JPH0725270A - 走行伝動装置の変速操作装置 - Google Patents

走行伝動装置の変速操作装置

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JPH0725270A
JPH0725270A JP17158593A JP17158593A JPH0725270A JP H0725270 A JPH0725270 A JP H0725270A JP 17158593 A JP17158593 A JP 17158593A JP 17158593 A JP17158593 A JP 17158593A JP H0725270 A JPH0725270 A JP H0725270A
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Toshiro Nagai
敏郎 長井
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無段変速ベルト13を用いた変速装置におい
て、伝動停止時における変速レバー3の操作を自在に行
ないうる。この変速レバー32の中立N位置の領域を広
くして、この中立N位置領域での変速レバー32の操作
で走行クラッチ40を入り切りして、無段変速ベルト1
3の変速を円滑に行なわせる。 【構成】走行伝動装置において、レバーブレーキ60を
有して無段変速操作位置を摩擦保持する変速レバー32
と、この変速レバー32によって連動されて無段変速ベ
ルト13を変速する変速連動機構61の連動アーム34
との間に、これら変速レバー32に対して一定位置に連
動アーム34を戻す戻しばね33を設け、変速レバー3
2の中立N位置領域での操作により走行クラッチ40を
入り切りする中立位置スイッチ75を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバイン、トラク
タ、苗植機、運搬車等の走行伝動装置の変速操作装置と
して用いられるもので、無段変速操作を行う変速レバ−
を無段変速の走行伝動装置の停止時でも中立位置に戻し
得るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】割プ
−リを有する無段変速ベルトによる無段変速では、この
ベルト伝動が行われているときでなければ、変速が行わ
れない。このため、伝動途中でエンジン停止等によって
回転が止ってしまうと、割プ−リを移動して変速を行う
ことができないために、変速レバ−をも動かすことがで
きず、この変速レバ−を無理に動かそうとして、変速操
作機構を曲めることが多い。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊星歯車機
構2を経る遊星伝動系Aと、無段変速ベルト13を経る
無段変速ベルト伝動系Bとの組合せからなり、この無段
変速ベルト13の無段変速操作によって、出力回転を中
立N、正転F、及び逆転Rに変速する走行伝動装置にお
いて、レバ−ブレ−キ60を有して該無段変速操作位置
を摩擦保持する変速レバ−32と、この変速レバ−32
によって連動されて無段変速ベルト13を変速する変速
連動機構61の連動ア−ム34との間に、これら変速レ
バ−32に対して一定位置に連動ア−ム34を戻す戻ば
ね33を設け、該変速レバ−32の中立N位置領域での
操作により走行クラッチ40を入り切りする中立位置ス
イッチ75を設けてなる変速操作装置の構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】変速レバ−32を中立Nの位
置におくときは、中立位置スイッチ75によって走行ク
ラッチ40が切りにあって、遊星伝動系A及び無段変速
ベルト伝動系Bへの伝動が行われず、又、この変速レバ
−32を中立Nの位置から正転F又は逆転Rの位置へ操
作するときは、先ずこの中立N領域内で中立位置スイッ
チ75により走行クラッチ40が入りに作動され、続く
正転F又は逆転R領域で遊星伝動系A及び無段変速ベル
ト伝動系Bへの伝動が行われ、変速が行われることとな
る。
【0005】走行伝動装置では、入力軸の駆動によって
遊星伝動系Aと無段変速ベルト伝動系Bとによる伝動が
おこなわれて、出力軸側は中立Nから正転F側への順次
高速変速と逆転R側の順次高速変速とを行うことができ
る。この無段変速操作は変速レバ−32によって変速連
動機構61を介して無段変速ベルト13を変速すると、
この無段変速による回転が遊星歯車機構2の一定回転と
平衡したときは出力軸側は回転されない中立N状態とし
て、これを境界として無段変速による伝動回転を高低に
変速することによって、出力軸側を正転F域で増減速し
たり、逆転R域で増減速することができる。
【0006】このような無段変速操作を行なう変速レバ
−32は、レバーブレ−キ60に抗して回動操作できる
ために、変速レバ−32から手を開放するも、変速レバ
−32の変速位置は変わらず、又無段変速位置も維持で
きる。この変速レバ−32をレバ−ブレ−キ60に抗し
て回動すると、戻しばね33を経て変速連動機構61の
連動ア−ム34が回動され無段変速ベルト伝動系Bが無
段変速される。
【0007】この無段変速ベルト伝動系B、又はエンジ
ンの停止などによって、この無段変速ベルト13の回転
が行われなくなると、変速連動機構61及びこの連動ア
−ム34が回動されなくなる。このため、変速レバ−3
2を操作すると戻しばね33の作用によって変速レバ−
32の回動を許し、その回動操作位置はレバ−ブレ−キ
60によって維持される。
【0008】このように無段変速ベルト伝動系Bが伝動
停止中でも、変速レバ−32の中立N領域での操作が可
能であり、この操作で中立位置スイッチ75をON、O
FFできるものであるから、この変速レバ−32を正転
F又は逆転Rの領域に操作して変速を行うときは、遊星
伝動系Aや無段変速ベルト伝動系B等には既に走行クラ
ッチ40の入りによる伝動が行われており、無段変速が
円滑に行われるものである。
【0009】
【実施例】コンバインの走行ミッションケ−ス2は、左
右軸方向の割形として、上部に入力軸1と変速軸4とを
軸受けし、下部に中間軸15、操向クラッチ軸6、及び
左右の走行軸7を軸受けしている。このうち入力軸1と
変速軸4との一側端部はプ−リ軸部1B,4Bとし、ベ
ルトケ−ス16を開閉可能に設けて、無段変速ベルト1
3及びこれを張設する割型変速プ−リ11,12等を収
容する。
【0010】入力軸1の外側端には、エンジンE側から
ベルト39伝動されるプ−リ17、及び刈取装置をベル
ト伝動する動力取出プ−リ18等を有し、ギヤケ−ス1
9内には駆動歯車9を有する。この入力軸1のべルトケ
−ス16内には、プ−リ軸部1Bがスプライン嵌合によ
つて着脱自在に連結されて、割プ−リ11を有する。
又、変速軸4は、ギヤケ−ス19部に該駆動歯車9と噛
合して回転されるリング歯車10、このリング歯車10
の内周に噛合する遊星歯車20のキャリヤ14、及び、
このキャリヤ14と遊星歯車20の軸21を介して一体
回転される変速歯車22等が軸装され、ベルトケ−ス1
6部には、該変速軸4に対してスプライン嵌合によって
着脱自在のプ−リ軸部4Bを有して、割プ−リ12を設
ける。
【0011】これらのプ−リ軸部1Bと4Bとの割プ−
リ11,12は各軸方向における割プ−リ間隔、即ちプ
−リ径が変えられる構成となっていて、これらに巻き掛
けるベルト13による伝動を変速できる構成としてい
る。又、変速軸4は、該無段変速ベルト13によつて変
速されるもので、太陽歯車3が一体回転するが、前記リ
ング歯車10、キャリヤ14、及び変速歯車22等は回
転自在に設けられている。
【0012】ギヤケ−ス19部には、この変速歯車22
と噛合する中間軸15上の中間歯車23を経て、操向ク
ラツチ軸6上を回転自在のリング歯車24を連動回転し
うる。このリング歯車24の左右両側に操向クラツチ5
がシフタア−ム25によって入り切り操作され、更にこ
の操向クラッチ5の歯車部に噛合するホイル歯車26を
経て左右の走行軸7が伝動される構成である。
【0013】前記無段変速ベルト12の変速は、プ−リ
11,12の軸方向移動を行わせるカム37,38を有
したア−ム27,28間をロッド29で連結し、これら
いずれかのア−ム28を自在継手を有したロッド30を
介して、ミッションケ−ス8に回動自在に軸支したベル
クランク軸31と連動し、変速レバ−32の前後方向回
動によって、戻りばね33、連動ア−ム34、及びロッ
ド35等を介して無段変速操作しうる構成である。6
2,63はカム37,38を摺動させる定位置で回転自
在のカムロ−ラである。
【0014】変速レバ−32、及び変速連動機構61と
関係について、操縦台47のフレ−ム64のブラケット
65に、レバ−軸66を固定又は回動自在に設け、この
レバ−軸66のまわりにレバ−ア−ム67をブレ−キラ
イニングディスク68で挾持させて摩擦制動するように
回動自在に支持し、ばね70を介在して外側からナット
69で締付けている。変速レバ−32は該レバ−ア−ム
67の上端に、該レバ−軸66と直交する方向の搖動軸
71で枢支されている。
【0015】又、レバ−軸66の他端側には、回動自在
の連動ア−ム34が支持されて、この連動ア−ム34の
一端には変速連動機構61を連結している。又、この連
動ア−ム34の上端部には該レバ−ア−ム67側に向け
てピン72を突出し、このレバ−ア−ム67側から突出
するピン73の内側に位置させて、レバ−軸66の回り
に嵌合支持させた戻しばね33の両端部で、これら両ピ
ン72と73とを共に挾持するようにして、両ピン7
2,73を同位相に回動復帰しうる構成としている。
【0016】これによって変速レバ−32をブレ−キ6
0に抗して回動操作すると、ピン73から戻ばね33を
介してピン72と一体の連動ア−ム34が回動され、変
速連動機構61が操作連動される。走行伝動は、前記入
力軸1の駆動によつて、変速レバ−32によりプ−リ1
1,12を変速操作しながら、一定回転のリング歯車1
0に対して太陽歯車3の回転数を変えて、中立Nから正
転F高速域へ、又逆に逆転R域へ変速できるが、下り坂
のように走行軸7側から逆駆動や、エンジンブレ−キを
効かせるときは、この操向クラッチ5の入りの状態にお
いて、走行軸7側から前記遊星歯車機構2の変速歯車2
2及びキャリヤ14が逆駆動されるため、このキャリヤ
14に遊星歯車20が公転されようとしても、入力軸
1、無段変速ベルト13、変速軸4等を経て遊動しない
リング歯車10と太陽歯車3との間に噛合されて、公転
が規制されているために、内部制動が行われて、逆駆動
を制動することとなる。とくに、ベルト39による入力
プ−リ17へのテンションクラッチプ−リからなる走行
クラッチ40が切りになって、入力軸1が駆動されない
ときは、無段変速ベルト13が回転されないため、キャ
リヤ14から太陽歯車3側が逆駆動されようとしても駆
動が行われない。
【0017】36はギヤケ−ス19とベルトケ−ス16
との間を仕切る仕切壁であり、前記入力軸1及び変速軸
4を軸受けする。このような走行伝動装置を有するコン
バインの例を説明する。前記左右一対の走行軸7によっ
て駆動されるスプロケット41と、中間転輪42と、端
部転輪43とによってクロ−ラ44を掛け渡している。
この左右一対のクロ−ラ44を有した車台45の前部に
前記ミッションケ−ス8を設け、横側操縦席46下方に
搭載のエンジンEからベルト39及び走行クラッチ40
の張圧によって伝動しうる。前記無段変速ベルト13の
変速を行う変速レバ−32は、操縦席46横側の操縦台
47に設け、前後方向へ回動操作して、中立N位置から
前方の正転F位置へ操作するに従って前進高速に無段変
速でき、後方の逆転R位置へ操作するに従って後進高速
に無断変速できる。又、この操縦台47にはパワステレ
バ−48を設け、このパワステレバ−48の左右傾斜に
よって前記操向クラッチ5及び操向ブレ−キ86のシフ
タ−25を操作して操向を行い、前後傾斜によって刈取
装置49を昇降操作しうる構成としている。
【0018】刈取装置49は、刈取フレ−ム50に刈刃
装置51、穀稈引起装置52、穀稈掻込装置53、刈取
穀稈を搬送する搬送装置54等を有し、この刈取フレ−
ム50の後端の支軸55を、前記ミッションケ−ス8上
の刈取支持メタル56に上下回動自在に嵌合させて、車
台45とこの刈取フレ−ム50との間に設けられる油圧
シリンダによってこの刈取装置49の昇降制御を行わせ
る構成としている。
【0019】前記搬送装置54で搬送される穀稈をフィ
−ドチエン57と挾扼扞との間で挾持して後方へ移送し
ながら脱穀する脱穀装置58を車台45の後部に搭載し
ている。前記エンジンEから入力プ−リ17へのベルト
39による伝動は、前記遊星歯車機構2が入力軸1の次
の二軸目の変速軸4上に設けられていて、入力軸1やこ
のプ−リ17の径を小さくでき、又ミッションケ−スを
コンパクト化して、左右のクロ−ラ44等も内側に接近
させることができる。
【0020】刈取装置49への入力軸は、支軸55部に
あって、この操縦席46側に固定のプ−リ59と、前記
入力軸1の動力取出プ−リ18との間がベルト伝動され
る。このようなプ−リ59,18、エンジンEからの入
力プ−リ17、及び、無段変速ベルト13の変速操作用
ベルクランク軸31等が、操縦台47側に設けられてい
るために、ミッションケ−ス8のベルトケ−ス16部の
外側からの開閉操作が容易である。
【0021】前記ベルトケ−ス16をギヤケ−ス19側
から外せば、プ−リ11,12及び無段変速ベルト13
等が露出されるから、ベルクランク軸31に連結したロ
ッド30と、ア−ム28及びロッド29との間の連結
を、連結ピン74の抜き外しによって分離すれば、プ−
リ軸部1B,4Bを入力軸1、変速軸4との間のスプラ
イン嵌合を外して、取出すことができる。
【0022】前記走行クラッチ40は、正逆転する電動
モ−タによって行われるもので、この伝動モ−タの制御
回路を中立位置スイッチ75のON,OFFによって出
力しうる。この中立位置スイッチ75は変速レバ−32
によって回動されるレバ−ア−ム67のスイッチカム7
6によってON,OFFされる。中立位置スイッチ75
はリミットスイッチからなりブラケット65に取付けら
れている。変速レバ−32の回動で中立N領域のほぼ中
央部に位置するとこの中立位置スイッチ75がOFFと
なって、制御回路により伝動モ−タが走行クラッチ40
を切りにするように駆動される。又、変速レバ−32を
この中立N領域の正転F側又は逆転R側へ回動操作する
と、前記戻りばね33を介して連動ア−ム34等の変速
機構61を経て無段変速ベルト13が変速連動操作され
るまでの間に、中立位置スイッチ75がONになって走
行クラッチ40が入りになり、入力軸1及び無段変速ベ
ルト13が回転される。このように変速レバ−32が戻
りばね33による遊動しうる領域において、走行クラツ
チ40が入りに作動されて、無段変速ベルト13を駆動
するために、変速レバ−32によって無段変速ベルト3
2が変速移動されるときは、変速回転径が円滑に変化さ
れる。
【0023】図9、図10において、上側と異なる点
は、前記レバ−ア−ム67連動ア−ム34との間の戻り
ばね33に遊動間隔を設定して、変速レバ−32の中立
N領域を広くする。戻りばね33は、レバ−ア−ム67
のピン73と連動ア−ム34のピン72とを弾性挾持し
て、変速操作連動するものであるが、外側のピン73に
対して戻りばね33の挾持角θを広くして、このピン7
3と戻りばね33との間に適宜の遊動間隔を設定する。
【0024】77はストッパプレ−ト、78はレバ−ア
−ム67に形成の規制溝で、変速レバ−32の回動領域
を規制するように、該ストッパプレ−ト77を規制溝7
8にのぞませている。図11において、上側と異なる点
は、変速レバ−32を中立Nの位置でフレ−ム64に固
定させると共に、連動ア−ム34を回動自在とする。前
記レバ−ア−ム67のレバ−軸66心部に、このレバ−
軸66と直交する方向のピン孔79、及びこのピン孔7
9に沿って移動自在に嵌合したピン80とを設ける。8
1はこのピン80の移動限界を規制するストッパ−であ
る。このピン孔79の両端部に対向してフレ−ム64に
はボ−ルホルダ82を設け、連動ア−ム34側にはボ−
ルホルダ90を設け、これらボ−ルホルダ82,90に
嵌合するばね91,92でおされるクリップボ−ル9
3,94を該ピン孔79の両端回動圈に位置させて、こ
れらピン孔79とボ−ルホルダ82,90とが一致した
ときばね91,92で押されるクリップボ−ル93,9
4がピン孔79に嵌合して、レバーアーム67の回動操
作に抵抗を与える構成としている。
【0025】又、ピン孔79の両端にボールホルダ82
と90とが共に一致して、ピン80の両端にクリップボ
ール93,94が共に嵌合したときは、ばね91が92
よりも強く設定されていることによって、ピン80がク
リップボール94側へ押されて、このボール94による
係止機能が解除されるようになっている。このため、通
常作業時は、変速レバー32は中立N以外の位置にあっ
て、クリップボール94による係合によって、変速レバ
ー32と連動アーム34との間に一体感があって、操作
感覚を良好に維持する。
【0026】又、変速レバー32を中立Nに戻すと、ボ
ール93によってフレーム64側に係合固定されて、こ
のとき連動アーム34はボー94による係合を牽制され
るから、例えば、エンジンEが停止している間に変速レ
バー32を操作しても連動アーム34や変速連動機構6
1側が無理に操作されることがない。図12、図13に
おいて、上例と異なる点は、変速レバー32のレバーア
ーム67と変速連動アーム34とをロック装置95によ
って一体的に連動するようにロックさせると共に、非常
時にはスイッチ96を押すことによりこのロック装置9
5のロックを解除できる構成としたものである。このロ
ック装置95は、レバーアーム67の外縁に形成される
係合部97と、連動アーム34においてばねによりこの
係合部97側へ押圧されるフック98、このフック98
を係合部97から外すように作動するソレノイド99、
及びこのソレノイド99を作動させるスイッチ96等か
らなり、このスイッチ96は変速レバー32の把持部に
設けられている。
【0027】変速レバー32が中立N以外の位置にある
とき、エンジンEが停止してしまうと、このスイッチ9
6を押すことによってソレノイド99でフック98の係
止を解除することができる。又、同図12、図13にお
いて、エンジンEの回転時は変速レバー32のレバーア
ーム67と連動アーム34とが一体で回動し、エンジン
Eの回転停止時は連動アーム34とは無関係に、変速レ
バー32を自由に動かせるようにロック解除のできる構
成とするもよい。このため、エンジンEのキースイッチ
をONするとソレノイド99に通電してフック98が係
合部97に係合してロック状態となり、変速レバー32
と連動アーム34とが一体となり、キースイッチをOF
Fすると逆にこのロックが解除されて、変速レバー32
を連動アーム34と無関係で自由に操作できる。
【0028】図14、図15において、上例と異なる点
は、変速レバー32のレバーアーム67にばね100で
押されるクリップ爪101を設けて、レバーアーム67
の係合部97に係合させ、連動アーム34が過負荷時に
変速レバー32をこのクリップ爪101のばね100圧
に抗して回動することができる。図16において、上例
と異なる点は、コンバインでは刈取装置のような作業装
置の動力を入り切りできる前記動力取出プーリ18から
刈取装置の入力軸87を伝動する刈取クラッチを入り切
りする刈取クラッチレバー83に、リミットスイッチ8
4を設け、このリミットスイッチ84と変速レバー32
による前記中立位置スイッチ75とによって、走行クラ
ッチ40を入り切りするクラッチモータM、及び走行ク
ラッチ5のシフタアーム25を作動するプッシュシリン
ダ85を制御する。
【0029】即ち、刈取作業時は、刈取クラッチ入り
と、変速レバー32の中立N位置とで、リミットスイッ
チ84及び中立位置スイッチ75によってクラッチモー
タMを電動して、走行クラッチ40を入りから切りに作
動させて走行を停止させる。又、単なる走行時は、刈取
クラッチレバー83は刈取クラッチ切りにあって、変速
レバー32の中立N位置の操作のみで、中立位置スイッ
チ75によって左右の操向クラッチ5を切りにし同時に
操向ブレーキ86を効かせて走行を停止するように構成
し、坂道等での停止を確実に安全に行なわせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速レバ−部の正面図。
【図2】その分解斜視図。
【図3】ミッションケ−スの正面図。
【図4】その側面図。
【図5】ベルト無段変速機構部の正面図。
【図6】コンバインの側面図。
【図7】その平面図。
【図8】その一部の正面図。
【図9】変速レバー部の一部別実施例を示す側面図。
【図10】その正面図。
【図11】変速レバー部の一部別実施例を示す側面図。
【図12】変速レバー部の一部別実施例を示す側面図。
【図13】その平面図。
【図14】変速レバー部の一部別実施例を示す側面図。
【図15】その平面図。
【図16】変速レバー部の一部別実施例を示す側面図。
【符号の説明】
2 遊星歯車機構 13 無段変速ベルト 32 変速レバー 34 連動アーム 40 操向クラッチ 60 レバーブレーキ 61 変速連動機構 75 中立位置スイッチ A 遊星伝動系 B 無段変速ベルト伝動系 N 中立 F 正転 R 逆転

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊星歯車機構2を経る遊星伝動系Aと、
    無段変速ベルト13を経る無段変速ベルト伝動系Bとの
    組合せからなり、この無段変速ベルト13の無段変速操
    作によって、出力回転を中立N、正転F、及び逆転Rに
    変速する走行伝動装置において、レバ−ブレ−キ60を
    有して該無段変速操作位置を摩擦保持する変速レバ−3
    2と、この変速レバ−32によって連動されて無段変速
    ベルト13を変速する変速連動機構61の連動ア−ム3
    4との間に、これら変速レバ−32に対して一定位置に
    連動ア−ム34を戻す戻ばね33を設け、該変速レバ−
    32の中立N位置領域での操作により走行クラッチ40
    を入り切りする中立位置スイッチ75を設けてなる変速
    操作装置。
JP17158593A 1993-07-12 1993-07-12 走行伝動装置の変速操作装置 Expired - Fee Related JP3399026B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009523974A (ja) * 2006-01-18 2009-06-25 スターレイン ソチエタ ア リスポンサビリタ リミタータ 車両用半自動式変速機
JP2012076663A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
JP2016121759A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 多摩川精機株式会社 ディテント機構

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