JPH0544179Y2 - - Google Patents

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JPH0544179Y2
JPH0544179Y2 JP15927386U JP15927386U JPH0544179Y2 JP H0544179 Y2 JPH0544179 Y2 JP H0544179Y2 JP 15927386 U JP15927386 U JP 15927386U JP 15927386 U JP15927386 U JP 15927386U JP H0544179 Y2 JPH0544179 Y2 JP H0544179Y2
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JP
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shaft
case
transmission
pulley
counter case
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JP15927386U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、コンバイン等の作業車輌におけるカ
ウンタケースに係り、詳しくは該ケースの形状及
び割プーリ等の合理的な配置によりコンパクト化
を図つた作業車輌におけるカウンタケースに関す
る。
(ロ) 従来の技術 一般に、作業車輌例えばコンバインにおける無
段変速装置は、固定シーブ及び可動シーブからな
る割プーリを、ミツシヨンケース及びその外方の
カウンタケースに配置したシヤフトにそれぞれ支
持すると共に、これら両割プーリ間に無端ベルト
を巻掛け、オペレータの操作にていずれか一方の
割プーリを操作してその幅を変えることにより、
無端ベルトを両割プーリ間で移動して伝動比を変
化させて、走行系を無段階に変速制御し、コンバ
インを適宜変速走行し得るように構成している。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上述した無段変速装置は、コンバイン
の前処理フレームや運転席フレーム等に囲まれた
狭い空間に搭載されているため、無端ベルトの交
換等、修理・点検作業が非常に面倒なものとなつ
ており、限られたスペースを最大限に活用して無
理なく作業できるようにカウンタケース等のコン
パクト化が切望されている。同時に、該カウンタ
ケースはミツシヨンケースに比してそのオイル容
量が少ないため油温が上昇しやすく、カウンタケ
ースのコンパクト化に伴い油温上昇が更に顕著に
なる虞れがある。
そこで、本考案は、ケースの形状及び割プーリ
等の配置を合理的にしてコンパクト化すると共
に、唐箕フアンへの吸気風を利用してケースを冷
却し、もつて上述問題点を解消したカウンタケー
スを提供することを目的とするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第1図に示すように、カウンタケース
33に、その幅を広くした幅広部33a及び幅を
狭くした幅狭部33bを形成する。更に、該幅広
部33aに支持した第1のシヤフト35の両端
に、油圧ポンプPと割プーリ36を設け、また前
記幅狭部33bに、第1のシヤフト35を連動す
る第2のシヤフト39を支持すると共に、該第2
のシヤフト39に伝動プーリ37を設置する。そ
して、前記カウンタケース33を唐箕フアン55
に近接して設置したことを特徴とするものであ
る。
(ホ) 作用 以上構成に基づき、エンジン4からの回転を伝
達されて回転する伝動プーリ37は、第2のシヤ
フト39を回転することにより第1のシヤフト3
5を連動して回転する。これにより、割プーリ3
6が回転されて無段変速装置29が駆動され、同
時に油圧ポンプPも駆動される。この際、割プー
リ36は、カウンタケース33の幅広部33aに
安定して支えられた第1のシヤフト35に支持さ
れて円滑に回転する。また、伝動プーリ37を幅
狭部33bと幅広部33aとでなす空間に収納
し、かつ該幅広部33a両側に油圧ポンプP及び
割プーリ36を設置するという、カウンタケース
33を中心とした合理的な配置により、これら油
圧ポンプP、割プーリ36及び伝動プーリ37は
コンパクトな所定空間にまとめられる。
また、唐箕フアン55に近接するカウンタケー
ス33は、該唐箕フアン55による吸気風に常時
晒されて冷却される。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
コンバイン1は、第4図に示すように、スプロ
ケツトSにより駆動されるクローラ2にて支持さ
れている機体3を有しており、該機体3の一側に
は後方にエンジン4が搭載されていると共に前方
に運転席5が配置され、かつその間にグレンタン
ク6が設置されており、また機体3の他側には自
動脱穀機が設置されている。更に、機体3の前方
には前処理部7が昇降自在に配設されており、そ
の後方における機体3の下部にはミツシヨンケー
ス9が搭載されている。そして、運転席5は機体
フレーム3a上に運転席フレーム10が固定され
てなり、更に該フレーム10上における前方部に
はステツプ面11が固定されている。また、前記
フレーム10の後方部には、シートフレームを介
してシート12が設置されており、更にフレーム
10の前部上方には、操作台13が立設され、か
つ該操作台13の上面は操作パネル14になつて
いる。そして、該操作パネル14にはモノレバー
15が立設されており、更にサイドクラツチレバ
ー16が回動自在に設置されている。また、運転
席5の機体内側方に隣接して設置されたサイド操
作パネル上には油圧レバー17,F・R無段変速
レバー18が配置されている。
一方、前記ミツシヨンケース9は、第3図に示
すように、走行系伝動部19、サイドクラツチ・
ブレーキ装置20、走行駆動部21からなるメイ
ントランスミツシヨン22を収納しており、かつ
ケース9の下部から先端にスプロケツトSを固設
した車軸23が突出している。更に、該ミツシヨ
ンケース9の上部にはサブミツシヨンケース25
が一体に固定されており、該ケース25には前処
理伝動部26及び走行系副変速部27が内蔵さ
れ、かつ該ケース25からは無段変速装置29の
被動側割プーリ30を支持しているシヤフト31
が一端をケース25に回転自在に支持されて突出
している。また、前記シヤフト31におけるケー
ス25と被動側割プーリ30との間にはメインク
ラツチ32が設置されている。
また、上記一体のミツシヨンケース9及び25
の上方にはカウンタケース33が配設されてお
り、該カウンタケース33は、第1図に示すよう
に、その幅を広く形成した幅広部33aに駆動側
シヤフト35が貫通して支持されていると共に、
その外側には油圧ポンプPが固設されている。更
に、シヤフト35はその一端に駆動側割プーリ3
6が支持されており、該割プーリ36は前記被動
側割プーリ30との間に無端ベルトbが巻掛けら
れて無段変速装置29を構成している。また、ケ
ース33の幅を狭く形成した幅狭部33bには、
その駆動側割プーリ36と反対側に伝動プーリ3
7が設置されており、該プーリ37はエンジン4
からの回転を伝達されていると共に、該回転を、
ケース33に回転自在に設けたシヤフト39,4
0それぞれに固設したギヤ41、アイドルギヤ4
2及び駆動側シヤフト35に固設したギヤ43を
介して駆動側割プーリ36と油圧ポンプPに伝達
している。
更に、前記駆動側割プーリ36は、固定シーブ
45及び可動シーブ46から構成されており、該
可動シーブ46はそのボス部46aをシヤフト3
5の端部に嵌合・固定された固定シーブ45のボ
ス部45aに摺動自在に嵌合していると共に、ス
プリング47により固定シーブ45から離れる方
向に付勢されている。更に、駆動側シヤフト35
における可動シーブ46と前記カウンタケース3
3との間には該シーブ46を適宜作動する変速カ
ム49が設置されている。また、カウンタケース
33の一側に形成した嵌合孔33cには、支持部
材50が該ケース33内方からその先端を外方に
突出してボルト止めされており、更に支持部材5
0は前記シヤフト35をベアリング51を介して
支持している。また、前記変速カム49は固定カ
ム49a及び可動カム49bからなり、該固定カ
ム49aは支持部材50の先端に設置されている
と共に、可動シーブ46にベアリング52を介し
て設置した可動カム49bに係合されている。更
に、第1図及び第2図に示すように、カウンタケ
ース33の機体横方向には、自動脱穀機の唐箕5
3が近接して設置され、かつ該唐箕53内方には
唐箕フアン55がその回転軸55aを保持部材5
6に回転自在に支持されて設置されており、また
唐箕53のカウンタケース33に向いた側には防
塵カバー57が設置されている。
更に、第3図に示すように、前記被動側割プー
リ30は可動シーブ59及び固定シーブ60から
構成されており、該可動シーブ59はそのボス部
59aを固定シーブ60のボス部60aに摺動自
在に嵌合しており、かつスプリング61により固
定シーブ60側に付勢されて無端ベルトbを該シ
ーブ60との間で圧接している。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、
エンジン4から回転を伝達される伝動プーリ37
は、ギヤ41を回転し更にアイドルギヤ42及び
ギヤ43を介して駆動側シヤフト35を回転し、
これにより駆動側割プーリ36を回転すると共に
油圧ポンプPを駆動する。これにより、無端ベル
トbを介して被動側割プーリ30が回転されて無
段変速装置29が駆動される。この際、駆動側割
プーリ36は、カウンタケース33おける幅広部
33aに広い幅にて支持された駆動側シヤフト3
5に支持されるため、その重量等による大きな曲
げ荷重が該シヤフト35に作用してもケース33
により常に安定して支持される。また、カウンタ
ケース33の幅狭部33bに支持されたシヤフト
39には伝動プーリ37が支持されているが、該
伝動プーリ37は、幅広部33a及びその側方に
設置した油圧ポンプPと幅狭部33bの側方とで
なす狭い空間に収納されているため、カウンタケ
ース33を唐箕53に近接して設置し得ると共
に、第2図に示すように、油圧ポンプPをその側
面視において唐箕53から外して設置することに
より、油圧ポンプPのメンテナンス等の際には該
唐箕53を邪魔にすることなく容易に作業するこ
とができる。更に、自動脱穀機の作動により唐箕
フアン55が回転されると、吸気風がカウンタケ
ース33の側方から防塵カバー57を通り、唐箕
フアン55に向けて流入される。このため、カウ
ンタケース33及び伝動プーリ37は常に吸気風
に晒されており、ミツシヨンケース9に比して少
油量のため高温になりやすい前記ケース33、及
び伝動プーリ37の回転に伴い発熱するベルトを
同時に冷却して、熱による劣化を防ぐことができ
る。
また、伝動プーリ37を支持しているシヤフト
39と駆動側シヤフト35とを、これら両シヤフ
ト39,35間に配置したシヤフト40及びアイ
ドルギヤ42により、その軸芯位置をずらしてい
るため、第5図に示すように、油圧ポンプPとは
別の油圧ポンプP1を、ケース33の駆動側割プ
ーリ36の位置する側に設置し、かつシヤフト3
9にて駆動するようにして、前記駆動側割プーリ
36、油圧ポンプP,P1及び伝動プーリ37を、
カウンタケース33を中心とするコンパクトな空
間に納めて、無駄なスペースを取ることなく機体
3に設置できるように構成してもよい。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、幅広部
33aに支持した第1のシヤフト35に油圧ポン
プP及び割プーリ36を配置したので、該割プー
リ36の重量により大きな曲げ荷重が掛かる第1
のシヤフト35を、広い幅にて支えることにより
安定して支持することができると共に、割プーリ
36とその反対側に設けた油圧ポンプPとで左右
の重量バランスもよくして、割プーリ36を振動
等の不具合を起こすことなく円滑に回転すること
ができる。更に、カウンタケース33に形成した
幅狭部33bに、第1のシヤフト35を連動する
第2のシヤフト39を支持し、かつ該シヤフト3
9に伝動プーリ37を設置したので、幅広部33
aと幅狭部33bとでなす段差状の狭い空間に伝
動プーリ37を収容してスペースを有効利用する
ことができると共に、第2のシヤフト39を第1
のシヤフト35に連動することでその軸芯位置を
ずらし、割プーリ36と油圧ポンプPとが第1の
シヤフト35両端に配設されているのと同様に、
第2のシヤフト39における伝動プーリ37と反
対側に別の油圧ポンプP1を設置して、割プーリ
36、油圧ポンプP,P1及び伝動プーリ37を
コンパクトにまとめて、機体3への設置スペース
を小さくすることができる。また、カウンタケー
ス33を唐箕フアン55に近接して設置したの
で、該唐箕フアン55に吸込まれる吸気風をカウ
ンタケース33に直接当てて該ケース33を冷却
することができると共に、伝動プーリ37に巻掛
けてあるベルトも同時に冷却して、熱による劣化
を防止することができ、更に唐箕フアン55の吸
気風による、シヤフト35,39等のカウンタケ
ース33から突出した部分への藁屑等の巻付きを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るカウンタケース及び唐箕
の断面図、第2図はその側面図、第3図はミツシ
ヨンケース全体を示す断面図、第4図はコンバイ
ン全体を示す側面図、第5図は他の実施例を示す
カウンタケース及び唐箕の断面図である。 1……作業車輌(コンバイン)、9……ミツシ
ヨンケース、29……無段変速装置、30……割
プーリ(被動側割プーリ)、33……カウンタケ
ース、33a……幅広部、33b……幅狭部、3
5……第1のシヤフト(駆動側シヤフト)、36
……割プーリ(駆動側割プーリ)、37……伝動
プーリ、39……第2のシヤフト(シヤフト)、
55……唐箕フアン、P……油圧ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ミツシヨンケース外方にカウンタケースを備え
    ると共に、これらミツシヨンケース及びカウンタ
    ケースそれぞれに配置した割プーリにて構成した
    無段変速装置を備えてなる作業車輌において、 前記カウンタケースに、その幅を広くした幅広
    部及び幅を狭くした幅狭部を形成し、かつ該幅広
    部に支持した第1のシヤフト両端に油圧ポンプと
    前記割プーリを設け、また前記幅狭部に、前記第
    1のシヤフトを連動する第2のシヤフトを支持す
    ると共に該第2のシヤフトに伝動プーリを設置し
    て、唐箕フアンに近接して配置したことを特徴と
    する作業車輌におけるカウンタケース。
JP15927386U 1986-10-17 1986-10-17 Expired - Lifetime JPH0544179Y2 (ja)

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JP15927386U JPH0544179Y2 (ja) 1986-10-17 1986-10-17

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Publication Number Publication Date
JPS6365530U JPS6365530U (ja) 1988-04-30
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