めされて前記本体部
２に脱着可能に取り付けられている。
【００１６】前記切断用作業部３０は、箱型構造の支持
部材３０Ａと、該支持部材３０Ａにボルト４６で取り付
けられた概略扇状の安全カバー４５と、を備えており、
平面視で略中央部に切断具としての前記円板状のカッタ
ー３９が配されるとともに、該カッター３９より左側
（図２において上側）に粉塵吸引排除用ファン５０が配
設されている（図５参照）。
【００１７】前記本体部２と前記切断用作業部３０の前
記支持部材３０Ａとの間には、前記エンジン５の回転駆
動力を前記カッター３９に伝達するための、前記した遠
心クラッチ１０のクラッチドラム１１に形成された小径
プーリ部２１を含む切断用第１ベルト式巻掛伝動機構１
５Ａと、切断用第２ベルト式巻掛伝動機構１６Ａと、が
配設されるとともに、前記エンジン５の回転駆動力を前
記粉塵吸引排除用ファン５０の羽根車６２に伝達するた
めの、前記した遠心クラッチ１０のクラッチドラム１１
に形成された大径プーリ部２２を含む粉塵吸引ファン用
第１ベルト式巻掛伝動機構１７Ａと、粉塵吸引ファン用
第２ベルト式巻掛伝動機構１８Ａと、が配設されてい
る。
【００１８】前記切断用第１ベルト式巻掛伝動機構１５
Ａは、前記クラッチドラム１１に形成された前記小径プ
ーリ部２１と、前記切断用作業部３０の支持部材３０Ａ
に螺着固定された切断用中継軸３３にボールベアリング
３２，３２を介して外嵌された、大径プーリ３４と中継
プーリ３１とが一体的に連結されてなる中継用二段プー
リ２８のうちの、前記小径プーリ部２１より径の大なる
Ｖリブドベルト用の前記大径プーリ３４と、前記小径プ
ーリ部２１と前記大径プーリ３４との間に巻き掛けられ
た比較的太幅のＶリブドベルト１５と、からなってい
る。
【００１９】前記切断用第２ベルト式巻掛伝動機構１６
Ａは、前記中継用二段プーリ２８のうちの前記大径プー
リ３４より径の小なる歯付の前記中継プーリ３１と、前
記カッター３９が取付固定されて前記支持部材３０Ａの
先端部に設けられた軸受部３５にボールベアリング３
６，３６を介して軸支された回転軸３７に外嵌固定され
た前記小径プーリ３１より径の大なる歯付の最終プーリ
３８と、前記中継プーリ３１と前記最終プーリ３８との
間に巻き掛けられたタイミング（歯付）ベルト１５と、
からなっている。
【００２０】したがって、前記エンジン５の回転駆動力
は、前記小径プーリ部２１、Ｖリブドベルト１５、及び
大径プーリ３４からなる切断用第１ベルト式巻掛伝動機
構１５Ａと、前記大径プーリ３４に一体的に連結された
前記中継プーリ３１、タイミングベルト１６、及び最終
プーリ３８からなる切断用第２ベルト式巻掛伝動機構１
６Ａと、を介して前記カッター３９に伝達されることに
なり、前記エンジン５により前記カッター３９は前記切
断用第１及び第２ベルト式巻掛伝動機構１５Ａ，１６Ａ
によって二段階に減速されて、例えば３，５００ｒｐｍ
程度で回転駆動せしめられる。
【００２１】また、前記粉塵用第１ベルト式巻掛伝動機
構１７Ａは、前記クラッチドラム１１に形成された前記
大径プーリ部２２と、前記切断用作業部３０の支持部材
３０Ａにボールベアリング４１，４１を介して軸支され
た粉塵吸引ファン用中継軸４０の一端部に外嵌固定され
た前記大径プーリ部２２より径の小なるＶリブドベルト
用の小径プーリ４２と、前記大径プーリ部２２と小径プ
ーリ４２との間に巻き掛けられた比較的細幅のＶリブド
ベルト１７と、からなっている。
【００２２】前記粉塵吸引ファン用第２ベルト式巻掛伝
動機構１８Ａは、前記粉塵吸引ファン用中継軸４０の他
端部に外嵌固定された中継プーリ４３と、前記羽根車６
２が取付固定されて前記粉塵吸引排除用ファン５０のフ
ァンケース６１に設けられた軸受部５１，５５にボール
ベアリング５２，５６を介して軸支された回転軸５３に
外嵌固定された前記中継プーリ３１と略同径ないし若干
小径の最終プーリ５７と、前記中継プーリ４３と前記最
終プーリ５７との間に巻き掛けられた平ベルト１８と、
からなっている。
【００２３】したがって、前記エンジン５の回転駆動力
は、前記大径プーリ部２２、Ｖリブドベルト１７、及び
小径プーリ４２からなる粉塵吸引ファン用第１ベルト式
巻掛伝動機構１７Ａと、前記中継プーリ４３、平ベルト
１８、及び最終プーリ５７からなる粉塵吸引ファン用第
２ベルト式巻掛伝動機構１８Ａと、を介して前記羽根車
６２に伝達されることになり、前記エンジン５により前
記羽根車６２は前記粉塵吸引ファン用第１及び第２ベル
ト式巻掛伝動機構１７Ａ，１８Ａによって、例えば２
０，０００ｒｐｍ程度に増速回転駆動せしめられる。
【００２４】前記羽根車６２を備えた粉塵吸引排除用フ
ァン５０は、図３に示される如くに、前記支持部材３０
Ａに取り付けられた前記ファンケース６１を備えてい
る。この場合、図４を参照すればよくわかるように、前
記安全カバー４５の内面側には粉塵案内隔壁８４が設け
られるとともに、前記ファンケース６１の略中央部に対
応する部分には、前記隔壁８４を挟んで、前記カッター
３９による切断作業時に発生する粉塵を吸い込むための
メイン吸い込み口８５と補助吸い込み口８６が設けられ
ている。
【００２５】また、前記エンジン５から前記粉塵吸引排
除用ファン５０の羽根車６２への動力伝達を任意に断接
できるようにすべく、前記粉塵吸引ファン用第２ベルト
式巻掛伝動機構１８Ａに、ベルトテンションクラッチ７
０が添設されている。前記ベルトテンションクラッチ７
０は、前記切断用作業部３０に植立された支持ピン７３
に回動自在に外嵌されて「く」字状を呈するように相互
に連結固定された操作レバー７１及び回動レバー７２を
有し、該回動レバー７２に植立されたピン７５にテンシ
ョンローラ７４が回転自在に支持されている。
【００２６】このベルトテンションクラッチ７０は、前
記操作レバー７１を図３において反時計回りに回転させ
ると、前記テンションローラ７４が前記粉塵吸引ファン
用第２ベルト式巻掛伝動機構１８Ａの平ベルト１８に圧
接せしめられ、それによって、該平ベルト１８に所定の
テンションが付与され、前記粉塵吸引ファン用第２ベル
ト式巻掛伝動機構１８Ａが動力伝達を行い得る状態とな
る。
【００２７】前記動力伝達状態を維持させるべく、つま
り、前記テンションローラ７４が前記平ベルト１８に押
し戻されないようにすべく、ロック手段として、前記切
断用作業部３０に出入自在にロックピン７７が配設され
ている。このロックピン７７は、図３で見て、前記回動
レバー７２が反時計回りに図示位置（テンション付与状
態）まで回動せしめられたとき、図の手前方向に突出し
て前記回動レバー７２の上側面を係止し、この係止状態
から前記ロックピン７７を前記切断用作業部３０側に押
し込めば、前記係止状態を解除するようになっている。
前記回動レバー７２は、前記ロックピン７７による係止
状態が解除されると、引き戻しコイルばね７６により時
計回りに回動せしめられ、これによって、前記テンショ
ンローラ７４が前記平ベルト１８から離れて該平ベルト
１８が弛められ、前記粉塵吸引ファン用第２ベルト式巻
掛伝動機構１８Ａが動力伝達を行わない状態となる。
【００２８】なお、前記切断用作業部３０には、図５に
示される如くに、前記粉塵吸引ファン用第２ベルト式巻
掛伝動機構１８Ａ及び前記ベルトテンションクラッチ７
０を覆うように保護カバー７８が被せられてボルト類７
９，７９により固定されている。前記保護カバー７８に
は、前記操作レバー７１を回動自在とせしめるための開
口８１が形成されるとともに、前記ロックピン７７を押
し込み操作する際の便宜を図るべく、工具差し込み用穴
８２が形成されている。
【００２９】また、図５に示される如くに、前記粉塵吸
引排除用ファン５０の粉塵吹出口６５に、作業状況や作
業姿勢に応じて粉塵の吹出方向を可変にすべく、エルボ
状補助吹出口９０が回動可能にかつ任意の回動位置を保
持できるように取り付けられている。このエルボ状補助
吹出口９０は、図の仮想線で示される如くに、後向きの
状態から前向きの状態まで略１８０度の範囲内を回動で
きるようになっており、かつ、例えば、それと前記粉塵
吹出口６５との間の嵌合摩擦力を利用して回動位置を保
持するようになっている。
【００３０】上述の如くの構成とされた本実施形態の可
搬式動力切断機１においては、エンジン５のクランクシ
ャフト７に外嵌された遠心クラッチ１０のクラッチドラ
ム１１に小径プーリ部２１と大径プーリ部２２とが一体
的に形成され、前記エンジン５により前記カッターが前
記小径プーリ部２１を含む切断用第１ベルト式巻掛伝動
機構１５Ａ及び切断用第２ベルト式巻掛伝動機構１６Ａ
を介して減速回転駆動せしめられるとともに、前記粉塵
吸引排除用ファン５０が前記大径プーリ部２２を含む粉
塵吸引ファン用第１ベルト式巻掛伝動機構１７Ａ及び第
２ベルト式巻掛伝動機構１８Ａを介して増速回転駆動せ
しめられるようにされているので、粉塵吸引排除用ファ
ン５０が従来のものに比して容易に高速で回転駆動せし
められることになり、該粉塵吸引排除用ファン５０が充
分な粉塵吸引排除力を発揮できる。
【００３１】また、前記遠心クラッチ１０のクラッチド
ラム１１の外周部が大径プーリ部２２とされるととも
に、前記クラッチドラム１１のボス部が小径プーリ部２
１とされた構造であるので、切断用作業部３０及び粉塵
吸引排除用ファン５０の二つの回転作動部を備えたもの
としては、全体を比較的コンパクトにできるとともに低
コスト化を図ることもできる。以上、本発明の実施形態
について詳述したが、本発明は、前記実施形態に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の
精神を逸脱しない範囲で、設計において、種々の変更が
できるものである。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の動力切断機は、粉塵吸引排除用ファンを容易に高速
回転駆動できるので、充分な粉塵吸引排除力を得ること
ができ、かつ、全体を比較的コンパクトにできるととも
に低コスト化を図ることもできるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る動力切断機の一実施形態の要部を
示す側面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ矢視断面図。
【図３】図２のIII 矢視部分切欠図。
【図４】図３から粉塵吸引排除用ファン部分を取り去っ
た状態を示す図。
【図５】図１に示される可搬式切断用動力作業機の切断
用作業部を示す斜視図。
【符号の説明】
１ 可搬式切断用動力作業機（エンジンカッター） ２ 本体部 ５ エンジン（原動機） ７ クランクシャフト（出力軸） １０ 遠心クラッチ １１ クラッチドラム １５ Ｖリブドベルト（第一のベルト） １６ タイミングベルト（第三のベルト） １７ Ｖリブドベルト（第二のベルト） １８ 平ベルト（第四のベルト） ２１ 小径プーリ部 ２２ 大径プーリ部 ３０ 切断用作業部（回転作動部） ３１ 第一の中継プーリ ３３ 第一の中継軸 ３４ 大径プーリ ３９ カッター（切断具） ４０ 第二の中継軸 ４２ 小径プーリ ４３ 第二の中継プーリ ５０ 粉塵吸引排除用ファン（回転作動部）

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 原動機５により回転駆動せしめられる二
    つの回転作動部３０，５０を備え、これら二つの回転作
    動部３０，５０を回転駆動すべく、前記原動機５の出力
    軸７に遠心クラッチ１０が作動上連結されるとともに、
    該遠心クラッチ１０のクラッチドラム１１に小径プーリ
    部２１と大径プーリ部２２とが一体的に形成されてなる
    動力切断機。
  2. 【請求項２】 原動機５が配備された本体部２と、カッ
    ター等の切断具３９を有する切断用作業部３０と、前記
    切断具３９による切断作業によって発生する粉塵を吸引
    して排除するための粉塵吸引排除用ファン５０と、を備
    えた動力切断機１において、 前記原動機５の出力軸７に遠心クラッチ１０が作動上連
    結されるとともに、前記遠心クラッチ１０のクラッチド
    ラム１１に小径プーリ部２１と大径プーリ部２２とが一
    体的に形成され、前記原動機５により前記切断具３９が
    前記小径プーリ部２１及び第一のベルト１５を介して減
    速回転駆動せしめられるとともに、前記粉塵吸引排除用
    ファン５０が前記大径プーリ部２２及び第二のベルト１
    ７を介して増速回転駆動せしめられることを特徴とする
    可搬式切断用動力作業機。
  3. 【請求項３】 前記原動機５の回転駆動力は、前記小径
    プーリ部２１及び前記第一のベルト１５を介して第一の
    中継軸３３に回転自在に外嵌された大径プーリ３４に伝
    達されるとともに、該大径プーリ３４に一体的に形成さ
    れた第一の中継プーリ３１及び第三のベルト１６を介し
    て前記切断具３９に伝達されることを特徴とする請求項
    ２に記載の可搬式切断用動力作業機。
  4. 【請求項４】 前記原動機５の回転駆動力は、前記大径
    プーリ部２２及び前記第二のベルト１７介して第二の中
    継軸４０に外嵌固定された小径プーリ４２に伝達される
    とともに、前記第二の中継軸４０に外嵌固定された第二
    の中継プーリ４３及び第四のベルト１８を介して前記粉
    塵吸引排除用ファン５０に伝達されることを特徴とする
    請求項２又は３に記載の可搬式切断用動力作業機。
  5. 【請求項５】 クラッチドラム１１の外周部が大径プー
    リ部２２とされるとともに、前記クラッチドラム１１の
    ボス部が小径プーリ部２１とされてなる切断機用遠心ク
    ラッチ。
JP9030786A 1997-02-14 1997-02-14 動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ Pending JPH10225925A (ja)

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