JP3400152B2 - 芝草刈機の駆動装置 - Google Patents

芝草刈機の駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈刃が回転自在に収納
されるハウジングと、刈刃の回転軸線と同軸である出力
軸を有してハウジングの上部に搭載される動力源と、前
記出力軸および刈刃間の動力伝達・遮断を切換可能とし
て出力軸と同軸上に配置されるクラッチとを備える芝草
刈機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる芝草刈機の駆動装置は、た
とえば特開平5−316852号公報等により既に知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
ハウジング内に収納されるファンは減速機を介してエン
ジンのクランク軸に連結されているが、ファンとともに
ハウジング内に収納される刈刃には前記クランク軸から
の動力が減速されることなく伝達される構成となってい
る。したがって刈刃は比較的高速で回転駆動されること
になり、その高速回転に起因した騒音の発生が避けられ
ず、またハウジング内に入った異物が刈刃により比較的
高速で撥ね飛ばされることになる。
【0004】このような問題を解決するには、動力源か
らの動力を減速機構で減速して刈刃に伝達する構成とす
ればよいが、その際、減速機構の配設による駆動装置の
大型化を避けることが望ましく、また既存の芝草刈機に
おけるハウジング等のフレーム部品をそのまま用いるこ
とができることが望ましい。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、減速機構により刈刃の回転速度を低下させて
高速回転に伴う問題を解決した上で、減速機構の配設に
もかかわらず既存のハウジングの流用を可能とするとと
もにコンパクトな構成とした芝草刈機の駆動装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、刈刃が回転自在に収納され
るハウジングと、刈刃の回転軸線と同軸である出力軸を
有してハウジングの上部に搭載される動力源と、前記出
力軸および刈刃間の動力伝達・遮断を切換可能として出
力軸と同軸上に配置されるクラッチとを備える芝草刈機
の駆動装置において、出力軸との間に軸受を介在させて
該出力軸を同軸に囲撓する円筒状の減速軸が刈刃に連
動、連結され、動力源の下部ケース内で出力軸および減
速軸間に減速機構が設けられることを特徴とする。
【0007】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、減速軸は、動力源の
下部ケースで回転自在に支承されてハウジング側に延出
され、該減速軸の下端から突出してハウジング内に突入
される出力軸の下端に刈刃が回転自在に支承される。
【0008】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、クラッチは、減速軸およ
び刈刃間に配設される。
【0009】さらに請求項4記載の発明によれば、上記
請求項3記載の発明の構成に加えて、ハウジングに懸架
された駆動輪に動力を伝達するための無端状伝動帯が、
ハウジングおよび下部ケース間で減速軸に取付けられた
伝動輪に巻懸けられる。
【0010】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、動力
源の出力軸からの動力が減速機構で減速されて刈刃に伝
達されることになり、刈刃を比較的低回転で駆動するこ
とができ、しかも減速機構が下部ケース内に配設される
ことにより、減速機構を設けることによるハウジング等
の形状変更が不要であり、減速機構を収納させるケース
を新たに設けることも不要となる。
【0011】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば、出力軸の中間部は、動力源の下部ケースで回転自在
に支承されている減速軸で回転自在に支承されることに
なり、軸線方向に比較的長く延びてハウジング内に突入
する出力軸の下端に刈刃が回転自在に支承されていて
も、出力軸の支持強度を比較的高くすることが可能とな
る。
【0012】上記請求項3記載の発明の構成によれば、
クラッチが動力遮断状態となっても、刈刃を出力軸で安
定的に支持することが可能となる。
【0013】さらに上記請求項4記載の発明の構成によ
れば、クラッチを動力遮断状態として刈刃の回転を停止
しても、駆動輪に動力源からの動力を伝達して動力走行
させることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0015】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は芝草刈機の側面図、図2は図1の2
−2線矢視拡大平面図、図3は図2の3−3線に沿う要
部断面図、図4はクラッチが動力遮断状態にあるときの
駆動装置の縦断面図であって上部を図5の4A−4A線
に沿わせるとともに下部を図5の4B−4B線に沿わせ
た断面図、図5は図4の5−5線に沿う断面図、図6は
クラッチが動力伝達状態にあるときの図4に対応する縦
断面図である。
【0016】先ず図1および図2において、芝草刈機に
おけるハウジング11には、その前部に一対の前車輪W
F ,WF が、後部には一対の後車輪WR ,WR がそれぞ
れ懸架される。ハウジング11の中央部には動力源であ
るバーチカル型エンジン12が搭載され、該エンジン1
2の上部はエンジンカバー13により覆われる。またハ
ウジング11の後部両側には、後方に向かって斜め上方
に延びる操作ハンドル14が連結され、さらにハウジン
グ11の後部には、刈られた芝等の草を収容するグラス
バッグ15が設けられる。
【0017】ハウジング11は、図3で示すように、上
方に膨らんだ彎曲部11aを外周縁に有して下方を開放
した皿状に形成されるものであり、彎曲部11aには、
ハウジング11をその上方で覆うカバー16(図1参
照)の周縁部が固着される。また彎曲部11aは、周方
向に沿って漸次隆起して形成されるものであり、ハウジ
ング11内で刈られた刈草を案内すべくグラスバッグ1
5に接続される。
【0018】図4を併せて参照して、ハウジング11上
の中央部には、エンジン12の下部ケースであるオイル
パン17が固定的に支持される。しかもハウジング11
の上部は、その中央部から後端にかけてオイルパン17
との間に比較的大きな間隙が生じるように形成される。
【0019】エンジン12の出力軸すなわちクランク軸
18は、上下に延びる軸線を有してオイルパン17を貫
通するものであり、このクランク軸18の下端はハウジ
ング11内に突入される。而して、クランク軸18と同
一軸線まわりの回転を自在としてハウジング11内に収
納される刈刃19には、減速機構20、減速軸21およ
びクラッチ22を介してクランク軸18からの動力が伝
達される。
【0020】減速軸21は、クランク軸18を同軸に囲
撓する円筒状に形成されるものであり、オイルパン17
の底部に設けられた円筒状のボス部23で回転自在に支
承されて該オイルパン17から下方すなわちハウジング
11側に延出される。しかもクランク軸18および減速
軸21間には、それらの軸方向に間隔をあけた2個所に
軸受24,24が介装される。したがって減速軸21
は、オイルパン17のボス部23で回転自在に支承され
ることになり、クランク軸18は、該減速軸21で相対
回転自在に支承されることになる。
【0021】図5を併せて参照して、減速機構20は、
オイルパン17内でクランク軸18および減速軸21間
に設けられるものであり、クランク軸18に固定される
タイミングギヤ25と、該タイミングギヤ25に噛合す
る第1減速ギヤ26と、第1減速ギヤ26とともに回転
する第2減速ギヤ27と、減速軸21に固設されて第2
減速ギヤ27に噛合する第3減速ギヤ28とで構成され
る。而して第2および第3減速ギヤ26,27は、一体
に形成されるものであり、クランク軸18および減速軸
21と平行な軸線を有してオイルパン17に固定された
円筒状の軸29によって回転自在に支承される。
【0022】かかる減速機構20において、クランク軸
18の回転速度をE、タイミングギヤ25の歯数をZ
1、第1減速ギヤ26の歯数をZ2、第2減速ギヤ27
の歯数をZ3、第3減速ギヤ28の歯数をZ4とする
と、減速軸21は、{E×(Z1/Z2)×(Z3/Z
4)}の回転速度でクランク軸18と同一方向に回転す
ることになる。而してZ1/Z2をたとえば22/2
8、Z3/Z4をたとえば24/26と設定したとき
に、クランク軸18の回転速度が3000rpmのとき
には、減速軸21は2176rpmまで減速されること
になる。
【0023】ところで、クランク軸18と平行な軸線を
有するカム軸30の下端がオイルパン17で回転自在に
支承されており、該カム軸30にはタイミングギヤ25
に噛合するギヤ31が一体に設けられる。またエンジン
12のスロットル制御用ガバナ機構の構成要素たるガバ
ナウエイトホルダ32が、カム軸30と直行する軸線ま
わりの回転を可能としてオイルパン17内に配設されて
おり、このガバナウエイトホルダ32の外周に前記ギヤ
31に噛合するギヤ33が一体に設けられる。而して、
上記減速機構20は、クランク軸18の軸線に関してカ
ム軸30およびガバナウエイトホルダ32とほぼ反対側
でオイルパン17内に生じていた空きスペースに配設さ
れるものであり、減速機構20を設けることによりオイ
ルパン17が大型化することはなく、良好な振動バラン
スを得ることが可能となる。
【0024】ハウジング11内に突入したクランク軸1
8の下端には、軸受34を介してホルダ35が相対回転
自在に支承されており、このホルダ35に刈刃19が固
着される。
【0025】クラッチ22は、減速軸21と、ホルダ3
5すなわち刈刃19との間の動力伝達・遮断を切換可能
としてオイルパン17およびハウジング11間に配置さ
れる。而して該クラッチ22は、所謂コーンクラッチで
あり、減速軸21に固定される入力部材36と、該入力
部材36に摩擦係合可能な出力部材37とを備える。入
力部材36の外周部には出力部材37側を大径としたテ
ーパ面39が設けられており、該テーパ面39に摩擦材
40が固着される。一方、出力部材37には、摩擦材4
0に対向するテーパ状の摺接面41が設けられるととも
に、該摺接面41の大径端から半径方向外方に張り出す
鍔部42が設けられる。しかも出力部材37は、スプラ
イン38を介してホルダ35に連結されるものであり、
減速軸21の軸線に沿って入力部材36に近接・離反可
能である。また出力部材37およびホルダ35間には、
出力部材37を入力部材36に近接させる方向のばね力
を発揮する皿ばね43が介設される。
【0026】エンジン12のオイルパン17には、下方
に延びる突部44が突設されており該突部44の下端に
固定されるブラケット45には、クランク軸18および
減速軸21の軸線と直交して水平な支軸46を介してレ
バー47の基端が揺動可能に支承される。該レバー47
のブラケット45寄りの部分は、クラッチ22における
入力部材36の両側に配置されるように二股に分岐され
ており、入力部材36の両側で出力部材37における鍔
部42の上面に当接可能な押圧部48,48がレバー4
7に設けられる。しかもレバー47の先端は、オイルパ
ン17に固定された支持部材49に上端が連結されて下
方に延びる案内ロッド50により上下に案内されるもの
であって、前記皿ばね43よりもばね荷重が大きく設定
されたばね51により下方に向けて付勢される。しかも
レバー47の先端部には、操作ハンドル14に配設され
る操作レバー52(図1参照)に連なる牽引ワイヤ53
が連結される。
【0027】したがって、操作レバー52を操作して牽
引ワイヤ53を牽引すると、レバー47は、図6で示す
ように、ばね51のばね力に抗して上方に回動し、出力
部材37の摺接面41が皿ばね43により摩擦材40に
弾発的に押付けられ、クラッチ22が接続状態となる。
また操作レバー52から手を離すと、レバー47は、図
3および図4で示すように、ばね51のばね力により下
方に回動し、レバー47の押圧部48,48で鍔部42
が下方に押されることにより、摺接面41が摩擦材40
から離反してクラッチ22が遮断状態となる。しかも操
作レバー52から手を離したときには、押圧部48が鍔
部42にばね51のばね力で押し付けられ、出力部材3
7の回転、すなわちホルダ35および刈刃19の回転が
制動されることになる。
【0028】ところで、入力部材36には伝動輪として
の駆動プーリ54が一体に設けられる。一方、図2で示
すように、一対の後輪WR ,WR に連なる変速機55の
入力軸56には従動プーリ57が設けられ、両プーリ5
4,57には、無端状伝動帯としてのベルト58が巻掛
けられる。すなわち駆動輪である両後輪WR ,WR に動
力を伝達するためのベルト58、ならびに該ベルト58
が巻懸けられる駆動プーリ54がハウジング11および
オイルパン17間に配置されることになる。
【0029】次にこの実施例の作用について説明する
と、エンジン12の作動状態でクラッチ22を接続状態
にすると、ハウジング11内で刈刃19が回転作動し、
刈刃19で刈られた草はグラスバッグ15内に搬送され
る。
【0030】このような芝草刈機において、エンジン1
2からの動力は減速機構20により減速されて刈刃19
に伝達されるものであるので、刈刃19の回転速度を比
較的低く抑えることができる。このため、刈刃19の高
速回転に伴って生じる騒音を低く抑えることができ、ま
た刈刃19で異物を撥ね飛ばしても異物に与えられるエ
ネルギーが比較的小さくなることによりハウジング11
等の損傷を抑えることができ、さらにクラッチ22にお
ける制動容量を比較的小さくしていても制動時間を短縮
することができる。しかも減速によって作業トルクを稼
ぐことができるので小排気量のエンジン12により充分
な芝草刈作業を行うことができる。
【0031】減速機構20は、オイルパン17内に収納
配置されるものであり、ハウジング11の外部に減速機
構20を収納するためのケース等を設ける必要がなく、
したがって駆動装置の構成がコンパクトになる。
【0032】ところで、刈刃19に比較的大きな異物が
衝突したときの衝撃荷重は、ホルダ35から軸受34を
介してクランク軸18に伝わるが、クランク軸18の中
間部が軸受24,24を介して減速軸21に支承されて
おり、減速軸21がオイルパン17で支承されているた
めに、クランク軸18の長さが比較的長くても充分な対
異物衝突強度をクランク軸18に持たせることができ
る。
【0033】またクラッチ22はクランク軸18と同軸
にしてハウジング11およびオイルパン17間で減速軸
21およびホルダ35すなわち刈刃19間に配設される
ので、オイルパン17およびハウジング11間ではクラ
ンク軸18と同軸にして動力伝達系が構成されることに
なり、既存のハウジング11をそのまま流用することが
可能となる。しかも刈刃19が刈られた芝草が、クラッ
チ22に付着することを極力防止してクラッチ22の円
滑な接・断動作を維持することが可能となり、クラッチ
操作のためのレバー47等の操作手段の配置が容易とな
り、クラッチ22の動力遮断状態では、クランク軸18
の下端で刈刃19を安定的に支持することが可能とな
る。
【0034】さらに後輪WR ,WR に動力を伝達するた
めの駆動プーリ54がハウジング11およびオイルパン
17間で減速軸21に取付けられ、該駆動プーリ54に
ベルト58が巻懸けられるので、後輪駆動系への芝草の
付着を極力回避して、後輪W R ,WR への円滑な動力伝
達を維持することができ、クラッチ22の動力遮断状態
でもエンジン12からの動力を後輪WR ,WR に伝達し
て芝草刈機を動力走行させることが可能となる。
【0035】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、出力軸との間に軸受を介在させて該出力軸を同軸に
囲撓する円筒状の減速軸が刈刃に連動、連結され、動力
源の下部ケース内で出力軸および減速軸間に減速機構が
設けられるので、動力源の出力軸からの動力が減速機構
で減速されて刈刃に伝達されることになり、騒音を比較
的低く抑え、刈刃による異物飛散による各部損傷を抑
え、さらに刈刃の制動時間短縮を図ることができる。し
かも減速により作業トルクを稼ぐことによる動力源の小
型化を図ることが可能となり、減速機構が下部ケース内
に配設されることにより駆動装置のコンパクトな構成が
可能となる。
【0037】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、減速軸は、動力源の
下部ケースで回転自在に支承されてハウジング側に延出
され、該減速軸の下端から突出してハウジング内に突入
される出力軸の下端に刈刃が回転自在に支承されるの
で、出力軸の中間部は、動力源の下部ケースで回転自在
に支承されている減速軸で回転自在に支承されることに
なり、ハウジング内に突入する出力軸の下端に刈刃が回
転自在に支承されていても出力軸の支持強度を比較的高
くし、充分な対異物衝突強度を出力軸に持たせることが
できる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、クラッチは、減速軸およ
び刈刃間に配設されるので、クラッチが動力遮断状態と
なっても、刈刃を出力軸で安定的に支持することができ
る。
【0039】さらに請求項4記載の発明によれば、上記
請求項3記載の発明の構成に加えて、ハウジングに懸架
された駆動輪に動力を伝達するための無端状伝動帯が、
ハウジングおよび下部ケース間で減速軸に取付けられた
伝動輪に巻懸けられるので、クラッチを動力遮断状態と
して刈刃の回転を停止しても、駆動輪に動力源からの動
力を伝達して動力走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】芝草刈機の側面図である。
【図2】図1の2−2線矢視拡大平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う要部断面図である。
【図4】クラッチが動力遮断状態にあるときの駆動装置
の縦断面図であって上部を図5の4A−4A線に沿わせ
るとともに下部を図5の4B−4B線に沿わせた断面図
である。
【図5】図4の5−5線に沿う断面図である。
【図6】クラッチが動力伝達状態にあるときの図4に対
応する縦断面図である。
【符号の説明】
11・・・ハウジング 12・・・動力源としてのエンジン 17・・・下部ケースとしてのオイルパン 18・・・出力軸としてのクランク軸 19・・・刈刃 20・・・減速機構 21・・・減速軸 22・・・クラッチ 24・・・軸受 54・・・伝動輪としての駆動プーリ 58・・・無端状伝動帯としてのベルト WR ・・・駆動輪としての後輪

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈刃(19)が回転自在に収納されるハ
    ウジング(11)と、刈刃(19)の回転軸線と同軸で
    ある出力軸(18)を有してハウジング(11)の上部
    に搭載される動力源(12)と、前記出力軸(18)お
    よび刈刃(19)間の動力伝達・遮断を切換可能として
    出力軸(18)と同軸上に配置されるクラッチ(22)
    とを備える芝草刈機の駆動装置において、出力軸(1
    8)との間に軸受(24)を介在させて該出力軸(1
    8)を同軸に囲撓する円筒状の減速軸(21)が刈刃
    (19)に連動、連結され、動力源(12)の下部ケー
    ス(17)内で出力軸(18)および減速軸(21)間
    に減速機構(20)が設けられることを特徴とする芝草
    刈機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 減速軸(21)は、動力源(12)の下
    部ケース(17)で回転自在に支承されてハウジング
    (11)側に延出され、該減速軸(21)の下端から突
    出してハウジング(11)内に突入される出力軸(1
    8)の下端に刈刃(19)が回転自在に支承されること
    を特徴とする請求項1記載の芝草刈機の駆動装置。
  3. 【請求項3】 クラッチ(22)は、減速軸(21)お
    よび刈刃(19)間に配設されることを特徴とする請求
    項2記載の芝草刈機の駆動装置。
  4. 【請求項4】 ハウジング(11)に懸架された駆動輪
    (WR )に動力を伝達するための無端状伝動帯(58)
    が、ハウジング(11)および下部ケース(17)間で
    減速軸(21)に取付けられた伝動輪(54)に巻懸け
    られることを特徴とする請求項3記載の芝草刈機の駆動
    装置。
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