JP3582086B2 - コンバインの走行伝動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインの走行伝動装置として利用でき、遊星歯車機構と無段変速ベルトとを組合せて構成するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインの走行操作では、変速操作及びリバ−ス操作を容易化するために、油圧無段変速装置を用いて、この制御軸を単一の変速レバ−で中立位置から前進位置又は後進位置へ操作変速させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の技術では、この変速操作が容易であるに拘らず、油圧無段変速装置が重量物であり、伝動馬力損失も大きい欠点があった。しかも、遊星歯車伝動系A及び無段変速ベルト伝動系Bは、摩擦熱の発生が大きく、ミッションケースが過熱されやすい。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、刈取フレ−ム50に刈刃51と穀稈引起装置52と穀稈掻込装置53と刈取穀稈を搬送する搬送装置54とを設けて刈取装置49を構成し、前記刈取フレ−ム50の後端の支軸55をミッションケ−ス8上の刈取支持メタル56に上下回動自在に嵌合させ、車台45と前記刈取フレ−ム50との間に設ける油圧シリンダ60によって刈取装置49の昇降制御を行わせるように構成し、操縦台に設けたレバ−48の左右傾斜によって操向クラッチ5及び操向ブレ−キを操作して操向を行い、該レバ−48の前後傾斜によって前記刈取装置49を昇降操作しうる構成とし、前記ミッションケ−ス8の入力軸1における外側端にエンジンE側からベルト39伝動されるプ−リ17を設け、前記入力軸1におけるギヤケ−ス19内部に駆動歯車9を設け、前記入力軸1におけるベルトケ−ス16内部に割プ−リ11を設け、変速軸4におけるギヤケ−ス19内部に前記駆動歯車9と噛合するリング歯車10と該リング歯車10の内側に噛合する遊星歯車20のキャリヤ14と該キャリヤ14と前記遊星歯車20の軸21を介して一体回転する変速歯車22とを回転自在に軸装し、太陽歯車3を前記変速軸4と一体回転するように設け、前記変速軸4における前記ベルトケ−ス16内部に割プ−リ12を設け、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の側面と前記変速軸4に設けた割プ−リ12の側面とにフィン状の空冷ファン64を形成して該空冷ファン64によって前記ベルトケ−ス16内で起風しうるように構成し、該ベルトケ−ス16におけるエンジンEの側とは反対側において、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の側面の空冷ファン64に軸方向で対向する吸気口65を設け、前記変速軸4に設けた割プ−リ12の空冷ファン64の放射方向に排風口61を設け、前記ベルトケ−ス16の下側に掃除口69を形成すると共に該掃除口69を開閉するカバ−68を設け、前記入力軸1に設けた割プ−リ11と変速軸4に設けた割プ−リ12との各軸方向における割プ−リ間隔を変えることによって両割プ−リ11,12に巻き掛けた無段変速ベルト13による伝動を変速できる構成とするに、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の軸方向移動を行わせるカム37を有したア−ム27と変速軸4に設けた割プ−リ12の軸方向移動を行わせるカム38を有したア−ム28との間をロッド29で連結し、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の軸方向移動を行わせるカム37を有したア−ム27と変速軸4に設けた割プ−リ12の軸方向移動を行わせるカム38を有したア−ム28とのいずれかのア−ム28を自在継手を有したロッド30を介して前記ミッションケ−ス8に回動自在に軸支したベルクランク軸31と連動させ、操縦席46の横側に設けた変速レバ−32の前後方向回動によって戻りばね33と連動ア−ム34とロッド35とを介して前記無段変速ベルト13による伝動を無段変速操作しうる構成とし、前記変速歯車22と噛合する中間軸15上の中間歯車23を経て操向クラッチ軸6上に設けたリング歯車24を連動回転しうるように構成し、該リング歯車24の左右両側に前記操向クラッチ5を入り切り操作自在に設け、該操向クラッチ5の歯車部に噛合するホイル歯車26を経て左右の走行軸7を伝動するように構成して、前記変速レバ−32によって無段変速ベルト13による伝動を無段変速操作して、入力軸1の駆動による一定回転のリング歯車10に対して太陽歯車3の回転数を変えて出力走行軸7を中立Nから正転F及び逆転Rに無段変速するように構成したことを特徴とするコンバインの走行伝動装置の構成とする。
【0005】
【発明の効果】
ミッションケ−ス8の入力軸1と出力走行軸7との間に遊星歯車伝動系と無段変速ベルト伝動系とが設けられるために構成が簡潔であり、小形、軽量化できる。しかも、遊星歯車伝動系の一定回転に対して、無段変速ベルト伝動系の無段変速によって、走行出力軸7の回転を中立Nから正転F側高速へ、又逆転R側高速等に順次無段変速することができ、単一の操作レバ−によって前、後進のリバ−スチェンジと無段変速とを簡単に行わせることができる。
【0006】
このような無段変速ベルト伝動系のプーリ軸部には空冷ファン64が一体として回転されるため、空冷ファン64の起風によって、ミッションケース8が冷却され、過熱を防止することができる。このとき、吸気口65はエンジンEの側とは反対の側に向けて設けられるために、エンジンE側の熱気が直接ベルトケ−ス16内へ吸入され難く、ベルトケ−ス16内の冷却効果を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
コンバインの走行ミッションケ−ス8、左右軸方向の割形として、上部に入力軸1と変速軸4とを軸受けし、下部に中間軸15、操向クラッチ軸6、及び左右の走行軸7を軸受けしている。このうち入力軸1と変速軸4との一側端部はプ−リ軸部1B,4Bとし、ベルトケ−ス16を開閉可能に設けて、無段変速ベルト13及びこれを張設する割型変速プ−リ11,12等を収容する。
【0008】
入力軸1の外側端には、エンジンE側からベルト39伝動されるプ−リ17、及び刈取装置をベルト伝動する動力取出プ−リ18等を有し、ギヤケ−ス19内には駆動歯車9を有する。この入力軸1のべルトケ−ス16内には、プ−リ軸部1Bがスプライン嵌合によって着脱自在に連結されて、割プ−リ11を有する。
【0009】
又、変速軸4は、ギヤケ−ス19部に該駆動歯車9と噛合して回転されるリング歯車10、このリング歯車10の内側に噛合する遊星歯車20のキャリヤ14、及び、このキャリヤ14と遊星歯車20の軸21を介して一体回転される変速歯車22等が軸装され、ベルトケ−ス16部には、該変速軸4に対してスプライン嵌合によって着脱自在のプ−リ軸部4Bを有して、割プ−リ12を設ける。
【0010】
これらのプ−リ軸部1Bと4Bとの割プ−リ11,12は各軸方向における割プ−リ間隔、即ちプ−リ径が変えられる構成となっていて、これらに巻き掛けるベルト13による伝動を変速できる構成としている。
【0011】
又、変速軸4は、該無段変速ベルト13によつて変速されるもので、太陽歯車3が一体回転するが、前記リング歯車10、キャリヤ14、及び変速歯車22等は回転自在に設けられている。
【0012】
ギヤケ−ス19部には、この変速歯車22と噛合する中間軸15上の中間歯車23を経て、操向クラッチ軸6上を回転自在のリング歯車24を連動回転しうる。このリング歯車24の左右両側に操向クラッチ5がシフタア−ム25によって入り切り操作され、更にこの操向クラッチ5の歯車部に噛合するホイル歯車26を経て左右の走行軸7が伝動される構成である。
【0013】
前記無段変速ベルト12の変速は、プ−リ11,12の軸方向移動を行わせるカム37,38を有したア−ム27,28間をロッド29で連結し、これらいずれかのア−ム28を自在継手を有したロッド30を介して、ミッションケ−ス8に回動自在に軸支したベルクランク軸31と連動し、変速レバ−32の前後方向回動によって、戻りばね33、連動ア−ム34、及びロッド35等を介して無段変速操作しうる構成である。62,63はカム37,38を摺動させる定位置で回転自在のカムロ−ラである。
【0014】
走行伝動は、前記入力軸1の駆動によって、変速レバ−32によりプ−リ11,12を変速操作しながら一定回転のリング歯車10に対して太陽歯車3の回転数を変えて、中立Nから正転F高速域へ、又逆に逆転R域へ変速できるが、下り坂のように走行軸7側から逆駆動や、エンジンブレ−キを効かせるときは、この操向クラッチ5の入りの状態において、走行軸7側から前記遊星歯車機構2の変速歯車22及びキャリヤ14が逆駆動されるため、このキャリヤ14に遊星歯車20が公転されようとしても、入力軸1、無段変速ベルト13、変速軸4等を経て遊動しないリング歯車10と太陽歯車3との間に噛合されて、公転が規制されているために、内部制動が行われて、逆駆動を制動することとなる。とくに、ベルト39による入力プ−リ17へのテンションクラッチプ−リ40が切りになって、入力軸1が駆動されないときは、無段変速ベルト13が回転されないため、キャリヤ14から太陽歯車3側が逆駆動されようとしても駆動が行われない。
【0015】
36はギヤケ−ス19とベルトケ−ス16との間を仕切る仕切壁であり、前記入力軸1及び変速軸4を軸受けする。
【0016】
空冷ファン64は、前記プーリ軸1Bのプーリ11の側面、プーリ軸4Bのプーリ12の側面等に一体構成としてフィン状に形成し、これらのプーリ11,12の回転によってベルトケース16内で起風しうる。このベルトケース16の内部に冷却風を通すために、このベルトケ−ス16の前記エンジンEの側とは反対の側にプ−リ軸1Bの空冷ファン64の軸方向に対向させて吸気口65を設け、前方でプ−リ軸4Bの空冷ファン64の放射方向に排風口61を設けている。無段変速ベルト伝動によって、これらの空冷ファン64の回転によりベルトケース16内を外気が通るために、ミッションケース8の空冷を行なうことができる。68はベルトケ−ス16の下側に形成した掃除口69を開閉するカバ−である。
【0017】
このような走行伝動装置を有するコンバインの例を説明する。前記左右一対の走行軸7によって駆動されるスプロケット41と、中間転輪42と、端部転輪43とによってクロ−ラ44を掛け渡している。この左右一対のクロ−ラ44を有した車台45の前部に前記ミッションケ−ス8を設け、横側操縦席46下方に搭載のエンジンEからベルト39及びテンションクラッチプ−リ40によって伝動しうる。前記無段変速ベルト13の変速を行う変速レバ−32は、操縦席46横側の操縦台47に設け、前後方向へ回動操作して、中立位置から前方の正転F位置へ操作するに従って前進高速に無段変速でき、後方の逆転R位置へ操作するに従って後進高速に無断変速できる。又、この操縦台47にはパワステレバ−(レバ−)48を設け、このパワステレバ−48の左右傾斜によって前記操向クラッチ5及び操向ブレ−キのシフタアーム25を操作して操向を行い、前後傾斜によって刈取装置49を昇降操作しうる構成としている。
【0018】
刈取装置49は、刈取フレ−ム50に刈刃装置51、穀稈引起装置52、穀稈掻込装置53、刈取穀稈を搬送する搬送装置54等を有し、この刈取フレ−ム50の後端の支軸55を、前記ミッションケ−ス8上の刈取支持メタル56に上下回動自在に嵌合させて、車台45とこの刈取フレ−ム50との間に設けられる油圧シリンダ60によってこの刈取装置49の昇降制御を行わせる構成としている。 前記搬送装置54で搬送される穀稈をフィ−ドチエン57と挾扼扞との間で挾持して後方へ移送しながら脱穀する脱穀装置58を車台45の後部に搭載している。
【0019】
前記エンジンEから入力プ−リ17へのベルト39による伝動は、前記遊星歯車機構2が入力軸1の次の二軸目の変速軸4上に設けられていて、入力軸1やこのプ−リ17の径を小さくでき、又ミッションケ−スをコンパクト化して、左右のクロ−ラ44等も内側に接近させることができる。
【0020】
刈取装置49への入力軸は、支軸55部にあって、この操縦席46側に固定のプ−リ59と、前記入力軸1の動力取出プ−リ18との間がベルト伝動される。このようなプ−リ59,18、エンジンEからの入力プ−リ17、及び、無段変速ベルト13の変速操作用ベルクランク軸31等が、操縦台47側に設けられているために、ミッションケ−ス8のベルトケ−ス16部の外側からの開閉操作が容易である。
【0021】
図8において、上例と異なる点は、ベルトケ−ス16との間に適宜の間隔を有して、外閉部を吸気カバ−66で覆ったもので、この吸気カバ−66にエンジンEと反対側に吸気口65を設けている。このような構成では、ベルトケ−ス16の吸気口は、前記エンジンE側に設けてもよい。
【0022】
又、排気口61の前側には、排風を下方へ案内する排風カバ−を設けて、排風の上昇によって塵埃を操縦席46側へ飛散させないようにしている。
【0023】
図9〜図11において、前記変速レバ−32の戻りばね33を強弱の二段に構成とし、変速レバ−32の操作初期は弱いトルクばね70だけが効き、マイクロスイッチ72をONにして走行テンションクラッチプ−リ40を入りにするまでの操作力を小さくして使い易くする。又、変速域では強いトルクばね71で追随性の良い変速操作を行なう。
【0024】
変速レバ−32は、操縦台47のブラケット73にレバ−軸74で前後回動自在で、摩擦ブレ−キ75でブレ−キを効かせている。この変速レバ−32の基部のレバ−プレ−ト76にレバ−軸74と平行の外ピン77を突設し、又、前記無段変速を行う連動ア−ム34を回動自在に設けて、該外ピン77よりもレバ−軸74側に内ピン78を平行状に対向させて突設し、このレバ−軸74の回りに嵌合させた強、弱のトルクばね70,71は先端部でこれら両内外ピン77,78を挾持することによって、変速レバ−32と連動ア−ム34とを一定の関係位置に設定している。弱いトルクばね70は両ピン77,78を密着して挾持するが強いトルクばね71は外ピン77に直接密接せず、適宜の間隔79を有する。
【0025】
前記マイクロスイッチ72はブラケット73に取付けられ、レバ−プレ−ト76の接触子80の接当によってONして、前記テンションクラッチプ−リ40のクラッチア−ム81をモ−タMでクラッチ入り駆動する構成としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケ−スの正面図。
【図2】その一部の側面図。
【図3】側面図。
【図4】ベルト無段変速機構部の正面図。
【図5】コンバインの側面図。
【図6】その平面図。
【図7】その一部の正面図。
【図8】一部別実施例を示す側面図。
【図9】変速レバ−部の正面図。
【図10】その一部の側面図。
【図11】テンションクラッチプ−リ部の配線図。
【符号の説明】
1 入力軸
3 太陽歯車
4 変速軸
5 操向クラッチ
6 操向クラッチ軸
7 走行軸
8 ミッションケ−ス
9 駆動歯車
10 リング歯車
11 割プ−リ
12 割プ−リ
13 無段変速ベルト
14 キャリヤ
15 中間軸
16 ベルトケ−ス
17 プ−リ
19 ギヤケ−ス
20 遊星歯車
21 軸
22 変速歯車
23 中間歯車
24 リング歯車
26 ホイル歯車
27 ア−ム
28 ア−ム
29 ロッド
30 ロッド
31 ベルクランク軸
32 変速レバ−
33 戻りばね
34 連動ア−ム
35 ロッド
37 カム
38 カム
39 ベルト
45 車台
48 レバ−(パワステレバ−)
49 刈取装置
50 刈取フレ−ム
51 刈刃
52 穀稈引起装置
53 穀稈掻込装置
54 搬送装置
55 支軸
56 刈取支持メタル
60 油圧シリンダ
61 排風口
64 空冷ファン
65 吸気口
68 カバ−
69 掃除口
N 中立
F 正転
R 逆転
E エンジン
Claims (1)
- 刈取フレ−ム50に刈刃51と穀稈引起装置52と穀稈掻込装置53と刈取穀稈を搬送する搬送装置54とを設けて刈取装置49を構成し、前記刈取フレ−ム50の後端の支軸55をミッションケ−ス8上の刈取支持メタル56に上下回動自在に嵌合させ、車台45と前記刈取フレ−ム50との間に設ける油圧シリンダ60によって刈取装置49の昇降制御を行わせるように構成し、操縦台に設けたレバ−48の左右傾斜によって操向クラッチ5及び操向ブレ−キを操作して操向を行い、該レバ−48の前後傾斜によって前記刈取装置49を昇降操作しうる構成とし、前記ミッションケ−ス8の入力軸1における外側端にエンジンE側からベルト39伝動されるプ−リ17を設け、前記入力軸1におけるギヤケ−ス19内部に駆動歯車9を設け、前記入力軸1におけるベルトケ−ス16内部に割プ−リ11を設け、変速軸4におけるギヤケ−ス19内部に前記駆動歯車9と噛合するリング歯車10と該リング歯車10の内側に噛合する遊星歯車20のキャリヤ14と該キャリヤ14と前記遊星歯車20の軸21を介して一体回転する変速歯車22とを回転自在に軸装し、太陽歯車3を前記変速軸4と一体回転するように設け、前記変速軸4における前記ベルトケ−ス16内部に割プ−リ12を設け、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の側面と前記変速軸4に設けた割プ−リ12の側面とにフィン状の空冷ファン64を形成して該空冷ファン64によって前記ベルトケ−ス16内で起風しうるように構成し、該ベルトケ−ス16におけるエンジンEの側とは反対側において、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の側面の空冷ファン64に軸方向で対向する吸気口65を設け、前記変速軸4に設けた割プ−リ12の空冷ファン64の放射方向に排風口61を設け、前記ベルトケ−ス16の下側に掃除口69を形成すると共に該掃除口69を開閉するカバ−68を設け、前記入力軸1に設けた割プ−リ11と変速軸4に設けた割プ−リ12との各軸方向における割プ−リ間隔を変えることによって両割プ−リ11,12に巻き掛けた無段変速ベルト13による伝動を変速できる構成とするに、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の軸方向移動を行わせるカム37を有したア−ム27と変速軸4に設けた割プ−リ12の軸方向移動を行わせるカム38を有したア−ム28との間をロッド29で連結し、前記入力軸1に設けた割プ−リ11の軸方向移動を行わせるカム37を有したア−ム27と変速軸4に設けた割プ−リ12の軸方向移動を行わせるカム38を有したア−ム28とのいずれかのア−ム28を自在継手を有したロッド30を介して前記ミッションケ−ス8に回動自在に軸支したベルクランク軸31と連動させ、操縦席46の横側に設けた変速レバ−32の前後方向回動によって戻りばね33と連動ア−ム34とロッド35とを介して前記無段変速ベルト13による伝動を無段変速操作しうる構成とし、前記変速歯車22と噛合する中間軸15上の中間歯車23を経て操向クラッチ軸6上に設けたリング歯車24を連動回転しうるように構成し、該リング歯車24の左右両側に前記操向クラッチ5を入り切り操作自在に設け、該操向クラッチ5の歯車部に噛合するホイル歯車26を経て左右の走行軸7を伝動するように構成して、前記変速レバ−32によって無段変速ベルト13による伝動を無段変速操作して、入力軸1の駆動による一定回転のリング歯車10に対して太陽歯車3の回転数を変えて出力走行軸7を中立Nから正転F及び逆転Rに無段変速するように構成したことを特徴とするコンバインの走行伝動装置。
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