JP2002193141A - 走行装置 - Google Patents

走行装置

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JP2002193141A
JP2002193141A JP2000400338A JP2000400338A JP2002193141A JP 2002193141 A JP2002193141 A JP 2002193141A JP 2000400338 A JP2000400338 A JP 2000400338A JP 2000400338 A JP2000400338 A JP 2000400338A JP 2002193141 A JP2002193141 A JP 2002193141A
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turning
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shaft
gear
transmission
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JP2000400338A
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Koji Yasuno
公二 安野
Takahiko Kamimura
孝彦 上村
Takafumi Akiyama
尚文 秋山
Mikiji Hirota
幹司 廣田
Yoshinori Doi
義典 土居
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回用油圧無段変速機構の故障等に対応で
き、また傾斜地等で停車させる場合に確実に機体を停止
できるようにする。 【解決手段】 左右にホイル軸18への動力断続を行う
サイドクラッチ24L,24Rを設けるとともに、左右
のサイドクラッチギヤ間に亘って差動ギヤ機構を設け、
旋回用HST6による上記差動ギヤ機構の駆動によって
旋回内側のホイル軸18を正逆に無段変速する走行装置
であって、上記差動ギヤ機構の動力を断続する差動伝動
クラッチ75を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン、トラ
クタ等の走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等における左右一対の
クローラ走行装置を有する車両において、左右のサイド
クラッチ機構、差動ギヤ機構、逆転カウンタギヤ機構等
を備え、油圧無段変速機構によって旋回内側の車軸を正
逆に無段変速する走行伝動装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
走行伝動装置は、常時、左右のサイドクラッチギヤが差
動ギヤ機構からの拘束を受けるが、旋回用油圧無段変速
機構が故障等によって回転不能又は異常回転するような
場合の対応策が取られていなかった。また、従来の走行
伝動装置は、差動ギヤ機構からの出力や旋回用油圧無段
変速機構の出力を制動するブレーキが設けられていない
ため、たとえば傾斜地等で停車させた場合、両サイドク
ラッチを切ってもクローラからの逆駆動力によって差動
伝動系が回され、機体が動いてしまう不具合が発生す
る。また、従来の走行伝動装置は、左右のサイドクラッ
チギヤを夫々油圧接続式のサイドクラッチを介して正転
伝動系(センターギヤ側)に係合させる構成であるた
め、エンジンが停止すると油圧力が途絶えてサイドクラ
ッチが切れ、ホイルギヤがフリーとなって、傾斜地等で
は機体が動いてしまう不具合が生じる。本発明は、上記
従来の問題を解決するためになされたものであって、そ
の目的とするところは、旋回用油圧無段変速機構の故障
等に対応でき、また傾斜地等で停車させる場合に確実に
機体を停止できるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、請求項1
の発明によれば、左右に走行装置への動力断続を行うサ
イドクラッチを設けるとともに、左右のサイドクラッチ
ギヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用油圧無段変
速機構による前記差動伝動機構の駆動によって旋回内側
の車軸を正逆に無段変速する走行装置において、前記差
動伝動機構の動力を断続する動力断続手段を設けること
によって達成される。また、請求項2の発明は、左右に
走行装置への動力断続を行うサイドクラッチを設けると
ともに、左右のサイドクラッチギヤ間に亘って差動伝動
機構を設け、旋回用油圧無段変速機構による前記差動伝
動機構の駆動によって旋回内側の車軸を正逆に無段変速
する走行装置において、前記差動伝動機構からの出力を
制動するブレーキと、前記旋回用油圧無段変速機構の出
力軸を制動するブレーキを設ける構成とする。また、請
求項3の発明は、請求項2において、前記差動伝動機構
からの出力を制動するブレーキと、前記旋回用油圧無段
変速機構の出力軸を制動するブレーキをエンジン停止時
に作動させる手段を設ける構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明に関わるコ
ンバインの一例を示す全体図である。図示するコンバイ
ンは、クローラaと、クローラ駆動軸bと、刈取部c
と、刈り取った穀稈を搬送しながら脱穀機に供給するフ
ィードチェーンdと、脱穀した穀物を貯留する穀物タン
クeと、貯留した穀物を機外へ排出するオーガfとを有
している。
【0006】図2はコンバインの運転席のスイッチ配置
図である。HSTレバー1は、前後に傾動して車速を増
減するもので、図の中立(ニュートラル)位置から前方
に倒すと前進方向に増速し、後方に倒すと後進方向に増
速する。そして、前進あるいは後進位置から中立位置方
向に戻すと減速し、中立位置で機体は停止する。アクセ
ルレバー2は、前後に傾動してスロットルを開閉するこ
とによりエンジン回転数を上げ下げするもので、後方に
倒すとスロットルが開いてエンジン回転数を上げ、前方
に倒すとスロットルが閉じてエンジン回転数を下げる。
パワステレバー3は、前後左右に傾動して刈取部の上げ
下げと機体の旋回を操作するもので、中立位置から後方
に倒すと刈取部が上昇し、前方に倒すと刈取部が下降す
る。また、左側に倒すと機体は左旋回し、右側に倒すと
右旋回する。また、4は副変速レバーである。
【0007】次に、伝動装置の構成について説明する。
図3は右側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構成
を示す図で、図4は同じく右側面からみた 伝動装置内
部の構成図である。また、図5及び図6はそれぞれ左側
面からみた伝動装置の同様の構成図である。さらに、図
7は図4におけるS1−S1に沿った断面図であり、図
8は図4におけるS2−S2に沿った断面図である。図
10は伝動装置の斜視図である。図12は伝動装置を含
む全体の油圧配置図である。
【0008】左右に、走行装置への動力断続を行うサイ
ドクラッチ24L.24Rを設け、該サイドクラッチ2
4L,24Rの「切」に関連して走行装置への動力伝達
を行う差動ギヤ機構を左右のサイドクラッチギヤ間に設
けている。差動ギヤ機構は、デフケース25、デフ差動
軸22、差動ギヤP,Q,R等から構成されている。そ
して、走行用油圧無段変速機構(以下「走行用HST」
と称する)5と旋回用油圧無段変速機構(以下「旋回用
HST」と称する)6を、左右に分割構成されているが
一体となっているミッションケースに対し前後に配置
し、ミッションケース内において側面視で、「走行用H
ST入力軸11→同出力軸12→副変速軸13→カウン
タ軸14→走行系減速軸15→サイドクラッチ軸16」
の伝動経路と、「旋回用HST入力軸19→同出力軸2
0→差動系減速軸21→デフ差動軸22→逆転ギヤ軸2
3→サイドクラッチ軸16」の伝動経路とを、上部は分
離して下部においては連結し、真ん中に空間部を有する
略U字状に配置している。
【0009】すなわち、走行用HST5と旋回用HST
6は前後に配置すると共に、走行用HST5からの動力
と旋回用HST6からの動力は前記サイドクラッチ24
L,24Rを有するサイドクラッチ軸16にて合流す
る。左右一体のミッションケース(メインケース)32
L,32Rの上部は分離して走行用HST5の動力系と
旋回用HST6の動力系の入力軸がそれぞれ入力してお
り、ミッションケース32L,32Rの全体形状はこの
ような伝動経路に対応して略U字状に形成している。こ
のように、走行用の伝動経路と旋回用の伝動経路とがサ
イドクラッチ軸16を起点として前後に略U字状に立ち
上がるため、ミッションケースの最低地上高を高く確保
でき、湿田走行性能を高めることが出来るとともに、ミ
ッションケース自体をコンパクトに形成することができ
る。
【0010】かかる構成において、たとえば図10に示
すように、走行用HST5の入力軸11及び旋回用HS
T6の入力軸19にはエンジンプーリを介してエンジン
の動力が伝達される。そして、左右のサイドクラッチ2
4L,24R間に設けた差動ギヤ機構及び逆転ギヤ23
を介し、旋回時に旋回用HST6によるデフケース25
の回転駆動によって旋回内側の車軸を正逆に無段変速で
きるように構成している。
【0011】図7を参照して説明すると、上でも述べた
ように、入力プーリ33を介して走行用HST5の入力
軸11にエンジンからの動力が伝達される。同図中の5
3は走行HST用のトラニオン軸である。そして、同出
力軸12から副変速軸13へと動力が伝達され、副変速
軸13の一端には刈取部を駆動する刈取入力プーリとベ
ルトで掛け渡された刈取出力プーリ34が取付けられ、
副変速軸13と刈取出力プーリ34との間にはワンウェ
イクラッチが介装されている。また、シフタの切換えに
よって高速・中速・低速に切り換えられ、副変速ギヤ1
3aと噛合するカウンタ軸14のギヤ14a、14b、
14cを介してカウンタ軸14が駆動する。カウンタ軸
14の駆動により、同じくカウンタ軸14に設けられた
ギヤ14bと噛合する走行系減速軸15のギヤ15bを
介して該減速軸15が駆動する。
【0012】さらに、上記減速軸15の駆動により、同
じ減速軸15に設けられたギヤ15aと噛合するサイド
クラッチ軸16中央のギヤ16aを介して該サイドクラ
ッチ軸16が駆動する。サイドクラッチ24L,24R
は、油圧でディスク板36を内方に押し付けると接続状
態になり、動力が回転体35からギヤ37aと一体構成
されているケーシング37へ伝達され、さらにサイドク
ラッチ軸16とのスプライン嵌合によりギヤ16bが回
転する。この実施例ではエンジンが始動している時は、
常に油圧力によりディスク36が押し付けられて接続状
態になっている。そして、ギヤ16bと噛合するギヤ1
7aを介しスプライン嵌合により減速ギヤ軸17が駆動
する。さらに、減速ギヤ軸17の駆動により、同じギヤ
軸17のギヤ17bと噛合するギヤ18aを介しスプラ
イン嵌合によりホイル軸18が駆動する。なお、同図中
の38はホイル軸18に取付けるスプロケットを示して
いる。
【0013】また、図8を参照して説明すると、前述し
たように、入力プーリ39を介して旋回用HST6の入
力軸19にエンジンからの動力が伝達される。同図中の
54は旋回HST用のトラニオン軸である。そして、同
出力軸20からギヤ20a及びこれと噛合するギヤ21
aを介して減速軸21へと動力が伝達される。また、該
減速軸21のギヤ21bを介してこれと噛合する差動ギ
ヤQへ伝達される。差動ギヤQはボルトでデフケース2
5に固定されている。図中の41はデフケース25に固
定したピン、42と43はそれぞれベベルギヤを示して
いる。また、デフ差動軸22に設けた差動ギヤPは前述
のサイドクラッチ24Lのギヤ37aと噛合する。ま
た、デフ差動軸22の差動ギヤPとは反対側に設けた差
動ギヤRは、逆転ギヤ軸23の逆転ギヤ23aと噛合
し、さらに該逆転ギヤ23aはサイドクラッチ24Rの
ギヤ37aと噛合する。
【0014】図11を参照して説明すると、走行時は、
走行用HST5の動力は、前述の伝動経路を介してサイ
ドクラッチ軸16に伝達される。走行時は、左右のサイ
ドクラッチ24L,24Rは接続状態になっているた
め、動力は減速ギヤ軸17を介してホイルギヤへ伝達さ
れ、ホイル軸(車軸)18を駆動する(同図の実線矢印
の流れを参照)。なお前にも述べたように、たとえばエ
ンジンを入れると、ソレノイドバルブと接続している油
圧配管により流入する油圧でピストン44が内方へ押さ
れてサイドクラッチのディスク板36が接続して動力は
伝達され、エンジンを切ると圧縮バネ45でピストン4
4は元の位置に戻り動力の伝達は断たれる。
【0015】そして、旋回時は、旋回内側のサイドクラ
ッチがオフになり、走行用HST5の動力はホイル軸へ
は伝達されない。ここでは、左側のサイドクラッチ24
Lはオンで、右側のサイドクラッチ24Rがオフになっ
ている場合を考えると、走行用HST5の動力はサイド
クラッチ軸16から左側(旋回外側)のホイル軸18へ
伝達されるが、右側(旋回内側)のホイル軸18へは伝
達されない。そして、旋回用HST6の動力が前記差動
ギヤ機構に入力し、図11の破線矢印の流れに示すよう
に、差動ギヤQ、デフケース25の回転駆動によって、
デフ差動軸22に伝達され、差動ギヤR、逆転ギヤ23
を介して右側(旋回内側)のホイル軸へと伝達され、ホ
イル軸を正転側又は逆転側に無段で変速する。また、ブ
レーキ27について説明すると、ブレーキプレート46
を回転させるとピストン47が内方に押されてディスク
板27aが接続することによりブレーキがかかるように
なっている。
【0016】図9は上記差動ギヤP,Q,Rの回転数の
関係を示す線図である。走行(直進)時は、デフ差動軸
22は左右が逆回転し、ベベルギヤ42と42aは自転
している。そして、旋回のときは、旋回用HST6より
動力が伝達され、パワステレバー3の傾動角度に応じ
て、差動ギヤQがゼロ回転から立ち上がり、旋回外側の
差動ギヤP又はRに対して差動ギヤQが加速していく。
ギヤR又はギヤPの一方が他方に対して逆転(旋回外側
と内側とが同方向回転で且つ旋回内側が外側より低回
転)している間は緩やかな旋回角度での旋回(ここでは
「マイルドターン」と称する)、停止(旋回内側の回転
停止)した時はブレーキターンとなる。そして、デフケ
ース25が逆方向回転を始め、ギヤRとギヤPの一方が
他方に対し正転(旋回外側と内側とが異方向回転)して
いるときはスピンターンとなる。もちろん、左旋回と右
旋回の場合とでは旋回内側と外側が逆になる。ところ
で、旋回用HST6の駆動回転速度の制御によってスピ
ンターン状態における旋回内側の車軸回転数と旋回外側
の車軸回転数との比を1:3となるように設定した場
合、1:1のスピンターンと比較して、旋回中の馬力損
失が少なくなり、またスピンターンしながらも機体旋回
中心が移動するため、枕地等での旋回後、条合わせが容
易になる。
【0017】また、前述したように、ミッションケース
の外形は略U字状に形成されているが、その上部中央の
空間部である凹部には、図10に示すように副変速の切
換手段を設けている。8は副変速レバーであり、リンク
機構48を介してミッションケースの凹部のピン40に
接続している。このピン40はU字状プレート40aに
固定していて、さらにU字状プレート40aは副変速を
変速するシフタに連結している。また、主変速レバー7
はリンク機構49を介して走行用HST5のピン53a
に接続している。このピン53aはU字状プレート53
bに固定されている。55は定量モータである。また、
旋回用HST6のトラニオン軸54にはピニオン56a
と歯車56を介してモータ57を取付けている。前にも
説明したように、入力プーリ33を介して走行用HST
5の入力軸11にエンジンからの動力が伝達されるが、
この動力はエンジンプーリ58(図12)よりベルト5
0を介して入力プーリ33に伝達される。また、入力プ
ーリ33には入力プーリ39との間にもベルト51が掛
け渡され、エンジンからの動力が入力プーリ39にも伝
達される。なお、52はテンションプーリで、その作動
・不作動によって旋回用HST6への動力の断続を行
う。このように走行用HST5と旋回用HST6との前
後間隔部の空間を有効利用して副変速操作手段を配置で
きるため、全体的にコンパクトに構成することが出来
る。
【0018】ここで、図12の油圧配置図について説明
すると、エンジンを駆動すると、オイルタンク62のオ
イルはギヤポンプ60を介して吸入され、またレデュー
スバルブ61を介してソレノイドバルブ66へ送られ、
ここで左右に分かれてそれぞれ左右のサイドクラッチ2
4L,24Rに送られる。油圧により左右のサイドクラ
ッチ24L,24Rは接続状態(入りの状態)になる。
また、オイルタンク62より走行用HST5及び旋回用
HST6へ送られる。走行用HST5又は旋回用HST
6を使用しないときは、マニホールド65を介して一部
がオイルタンク62へ返却される。さらに、オイルタン
ク62よりコントロールバルブ63を介して刈取上下用
シリンダ67とオーガ上下用シリンダ68へ送られる。
【0019】また、前述のとおり、差動ギヤ機構(差動
装置)の一方(図示では右側)のデフ差動軸22には駐
車ブレーキ27を設けている。このブレーキ27は、操
縦部に設けたブレーキペダル9に連動している(図2参
照)。図13を参照して駐車ブレーキ27の作動につい
て説明する。停車時にこのブレーキペダル9を矢印A方
向に踏込操作すると、支持板69が支点72の回りを矢
印B方向に回動し、このときワイヤ73を引っ張って前
述のテンションプーリ52を移動させてベルト51を緩
めると伝動が断たれる。これと同時にチューブ10a内
のワイヤ10が引っ張られて、支持板70が支点70a
の回りを矢印C方向に回動する。この支持板70が回動
したときにロッド71を押して、ロッド71先端に取付
けたブレーキプレート46が矢印D方向に回転する(倒
れる)。これによって前述のようにブレーキ27が作用
し、差動ギヤ機構に連動連結された左右のサイドクラッ
チギヤ及びホイル軸が制動される。
【0020】これにより、駐車ブレーキを確実にかける
ことができ、例えば坂道で斜めに停車してもターンする
ことなく確実に坂道停車でき、安全性が向上する。ま
た、作業形態として、圃場の一辺刈取後、畦際で停車し
たまま刈取部を駆動して刈取穀稈を後送する操作を行う
ことがあるが、ブレーキペダル9を踏み、左右両サイド
クラッチ24L,24Rを切ってブレーキ27を作用さ
せることにより、走行用HST5が駆動されていても機
体を確実に停車させたままこの作業を行うことが出来
る。さらには、ブレーキ27がデフケース25の側部空
間に配置されることで、空間の有効利用によるミッショ
ンケースのコンパクト化も可能である。
【0021】なお、図14は上述の図13を前後方向か
らみたもので、28は刈取入力プーリ、29は刈取上下
支点パイプ、30は刈取フレーム、31はエンスト時に
おいてブレーキ27を作用させるモータである。エンジ
ンがエンストするとモータ31を作動してケーブル10
0を引っ張る。すると、支持板70が支点70aの回り
を矢印C方向に回動する。これによってブレーキ27が
入り状態となる。
【0022】本発明では、前記差動ギヤ機構の動力を断
続する動力断続手段を設ける。前述したように、デフ差
動軸22の差動ギヤRは、逆転ギヤ軸23の逆転ギヤ2
3aと噛合し、さらに該逆転ギヤ23aはサイドクラッ
チ24Rのギヤ37aと噛合している(図8参照)。そ
して、この逆転ギヤ軸23の逆転ギヤ23aに動力伝達
状態と動力非伝達状態とを切換可能な差動伝動クラッチ
75を設ける(図15の動力線図参照)。このような構
成において、旋回用HST6が故障等による回転不能又
は異常回転が生じたような場合、上記の逆転ギヤ23a
に設けた差動伝動クラッチ75を切断する。これによ
り、左右のサイドクラッチギヤは差動ギヤ機構からの拘
束を受けなくなり、左右のサイドクラッチ24L,24
Rを択一的に切断することによって機体を操向操作する
ことが可能になる。また、ACDも左右のサイドクラッ
チ24L,24Rを択一的に切断することによって応答
性を維持し、穀稈列に円滑に追従させることができる。
また、このような差動伝動クラッチ75を設ける代わり
に、逆転ギヤ23aを動力伝達可能な噛合状態と動力伝
達不能な非噛合状態とに切換可能に構成してもよい。こ
のような切換は、ミッション外部からシフタによって逆
転ギヤ23aを軸心方向にスライド可能に構成すること
で実現される。
【0023】また、本発明では、差動ギヤ機構からの出
力を制動するブレーキと、旋回用HST6の出力軸を制
動するブレーキを設ける構成とする。具体的には、上記
差動ギヤ機構の逆転ギヤ軸23を制動するディスクブレ
ーキと、旋回用HST6の出力軸20を制動するディス
クブレーキとを設ける。そして、たとえば操縦席のブレ
ーキペダル9を踏み込んだ時、これに連動して左右のサ
イドクラッチ24L,24Rを切ると共に上記2つのブ
レーキが作動するように構成する。上記2つのブレーキ
の作動はブレーキペダル9からの機械的な連動によって
行う。このように構成すると、逆転ギヤ23aの制動と
デフケース25の制動とによって差動伝動系がロックさ
れる。これにより、駐車ブレーキ状態を確実にすること
ができ、傾斜地等で停車させた場合にも機体を確実に停
止できる。また、枕地で停車状態のまま刈取部を動かし
て刈取穀稈を後送し、以後の車体後進時に刈取穀稈がこ
ぼれることを防止できる。なお、旋回用HST6の出力
軸20を制動するブレーキをディスクブレーキに代えて
爪クラッチ式のブレーキにしてもよい。
【0024】また、上述の2つのブレーキをエンジン停
止時に自動的に作動させる手段を設けることにより、エ
ンジンが停止した時に差動伝動系がロックされるので、
駐車ブレーキ状態を自動的に得ることが出来、傾斜地等
で停車した場合に機体が動いてしまうような不具合を確
実に防止できる。もちろん、エンジンは偶発的に停止す
る場合とオペレータが意識的に停止させる場合とが考え
られる。図16は制御のブロック図であるが、ブレーキ
自動スイッチ76がオンの場合、エンジンの停止をエン
ジン回転センサ77によって検出し、コントローラ78
からの出力によって上記2つのブレーキを夫々作動させ
る電動モータM1,M2を駆動する。
【0025】なお、本発明では、上述の差動ギヤ機構か
らの出力を制動するブレーキと、旋回用HST6の出力
軸を制動するブレーキの何れか一方のブレーキを設ける
ことによっても駐車ブレーキに近似した状態を得ること
ができる。
【0026】また、左右のサイドクラッチギヤ16bと
左右のデフ差動ギヤP,Rとの間に伝動経路をミッショ
ンケース中心側に偏倚させるデフカウンタギヤを設ける
ことができる。すなわち、図17に示すように、逆転ギ
ヤ23aはデフカウンタギヤ79aと噛合し、スプライ
ン嵌合によりデフカウンタ軸79が駆動し、同じデフカ
ウンタ軸79の中心側に設けたデフカウンタギヤ79b
がサイドクラッチギヤ16bと噛合して動力が伝達され
る。このように、デフカウンタギヤを介装させて左右の
デフ差動ギヤからミッションケースの中心側に伝動経路
を偏倚させることにより、この伝動経路の外側に形成さ
れた空間部にホイルギヤ18a等を配置してミッション
ケースの外側に出ないように構成することができ、ミッ
ションケースの幅をコンパクト化することが可能にな
る。
【0027】また、上述の構成において、左右のサイド
クラッチ24L,24Rをクラッチ機能とブレーキ機能
とを有する構成体に交換可能に構成するとともに、左右
のサイドクラッチギヤ間に亘って差動ギヤ機構及び逆転
ギヤ23aを着脱可能に構成することにより、差動旋回
ミッションと通常のピボットターンミッションとを組み
替えて構成することができ、ミッションの共用性を持た
せて生産コスト低減を図れる。すなわち、左右のサイド
クラッチギヤに対して左右のサイドクラッチ24L,2
4Rを装着するとともに、左右のサイドクラッチギヤ間
に亘って差動ギヤ機構及び逆転ギヤ23aを装着するこ
とにより、上述の本発明における差動旋回ミッションを
構成する。これに対し、左右のサイドクラッチ24L,
24Rを上記クラッチ機能とブレーキ機能とを有する構
成体に交換し、左右のサイドクラッチギヤ間に亘る差動
ギヤ機構及び逆転ギヤ23aを取り外すことにより、ピ
ボットターンミッションを構成できる。
【0028】また、すでに説明したとおり、差動ギヤ機
構のデフケース25と該デフケース25を回転駆動する
旋回用HST6の出力軸20との間に差動系減速軸21
を設けている(図8等参照)。この構成により、旋回用
HST6の出力回転が上記減速軸21を介して減速され
てデフケース25に入力されるため、旋回時に旋回用H
ST6の出力を高速回転域で使用することが出来、高速
回転域では旋回用HST6の出力が安定する結果、円滑
な旋回を行うことが出来る。
【0029】また、前述したとおり、左右のサイドクラ
ッチギヤとホイル軸18との間に減速ギヤ軸17を設け
ており、左右のサイドクラッチギヤから減速して左右の
ホイルギヤ18aを駆動するため、走行時にサイドクラ
ッチ24L,24Rにかかる負荷トルクを小さく出来、
その結果サイドクラッチ24L,24Rの容量(ディス
ク径、枚数等)を小さくすることが出来、ミッションケ
ースのコンパクト化や製造コストの低減等が図れる。
【0030】また、前述の図7、図8等を参照すると明
らかなように、左右のサイドクラッチギヤへの走行駆動
力の伝達を入・切する左右のサイドクラッチ24L,2
4Rを左右のミッションケース(メインケース)32
L,32Rの外側に設ける構成としているため、サイド
クラッチ24L,24Rのメンテナンスを容易に行うこ
とが出来る。
【0031】ところで、左右のサイドクラッチ24L,
24Rを前述のように油圧操作式で構成した場合、油圧
・電装系が故障すると、操向/走行不能の状態に陥る。
そこで、左右のサイドクラッチ24L,24Rを機械的
な操作機構によっても左右独立して操作可能に構成する
ことにより、油圧・電装系が故障した場合でも操向/走
行が可能で、緊急事態に対処できる。具体的には、図1
8にも示すように、左右のサイドクラッチ24L,24
Rを左右のフットペダル80L,80Rからロッド及び
シフトアーム81L,81Rを介して操作可能に構成す
る。
【0032】次に、クローラの着脱を容易に行える手段
について説明する。図19は制御ブロック図であるが、
左右のサイドクラッチ24L,24Rを共に切とするサ
イドクラッチ切スイッチ83を設け、これをコントロー
ラ82の入力側に接続し、さらに同じく入力側にパワス
テレバー3の操作角検出用ポテンショメータ84を接続
し、また出力側には、左右のサイドクラッチ切ソレノイ
ド85、86と、旋回用HST斜板角調節用モータ87
とを接続する。かかる構成により、サイドクラッチ切ス
イッチ83をオンにすると、左右のサイドクラッチ切ソ
レノイド85、86が作動して左右のサイドクラッチ2
4L,24Rが共に切れる。この状態でパワステレバー
3を左右一側へ傾動して旋回用HST6を駆動すると、
接地側のクローラは接地抵抗によって停止する一方、持
ち上げ側のクローラは旋回用HST6の駆動力が差動伝
動系を介して伝達されるため、この持ち上げ側のクロー
ラの着脱を容易に行うことが出来る。
【0033】また、クローラの着脱を容易に行うための
手段の別の態様について説明する。すなわち、旋回用H
ST6の出力回転速度調節を行うパワステレバー3の最
大傾動位置に至る前の途中位置にパワステレバー3を係
止可能な係止手段を設け、パワステレバー3が該係止手
段によって係止された状態において、この操作側のクロ
ーラが停止するように連繋する手段を設ける。具体例を
示すと、図21に示すように、パワステレバー3の傾動
案内溝90を左右対称なクランク状に形成し、この傾動
案内溝90の屈折部(ブレーキターン位置)にパワステ
レバー3を係止保持するロックプレート91を設ける。
図20は制御ブロック図で、コントローラ82の入力側
にはパワステレバー3の操作角検出用ポテンショメータ
84と、旋回用HST6出力回転速度センサ88と、車
速センサ89とを接続し、出力側には旋回用HST6斜
板角調節用モータ87を接続する。パワステレバー3が
上記ロックプレート91により係止された状態におい
て、旋回用HST6の出力回転速度がデフの差動ギヤの
2分の1となるように上記旋回用HST6斜板角調節用
モータ87の出力をコントロールする。このように、旋
回用HST6の出力回転速度が調速され、パワステレバ
ー3の傾動操作側のクローラが停止する状態が得られる
ので、この反対側(持ち上げ側)のクローラの着脱を容
易に行うことが出来る。
【0034】次に、クローラの着脱を容易に行うための
手段のまた別の態様について説明する。すなわち、旋回
用HST6の出力軸20とデフケース25との間に動力
を断続するクラッチ92を設ける。図22には、例とし
て旋回用HST6の出力軸20に設けた場合を示してい
る。図23のブロック図にも示すように、パワステレバ
ー3の左右一側への傾動操作により、この側のサイドク
ラッチソレノイド85又は86を駆動してサイドクラッ
チ24L又は24Rを切ると共に、上記クラッチ92を
切るように連繋する制御を行う。なお、通常の走行のた
め、この連繋を解除するスイッチ93を備える。このよ
うな構成において、パワステレバー3の操作で、上記ク
ラッチ92を切ることによりデフケース25の回転がフ
リーとなり、これと同時に接地側のサイドクラッチが切
られるため、この状態で走行操作すると、接地側のクロ
ーラは接地抵抗によって停止し、持ち上げ側のクローラ
のみが駆動される。これによって、クローラの着脱を容
易に行うことが出来る。
【0035】次に、旋回用HSTの制御量を回転(車
速)センサの検出値に応じて変更可能とする構成につい
て説明する。すなわち、走行用副変速以降に回転センサ
を設け、この回転センサの検出値に応じて旋回用HST
の制御量を変更する。副変速以降に回転センサを設ける
ことで、エンジン回転や副変速の切換え、走行用HST
の調整等を一つの回転センサで検出し、車速に応じた制
御量で旋回用HST6を調整することが出来る。図24
には回転センサ96を減速軸15に設ける場合を示して
いる。なお、同図中、95はコントローラ、97は旋回
モータ、98は旋回モータのポテンショメータである。
図25に示すように、例えばパワステレバー3を右に倒
して右旋回する場合、旋回用HST6の出力が上記回転
センサ96により検出された回転数(Xとする)の2分
の1となるときに右側のクローラが停止する。なお、左
旋回は右旋回と同じである。また、図26は現在の検出
回転数Xと旋回用HST6のトラニオンアーム角度との
関係を示し、現在の回転センサ駆動の検出回転数、例え
ば2800rpmに対応してトラニオンアーム角度15
度の範囲で旋回用HST6の制御量を調節することがで
きる。
【0036】次に、パワステレバーを微小時間操作した
ときでも必ず旋回動作に入る構成について説明する。従
来、条合わせ等のためにパワステレバーを微小時間操作
したときはHSTの不感帯幅の関係で本機が旋回動作に
到らない場合がある。そこで、パワステレバー3が微小
時間操作されたときでもHSTの不感帯幅を必ず越えて
出力するように(図27参照)、パワステレバー3から
入力されたピーク値をΔTだけ保持することで必ず旋回
動作に入るように構成する(図28参照)。これによっ
て、条合わせなどで操舵の微調整を行う場合に、パワス
テレバー3を操作すると必ず旋回動作を行うので操作性
を向上できる。なお、旋回出力中に、逆方向の旋回操作
がされた場合は瞬時に出力方向を切り替えるように構成
する。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の走
行装置によれば、左右のサイドクラッチギヤ間に亘って
差動伝動機構を設け、旋回用油圧無段変速機構による上
記差動伝動機構の駆動によって旋回内側の車軸を正逆に
無段変速する走行装置であって、上記差動伝動機構の動
力を断続する動力断続手段を設けることにより、旋回用
HSTが故障等によって回転不能や異常回転するような
場合に、差動伝動機構からの動力を切って左右のサイド
クラッチを択一的に切り操作することによって機体を操
向操作することが可能になる。また、本発明の走行装置
は、上記差動伝動機構からの出力を制動するブレーキ
と、旋回用HSTの出力軸を制動するブレーキを設ける
ことにより、たとえばペダルを踏み込んだときにこれら
のブレーキが作動して差動伝動系がロックされるので、
駐車ブレーキ状態を確実に実現でき、傾斜地等で停車さ
せた場合に機体が動いてしまう不具合を防止できる。ま
た、本発明の走行装置は、上述の2つのブレーキをエン
ジン停止時に作動させる手段を設けることにより、エン
ジンが停止した場合に駐車ブレーキ状態を自動的に得る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコンバインの一例を示す全体側
面図である。
【図2】コンバインの運転席のスイッチ配置図である。
【図3】右側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構
成を示す図である。
【図4】同じく右側面からみた 伝動装置内部の構成図
である。
【図5】左側面からみた伝動装置内の各伝動軸の配置構
成を示す図である。
【図6】同じく左側面からみた 伝動装置内部の構成図
である。
【図7】図4におけるS1−S1に沿った断面図であ
る。
【図8】図4におけるS2−S2に沿った断面図であ
る。
【図9】差動ギヤP,Q,Rの回転数の関係を示す線図
である。
【図10】伝動装置の斜視図である。
【図11】伝動経路を示す図である。
【図12】伝動装置を含む全体の油圧配置図である。
【図13】ブレーキ手段を示すミッション近傍の側面図
である。
【図14】図13を前後方向からみた図である。
【図15】動力線図である。
【図16】制御ブロック図である。
【図17】動力線図である。
【図18】動力線図である。
【図19】制御ブロック図である。
【図20】制御ブロック図である。
【図21】パワステレバーの傾動案内溝の斜視図であ
る。
【図22】動力線図である。
【図23】制御ブロック図である。
【図24】動力線図である。
【図25】パワステの旋回特性図である。
【図26】回転センサ検出値に応じた旋回用HSTの制
御特性図である。
【図27】旋回用HSTのトラニオンアーム角度特性図
である。
【図28】旋回制御のタイムチャートである。
【符号の説明】
a クローラ b クローラ駆動軸 c 刈取部 d フィードチェーン e 穀物タンク f オーガ 1 HSTレバー 2 アクセルレバー 3 パワステレバー 4 副変速レバー 5 走行用HST 6 旋回用HST 7 主変速レバー 8 副変速レバー 9 ブレーキペダル 10 ブレーキワイヤ 11 走行用HST入力軸 12 同出力軸 13 副変速軸 14 カウンタ軸 15 走行系減速軸 16 サイドクラッチ軸 17 減速ギヤ軸 18 ホイル軸 19 旋回用HST入力軸 20 同出力軸 21 差動系減速軸 22 デフ差動軸 23 逆転ギヤ軸 24L,24R クラッチ 25 デフケース 26 逆転ギヤ 27 ブレーキ 32L,32R ミッションケース(メインケース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 17/10 B60K 17/10 C 17/16 17/16 C B62D 11/08 B62D 11/08 V (72)発明者 秋山 尚文 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 廣田 幹司 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 土居 義典 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AF02 AG03 CA01 DA01 DA02 DA05 DA06 DB03 DB04 DD01 DE03 EA14 EB13 2B076 AA03 DA03 DB06 DB09 EA02 EC23 ED30 3D042 AA05 AA10 AB10 AB12 CA01 CA03 CA11 CA13 CA17 CB01 CB17 CB20 3D052 AA11 BB08 DD03 DD04 EE01 FF02 GG04 HH02 JJ08 JJ14 JJ23

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右に走行装置への動力断続を行うサイ
    ドクラッチを設けるとともに、左右のサイドクラッチギ
    ヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用油圧無段変速
    機構による前記差動伝動機構の駆動によって旋回内側の
    車軸を正逆に無段変速する走行装置において、前記差動
    伝動機構の動力を断続する動力断続手段を設けることを
    特徴とする走行装置。
  2. 【請求項2】 左右に走行装置への動力断続を行うサイ
    ドクラッチを設けるとともに、左右のサイドクラッチギ
    ヤ間に亘って差動伝動機構を設け、旋回用油圧無段変速
    機構による前記差動伝動機構の駆動によって旋回内側の
    車軸を正逆に無段変速する走行装置において、前記差動
    伝動機構からの出力を制動するブレーキと、前記旋回用
    油圧無段変速機構の出力軸を制動するブレーキを設ける
    ことを特徴とする走行装置。
  3. 【請求項3】 前記差動伝動機構からの出力を制動する
    ブレーキと、前記旋回用油圧無段変速機構の出力軸を制
    動するブレーキをエンジン停止時に作動させる手段を設
    けることを特徴とする請求項2記載の走行装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102570289B1 (ko) * 2022-10-14 2023-08-25 주식회사 긴트 경사면에서의 농사용 차량의 전복 방지 방법 및 그 장치

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