JP2010274392A - 卓上切断機 - Google Patents

卓上切断機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010274392A
JP2010274392A JP2009131618A JP2009131618A JP2010274392A JP 2010274392 A JP2010274392 A JP 2010274392A JP 2009131618 A JP2009131618 A JP 2009131618A JP 2009131618 A JP2009131618 A JP 2009131618A JP 2010274392 A JP2010274392 A JP 2010274392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
belt
cutting machine
shaft
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009131618A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Imamura
隆一 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2009131618A priority Critical patent/JP2010274392A/ja
Publication of JP2010274392A publication Critical patent/JP2010274392A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】卓上切断機の切断能力、静音性及び可搬性を向上させる。
【解決手段】卓上丸鋸10は、傾動部によって両傾斜可能な切断部30と、第1ベルト602bを有し、モータ50の回転動力を鋸刃32に伝達する伝達機構部60cと、を備える。モータ50が鋸刃32に並行に配設されるように、モータ軸500と中間回転軸605とは異なる方向に向いて配置されている。第1ベルト602bは、これらの端部に形成された第1プーリ600及び第2プーリ604に、捻られた状態で架け渡されている。このようにして、モータ50を鋸刃32に並行に配設することで、カバー34からのモータ50の突出は抑制される。更に、モータ50を鋸刃32の外側、且つ上方に配置することで、切断部30が傾斜状態であっても、鋸刃32の切込動作に干渉することなく、切り込み深さを深くすることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、卓上切断機に関する。
一般的な卓上切断機は、幅木や窓枠等の木材を被加工材(ワーク)とし、ワークを載置可能なベース部と、ワークを切削する丸鋸刃を備える切断部と、丸鋸刃を回転駆動させるモータと、モータから丸鋸刃へと回転動力を伝達する伝達機構部と、を備える。作業者は、卓上切断機の切断部をワーク側へ揺動させることによって切削作業を行う。
また、近年では、切断部を鉛直面に対して所望の角度で傾斜させた状態で揺動させることにより、ワークを載置面に対し斜めに切断することを可能にする卓上切断機もある。
例えば、特許文献1に開示された卓上切断機は、鋸刃に垂直に配置されたモータと、モータから出力された回転動力をプーリ間に架け渡されたベルト及びギアによって鋸刃に伝達する伝達機構部と、を備え、ベース部に載置されたワークに垂直な面に対し切断部を傾斜させることで、ワークを斜めに切断可能な機能を有する。
特開2003−145501号公報
従来の卓上切断機の構造では、モータ側の第1ギヤ、鋸刃側の第2ギヤ間で大きく減速させるために、第2ギヤ径は、第1ギヤ径よりも大きく形成されていた。このため、ギヤ部を内蔵するギヤケースは、鋸刃近傍において、第2ギヤの径方向に大きく形成されていた。このため、切断部を傾斜させた状態で切削を行う際に、第2ギヤを覆うケースの下部がワークに過度に干渉することとなり、ワークへの切込深さを深くすることができなかった。
また、引用文献1に開示された卓上切断機のモータを覆うケースは、切断部から突出している。例えば、鋸刃に対して更にサイズの大きいモータを採用し、モータの突出方向に傾斜させて切削する場合には、ワークへの切り込み時にモータを覆うケースがワークに干渉し、ワークへの切込深さを深くすることができなかった。
このため、厚みのあるワークを切削する際には、切断深さを確保するために、大径の鋸刃を用いなければならなかった。更に、大径の鋸刃に適合するように卓上切断機自体も大きなものを用いなければならないこともあった。卓上切断機を大きくすると、収納性が悪化し、更に体積が増えることで重量が増し、可搬性も悪化していた。
また他の問題点としては、モータから鋸刃までの動力伝達機構の一部にギヤが用いられているため、動力伝達時に、ギヤ同士が接触することによる騒音が生じていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、卓上切断機の切断能力を向上させることを目的とする。
本発明に係る卓上切断機は、
被加工材を載置可能なベース部と、
前記ベース部に載置された前記被加工材を切削する回転刃と、
前記回転刃を回転駆動する駆動部と、
前記ベース部に傾動軸によって回動可能に支持され、前記傾動軸を中心として両側に前記回転刃を傾斜可能とする傾斜部と、
前記傾斜部に回動可能に支持され、前記ベース部に近接/離間可能に前記回転刃及び前記駆動部を回転可能に支持する支持部と、
前記支持部に固定され、前記駆動部からの回転動力を前記回転刃へ伝達する伝動部と、
を備える卓上切断機であって、
前記伝動部は、
前記駆動部の駆動軸に設けられた第1プーリと、
端部に第2プーリを有する回転軸と、
前記第1プーリと前記第2プーリとに架け渡された第1ベルトと、
を備え、
前記第1ベルトは、前記第1プーリと前記第2プーリ間でねじれて架け渡されている、
ことを特徴とする。
更に、前記駆動部は、前記回転刃の刃面に平行に設けられていることが好ましい。
更に、前記第2プーリは、前記第1プーリよりも大径に形成されていることが好ましい。
更に、前記駆動部は、前記回転刃の径方向外側に配設されていることが好ましい。
また、前記伝動部は、
一端部に前記第2プーリを有する前記回転軸の他端部に形成された第3プーリと、
回転動力を出力する第4プーリと、
前記第3プーリと前記第4プーリとに架け渡された第2ベルトと、を更に備えることが望ましい。
更に、前記第2ベルトは、前記第1ベルトよりも前記回転刃側に配設されていることが好ましい。
更に、前記第4プーリは、前記回転刃の刃軸に設けられていることが好ましい。
例えば、前記第2ベルトは、前記第3プーリと前記第4プーリ間にねじれて架け渡されていることが好ましい。
更には、前記伝動部の前記回転軸は、前記第1ベルトの張力及び前記第2ベルトの張力が調整されるように、前記伝動部を覆うカバーに固定位置を変更可能に固定されていることが好ましい。
また、前記回転刃に固定された前記刃軸の回転をロックする、ロック手段を更に備え、
前記ロック手段は、
前記刃軸に形成された凹部と、
前記カバーに連通され、揺動可能に支持され、前記凹部に嵌合可能な嵌合部と、
前記嵌合部を前記カバーの外部へ突出させる方向に付勢する弾性部材と、
から構成されるようにしてもよい。
本発明によれば、卓上切断機の切断能力を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る卓上切断機の側面図である。 卓上切断機の正面図である。 動力伝達機構部の正面断面図である。 卓上切断機の右傾斜状態における動力伝達機構部の正面断面図である。 動力伝達機構部の、(a)はベルト張り調整前の状態を示す部分的な側面断面図であり、(b)はベルト張り調整後の状態を示す部分的な側面断面図である。 卓上切断機の、(a)は鋸刃が回転可能とされた状態を示す正面断面図であり、(b)は鋸刃が回転ロックされた状態を示す正面断面図である。 第1の変形例に係る卓上切断機の動力伝達機構部の正面断面図である。 第2の変形例に係る卓上切断機の動力伝達機構部の正面断面図である。 第2の変形例に係る卓上切断機の動力伝達機構部の側面断面図である。 第3の変形例に係る卓上切断機の動力伝達機構部の正面断面図である。 第4の変形例に係る卓上切断機の動力伝達機構部の正面断面図である。 ベルトとプーリの関係を図10のX部を拡大して示す図である。 第5の変形例に係る卓上切断機の側面図である。 第5の変形例に係る卓上切断機の切断状態を示す側面図である。 図14の変形例に係る卓上切断機の切断状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して具体的に説明する。
本実施形態に係る卓上丸鋸(卓上切断機)10について、図1及び図2を参照して全体構成を説明する。
卓上丸鋸10は、主に、ベース12、ベース12の垂直軸を中心に回動可能に支持されるターンテーブル14からなるベース部、傾動部(傾斜部)16、摺動部20、切断部30及びモータ(駆動部)50から構成される。
ベース12は、金属製であり、窪みが上面中央に形成された凹型の形状を成す。ベース12の上面には、ワークWの側面に当接するフェンス120が固定されている。
ターンテーブル14は、金属性であり、ベース12の垂直軸を中心に回動可能に支持され、ベース12の上面と同一平面上に上面が位置するように、ベース12の窪みに配設されている。ターンテーブル14の図中の前方には、回動操作部142が突出して配設されている。回動操作部142は、ターンテーブル14に螺合されており、ターンテーブル14の内部にある端部(図示せず)は、ベース12の側面に当接可能及び離間可能に配置されている。このため、作業者がベース12から離間するように回動操作部142を反時計回りに回転すると、ターンテーブル14が回動可能状態となり、また、ベース12へ進むように回動操作部142を時計回りに回転すると、ターンテーブル14の回動がロックする。また、ターンテーブル14は、図中の後方に延出して形成されており、その上部に、後述する傾動部16を回動可能に支持する傾動軸160が設けられている。傾動軸160は、ターンテーブル14の上面と同一平面上に軸心が位置するように配設されている。
傾動部16は、ターンテーブル14に傾動軸160を介して左右方向(図2参照)に傾動可能に支持されている。傾動部16は、図2中の左右両面のそれぞれに、切り欠き168を有する。切り欠き168に対向するように、2本のストッパボルト169がターンテーブル14の上面に垂直に螺合されている。傾動部16を傾動させていくと、傾動部16に形成された切り欠き168がストッパボルト169の上面に当接し、傾動動作が制限される。傾動部16が左右方向の夫々に45度傾斜したときに、傾動部16に形成された切り欠き168がストッパボルト169に当接するように、ストッパボルト169は高さを調整されている。この高さの調整は、ストッパボルト169のターンテーブル14への捩じ込み量によって調整されている。例えば、ストッパボルト169のターンテーブル14への捩じ込み量を変更することで、切断部30の傾動限界を変更することもできる。
また、傾動部16は、後述する傾動支持部163のピン164に当接可能に傾動方向に埋設されたストッパボルト166を有する。
また、図1に示すように、傾動部16の上部には、後述する摺動部20を摺動可能に支持する2本の摺動孔180を有する摺動支持部18が一体に形成されている。
傾動支持部163は、ターンテーブル14の後端に固定され、傾動部16に対向するように配設されている。図2に示すように、傾動支持部163には、傾動軸160を中心とする円弧状の長孔140が形成され、クランプ162がこの長孔140に貫通している。クランプ162の先端に形成されたねじ部が、傾動部16に形成された不図示のねじ部に螺合されている。傾動部16は、クランプ162が緩められると、傾動軸160を支点として、長孔140の範囲内で傾斜し、クランプ162が締め付けられると、傾動支持部163に固定される。このようにして、傾動部16は傾動支持部163に任意の位置で固定及び固定解除される。
また、傾動支持部163には、位置決め用のピン164が挿通している。ピン164は、ストッパボルト166の端面に当接可能となるように、前後方向に移動可能に配設されている。ピン164を傾動部16側に押し込むことによって、ストッパボルト166の端部とピン164の端部とが当接することとなり、傾動部16がベース12に対して鉛直(図2の状態)に立設するように位置決めされる。
摺動部20は、摺動支持部18の摺動孔180に摺動可能に設けられた2本のガイドバー182を備える。更に、摺動孔180からガイドバー182が脱落するのを防ぐように、ガイドバー182の後方端部には、摺動孔180よりも大径に形成されたキャップ184が設けられている。また、ガイドバー182に垂直に当接することで、ガイドバー182の摺動を固定する円柱状のノブ186が配設されている。このように、摺動部20は、傾動部16の前後方向に摺動可能、且つ、任意の位置に固定可能に構成されている。
また、摺動部20の前端部上面には、後述する切断部30を上下方向に揺動可能に支持する揺動支持部(支持部)24が設けられている。揺動支持部24は、揺動軸22を有し、揺動軸22を介して切断部30を、図1において時計回り及び反時計回りに回動可能に支持する。このようにして、切断部30は、上下方向に揺動することとなる。揺動支持部24は内部にコイルばね(図示せず)が配設されており、コイルばねは、切断部30を図1において反時計回りに付勢する。このため、切断部30は、通常状態(作業者の未操作状態)では上方に配置されている。
切断部30は、主に鋸刃(回転刃)32と、モータ50と、モータ50からの回転動力を鋸刃32へ伝達する伝達機構部(伝動部)60aと、これらを覆うカバー34と、から構成される。
カバー34の後方上部には、モータカバー52aが取り付けられており、モータカバー52aにモータ50が内装されている。また、カバー34の前方上部には、作業者によって把持されるハンドル36が形成されている。ハンドル36の一部にモータ50を駆動させるスイッチ38が設けられている。また、カバー34の後方には、ストッパボルト342が、摺動部20の前端部のストッパ受け部20aに対向して固定されている。切断部30の下方への揺動時に、ストッパボルト342がストッパ受け部20aの上面に当接することで、切断部30の下方への揺動限界が規定される。
伝達機構部60aは、図3に示すように、第1プーリ600、第2プーリ604及び第1ベルト602aから構成される1段目と、第3プーリ606、第4プーリ610及び第2ベルト608から構成される2段目とから構成される2段ベルト機構を備える。
第1プーリ600は、モータ軸500に一体的に形成され、第2プーリ604及び第3プーリ606は中間回転軸(中間軸)605に一体的に形成され、第4プーリ610は、鋸刃軸(刃軸)322aに一体的に形成されている。以下にこれらの構成を詳細に説明する。
モータ軸500は、モータ50の出力軸であり、外周にファン54が固定されている。モータ50が動作すると、モータ軸500に固定されたファン54が回転することで、自動的にモータ50を冷却する。また、モータ軸500には、伝達機構部60a内に一体的に円柱状の第1プーリ600が固定されている。
カバー34の内側には、サポート624が、ねじ626によって回動可能に固定され、鋸刃32から遠ざかるように伸び、更にL字状に屈曲して下方に延びている。
また、カバー34の鋸刃32に対向する面に、2箇所の長孔620(図5参照)が形成されている。長孔620は、ねじ626を中心とする2本の弧を有するように形成されている。この長孔620に、板状のテンショナ62が2本の固定ねじ622によって固定されている。サポート624及びテンショナ62は、後述する第1ベルト602a及び第2ベルト608の張りを調整可能にするという機能を有する。
中間回転軸605は、第1プーリ600よりも大径に形成された第2プーリ604を、鋸刃32の遠方である図3中右側に一体的に備え、更に第2プーリ604よりも小径に形成された第3プーリ606を鋸刃32側である図3中左側に備える。中間回転軸605は、軸受66a,66b、並びに軸受66a,66bの夫々を支持するサポート624及びテンショナ62を介して回動可能にカバー34に支持されている。
また、軸受68aを支持するために中央が凹状に屈曲されたサポート326が、2本の固定ねじ328(図5参照)によってカバー34の内側に固定されている。
鋸刃軸322aは、中間回転軸605に平行に配設され、鋸刃32から離間する側の端部を支持する軸受68a,鋸刃軸322aの中間部を支持する軸受68bによって回転可能に支持されている。鋸刃軸322aの他端は、カバー34の外部に突き出し、ねじ穴323が形成されている。また、鋸刃軸322aは、第2プーリ604よりも小径に形成された第4プーリ610を一体的に備え、第4プーリ610が第3プーリ606の垂直下方に配置されるように配設されている。
鋸刃32は、六角ボルト320が鋸刃軸322aの他端に形成されたねじ穴323に締め込まれることによって、鋸刃軸322aの他端部に挿入された2枚のフランジ324に挟まれ、鋸刃軸322aに固定される。
第1ベルト602a及び第2ベルト608は、樹脂又はゴム等の弾性体によって生成されている。第1ベルト602aの上部は、第1プーリ600に架け渡されており、第1ベルト602aの下部は、第2プーリ604に架け渡されている。また、第2ベルト608の上部は、第3プーリ606に架け渡されており、第2ベルト608の下部は、第4プーリ610に架け渡されている。
次に、モータ50によって発生する回転動力を鋸刃32へ伝達する伝達機構部60aの作用について図3を参照して説明する。
作業者がハンドル36に設けられたスイッチ38(図1参照)を押すと、モータ50が作動し、モータ軸500が回転する。モータ軸500が回転すると、モータ軸500に一体的に形成された第1プーリ600、及び第1プーリ600と第2プーリ604とに架け渡された第1ベルト602aを介して、中間回転軸605へ回転動力が伝達される。ここで、第2プーリ604は第1プーリ600よりも大径に形成されているため、中間回転軸605は、モータ50(モータ軸500)の回転速度を減速するとともに、回転トルクを増大させて回転する。
次に、中間回転軸605が回転すると、中間回転軸605に一体的に形成された第3プーリ606、及び第3プーリ606と第4プーリ610とに架け渡された第2ベルト608を介して、鋸刃軸322aへ回転動力が伝達される。鋸刃軸322aが回転することで、鋸刃32は鋸刃軸322aと一体的に回転することとなる。
次に、切断部30を伝達機構部60a側に傾斜させた状態における切削作業について図4を参照して説明する。
2段ベルトで回転動力を伝達するようにすると、2段ベルトの1段目において、第1プーリ600よりも第2プーリ604を十分に大径にすることで、2段ベルトの2段目において、減速比が小さいとしても、全体として十分に減速比を得ることができる。このため、第2ベルト608を架け渡された第4プーリ610を小径にすることができる。
第4プーリ610を小径にすることで、第4プーリ610を覆うカバー34のサイズを抑えることができる。そうすると、図4に示すように、第4プーリ610の径方向である下方へカバー34の突出を抑えることができ、切削作業におけるカバー34の干渉を抑制することができる。このことにより、鋸刃32をより下方のワークW側へ揺動させることができ、鋸刃32のワークWへの切り込みを深くすることができる。
伝達機構部60aは、回転動力の伝達を2段ベルトによって行う構成のため、ギアによって行うものと比べ、設計変更の自由度が高い。例えば、更に大きな減速比を要し、第2プーリ604をより大きな径にするような場合であっても、第2ベルト608を長くする(中間回転軸605と鋸刃軸322aとの間隔を長くする)ことで、鋸刃軸322aから下方へのカバー34の突出を抑制することができる。
したがって、切断部30を伝達機構部60a側に傾斜させた状態での切削加工において、第2プーリ604の径方向下端604aが第4プーリ610の径方向下端610aよりも高い位置(ベース12の上面から離れた位置)である限り、第2プーリ604を大径にしたとしても、第2プーリ604の下端604aがワークWに当ることがないため、切込深さに影響はない。
このように、切断部30を傾斜して切削する場合において、大径の鋸刃32を要せず、比較的小径の鋸刃32であっても、切込深さを維持することができる。更には、鋸刃32を小径のものとすることで、カバー34の切削方向への突出を抑制でき、卓上丸鋸10についてもコンパクトなものとすることができる。
また、モータ50の回転を鋸刃32に伝達する伝達機構部60aをプーリとベルトによって構成してギアを用いていないため、卓上丸鋸10の運転時に、ギアの噛合による騒音が発生せず、静音性に優れたものとなる。
また、伝達機構部60aにベルトを用いているため、プーリ間の距離の調整が容易であり、モータ軸500(図3参照)によって決定されるモータ50の配置に自由度が増し、ワークWに干渉する位置をさけてモータ50を配設することができる。このようにすることで、切込深さを深くすることができる。
更に、第2プーリ604を第3プーリ606及び第4プーリ610より鋸刃32から遠方に配置、すなわち第2ベルト608を第1ベルト602aより鋸刃32側に配置している。このため、図4に示す傾斜状態において、第2ベルト608(第4プーリ610)が傾斜の邪魔にならないため、傾斜時の切込深さを大きくとることができる。
また、図3に示すように、モータ50を鋸刃32の延長線上であって鋸刃外径の外側に配置する構成とすることによって、切断部30の傾斜時にモータ50がワークWに当たることがなく、切込み深さを大きくとることができる。更に、2段ベルト構成を採用することによって、鋸刃軸322a周りの径方向の寸法を抑えることができるため、モータ50の配置と合わせて傾斜時の切込深さを大きく取れる構成とすることができる。また、モータ50を図3の状態において中間軸605より上方(ベース12と反対側)に設けることにより、一層の効果を得られる。
次に、ベルト602a,608の張り調整機構について図4及び図5(a),(b)を参照して説明する。
中間回転軸605は、一端を軸受66aを介してサポート624に、他端を軸受66bを介してテンショナ62に回転可能に支持されている。
経年使用により第1ベルト602a及び第2ベルト608に緩みが生じたときには、テンショナ62のカバー34への固定位置を図5(a)に示す位置から図5(b)に示す位置へ変更することで、第1ベルト602a及び第2ベルト608を同時に張り調整することができる。
詳細に説明すると、まず、ねじ626を緩め、サポート624をカバー34に対して回動できるようにする。次に、テンショナ62の固定ねじ622を緩め、テンショナ62を長孔620に沿って移動可能な状態にする。次に、モータ軸500と鋸刃軸322aとを結ぶ直線から離れる方向(図5の左方向)にテンショナ62を長孔620に沿って移動させ、ねじ626でサポート624を固定し、固定ねじ622でテンショナ62を固定する。このようにすることで、テンショナ62に固定された中間回転軸605を移動させることができ、これに架け渡された第1ベルト602a及び第2ベルト608を同時に張ることができる。
次に、鋸刃32の卓上丸鋸10への取付け、取り外し時に、鋸刃32の回転をロックするロック部材について、図6(a),(b)を参照して説明する。
鋸刃軸322aの鋸刃32から遠方側の端面(軸受68a側)には、六角穴(ロック手段、凹部)329が形成されている。またロックピン(ロック手段、嵌合部)680がカバー34の鋸刃32から遠方側の側面から突出して備えられている。鋸刃軸322aに対向する側のロックピン680の端部は、六角穴329に対応するように六角柱状に形成されている。また、サポート326の六角穴329に対向する部分には、六角穴329へロックピン680が挿通可能なように、孔327が形成されている。サポート326とロックピン680との間に、孔327よりも大径のばね(ロック手段、弾性部材)682がロックピン680の周りに備えられ、ロックピン680を六角穴329から離間する方向(カバー34から突出する方向)へ付勢している。
図6(a)に示す初期状態から図6(b)に示すように、ロックピン680をばね682の付勢に抗して鋸刃32側へ押し込むと、六角穴329にロックピン680が嵌合し、鋸刃軸322aの回転動作を防ぐことができる。このようにして、作業者は、一方の手でロックピン680を押し込みながら他方の手で六角ボルト320を鋸刃軸322aに相対回転することで、鋸刃32を鋸刃軸322aから容易に取り外すことができる。
(第1の変形例)
上記実施形態における卓上丸鋸10は、伝達機構部60aの構成を限定せず、他の動力伝達手段を付加的に備えるようにしてもよい。
例えば、他の動力伝達手段としての伝達機構部(伝動部)60bは、図7に示すように、第4プーリ610を端部として一体的に形成され、鋸刃32側に斜歯歯車である第1ギヤ612が一体的に形成された第2中間回転軸609を備える。第1ギヤ612に噛合する一端側に、斜歯歯車である第2ギヤ614が一体的に形成され、他端に鋸刃32が2枚のフランジ324と六角ボルト320とによって固定された鋸刃軸322bを備える。第2ギヤ614は、第1ギヤ612よりも大径に形成されており、両ギヤが噛合することによって減速機構として機能する。
このように、第4プーリ610と鋸刃32との間に、付加的に第1ギヤ612と第2ギヤ614とから構成される減速ギアを噛合させるようにしてもよい。
このような構成であっても、2段ベルトを用いることで、モータ50の配置の自由度を向上させ、切削動作に干渉しない場所にモータ50を配置させることができる。また、2段ベルトを用いて、プーリ間で減速比を大きく取り、第1ギヤ612及び第2ギヤ614の径を同等としてギヤ間での減速をしないようにしても良い。
(第2の変形例)
傾斜可能な切断部30を有する卓上丸鋸10の切削能力は、切断部30の傾斜状態におけるワークWへの切り込みの深さの程度に大きく関わる。
このことについて説明すると、切断部30を傾斜させない状態での切削作業において、ワークWに最も近接する鋸刃32を除く切断部30の部位は、カバー34の下面である。
一方、切断部30を傾斜した状態での切削作業において、ワークWに最も近接する鋸刃32を除く切断部30の部位は、カバー34の下面のうち、鋸刃32の垂直方向に最も離間する傾斜側の部位である。即ち、鋸刃32に垂直方向のカバー34の厚みがワークWへの切込深さに関わることとなる。
鋸刃32に垂直方向のカバー34(切断部30)の厚みを押さえることを意図して、例えば、第2の変形例に係る卓上丸鋸10の伝達機構部(伝動部)60cとして、モータ50を鋸刃32に平行に配設した例を図8及び図9に示す。
第1ベルト602bは、水平面において90度捻った状態で、モータ軸500の第1プーリ600と中間回転軸605の第2プーリ604とに架け渡されている。
また、モータ50の出力軸であるモータ軸500は、水平面上において、中間回転軸605の向きから90度ずれた方向に向けられている。結果的に、モータ50(モータカバー52b)は、鋸刃32に平行に配設されている。
このようにモータ軸500と、中間回転軸605の回転方向が異なるものであっても、伝達機構をベルトで構成することによって、第1プーリ600から第2プーリ604へ動力を伝達することができる。また第2プーリ604の径を任意に設定することにより減速比を大きくとることができ、鋸刃軸322a周りのカバー34等の寸法を抑えることができる。
また、第4プーリ610は鋸刃32の鋸刃軸322aに固定されており、モータ50の回転力は、2つのベルト602b、608、第1乃至第4プーリによって鋸刃32に伝達される。
このように、モータ50を鋸刃32に平行に配設することで、鋸刃32よりもモータ50が著しく大きいものであっても、カバー34に沿うように配置させることができる。このため、図8に示すように切断部30からモータ50が左右方向に突出せず、傾斜状態での切削においても、モータ50がワークWやフェンス120に干渉することを防ぎ、結果として、切込深さを深くすることができる。また、モータ50がカバー34から突出せずにカバー34に沿うように配置されるため、収納性及び可搬性を高めることができる。更には、回転動力の全てをギヤの噛み合わせるによって伝達するものと比べると、一部にベルトを用いているため、静音性を良好にすることができる。特に図8に示すように、ギヤを用いずにベルトのみで回転動力を鋸刃32に伝達する構成にすれば、回転時にギヤ音が発生せず、より一層静音性を向上することができる。
第1、第2の変形例に係る伝達機構部60b,60cについても、図5に示されるようなベルトの張り調整機構であるテンショナ62等を備えるようにしても良い。
(第3の変形例)
第1ベルト602bを捻ることによって、モータ50を鋸刃32に平行に配設する構成は、第2の変形例において説明した2段ベルトから構成されるものに限らず、他の構成であってもよい。
例えば、図10に示すように、第1ベルト602bと、第1ギヤ612及び第2ギヤ614とから主に構成される伝達機構部(伝動部)60dであっても同様の効果を得ることができる。第3の変形例に係る伝達機構部60dは、第2の変形例に係る伝達機構部60cと同様に、水平面において90度捻った状態で、モータ軸500の第1プーリ600と中間回転軸605の第2プーリ604とに架け渡された第1ベルト602bを備える。更に、第3プーリ604を端部として一体的に形成され、鋸刃32側に斜歯歯車である第1ギヤ612が一体的に形成された中間回転軸605bを備える。第1ギヤ612に噛合する一端に斜歯歯車である第2ギヤ614が一体的に形成され、他端に鋸刃32が2枚のフランジ324と六角ボルト320とによって固定された鋸刃軸322bを備える。第2ギヤ614は、第1ギヤ612よりも大径に形成されており、両ギヤが噛合することによって減速機構として機能する。
このように、第2プーリ604と鋸刃32との間に、2段目のベルトの代替として、第1ギヤ612と第2ギヤ614とから構成される減速ギアを噛合させるようにしてもよい。このような構成であっても、第2の変形例と同様に、モータ50の配置の自由度を向上させ、切削動作に干渉しない場所にモータ50を配置させることができ、切断能力を向上させることができる。また、カバー34に沿うようにモータ50を配置させることができるために、可搬性及び収納性を高めることが出来る。更には、回転動力の全てをギヤの噛み合わせるによって伝達するものと比べると、一部にベルトを用いているため、静音性を良好にすることができる。
(第4の変形例)
また、図8,図9に示した第2の変形例の構成では、第1ベルト602bを水平面において90度捻った状態で、モータ軸500の第1プーリ600と中間回転軸605の第2プーリ604とに架け渡しているが、図11に示すように、モータ軸500及び鋸刃軸322aの夫々に水平面上45°角度を成すように、モータ軸中間回転軸605cをカバー34内に設け、第1ベルト602bを第1プーリ600と第2プーリ604間で45°、第2ベルト608を第3プーリ606と第4プーリ610間で45°捻り、結果としてモータ軸500と鋸刃軸322a間で90°捻るように構成してもよい。このようにすれば、90°捻りに対してベルトの捻れ量を小さくすることができるため、ベルトの寿命を延ばすことができる。
第4の変形例に係る伝達機構部60eについても、第2プーリ604及び第3プーリ606に沿うようにカバー34を形成し、図5に示されるようなテンショナ62及びサポート624を設けるようにして、ベルトの張り調整機構を備えるようにしても良い。
また、第1乃至第4の変形例に係る伝達機構部60b,60c,60d,60eについても、図6に示すような、ロックピン680を備える構造にしてもよい。
また、ベルトを捻る場合、ベルトがプーリから抜けてしまうことを防止しなければならない。図10のX部を拡大して図12に示すように、Vベルトを用いているため、第2プーリ604の外面615の凹凸と第1ベルト602bの内面613の凹凸が噛合するため第1ベルト602bが第2プーリ604から抜けることを防止している。なお、プーリの両端部にベルトをガイドする壁を設けるようにしても良い。
(第5の変形例)
図1に示すような卓上丸鋸10を運搬する場合、切断部30を不図示のロック手段によって揺動下限位置で固定する。切断部30を揺動下限位置にした場合、モータ50は鋸刃32の径方向外側であってカバー34の上方に位置するようになるため、卓上丸鋸10の高さ方向(図1の上下方向)の寸法が大きくなってしまう。高さ方向の寸法を抑えるため、図13に示すように、モータ50は鋸刃32の鋸刃軸322aに対して揺動軸22側に配置されている。すなわち、モータ50は、ベース12の上面から鋸刃軸322aを通る垂直な仮想線に対して傾動部16側に配置されている。カバー34の外周は円弧状になっているため、円弧の頂上位置(図1)からずれた位置にモータ50を配置する。このようにすれば、図14に示すように、切断部30を揺動下限位置にした際のカバー34の上面からのモータ50の突出量を少なくすることができ、高さ寸法を抑えることができる。
また、図14、図15に示すように、伝達機構部60aとして2段ベルトを用いることにより、モータ50の配置を鋸刃32の径方向にずらしたとしても、第1ベルト602a及び第2ベルト608の長さや中間回転軸605の配置を変えるだけで対応できる。特に図15に示すようなスライド機構がない卓上丸鋸11においては、切断可能なワークWの幅寸法は、鋸刃32とベース12が交わる範囲(最大切断寸法S)に限られてしまい、それ以上の寸法のワークWはベース12に置く向きを変える等して複数回の切断作業を行わなければならない。しかしながら、図15に示すように、2段ベルト構成にすれば、中間回転軸605の配置位置を鋸刃軸322aから離れる方向、すなわち、鋸刃軸322aに対して反ベース12側に配置することによって、ベルト特に第1ベルト602aがベース12から離れるため、第1ベルト602aが邪魔にならなくなり、最大切断寸法S以上の幅を有するワークWを縦置きとすることで1回で切断することができる。更に、モータ50を図15の状態でベース12から鉛直に延び鋸刃軸322aを通る仮想線より傾動部16側に設けることで、揺動下限状態に置ける卓上丸鋸11の高さ寸法を抑えながら最大切断寸法S以上のワークWを切断することができる。なお、図14に示すようなスライド式の卓上丸鋸10であれば、高さのあるワークWを当て木を介して縦置きにして切断することもでき、又は横置きにしてスライド切断することもできる。
また、鋸刃32の刃面と平行に設けるようにすれば、高さ寸法に加え幅寸法も抑えることができ運搬時や梱包時の利便性が向上する。
上記実施形態に係る卓上切断機は、2段ベルトを用いることによって、モータの配置の自由度を高くすることができる。このため、卓上切断機は、切削作業において、モータとワークとの干渉が生じないようにモータを配設することができ、ワークへの切込深さを深くすることができる。例えば、モータを鋸刃の上方に位置するように外側に配設するようにすると、切断部が傾斜している状態で、カバーとベースとの距離よりも、モータとベースとの距離が長くなる。このように配設することで、モータとワークとの干渉が生じないようにすることができる。
更にモータを鋸刃の上方且つ鋸刃の径より外側で傾斜部側に配設するようにすると、揺動下限位置での卓上切断機の高さ方向の寸法が抑えられて、梱包箱を小さくすることができる。
また、2段ベルトの鋸刃から近接する2段目の両プーリ径の比が小さくとも、鋸刃から離間する1段目の両プーリ径の比を大きくすることで、減速比を大きくすることができる。このようにすることで、モータから鋸刃へ回転を伝達するのに十分に減速を得ることができると共に、2段目のプーリを小径にすることができ、このため、2段目のプーリを覆うカバーとワークとの干渉を抑制することができ、結果として、ワークへの切込深さを深くすることができる。
更に、ねじれたベルトをプーリに張架させることで、プーリに接続されたモータを鋸刃に並行に配設することができ、結果としてモータとワークとの干渉を防ぐようにすることができる。
また、伝達機構部の少なくとも一部をプーリと、プーリに張架されたベルトと、によって構成することで、静音性を高めることができる。
また、第1ベルトと第2ベルトとに架け渡された中間回転軸を移動可能にすることで、ベルトの張りを調整可能となり、ベルトの交換時期を延ばすことができ、経済的に好ましい。更に、カバーの外からでも中間回転軸を移動可能にすることができ、メンテナンス性も良好である。なお、中間回転軸を移動可能とせず、ベルトにテンションを加えるローラ等によって張り調整を行うようにしても良い。
更には、鋸刃の駆動軸をロックするロックピンを備えるようにすることで、鋸刃の交換作業を容易に行うことができ、メンテナンス性が良好となる。
更に、モータの軸を鋸刃と平行に配置することによって、ベース部に対して揺動する部位の幅方向の寸法を抑えることができる。
10,11:卓上丸鋸(卓上切断機)
12:ベース(ベース部)
14:ターンテーブル(ベース部)
16:傾動部(傾斜部)
24:揺動支持部(支持部)
30:切断部
32:鋸刃(回転刃)
322a,322b:鋸刃軸(刃軸)
326:サポート
329:六角穴(ロック手段、凹部)
34:カバー
50:モータ(駆動部)
60a,60b,60c,60d,60e:伝達機構部(伝動部)
600:第1プーリ
602a:第1ベルト
602b:第1(捻れ)ベルト
604:第2プーリ
605:中間回転軸(中間軸)
606:第3プーリ
608:第2ベルト
610:第4プーリ
612:第1ギヤ
614:第2ギヤ
62:テンショナ
624:サポート
680:ロックピン(ロック手段、嵌合部)
682:ばね(ロック手段、弾性部材)
W:ワーク(被加工材)

Claims (10)

  1. 被加工材を載置可能なベース部と、
    前記ベース部に載置された前記被加工材を切削する回転刃と、
    前記回転刃を回転駆動する駆動部と、
    前記ベース部に傾動軸によって回動可能に支持され、前記傾動軸を中心として両側に前記回転刃を傾斜可能とする傾斜部と、
    前記傾斜部に回動可能に支持され、前記ベース部に近接/離間可能に前記回転刃及び前記駆動部を回転可能に支持する支持部と、
    前記支持部に固定され、前記駆動部からの回転動力を前記回転刃へ伝達する伝動部と、
    を備える卓上切断機であって、
    前記伝動部は、
    前記駆動部の駆動軸に設けられた第1プーリと、
    端部に第2プーリを有する回転軸と、
    前記第1プーリと前記第2プーリとに架け渡された第1ベルトと、
    を備え、
    前記第1ベルトは、前記第1プーリと前記第2プーリ間でねじれて架け渡されている、
    ことを特徴とする卓上切断機。
  2. 前記駆動部は、前記回転刃の刃面に平行に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の卓上切断機。
  3. 前記第2プーリは、前記第1プーリよりも大径に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の卓上切断機。
  4. 前記駆動部は、前記回転刃の径方向外側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の卓上切断機。
  5. 前記伝動部は、
    一端部に前記第2プーリを有する前記回転軸の他端部に形成された第3プーリと、
    回転動力を出力する第4プーリと、
    前記第3プーリと前記第4プーリとに架け渡された第2ベルトと、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の卓上切断機。
  6. 前記第2ベルトは、前記第1ベルトよりも前記回転刃側に配設されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の卓上切断機。
  7. 前記第4プーリは、前記回転刃の刃軸に設けられている、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の卓上切断機。
  8. 前記第2ベルトは、前記第3プーリと前記第4プーリ間にねじれて架け渡されている、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の卓上切断機。
  9. 前記伝動部の前記回転軸は、前記第1ベルトの張力及び前記第2ベルトの張力が調整されるように、前記伝動部を覆うカバーに固定位置を変更可能に固定されている、
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の卓上切断機。
  10. 前記回転刃に固定された前記刃軸の回転をロックする、ロック手段を更に備え、
    前記ロック手段は、
    前記刃軸に形成された凹部と、
    前記カバーに連通され、揺動可能に支持され、前記凹部に嵌合可能な嵌合部と、
    前記嵌合部を前記カバーの外部へ突出させる方向に付勢する弾性部材と、
    から構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の卓上切断機。
JP2009131618A 2009-05-29 2009-05-29 卓上切断機 Withdrawn JP2010274392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009131618A JP2010274392A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 卓上切断機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009131618A JP2010274392A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 卓上切断機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010274392A true JP2010274392A (ja) 2010-12-09

Family

ID=43421822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009131618A Withdrawn JP2010274392A (ja) 2009-05-29 2009-05-29 卓上切断機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010274392A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103894671A (zh) * 2012-12-28 2014-07-02 苏州宝时得电动工具有限公司 斜断锯
WO2014150859A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-25 Robert Bosch Gmbh Power tool with brushless drive motor
WO2018061557A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立工機株式会社 切断工具
CN110023018A (zh) * 2016-11-30 2019-07-16 工机控股株式会社 动力工具
CN110814426A (zh) * 2019-12-13 2020-02-21 江西清科九扬智能装备有限公司 一种三角截面铝合金钢材自动切割机
WO2020225012A1 (en) * 2019-05-03 2020-11-12 Husqvarna Ab Hand-held electrically powered device

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10225925A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Kioritz Corp 動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ
JP2003089101A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Makita Corp 照明装置を備えた電動工具
JP2003145501A (ja) * 2001-11-14 2003-05-20 Hitachi Koki Co Ltd 左右傾斜式卓上切断機
JP2003251523A (ja) * 2002-02-27 2003-09-09 Ryobi Ltd 電動工具の回転軸固定装置
JP2008018523A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Iee Gu Choi 切断機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10225925A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Kioritz Corp 動力切断機及び該切断機用遠心クラッチ
JP2003089101A (ja) * 2001-09-17 2003-03-25 Makita Corp 照明装置を備えた電動工具
JP2003145501A (ja) * 2001-11-14 2003-05-20 Hitachi Koki Co Ltd 左右傾斜式卓上切断機
JP2003251523A (ja) * 2002-02-27 2003-09-09 Ryobi Ltd 電動工具の回転軸固定装置
JP2008018523A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Iee Gu Choi 切断機

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103894671A (zh) * 2012-12-28 2014-07-02 苏州宝时得电动工具有限公司 斜断锯
WO2014150859A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-25 Robert Bosch Gmbh Power tool with brushless drive motor
WO2018061557A1 (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日立工機株式会社 切断工具
JPWO2018061557A1 (ja) * 2016-09-30 2019-01-17 工機ホールディングス株式会社 切断工具
CN110023018A (zh) * 2016-11-30 2019-07-16 工机控股株式会社 动力工具
EP3549704A4 (en) * 2016-11-30 2020-07-29 Koki Holdings Co., Ltd. TOOL WITH MOTOR DRIVE
US11141804B2 (en) 2016-11-30 2021-10-12 Koki Holdings Co., Ltd. Power tool
WO2020225012A1 (en) * 2019-05-03 2020-11-12 Husqvarna Ab Hand-held electrically powered device
CN110814426A (zh) * 2019-12-13 2020-02-21 江西清科九扬智能装备有限公司 一种三角截面铝合金钢材自动切割机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5476798B2 (ja) 卓上切断機
JP2010274392A (ja) 卓上切断機
JP4552759B2 (ja) 卓上切断機
JP4449821B2 (ja) 卓上丸鋸
JP4609459B2 (ja) 切断機
JP4442514B2 (ja) 卓上切断機
JP2008195065A (ja) ヒンジリンク機構リニアガイドを備える動力マイタ鋸
JP4534549B2 (ja) 卓上切断機
JP5429524B2 (ja) 卓上切断機
JP2009090393A (ja) 電動工具の減速機構
JP5484714B2 (ja) ギヤ室のシール構造
TWI610743B (zh) 具有雙重皮帶傳動的斜鋸機
WO2010125886A1 (ja) 切断機
WO2017154522A1 (ja) 卓上切断機
JP6274522B2 (ja) 切断機
JP7103002B2 (ja) 切断機
JP2008005932A (ja) マッサージ機
WO2011012084A1 (zh) 台式工具
JP2008229876A (ja) 卓上切断機
JP5105210B2 (ja) 卓上切断機
JP5760602B2 (ja) スライド式卓上切断機
JP4859685B2 (ja) 旋回テーブル装置
JP2007105845A (ja) 帯のこ盤
JP5146907B2 (ja) 卓上スライド切断機
CN117505985A (zh) 斜切锯

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120323

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20130709

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130903

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131001

A521 Written amendment

Effective date: 20131115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20131202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20131220

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20140729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761