JP3429983B2 - 吸塵装置付動力切断機 - Google Patents
吸塵装置付動力切断機Info
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- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B55/00—Safety devices for grinding or polishing machines; Accessories fitted to grinding or polishing machines for keeping tools or parts of the machine in good working condition
- B24B55/06—Dust extraction equipment on grinding or polishing machines
- B24B55/10—Dust extraction equipment on grinding or polishing machines specially designed for portable grinding machines, e.g. hand-guided
- B24B55/102—Dust extraction equipment on grinding or polishing machines specially designed for portable grinding machines, e.g. hand-guided with rotating tools
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- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D59/00—Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices
- B23D59/006—Accessories specially designed for sawing machines or sawing devices for removing or collecting chips
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24B—MACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
- B24B27/00—Other grinding machines or devices
- B24B27/06—Grinders for cutting-off
- B24B27/08—Grinders for cutting-off being portable
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸塵装置付動力切
断機に係り、特に、原動機等により駆動される円盤状カ
ッターと粉塵吸引排除用ファンとを備える可搬式の吸塵
装置付動力切断機の動力伝達機構に関する。
断機に係り、特に、原動機等により駆動される円盤状カ
ッターと粉塵吸引排除用ファンとを備える可搬式の吸塵
装置付動力切断機の動力伝達機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の可搬式の吸塵装置付動力
切断機としては、小型２サイクル内燃エンジンや電動モ
ーター等の原動機が配備された本体部と、前記原動機に
より回転駆動せしめられる円盤状の切断刃（カッター）
や安全カバー等を有する切断用作業部と、該切断刃によ
る切断作業によって発生する粉塵を吸引排除すべく前記
安全カバーに取付られた粉塵吸引排除用ファンと、を備
えたものが実用に供されている。
切断機としては、小型２サイクル内燃エンジンや電動モ
ーター等の原動機が配備された本体部と、前記原動機に
より回転駆動せしめられる円盤状の切断刃（カッター）
や安全カバー等を有する切断用作業部と、該切断刃によ
る切断作業によって発生する粉塵を吸引排除すべく前記
安全カバーに取付られた粉塵吸引排除用ファンと、を備
えたものが実用に供されている。
【０００３】前記従来の可搬式の吸塵装置付動力切断機
は、前記原動機の動力を前記切断刃に減速伝達して回転
駆動すると共に、前記原動機の動力は、前記減速された
後に分岐して前記粉塵吸引排除用ファンにも伝達してこ
れを回転駆動するようにされている。このため、前記粉
塵吸引排除用ファンは、回転数が低くなりがちで、十分
な粉塵吸引排除力を発揮できない嫌いがあった。本発明
の出願人は、前記不具合をなくして、粉塵吸引排除用フ
ァンを高速で回転駆動できるような吸塵装置付動力切断
機を、先に、提案している（特願平９−３０７８６
号）。
は、前記原動機の動力を前記切断刃に減速伝達して回転
駆動すると共に、前記原動機の動力は、前記減速された
後に分岐して前記粉塵吸引排除用ファンにも伝達してこ
れを回転駆動するようにされている。このため、前記粉
塵吸引排除用ファンは、回転数が低くなりがちで、十分
な粉塵吸引排除力を発揮できない嫌いがあった。本発明
の出願人は、前記不具合をなくして、粉塵吸引排除用フ
ァンを高速で回転駆動できるような吸塵装置付動力切断
機を、先に、提案している（特願平９−３０７８６
号）。
【０００４】前記提案の吸塵装置付動力切断機は、原動
機の出力軸に遠心クラッチを作動可能に連結すると共
に、前記遠心クラッチのクラッチドラムに小径プーリ部
と大径プーリ部とを一体的に形成し、前記原動機により
切断刃が前記小径プーリ部と第一のベルトを介して減速
回転駆動されると共に、粉塵吸引排除用ファンが前記大
径プーリ部と第二のベルトを介して増速回転駆動される
ものであり、この構造によって、前記吸塵装置付動力切
断機の前記粉塵吸引排除用ファンが容易に高速回転駆動
されることで、該粉塵吸引排除用ファンの強力な吸引力
によって、前記切断刃で発生した粉塵を十分に吸引排除
できるようにしたものである。
機の出力軸に遠心クラッチを作動可能に連結すると共
に、前記遠心クラッチのクラッチドラムに小径プーリ部
と大径プーリ部とを一体的に形成し、前記原動機により
切断刃が前記小径プーリ部と第一のベルトを介して減速
回転駆動されると共に、粉塵吸引排除用ファンが前記大
径プーリ部と第二のベルトを介して増速回転駆動される
ものであり、この構造によって、前記吸塵装置付動力切
断機の前記粉塵吸引排除用ファンが容易に高速回転駆動
されることで、該粉塵吸引排除用ファンの強力な吸引力
によって、前記切断刃で発生した粉塵を十分に吸引排除
できるようにしたものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
技術は、前記原動機の出力軸から前記小径プーリ部と前
記第一ベルト、あるいは、前記大径プーリ部と前記第二
ベルトとを各々介して前記切断刃、あるいは、前記粉塵
吸引排除用ファンに回転動力を個別に伝達する構成とし
ているので、前記原動機の出力軸から前記切断刃あるい
は前記粉塵吸引排除用ファンまでの間の動力伝達機構の
部品点数が多く必要になり、かつ該部品の配置構造も複
雑になると共に、前記伝達機構全体の製造加工費も高く
なり、組立費用も増大するとの不具合がある。
技術は、前記原動機の出力軸から前記小径プーリ部と前
記第一ベルト、あるいは、前記大径プーリ部と前記第二
ベルトとを各々介して前記切断刃、あるいは、前記粉塵
吸引排除用ファンに回転動力を個別に伝達する構成とし
ているので、前記原動機の出力軸から前記切断刃あるい
は前記粉塵吸引排除用ファンまでの間の動力伝達機構の
部品点数が多く必要になり、かつ該部品の配置構造も複
雑になると共に、前記伝達機構全体の製造加工費も高く
なり、組立費用も増大するとの不具合がある。
【０００６】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、粉塵吸引排
除用ファンの回転速度を低下させることなしに、原動機
から切断刃（カッター）と前記粉塵吸引排除用ファンと
への動力伝達機構の構造を簡単にして、装置全体をコン
パクトな構造とする吸塵装置付動力切断機を提供するこ
とにある。
たものであって、その目的とするところは、粉塵吸引排
除用ファンの回転速度を低下させることなしに、原動機
から切断刃（カッター）と前記粉塵吸引排除用ファンと
への動力伝達機構の構造を簡単にして、装置全体をコン
パクトな構造とする吸塵装置付動力切断機を提供するこ
とにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る吸塵装置付動力切断機は、基本的には、原
動機と、カッターと、粉塵吸引排除ファンと、前記原動
機から前記カッターと前記粉塵吸引排除ファンとに回転
動力を伝達するベルト式巻掛伝動機構とを備え、前記ベ
ルト式巻掛伝動機構は、前記原動機の出力軸に作動上連
結されている遠心クラッチのクラッチドラムとそのボス
部に一体に形成したプーリ部とを備えると共に、該プー
リ部と前記出力軸との間にボールベアリングを介装し、
前記粉塵吸引排除ファンの駆動軸に外嵌固定されたファ
ン駆動プーリと、前記カッターの中間中継用二段プーリ
と、前記プーリ部と前記ファン駆動プーリと前記中間中
継用二段プーリの大径プーリ部とに巻き掛けた一本のベ
ルトと、を備えたことを特徴としている。
本発明に係る吸塵装置付動力切断機は、基本的には、原
動機と、カッターと、粉塵吸引排除ファンと、前記原動
機から前記カッターと前記粉塵吸引排除ファンとに回転
動力を伝達するベルト式巻掛伝動機構とを備え、前記ベ
ルト式巻掛伝動機構は、前記原動機の出力軸に作動上連
結されている遠心クラッチのクラッチドラムとそのボス
部に一体に形成したプーリ部とを備えると共に、該プー
リ部と前記出力軸との間にボールベアリングを介装し、
前記粉塵吸引排除ファンの駆動軸に外嵌固定されたファ
ン駆動プーリと、前記カッターの中間中継用二段プーリ
と、前記プーリ部と前記ファン駆動プーリと前記中間中
継用二段プーリの大径プーリ部とに巻き掛けた一本のベ
ルトと、を備えたことを特徴としている。
【０００８】そして、本発明の前記ベルト式巻掛伝動機
構の好ましい具体的な態様としては、該ベルト式巻掛伝
動機構が、前記原動機の出力軸に作動上連結されている
遠心クラッチのクラッチドラムのボス部を形成するプー
リ部と、前記粉塵吸引排除ファンの駆動軸に外嵌固定さ
れたファン駆動プーリと、前記カッターの中間中継用二
段プーリと、前記プーリ部と前記ファン駆動プーリと前
記中間中継用二段プーリの大径プーリ部とに巻き掛けた
一本のＶリブドベルトと、を備え、前記ファン駆動プー
リの両側において前記一本のＶリブドベルトの外側から
該ベルトを押圧する一対のテンションプーリを備えてい
ることを特徴としている。
構の好ましい具体的な態様としては、該ベルト式巻掛伝
動機構が、前記原動機の出力軸に作動上連結されている
遠心クラッチのクラッチドラムのボス部を形成するプー
リ部と、前記粉塵吸引排除ファンの駆動軸に外嵌固定さ
れたファン駆動プーリと、前記カッターの中間中継用二
段プーリと、前記プーリ部と前記ファン駆動プーリと前
記中間中継用二段プーリの大径プーリ部とに巻き掛けた
一本のＶリブドベルトと、を備え、前記ファン駆動プー
リの両側において前記一本のＶリブドベルトの外側から
該ベルトを押圧する一対のテンションプーリを備えてい
ることを特徴としている。
【０００９】また、本発明の他の具体的な態様は、前記
粉塵吸引排除ファンの駆動軸に羽根車が取付固定され、
前記中間中継用二段プーリの小径プーリ部と前記カッタ
ーを一端に固定したカッター駆動軸の他端に嵌合固定さ
れた最終プーリとの間にタイミングベルトが巻き掛けら
れていることを特徴としている。
粉塵吸引排除ファンの駆動軸に羽根車が取付固定され、
前記中間中継用二段プーリの小径プーリ部と前記カッタ
ーを一端に固定したカッター駆動軸の他端に嵌合固定さ
れた最終プーリとの間にタイミングベルトが巻き掛けら
れていることを特徴としている。
【００１０】更に、本発明の他の具体的な態様は、前記
遠心クラッチのプーリ部のプーリ径が、前記ファン駆動
プーリのプーリ径より大きく、前記中間中継用二段プー
リの大径プーリ部より小さく、また、前記中間中継用二
段プーリの小径プーリ部のプーリ径が、前記最終プーリ
のプーリ径よりも小さいことを特徴としている。
遠心クラッチのプーリ部のプーリ径が、前記ファン駆動
プーリのプーリ径より大きく、前記中間中継用二段プー
リの大径プーリ部より小さく、また、前記中間中継用二
段プーリの小径プーリ部のプーリ径が、前記最終プーリ
のプーリ径よりも小さいことを特徴としている。
【００１１】前述の如く構成された本発明に係る吸塵装
置付動力切断機は、カッターと粉塵吸引排除用ファンと
に回転動力を伝達するベルト式巻掛伝動機構を、原動機
側のプーリから一本のＶリブドベルトを介して前記カッ
ター用のカッター駆動プーリと前記粉塵吸引排除ファン
用のファン駆動プーリとに伝達すべく構成したので、動
力伝達機構を簡単にして、部品数も従来のものに比べて
少なくでき、該動力伝達機構の配置構成も簡単になった
ので、伝達機構全体の製造加工費、組立費を低減でき
る。
置付動力切断機は、カッターと粉塵吸引排除用ファンと
に回転動力を伝達するベルト式巻掛伝動機構を、原動機
側のプーリから一本のＶリブドベルトを介して前記カッ
ター用のカッター駆動プーリと前記粉塵吸引排除ファン
用のファン駆動プーリとに伝達すべく構成したので、動
力伝達機構を簡単にして、部品数も従来のものに比べて
少なくでき、該動力伝達機構の配置構成も簡単になった
ので、伝達機構全体の製造加工費、組立費を低減でき
る。
【００１２】また、一本のＶリブトベルトでファン駆動
用プーリと中継用二段プーリとを回転駆動する構成とし
ても、駆動側のプーリに対してファン駆動用プーリと前
記中継用二段プーリとのプーリ径を異ならしめることに
よって、前記原動機の回転数に対して前記ファン駆動用
プーリを増速回転させ、前記中継用二段プーリを減速回
転させて、前記粉塵吸引排除用ファンと前記カッターと
を作業に適切な回転数にそれぞれ容易に設定して駆動す
ることができる。
用プーリと中継用二段プーリとを回転駆動する構成とし
ても、駆動側のプーリに対してファン駆動用プーリと前
記中継用二段プーリとのプーリ径を異ならしめることに
よって、前記原動機の回転数に対して前記ファン駆動用
プーリを増速回転させ、前記中継用二段プーリを減速回
転させて、前記粉塵吸引排除用ファンと前記カッターと
を作業に適切な回転数にそれぞれ容易に設定して駆動す
ることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸塵装置付動力切
断機の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図１
は、本実施形態の吸塵装置付動力切断機、いわゆる、エ
ンジンカッターの全体を示す斜視図である。図１に示さ
れているエンジンカッター１０は、原動機としての小型
空冷２サイクル内燃エンジン（以下、内燃エンジンと云
う）１１が略中央部に配備された本体部１２を備えてい
る。該本体部１２には、その後部側にスロットルトリガ
１３ａが備えられた前後方向に伸びるリヤハンドル１３
が取付られ、前記本体部１２の中央両側下部から前部の
上方にかけて取り囲むフロントハンドル１４が配設され
ている。
断機の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図１
は、本実施形態の吸塵装置付動力切断機、いわゆる、エ
ンジンカッターの全体を示す斜視図である。図１に示さ
れているエンジンカッター１０は、原動機としての小型
空冷２サイクル内燃エンジン（以下、内燃エンジンと云
う）１１が略中央部に配備された本体部１２を備えてい
る。該本体部１２には、その後部側にスロットルトリガ
１３ａが備えられた前後方向に伸びるリヤハンドル１３
が取付られ、前記本体部１２の中央両側下部から前部の
上方にかけて取り囲むフロントハンドル１４が配設され
ている。
【００１４】また、前記本体部１２には、伝動ケース１
５内のベルト式巻掛伝動機構Ａ、Ｂ（詳細後述）を介し
て前記内燃エンジン１１により回転駆動される円盤状の
回転刃（カッター）１６、及び、該カッター１６を挟む
ようにその左右両面と刃先部を部分的に覆うと共に、前
記カッター１６との間に排塵通路を形成してなる安全カ
バー１７を有する切断作業部２０が取付られており、該
切断作業部２０に備えられている前記安全カバー１７の
一側面部に、前記ベルト式卷掛伝動機構Ａを介して前記
内燃エンジン１１により駆動される粉塵吸引排除用の遠
心式ファン（吸塵装置）２１が取付られている。
５内のベルト式巻掛伝動機構Ａ、Ｂ（詳細後述）を介し
て前記内燃エンジン１１により回転駆動される円盤状の
回転刃（カッター）１６、及び、該カッター１６を挟む
ようにその左右両面と刃先部を部分的に覆うと共に、前
記カッター１６との間に排塵通路を形成してなる安全カ
バー１７を有する切断作業部２０が取付られており、該
切断作業部２０に備えられている前記安全カバー１７の
一側面部に、前記ベルト式卷掛伝動機構Ａを介して前記
内燃エンジン１１により駆動される粉塵吸引排除用の遠
心式ファン（吸塵装置）２１が取付られている。
【００１５】前記遠心式ファン２１の粉塵排出部２１ａ
（図２）には、可撓性のダストホース２２の風上端が取
付固定されており、該ダストホース２２の風下端が剛性
のホース接続体２５に嵌合接続固定されている。該ホー
ス接続体２５は、ホース取付具２６により前記本体部１
２に着脱可能に装着されており、前記ホース接続体２５
には、更に、可撓性のダストホース２３の風上端が嵌合
接続固定されており、該ダストホース２３の風下側は、
前記エンジンカッター１０の後方に導かれ、その端部に
通気性のある布等の材料で作成されたダストバッグ２４
が、適宜のワンタッチ式回動自在継手２４ａを介して着
脱自在に取着されている。
（図２）には、可撓性のダストホース２２の風上端が取
付固定されており、該ダストホース２２の風下端が剛性
のホース接続体２５に嵌合接続固定されている。該ホー
ス接続体２５は、ホース取付具２６により前記本体部１
２に着脱可能に装着されており、前記ホース接続体２５
には、更に、可撓性のダストホース２３の風上端が嵌合
接続固定されており、該ダストホース２３の風下側は、
前記エンジンカッター１０の後方に導かれ、その端部に
通気性のある布等の材料で作成されたダストバッグ２４
が、適宜のワンタッチ式回動自在継手２４ａを介して着
脱自在に取着されている。
【００１６】図２は、前記伝動ケース１５からそのカバ
ー部分１５ａ、１５ｂを取り除いた状態の前記伝動ケー
ス１５内に配置された前記ベルト式卷掛伝動機構Ａ、Ｂ
を示し、図３は、図２のIII-III矢視断面図であり、図
４は、前記ベルト式巻掛伝動機構Ａ，Ｂの概念斜視図で
ある。
ー部分１５ａ、１５ｂを取り除いた状態の前記伝動ケー
ス１５内に配置された前記ベルト式卷掛伝動機構Ａ、Ｂ
を示し、図３は、図２のIII-III矢視断面図であり、図
４は、前記ベルト式巻掛伝動機構Ａ，Ｂの概念斜視図で
ある。
【００１７】前記内燃エンジン１１のクランクケース１
１ａには、ボールベアリング２９を介してクランク軸
（出力軸）２７が軸支されており、該クランク軸２７の
外端部に、それ自体はよく知られた構造の遠心クラッチ
３０が配設されている。
１ａには、ボールベアリング２９を介してクランク軸
（出力軸）２７が軸支されており、該クランク軸２７の
外端部に、それ自体はよく知られた構造の遠心クラッチ
３０が配設されている。
【００１８】該遠心クラッチ３０は、クラッチドラム３
１とそのボス部を形成する溝付のプーリ部４１とを備
え、両者は一体に形成されており、前記クランク軸２７
には、前記クラッチドラム３１内のクラッチハブ３１ａ
が固定され、該クラッチハブ３１ａに対して三つのクラ
ッチシュー３１ｂ、・・・が放射方向に移動可能に装着さ
れている。
１とそのボス部を形成する溝付のプーリ部４１とを備
え、両者は一体に形成されており、前記クランク軸２７
には、前記クラッチドラム３１内のクラッチハブ３１ａ
が固定され、該クラッチハブ３１ａに対して三つのクラ
ッチシュー３１ｂ、・・・が放射方向に移動可能に装着さ
れている。
【００１９】前記プーリ部４１と前記クランク軸２７と
の間には、ボールベアリング３２が介装されていて、前
記遠心クラッチ３０の回転により、前記クラッチドラム
３１内のクラッチシュー３１ｂ、・・・が、前記クラッチ
ハブ３１ａに対して半径方向外方へ移動して前記クラッ
チドラム３１の内周壁に接触し、前記クランク軸２７か
らの回転駆動力を前記クラッチハブ３１ａ、前記クラッ
チシュー３１ｂ、・・・、及び、前記クラッチドラム３１
を介して前記プーリ部４１に伝達する。
の間には、ボールベアリング３２が介装されていて、前
記遠心クラッチ３０の回転により、前記クラッチドラム
３１内のクラッチシュー３１ｂ、・・・が、前記クラッチ
ハブ３１ａに対して半径方向外方へ移動して前記クラッ
チドラム３１の内周壁に接触し、前記クランク軸２７か
らの回転駆動力を前記クラッチハブ３１ａ、前記クラッ
チシュー３１ｂ、・・・、及び、前記クラッチドラム３１
を介して前記プーリ部４１に伝達する。
【００２０】また、前記本体部１２には、前記切断作業
部２０が取付固定されると共に、前記遠心クラッチ３０
を覆うように前記伝動ケースカバー１５ａが取付られて
いる。前記切断作業部２０の後部２０ａ（伝動ケース１
５）と前記伝動ケースカバー１５ａとは、前記本体部１
２に植立された植込ボルト４６、４６及び締付ナット４
７、４７、４７ａにより共締めされて、前記本体部１２
に脱着可能に取着されている。
部２０が取付固定されると共に、前記遠心クラッチ３０
を覆うように前記伝動ケースカバー１５ａが取付られて
いる。前記切断作業部２０の後部２０ａ（伝動ケース１
５）と前記伝動ケースカバー１５ａとは、前記本体部１
２に植立された植込ボルト４６、４６及び締付ナット４
７、４７、４７ａにより共締めされて、前記本体部１２
に脱着可能に取着されている。
【００２１】前記切断用作業部２０は、箱型構造の伝動
ケース１５と、該伝動ケース１５にボルト６６等で取付
られる伝動ケースカバー１５ｂと、安全カバー６５とを
備えている。前記伝動ケース１５は、前記伝動ケースカ
バー１５ｂとは反対側に、概略扇状の前記安全カバー６
５を一体に形成しており、該安全カバー６５の略中央空
間部には、前記円盤状のカッター１６が配設されてい
る。前記安全カバー６５の前記伝動ケース１５とは反対
側には、前記粉塵吸引排除用ファン２１が配設されてい
る。
ケース１５と、該伝動ケース１５にボルト６６等で取付
られる伝動ケースカバー１５ｂと、安全カバー６５とを
備えている。前記伝動ケース１５は、前記伝動ケースカ
バー１５ｂとは反対側に、概略扇状の前記安全カバー６
５を一体に形成しており、該安全カバー６５の略中央空
間部には、前記円盤状のカッター１６が配設されてい
る。前記安全カバー６５の前記伝動ケース１５とは反対
側には、前記粉塵吸引排除用ファン２１が配設されてい
る。
【００２２】前記本体部１２と前記切断用作業部２０の
前記伝動ケース１５との間には、前記内燃エンジン１１
の回転駆動力を前記カッター１６と前記粉塵吸引排除用
ファン２１とに伝達するための、前記遠心クラッチ３０
の前記プーリ部４１を含む前記ベルト式巻掛伝動機構Ａ
が配設されている。
前記伝動ケース１５との間には、前記内燃エンジン１１
の回転駆動力を前記カッター１６と前記粉塵吸引排除用
ファン２１とに伝達するための、前記遠心クラッチ３０
の前記プーリ部４１を含む前記ベルト式巻掛伝動機構Ａ
が配設されている。
【００２３】次に、該ベルト式卷掛伝動機構Ａについて
詳細に説明する。該ベルト式巻掛伝動機構Ａは、前記遠
心クラッチ３０の前記プーリ部４１と、前記伝動ケース
１５に螺着固定された切断用中継軸５３にボールベアリ
ング５２、５２を介して外嵌された中継用二段プーリ４
８の内の溝付の大径プーリ部４８ａと、前記伝動ケース
１５にボールベアリング６１を介して軸支された粉塵吸
引ファン用軸６０の一端部に外嵌固定された溝付のファ
ン駆動用プーリ６２と、前記遠心クラッチ３０のプーリ
部４１と前記中継用二段プーリ４８の内の前記大径プー
リ部４８ａと前記ファン駆動用プーリ６２との間に巻き
掛けられた比較的幅太のＶリブドベルト３５とからなっ
ている。
詳細に説明する。該ベルト式巻掛伝動機構Ａは、前記遠
心クラッチ３０の前記プーリ部４１と、前記伝動ケース
１５に螺着固定された切断用中継軸５３にボールベアリ
ング５２、５２を介して外嵌された中継用二段プーリ４
８の内の溝付の大径プーリ部４８ａと、前記伝動ケース
１５にボールベアリング６１を介して軸支された粉塵吸
引ファン用軸６０の一端部に外嵌固定された溝付のファ
ン駆動用プーリ６２と、前記遠心クラッチ３０のプーリ
部４１と前記中継用二段プーリ４８の内の前記大径プー
リ部４８ａと前記ファン駆動用プーリ６２との間に巻き
掛けられた比較的幅太のＶリブドベルト３５とからなっ
ている。
【００２４】前記Ｖリブドベルト３５は、図２に示す如
く、前記ファン駆動用プーリ６２の両側で、前記Ｖリブ
ドベルト３５の外側から二つの遊回動するテンションプ
ーリ７１、７２によって押圧されて、適度に緊張せしめ
られるようになっている。前記二つのテンションプーリ
７１、７２の中少なくとも一方のものは、図示を省略し
たスプリング等の適宜付勢手段で付勢されて前記Ｖリブ
ドベルト３５側に向けて移動可能に、前記伝動ケース１
５に配置されたプーリ軸７３、７４に回転可能に軸支さ
れている。また、前記二つのテンションプーリ７１、７
２は、前記Ｖリブドベルト３５を外側から押圧すること
で、該Ｖリブドベルト３５と、前記プーリ部４１、前記
中継用二段プーリ４８の大径プーリ部４８ａ、及び、フ
ァン駆動用プーリ６２との接触摩擦面積を大きくすると
共に、前記Ｖリブドベルト３５に適度の張力を付与し
て、駆動力を増大させている。
く、前記ファン駆動用プーリ６２の両側で、前記Ｖリブ
ドベルト３５の外側から二つの遊回動するテンションプ
ーリ７１、７２によって押圧されて、適度に緊張せしめ
られるようになっている。前記二つのテンションプーリ
７１、７２の中少なくとも一方のものは、図示を省略し
たスプリング等の適宜付勢手段で付勢されて前記Ｖリブ
ドベルト３５側に向けて移動可能に、前記伝動ケース１
５に配置されたプーリ軸７３、７４に回転可能に軸支さ
れている。また、前記二つのテンションプーリ７１、７
２は、前記Ｖリブドベルト３５を外側から押圧すること
で、該Ｖリブドベルト３５と、前記プーリ部４１、前記
中継用二段プーリ４８の大径プーリ部４８ａ、及び、フ
ァン駆動用プーリ６２との接触摩擦面積を大きくすると
共に、前記Ｖリブドベルト３５に適度の張力を付与し
て、駆動力を増大させている。
【００２５】次に、切断用の前記ベルト式巻掛伝動機構
Ｂは、前記中継用二段プーリ４８の前記大径プーリ４８
ａより径の小さい歯付の前記小径プーリ４８ｂと、前記
カッター１６が取付られて前記伝動ケース１５の先端部
に設けられた軸受部５７にボールベアリング５６、５６
を介して軸支された駆動軸３７に外嵌固定された前記小
径プーリ４８ｂより径の大きな歯付の最終プーリ（カッ
ター駆動プーリ）５８と、前記小径プーリ４８ｂと前記
最終プーリ５８との間に巻き掛けられたタイミング（歯
付）ベルト５５と、からなっている。
Ｂは、前記中継用二段プーリ４８の前記大径プーリ４８
ａより径の小さい歯付の前記小径プーリ４８ｂと、前記
カッター１６が取付られて前記伝動ケース１５の先端部
に設けられた軸受部５７にボールベアリング５６、５６
を介して軸支された駆動軸３７に外嵌固定された前記小
径プーリ４８ｂより径の大きな歯付の最終プーリ（カッ
ター駆動プーリ）５８と、前記小径プーリ４８ｂと前記
最終プーリ５８との間に巻き掛けられたタイミング（歯
付）ベルト５５と、からなっている。
【００２６】また、前記伝動ケース１５に軸支された前
記粉塵吸引ファン用軸６０の他端部は、前記安全カバー
６５に取付固定された前記粉塵吸引ファン２１のファン
ケース８１に設けられた軸受部８１ａにボールベアリン
グ７２を介して軸支されていると共に、前記ファンケー
ス８１内には羽根車８２が配置され、該羽根車８２は、
前記粉塵吸引ファン用軸６０に取付固定されている。
記粉塵吸引ファン用軸６０の他端部は、前記安全カバー
６５に取付固定された前記粉塵吸引ファン２１のファン
ケース８１に設けられた軸受部８１ａにボールベアリン
グ７２を介して軸支されていると共に、前記ファンケー
ス８１内には羽根車８２が配置され、該羽根車８２は、
前記粉塵吸引ファン用軸６０に取付固定されている。
【００２７】従って、前記内燃エンジン１１からの回転
駆動力は、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１からＶ
リブドベルト３５を介して、前記ファン駆動用プーリ６
２と前記中継用二段プーリ４８とに伝達される。
駆動力は、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１からＶ
リブドベルト３５を介して、前記ファン駆動用プーリ６
２と前記中継用二段プーリ４８とに伝達される。
【００２８】そして、前記ファン駆動用プーリ６２に伝
達された回転駆動力は、前記粉塵吸引ファン用軸６０を
介して前記粉塵吸引ファン２１の羽根車８２を回転駆動
させる。なお、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１の
径よりも前記ファン駆動用プーリ６２の径を小さくして
おくことによって、前記内燃エンジン１１の回転数より
も前記ファン駆動用プーリ６２の回転数を高くすること
ができ、前記粉塵吸引ファン２１の羽根車８２を増速回
転駆動せしめることができる。
達された回転駆動力は、前記粉塵吸引ファン用軸６０を
介して前記粉塵吸引ファン２１の羽根車８２を回転駆動
させる。なお、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１の
径よりも前記ファン駆動用プーリ６２の径を小さくして
おくことによって、前記内燃エンジン１１の回転数より
も前記ファン駆動用プーリ６２の回転数を高くすること
ができ、前記粉塵吸引ファン２１の羽根車８２を増速回
転駆動せしめることができる。
【００２９】また、前記中継用二段プーリ４８に伝達さ
れた回転駆動力は、該中継用二段プーリ４８の小径中継
プーリ４８ｂ、前記タイミング（歯付）ベルト５５、前
記最終プーリ５８、及び、前記駆動軸３７を介して前記
カッター１６に伝達されて、該カッター１６を回転駆動
させる。なお、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１の
径よりも前記中継用二段プーリ４８の前記大径プーリ４
８ａを大きくし、前記中継用二段プーリ４８の小径プー
リ４８ｂよりも前記最終プーリ５８の径を大きくしてお
くことにより、前記内燃エンジン１１からの回転数は、
二段階に減速されて前記カッター１６に伝達されること
になる。
れた回転駆動力は、該中継用二段プーリ４８の小径中継
プーリ４８ｂ、前記タイミング（歯付）ベルト５５、前
記最終プーリ５８、及び、前記駆動軸３７を介して前記
カッター１６に伝達されて、該カッター１６を回転駆動
させる。なお、前記遠心クラッチ３０のプーリ部４１の
径よりも前記中継用二段プーリ４８の前記大径プーリ４
８ａを大きくし、前記中継用二段プーリ４８の小径プー
リ４８ｂよりも前記最終プーリ５８の径を大きくしてお
くことにより、前記内燃エンジン１１からの回転数は、
二段階に減速されて前記カッター１６に伝達されること
になる。
【００３０】上述の如くの構成とされた本実施形態の可
搬式の吸塵装置付動力切断機１０は、前記内燃エンジン
１１から前記粉塵吸引排除用ファン２１と前記カッター
１６とへの動力伝達を、前記内燃エンジン１１の前記ク
ランク軸２７に外嵌された前記遠心クラッチ３０の前記
クラッチドラム３１と一体の前記プーリ部４１から一本
の前記Ｖリブドベルト３５によって、前記粉塵吸引排除
用ファン２１用の前記ファン駆動用プーリ６２と前記カ
ッター１６用の中継用二段プーリ４８とに、同時にでき
るように構成したので、動力伝達機構を簡単にして、部
品数も従来のものに比べて少なくし、該伝達機構の配置
構成も簡単にすることができたので、伝達機構全体の製
造加工費、組立費を低減できる。
搬式の吸塵装置付動力切断機１０は、前記内燃エンジン
１１から前記粉塵吸引排除用ファン２１と前記カッター
１６とへの動力伝達を、前記内燃エンジン１１の前記ク
ランク軸２７に外嵌された前記遠心クラッチ３０の前記
クラッチドラム３１と一体の前記プーリ部４１から一本
の前記Ｖリブドベルト３５によって、前記粉塵吸引排除
用ファン２１用の前記ファン駆動用プーリ６２と前記カ
ッター１６用の中継用二段プーリ４８とに、同時にでき
るように構成したので、動力伝達機構を簡単にして、部
品数も従来のものに比べて少なくし、該伝達機構の配置
構成も簡単にすることができたので、伝達機構全体の製
造加工費、組立費を低減できる。
【００３１】また、一本の前記Ｖリブドベルト３５で前
記ファン駆動用プーリ６２と前記中継用二段プーリ４８
とを回転駆動する構成になっていても、前記プーリ部４
１に対して前記ファン駆動用プーリ６２と前記中継用二
段プーリ４８とのプーリ径を異ならしめることによっ
て、前記内燃エンジン１１の回転数に対して前記ファン
駆動用プーリ６２を増速回転させ、前記中継用二段プー
リ４８を減速回転させることができる。これによって、
前記粉塵吸引排除用ファン２１とカッター１６とをそれ
ぞれ容易に最適な回転数で駆動することができる。
記ファン駆動用プーリ６２と前記中継用二段プーリ４８
とを回転駆動する構成になっていても、前記プーリ部４
１に対して前記ファン駆動用プーリ６２と前記中継用二
段プーリ４８とのプーリ径を異ならしめることによっ
て、前記内燃エンジン１１の回転数に対して前記ファン
駆動用プーリ６２を増速回転させ、前記中継用二段プー
リ４８を減速回転させることができる。これによって、
前記粉塵吸引排除用ファン２１とカッター１６とをそれ
ぞれ容易に最適な回転数で駆動することができる。
【００３２】なお、本実施形態においては、前記Ｖリブ
ドベルト３５の張り調整は、前記テンションプーリ７
１、７２によって行ない、前記カッター１６への動力伝
達はタイミングベルト５５によって行なうようにせしめ
たので、前記出力軸２７、切断用中継軸５３、及びカッ
タ駆動軸３７の軸間距離を変更可能とする必要がないの
で、前記カッター１６の支持アームである前記伝動ケー
ス１５を一体のものとして、強度を向上せしめることが
できる。以上、本発明の一実施形態について詳述した
が、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において、種々の変更ができるものであ
る。例えば、図示例では、一対のテンションプーリ７
１、７２を用いているが、各部材の配置関係を適宜に設
定することにより、テンションプーリを一個とすること
も可能である。
ドベルト３５の張り調整は、前記テンションプーリ７
１、７２によって行ない、前記カッター１６への動力伝
達はタイミングベルト５５によって行なうようにせしめ
たので、前記出力軸２７、切断用中継軸５３、及びカッ
タ駆動軸３７の軸間距離を変更可能とする必要がないの
で、前記カッター１６の支持アームである前記伝動ケー
ス１５を一体のものとして、強度を向上せしめることが
できる。以上、本発明の一実施形態について詳述した
が、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において、種々の変更ができるものであ
る。例えば、図示例では、一対のテンションプーリ７
１、７２を用いているが、各部材の配置関係を適宜に設
定することにより、テンションプーリを一個とすること
も可能である。
【００３３】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の吸塵装置付動力切断機は、粉塵吸引排除用ファンと
カッターへの内燃エンジンからの回転動力を、一本のＶ
リブドベルトにより伝達する構成としたので、前記内燃
エンジンから前記粉塵吸引排除用ファンと前記カッター
への動力伝達機構を簡単にできると共に、前記粉塵吸引
排除用ファンと前記カッターとへの回転数の増速もしく
は減速を一度に行うことが可能となつた。
明の吸塵装置付動力切断機は、粉塵吸引排除用ファンと
カッターへの内燃エンジンからの回転動力を、一本のＶ
リブドベルトにより伝達する構成としたので、前記内燃
エンジンから前記粉塵吸引排除用ファンと前記カッター
への動力伝達機構を簡単にできると共に、前記粉塵吸引
排除用ファンと前記カッターとへの回転数の増速もしく
は減速を一度に行うことが可能となつた。
【図１】本発明の一実施形態を示す吸塵装置付動力切断
機の全体斜視図。
機の全体斜視図。
【図２】図１の吸塵装置付動力切断機の粉塵吸引排除用
ファンとカッターへのベルト式巻掛伝動機構を示すカバ
ー部分を取り除いた伝動ケース部分を示す図。
ファンとカッターへのベルト式巻掛伝動機構を示すカバ
ー部分を取り除いた伝動ケース部分を示す図。
【図３】図２のIII-III矢視断面図。
【図４】図２のベルト式巻掛伝動機構を示す概念斜視
図。
図。
１０ 吸塵装置付動力切断機
１１ 内燃エンジン（原動機）
１６ カッター
２１ 粉塵吸引排除用ファン
２７ クランク軸（出力軸）
３０ 遠心クラッチ
３１ クラッチドラム
３５ Ｖリブドベルト
３７ カッター駆動軸
４１ プーリ部
４８ 中間中継用二段プーリ（カッタ駆動プーリ）
４８ａ 大径プーリ部
４８ｂ 小径プーリ部
５５ タイミングベルト
５８ カッター駆動プーリ（最終プーリ）
６０ 駆動軸（粉塵吸引ファン軸）
６２ ファン駆動プーリ
７１ テンションプーリ
７２ テンションプーリ
８２ 羽根車
Ａ ベルト式巻掛伝動機構
Ｂ ベルト式巻掛伝動機構（カッター用）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平９−239617（ＪＰ，Ａ)
実開 昭54−152386（ＪＰ，Ｕ)
登録実用新案3037343（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B23D 47/00
B23D 55/00
B28D 1/24
Claims (7)
- 【請求項１】 原動機（１１）と、カッター（１６）
と、粉塵吸引排除ファン（２１）と、前記原動機（１
１）から前記カッター（１６）と前記粉塵吸引排除ファ
ン（２１）とに回転動力を伝達するベルト式巻掛伝動機
構（Ａ）、（Ｂ）と、を備えた吸塵装置付動力切断機
（１０）において、 前記ベルト式巻掛伝動機構（Ａ）は、前記原動機（１
１）の出力軸（２７）に作動上連結されている遠心クラ
ッチ（３０）のクラッチドラム（３１）とそのボス部に
一体に形成したプーリ部（４１）とを備えると共に、該
プーリ部（４１）と前記出力軸（２７）との間にボール
ベアリング（３２）を介装し、前記粉塵吸引排除ファン
（２１）の駆動軸（６０）に外嵌固定されたファン駆動
プーリ（６２）と、前記カッター（１６）の中間中継用
二段プーリ（４８）と、前記プーリ部（４１）と前記フ
ァン駆動プーリ（６２）と前記中間中継用二段プーリ
（４８）の大径プーリ部（４８ａ）とに巻き掛けた一本
のベルト（３５）と、を備えたことを特徴とする吸塵装
置付動力切断機。 - 【請求項２】 前記一本のベルトは、Ｖリブドベルト
（３５）であることを特徴とする請求項１に記載の吸塵
装置付動力切断機。 - 【請求項３】 前記ベルト式巻掛伝動機構（Ａ）は、前
記ファン駆動プーリ（６２）の両側において前記一本の
ベルト（３５）の外側から該ベルト（３５）を押圧する
一対のテンションプーリ（７１）、（７２）を備えてい
ることを特徴とする請求項１又は２に記載の吸塵装置付
動力切断機。 - 【請求項４】 前記粉塵吸引排除ファン（２１）の駆動
軸（６０）に羽根車（８２）が取付固定されていること
を特徴とする請求項１に記載の吸塵装置付動力切断機。 - 【請求項５】 前記中間中継用二段プーリ（４８）の小
径プーリ部（４８ｂ）と前記カッター（１６）を一端に
固定したカッター駆動軸（３７）の他端に嵌合固定され
た最終プーリ（５８）との間にタイミングベルト（５
５）が巻き掛けられていることを特徴とする請求項１に
記載の吸塵装置付動力切断機。 - 【請求項６】 前記遠心クラッチ（３０）のプーリ部
（４１）のプーリ径が、前記ファン駆動プーリ（６２）
のプーリ径より大きく、前記中間中継用二段プーリ（４
８）の大径プーリ部（４８ａ）より小さいことを特徴と
する請求項４又５に記載の吸塵装置付動力切断機。 - 【請求項７】 前記中間中継用二段プーリ（４８）の小
径プーリ部（４８ｂ）のプーリ径は、前記最終プーリ
（５８）のプーリ径よりも小さいことを特徴とする請求
項４又は５に記載の吸塵装置付動力切断機。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23092697A JP3429983B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸塵装置付動力切断機 |
| US09/136,742 US6233831B1 (en) | 1997-08-27 | 1998-08-19 | Dust collector-equipped power cutter |
| DE19838480A DE19838480C2 (de) | 1997-08-27 | 1998-08-25 | Mit einer Staubsammelvorrichtung ausgerüstete, motorangetriebene Schneidmaschine |
| SE9802858A SE519370C2 (sv) | 1997-08-27 | 1998-08-26 | Dammsamlare-utrustad motorkapsåg |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23092697A JP3429983B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸塵装置付動力切断機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1158127A JPH1158127A (ja) | 1999-03-02 |
| JP3429983B2 true JP3429983B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=16915458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23092697A Expired - Fee Related JP3429983B2 (ja) | 1997-08-27 | 1997-08-27 | 吸塵装置付動力切断機 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6233831B1 (ja) |
| JP (1) | JP3429983B2 (ja) |
| DE (1) | DE19838480C2 (ja) |
| SE (1) | SE519370C2 (ja) |
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| JP2007044854A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Hitachi Koki Co Ltd | 集塵ケース及びこれを備えた電動工具 |
| KR100635125B1 (ko) * | 2006-07-13 | 2006-10-18 | 최이구 | 절단기 |
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| US7854706B2 (en) | 2007-12-27 | 2010-12-21 | Devicor Medical Products, Inc. | Clutch and valving system for tetherless biopsy device |
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| US9908193B2 (en) | 2013-02-12 | 2018-03-06 | JPL Global, LLC | Dust guard for circular saws |
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